JPH0568879U - 滅菌用包装体 - Google Patents

滅菌用包装体

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Publication number
JPH0568879U
JPH0568879U JP710292U JP710292U JPH0568879U JP H0568879 U JPH0568879 U JP H0568879U JP 710292 U JP710292 U JP 710292U JP 710292 U JP710292 U JP 710292U JP H0568879 U JPH0568879 U JP H0568879U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
sealed
bag
sheet
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP710292U
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English (en)
Inventor
文雄 保苅
信雄 田中
達彦 川岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP710292U priority Critical patent/JPH0568879U/ja
Publication of JPH0568879U publication Critical patent/JPH0568879U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 包装体用素材を無駄なく利用でき、開封容易
な滅菌用包装体を提供する。 【構成】 滅菌用ガスもしくは高圧水蒸気が透過可能な
菌非透過性の不織布と透明プラスチックフィルム2が重
ねられ、その側縁部が開口部となる部分を残してヒート
シール3されて袋状体とされ、袋状体の底部付近の両側
端部は未融着状態としてその内側部分がヒートシール3
され、この両側端部の未融着部分の不織布に切欠きが設
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、医療用具を滅菌状態で包装する滅菌用包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉗子、注射針、メス、ガーゼ、包帯などの医療用具は、滅菌状態で医療の場に 提供されるが、近時、これらの医療用具は、包装体に封入され、オートクレーブ 内での水蒸気やエチレンオキサイドガスなどの滅菌用ガスにより滅菌され、滅菌 状態で運搬・保管され、使用時に開封して使用されるようになってきている。
【0003】 このような目的に使用される包装体としては、例えば、図4の(a)及び(b )に示されるとおりのものが知られている。この包装体は、紙シート1aと透明 プラスチックフィルム2aとが重ねられ、その三側縁部がヒートシ−ルされて袋 状体とされ、この袋状体の底部(図面では上部)のヒートシール部3aがその端 部より内側とされ、紙シート1aの底部中央部が切り欠かれて切欠部11aとさ れている。
【0004】 そして、この滅菌用包装体は次のようにして使用される。 包装体に、そのヒートシール部3aのない部分を開口部として医療用具を入れ 、開口部をヒートシールして医療用具を密封した後、オートクレーブ内で加圧水 蒸気を紙シート1aから透過させたり、滅菌チャンバー内でエチレンオキサイド ガスなどを紙シート1aから透過させたりして包装体内部を滅菌する。滅菌され た医療用具入りの包装体は、運搬・保管され、医療の場で切欠部11aを開封の 手掛かりとしてフィルム2aを掴んで開きヒートシール部を引き剥がすことによ り開封される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、開封の便のための切欠部11aは、紙シート1aとプラスチックフ ィルム2aとが融着されていない所に設ける必要があるため、上記滅菌用包装体 においては、底部のヒートシール部3aをその端部よりかなり内側にしなければ ならない。そのため、紙シート1aとプラスチックフィルム2aとの底部の不融 着部分21aが、袋状体の相当部分を占める結果となり、それだけ紙シート1a 及びプラスチックフィルム2aの両素材が多く消費されていた。
【0006】 この考案は、上記の点に鑑み、包装体用素材を無駄なく利用でき、開封容易な 滅菌用包装体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の滅菌用包装体は、菌非透過性のフィルムもしくはシートの二枚が重 ねられ、その周縁部が開口部となる部分を残してヒートシールされて袋状体とさ れ、この袋状体の少なくとも一部が滅菌用ガスもしくは高圧水蒸気が透過可能と された滅菌用包装体において、袋状体の底部付近の両側縁部は未融着状態として その内側部分がヒートシールされ、この両側縁部の未融着部分の一方のフィルム もしくはシートに切欠きが設けられていることを特徴としている。
【0008】 この滅菌用包装体においては、素材のフィルムもしくはシートとしては、プラ スチックフィルムもしくはシート、紙類、不織布などから、菌体が通るような大 きさの孔がないものが選択使用される。
【0009】 そして、このような素材の全部もしくは一部は、菌非透過性でありながら、滅 菌用ガスもしくは高圧水蒸気が透過可能であることが必要である。そのようなフ ィルムもしくはシートとしては、0.5μm程度以下の多数の微細孔を有する、 不織布、プラスチックフィルムもしくはシート及び紙類があげられる。
【0010】 また、素材のフィルムもしくはシートは、ヒートシール可能でなければならず 、少なくとも一方のフィルムもしくはシートが熱可塑性のプラスチックフィルム もしくはシートであることが望ましい。そして、このプラスチックフィルムもし くはシートが透明であれば、封入物を透視できるので好ましい。このプラスチッ クフィルムもしくはシートが、滅菌用ガスもしくは高圧水蒸気を透過しない場合 には、他方のフィルムもしくはシートに滅菌用ガスもしくは高圧水蒸気が透過可 能な素材を用いればよい。
【0011】 なお、加圧水蒸気による滅菌用にも使用可能とする場合には、素材のフィルム もしくはシートとしては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PE T)などの120℃程度の高温に耐えるフィルムもしくはシートを用いればよい 。
【0012】
【作用】
この考案の滅菌用包装体は、袋状体の底部付近の両側縁部は未融着状態として その内側部分がヒートシールされるものであるから、その両側縁部を除く底部の 端部に近接してヒートシール部を設けることができ、この結果、底部の未融着の 部分がほとんどなくなり、素材ロスが少なくなる。
【0013】 また、底部側の左右側縁部に切欠部があり、利き腕に応じてその一方の切欠部 を選択してヒートシール部を引き剥がすことができ、開封が楽にできる。
【0014】
【実施例】
次に、この考案の滅菌用包装体を図面の実施例を参照してさらに説明する。 図1は、この考案の滅菌用包装体の平面図、図2はその平面図のII−II部 分断面図である。図中、1は、菌非透過性であって、滅菌用ガス及び高圧水蒸気 が透過可能である、0.5μm以下の微細孔が多数存在する紙シート、2は、透 明な菌非透過性ポリプロピレンフィルムである。
【0015】 紙シート1とプラスチックフィルム2とは重ねられ、その一側縁部が除く三側 縁部がヒートシールされて袋状体とされている。3がそのヒートシール部を示し ている。そして、対峙する二つの側縁部の底部寄りの部分(図面で上部)のヒー トシール部31,31は、やや内側寄りとされ、その角隅部の未融着部分の紙シ ート1に切欠部11,11が設けられ、滅菌用包装体とされている。
【0016】 底部両側には小さなヒートシール部32,32が形成されており、未融着部分 の両素材が開かないための仮止めの役割を果たしている。 なお、長尺素材の紙シート1及びプラスチックフィルム2を重ね、上記のよう なヒートシールを行い、次いで裁断するという操作を順次続けていけば、連続し て滅菌用包装体を製作できる。切欠部11は紙シート1の所定箇所に予め設けて おけばよい。なお、この実施例では、ヒートシール部3は三条とされているが、 その条数は強度面を勘案して適宜決められる。
【0017】 この滅菌用包装体を使用するにあたっては、開口部から医療用具を入れ、その 開口部をヒートシールして封じ、エチレンオキサイドなどで内部を滅菌する。開 封の際には、図3で示すとおり、利き腕で都合のよい方の切欠部11に指を入れ 、プラスチックフィルム2を掴んでヒートシール部3を引き剥がせばよい。
【0018】
【考案の効果】
この考案の滅菌用包装体は、以上述べたとおり、袋状体の両側縁部を除く底部 の端部に近接してヒートシールされたものとなるので、底部の未融着の部分がほ とんどなくなり、素材ロスが少なくなる。
【0019】 また、底部側の左右に切欠部があるので、利き腕によりその一方の切欠部を選 択してヒートシール部を引き剥がすことができ、開封が楽にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の滅菌用包装体の実施例の平面図あ
る。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】滅菌用包装体の開封状態を示す斜視図である。
【図4】従来の滅菌用包装体の平面図及び平面図におけ
るb−b断面図である。
【符号の説明】
1,1a 紙シート 11,11a 切欠部 2,2a プラスチックフィルム 3,3a ヒートシール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菌非透過性のフィルムもしくはシートの
    二枚が重ねられ、その側縁部が開口部となる部分を残し
    てヒートシールされて袋状体とされ、この袋状体の少な
    くとも一部が滅菌用ガスもしくは高圧水蒸気が透過可能
    とされた滅菌用包装体において、袋状体の底部付近の両
    側縁部は未融着状態としてその内側部分がヒートシール
    され、この両側縁部の未融着部分の一方のフィルムもし
    くはシートに切欠きが設けられていることを特徴とする
    滅菌用包装体。
JP710292U 1992-02-20 1992-02-20 滅菌用包装体 Pending JPH0568879U (ja)

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JP710292U JPH0568879U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 滅菌用包装体

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JP710292U JPH0568879U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 滅菌用包装体

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JPH0568879U true JPH0568879U (ja) 1993-09-17

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ID=11656726

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JP (1) JPH0568879U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000272636A (ja) * 1999-03-04 2000-10-03 Newform Nv 滅菌可能な袋物、それらのシール、およびシールの作製方法
WO2018212417A1 (ko) * 2017-05-18 2018-11-22 박은지 휴대용 방수팩

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JP2000272636A (ja) * 1999-03-04 2000-10-03 Newform Nv 滅菌可能な袋物、それらのシール、およびシールの作製方法
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