JPH056970Y2 - - Google Patents

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JPH056970Y2
JPH056970Y2 JP1988080328U JP8032888U JPH056970Y2 JP H056970 Y2 JPH056970 Y2 JP H056970Y2 JP 1988080328 U JP1988080328 U JP 1988080328U JP 8032888 U JP8032888 U JP 8032888U JP H056970 Y2 JPH056970 Y2 JP H056970Y2
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JP
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holding member
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thin blade
blade
adhesive
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JP1988080328U
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JPH023707U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、外科手術等に用いられる手術用メス
に関するものである。
[従来の技術] 従来からも本考案の同様な外形を有する手術用
メスが知られており、金属製の薄刃が合成樹脂か
ら成る棒状の保持部材に固定されている。この場
合に、保持部材の先端部は割り構造とされ、この
割り部内に接着剤を付着した刃を挿し込んで固定
している。しかしながら、刃を固定する際に位置
がずれるため、刃を水平に調整したり、刃の長さ
を一定に調節することが困難である。また接着に
際して、接着剤が割り部から外部にはみだすこと
が多く、美観を損なうばかりでなく、接着剤を拭
き取る作業を必要とし、更には接着剤の無駄が生
ずる欠点がある。
[考案の目的] 本考案の目的は、上述の欠点を解消し、接着剤
を無駄なく使用し、かつ薄刃を強固に保持部材に
所定の角度、所定の長さで決められた位置に固定
し得る手術用メスを提供することにある。
[考案の概要] 上述の目的を達成するための本考案の要旨は、
合成樹脂から成る棒状の保持部材と金属製の薄刃
とを備え、前記保持部材の先端部に前記薄刃を挿
着する偏平な挿着孔を形成すると共に、前記保持
部材の側部に前記挿着孔に通ずる小孔を形成し、
前記挿着孔と薄刃との接合部分に前記小孔から液
状接着材を表面張力及び毛細管現象により導入し
て、前記保持部材に薄刃を前記接着材により固定
したことを特徴とする手術用メスである。
[考案の実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係る手術用メスの側面図であ
り、合成樹脂から成る保持部材1の先端に金属製
の薄刃2が取り付けられており、保持部材1の後
端部は図示しないホルダを取り付けるためのねじ
部1aが形成されている。
第2図a〜cは保持部材1を示し、保持部材1
の先端部には薄刃2を挿着するための挿着孔1b
が長手方向に沿つて設けられており、この挿着孔
1bに保持部材1の側部から小孔1cが連通され
ている。また、挿着孔1bには型抜きの関係もあ
つて、側部に稍々膨らんだ部分1b′が設けられて
いる。また、保持部材1の側部の挿着孔1bの平
行部分と平行な方向に突起1dが設けられてお
り、この突起1dが挿入された薄刃2の方向を示
すようになつている。
第3図は保持部材に取り付けるべき薄刃2の側
面図であり、この薄刃2は例えば長さが12mm、幅
2.0mm、厚さ0.1mmとされており、薄刃2の先端は
鋭利な刃部2aとされ、基部2bには切欠部2c
が設けられており、接着剤により固定し易いよう
にされている。
この保持部材1に薄刃2を取り付けるに当つて
は、薄刃2を挿着孔1bに挿し込むことにより、
薄刃2は確実な位置決めがなされる。更に、この
保持を強固とするために液状の接着剤が用いら
れ、接着剤は小孔1cから導入されるが、敢えて
圧力をかけて注入をすることなく、小孔1cに接
着剤を触れるだけで表面張力及び毛細管現象によ
り、接着剤は小孔1cから挿着孔1b内に引き込
まれ、挿着孔1bと薄刃2の界面にゆき渡ること
になる。この場合に、挿着孔1bに設けた膨らみ
部分1b′や薄刃2に設けた切欠部2cにも接着剤
が廻り込み、薄刃2の保持部材1への固定は極め
て強固になされる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る手術用メス
は、薄刃を挿着孔に挿着することにより確実な位
置決めがなされ、液状接着剤を導入して固定して
いるために接着剤は外側に溢れず、接着剤を拭き
取る必要もなく、外観上美観を損なわず、更には
薄刃を強固に固定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る手術用メスの一実施例を示
し、第1図は側面図、第2図aは保持部材の平面
図、bは同様の側面図、cは正面図、第3図は薄
刃の側面図である。 符号1は保持部材、1aはねじ部、1bは挿着
孔、1cは小孔、2は薄刃である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂から成る棒状の保持部材と金属製の薄
    刃とを備え、前記保持部材の先端部に前記薄刃を
    装着する偏平な挿着孔を形成すると共に、前記保
    持部材の側部に前記挿着孔に通ずる小孔を形成
    し、前記挿着孔に前記薄刃を装着し、前記挿着孔
    と薄刃との接合部分に前記小孔から液状接着材を
    表面張力及び毛細管現象により導入して、前記保
    持部材に薄刃を前記接着材により固定したことを
    特徴とする手術用メス。
JP1988080328U 1988-06-16 1988-06-16 Expired - Lifetime JPH056970Y2 (ja)

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JP1988080328U JPH056970Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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JP1988080328U JPH056970Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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Publication Number Publication Date
JPH023707U JPH023707U (ja) 1990-01-11
JPH056970Y2 true JPH056970Y2 (ja) 1993-02-23

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ID=31305158

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JP (1) JPH056970Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041926Y2 (ja) * 1982-06-14 1985-12-21 株式会社半田屋商店 手術刀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH023707U (ja) 1990-01-11

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