JPH0568583A - 組換えヒトβ−インターフエロンの精製方法 - Google Patents

組換えヒトβ−インターフエロンの精製方法

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JPH0568583A
JPH0568583A JP3074344A JP7434491A JPH0568583A JP H0568583 A JPH0568583 A JP H0568583A JP 3074344 A JP3074344 A JP 3074344A JP 7434491 A JP7434491 A JP 7434491A JP H0568583 A JPH0568583 A JP H0568583A
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ifn
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rhu
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Otello Protasi
プロタスイ オテツロ
Paolo Rappuoli
ラツプオーリ パオロ
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Sclavo SpA
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    • C07K14/555Interferons [IFN]
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 a)未精製状態の組換えヒトβ−インターフ
ェロンの水溶液を脱イオン水で平衡にしたシリカ含有固
体マトリックスと接触させてその上に組換えヒトβ−イ
ンターフェロンを吸着させ、その後組換えヒトβ−イン
ターフェロンを2〜10ミリモル/l酢酸水溶液で溶出
し、その後一層高純度の組換えヒトβ−インターフェロ
ンを含む溶出画分を回収し;ついで b)高純度溶出画分を、pH3.0 以上のアセテート緩衝液
で平衡にした陽イオン交換マトリックスに 0.1cm/分を
超えない流速で充填し、前記のマトリックスに吸着され
た rhu−β−インターフェロンを、0.15〜0.18モル/l
のNaClを含むpH6.2 〜6.8 の0.07〜0.15モル/lホスフ
ェート緩衝液で溶出させることによる組換えヒトβ−イ
ンターフェロンの精製方法。 【効果】 タンパク質1mg当り1×108 〜4×108 単位
の比活性を示す高純度の rhu−β−インターフェロンを
高収率で得ることを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカ含有マトリック
スによるクロマトグラフィーと陽イオン交換クロマトグ
ラフィーとの組合せた使用による組換えヒトβ−インタ
ーフェロン(rhu−β−IFNと称する)の精製方法
に関する。更に、本発明は活性薬剤として組換えヒトβ
−インターフェロンを含むウィルス感染及び腫瘍の治療
のため、且つ免疫調節剤としての製薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】インタ
ーフェロン(簡単にIFNと称される)は、感染の第一
段階中にウィルス剤及び非ウィルス剤に対する応答とし
て種々のヒト及び動物の細胞により生産される糖タンパ
ク質物質である。インターフェロンは、種々の活性、例
えば抗ウィルス活性、抗増殖活性、抗細胞(antic
ellular)活性及び免疫調節活性を示す。それら
の生物活性に基いて、少なくとも三つの型のインターフ
ェロン、即ちアルファ、ベータ及びガンマ(以下、α、
β及びγとして表される)が同定され、性質を調べられ
た。これらは白血球、繊維芽細胞、リンパ球により、及
び免疫系により生産される。特に、ヒトβ−インターフ
ェロン(hu−β−IFN)が繊維芽細胞により生産、
分泌され、それはウィルス感染及び腫瘍学領域に於ける
二次免疫不全のコアジュバントとして適用される。ポリ
−IC(ポリリボシン酸及びポリリボシチジル酸)によ
る超誘導の条件下のヒト繊維芽細胞の試験管内培養、続
いてクロマトグラフィー技術及び電気泳動技術による精
製によるβ−インターフェロンの生産方法が従来技術で
知られている。しかしながら、前記の方法は低い生産収
率及び、特別には、出発物質(繊維芽細胞)の不充分な
有用性のために欠点を示す。遺伝子工学の技術分野に於
ける現在の開発は、関係する生産物を暗号化する遺伝子
を含むベクターを宿す形質転換された宿主生物を使用す
る発酵方法によりタンパク質及びポリペプチドの高収率
の生産を可能にした。種々の操作された宿主生物の使用
に基く組換えヒトβ−インターフェロンの多くの生産方
法が技術文献及び特許文献に記載されている(デリンク
(Derynck)、R.ら著、Nature285
巻、542〜547頁(1980年);デリンク、R.
ら著、Nature287巻、193〜197頁(19
80年);タニグチ、T.ら著、Gene10巻、11
〜15頁(1980年);タニグチ、Tら著、PNAS
77巻、4003〜4006頁(1980年);欧州特
許出願第041313号を参照のこと)。前記の既知の
方法は、得られた組換え生産物の精製に関する多くの問
題を生じる。ヒトの治療に於けるタンパク質の適用は、
毒性の細胞混在物質及び/または生産物の抽出及び精製
の工程に使用される外来の化学物質を含まない、高水準
の純度及び比活性を有する生産物の有用性を必要とする
ことが実際に知られている。沈澱、電気泳動、アフィニ
ティークロマトグラフィーまたはイオン交換クロマトグ
ラフィーのような精製方法が技術的な従来の文献で公知
であり、細胞抽出物及び分泌物からタンパク質を精製す
るのに適用されていた。特に、天然及び組換えβ−イン
ターフェロンの多くの精製方法が技術文献及び特許文献
に記載されている。これに関して、欧州特許出願第06
3482号、英国特許第1,534,812号及びビリ
アウ(Billiau)らの論文、Antimicro
b.Agents and Chemoterapy,
16巻,49〜55頁(1979年)が参照される。詳
細には、欧州特許出願第063482号は以下の技術:
1)CPG、2)コンカナバリン−A−セファロース
(商標)、3)ヘパリン−セファロース(商標)または
プロシオン・レッド−A−アガロース及び4)ゲル濾過
の逐次使用を含むβ−インターフェロンの精製方法を開
示している。英国特許第1,543,812号は、主な
特徴として、CPGの使用及び強酸溶離剤(pH2.
0)の使用を含むβ−インターフェロンの精製方法を開
示している。この方法によれば、粗β−インターフェロ
ンの40〜90倍の精製及び60%の収率が得られる。
ビリアウらの方法(上記の文献を参照のこと)は、タン
パク質1mg当り1×106 単位の比活性を有するイン
ターフェロンを50%の全収率で得ることを可能にす
る。結論として、前記の従来方法は低い生産収率及び精
製収率のため、及び多くの必要な工程のため全く不充分
である。それ故、これらの方法は工業規模の適用には不
適である。今般、従来技術の方法の欠点が簡単且つ経済
的に有利な組換えヒトβ−インターフェロンの方法によ
り解消し得ることが発見された。
【0003】
【課題を解決するための手段】4かくして、本発明の目
的は、シリカ含有マトリックスによるクロマトグラフィ
ーと陽イオン交換クロマトグラフィーを組合せることに
よる未精製状態の組換えヒトβ−インターフェロンを含
む溶液からの組換えヒトβ−インターフェロンの精製方
法である。本発明の別の目的は、ウィルス感染及び腫瘍
の治療のため、及び免疫調節剤としての製薬組成物を製
造するための活性成分として、上記の方法により精製さ
れた組換えヒトβ−インターフェロンの使用である。本
発明の更に別の目的は、治療有効量の、本法により精製
された組換えヒトβ−インターフェロンを含む製薬組成
物である。
【0004】詳細には、本発明のクロマトグラフィー精
製方法は、 a)未精製状態の組換えヒトβ−インターフェロンの水
溶液を脱イオン水で平衡にしてシリカ含有固体マトリッ
クスと接触させてその上に組換えヒトβ−インターフェ
ロンを吸着させ、その後、前記のインターフェロンを2
〜10ミリモル/lの範囲のモル濃度の酢酸の水溶液を
使用して溶出し、その後、一層高水準の純度の組換えヒ
トβ−インターフェロンを含む溶出画分を回収し;つい
で b)段階a)により精製された組換えヒトβ−インター
フェロンを含む溶出画分を、3.0以上のpHのアセテ
ート緩衝液で平衡にした陽イオン交換樹脂に0.1cm
/分を超えない流速で装填し、前記のマトリックスに吸
着されたrhu−β−インターフェロンを0.15〜
0.18モル/lのNaClを含む6.2〜6.8の範
囲のpHの0.07〜0.15モル/lの範囲の濃度の
ホスフェート緩衝液で0.1cm/分以下の流速で溶出
させることにある。この様にして、組換えヒトβ−イン
ターフェロンは所定の溶出画分中の特異な明瞭なピーク
として得られる。精製される組換えヒトβ−インターフ
ェロンに関する限り、これはヒトβ−インターフェロン
を暗号化する遺伝子を含む形質発現ベクターで形質転換
された細菌、酵母または哺乳類の細胞の群から選ばれた
宿主生物を培養し、ついで細胞溶解産物または培地から
組換え生成物を分離することにより得ることができる。
本発明の方法の実施態様によれば、rhu−β−IFN
はバイオリアクター中のミクロキャリヤー上のCHO細
胞(チャイニーズハムスターの卵巣腫瘍細胞、即ちチロ
ン(CHIRON)からのプラスミドpSAD β−I
FNg1による系CHO D×B11のトランスフェク
ションから誘導されたクローンCHOβ−IFNg45
4)により生産される。形質転換された細胞は、タンパ
ク質1mg当り約104 U.Iの比活性を有する不純な
状態の組換えヒトβ−インターフェロンを形質発現し培
地中に分泌する。rhu−β−IFN溶液の成分の明瞭
な分離のためのクロマトグラフィーカラムの最適なサイ
ズ(断面の直径及び直さ)は、流速並びに組換えヒトβ
−インターフェロンと固体担体との間の結合比に関する
操作条件を一旦規定した場合、精製しようとする生産物
の量に依存する。
【0005】段階a) 本発明の方法の段階a)に於いて、シリカ含有材料は組
換えヒトβ−インターフェロンを結合し得る材料の中か
ら選ばれ、これらは市販されている。本発明の目的に好
ましい材料は、調節された多孔度のガラス材料(CP
G)であり、これらの中でも、エレクトロ・ヌクレオニ
ウス(Electro Nucleonics)からの
CPG500が特に好ましい。カラムを調製するのに使
用されるシリカ含有材料、特にCPGの量は、以下の利
点:─装填されたインターフェロンの充分な吸着;精製
された組換えヒトβ−インターフェロンに相当するピー
クの鋭さ;─高タイトル(title)の純粋なβ−I
FNを含む画分を得ること、を得るために出来るだけ高
い結合比U.I.(吸着剤材料1ml当りの装填された
β−インターフェロンの結合比U.I.)を有するよう
に決められる。カラムが一旦調製されると、カラムはそ
れを10%(w/v)のホルムアルデヒド水溶液と約4
時間にわたって静的に接触させることにより滅菌され
る。その後、カラムはクリチフィールド(Critch
field),F.E.らの方法(Anal.Che
m.29巻、797頁を参照のこと)に従って測定され
るホルムアルデヒドの完全な除去まで脱イオンされた無
菌の発熱物質を含まない水で洗浄され、それは4℃に冷
却される。その後、粗組換えhu−β−IFNの溶液
は、シリカ含有材料への粗インターフェロンの吸着を得
るために、1〜2cm/分の線形速度(流量/吸着剤材
料の容積)で供給される。アリメンテーション(ali
mentation)は大気圧で4℃付近の温度で行な
われる。装填段階中に、インターフェロンはシリカ含有
材料に結合され、一方、殆どの外来タンパク質は溶液中
に残り、カラムから浸透して出ていく。rhu−β−I
FNとシリカ含有材料との間の接触段階中のpH値は、
装填された溶液のpHである。アリメンテーション段階
の終了時に、カラムは280nmに於ける吸収の消失ま
で脱イオンされた無菌の発熱物質を含まない水で洗浄さ
れ、残存する外来タンパク質は1.4MのNaCl水溶
液、ついで脱イオンされた無菌の発熱物質を含まない水
でカラムを連続的に溶離することにより除去される。ア
ームストロング(Armstrong)J.A.(19
81年の方法(Enzymol.78巻、381〜38
7頁を参照のこと)を従ってIFN生物活性を測定する
ことにより行なわれる単一の溶出された画分の分析は、
インターフェロンの存在を明らかにせず、この様にして
装填されたインターフェロンと吸着剤材料との間の連結
(link)の安定性を確かめる。カラムを平衡にし、
洗浄するための脱イオン水の使用は本発明の精製方法の
目的に特に有利であることがわかった。従来技術に一般
に使用される緩衝液は、低モル濃度の溶離酸溶液が使用
される場合にインターフェロンの溶出を遅延させること
が実際に認められた。これは、カラムが緩衝されたまま
であり、それ故、かなり低い重量モル濃度を有する溶離
溶液により吸着材料からrhu−β−IFNを放出する
のに必要なpH値が一層遅く得られるという事実による
ようである。その後、rhu−β−インターフェロンは
2〜10mM/l、好ましくは4〜7mM/lの範囲の
モル濃度の酢酸の水溶液で溶離することにより吸着剤材
料から放出される。5mM/lの酢酸濃度が特に好まし
い。何となれば、1×107 U.I./mgより高い活
性を有する画分について考慮すると、それはrhu−β
−IFNが80%付近の収率で得られることを可能にす
るからである。rhu−β−IFNを溶離するのに適用
される低い酢酸重量モル濃度は、連続陽イオン交換クロ
マトグラフィーの展開に特に好ましい。工程a)から来
る部分精製されたβ−インターフェロンを含む画分は実
際に3.5〜4.0の範囲のpH値を示し、これはイン
ターフェロンが使用された陽イオン交換マトリックスに
結合されることを保証するのに充分低いが、同時に、極
限の酸性度(3.0より低いpH)によりマトリックス
が有効でなくなるという問題を生じる程には低くない。
好ましい条件で操作すると、CPG1ml当りに結合さ
れるrhu−β−IFNの単位を3.5×106 U.
I.から約5.6×106 U.I.に増加することによ
り、CPGに結合されたインターフェロンを完全に溶離
するのに必要な酢酸重量モル濃度が比例して減少するこ
とが観察された。溶離段階の終了時に、流出液が適当な
容積の画分中に回収され、それらの含量が通常の技術に
より分析される。所望により、カラムは5Mの酢酸の水
溶液による処理及び脱イオンされた無菌の発熱物質を含
まない水による連続洗浄により再生し得る。
【0006】段階b) 本発明の方法による陽イオン交換クロマトグラフィー
は、1)段階a)により部分精製された組換えヒトβ−
インターフェロンを含む溶出画分を、3.0以上のpH
のアセテート緩衝液で平衡にされた陽イオン交換マトリ
ックスに0.1cm/分を越えない流速で装填し、2)
カラムを0.5MのNaClを含む同アセテート緩衝液
で処理し、3)カラムを3.0以上のpHのアセテート
緩衝液でCl- イオンの完全除去まで洗浄し、ついで
4)前記のマトリックスに吸着された組換えヒトβ−イ
ンターフェロンを、0.15〜0.18モル/lのNa
Clを含むpH6.2〜6.8の0.07〜0.15モ
ル/lの濃度のホスフェート緩衝液で0.1cm/分を
越えない流量で溶出させることを含む。陽イオン交換ク
ロマトグラフィーを行なうためには、CM−セファロー
ス(商標)、CM−セファデックス(商標)、SP−セ
ファロース(商標)、SP−セファデックス(商標)ま
たはCM−アクセル(商標)の中から選ばれた樹脂(こ
れらは市販されている)が使用し得る。CM−セファロ
ース−CL−6Bが使用されることが好ましい。rhu
−β−IFNと選ばれたマトリックスとの間の最良の結
合比は、0.2〜0.3mg/mlであることがわかっ
た。更に、組換えヒトβ−IFNの装填量及び溶出流量
が本発明の目的に特に重要である。0.1cm/分より
高い流速で供給すると、一層高い重量モル濃度のNaC
lが組換えヒトβ−IFNをカラムから溶離するのに必
要であり、その結果純度が低下することが実際に観察さ
れた。同様に、0.1cm/分より高い流速で溶出する
と、2×106 U.I./mgを越える比活性を有する
rhu−β−IFNの極めて低い収率が得られる。それ
故、装填及び溶出の流速は0.1cm/分以下であるこ
とが好ましく、それらは0.05〜0.1cm/分の範
囲であることが更に好ましい。本発明によれば、アセテ
ート緩衝液は3.0〜4.5、好ましくは3.5〜4.
0の範囲のpHを有する。溶離ホスフェート緩衝液のモ
ル濃度は0.09〜0.11モル/lの範囲であること
が好ましい。
【0007】本発明の方法により得られた組換えヒトβ
−インターフェロンは、単一ピークとして単離され、S
DS−PAGE電気泳動で単一の狭い帯を与える。ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動で測定された精製組換えヒ
トβ−インターフェロンの分子量は約24,000ダル
トンであることがわかった。これは天然のヒトβ−イン
ターフェロンの分子量に相当する。更に、レーザースキ
ャナー分析は純度最小値99.58%を明らかにする。
【0008】本発明の方法により得られた組換えヒトβ
−インターフェロンは、かくして、ヒトへ投与するのに
特に適する。本発明の方法により精製されたrhu−β
−IFNは抗ウィルス剤、抗腫瘍剤及び免疫調節剤とし
て使用するために経口投与、非経口投与または静脈内投
与されることが都合がよい。
【0009】こうして精製されたrhu−β−IFNを
含む組成物は、通常の技術により、活性薬剤を不活性賦
形剤及び必要により安定剤及び適当に選ばれた通常の添
加剤と組合せて調製し得る。経口適用に関して、本発明
の方法により精製されたrhu−β−IFNは、澱粉、
糖、水、アルコール等のような通常のキャリヤー/賦形
剤を用いて製造され、必要により着香剤、安定剤、防腐
剤及び滑剤を含む錠剤、カプセル、ドロップ及びエリキ
シル剤の形態で投与し得る。非経口適用または静脈内適
用に関して、最も好ましいキャリヤーは注射用の無菌の
水である。既知の技術により添加剤が含まれてもよい。
治療に有効な毎日の投薬量は治療される患者(体重、年
令及び症状)及び投与方法に応じて変化する。それ故、
本発明の製薬組成物は有効な毎日の投薬量を保証するの
に適した量で精製組換えヒトβ−インターフェロンを含
む。
【0010】
【実施例】以下の実施例は本発明を説明することを目的
とするものであり、本発明を限定するものではない。
【0011】実施例1 CPGによるhu−β−IFN
組換え体の精製 この目的のため、バイオリアクター中でミクロキャリヤ
ーでCHO細胞(チャイニーズハムスターの卵巣腫瘍細
胞、即ちチロンからのプラスミドpSADβ−IFNg
1により系CHO D×B11のトランスフェクション
から誘導されたクローンCHO β−IFNg454)
の培養から得られた粗hu−β−IFNの溶液(600
ml)を使用した。組換えhu−β−IFN溶液は、下
記の組成を有していた。 ─hu−β−IFNタイトル 86840 U.I./ml ─全 hu−β−IFN 52.1×106 U.I. ─全タンパク質 1.502mg/ml ─比活性 5.8×104 U.I./ml 直径1.6cm、高さ0.5cmのガラスカラム(ファ
ーマシア、型式C16)に、a)n−プロパノール40
%、β−メルカプトエタノール0.07%及び飽和量の
尿素からなる混合物、pH1.5;b)−NH4 OH5
%;c)CH3 COOH 0.1M;d)HNO3 65
%で沸点で前もって精製されたCPG(商標)−500
(エレクトロ・ヌクレオニクス)1mlで充填する。続
いて、カラムをホルムアルデヒド(10%w/v)の水
溶液で室温(20〜25℃)で4時間滅菌する。その
後、クリチフィールド、F.E.らの方法(Anal
Chem,29巻,797頁を参照のこと)に従って測
定してホルムアルデヒドの完全除去まで、カラムを脱イ
オンされた無菌の発熱物質を含まない水で洗浄し、それ
を4℃に冷却する。その後、上記の組成を有する粗ヒト
β−IFNを含む上澄液600mlを、52×10
6 U.I./mlCPGのβ−IFN/CPGの比を得
る1ml/分×cm2 (cm/分)の流速でカラムに供
給する。アリメンテーション段階の終了時に、280n
mに於ける吸収が消失するまでカラムを脱イオンされた
無菌の発熱物質を含まない水で洗浄し、それを1.4M
のNaCl溶液で溶離し、その終了時に、塩化物イオン
が消失するまでカラムを脱イオンされた無菌の発熱物質
を含まない水で洗浄する。流速は1cm/分である。更
に、その方法を、0.25cm/分の流速で供給される
酢酸溶液5mM(pH3.8)によるrhu−β−IF
Nの溶出により行なう。下記の画分が得られる。 β−IFN 全容積 タンパク質 タンパク質1mg当り U.I. mg/ml のβ−IFN U.I ──────────────────────────────── 3 757 000 3.2 0.12 3.1×107 2 004 000 7.2 0.063 3.2×107 317 300 12.0 0.025 1.3×107 176 000 16.0 0.013 1.3×107 85 500 12.0 n.d. n.d. 50 100 13.5 n.d. n.d. 50 100 12.0 n.d. n.d. 部分精製された組換えヒトβ−IFNの全収率は85%
である。n.d.は、測定されなかったことを意味す
る。
【0012】実施例2 CPG(商標−500による工
業規模の組換えヒトβ−IFNの精製 1.2lのCPG(商標)−500を含む、25.2c
m×2.4cmのカラム(ファーマシア、型式BP25
2)を使用して実施例1に上記したようにして精製を行
なう。その後、下記の特性を有する粗組換えhu−β−
IFNの溶液486lを装填する。 ─hu−β−IFNタイトル 100600 U.I./mg ─全 hu−β−IFN 39.6×106 U.I. ─タンパク質 1.4mg/ml ─比活性 5.8×104 U.I. 5mMの酢酸溶液を用いて溶離を行ない、下記の画分を
得る。 タイトル β−IFN タンパク質 比活性 全容積 U.I./ml mg/ml U.I./mg ml ──────────────────────────────── 861 000 0.065 1.3×107 400 4 223 000 0.177 2.4×107 200 12 100 000 0.478 2.5×107 1000 6 560 000 0.302 2.2×107 2500 1 558 000 0.102 1.5×107 6000 451 000 0.041 1.1×107 7000 部分精製されたrhu−β−IFNの全収率は86%で
ある。
【0013】実施例3 CPG(商標)−500で部分
精製されたrhu−β−IFNの陽イオン交換クロマト
グラフィーによる精製 直径1.6cm、高さ0.5cmのガラスカラム(ファ
ーマシア、型式C16)を使用する。カラム、フローセ
ル、弁及び出口を、それらを25%のエタノールに一夜
接触させることにより滅菌し、一方、全ての入口及びカ
ラムの上流の取付具をオートクレーブ中で滅菌する。そ
の後、エチルアルコールが消失するまで(光度計試験に
より測定)、カラムを0.2Mのアセテート緩衝液(p
H4.0)で洗浄し、同アセテート緩衝液を用いて0.
08cm/分の流速で平衡にし、17.6mlのCM−
セファロース(商標)CL−6B(ファーマシア)(カ
ラム中のゲルの高さ8.8cm)を充填し、水を0.1
78cm/分の流速で装填する。その後、実施例1によ
りCPG(商標)−500によるクロマトグラフィーに
より部分精製された組換えヒトβ−IFNの溶液(5
6.5ml)を装填する。その溶液は下記の組成を有す
る。 ─hu−β−IFNタイトル 1115000 U.I./ml ─タンパク質タイトル 0.076mg/ml ─比活性 1.46×107 U.I./mg ─全hu−β−IFN 63×106 U.I. ─全タンパク質 4.3mg その溶液を0.08cm/分の流速でカラムに供給し、
タンパク質(mg)/ゲル(m1)の比約0.2を得
る。アリメンテーションの終了時に、カラムを2倍容の
0.2Mのアセテート緩衝液(pH4.0)で洗浄し、
5倍容の0.2Mのアセテート緩衝液中の0.5MのN
aClで溶離し、塩化物イオンが消失するまで0.2M
のアセテート緩衝液(pH4.0)でもう1回洗浄す
る。全溶液を0.08cm/分の流速で供給する。その
後、カラムに吸着された組換えヒトβ−IFNを、0.
1Mのホスフェート緩衝液(pH6.5)中の0.15
のNaClの溶液を用いて0.075cm/分の流速で
溶出させて、下記の画分を回収する。 タイトル β−IFN タンパク質 比活性 全容積 全β−IFN U.I./ml μg/ml U.I./mg ml U.I. ─────────────────────────────────── 111 600 29.2 3.8×106 1.5 0.17×106 325 500 37.2 8.7×106 3.0 0.97×106 423 150 1.8 2.3×108 9.0 3.80×106 255 750 1.4 1.8×108 4.5 1.10×106 190 650 0.4 4.8×108 6.0 1.10×106 162 750 2.1 7.7×107 6.0 1.06×106 176 700 0.7 2.5×108 6.0 1.10×106 111 600 0.3 3.7×108 6.0 0.67×106 74 000 0.3 2.5×108 6.0 0.44×106 111 600 0.3 3.7×108 6.0 0.67×106 376 650 3.2 1.2×108 6.0 2.26×106 762 600 1.1 6.9×108 6.0 4.58×106 251 100 3.0 8.4×107 6.0 1.50×106 232 500 0.3 7.7×108 6.0 1.39×106 139 500 3.9 3.6×107 6.0 0.83×106 120 900 3.5 5.0×107 6.0 0.72×106 111 600 5.5 2.0×107 6.0 0.67×106 93 000 3.9 2.4×107 6.0 0.56×106 46 500 2.8 1.7×107 6.0 0.28×106 37 200 - - - - 27 900 - - - - rhu−β−IFNの全収率は約78%であり、そのう
ち約45%が1×108 U.I./mg〜7.7×10
8 U.I./mgの範囲の比活性を有する画分に関係
し、粗rhu−β−IFNに対する最終収率は38%で
あると云える。タンパク質タイトルはBIO−RAD
ミクロ−BCAキットで測定した。組換えヒトβ−IF
Nの試験体の純度は、12.5%及び15%のSDSポ
リアクリルアミドゲル電気泳動で測定した。コマシー・
ブルーで染色した後、単一の帯が得られた(第1図、ラ
イン2及び3を参照のこと)。
【0014】実施例4 CPG(商標)−500で部分
精製されたrhu−β−IFNの陽イオン交換のクロマ
トグラフィーによる精製 直径11.3cm、高さ30cmのカラム(ファーマシ
ア、型式BP113/30)に約1000mlのCMセ
ファロース(商標)CL−68(カラム中のゲルの高さ
約10cm)を充填し、0.18cm/分の流速で水を
装填した。その後、実施例2により得られたrhu−β
−IFN 650mlを0.1cm/分の流速でカラム
に供給する。その溶液は下記の特性を有する。 ─β−IFNタイトル 6560000 U.I./ml ─タンパク質タイトル 0.32mg/ml ─比活性 2.20×107 U.I./mg ─全β−IFN 4.26×109 U.I. ─全タンパク質 208mg タンパク質/ゲルの比0.21mg/mlを得た。カラ
ムに吸着されたβ−IFNの溶離を、0.1Mのホスフ
ェート緩衝液(pH6.5)中の0.15MのNaCl
を用いて0.075cm/分の流速で行なう。溶離の終
了時は、下記の画分を得る。 タイトル β−IFN タンパク質 比活性 容 積 全β−IFN U.I. μg/ml U.I./mg ml U.I. ───────────────────────────────── 1 904 000 33.3 5.7×107 240 4.56×108 5 236 000 116.3 4.5×107 30 1.57×108 6 528 000 121.6 5.1×107 50 3.26×108 5 780 000 100.6 5.7×107 60 3.46×108 4 216 000 58.5 7.2×107 50 2.10×108 3 196 000 44.7 7.1×107 50 1.59×108 2 992 000 28.9 1.0×108 85 2.54×108 2 516 000 16.1 1.6×108 150 3.77×108 2 312 000 9.7 2.4×108 430 9.90×108 816 000 7.7 1.1×108 170 1.38×108 476 000 6.2 7.7×108 140 0.66×108 340 000 5.1 6.7×108 275 0.93×108 340 000 4.8 7.1×108 275 0.93×108 272 000 4.3 6.3×108 275 0.75×108 335 000 4.5 7.4×108 275 0.92×108 176 000 3.0 5.9×108 275 0.48×108 122 000 2.2 5.6×108 275 0.33×108 rhu−β−IFNの全収率は82%であり、そのうち
35.6%は1×108 U.I./mg〜2.4×10
8 U.I./mgの範囲の比活性を有する画分に関す
る。
【0015】実施例5 CPG(商標)−500で部分
精製された陽イオン交換クロマトグラフィーによる精製 実験の目的は、組換えhu−β−IFN精製に関する溶
出速度の効果を確かめることである。直径25.2c
m、高さ9.6cmのカラム(ファーマシア、型式BP
252)に4780mlのCMセファロース(商標)C
L−68を充填した。その後、CPG(商標)−500
により部分精製されたrhu−β−IFN溶液6000
mlを0.1cm/分の流速でカラムに供給する。その
溶液は下記の特性を有する。 ─β−IFNタイトル 4425000 U.I./ml ─タンパク質タイトル 0.243mg/ml ─比活性 1.80×107 U.I./mg タンパク質/マトリックスの比0.31mg/mlに得
られる。アリメンテーションの終了時に、実施例4に記
載したような種々の洗浄工程後に、組換えヒトβ−IF
Nを0.1Mのホスフェート緩衝液(pH6.5)中の
0.15MのNaClの溶液を用いて0.18cm/分
の流速で溶離し、rhu−β−IFNを含む画分を回収
する。rhu−β−IFNの全収率は65%であり、そ
のうちのわずかに2.6%が10.0×107 U.I.
より高い比活性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例3に従って精製された組換えヒ
トβ−インターフェロンの電気泳動の結果を示す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)未精製状態の組換えヒトβ−インタ
    ーフェロンの水溶液を脱イオン水で平衡にしたシリカ含
    有固体マトリックスと接触させてその上に組換えヒトβ
    −インターフェロンを吸着させ、その後、組換えヒトβ
    −インターフェロンを2〜10ミリモル/lの範囲のモ
    ル濃度の酢酸の水溶液で溶出し、その後、一層高水準の
    純度の組換えヒトβ−インターフェロンを含む溶出画分
    を回収し;ついで b)段階a)により精製された組換えヒトβ−インター
    フェロンを含む溶出画分を、3.0以上のpHのアセテ
    ート緩衝液で平衡にした陽イオン交換マトリっクスに
    0.1cm/分を超えない流速で装填し、前記のマトリ
    ックスに吸着されたrhu−β−インターフェロンを、
    組換えヒトβ−インターフェロンを所定の溶出画分中で
    特異な明瞭なピークとして得るような方法で、0.15
    〜0.18モル/lのNaCl を含む6.2〜6.8の
    範囲のpHの0.07〜0.15モル/lの範囲の濃度
    のホスフェート緩衝液で溶出させることを特徴とする組
    換えヒトβ−インターフェロンのクロマトグラフィー精
    製方法。
  2. 【請求項2】 段階a)のシリカ含有マトリックスが調
    節された多孔度のガラス材料(CPG(商標))の群か
    ら選ばれる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 CPGがCPG(商標)500である請
    求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 段階a)の酢酸濃度が4〜7ミリモル/
    lの範囲である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 酢酸濃度が5ミリモル/lである請求項
    4記載の方法。
  6. 【請求項6】 段階b)の陽イオン交換マトリックスが
    CM−セファロース(商標)、CM−セファデックス
    (商標)、SP−セファロース(商標)、SP−セファ
    デックス(商標)またはCM−アクセル(商標)の中か
    ら選ばれる請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 陽イオン交換マトリックスがCM−セフ
    ァロース(商標)−CL−6Bである請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 段階b)の組換えヒトβ−インターフェ
    ロンの装填及び溶出の流速が0.05〜0.1cm/分
    の範囲である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 段階b)のアセテート緩衝液が3.5〜
    4.5の範囲内のpHを有する請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 アセテート緩衝液がpH4.0を有す
    る請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ホスフェート緩衝液が0.09〜0.
    11モル/lの範囲の濃度である請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 治療有効量の、請求項1記載の方法に
    従って得られた組換えヒトβ−インターフェロンを活性
    剤として含むことを特徴とするウィルス感染及び腫瘍を
    治療するため、且つヒトの免疫調節剤としての製薬組成
    物。
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