JPH0720901Y2 - 冷却装置 - Google Patents
冷却装置Info
- Publication number
- JPH0720901Y2 JPH0720901Y2 JP1985020752U JP2075285U JPH0720901Y2 JP H0720901 Y2 JPH0720901 Y2 JP H0720901Y2 JP 1985020752 U JP1985020752 U JP 1985020752U JP 2075285 U JP2075285 U JP 2075285U JP H0720901 Y2 JPH0720901 Y2 JP H0720901Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- heat exchange
- water
- oil
- rectangular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は産業用冷却装置、特に変圧器などの油入電気
機器の送油水冷式冷却器において、変圧器などの冷媒と
なる油およびこれを冷却する冷却水を循環させて油を冷
却する冷却装置に関するものである。
機器の送油水冷式冷却器において、変圧器などの冷媒と
なる油およびこれを冷却する冷却水を循環させて油を冷
却する冷却装置に関するものである。
従来のこの種の冷却装置として第３図、第４図に示すも
のがある。図において、（１）は円筒形に構成された胴
体、（２）はこの胴体（１）の内部に数枚配設され油を
蛇行させるための半月状の切欠き部（2a）を有する仕切
板、（３）はこの仕切板（２）を貫通する冷却管であ
り、熱交換部は胴体（１）、仕切板（２）、冷却管
（３）で構成させる。（４）（５）は胴体（１）に取付
けられた油入口ノズルと出口ノズル、（６）は冷却管
（３）の両端を指示するための円形の管板、（７）はパ
ッキン、（８）はその両側の水室、（９）は水室蓋、
（10）（11）は水入口ノズルと出口ノズルである。
のがある。図において、（１）は円筒形に構成された胴
体、（２）はこの胴体（１）の内部に数枚配設され油を
蛇行させるための半月状の切欠き部（2a）を有する仕切
板、（３）はこの仕切板（２）を貫通する冷却管であ
り、熱交換部は胴体（１）、仕切板（２）、冷却管
（３）で構成させる。（４）（５）は胴体（１）に取付
けられた油入口ノズルと出口ノズル、（６）は冷却管
（３）の両端を指示するための円形の管板、（７）はパ
ッキン、（８）はその両側の水室、（９）は水室蓋、
（10）（11）は水入口ノズルと出口ノズルである。
次に動作について説明する。被冷却液である冷媒となる
油は、油入口ノズル（４）より胴体（１）の中に入り、
冷却管（３）の両側を直角に横切るように流れ、仕切り
板（２）の切欠き部（2a）でＵターンして再度冷却管
（３）の外側を直角に横切るように熱交換部を流れ、油
出口ノズル（５）より出ていく。一方、冷却液である冷
却水は、水室（８）の水入口ノズル（10）より流入し、
水室（８）を通って冷却管（３）の中を流れ反対側水室
（８）でＵターンして再度冷却管（３）の中を通って水
出口ノズル（11）より出ていく。
油は、油入口ノズル（４）より胴体（１）の中に入り、
冷却管（３）の両側を直角に横切るように流れ、仕切り
板（２）の切欠き部（2a）でＵターンして再度冷却管
（３）の外側を直角に横切るように熱交換部を流れ、油
出口ノズル（５）より出ていく。一方、冷却液である冷
却水は、水室（８）の水入口ノズル（10）より流入し、
水室（８）を通って冷却管（３）の中を流れ反対側水室
（８）でＵターンして再度冷却管（３）の中を通って水
出口ノズル（11）より出ていく。
以上の両流体の流れにより冷媒となる油は、熱交換部で
蛇行を繰り返して流れ、冷却管（３）内を流れる冷却水
によって熱をうばう熱交換が行われる。
蛇行を繰り返して流れ、冷却管（３）内を流れる冷却水
によって熱をうばう熱交換が行われる。
従来の冷却装置は以上のように構成されているが、通常
胴体および水室は円筒形に製作されておりこの円筒形の
胴体はその内部に所要の冷却能力に必要な冷却管本数を
同心円状に配列してこの冷却管が収納される外形寸法と
していた。しかし冷却器の設置スペースが小さい場合
は、所要の冷却能力に必要な冷却本数を収納できる内径
寸法にすると、直径が大きくなって限られたスペースに
設置できなくなるという問題点があった。
胴体および水室は円筒形に製作されておりこの円筒形の
胴体はその内部に所要の冷却能力に必要な冷却管本数を
同心円状に配列してこの冷却管が収納される外形寸法と
していた。しかし冷却器の設置スペースが小さい場合
は、所要の冷却能力に必要な冷却本数を収納できる内径
寸法にすると、直径が大きくなって限られたスペースに
設置できなくなるという問題点があった。
また仕切板（２）の切欠き部が半月状であるため、熱交
換部を流れる油流は中央部分に多くなり側部は少くなっ
て横巾方向において熱交換がアンバランスとなり、熱交
換効率が悪くなるという問題点もあった。
換部を流れる油流は中央部分に多くなり側部は少くなっ
て横巾方向において熱交換がアンバランスとなり、熱交
換効率が悪くなるという問題点もあった。
この考案は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、冷却器の設置スペースが小さい場合でも、所
要の冷却能力を有する冷却装置を得ることを目的として
いる。
たもので、冷却器の設置スペースが小さい場合でも、所
要の冷却能力を有する冷却装置を得ることを目的として
いる。
この考案に係る冷却装置は、胴体および仕切板を矩形に
構成し、その内部に冷却管を配列したものである。
構成し、その内部に冷却管を配列したものである。
この考案では、胴体および仕切板を矩形にすることによ
り冷却器の設置スペースが小さい場合でも所要の冷却管
を胴体内部に配列することができるとともに、冷却器内
の油の流量分布を均一にして熱交換効率を高めることが
できる。
り冷却器の設置スペースが小さい場合でも所要の冷却管
を胴体内部に配列することができるとともに、冷却器内
の油の流量分布を均一にして熱交換効率を高めることが
できる。
第１図、第２図はこの考案の一実施例を示すもので、図
において、（１）は断面が全長に亙って一定幅の矩形に
構成された胴体、（２）はこの胴体（１）の内部に一定
の間隔を保って配設され、上下交互に油流路を形成する
切欠き部（2a）を有する矩形の仕切板、（３）は仕切板
を貫通して胴体内を挿通する複数の冷却管、（４）は油
入口ノズル、（５）は油出口ノズル、（６）は冷却管
（３）の両端を指示するための矩形の管板、（７）はパ
ッキン、（８）は矩形に構成された水室、（９）は矩形
の水室蓋、（10）は水入口ノズル、（11）は水出口ノズ
ルである。上記のように冷却装置を構成すると、仕切板
（２）の切欠き部（2a）も矩形となり必要な胴体との隙
間は従来の丸形胴体の場合に比較して狭く設定できるこ
ともあって仕切板部分を大きくすることができるため胴
体（１）内に挿通させる冷却管（３）を多く配設させる
ことができる。
において、（１）は断面が全長に亙って一定幅の矩形に
構成された胴体、（２）はこの胴体（１）の内部に一定
の間隔を保って配設され、上下交互に油流路を形成する
切欠き部（2a）を有する矩形の仕切板、（３）は仕切板
を貫通して胴体内を挿通する複数の冷却管、（４）は油
入口ノズル、（５）は油出口ノズル、（６）は冷却管
（３）の両端を指示するための矩形の管板、（７）はパ
ッキン、（８）は矩形に構成された水室、（９）は矩形
の水室蓋、（10）は水入口ノズル、（11）は水出口ノズ
ルである。上記のように冷却装置を構成すると、仕切板
（２）の切欠き部（2a）も矩形となり必要な胴体との隙
間は従来の丸形胴体の場合に比較して狭く設定できるこ
ともあって仕切板部分を大きくすることができるため胴
体（１）内に挿通させる冷却管（３）を多く配設させる
ことができる。
したがって、同じ冷却能力を有する冷却装置を考えた場
合、本願考案によると従来の丸形胴体の場合に比較して
胴体部分の高さを大巾に縮小できるため冷却器の設置ス
ペースを縮小することができる。さらに胴体寸法の縦、
横比も設置条件に合せて選択ができるためより効率的な
設置寸法とすることができる。
合、本願考案によると従来の丸形胴体の場合に比較して
胴体部分の高さを大巾に縮小できるため冷却器の設置ス
ペースを縮小することができる。さらに胴体寸法の縦、
横比も設置条件に合せて選択ができるためより効率的な
設置寸法とすることができる。
さらに、仕切板（２）の切欠き部（2a）が矩形となるこ
とで胴体（１）の横巾方向の油流分布が均一となり、バ
ランスのとれた熱交換が行われ、熱交換効率の向上をは
かることができる。
とで胴体（１）の横巾方向の油流分布が均一となり、バ
ランスのとれた熱交換が行われ、熱交換効率の向上をは
かることができる。
また、冷却装置に使用する冷却水の圧力が高い場合は、
胴体は矩形、水室は従来の円筒形で製作してもよい。さ
らに上記実施例では、変圧器用冷却装置の場合について
説明したが、同様の構造を有する産業用冷却装置であっ
ても同様の効果を奏する。
胴体は矩形、水室は従来の円筒形で製作してもよい。さ
らに上記実施例では、変圧器用冷却装置の場合について
説明したが、同様の構造を有する産業用冷却装置であっ
ても同様の効果を奏する。
この考案は以上のとおり冷却装置の胴体部分を矩形とし
たことにより、従来の丸形胴体の場合に比較して設置ス
ペースが縮小され、胴体部分の縦、横比も設置部分の条
件に合わせた選択が可能となりより効率的な設置寸法と
することができる。さらに胴体内油流分布は均一とな
り、熱交換効率が向上するという顕著な効果も奏するも
のである。
たことにより、従来の丸形胴体の場合に比較して設置ス
ペースが縮小され、胴体部分の縦、横比も設置部分の条
件に合わせた選択が可能となりより効率的な設置寸法と
することができる。さらに胴体内油流分布は均一とな
り、熱交換効率が向上するという顕著な効果も奏するも
のである。
第１図はこの考案の一実施例を示す正面断面図（イ）と
その側面図（ロ）、第２図は第１図の熱交換部を示す断
面図、第３図は従来の冷却装置を示す正面断面図（イ）
とその側面図（ロ）、第４図は第３図の熱交換部を示す
断面図である。 図中、（１）は胴体、（２）は仕切板、（2a）は切欠き
部、（３）は冷却管、（４）は油入口ノズル、（５）は
油出口ノズル、（６）は管板、（８）は水室、（10）は
水入口ノズル、（11）は水出口ノズルである。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
その側面図（ロ）、第２図は第１図の熱交換部を示す断
面図、第３図は従来の冷却装置を示す正面断面図（イ）
とその側面図（ロ）、第４図は第３図の熱交換部を示す
断面図である。 図中、（１）は胴体、（２）は仕切板、（2a）は切欠き
部、（３）は冷却管、（４）は油入口ノズル、（５）は
油出口ノズル、（６）は管板、（８）は水室、（10）は
水入口ノズル、（11）は水出口ノズルである。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−41951（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−138695（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−8312（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−91195（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−110967（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】断面が全長に亙って一定幅の矩形状をなし
た中空の胴体と、該胴体内に一定の間隔を保って上下交
互に冷媒流路を形成するように配設された矩形状の複数
の仕切板と、該仕切板を貫通し、上記胴体内を挿通する
複数の冷却管とで構成される熱交換部と、該熱交換部の
両端部に位置し、上記冷却管により連通された２つの水
室を備え、上記胴体内に冷媒を循環させるとともに、上
記水室間には冷却水を循環させて冷媒と冷却水との間で
熱交換を行うことを特徴とする冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985020752U JPH0720901Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985020752U JPH0720901Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61138216U JPS61138216U (ja) | 1986-08-27 |
| JPH0720901Y2 true JPH0720901Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=30511528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985020752U Expired - Lifetime JPH0720901Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720901Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7243711B2 (en) * | 2004-03-30 | 2007-07-17 | Caterpillar Inc. | Efficient heat exchanger and engine using same |
| EP2015017A1 (en) * | 2007-07-12 | 2009-01-14 | Hexion Specialty Chemicals Research Belgium S.A. | Heat exchanger |
| FR2977306B1 (fr) * | 2011-06-30 | 2017-12-15 | Valeo Systemes Thermiques | Echangeur thermique notamment pour vehicule automobile |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS598312A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 油入電気機器用冷却装置 |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP1985020752U patent/JPH0720901Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61138216U (ja) | 1986-08-27 |
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