JP3187395U - 液面計 - Google Patents

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Abstract

【課題】液位観測の基準位置を任意の位置に簡単に変更可能な液面計を提供する。
【解決手段】磁力により回転する複数のロータが液位の観測対象の容器に連通する縦管50に沿って回転可能にケース2内に支持され、縦管内のマグネットを備えるフロートの上下動によりロータが回転して容器の液位を示す液面計1であって、複数のロータによって液位が表示されるケースの前面部に隣接するケースの側面部に上下方向に沿って形成される固定溝と、固定溝に対して締結される締結部材によってケースの上下方向の任意の位置に固定され、液位の基準を示す文字が液位の表示方向に対して表示される基準表示板8,10,12と、固定溝に対して締結される締結部材によってケースの上下方向の任意の位置に固定され、基準表示板によって示される基準の液位の位置を指示する矢印表示板61,62,63と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、タンク等の液位を観測する液面計に関する。
従来、ボイラーやプラントのタンクには液位を観測するための液面計が設けられている。液面計としては、タンクに接続される縦管内の液柱をガラス窓を介して透視して液位を観測する透過光式液面計や、縦管内に浮かぶマグネットを内蔵したフロートの通過に伴って縦管に沿って多数並んだロータが回転して液位を表示するマグネット式液面計等がある。マグネット式液面計では、ロータの表面が例えば赤と白に色分けされており、液位の上昇に伴いフロートが上昇するとその位置にあるロータが回転して白から赤に表示が変わり、その逆に液位が下がってフロートが下降するとロータが回転して赤から白に表示が変わることで、液位の変化を間接的に表示することができる。
そして、透過光式液面計のガラス窓の横やマグネット式液面計のロータによる表示の横に液位観測の基準となる目盛板を配置し、目盛板の目盛と液面の位置とを見比べて観測する。目盛板は、たとえば、目盛がしるされているものや、液位の下限・上限等の位置が示されているものなどがある。
液位の観測の際に基準とする上述の目盛板は、液面計を設置する時点における、測定対象の液体の種類や温度などの条件に応じて、上限液位・下限液位あるいは許容される液位の範囲等が決められ、目盛板に表示される。しかし、測定対象の条件が変わって液位の基準も変わる場合には、目盛板を取り替える必要がある。
本考案はこのような液面計の課題を解決するものであり、液位の基準位置の表示を任意の位置に簡単に設置でき、変更も可能な液面計を提供することを目的とする。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、その考案の要旨とするところは以下のとおりである。
(1) 磁力により回転する複数のロータが液位の観測対象の容器に連通する縦管に沿って回転可能にケース内に支持され、前記縦管内のマグネットを備えるフロートの上下動により前記ロータが回転して前記容器の液位を示す液面計であって、複数の前記ロータによって液位が表示される前記ケースの前面部に隣接する前記ケースの側面部に上下方向に沿って形成される固定溝と、前記固定溝に対して締結される締結部材によって前記ケースの上下方向の任意の位置に固定され、液位の基準を示す文字が液位の表示方向に対して表示される基準表示板と、前記固定溝に対して締結される締結部材によって前記ケースの上下方向の任意の位置に固定され、前記基準表示板によって示される基準の液位の位置を指示する矢印表示板と、を備えることを特徴とする液面計。
(2)上記(1)の構成において、前記ケースは、前記前面部と、前面部に隣接する前記側面部とが略直角に交わる略直方体状のケースであり、前記基準表示板は、前記ケースの前記側面部側において前記締結部材により固定される固定部と、前記液位の基準を示す文字が表示される表示面部と、を有し、前記矢印表示板は、前記ケースの側面部側に配置され前記締結部材で固定される固定部と、前記ケースの前面部上において、前記基準表示板によって示される基準の液位の位置に対応する前記ロータを指示する矢印が形成される矢印部と、を有することを特徴とする。
(3)上記(2)の構成において、前記基準表示板の前記固定部と、前記表示面部と、の角度が略直角であり、前記矢印表示板の前記固定部と、前記矢印部と、の角度が略直角であることを特徴とする。
(4)上記(3)の構成において、前記基準表示板は、前記ケースの前記前面部の前記ロータが表示される部分の両脇のいずれか一方側に、前記固定部を前記ケースの側面部上に配置し、前記表示面部を前記前面部上に配置して固定され、前記矢印表示板は、前記ケースの両脇のいずれか他方側に、前記固定部を前記ケースの側面部上に配置し、前記矢印部を前記前面部上に配置して固定されることを特徴とする。
(5)上記(3)の構成において、前記矢印表示板は、前記ケースの前記前面部の前記ロータが表示される部分の脇に、前記矢印部が前記前面部上に配置され、前記固定部が前記側面部上に配置され、前記基準表示板は、その固定部が前記矢印表示板の固定部に重ねて配置され、前記矢印表示板の前記矢印部と、前記基準表示板の前記表示面部とが連結された状態で前記締結部材により固定されることを特徴とする。
(6)上記1から5のいずれかの構成において、前記締結部材は、前記固定溝内をスライド可能なナットに対して螺合させて締め付けることで、前記基準表示板と前記矢印表示板の少なくともいずれかを前記ケースの上下方向の任意の位置に固定することを特徴とする。
本考案によれば、液位観測の基準位置を任意の位置に簡単に変更可能な液面計を提供することができる。
実施形態の液面計の外観図である。 実施形態の液面計の分解斜視図である。 実施形態の液面計の横断面図である。 実施形態の各表示板と矢印表示板の外観図である。 実施形態の変形例の液面計の外観図である。 実施形態の変形例の液面計の横断面図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の液面計1の外観を示す外観図である。図2は、図1に示す液面計1の分解斜視図である。図3は、図1の矢印A位置での液面計1の横断面図である。図4は、液位の基準を示すための各表示板と対応する矢印表示板の外観を示す外観図であり、(a)が各表示板(8、10、12)を示し、(b)が矢印表示板6を示す。なお、図2は、液面計の上下方向の長さを短縮して示している。実際には、上下に並ぶロータの数がより多く、長さもより長い。
液面計1は、いわゆるマグネット式液面計である。マグネット式液面計は、測定対象のタンク等の容器に連通する縦管部と、縦管部に固定され液位をロータで表示する表示器部と、で構成される。マグネット式液面計は、マグネットを内蔵するフロートが縦管内に浮かべられておりこのフロートの上昇・下降に合わせて、磁性を有するロータが回転し、表示される色が変わって液位を示す。ロータは2色、例えば赤色と白色に塗り分けられており、フロートが上昇すると、ロータが回転して白色から赤色に切り替わり、フロートが下降すると赤色から白色に切り替わることで、液面の位置を間接的に表示することができる。以下、本実施形態の液面計1の構成について説明するが、特徴部分の表示器部について主に説明する。
本実施形態の液面計1は、ケース2と、ロータ4と、矢印表示板6(61、62、63)と、上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12と、ねじ14と、ナット16と、固定バンド31〜34等を備える。これらロータ4等が収容されるケース2は、固定バンド31〜34によって、タンク等に連通する縦管50に固定される。
ケース2は、内部に複数のロータ4を回転可能に保持する。ケース2には、複数のロータ4が液面の移動方向(液面計1の長手方向)に並んで配置される。ケース2の両側面には、固定溝21と固定溝22が形成されている。固定溝21は、ケース2の両側面において、ケース2のロータ4によって液位が表示される正面寄りの位置(前方側の位置)に液面計1の長手方向に沿って形成される。固定溝22は、ケース2の両側面の縦管50寄りの位置(後方側の位置)に液面計1の長手方向に沿って形成される。
固定溝21は、液位の基準を示す後述の各表示板(8、10、12)や、各表示板に対応する矢印表示板6を固定するための溝である。固定溝22は、液面計1を縦管50に固定するための固定バンド31〜34の一端をかみ合わせるための溝である。固定溝21の内部には、溝内を上下にスライド可能にナット16が通されている。ナット16を任意の位置に移動させて、各表示板(8、10、12)や矢印表示板6にねじを通してそのナットに対してねじを締め付けることで、各表示板(8、10、12)や矢印表示板6をケース2の長手方向の任意の位置に固定することができる。
固定溝21と固定溝22の形状や構造は特に限定されないが、本実施形態の固定溝21はナットなどの締結部材が上下にスライドでき、ねじ14が通る幅で開口しており、且つ、ナット16の外側の座面が当接する縁部23を有する。ねじ14をナット16に螺合させてしめると、ナット16の座面が縁部23に圧接して、ねじとナットの間の表示板や矢印表示板が挟持されて固定できる。
固定溝22の形状は、固定溝21と同様の形状である。固定溝22の場合には、固定バンド31〜34のフック状の先端部が縁部23にかみ合ってケース2を保持することができる。なお、固定溝22は、本実施形態の形状に限定されず、固定バンド31〜34を固定できればどのような形状でもよい。さらに、固定バンド31〜34の固定位置を移動させる必要がなければ、予めケース2の所定の位置に固定バンド31〜34が取り付けられていても良く、この場合は固定溝22は無くてもよい。
固定バンド31〜34は液面計1のケース2を縦管50に対して固定する。本実施形態では、固定バンド31、32のペアでケース2の上方が縦管50に固定され、固定バンド33、34のペアでケース2の下方が縦管50に固定される。固定バンド31〜34は、一方の先端がケース2の固定溝22に固定され、他方が縦管50の裏側で対の固定バンドとねじで固定される。固定バンド31〜34の先端部はフック状になっており、固定溝22の縁部23に引っかけられてケース2を保持する。フック状の先端部から縦管50の裏側にかけては縦管50の外周面に沿ってカーブしており、ペアの固定バンド同士がねじで締結されることで、縦管50に対してケース2がしっかりと固定される。なお、本実施形態では縦管50が円筒状である場合について説明しているが、例えば縦管が角を有する角柱状の形状であれば、それに合わせてケース2を固定できるバンドの形状とすればよい。
ロータ4は、縦管50内のフロートの上下に伴って回転して、液位を表示する。ロータ4は円筒状であり、外周面の色は周方向の半分が第1の色、もう半分が第2の色で色分けされている。ロータの色はたとえば、液柱側を表示する第1の色として赤色、気体側を表示する第2の色として白色とで色分けられていれば良い。ロータ4は、図2に示すように、ケース2内のロータ4を固定するための枠に、ロータ4の両端の軸が回転可能に軸支されて保持される。ロータ4はたとえば図2に示すようにパーツ41aとパーツ42bの2つの部品に分かれ、その内部に磁性を有する磁性体42が保持されている。たとえば、パーツ41aの外表面が赤色、パーツ42bの外表面が白色とすればよい。磁性体42は磁石でよい。
上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12の各表示板と、矢印表示板6(61、62、63)は、上述したケース2の側面の任意の位置にねじ14とナット16によって固定される部材である。矢印表示板6と、それぞれ対応する液位が文字で表示されている各表示板とを組み合わせて、ロータ4によって液位が表示される表示窓の脇に様々な液位の基準を示すことができる。本実施形態では一例として上述の3つの表示板と、対応する3つの矢印表示板6を備える。上限表示板8は許容される液位の上限を示し、標準水位表示板10は標準水(液)位を表示し、下限表示板12は許容される液位の下限を示す。そして、それぞれの表示板が固定される位置と同じ高さの位置であって、ロータ4が表示されるガラス24を挟んで対向する位置に、矢印表示板6が対応する表示板の方向を指すように側面の溝部21にねじ14とナット16によって固定されている。
上限表示板8には、Highの頭文字のHが印字され、標準水位表示板10には、標準水位を示すNormal Water Levelの頭文字NWLが印字され、下限表示板12にはLowの頭文字のLが印字されている。なお、表示する文字は、表示したい内容に応じて適宜選択されれば良い。
矢印表示板61、62、63と、上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12は、図4に示すように、いずれもL字型に折れ曲がった形状である。矢印表示板61〜63の場合は、矢印の先端部が形成されている矢印部と、矢印部から折れ曲がって、ねじ14を通す穴が形成されている固定部とで構成されている。上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12は、それぞれ対応する文字が印字されている表示面部と、表示面部から折れ曲がって、ねじ14を通す穴が形成されている固定部とで構成されている。矢印表示板6と各表示板8、10、12は、ケース2の前面と側面の角部に合わせた角度で折れ曲がっていれば良い。本実施形態では、ケースの前面と側面との角度は略90度であるので、矢印表示板6と各表示板も略90度で折れ曲がった形状である。なお、図3では、標準水位表示板10は表示面部の部分が上限表示板8や下限表示板12よりも長いので、長い部分を破線で示している。また、図4(a)では一例として上限表示板8に対応する「H」を印字したものを示している。また、破線で示した部分は、上限表示板8よりも幅が長い標準水位表示板10である。
矢印表示板61〜63と、上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12と、は、互いに異なる色で着色されてもよい。たとえば、標準水位表示板10とこれに対応する矢印表示板62は問題がない液位であることを示すために緑色で着色され、上限表示板8と下限表示板12とそれぞれ対応する矢印表示板61、63とは、注意を喚起するために赤色で着色されてもよい。
上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12のそれぞれの文字の印字面の図1における上下方向、左右方向の幅は特に限定されない。左右方向の幅は、対向する矢印表示板6に当たらない程度の長さであれば、印字内容等に応じてどのような長さで形成されてもよい。ロータ4を確認するためのガラス24による表示窓部分を完全に覆わず、ロータ4の回転を視認可能な隙間が確保できる程度の長さが好ましい。矢印表示板6の矢印面の上下方向、左右方向の幅も特に限定されない。
以上の矢印表示板61〜63と、上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12と、は、これらを固定するねじ14が螺合するナット16が、固定溝21内を自由に移動できるので、任意の位置に固定されることができる。従って、観測対象の液体の種類が変わった場合や、液体の温度が変わった場合や、上限・下限、標準水位等の基準が変更された場合など、表示する基準の液位(表示板を取り付ける位置)を変更する必要が生じた場合に、ねじ14を緩めて変更後の位置に移動させ、再度ねじ14を締めるだけで、基準の位置を簡単に移動させることができる。
また、各表示板や矢印表示板6は、非常にロータに近い表示窓のすぐ脇に固定されるため、ロータによって表示される液位と、矢印表示板等によって表示される基準液位との位置関係を確実に把握できるという効果も得られる。従って、たとえば液位が標準水位より高いか低いか、あるいは、上限液位や下限液位に対して高いか低いかなどを確実に視認することができる。
(第1の実施形態の変形例)
本実施形態は、第1の実施形態の液面計1の変形例である。第1の実施形態では、各表示板(8、10、12)は対応する矢印表示板61〜63と分離して、液面計1の表示窓の両側にそれぞれが固定されるが、本実施形態の液面計1は、液位の基準を示す各表示板が、それぞれに対応する矢印表示板6につなげて固定されている点が、第1の実施形態と異なる。以下、図面に基づき具体的に説明する。
図5は本実施形態の液面計1の外観を示す図である。図6は、図4の矢印A位置での横断面図である。
本実施形態では、図5、6に示すように、上限表示板8と、標準水位表示板10と、下限表示板12と、が、第1の実施形態のように矢印表示板6に対向する位置ではなく、矢印表示板6につなげて固定されている。具体的には、ケース2の側面に面している各矢印表示板6の固定部に、各表示板の固定部が重ねられた状態でねじ14を両方の固定部の穴にまとめて通し、ナット16に螺合させて締め付けることで固定されている。
本実施形態のように矢印表示板6および各表示板をつなげて固定することで、各表示板が表示する液位等の文字が表示された矢印の形態で基準を示すことができる。
本実施形態の場合も、基準液位を変更する必要が生じた場合に、ねじを緩めて矢印表示板6と対応する表示板を移動させて再度ねじ14を締めて固定するという簡単な操作で、それぞれの基準位置を変更することができる。
さらに、本実施形態の場合には、各表示板8、10、12の部分がケース2の前面から横に飛び出した形で示されるので、各表示板をより目立たせることができ、液位の確認をより確実にすることができる。なお、複数の表示板と矢印表示板6を有する場合に、全ての表示板が矢印表示板6につなげて固定されていなくてもよい。たとえば、より目立たせたい表示板(たとえば上限表示板8)のみを矢印表示板6につなげて固定し、それ以外の表示板は第1の実施形態で示した形態で固定されてもよい。
また、本変形例の場合において、全ての表示板と矢印表示板6をつなげて固定する場合に、片側の固定溝21だけに固定されている必要は無く、いずれかを右側の固定溝21に固定し、いずれかを左側の固定溝21に固定してもよい。この場合には、文字が表示される表示板については文字が反転してしまうので、逆向きに文字が表示された表示板を用意しておく。また全ての表示板と矢印表示板6をつなげて固定する場合に、全ての表示板と矢印表示板6をケース2の片側にだけ固定する場合には、固定溝21はケース2の片側(図5の場合であれば、液面計1に向かって右側)だけに形成されていてもよい。
なお、以上の第1の実施形態や変形例では、矢印表示板6や各表示板(8、10、12)を固定する固定溝21がケース2の長手方向全域に形成されたものを示したが、これに限られない。たとえば、ケース2における表示板の固定位置を予め決めておき、その位置に固定溝21を形成し、その溝にナット16を配置しておいてもよい。この場合基準の位置を無段階には変更できないが、たとえば、基準の切り替える位置が予め決まっているような場合には、その位置に固定溝21を形成しておけば、固定する溝を選ぶだけで簡単に基準の位置を変更できる。
また、以上の第1の実施形態や変形例では、3つの表示板と対応する矢印表示板を備えるとして説明したが、表示板の数と指示する内容は、表示したい基準に応じて適宜設定できる。たとえば、1つの表示板と矢印表示板で上限値のみ表示したり、4つ以上の基準を表示したりしてもよい。
また、以上の第1の実施形態や変形例では、矢印表示板61〜63は、矢印面が矢印の形状に形成されたものを示したが、矢印の形状に形成されている場合に限られず、矢印が矢印面に印字されていてもよい。
また、以上の第1の実施形態や変形例では、液面計としてマグネット式の液面計を示して説明したが、これに限られない。たとえば、タンク等に連通して接続されるゲージ内の液柱を前後のゲージガラスを透過して液中を確認する透過光式液面計や、気体部と液体部でゲージガラスから入射した光の反射の仕方の違いを利用して液位を示す反射式液面計や、その他の縦管内の液柱の上下動を利用して液位を示す液面計であればどのようなものでも適用できる。たとえば、ゲージガラスによって形成される表示窓から液柱を直接見る透過光式や反射式の液面計の場合には、ゲージの側面に上記実施形態で説明した固定溝を形成すれば、同様に矢印表示板6と各表示板を任意の位置に固定することができる。
本考案を特定の態様により詳細に説明したが、本考案の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
1 液面計
2 ケース
4 ロータ
6(61、62、63) 矢印表示板
8 上限表示板
10 標準水位表示板
12 下限表示板
14 ねじ
16 ナット
31、32、33、34 固定バンド
50 縦管

Claims (6)

  1. 磁力により回転する複数のロータが液位の観測対象の容器に連通する縦管に沿って回転可能にケース内に支持され、前記縦管内のマグネットを備えるフロートの上下動により前記ロータが回転して前記容器の液位を示す液面計であって、
    複数の前記ロータによって液位が表示される前記ケースの前面部に隣接する前記ケースの側面部に上下方向に沿って形成される固定溝と、
    前記固定溝に対して締結される締結部材によって前記ケースの上下方向の任意の位置に固定され、液位の基準を示す文字が液位の表示方向に対して表示される基準表示板と、
    前記固定溝に対して締結される締結部材によって前記ケースの上下方向の任意の位置に固定され、前記基準表示板によって示される基準の液位の位置を指示する矢印表示板と、
    を備えることを特徴とする液面計。
  2. 前記ケースは、前記前面部と、前面部に隣接する前記側面部とが略直角に交わる略直方体状のケースであり、
    前記基準表示板は、前記ケースの前記側面部側において前記締結部材により固定される固定部と、前記液位の基準を示す文字が表示される表示面部と、を有し、
    前記矢印表示板は、前記ケースの側面部側に配置され前記締結部材で固定される固定部と、前記ケースの前面部上において、前記基準表示板によって示される基準の液位の位置に対応する前記ロータを指示する矢印が形成される矢印部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の液面計。
  3. 前記基準表示板の前記固定部と、前記表示面部と、の角度が略直角であり、
    前記矢印表示板の前記固定部と、前記矢印部と、の角度が略直角であることを特徴とする請求項2に記載の液面計。
  4. 前記基準表示板は、前記ケースの前記前面部の前記ロータが表示される部分の両脇のいずれか一方側に、前記固定部を前記ケースの側面部上に配置し、前記表示面部を前記前面部上に配置して固定され、
    前記矢印表示板は、前記ケースの両脇のいずれか他方側に、前記固定部を前記ケースの側面部上に配置し、前記矢印部を前記前面部上に配置して固定されることを特徴とする請求項3に記載の液面計。
  5. 前記矢印表示板は、前記ケースの前記前面部の前記ロータが表示される部分の脇に、前記矢印部が前記前面部上に配置され、前記固定部が前記側面部上に配置され、前記基準表示板は、その固定部が前記矢印表示板の固定部に重ねて配置され、前記矢印表示板の前記矢印部と、前記基準表示板の前記表示面部とが連結された状態で前記締結部材により固定されることを特徴とする請求項3に記載の液面計。
  6. 前記締結部材は、前記固定溝内をスライド可能なナットに対して螺合させて締め付けることで、前記基準表示板と前記矢印表示板の少なくともいずれかを前記ケースの上下方向の任意の位置に固定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の液面計。
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