JPH0569579B2 - - Google Patents

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JPH0569579B2
JPH0569579B2 JP1085859A JP8585989A JPH0569579B2 JP H0569579 B2 JPH0569579 B2 JP H0569579B2 JP 1085859 A JP1085859 A JP 1085859A JP 8585989 A JP8585989 A JP 8585989A JP H0569579 B2 JPH0569579 B2 JP H0569579B2
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microcapsules
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Publication of JPH0569579B2 publication Critical patent/JPH0569579B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/10Encapsulated ingredients
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/12Making microcapsules or microballoons by phase separation removing solvent from the wall-forming material solution
    • B01J13/125Making microcapsules or microballoons by phase separation removing solvent from the wall-forming material solution by evaporation of the solvent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/06Preparatory processes

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマイクロカプセル化された物質に関す
る。より詳細には、本発明は白金の化合物或いは
周期表の白金族の他の元素の化合物をマイクロカ
プセル化する改良された方法に関する。これらの
カプセル化化合物は、ヒドロシリル化反応により
硬化し且つ周囲条件下において長期間の貯蔵安定
性を示す一液型オルガノシロキサン組成物のため
の潜伏性の熱活性化硬化触媒として特に有用であ
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
オルガノシロキサン組成物を硬化させることに
より調製されるエラストマー、樹脂及び他の製品
は、当該技術分野において公知であり、またそれ
らはそれらを各種最終用途に対して望ましいもの
とする性質を示す。これらのオルガノシロキサン
組成物を硬化させるために用いられる機構の一つ
は、各分子内にケイ素に結合した少なくとも2個
のエチレン性不飽和炭化水素基を含有するポリジ
オルガノシロキサンと、1分子当り少なくとも3
個のケイ素結合水素原子を含有するオルガノ水素
シロキサンとの反応である。この反応は、典型的
には白金族金属或いはその化合物である触媒の存
在下において行われる。
この硬化反応は周囲条件下において起こるの
で、触媒及びオルガノ水素シロキサンは通常別々
の容器に包装され、組成物を硬化させるべき時ま
では一緒にされない。二液型の硬化性組成物は、
均一な硬化生成物を確実に得るために組成物の成
分を均質に混合する必要があることを始めとする
多くの理由により余り望ましくない。多量の硬化
性組成物の調製は、正確な秤量もしくは計量装置
を必要とし、又は予備計量された反応物質の使用
を必要とする。その上、成分を均質に混合するた
めに必要とされる混合装置は、組成物を適用及び
硬化させるべき場所において利用可能でないこと
がある。
二包装型オルガノシロキサン組成物の欠点を回
避する一つの方法は、白金含有触媒を貯蔵条件下
においては当該組成物に不溶性であるがこの組成
物を硬化させるために用いる条件下においては溶
融或いは溶解する固体材料内にマイクロカプセル
化することにより、白金含有触媒を硬化性組成物
の他の成分から隔離することである。
従来技術は、化学的或いは機械的手段を利用し
て有機ケイ素化合物を含めた材料をマイクロカプ
セル化するための幾つかの方法を記載している。
化学的手段には、典型的には、カプセル化される
べき物質の存在下におけるカプセル化剤の沈澱、
重合及び/又は硬化が含まれる。被カプセル化物
質は液体媒体中に粒子或いは液滴の分散相として
存在し、また処理条件はカプセル化剤が各懸濁粒
子又は液滴の周りに連続的な固体フイルムを形成
するような条件である。
有用なカプセル化剤としては、熱可塑性及び熱
硬化性の有機重合体、約50℃を超える温度におい
て溶融或いは軟化するゼラチンや有機ワツクスの
ような架橋性のゼラチン状及び樹脂状物質などが
挙げられる。
化学的マイクロカプセル化方法は、1975年1月
7日発行のモリシタらの米国特許第3859228号明
細書、1984年7月31日発行のサメジマらの米国特
許第4462982号明細書、1974年5月30日発行の英
国特許第1354694号明細書、1983年10月25日発行
のサメジマらの米国特許第4411933号明細書、
1983年9月6日発行のシユノアリング
(Schnoering)らの米国特許第4402856号明細書、
1985年9月17日発行のサメジマらの米国特許第
4542042号明細書、1975年5月27日発行のバツシ
リアデス(Vassiliades)の米国特許第3886084号
明細書、1980年1月1日発行の米国特許第
4181639号明細書、1983年6月21日発行のタイス
(Tice)及びルイス(Lewis)の米国特許第
4389330号明細書、並びに1970年8月11日発行の
アロイス(Alois)及びニコラス(nicolas)の米
国特許第3523906号明細書に記載されている。
1981年10月6日発行のイマイ(Imai)の米国
特許第4293677号明細書は、最も普通の技術のう
ちの二つである複合コアセルベーシヨン及び現場
重合を用いるオルガノ水素シロキサン類のマイク
ロカプセル化を記載している。この米国特許明細
書の例1によれば、PHを9.5に調整したゼラチン
水溶液がトリメチルシロキシ基を末端基とするポ
リメチル水素シロキサンの溶融パラフインワツク
ス溶液に加えられた。次いでアラビアゴムの10重
量%溶液を加え、得られたエマルジヨンのPHを2
時間にわたつて4に調整して、カプセル化剤を生
成する二つの高分子電解質の混合物を沈澱させ
る。このカプセル化剤は、被覆された粒子の分散
液を50℃の温度まで徐々に加熱して硬化させられ
る。
このイマイの特許明細書の例2に例示される現
場重合法は、水相が可溶化されたポリビニルアル
コール及び過硫酸カリウムを含有しているエマル
ジヨンの分散相としてジメチルシロキサン/メチ
ル水素シロキサン共重合体が存在する条件下にお
けるスチレンの重合を含むものである。
このイマイらの特許明細書において説明されて
いるタイプのオルガノシロキサン組成物を硬化さ
せるための白金含有触媒の最も有効な種類の一つ
は、ヘキサクロロ白金酸などの無機白金化合物と
sym−テトラメチルジビニルジシロキサンなどの
液状のビニル基含有有機ケイ素化合物との反応生
成物或いは錯体である。得られた生成物を、次い
でジメチルビニルシロキシ基を末端基とする液状
ポリジメチルシロキサンを用いて典型的には0.1
〜1重量%の所望の白金量まで稀釈する。
本発明の発明者がこれらの好ましい白金化合物
の一つを、それを水と不混和性の液体中にポリス
チレンを溶解させた溶液と一緒にし、得られた組
成物を水で乳化させ、次いで水と不混和性の液体
を蒸発させてポリスチレンを触媒組成物の液滴の
周りの被膜として沈澱させることによりマイクロ
カプセル化することを試みたところ、得られたマ
イクロカプセルは凝集していて、さらさらした粉
末として分離することはできなかつた。
これらのマイクロカプセルのトルエンやエタノ
ールなどの有機溶媒による洗浄は、凝集の程度を
殆ど減少させなかつた。これらのマイクロカプセ
ルとビニル基含有液体ポリジメチルシロキサンと
ジメチルシロキサン/メチル水素シロキサン共重
合体とを含有する硬化性組成物は、周囲条件下に
おいて極めて貧弱な貯蔵安定性を示し、白金化合
物の一部がマイクロカプセルの表面上に始めから
存在するか或いは硬化性組成物の貯蔵中にカプセ
ル化剤を通して拡散したかのいずれかであること
が示された。
チー・ロン・リー(Chi−Long Lee)及びロ
ビン・レオン・ウイリス・ジユニア(Robin
Leon Willis、Jr.)の名義で1987年7月20日に出
願された同時係属米国特許出願第75790号明細書
は、白金化合物を分散相として含有するエマルジ
ヨンの存在下においてカプセル化用重合体を沈澱
或いは重合させ、次に、得られたマイクロカプセ
ルを白金化合物に対する溶媒であるがカプセル化
用重合体の溶媒ではない液体で洗浄することによ
つて、マイクロカプセル化された白金化合物を調
製する方法を開示する。
洗浄されたマイクロカプセルはろ過により分離
され、その結果総計が全収量の50%までになり得
る凝集粒子が得られる。本発明の発明者がこれら
の凝集物を機械的に破砕することを試みたとこ
ろ、マイクロカプセルが破壊しそしてカプセル化
された白金化合物の放出が生じた。
凝集粒子の濃度はマイクロカプセルを調製する
ための従来技術の方法を用いて得られたものより
も相当に低くはあるが、如何なる凝集物の存在も
望ましくないものと考えられる。加えて、マイク
ロカプセルを液体の有機化合物或いは有機ケイ素
化合物で洗浄することは、費用及び時間が共にか
かり、マイクロカプセル化された白金化合物の商
業的規模の製造には実用的でない。マイクロカプ
セルをそれらが形成される液体媒体から直接に分
離することは望ましいことであろう。
本発明は発明者は、実質的に凝集粒子がなく且
つマイクロカプセルの表面上に実質的に白金化合
物を含有しないさらさらした粉末の形態をしたマ
イクロカプセル化白金化合物を調製するための商
業的に実現可能な方法を明らかにする目的で研究
を行つた。
〔課題を解決するための手段及び作用効果〕
熱可塑性有機重合体のマトリツクス中に分散さ
れた白金或いはその他の白金族金属の液状或いは
可溶化化合物を含んでなるマイクロカプセルは、
当該重合体及び微細に分割された形態の白金化合
物を分散相として含有するエマルジヨンから重合
体を沈澱させることにより作られる。得られたマ
イクロカプセルの水性分散液を噴霧化し、生成し
た液滴を加熱されたガスの高速流中に混入させ
る。マイクロカプセルの外側の液体は急速に蒸発
して、マイクロカプセルをさらさらした粉末とし
て分離するのを可能にする。有機重合体は好まし
くは、アクリル酸或いはメタクリル酸の少なくと
も1種のエステルから得られる。
本発明は、白金、パラジウム又はロジウムの白
金族金属の液状又は可溶化化合物のマイクロカプ
セル化方法であつて、カプセル化剤が熱可塑性有
機重合体であり、次の順序の工程、すなわち、 A 第一の液体及び界面活性剤を含んでなる連続
相と、次の(1)〜(3)、すなわち、(1)上記第一の液
体と不混和性である第二の液体、(2)微細に分散
された液状の或いは可溶化された白金族金属化
合物、及び(3)この化合物に対して不浸透性であ
り且つ上記第一の液体に不溶性である可溶化さ
れた熱可塑性有機重合体、を含んでなり、該重
合体の重量が上記化合物の重量と少なくとも等
しい不連続相とを含んでなるエマルジヨンを形
成する工程、 B 上記第二の液体を蒸発させて上記重合体を沈
澱させ、そしてマイクロカプセル化された白金
族金属化合物が上記第一の液体中に分散した分
散液にする工程、 C (1)工程Bにおいて得られた分散液を噴霧化
し、(2)この噴霧化された分散液を上記第一の液
体の沸点と少なくとも等しい温度を有する高速
ガス流に同伴させ、(3)この噴霧化された分散液
を上記第一の液体の実質的に全部を蒸発させる
のに十分なだけの時間上記ガス流にさらし、そ
して、(4)このガス流からマイクロカプセル化さ
れた白金族金属化合物を均質なさらさらした粉
末として回収する工程、 を包含する方法を提供する。
本発明において用いられる「白金族金属化合
物」とは、元素の周期表の白金族の元素の化合物
を指示する。これらの元素には、白金、パラジウ
ム及びロジウムが含まれる。硬化性オルガノシロ
キサン組成物におけるヒドロシリル化触媒として
の活性に基づいて、白金化合物が好ましい。
本発明の方法の特徴は、マイクロカプセルが形
成されている液体組成物を噴霧化し、そしてその
結果得られた微細に分割された液滴を加熱された
ガス流中に同伴させてマイクロカプセルの外側の
液体を急速に蒸発させ、実質的に凝集粒子のない
さらさらした粉末を形成することにある。
本発明の方法に従つてカプセル化される物質
は、前記の如く白金、パラジウム及びロジウムを
含む周期表の白金族の白金又はその他の元素の液
状の及び可溶化された化合物である。白金の無機
化合物、特に白金及びハロゲンを含んでなる化合
物と有機ケイ素化合物との反応生成物及び錯体
は、これらの化合物が硬化性オルガノシロキサン
組成物中に存在する反応物と相容性であり、従つ
てこれらの組成物のための硬化触媒として有用で
あるため好ましい。白金族金属化合物は、カプセ
ル化用有機重合体のための溶媒として用いられる
有機液体と混和性である液体を用いて溶解或いは
稀釈することができる。この溶媒は、カプセル化
用重合体及び白金族金属化合物と共に、マイクロ
カプセル化された白金族金属化合物が作られるエ
マルジヨンの分散相を構成する。
白金族金属化合物は、この化合物を溶解及び/
又は稀釈するために用いられるいずれかの液体と
共に、白金族金属化合物及びこの化合物をカプセ
ル化するために用いられる熱可塑性有機重合体の
全重量の50%までを構成する。前述の同時係属の
米国特許出願第75790号の発明者らは、この限界
を超える場合には白金化合物及びいずれかの付随
液体物質を有機重合体で完全にカプセル化するこ
とはできないことを見いだした。過剰の白金化合
物は、典型的にはマイクロカプセルの表面上に集
まり、そしてしばしばその結果として、マイクロ
カプセル化された白金化合物を潜在的な触媒とし
て含有するオルガノシロキサン組成物をまだ早い
うちに硬化させる。
最終のマイクロカプセル中に存在する白金族金
属化合物及びいずれかの付随溶媒又は稀釈液は、
好ましくは、これらの物質及びそれらをカプセル
化するために用いられた有機重合体を一緒にした
重量の30%以下を構成する。
マイクロカプセルが形成されるエマルジヨンの
連続相は、分散相を構成している有機液体と不相
容性である液体であつてカプセル化用重合体及び
白金族金属化合物についての非溶媒であるものに
溶解した界面活性剤の溶液を含んでなる。連続相
の液体は好ましくは水である。
界面活性剤の目的は、エマルジヨンの形成を容
易にすることである。公知のアニオン系、カチオ
ン系或いは非イオン系界面活性剤はいずれも、こ
の目的に役立つものと信じられる。各種溶媒系に
おいて乳化剤として機能する界面活性剤が
“MuCu−tcheon's Emulsifiers &
Detergents”と題されたテキスト(MC
Publishing Co.MuCutcheon Division刊行の
1987年北アメリカ版)に掲載されている。
ポリビニルアルコールは、エマルジヨンの連続
相として水が用いられる場合に好ましい界面活性
剤である。本発明の発明者は、ポリビニルアルコ
ールはカプセル化用重合体の乳化を容易にするの
みならず、付随液体相をマイクロカプセルの回収
中に蒸発させる際にマイクロカプセル化された白
金族金属化合物の粒子上に被膜を形成するという
ことを見いだした。そのような被膜は、一液型硬
化性オルガノシロキサン組成物中のマイクロカプ
セルの貯蔵安定性を増加させるので有利である。
場合によつては、マイクロカプセル上の例えば
ポリビニルアルコールのような高分子の非揮発性
界面活性剤の被膜は、エラストマーが硬化或いは
後硬化する間の界面活性剤の熱に誘発される分解
のため、マイクロカプセルを含有する硬化性オル
ガノシロキサン組成物から調製された硬化エラス
トマーの透明性を減少させるか、又はこれらのエ
ラストマーの変色を引起こすことがある。これら
の場合には、マイクロカプセルを本発明の方法に
従つて乾燥及び回収する前に、界面活性剤の被覆
を沈澱マイクロカプセルから洗い落し、マイクロ
カプセルを適当な液体中に再分散させることによ
つて、硬化性組成物の貯蔵安定性のいくらかを犠
牲にするのが好ましいことがある。マイクロカプ
セルが洗浄及び再分散される液体は、好ましくは
水である。
白金族金属化合物が本発明の方法に従つてカプ
セル化される重合体は、予備生成重合体としてエ
マルジヨンの分散相を構成する有機液体と組合せ
ることができ、或いはこの重合体は、この有機液
体と白金族金属化合物との混合物中で対応する単
量体を重合させてその場で生成することができ
る。単量体は例えばエチレン、スチレン、塩化ビ
ニル又は塩化ビニリデンのような、エチレン性不
飽和有機化合物でよい。
好ましいカプセル化用重合体は、メチルメタク
リレートのようなアクリル酸或いはメタクリル酸
のエステルから得られる。これが好ましいのは、
マイクロカプセルが混入されるオルガノシロキサ
ン組成物を、これらの組成物を後硬化させるため
約150℃を超える温度に加熱した場合に変色させ
ない透き通つた無黄変マイクロカプセルを、これ
らの重合体が生成するという能力に基づく。
前述のエチレン性不飽和単量体を2種又は3種
以上含有する混合物を、カプセル化用重合体に要
求される物理的及び化学的性質に応じて用いるこ
とができる。重合体は、加熱、紫外線又はその他
のタイプの放射線への暴露、或いは縮合重合の反
応物を適当な触媒の存在下に相互に接触させるこ
とにより生成される。
本発明の方法の好ましい態様に従えば、白金族
金属化合物及び予備生成された有機重合体を有機
液体に溶解させ、そして得られた溶液をマイクロ
カプセル化された白金族金属化合物が形成される
エマルジヨンの連続相を構成している液体/界面
活性剤混合物に乳化させる。エマルジヨンの形成
を容易に行うために、機械式ホモジナイザーを用
いることができる。
好ましいカプセル化用重合体は、メタクリル酸
及び/又はアクリル酸のエステル類から得られる
ものである。
エマルジヨンの連続相に存在する水又は他の液
体と分散有機液体の沸点までの温度において不混
和性であることに加えて、エマルジヨンの非連続
相中の有機液体又はこの液体とエマルジヨンの連
続相、すなわち典型的には水との共沸混合物の沸
点は、好ましくは、重合体の軟化温度より低い。
熱可塑性有機重合体が、好ましいポリメチルメ
タクリレートであり又は、メチルメタクリレート
と少なくとも1種の別のアクリル酸もしくはメタ
クリル酸のエステルとの共重合体である場合に
は、エマルジヨンの分散相中に存在する有機液体
は好ましくは、塩化メチレンのような低沸点ハロ
ゲン化炭化水素である。
熱可塑性有機重合体は、この重合体が溶解して
いる有機液体を蒸発させることにより、白金族金
属化合物の分散粒子又は液滴の周りにカプセル化
剤として沈澱する。有機液体が十分に揮発性であ
る場合には、蒸発は、窒素或いはアルゴンのよう
な不活性ガスの流れにエマルジヨンの表面上を通
過させながらエマルジヨンを撹拌することによつ
て周囲温度で果たすことができる。トルエンのよ
うなより高沸点の有機液体の除去は、エマルジヨ
ンを周囲圧力或いは減圧下で加熱することを必要
とすることがある。
有機液体をエマルジヨンの非連続相から蒸発さ
せる条件は、カプセル化剤が白金族金属化合物の
懸濁液滴の周りにマトリツクスとして沈澱するよ
うな条件である。これが起こるためには、白金族
金属化合物は有機集合体に不溶性でなければなら
ない。
本発明の方法の最終的且つ発明的な工程は、マ
イクロカプセル化された白金族金属化合物の分散
液を噴霧化し、そしてその結果得られた液滴の液
体部分を加熱されたガス流で急速に蒸発させるこ
とを包含する。次いでこれらのマイクロカプセル
をガス流から分離し、適当な収集装置でもつて回
収する。
マイクロカプセルの乾燥及び分離は、好ましく
はスプレー乾燥器を用いて達成される。典型的な
スプレー乾燥器は、加熱されたガス、好ましくは
空気の流れが供給される室を含んでなる。処理さ
れる物質、典型的には揮発性液体な微細に分割さ
れた固体の分散した分散液は、ミクロンの大きさ
のオリフイスを有するノズルを強制的に通され、
或いは典型的に羽根を有する急速に回転する円盤
の表面と接触させられて噴霧化される。その結果
得られるミクロン大の液滴を、次いで加熱された
空気又は他のガスの高速流中に同伴させ、ここで
液体物質が急速に蒸発する。乾燥した固体粒子及
び揮発した液体を運ぶ空気流を、次いでサイクロ
ン又は他の種類の分離器へ送り、そこで同伴粒子
を回収及び収集する。
スプレー乾燥器に入るガスは、液体物質をマイ
クロカプセルの外表面から蒸発させるのに十分な
だけの温度に加熱される。マイクロカプセルが加
熱された空気にさらされる時間は非常に短く、秒
のオーダーであるから、ガスの温度はカプセル化
用重合体の軟化温度より高くすることができる。
最適温度は、触媒のマイクロカプセルが分散され
ている液体媒体の沸点により決定される。カプセ
ル化剤が好ましいアクリレートタイプの重合体で
あり、液体が水である場合には、スプレー乾燥器
への流入ガス流の温度は180℃〜約220℃であり、
その流量は約70ppm3/min(約2m3/min)である。
本発明の方法を用いて得られるマイクロカプセ
ルの大きさは、1ミクロンから約50ミクロンまで
の範囲である。1ミクロンから約20ミクロンまで
の粒径が好ましい。
本発明の方法を用いて調製されたマイクロカプ
セル化白金族金属化合物は、一液型の貯蔵安定性
オルガノシロキサン組成物におけるヒドロシリル
化触媒として使用するのに特に適している。マイ
クロカプセル化触媒のほかに、これらの組成物
は、(A)1分子当りに少なくとも2個のエチレン性
不飽和炭化水素基を含有するポリオルガノシロキ
サンと、(B)1分子当りに少なくとも2個のケイ素
結合水素原子を含有するポリオルガノ水素シロキ
サンとを含んでいる。
このタイプの硬化性オルガノシロキサン組成物
は十分によく知られているので、そのような組成
物の詳細な説明は、この明細書においては必要と
されない。本発明の触媒と共に用いるのに適した
代表的な硬化性オルガノシロキサン組成物は、以
下で例示される。
硬化性オルガノシロキサン組成物に混合される
場合、本発明の方法に従つてマイクロカプセル化
される白金化合物は、好ましくは少なくとも約2
重量%の白金を含有する。この限界の理由は、硬
化性オルガノシロキサン組成物中に取り入れられ
るカプセル化用有機重合体の量を最少にするため
である。好ましいポリメチルメタクリレートのよ
うなカプセル化用重合体が約2重量%より多く存
在すると、所定の試験試料の燃焼を支持するため
に必要とされる酸素/窒素混合物中の酸素の最少
パーセントの表現である限界酸素指数の低下によ
り判断されるように、硬化性オルガノシロキサン
組成物の燃焼性が実質的に増加する、ということ
が観測されている。
硬化触媒が白金を約1重量%より多く含有する
従来技術のマイクロカプセル化白金化合物である
液体オルガノシロキサン組成物は、約60℃の温度
で貯蔵中に実質的に粘度が上昇する。従つてこれ
らのマイクロカプセル化化合物は、この温度にお
いていくらかの時間の間貯蔵される一液型硬化性
オルガノシロキサン化合物で使用することはでき
ない。
〔実施例〕
以下の例は、マイクロカプセル化された白金族
金属化合物を調製するための本発明の方法の好ま
しい態様と、これらのマイクロカプセル化化合物
を硬化触媒として用いる一液型硬化性オルガノシ
ロキサン組成物の貯蔵安定性とを説明するもので
ある。これらの例は、特許請求の範囲に明示され
る本発明の範囲を限定するものと解釈すべきでは
ない。
特に断りのない限り、例中の部数及び百分率は
全て重量基準である。
例 1 この例は、微細に分割された形態の液体白金化
合物の周りにメチルメタクリレート/ブチルメタ
クリレート共重合体の被膜を沈澱させることによ
る好ましいマイクロカプセル化白金族金属化合物
の調製を説明する。
白金化合物とカプセル化用重合体との混合物I
を、(1)デユポン社(E.I.duPont de Nemours
and Co.)からElvacite(R)2013として入手可能な
メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート共
重合体50gと、(2)ヘキサクロロ白金酸をsym−テ
トラメチルジビニルジシロキサンと反応させ、そ
の反応生成物をジメチルビニルシロキシ基を末端
基とする液体ポリジメチルシロキサンで稀釈して
白金含量を4.31%にして調製された液体白金化合
物5.0gと、(3)塩化メチレン350c.c.とを、均質にな
るまで混合して調製した。この白金化合物の調製
は、米国特許第3419593号明細書に記載されてい
る。
結果として得られた混合物Iを、窒素入口及び
機械的に駆動される撹拌翼を備えた反応器へ徐々
に加えた。この反応器には、ポリビニルアルコー
ル(エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社
(Air Products and Chemicals)からVinol 205
として入手可能)の4.1重量%水溶液560c.c.と、発
泡抑制剤としての数滴のn−オクタノールとを前
もつて入れておいた。撹拌機は混合物Iを添加す
る間400rpmの速度で運転された。添加完了後、
乳化粒子の大きさを光学顕微鏡を用いて測定した
ところ、1〜120ミクロンの範囲内にあつた。
次いで、アルゴン流をエマルジヨン上に2.5日
間流して、塩化メチレンを蒸発させた。この時点
では、粒径は約1〜約25ミクロンであつた。
ニロ(Niro)の携帯式スプレー乾燥器を用い
てマイクロカプセルを水性分散液から回収した。
このスプレー乾燥器の室に入る空気の温度は190
〜200℃の範囲内に維持し、マイクロカプセルの
水分散液をこの噴霧器にポンプで送る速度はスプ
レー乾燥器から出てゆく空気の温度を100℃に維
持するように調整した。この噴霧器は40000rpm
の速度で回転させた。
得られた乾燥マイクロカプセルの重量は、出発
物質を基準にして88%収率に相当する68.4gであ
つた。これらのマイクロカプセルは、白金化合物
の初期重量を基準にして72.5%収率に相当する
0.19%の白金を含有していた。
本発明の方法に従つて調製された、結果として
得られたマイクロカプセル化白金族金属化合物が
白金に触媒されるヒドロシリル化反応により硬化
可能な貯蔵安定性の一液型オルガノシロキサン組
成物における触媒として機能する能力を、下記の
成分を均質になるまで混合して得られた組成物
(組成物A)を用いて評価した。その成分とは、
すなわち、 ● 25℃における粘度が約0.4Pa.sである末端を
ジメチルビニルシロキサシ基でブロツクされた
ポリジメチルシロキサン50部、 ● 1分子当りに平均して5個のメチル水素シロ
キサン単位及び3個のジメチルシロキサン単位
を有し、且つ0.7〜0.8重量%のケイ素結合水素
原子を含有する、末端をトリメチルシロキサシ
基でブロツクされたオルガノシロキサン共重合
体1.5部、並びに、 ● ポリオルガノシロキサンとオルガノシロキサ
ン共重合体とを一緒にした重量を基準として
7.3ppmの白金に相当する、この例において説
明されたようにして調製されたマイクロカプセ
ル化白金化合物0.14部、 であつた。
組成物Aは、室温で5ケ月間貯蔵後又は60℃で
14日間加熱後において有意の粘度増加を示さなか
つた。この組成物は、150℃の温度で加熱した場
合には5分以内に硬化した。
比較例 比較を目的として、マイクロカプセル化された
白金化合物を1987年7月20日提出の米国特許出願
第075790号明細書に記載される洗浄手順を用いて
調製した。このマイクロカプセルの水性懸濁液を
調製するために用いられた方法及び成分は、成分
の量が下記の通りである以外は例1で説明したの
と同じであつた。
27.64gのメチルメタクリレート/ブチルメタ
クリレート共重合体と、白金を4.3%含有する
2.36gの白金触媒と、250c.c.の塩化メチレンとの
混合物を、ポリビニルアルコール水溶液に加え
た。乳化粒子の粒径は1〜125ミクロンであつた。
塩化メチレンの蒸発後、反応混合物を遠心分離
して生成されたマイクロカプセルを濃縮した。こ
の水溶液をデカントし、代わりに脱イオン水を加
え、その後この分散液を振盪しそして遠心分離し
た。この洗浄工程を2回繰返した後、メタノール
で3回洗浄し、マイクロカプセルをろ過分離し
た。次いでこれらのマイクロカプセルを、白金化
合物の溶媒であるカプセル化用重合体の溶媒では
ない環式ジメチルシロキサンで3回洗浄した。マ
イクロカプセルを環式ジメチルシロキサンで洗浄
後ろ過により分離し、次いで約16時間空気中で乾
燥させた。
乾燥生成物は、マイクロカプセルを破壊せず且
つカプセル化された白金化合物を放出させずには
破砕することのできない幾らかの大きい凝集物を
含有するふわふわした白色粉末であつた。これら
のマイクロカプセルは白金を0.34%含有している
ことが分かつた。
このマイクロカプセル化白金化合物が硬化触媒
として機能する能力を、例1で説明した同様の一
液型オルガノシロキサン組成物(組成物A)を用
いて評価した。
室温で5ケ月の後には、組成物の硬化は少しも
認められなかつた。この組成物は、60℃において
はわずか1日以内に硬化を開始し、これらの条件
下における貯蔵安定性が比較的不十分であること
を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 白金、パラジウム又はロジウムの白金族金属
    の液状又は可溶化化合物をマイクロカプセル化す
    る方法であつて、カプセル化剤が水に不溶性の熱
    可塑性有機重合体であり、次の順序の工程、すな
    わち、 A 第一の液体及び界面活性剤を含んでなる連続
    相と、次の(1)〜(3)、すなわち、(1)上記第一の液
    体と不混和性である第二の液体、(2)微細に分散
    された液状の又は可溶化された白金族金属化合
    物、及び(3)この化合物に不浸透性であり且つ上
    記第一の液体に不溶性である可溶化された熱可
    塑性有機重合体、を含んでなり、該重合体の重
    量が上記化合物の重量と少なくとも等しい不連
    続相とを含んでなるエマルジヨンを形成する工
    程、 B 上記第二の液体を蒸発させて上記重合体を沈
    澱させ、そしてマイクロカプセル化された白金
    族金属化合物が上記第一の液体中に分散した分
    散液にする工程、 C (1)工程Bにおいて得られた分散液を噴霧化
    し、(2)この噴霧化された分散液を上記第一の液
    体の沸点と少なくとも等しい温度を有する高速
    ガス流に同伴させ、(3)この噴霧化された分散液
    を上記第一の液体の実質的に全部を蒸発させる
    のに十分なだけの時間上記ガス流にさらし、そ
    して、(4)このガス流からマイクロカプセル化さ
    れた白金族金属化合物を均質なさらさらした粉
    末として回収する工程、 を包含している上記の方法。
JP1085859A 1988-04-08 1989-04-06 白金族金属化合物のマイクロカプセル化方法 Granted JPH029440A (ja)

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