JPH05690Y2 - - Google Patents

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JPH05690Y2
JPH05690Y2 JP13217087U JP13217087U JPH05690Y2 JP H05690 Y2 JPH05690 Y2 JP H05690Y2 JP 13217087 U JP13217087 U JP 13217087U JP 13217087 U JP13217087 U JP 13217087U JP H05690 Y2 JPH05690 Y2 JP H05690Y2
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case
fluid
outlet
heat exchanger
heat exchange
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は2つの異なる流体間で熱交換を行なわ
せる熱交換器に関するものである。
(従来の技術) 従来この種熱交換器はたとえば実開昭58−
66277号公報に記載されており、これを第3図に
基づいて説明すると、 11は円筒状のケース、12,13は端板で、
これらの溶接やろう付けなどの手段で一体に結合
されている。
14はらせん状熱交換管で、これをケース11
内に同心に配置し、その両端部15,16は端板
12を液密を保つて貫通し、ケース11外に引出
されている。
17は円筒状の遮蔽板で、コイル14の内側に
入れてケース11内に同心に配置し、この遮蔽板
17の他端部は開放して端板13との間に連通部
18が設けられている。
19は、端板12の中央に固定して遮蔽板17
内に連通させた連通管、21,21は端板12の
外周寄りに固定された分岐管で、ケース11内の
遮蔽板17の外側に連通されている。
以上のような構成によつてケース11外部より
遮蔽板17内に流入し、該遮蔽板17の端部か
ら、遮蔽板17の外側を通り、分岐管21,21
へと流れる液体と熱交換管14内を流通する流体
との熱交換を行なつていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが従来例の熱交換器では、遮蔽板17の
外側を通る液体はらせん状の熱交換管14付近に
おいて滞留し、熱交換管14内を流通している流
体との熱交換を防げ、著るしく熱交換効率を低下
させる原因となつていた。
(問題点を解決するための手段) そこで前述の問題点を解決するため第1図に示
すように、端部に出口部5を設けたケース1と、
該ケース1を貫通し、かつ該ケース1内部でらせ
ん状に形成された熱交換管2と、熱交換管2の内
側部分に、一端をケース1外部に突出させ他端を
ケース1の内部にしかも出口部5の反対側端部に
主流出口4を設けた入口管3とで構成されてお
り、熱交換管2内を流通する第1流体と入口管3
より流入し、ケース1内部を流通し、出口部5よ
りケース1外部へ流出する第2流体とをケース1
内部で熱交換させる熱交換器において、入口管3
の軸方向及び円周方向に分散して多数の細孔6…
からなる副流出口を設けている。
なおケース1の形状を縦型円筒形とし、第1流
体および第2流体をケース1の上下方向に流通さ
せるのが好ましく、第1流体を冷媒、第2流体を
油とし、冷媒の蒸発により油を冷却する油冷却用
熱交換器として使用されるのが望ましい。
(作用) 熱交換管2内を流通する第1流体と入口管3よ
り流入し、主流出口4をへてケース1内部を流通
し、出口部5よりケース1外部へ流出する第2流
体とを熱交換させるが、第2流体は入口管3を流
通するときに、入口管3の軸方向及び円周方向に
分散して多数の細孔6…からなる副流出口より第
2流体が入口管3の外側に向つて噴出し、ケース
1内部を流通している第2流体に乱流を発生させ
ている。これにより熱交換管2付近に滞留してい
る第2流体を攪拌させ第1流体との熱交換効率を
高めている。
(実施例) 本考案の実施例を図面をもとに詳細に説明す
る。第1図および第2図は、本考案に係る熱交換
器であり、端部に出口部5を設けたケース1,ケ
ース1を貫通し、かつケース1内部でらせん状に
形成された熱交換管2と、らせん状に形成された
熱交換管2の内側部分に一端をケース1外部に突
出させ、他端をケース1の内部にしかも出口部5
の反対側端部で主流出口4を設けた入口管3とで
構成されている。さらに入口管3には軸方向及び
円周方向に分散して多数の細孔6…からなる副流
出口が設けられている。
さらにケース1の形状は縦型円筒形であり、出
口部5は円筒形の管でケース1の上部でしかも側
面より外側へ突出して設けられている。そしてケ
ース1の寸法は高さ450mm、径150mmで構成されて
いる。また熱交換管2はケース1の上部より下部
に貫通し、ケース1内部でらせん状に形成されて
いる。そして熱交換管2の寸法は径25mmである。
また入口管3はらせん状に形成された熱交換管2
の内側部分に、一端をケース1外部すなわちケー
ス1上部に突出させて、他端をケース1下部に密
着させており、内部にしかも出口部5の反対側端
部に主流出口4となる大きい径の孔が設けられて
いる。また入口管3には円周方向に3等分、しか
も上下方向の所定のピツチで3段にわたつて細孔
6…からなる副流出口が設けられている。ここで
入口管3の寸法は高さ500mm、径40mm、副流出口
を形成する細孔6は径が2mmで出口部5の反対側
端部より上下方向に100mmごとのピツチで設けら
れている。このように構成された熱交換器は熱交
換管2内を流通する第1流体と入口管3より流入
し、、ケース1内部を流通し、出口管5よりケー
ス1外部へ流通する第2流体とを熱交換させてい
る。なお本実施例では第1流体を動粘度28.8(m
m2/s)の油、第2流体を冷媒とし、冷媒の蒸発
により油を冷却する油冷却用熱交換器である。
そしてこの実施例が特徴とする作用はケース1
上部に突出している入口管3の一端より油が流入
し多数の細孔6…からなる副流出口より油が入口
管の外側に向つて噴出し、入口管3の外側を出口
部5へ向つて流通している油に乱流を発生させ、
熱交換管2付近に滞留している油を攪拌させるの
で、滞留による熱交換効率の低下をなくしている
のである。上記の粘度の油を用いた場合の熱交換
効率は約1.1倍向上するのであり、これにより熱
交換器をコンパクトにすることができる。
(考案の効果) このように本考案は多数の細孔6…からなる副
流出口より噴出する第2流体によつて熱交換管2
付近に滞留している第2流体を攪拌させ熱交換管
2内を流通する第1流体との熱交換効率を著しく
向上でき、これによつて熱交換器をコンパクトに
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す熱交換器の正
面断面図であり、第2図は第1図の部分切欠斜視
図である。第3図は本考案の従来例を示した断面
図である。 1……ケース、2……熱交換管、3……入口
管、4……主流出口、5……出口部、6……細
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端部に出口部5を設けたケース1と、該ケー
    ス1を貫通し、かつ該ケース1内部でらせん状
    に形成された熱交換管2と、熱交換管2の内側
    部分に、一端をケース1外部に突出させ他端を
    ケース1の内部にしかも出口部5の反対側端部
    に主流出口4を設けた入口管3とで構成されて
    おり、熱交換管2内を流通する第1流体と入口
    管3より流入し、ケース1内部を流通し、出口
    部5よりケース1外部へ流出する第2流体とを
    ケース1内部で熱交換させる熱交換器におい
    て、入口管3の軸方向及び円周方向に分散して
    多数の細孔6…からなる副流出口を設けたこと
    を特徴とする熱交換器。 (2) ケース1の形状を縦型円筒形とし、第1流体
    および第2流体をケース1の上下方向に流通さ
    せる実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱交
    換器。 (3) 第1流体を冷媒、第2流体を油とし、冷媒の
    蒸発により油を冷却する油冷却用熱交換器であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の熱交換器。
JP13217087U 1987-08-28 1987-08-28 Expired - Lifetime JPH05690Y2 (ja)

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JPS6438469U JPS6438469U (ja) 1989-03-08
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KR102015034B1 (ko) * 2012-07-11 2019-08-27 엘지전자 주식회사 열교환기
IT201600077849A1 (it) * 2016-07-25 2018-01-25 Gruppo Cimbali Spa Dispositivo per il riscaldamento di fluidi in continuo.

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JPS6438469U (ja) 1989-03-08

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