JPH0568860U - 弁 体 - Google Patents
弁 体Info
- Publication number
- JPH0568860U JPH0568860U JP1717392U JP1717392U JPH0568860U JP H0568860 U JPH0568860 U JP H0568860U JP 1717392 U JP1717392 U JP 1717392U JP 1717392 U JP1717392 U JP 1717392U JP H0568860 U JPH0568860 U JP H0568860U
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- Japan
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- valve
- vertical ribs
- valve plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】治具Pを用いて簡単に容易に的確に嵌着できる
ようにし、かつ、内容物の流動性が悪くともスムーズか
つ適正な開弁と閉弁を得るようにする。 【構成】環状基体11の内周面に等間隔にて複数の縦リブ
12を突設し、これらの縦リブの内側に弁板13を配し、該
弁板と前記各縦リブ12の間に渦巻き状弾性片14を介在連
結させて成り、その嵌め込みに際しては、下端部分に小
径先端部Paと下向き段部Pbとを有する棒状治具Pを用
い、その小径先端部Paを縦リブ12間に嵌め、その下向き
段部Pbを各縦リブ12及び環状基体11の上面に当接させ
て、所要部へと嵌挿定着させ、而して、渦巻き状の適数
の弾性片14により、弁板11の水平面内での位置的安定性
及び一定の開閉姿勢を確保し、弁板13に対し広範囲な移
動とその距離に比例して大きくなる復帰力を与えて、内
容物の流動性が悪くともスムーズかつ適正な開弁と閉弁
を保障する。
ようにし、かつ、内容物の流動性が悪くともスムーズか
つ適正な開弁と閉弁を得るようにする。 【構成】環状基体11の内周面に等間隔にて複数の縦リブ
12を突設し、これらの縦リブの内側に弁板13を配し、該
弁板と前記各縦リブ12の間に渦巻き状弾性片14を介在連
結させて成り、その嵌め込みに際しては、下端部分に小
径先端部Paと下向き段部Pbとを有する棒状治具Pを用
い、その小径先端部Paを縦リブ12間に嵌め、その下向き
段部Pbを各縦リブ12及び環状基体11の上面に当接させ
て、所要部へと嵌挿定着させ、而して、渦巻き状の適数
の弾性片14により、弁板11の水平面内での位置的安定性
及び一定の開閉姿勢を確保し、弁板13に対し広範囲な移
動とその距離に比例して大きくなる復帰力を与えて、内
容物の流動性が悪くともスムーズかつ適正な開弁と閉弁
を保障する。
Description
【0001】
本考案は、小型ポンプ機構等に使用する弁体に係るものである。
【0002】
従来、練状物、クリーム状物等を収容する容器に、図8に示す小型ポンプ機構 を備えたものがある。この場合の小型ポンプ機構Aは、上昇底Cを有する筒状の 容器本体Bの上端に装備され、吐出ヘッドDの押し下げで作動されて、該吐出ヘ ッドから内容物の吐出を得るようになっている。具体的には、下端に吸込弁Abを 有する小シリンダAaに上方から吐出ヘッドDに装着した吐出弁兼用の可動ピスト ンAcを挿入し、その吸込弁Abには、ゴム又は合成樹脂製の板弁型弁体Adを用いて いる。 而して、この板弁型弁体Adは、図9及び図10に示すように、平面形状円形の 環状基体1の内部に適宜間隙4を介して円形の弁板3を配し、該弁板3と環状基 体1との間に一つの弾性小片2を介在させて一体に連設して成り、その環状基体 1を小シリンダAa内の下端部に嵌め、弁板3を小シリンダAaの下端に形成した弁 座Aeに着座させている。
【0003】
しかし、上記弁体Adは、弾性小片2の復元力が小さいことから、内容物の流動 性が悪いと、開弁後に弁板3がスムーズに閉じないことや、位置ずれ、捻じれ等 を生ずることがあり、小型ポンプ機構Aに支障を来すことがある。 これを防止するためには弾性小片2の横幅を広くすることが考えられる。しか し、単に広くしただけでは、環状基体1及び弁板3の縁部が円弧をなすことから 弾性小片2の動きが制限されて、曲がり等が極度に低下し、却って弁板3の開き が悪くなる。 また、弁体Adは、環状基体1、弾性小片2及び弁板3がゴム又は合成樹脂で一 体成形されるため、嵌め込みの際に不用意に変形して、治具を用いても容易に嵌 着できない欠点がある。 本考案は、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
上記目的達成のため、本考案は、環状基体11の内周面に等間隔にて複数の縦リ ブ12を突設し、これらの縦リブの内側に弁板13を配し、該弁板と前記各縦リブ12 の間に渦巻き状弾性片14を介在連結させたことを特徴とする。
【0005】
如上の構成であるから、その嵌め込みに際しては、下端部分に小径先端部Paと 下向き段部Pbとを有する棒状治具P(図4、図6)を用い、その小径先端部Paを 縦リブ12間に嵌め、その下向き段部Pbを各縦リブ12及び環状基体11の上面に当接 させて、所要部へと嵌挿させ、定着させればよく、各縦リブ12は、この嵌着を容 易にする。 また、こうして嵌着された弁体10は、弁板13が弁座Aeに着座して閉弁状態とな り、その弁板13の上方が低圧となる圧力差で弁板が縦リブ12の弾力に抗して上昇 し、開弁する。 而して、各縦リブ12と弁板13との間に位置する渦巻き状の適数の弾性片14は、 弁板11の水平面内での位置的安定性及び一定の開閉姿勢を確保し、更に、弁板13 に対し広範囲な移動とその距離に比例して大きくなる復帰力を与え、内容物の流 動性が悪くともスムーズかつ適正な開弁と閉弁を保障する。
【0006】
図1乃至図7は、本考案の実施例を示している。 図示のものは、平面形状円形の環状基体1の内周面に等間隔で三つの縦リブ12 を突設し、これらの縦リブの内側に平面形状円形の弁板13を配し、該弁板と前記 各縦リブ12の共通の一側面との間にそれぞれ渦巻き状弾性片14を介在連結させ、 これら全体を適宜合成樹脂、ゴム等により一体成形して成る。 斯様に形成した弁体10は、練状物、クリーム状物等を収容する前記従来の小型 ポンプ機構付き容器において、小型ポンプ機構Aの吸込弁Abとして使用し、小シ リンダAa内の下端へと前述のようにして棒状治具Pを用いて上方から嵌挿し、弁 座Ae上周辺に環状基体1を定着させ、弁板13をその弁座Aeに着座させる。 かかる構成であるから、吐出ヘッドDを押し下げた吐出態勢のときには、小シ リンダAa内は加圧状態にあり、図2に示すように、弁板13が弁座Aeに着座した状 態を維持して、吸込弁Abは閉弁状態にあるが、吐出ヘッドDが上昇する吸上げ態 勢のときには、小シリンダAa内が負圧化して、図3、図7に示すように、弁板13 が3本の弾性片14に抗して上昇し、開弁して、容器本体B内の内容物を弁孔Afを 通じて小シリンダAa内へと流入させる。 弁体10自体の作用は、前記「作用」の項で述べた通りである。
【0007】
本考案によれば、環状基体11の内周面に等間隔にて複数の縦リブ12を突設し、 これらの縦リブの内側に弁板13を配し、該弁板と前記各縦リブ12の間に渦巻き状 弾性片14を介在連結させているので、該渦巻き状弾性片14により弁板13の位置的 安定性及び一定の開閉姿勢を確保でき、更に、弁板13に広範囲な移動とその距離 に比例して大きくなる適切な復帰力を与えることができて、内容物の流動性が悪 くともスムーズかつ適正な開弁と閉弁を得ることができる。 また、複数の縦リブ12により、弁体10全体がゴム、合成樹脂等の柔軟なもので 形成されていても、複数の縦リブ12が存在するので、棒状治具Pを用いて簡単に 的確に嵌着でき、嵌着が極めて容易である。 構造並びに製作簡単で安価に提供でき、実用上頗る有益である。
【図1】本考案の弁体を使用した小型ポンプ機構付き容
器の実施の一例を示す截断側面図である。
器の実施の一例を示す截断側面図である。
【図2】同例の閉弁状態における要部截断斜視図であ
る。
る。
【図3】同例の開弁状態における要部截断斜視図であ
る。
る。
【図4】同例の弁体を示す斜視図である。
【図5】同弁体を示す平面図である。
【図6】同弁体を示す縦断側面図である。
【図7】同弁体の開弁状態を示す要部截断斜視図であ
る。
る。
【図8】従来の小型ポンプ付き容器を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】同例の吸込弁の板弁型弁体を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】同例の吸込弁の板弁型弁体を示す平面図であ
る。
る。
1 環状基体 2 弾性小片 3 弁板 4 間隙 10 弁体 11 環状基体 12 縦リブ 13 弁板 14 渦巻き状弾性片 A 小型ポンプ機構 Aa 小シリンダ Ab 吸込弁 Ac 可動ピストン Ad 板弁型弁体 Ae 弁座 Af 弁孔 B 容器本体 C 上昇底 D 吐出ヘッド P 棒状治具 Pa 小径先端部 Pb 下向き段部
Claims (1)
- 【請求項1】 環状基体11の内周面に等間隔にて複数の
縦リブ12を突設し、これらの縦リブの内側に弁板13を配
し、該弁板と前記各縦リブ12の間に渦巻き状弾性片14を
介在連結させたことを特徴とする弁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1717392U JP2555434Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 弁 体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1717392U JP2555434Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 弁 体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568860U true JPH0568860U (ja) | 1993-09-17 |
JP2555434Y2 JP2555434Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=11936569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1717392U Expired - Fee Related JP2555434Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 弁 体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555434Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003002352A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Tadashi Uemura | 貯留タンク用中栓 |
JP2016159943A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP2022517626A (ja) * | 2019-01-24 | 2022-03-09 | イル カン,スン | 一体型チェックバルブ |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP1717392U patent/JP2555434Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003002352A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Tadashi Uemura | 貯留タンク用中栓 |
JP2016159943A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP2022517626A (ja) * | 2019-01-24 | 2022-03-09 | イル カン,スン | 一体型チェックバルブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555434Y2 (ja) | 1997-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |