JPH0568705B2 - - Google Patents
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- JPH0568705B2 JPH0568705B2 JP59213609A JP21360984A JPH0568705B2 JP H0568705 B2 JPH0568705 B2 JP H0568705B2 JP 59213609 A JP59213609 A JP 59213609A JP 21360984 A JP21360984 A JP 21360984A JP H0568705 B2 JPH0568705 B2 JP H0568705B2
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Landscapes
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- Liquid Crystal (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、シリコン薄膜トランジスタマトリツ
クス及びその製造方法に関する。特に、液晶、エ
レクトロルミネツセンス、エレクトロクロミツク
体等を表示要素としてアクテイブマトリツクス駆
動方式をもつて駆動されるパネルデイスプレイ装
置の各画素の駆動に使用されるシリコン薄膜トラ
ンジスタマトリツクス及びその製造方法の改良に
関する。
クス及びその製造方法に関する。特に、液晶、エ
レクトロルミネツセンス、エレクトロクロミツク
体等を表示要素としてアクテイブマトリツクス駆
動方式をもつて駆動されるパネルデイスプレイ装
置の各画素の駆動に使用されるシリコン薄膜トラ
ンジスタマトリツクス及びその製造方法の改良に
関する。
液晶、エレクトロルミネツセンス、エレクトロ
クロミツク体等を表示要素とするアクテイブマト
リツクス駆動型のシリコン薄膜トランジスタマト
リツクスの各画素は、その概略平面図とそのA−
A断面図とを第2図a,bに示す如くである。図
において、2はクローム、モリブデン、チタン、
モリブデンシリサイド、チタンシリサイド等の一
層、または、チタン層と金属との二重層、クロー
ム層と金属との二重層等によりなるゲートバス線
でありガラス基板1上に形成されている。3はド
レインバス線であり層間絶縁膜4を介してゲート
バス線2と交叉するようにガラス基板1上に形成
されている。6はゲートバス線2の末端部をもつ
て構成されるゲート電極2aを覆つて形成される
ゲート絶縁膜5上に形成されたシリコン動作層で
あり、7と8とはそれぞれドレイン電極とソース
電極とであり、これらをもつてシリコン薄膜トラ
ンジスタが構成される。ドレイン電極7は、ドレ
イン接続電極7bとスルーホール7aとを介して
ドレインバス線3と接続され、ソース電極8はソ
ース接続電極8bをもつて駆動電極9と接続され
る。
クロミツク体等を表示要素とするアクテイブマト
リツクス駆動型のシリコン薄膜トランジスタマト
リツクスの各画素は、その概略平面図とそのA−
A断面図とを第2図a,bに示す如くである。図
において、2はクローム、モリブデン、チタン、
モリブデンシリサイド、チタンシリサイド等の一
層、または、チタン層と金属との二重層、クロー
ム層と金属との二重層等によりなるゲートバス線
でありガラス基板1上に形成されている。3はド
レインバス線であり層間絶縁膜4を介してゲート
バス線2と交叉するようにガラス基板1上に形成
されている。6はゲートバス線2の末端部をもつ
て構成されるゲート電極2aを覆つて形成される
ゲート絶縁膜5上に形成されたシリコン動作層で
あり、7と8とはそれぞれドレイン電極とソース
電極とであり、これらをもつてシリコン薄膜トラ
ンジスタが構成される。ドレイン電極7は、ドレ
イン接続電極7bとスルーホール7aとを介して
ドレインバス線3と接続され、ソース電極8はソ
ース接続電極8bをもつて駆動電極9と接続され
る。
かゝるシリコン薄膜トランジスタマトリツクス
を製造するには、従来、下記のようにしてなされ
ていた。この製造工程を説明する参照図におい
て、図aは平面図であり、図bはそのA−A断面
図である。
を製造するには、従来、下記のようにしてなされ
ていた。この製造工程を説明する参照図におい
て、図aは平面図であり、図bはそのA−A断面
図である。
第3図a,b参照
ガラス基板1上に厚さ1000Å程度にクローム、
モリブデン、チタン、モリブデンシリサイド、チ
タンシリサイド等よりなる膜を形成してこれを幅
30μm程度にパターニングしてゲートバス線2と
ゲート電極2aとを形成する。このとき、ゲート
バス線2上にフオトレジスト残渣その他の塵等不
測の物体が残置される可能性が以外に大きい。
モリブデン、チタン、モリブデンシリサイド、チ
タンシリサイド等よりなる膜を形成してこれを幅
30μm程度にパターニングしてゲートバス線2と
ゲート電極2aとを形成する。このとき、ゲート
バス線2上にフオトレジスト残渣その他の塵等不
測の物体が残置される可能性が以外に大きい。
第4図a,b参照
全面に、厚さ3000Å程度の窒化シリコン膜10
と、厚さ3000Å程度のシリコン膜11とを形成す
る。この窒化シリコン膜10の形成は、シラン
(SiH4)とアンモニア(NH3)と窒素(N2)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能であり、シリコン膜11を形成は、シラン
(SiH4)と水素(H2)またはアルゴン(Ar)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能である。
と、厚さ3000Å程度のシリコン膜11とを形成す
る。この窒化シリコン膜10の形成は、シラン
(SiH4)とアンモニア(NH3)と窒素(N2)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能であり、シリコン膜11を形成は、シラン
(SiH4)と水素(H2)またはアルゴン(Ar)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能である。
だゞ上記せる塵等不測の物体の存在により、こ
の窒化シリコン膜10とシリコン膜11との積層
体にピンホールが発生したり、さらには、断線す
る確率が高く、しかも、ゲートバス線2上におい
て上記の積層体10,11に、不良堆積・断線箇
所12が発生する確率が高い。
の窒化シリコン膜10とシリコン膜11との積層
体にピンホールが発生したり、さらには、断線す
る確率が高く、しかも、ゲートバス線2上におい
て上記の積層体10,11に、不良堆積・断線箇
所12が発生する確率が高い。
第5図a,b参照
ゲート領域を挟んでソース・ドレイン電極を形
成するため、ゲート電極2aに対応する領域にフ
オトレジスト膜13を形成し、シリコン膜11上
に自然発生した自然発生酸化膜(図示せず)を除
去する。この工程はフツ酸とフツ化アンモニウム
との混合水溶液である緩衝フツ酸溶液を使用して
可能であるが、ゲートバス線2上の領域におい
て、窒化シリコン膜10とシリコン膜11との積
層体に不良堆積が存在すると、この領域におい
て、ゲートバス線2が溶解切断され、やはり、断
線箇所12aが発生する。
成するため、ゲート電極2aに対応する領域にフ
オトレジスト膜13を形成し、シリコン膜11上
に自然発生した自然発生酸化膜(図示せず)を除
去する。この工程はフツ酸とフツ化アンモニウム
との混合水溶液である緩衝フツ酸溶液を使用して
可能であるが、ゲートバス線2上の領域におい
て、窒化シリコン膜10とシリコン膜11との積
層体に不良堆積が存在すると、この領域におい
て、ゲートバス線2が溶解切断され、やはり、断
線箇所12aが発生する。
第6図a,b参照
全面に、シリコン膜11が含有する不純物の導
電型と同一の導電型の不純物を数百ppm〜1%含
み厚さが300〜500Åのシリコン膜14と、厚さ
2000Å程度のアルミニウム膜15を形成する。
電型と同一の導電型の不純物を数百ppm〜1%含
み厚さが300〜500Åのシリコン膜14と、厚さ
2000Å程度のアルミニウム膜15を形成する。
その後フオトレジスト膜13を溶解して、フオ
トレジスト膜13上のシリコン膜14とアルミニ
ウム膜15とをリフトオフして開口13aを形成
する。
トレジスト膜13上のシリコン膜14とアルミニ
ウム膜15とをリフトオフして開口13aを形成
する。
第7図a,b参照
シリコン薄膜トランジスタ領域上にフオトレジ
ストマスク16を形成した後、四フツ化炭素
(CF4)を反応性ガスとするドライエツチング法
を使用して、フオトレジストマスク16によつて
覆われていない領域から、ゲートバス線2とゲー
ト電極2a以外のすべての膜を除去してケート絶
縁膜5と動作層6とドレイン電極7とソース電極
8とを残置形成する(シリコン膜14の一部はコ
ンタクト層として残置される)。
ストマスク16を形成した後、四フツ化炭素
(CF4)を反応性ガスとするドライエツチング法
を使用して、フオトレジストマスク16によつて
覆われていない領域から、ゲートバス線2とゲー
ト電極2a以外のすべての膜を除去してケート絶
縁膜5と動作層6とドレイン電極7とソース電極
8とを残置形成する(シリコン膜14の一部はコ
ンタクト層として残置される)。
第2図a,b参照
レジストマスク16を除去した後、ドレイン電
極7と接続してドレイン接続電極7bを形成し、
つゞいて、ゲートバス線2とドレインバス線との
交叉領域に層間絶縁膜4を形成した後、スルーホ
ール7aを介してドレイン接続電極7bと接続す
るようにドレインバス線3を形成し、駆動電極9
を形成し、ソース接続電極8bを形成して駆動電
極9とソース電極8とを接続して完成する。
極7と接続してドレイン接続電極7bを形成し、
つゞいて、ゲートバス線2とドレインバス線との
交叉領域に層間絶縁膜4を形成した後、スルーホ
ール7aを介してドレイン接続電極7bと接続す
るようにドレインバス線3を形成し、駆動電極9
を形成し、ソース接続電極8bを形成して駆動電
極9とソース電極8とを接続して完成する。
以上に述べた、従来技術に係るシリコン薄膜ト
ランジスタマトリツクスの製造方法においては、
ゲートバス線がその被着・パターニング工程にお
いて断線する可能性が大きい。すなわち、ゲート
バス線の堆積中に塵等の侵入により断線が発生す
るおそれがあり、また、ゲート絶縁膜を形成する
ための窒化シリコン膜とトランジスタの動作層を
形成するためのシリコン膜とに不良堆積が発生し
やすく、これらの不良箇所が存在すると、そのパ
ターニング工程においてゲートバス線が溶解され
て断線し、製造歩留りが満足すべきものではない
という欠点がある。
ランジスタマトリツクスの製造方法においては、
ゲートバス線がその被着・パターニング工程にお
いて断線する可能性が大きい。すなわち、ゲート
バス線の堆積中に塵等の侵入により断線が発生す
るおそれがあり、また、ゲート絶縁膜を形成する
ための窒化シリコン膜とトランジスタの動作層を
形成するためのシリコン膜とに不良堆積が発生し
やすく、これらの不良箇所が存在すると、そのパ
ターニング工程においてゲートバス線が溶解され
て断線し、製造歩留りが満足すべきものではない
という欠点がある。
さらに、かゝる欠点をいくらかでも減縮するた
めにはゲートバス線の厚さを厚くすることが有効
であるが、ゲートバス線上には層間絶縁層を介し
てドレインバス線が設けられるから、ゲートバス
線の厚さの増大はドレインバス線の断線の可能性
の増大をともなうことになり、しかも、ゲートバ
ス線の末端はゲート電極を構成しているので、ゲ
ートバス線の厚さの増大はゲート電極の厚さの増
大をともなうことにもなり、ゲートバス線の厚さ
の増大にも自づと限界がある。
めにはゲートバス線の厚さを厚くすることが有効
であるが、ゲートバス線上には層間絶縁層を介し
てドレインバス線が設けられるから、ゲートバス
線の厚さの増大はドレインバス線の断線の可能性
の増大をともなうことになり、しかも、ゲートバ
ス線の末端はゲート電極を構成しているので、ゲ
ートバス線の厚さの増大はゲート電極の厚さの増
大をともなうことにもなり、ゲートバス線の厚さ
の増大にも自づと限界がある。
本発明は、この欠点を解消して、ゲートバス線
が断線することがなく、すぐれた製造歩留りを実
現することができ、しかも、ゲートバス線の厚さ
を減少することができてその上に形成されるドレ
インバス線の断線のおそれが少なく、さらに、ゲ
ート電極の厚さを減少しうるシリコン薄膜トラン
ジスタマトリツクス及びその製造方法を提供する
ものであり、その手段は、複数本ゲートバス線
と、該ゲートバス線と直交する複数本のドレイン
バス線と、該ドレインバス線と前記ゲートバス線
との交点に設けられ前記ゲートバス線と前記ドレ
インバス線とそれぞれ接続されるゲートとドレイ
ンとを有するシリコン薄膜トランジスタと、該シ
リコン薄膜トランジスタのソースと接続される駆
動電極とよりなるシリコン薄膜トランジスタマト
リツクスにおいて、前記ゲートバス線は、第1の
金属の薄膜と該第1の金属とは選択的エツチング
特性を有する第2の金属の薄膜との積層体より、
前記ゲート電極は第1の金属の薄膜よりなること
を特徴とするシリコン薄膜トランジスタマトリツ
クスとガラス基板上に複数本のゲートバス線を形
成し、該ゲートバス線の末端部をゲート電極とし
てシリコン薄膜トランジスタを形成し、該シリコ
ン薄膜トランジスタのドレインと接続し前記ゲー
トバス線と直交するドレインバス線を複数本形成
し、前記シリコン薄膜トランジスタのソースと接
続して駆動電極を形成してなすシリコン薄膜トラ
ンジスタマトリツクスの製造方法において、前記
複数のゲート電極は第1の金属の薄膜を形成、パ
ターニングして形成し、前記複数のゲートバス線
は、前記第1の金属の薄膜を溶解するエツチヤン
トによつては溶解せず。また、これを溶解するエ
ツチヤントのよつては前記第1の金属は溶解しな
い第2の金属の薄膜を、前記第1の金属の薄膜上
に時間を異にして形成、パターニングして形成す
ることを特徴とするシリコン薄膜トランジスタマ
トリツクスの製造方法とにある。
が断線することがなく、すぐれた製造歩留りを実
現することができ、しかも、ゲートバス線の厚さ
を減少することができてその上に形成されるドレ
インバス線の断線のおそれが少なく、さらに、ゲ
ート電極の厚さを減少しうるシリコン薄膜トラン
ジスタマトリツクス及びその製造方法を提供する
ものであり、その手段は、複数本ゲートバス線
と、該ゲートバス線と直交する複数本のドレイン
バス線と、該ドレインバス線と前記ゲートバス線
との交点に設けられ前記ゲートバス線と前記ドレ
インバス線とそれぞれ接続されるゲートとドレイ
ンとを有するシリコン薄膜トランジスタと、該シ
リコン薄膜トランジスタのソースと接続される駆
動電極とよりなるシリコン薄膜トランジスタマト
リツクスにおいて、前記ゲートバス線は、第1の
金属の薄膜と該第1の金属とは選択的エツチング
特性を有する第2の金属の薄膜との積層体より、
前記ゲート電極は第1の金属の薄膜よりなること
を特徴とするシリコン薄膜トランジスタマトリツ
クスとガラス基板上に複数本のゲートバス線を形
成し、該ゲートバス線の末端部をゲート電極とし
てシリコン薄膜トランジスタを形成し、該シリコ
ン薄膜トランジスタのドレインと接続し前記ゲー
トバス線と直交するドレインバス線を複数本形成
し、前記シリコン薄膜トランジスタのソースと接
続して駆動電極を形成してなすシリコン薄膜トラ
ンジスタマトリツクスの製造方法において、前記
複数のゲート電極は第1の金属の薄膜を形成、パ
ターニングして形成し、前記複数のゲートバス線
は、前記第1の金属の薄膜を溶解するエツチヤン
トによつては溶解せず。また、これを溶解するエ
ツチヤントのよつては前記第1の金属は溶解しな
い第2の金属の薄膜を、前記第1の金属の薄膜上
に時間を異にして形成、パターニングして形成す
ることを特徴とするシリコン薄膜トランジスタマ
トリツクスの製造方法とにある。
本発明は、時間を異にして実行させる2回の被
着・パターニング工程において、全く同一の場所
に2回とも塵等不測の物体が付着する確率は極め
て小さいという事実を利用してなされたものであ
り、まず、クローム等の第1の金属の薄膜を、比
較的薄く、例えば500Å程度の厚さに形成し、こ
れをパターニングしてゲートバス線の下層とゲー
ト電極とを形成し、次に、第2の金属を溶解除去
するエツチヤント(リン酸)が上記の第1の金属
を溶解しない性質の第2の金属例えばアルミニウ
ム等の薄膜を、比較的薄く、例えば500Å程度の
厚さに形成し、これをパターニングしてゲートバ
ス線の上層とを形成することとしたものである。
このとき、第1の金属(クローム)のエツチヤン
トは硝酸第二セリウムアンモニウムが好適であ
り、第2の金属(アルミニウム)のエツチヤント
は上記せるとおりリン酸が好適である。なお、第
1、第2の金属を溶解しないエツチヤントを使用
して第2の金属の薄膜をパターニングしてゲート
バス線の上層を形成し、つゞいてレジストマスク
を交換の上第2の金属の薄膜をパターニングして
ゲートバス線の下層とゲート電極とを形成しても
よい。
着・パターニング工程において、全く同一の場所
に2回とも塵等不測の物体が付着する確率は極め
て小さいという事実を利用してなされたものであ
り、まず、クローム等の第1の金属の薄膜を、比
較的薄く、例えば500Å程度の厚さに形成し、こ
れをパターニングしてゲートバス線の下層とゲー
ト電極とを形成し、次に、第2の金属を溶解除去
するエツチヤント(リン酸)が上記の第1の金属
を溶解しない性質の第2の金属例えばアルミニウ
ム等の薄膜を、比較的薄く、例えば500Å程度の
厚さに形成し、これをパターニングしてゲートバ
ス線の上層とを形成することとしたものである。
このとき、第1の金属(クローム)のエツチヤン
トは硝酸第二セリウムアンモニウムが好適であ
り、第2の金属(アルミニウム)のエツチヤント
は上記せるとおりリン酸が好適である。なお、第
1、第2の金属を溶解しないエツチヤントを使用
して第2の金属の薄膜をパターニングしてゲート
バス線の上層を形成し、つゞいてレジストマスク
を交換の上第2の金属の薄膜をパターニングして
ゲートバス線の下層とゲート電極とを形成しても
よい。
以下、図面を参照しつゝ、本発明の一実施例に
係るシリコン薄膜トランジスタマトリツクス及び
その製造方法についてさらに説明する。以下の工
程の説明に参照する図において、図a図は平面図
であり、図bはそのA−A断面図である。
係るシリコン薄膜トランジスタマトリツクス及び
その製造方法についてさらに説明する。以下の工
程の説明に参照する図において、図a図は平面図
であり、図bはそのA−A断面図である。
第8図a,b参照
ガラス基板1上に、厚さ500Å程度にクローム
薄膜を形成し、これをパターニングして、ゲート
バス線の下層24とゲート電極24aを形成す
る。このエツチングには硝酸第二セリウムアンモ
ニウムの水溶液を使用する。
薄膜を形成し、これをパターニングして、ゲート
バス線の下層24とゲート電極24aを形成す
る。このエツチングには硝酸第二セリウムアンモ
ニウムの水溶液を使用する。
第9図参照
つゞいて厚さ500Å程度にアルミニウム薄膜を
形成し、これをパターニングしてゲートバス線の
上層24bを形成する。このエツチングにはリン
酸を使用する。リン酸はクロームを溶解しないか
らゲート電極24aには何らの損傷も与えない。
形成し、これをパターニングしてゲートバス線の
上層24bを形成する。このエツチングにはリン
酸を使用する。リン酸はクロームを溶解しないか
らゲート電極24aには何らの損傷も与えない。
以上の二工程において、塵等不測の物体がゲー
トバス線24,24bに偶発的に存在する確率は
従来技術の場合と全く同一であるが、上記の二工
程につゞけて存在する確率は極めて少ないので、
ゲートバス線24,24bに不良堆積が発生した
り、断線したりすることはない。
トバス線24,24bに偶発的に存在する確率は
従来技術の場合と全く同一であるが、上記の二工
程につゞけて存在する確率は極めて少ないので、
ゲートバス線24,24bに不良堆積が発生した
り、断線したりすることはない。
第10図a,b参照
全面に、厚さ3000Å程度の窒化シリコン膜10
と、厚さ3000Å程度のシリコン膜11とを形成す
る。この窒化シリコン膜10の形成は、シラン
(SiH4)とアンモニア(NH3)と窒素(N2)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能であり、シリコン膜11の形成は、シラン
(SiH4)と水素(H2)またはアルゴン(Ar)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能である。
と、厚さ3000Å程度のシリコン膜11とを形成す
る。この窒化シリコン膜10の形成は、シラン
(SiH4)とアンモニア(NH3)と窒素(N2)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能であり、シリコン膜11の形成は、シラン
(SiH4)と水素(H2)またはアルゴン(Ar)と
の混合雰囲気中でなすプラズマCVD法を使用し
て可能である。
第11図a,b参照
ゲート領域を挟んでソース・ドレイン電極を形
成するため、ゲート電極24aに対応する領域に
フオトレジスト膜13を形成し、シリコン膜11
上に自然発生した自然発生酸化膜(図示せず)を
除去する。この工程はフツ酸とフツ化アンモニウ
ムとの混合水溶液である緩衝フツ酸溶液を使用し
て可能である。
成するため、ゲート電極24aに対応する領域に
フオトレジスト膜13を形成し、シリコン膜11
上に自然発生した自然発生酸化膜(図示せず)を
除去する。この工程はフツ酸とフツ化アンモニウ
ムとの混合水溶液である緩衝フツ酸溶液を使用し
て可能である。
第12図a,b参照
全面に、シリコン膜11が含有する不純物の導
電型と同一の導電型の不純物を数百ppm〜1%含
み厚さが300〜500Åのシリコン膜14と、厚さ
2000Å程度のアルミニウム膜15を形成する。
電型と同一の導電型の不純物を数百ppm〜1%含
み厚さが300〜500Åのシリコン膜14と、厚さ
2000Å程度のアルミニウム膜15を形成する。
その後フオトレジスト膜13を溶解して、フオ
トレジスト膜13上のシリコン膜14とアルミニ
ウム膜15とをリフトオフして開口13aを形成
する。
トレジスト膜13上のシリコン膜14とアルミニ
ウム膜15とをリフトオフして開口13aを形成
する。
第13図a,b参照
シリコン薄膜トランジスタ領域上にフオトレジ
ストマスク16を形成した後、四フツ化炭素
(CF4)を反応性ガスとするドライエツチング法
を使用して、フオトレジストマスク16によつて
覆われていない領域から、ゲートバス線24,2
4bとゲート電極24a以外のすべての膜を除去
してゲート絶縁膜5と動作層6とドレイン電極7
とソース電極8と残置形成する(シリコン膜14
の一部はコンタクト層として残置される)。
ストマスク16を形成した後、四フツ化炭素
(CF4)を反応性ガスとするドライエツチング法
を使用して、フオトレジストマスク16によつて
覆われていない領域から、ゲートバス線24,2
4bとゲート電極24a以外のすべての膜を除去
してゲート絶縁膜5と動作層6とドレイン電極7
とソース電極8と残置形成する(シリコン膜14
の一部はコンタクト層として残置される)。
第1図a,b参照
レジストマスク16を除去した後、ドレイン電
極7と接続してドレイン接続電極7bを形成し、
つゞいて、ゲートバス線24,24bとドレイン
バス線との交叉領域に層間絶縁膜4を形成した
後、スルーホール7aを介してドレイン接続電極
7bと接続するようにドレインバス線3を形成
し、駆動電極9を形成し、ソース接続電極8bを
形成して駆動電極9とソース電極8とを接続し
て、シリコン薄膜トランジスタマトリツクスを完
成する。
極7と接続してドレイン接続電極7bを形成し、
つゞいて、ゲートバス線24,24bとドレイン
バス線との交叉領域に層間絶縁膜4を形成した
後、スルーホール7aを介してドレイン接続電極
7bと接続するようにドレインバス線3を形成
し、駆動電極9を形成し、ソース接続電極8bを
形成して駆動電極9とソース電極8とを接続し
て、シリコン薄膜トランジスタマトリツクスを完
成する。
以上説明せる工程をもつて製造したシリコン薄
膜トランジスタマトリツクスは、工程中にそのゲ
ートバス線が断線することはないので製造歩留り
が向上する。試作の結果のよれば、従来30%程度
であつた歩留りが、本発明においては、85%に向
上した。しかも、ゲートバス線、特にゲート電極
の厚さを従来より減少することができ、ドレイン
バス線等の断線の危険が減少して、信頼性が向上
した。
膜トランジスタマトリツクスは、工程中にそのゲ
ートバス線が断線することはないので製造歩留り
が向上する。試作の結果のよれば、従来30%程度
であつた歩留りが、本発明においては、85%に向
上した。しかも、ゲートバス線、特にゲート電極
の厚さを従来より減少することができ、ドレイン
バス線等の断線の危険が減少して、信頼性が向上
した。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本発明によれば、ゲート
バス線が断線することがなく、すぐれた製造歩留
りを実現することができ、しかも、ゲート電極の
厚さを減少することができてその上に形成される
ドレインバス線の断線をおそれが少なく、さら
に、ゲート電極の厚さを減少しうるシリコン薄膜
トランジスタマトリツクス及びその製造方法を提
供することができる。
バス線が断線することがなく、すぐれた製造歩留
りを実現することができ、しかも、ゲート電極の
厚さを減少することができてその上に形成される
ドレインバス線の断線をおそれが少なく、さら
に、ゲート電極の厚さを減少しうるシリコン薄膜
トランジスタマトリツクス及びその製造方法を提
供することができる。
第1図a,bは、本発明の一実施例に係るシリ
コン薄膜トランジスタマトリツクスの平面図とそ
のA−A断面図である。第2図a,bは従来技術
に係るシリコン薄膜トランジスタマトリツクスの
平面図とそのA−A断面図である。第3図a,b
〜第7図a,bは、従来技術に係るシリコン薄膜
トランジスタマトリツクスの主要製造工程完了後
の基板の平面図とそのA−A断面図である。第8
図a,b〜第13図a,bは、本発明の一実施例
に係るシリコン薄膜トランジスタマトリツクスの
主要製造工程完了後の基板の平面図とそのA−A
断面図である。 1……ガラス基板、2……ゲートバス線、2a
……ゲート電極、3……ドレインバス線、4……
層間絶縁膜、5……ゲート絶縁膜、6……シリコ
ン動作層、7……ドレイン電極、7a……スルー
ホール、7b……ドレイン接続電極、8……ソー
ス電極、8b……ソース接続電極、9……駆動電
極、10……窒化シリコン膜、11……シリコン
膜、12……断線箇所、13……フオトレジスト
膜、13a……開口、14……高不純物濃度シリ
コン膜、15……アルミニウム膜、16……フオ
トレジスト膜、24……ゲートバス線の下層、2
4a……ゲート電極、24b……ゲートバス線の
上層。
コン薄膜トランジスタマトリツクスの平面図とそ
のA−A断面図である。第2図a,bは従来技術
に係るシリコン薄膜トランジスタマトリツクスの
平面図とそのA−A断面図である。第3図a,b
〜第7図a,bは、従来技術に係るシリコン薄膜
トランジスタマトリツクスの主要製造工程完了後
の基板の平面図とそのA−A断面図である。第8
図a,b〜第13図a,bは、本発明の一実施例
に係るシリコン薄膜トランジスタマトリツクスの
主要製造工程完了後の基板の平面図とそのA−A
断面図である。 1……ガラス基板、2……ゲートバス線、2a
……ゲート電極、3……ドレインバス線、4……
層間絶縁膜、5……ゲート絶縁膜、6……シリコ
ン動作層、7……ドレイン電極、7a……スルー
ホール、7b……ドレイン接続電極、8……ソー
ス電極、8b……ソース接続電極、9……駆動電
極、10……窒化シリコン膜、11……シリコン
膜、12……断線箇所、13……フオトレジスト
膜、13a……開口、14……高不純物濃度シリ
コン膜、15……アルミニウム膜、16……フオ
トレジスト膜、24……ゲートバス線の下層、2
4a……ゲート電極、24b……ゲートバス線の
上層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数本のゲートバス線と、該ゲートバス線と
直交する複数本のドレインバス線と、該ドレイン
バス線と前記ゲートバス線との交点に設けられ前
記ゲートバス線と前記ドレインバス線とそれぞれ
接続されるゲートとドレインとを有するシリコン
薄膜トランジスタと、該シリコン薄膜トランジス
タのソースと接続される駆動電極とよりなるシリ
コン薄膜トランジスタマトリツクスにおいて、前
記ゲートバス線は、第1の金属の薄膜と該第1の
金属とは選択的エツチング特性を有する第2の金
属の薄膜との積層体よりなり、前記ゲート電極は
第1の金属の薄膜よりなることを特徴とするシリ
コン薄膜トランジスタマトリツクス。 2 ガラス基板上に複数本のゲートバス線を形成
し、該ゲートバス線の末端部をゲート電極として
シリコン薄膜トランジスタを形成し、該シリコン
薄膜トランジスタのドレインと接続し前記ゲート
バス線と直交するドレインバス線を複数本形成
し、前記シリコン薄膜トランジスタのソースと接
続して駆動電極を形成してなすシリコン薄膜トラ
ンジスタマトリツクスの製造方法において、前記
複数のゲート電極は第1の金属の薄膜を形成・パ
ターニングして形成し、前記複数のゲートバス線
は、前記第1の金属の薄膜を溶解するエツチヤン
トによつては溶解せず、また、これを溶解するエ
ツチヤントのよつては前記第1の金属は溶解しな
い第2の金属の薄膜を、前記第1の金属の薄膜上
に時間を異にして形成・パターニングして形成す
ることを特徴とするシリコン薄膜トランジスタマ
トリツクスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59213609A JPS6193488A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | シリコン薄膜トランジスタマトリツクス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59213609A JPS6193488A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | シリコン薄膜トランジスタマトリツクス及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193488A JPS6193488A (ja) | 1986-05-12 |
JPH0568705B2 true JPH0568705B2 (ja) | 1993-09-29 |
Family
ID=16642013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59213609A Granted JPS6193488A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | シリコン薄膜トランジスタマトリツクス及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6193488A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS639157A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-14 | Canon Inc | 薄膜トランジスタの製造方法 |
US5648663A (en) * | 1985-08-05 | 1997-07-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductor structure having transistor and other elements on a common substrate and process for producing the same |
JPH0830821B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1996-03-27 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
JPS62288881A (ja) * | 1986-06-09 | 1987-12-15 | 株式会社日立製作所 | 配線パタ−ンの形成方法 |
JP2620241B2 (ja) * | 1987-06-10 | 1997-06-11 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
JP2620240B2 (ja) | 1987-06-10 | 1997-06-11 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
JPH0814668B2 (ja) * | 1988-02-16 | 1996-02-14 | シャープ株式会社 | マトリックス型液晶表示パネル |
JPH1010583A (ja) * | 1996-04-22 | 1998-01-16 | Sharp Corp | アクティブマトリクス基板の製造方法、およびそのアクティブマトリクス基板 |
-
1984
- 1984-10-12 JP JP59213609A patent/JPS6193488A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6193488A (ja) | 1986-05-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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