JPH0569651U - 圧力計 - Google Patents
圧力計Info
- Publication number
- JPH0569651U JPH0569651U JP785792U JP785792U JPH0569651U JP H0569651 U JPH0569651 U JP H0569651U JP 785792 U JP785792 U JP 785792U JP 785792 U JP785792 U JP 785792U JP H0569651 U JPH0569651 U JP H0569651U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力計において、圧力表示の視認性を向上さ
せる。 【構成】 圧力計1の目盛り板6に開設された円弧状の
表示窓7の背後側に、圧力表示用の色分けを施した圧力
表示板8を設け、該圧力表示板8は回動可能であり、か
つ圧力表示用の黒色部分8aと白色部分8bとの境界線
が表示窓7を通して視認可能になっている。
せる。 【構成】 圧力計1の目盛り板6に開設された円弧状の
表示窓7の背後側に、圧力表示用の色分けを施した圧力
表示板8を設け、該圧力表示板8は回動可能であり、か
つ圧力表示用の黒色部分8aと白色部分8bとの境界線
が表示窓7を通して視認可能になっている。
Description
【0001】
本考案は、圧力計に関し、特に圧力計における圧力表示の視認性向上について 有効な技術に関するものである。
【0002】
従来、圧力計の表示部は、目盛り板に刻まれた目盛りを指針によって指すこと により表示するいわゆる指針式であった。
【0003】 これは、小形圧力計やスパイラルブルドン管式の圧力計においても同様であっ た。
【0004】 また、スパイラルブルドン管式の圧力計においては、指針を回転動作の中心に 設置する手段を設けることが望ましいが、そのための部品が必要となるため、一 般的にはブルドン管に直接取り付けるいわゆるダイレクト指針式が採用されてい た。
【0005】
上記圧力計においては、細い指針が目盛りの一点を指すことによる表示方法で あるため次のような問題があった。
【0006】 すなわち、圧力計が小形になれば、目盛り板及び指針も小形化するため、視認 性が悪化することとなった。
【0007】 さらに、スパラルブルドン管式圧力計においては、ダイレクト指針式のため、 スパイラルブルドン管自体の非同心円運動が直接指針に作用して、視認性は一層 悪化していた。
【0008】 従って、小形圧力計、特に小形のスパイラルブルドン管式圧力計においては、 視認性の悪化は顕著であった。
【0009】 本考案の目的は、前記の様な問題を解決し、圧力計の圧力表示の視認性を向上 させる技術を提供することにある。
【0010】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付 図面から明らかになるであろう。
【0011】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の 通りである。
【0012】 すなわち、圧力計の目盛り板に開設された表示窓の背後側に圧力表示用の色分 けを施した圧力表示手段を、移動可能かつ前記表示窓を通して視認可能に設けた ものである。
【0013】
上記した手段によれば、圧力計測時に圧力表示手段が移動することにより、圧 力表示手段の色分けされた表示部が表示窓を通して帯状に明確に視認されるので 、圧力表示の視認性を大幅に向上させる。
【0014】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいてさらに詳細に説明する。
【0015】 図1は本考案の一実施例である圧力計の正面図、図2はその一部を破断した側 面図、図3は図1の圧力計の目盛り板の一例の正面図、図4は図1の圧力計の圧 力表示板の一例を示す正面図である。
【0016】 図1に示す実施例において、圧力計1はたとえばスパイラル式ブルドン管構造 よりなるものである。
【0017】 この圧力計1は、外形が角形、表示部が円形の構造を有し、接続具であるブラ ケット2の略中間部に設けられた角溝状の収容部3内に埋設されて取り付けられ ている。
【0018】 そして、この圧力計1の背後側におけるブラケット2の背面中央部には、フィ ルタ4が配設されており、圧力計1は該フィルタ4を介して圧力系(図示せず) に連通され、その圧力系の圧力を表示するように構成されている。
【0019】 圧力計1は、前面に例えば透明ガラスで作られた透視窓5を有し、その内側に 目盛り板6が設けられている。
【0020】 図3に示す如く、目盛り板6には、本実施例では円弧状の透明な表示窓7が開 設されている。
【0021】 そして、前記表示窓7の背後側には、図4に示すように、本実施例では、斜線 で示す黒色部分8aと白色部分8bとの2色に色分けされた圧力表示板8(圧力 表示手段)が配設されている。
【0022】 この圧力表示板8の例では、表示窓7を通して見える黒色部分8aの視認位置 の回動により、いわゆるバーグラフ式の圧力表示方式で圧力を視認するものであ り、圧力が零の時は図1に示す如くこの黒色部分8aと白色部分8bとの境界線 が圧力値の「0」を示すように構成されている。
【0023】 そのため、本実施例では、圧力表示板8は表示窓7の円弧と同心で回動可能と なるように圧力計1のスパイラルブルドン管(図示せず)と結合されている。
【0024】 なお、図1および図2の符号9はブラケット2の取付孔である。
【0025】 次に、本実施例における圧力表示作用について説明する。
【0026】 すなわち、被測定圧力表示系(図示せず)の圧力が変動すると、圧力表示板8 が回動し、その回動により表示窓7を通して見える圧力表示板8の黒色部分8a と白色部分8bとの境界線が変位する。
【0027】 したがって、本実施例における圧力計1においては、圧力表示は圧力表示板8 の色分けによる表示、すなわち本実施例では黒色部分8aのバーグラフ式の表示 に基づいて圧力が表示される。
【0028】 その結果、本実施例における色分けによるバーグラフ式の圧力表示は、従来の 指針式の圧力表示に比べて非常に視認し易く、読み取りの誤りを未然に防止でき る。
【0029】 以上本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、本 考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々 変更可能であることは言うまでもない。
【0030】 例えば、本実施例の表示窓は透明の他に半透明であってもよく、また表示窓の 形状も円弧状に限定されるものではなく、扇形や長方形であってもよい。
【0031】 また、圧力計はスパイラルブルドン管式以外の構造でもよく、その外形も角形 以外でもよい。
【0032】 さらに、圧力表示板は、表示窓の円弧と同心で回動する構造でなくてもよく、 色分けにより圧力を表示するものであれば、直線移動するものでもよい。
【0033】 なお、圧力表示板が直線移動する場合には、表示窓は直線形にしてもよい。
【0034】 また、圧力表示板の色分けは、白黒の2色でなくても、他の2色あるいは3色 以上の各色の色分けであってもよい。
【0035】
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、下記の通りである。
【0036】 (1).すなわち、本考案によれば、圧力が表示窓を通して圧力表示板の色分けによ って、バーグラフ式に表示されることとなり、従来の指針式圧力形に比べて視認 性が著しく向上する利点がある。
【0037】 (2).特に圧力計が小形になり、目盛り板が小さくなっても、視認性が良好である 上に、必要に応じて表示窓の大きさを大きくすることによって、視認性を確保す ることができる。
【0038】 (3).さらに、スパイラルブルドン管式圧力計において、圧力表示板を直接ブルド ン管に取り付けても、圧力がバーグラフ式に色分け表示されるので、ブルドン管 の非同心円運動に影響されて視認性が悪化することはなくなる。
【0039】 (4).従って、小形のスパイラルブルドン管式圧力計においては、従来の小形化及 びダイレクト指針式による二重の視認性悪化が防止でき、特に有効である。
【図1】本考案の一実施例である圧力計の正面図であ
る。
る。
【図2】その圧力計の一部を破断した側面図である。
【図3】図1の圧力計に用いられる目盛り板の一例の正
面図である。
面図である。
【図4】同じく図1の圧力計に用いられる圧力表示板の
一例の正面図である。
一例の正面図である。
1 圧力計 2 ブラケット 3 圧力計収容部 4 フィルタ 5 透視窓 6 目盛り板 7 表示窓 8 圧力表示板(圧力表示手段) 8a 圧力表示板の黒色部分 8b 圧力表示板の白色部分 9 取付孔
Claims (2)
- 【請求項1】 目盛り板に表示窓を開設し、前記目盛り
板の前記表示窓の背後側に圧力表示用の色分けを施した
圧力表示手段を移動可能かつ前記表示窓を通して視認可
能に設けたことを特徴とする圧力計。 - 【請求項2】 前記表示窓が円弧状に形成され、前記圧
力表示手段は前記目盛り板の背後側で前記圧力表示手段
の円弧と同心で回動可能であることを特徴とする請求項
1記載の圧力計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007857U JP2587083Y2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 圧力計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007857U JP2587083Y2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 圧力計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569651U true JPH0569651U (ja) | 1993-09-21 |
JP2587083Y2 JP2587083Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11677317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007857U Expired - Lifetime JP2587083Y2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 圧力計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587083Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092956A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Nissan Tanaka Corp | 圧力計付きバルブ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57122517U (ja) * | 1981-01-26 | 1982-07-30 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP1992007857U patent/JP2587083Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57122517U (ja) * | 1981-01-26 | 1982-07-30 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092956A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Nissan Tanaka Corp | 圧力計付きバルブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2587083Y2 (ja) | 1998-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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