JPH0569309A - 超仕上方法 - Google Patents
超仕上方法Info
- Publication number
- JPH0569309A JPH0569309A JP23644691A JP23644691A JPH0569309A JP H0569309 A JPH0569309 A JP H0569309A JP 23644691 A JP23644691 A JP 23644691A JP 23644691 A JP23644691 A JP 23644691A JP H0569309 A JPH0569309 A JP H0569309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding wheel
- processed
- grindstone
- grinding
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 砥粒が均一な分散状態である砥石の先端曲面
が容易に造り出され、加工面の形状に追従して継続した
超仕上加工が可能な効率のよい加工方法を提供する。 【構成】 スポンジ状の弾性体である母材に砥粒が分散
状態で存在する砥石、その砥石の口径は加工すべき加工
面の口径を超えるようにし、砥石の先端と加工面とが対
向するように設け、加工面を回転しつつ、砥石の先端を
加工面に圧接して砥石をもみ摺り運動するように回転さ
せる。
が容易に造り出され、加工面の形状に追従して継続した
超仕上加工が可能な効率のよい加工方法を提供する。 【構成】 スポンジ状の弾性体である母材に砥粒が分散
状態で存在する砥石、その砥石の口径は加工すべき加工
面の口径を超えるようにし、砥石の先端と加工面とが対
向するように設け、加工面を回転しつつ、砥石の先端を
加工面に圧接して砥石をもみ摺り運動するように回転さ
せる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面である加工面の超
仕上方法に関する。
仕上方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】加工すべき曲面を超仕上げするには、微
粒砥石を微妙に押しつけ振動を加えて研摩加工する。こ
の研摩加工による超仕上げ加工の方法は従来例−１とし
て、図５に示すような研磨方法を一般的に用いる。微粒
砥石は曲面に合わせた端面をもち、硬質の砥石面に合わ
せた加工をするものである。
粒砥石を微妙に押しつけ振動を加えて研摩加工する。こ
の研摩加工による超仕上げ加工の方法は従来例−１とし
て、図５に示すような研磨方法を一般的に用いる。微粒
砥石は曲面に合わせた端面をもち、硬質の砥石面に合わ
せた加工をするものである。
【０００３】従来例−２として実開平３−７１８５１号
公報には、弾性材を介して電鋳砥石を設け、超仕上げ加
工をする開示がある。即ち、硬質の砥石面を適宜な圧接
ができるようにしているのである。
公報には、弾性材を介して電鋳砥石を設け、超仕上げ加
工をする開示がある。即ち、硬質の砥石面を適宜な圧接
ができるようにしているのである。
【０００４】次に従来例−３として特開平２−２７４４
７１号公報には、研摩砥粒を繊維層に含有させ、曲面研
摩する研摩材の開示がある。
７１号公報には、研摩砥粒を繊維層に含有させ、曲面研
摩する研摩材の開示がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来例−１のものは硬
質の曲面砥石であるから、超仕上げする曲面の成形に困
難性があり、また加工時の磨滅によって変形するので所
定の加工面形状を継続して得られない。従来例−２のも
のは、弾性材を介して電鋳砥石を用いているために、曲
率の小さな面形状に追従できない。従来例−３は均質な
繊維層を得、その中に砥粒を均一に分散させることに困
難性が伴うのである。本発明は上記の問題点を解消し、
砥粒が均一な分散状態である砥石の先端曲面が容易に造
り出され、加工面の形状に追従して継続した超仕上加工
が可能な効率のよい加工方法を提供することを目的とす
る。
質の曲面砥石であるから、超仕上げする曲面の成形に困
難性があり、また加工時の磨滅によって変形するので所
定の加工面形状を継続して得られない。従来例−２のも
のは、弾性材を介して電鋳砥石を用いているために、曲
率の小さな面形状に追従できない。従来例−３は均質な
繊維層を得、その中に砥粒を均一に分散させることに困
難性が伴うのである。本発明は上記の問題点を解消し、
砥粒が均一な分散状態である砥石の先端曲面が容易に造
り出され、加工面の形状に追従して継続した超仕上加工
が可能な効率のよい加工方法を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】スポンジ状の弾性体であ
る母材に砥粒が分散状態で存在する砥石、その砥石の口
径は加工すべき加工面の口径を超えるようにし、砥石の
先端と加工面とが対向するように設け、加工面を回転し
つつ、砥石の先端を加工面に圧接して砥石をもみ摺り運
動するように回転させる。
る母材に砥粒が分散状態で存在する砥石、その砥石の口
径は加工すべき加工面の口径を超えるようにし、砥石の
先端と加工面とが対向するように設け、加工面を回転し
つつ、砥石の先端を加工面に圧接して砥石をもみ摺り運
動するように回転させる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の実施例について図１から図４に
基づいて説明する。図１に示す仕上加工装置１００は、
マシニングセンタ等の加工機ＸＹテ−ブル６に固定して
設け、被加工物１は被加工物１を保持する治具７で保持
する。
基づいて説明する。図１に示す仕上加工装置１００は、
マシニングセンタ等の加工機ＸＹテ−ブル６に固定して
設け、被加工物１は被加工物１を保持する治具７で保持
する。
【０００８】治具７は、上下方向に摺動することができ
るようにスラスト軸受け４で支持する。この治具７とＸ
Ｙテ−ブル６の間にスプリング５を設け、砥石２を矢印
Ａ方向の力で圧接し、砥石２と被加工物１との加工時の
圧力を一定にする。
るようにスラスト軸受け４で支持する。この治具７とＸ
Ｙテ−ブル６の間にスプリング５を設け、砥石２を矢印
Ａ方向の力で圧接し、砥石２と被加工物１との加工時の
圧力を一定にする。
【０００９】砥石２には、図４に示すように、ポリビニ
ルアルコ−ル（ＰＶＡ）の各種合成樹脂変性物の弾性を
もった、スポンジ状の気孔２４を有する結合剤２３を母
材とし、母材にＧＣ（グリ−ンカ−ボランダム）、ＷＡ
（ホワイトアランダム）等の微細な砥粒２５を分散状態
にして母材と共に形成している。
ルアルコ−ル（ＰＶＡ）の各種合成樹脂変性物の弾性を
もった、スポンジ状の気孔２４を有する結合剤２３を母
材とし、母材にＧＣ（グリ−ンカ−ボランダム）、ＷＡ
（ホワイトアランダム）等の微細な砥粒２５を分散状態
にして母材と共に形成している。
【００１０】また、図２に示すように、砥石２はシャフ
ト２１により砥石２を嵌入し接着している。砥石２の口
径Ｗ1は被加工物１の口径Ｗ2を超えれば良いが１．２〜
１．５倍が好ましい、砥石２の高さＨは特に限定はしな
いが、砥石２の口径Ｗ1の１．５〜２倍程度が望まし
い。この砥石２をシャフト２１を介しマシニングセンタ
主軸に固定する。
ト２１により砥石２を嵌入し接着している。砥石２の口
径Ｗ1は被加工物１の口径Ｗ2を超えれば良いが１．２〜
１．５倍が好ましい、砥石２の高さＨは特に限定はしな
いが、砥石２の口径Ｗ1の１．５〜２倍程度が望まし
い。この砥石２をシャフト２１を介しマシニングセンタ
主軸に固定する。
【００１１】この弾性のある結合剤２３により、加工時
に自動的に砥粒２５の刃先が揃い、被加工物１に深い傷
を残さず精度の高い良好な仕上面が得られる。また、ス
ポンジ状の気孔２４により、研削熱の発生が少なく目詰
まりを起こさず、長時間連続研磨が可能である。
に自動的に砥粒２５の刃先が揃い、被加工物１に深い傷
を残さず精度の高い良好な仕上面が得られる。また、ス
ポンジ状の気孔２４により、研削熱の発生が少なく目詰
まりを起こさず、長時間連続研磨が可能である。
【００１２】以上のように構成した装置の作用を説明す
る。被加工物１を治具７に挿入し固定する、次に砥石２
を加工をすべ曲面１１に圧接する、この圧接により砥石
２に弾性があるため曲面１１の形状に倣う。
る。被加工物１を治具７に挿入し固定する、次に砥石２
を加工をすべ曲面１１に圧接する、この圧接により砥石
２に弾性があるため曲面１１の形状に倣う。
【００１３】次に水溶性の研削液９を、被加工物１と砥
石２の接する曲面１１に連続的に吐出しながら、砥石２
を回転させるこの回転速度は、１０００ｍｍ／ｍｉｎ以
上が好ましい、高速で加工を行うことにより、一つの砥
粒２５が曲面１１に作用する回数がふえる。また、湿式
加工を行うことでも、曲面１１の焼き付き、砥石２の目
詰まりを少なくすることができる。
石２の接する曲面１１に連続的に吐出しながら、砥石２
を回転させるこの回転速度は、１０００ｍｍ／ｍｉｎ以
上が好ましい、高速で加工を行うことにより、一つの砥
粒２５が曲面１１に作用する回数がふえる。また、湿式
加工を行うことでも、曲面１１の焼き付き、砥石２の目
詰まりを少なくすることができる。
【００１４】一方、図３に示すように、砥石２の軸心３
０と、被加工物１の軸心４０は軸心３０を中心に被加工
物１をＸＹテ−ブル６により、偏心量Ｂの半径で公転さ
せ被加工物１と砥石２をもみ摺り運動させる、または、
軸心４０を中心に、砥石２を公転させてもよい。
０と、被加工物１の軸心４０は軸心３０を中心に被加工
物１をＸＹテ−ブル６により、偏心量Ｂの半径で公転さ
せ被加工物１と砥石２をもみ摺り運動させる、または、
軸心４０を中心に、砥石２を公転させてもよい。
【００１５】公転半径Ｂは、特に限定しないがもみ摺り
運動を行ったときに、砥石２からオ−バ−ラップしない
径、Ｂ＝（Ｗ1−Ｗ2）／２以下が好ましい。この公転の
回転数は砥石２の回転数と回転差をつけて砥石２の自転
回転数よりも遅くする。この時の砥石２および公転の回
転方向は限定しない。
運動を行ったときに、砥石２からオ−バ−ラップしない
径、Ｂ＝（Ｗ1−Ｗ2）／２以下が好ましい。この公転の
回転数は砥石２の回転数と回転差をつけて砥石２の自転
回転数よりも遅くする。この時の砥石２および公転の回
転方向は限定しない。
【００１６】この回転差をつけたもみ摺り運動を行うこ
とで、もみ摺り運動を行わない時と比較すると、加工時
間が半分以下となる、その結果、効率の良い超仕上加工
が容易に安定してできる。
とで、もみ摺り運動を行わない時と比較すると、加工時
間が半分以下となる、その結果、効率の良い超仕上加工
が容易に安定してできる。
【発明の効果】スポンジ状の弾性体である母材に、砥粒
が均一な分散状態である砥石の先端曲面が容易に造り出
され、加工面の形状に追従した効率のよい継続した超仕
上加工が可能になる。
が均一な分散状態である砥石の先端曲面が容易に造り出
され、加工面の形状に追従した効率のよい継続した超仕
上加工が可能になる。
【図１】本発明を実施する構成図
【図２】図１の加工面を表す詳細図
【図３】図２の加工状態を表す図
【図４】砥石２の断面拡大図
【図５】従来例−１を示す図
１ 被加工物 ２ 砥石 ４ スラスト軸受け ５ スプリング ６ ＸＹテ−ブル ７ 治具 ９ 研削液 １１ 加工曲面 ２３ 結合剤 ２４ 気孔 ２５ 砥粒 １００ 仕上加工装置 Ｗ1 砥石口径 Ｗ2 被加工物口径
Claims (1)
- 【請求項】 スポンジ状の弾性体である母材に砥粒が分
散状態で存在する砥石、その砥石の口径は加工すべき加
工面の口径を超えるようにし、砥石の先端と加工面とが
対向するように設け、加工面を回転しつつ、砥石の先端
を加工面に圧接して砥石をもみ摺り運動するように回転
させることを特徴とする加工面の超仕上方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23644691A JPH0569309A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 超仕上方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23644691A JPH0569309A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 超仕上方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569309A true JPH0569309A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17000874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23644691A Pending JPH0569309A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 超仕上方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0569309A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100711240B1 (ko) * | 2006-02-14 | 2007-04-25 | 이성구 | 마이크로 드릴의 양산용 고조도 날경 래핑방법 및 그 장치 |
| JP2010139032A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Ntn Corp | 機械部品・転がり軸受用転動体・軌道輪およびその超仕上げ加工方法 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23644691A patent/JPH0569309A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100711240B1 (ko) * | 2006-02-14 | 2007-04-25 | 이성구 | 마이크로 드릴의 양산용 고조도 날경 래핑방법 및 그 장치 |
| JP2010139032A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Ntn Corp | 機械部品・転がり軸受用転動体・軌道輪およびその超仕上げ加工方法 |
| US8690450B2 (en) | 2008-12-15 | 2014-04-08 | Ntn Corporation | Machine component and super-finishing method therefor |
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