JPH0568555A - 核酸増幅器の温度制御方法及び装置 - Google Patents

核酸増幅器の温度制御方法及び装置

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JPH0568555A
JPH0568555A JP25567891A JP25567891A JPH0568555A JP H0568555 A JPH0568555 A JP H0568555A JP 25567891 A JP25567891 A JP 25567891A JP 25567891 A JP25567891 A JP 25567891A JP H0568555 A JPH0568555 A JP H0568555A
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JP
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temperature
control
section
nucleic acid
pid
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JP25567891A
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English (en)
Inventor
Mitsuyasu Nishizawa
三泰 西沢
Atsushi Kitazawa
淳 北澤
Kesao Maruyama
今朝雄 丸山
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Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇温終了時等におけるオーバーシュート等の
発生を防止し、高精度で安定した温度制御を実現する。 【構成】 予め、時間に応じて温度が変化する変温パタ
ーンPtを設定し、温度制御時に、PID動作による温
度制御を行うとともに、変温パターンPtに従って、セ
ットした試料に対する加熱又は冷却を行う。この際、予
め、変温パターンPtにおける温度勾配を有する変温区
間Ma、Mbに対し、一又は二以上の制御切換点C1、
C2を設定して複数の分割制御区間ma1、ma2、m
b1、mb2を設けるとともに、複数の異なるPID定
数を設定し、温度制御時に、各分割制御区間ma1…、
mb1…に最適なPID定数を用いて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDNA等の核酸配列を増
幅(増殖)する際に用いる核酸増幅器の温度制御方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DNA等の核酸配列を増幅する核
酸増幅器は特開昭62−240862号公報で知られて
いる。同増幅器の概要は反応混合物(試料)を保持する
ための熱伝導性容器と、この熱伝導性容器を使用者によ
って指定された複数の温度に加熱及び冷却する加熱冷却
手段と、複数の温度及びその回数を規定するとともに、
使用者からのチェックポイントデータを受取って温度プ
ロフィールを設定し、さらに、使用者からの指令を受取
ってチェックポイントデータをアクセスし、これによ
り、加熱冷却手段に対する制御信号を発生させるコンピ
ュータ手段を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の核
酸増幅器は、通常、加熱冷却制御する温度勾配が極めて
大きく、例えば、1分間で40℃程度から90℃程度ま
で急速に温度上昇させる必要があるとともに、時間に応
じて温度が変化する変温パターンに従って高精度及び安
定に温度制御する必要がある。
【0004】このため、加熱冷却手段としては比較的大
きい温度勾配にも対応できるように、電源極性の切換に
より加熱側と冷却側に容易に切換可能なペルチェ素子を
用いていた。しかし、昇温終了時や降温終了時には、温
度勾配が大きいがゆえに制御が不安定となるオーバーシ
ュートやアンダーシュート(図1中、仮想線X参照)が
発生し、高精度で安定した温度制御を実現できない問題
があった。
【0005】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、昇温終了時等におけるオー
バーシュート等の発生を防止し、高精度で安定した温度
制御を実現できる核酸増幅器の温度制御方法及び装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る核酸増幅器
の温度制御方法は、予め、時間に応じて温度が変化する
変温パターンPtを設定し、温度制御時に、PID動作
による温度制御を行うとともに、変温パターンPtに従
って、セットした試料Sに対する加熱又は冷却を行うに
際し、予め、変温パターンPtにおける温度勾配を有す
る変温区間Ma、Mbに対し、例えば、温度による一又
は二以上の制御切換点C1、C2を設定して複数の分割
制御区間ma1、ma2、mb1、mb2を設けるとと
もに、複数の異なるPID定数K1、K2、K3、K
4、K5を設定し、温度制御時に、各分割制御区間ma
1…、mb1…に最適なPID定数を用いて制御するよ
うにしたことを特徴とする。この場合、温度上昇の変温
区間Maは少なくとも最初の分割制御区間ma1で昇温
速度を速めるPID定数を用いるとともに、最終の分割
制御区間ma2で昇温速度を遅めるPID定数を用いる
ことが望ましい。また、温度下降の変温区間Mbは少な
くとも最初の分割制御区間mb1で降温速度を速めるP
ID定数を用いるとともに、最終の分割制御区間mb2
で降温速度を遅めるPID定数を用いることが望まし
い。
【0007】また、本発明に係る核酸増幅器の温度制御
装置1は、時間に応じて温度が変化する変温パターンP
tを設定する設定部2を有する制御機能部3と、PID
動作による温度制御を行うとともに、変温パターンPt
に従って、試料容器4にセットした試料Sに対する加熱
又は冷却を行う、例えば、ペルチェ素子を用いた温調機
能部5を備えて構成し、特に、制御機能部3に、変温パ
ターンPtにおける温度勾配を有する変温区間Ma、M
bに対し、複数の分割制御区間ma1、ma2、mb
1、mb2を設けるための、例えば、温度による一又は
二以上の制御切換点C1、C2を設定する第二の設定部
6と、各分割制御区間ma1…、mb1…に対して最適
なPID定数を設定する第三の設定部7を備えてなるこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る核酸増幅器の温度制御方法及び装
置1によれば、変温パターンPtにおける昇温時の変温
区間Maは前後の分割制御区間ma1とma2に分割さ
れる。最初の分割制御区間ma1では昇温速度を速める
最適なPID定数K1を用いてPID動作による温度制
御が実行される。この場合、分割制御区間ma1で選択
されるPID定数K1は、予め制御機能部3における第
三の設定部7によって設定され、同区間ma1の制御時
に温調機能部5のPID定数が変更される。これによ
り、実際の昇温時における温度勾配は分割制御区間ma
1、ma2を設定しない場合の理想勾配よりも大きくな
り、昇温開始から制御切換点C1まではより急速な昇温
が行われる。
【0009】そして、温度が制御切換点C1に達したな
ら、昇温速度を遅める最適なPID定数K2を用いてP
ID動作による同様の温度制御が実行される。これによ
り、次の分割制御区間ma2での実際の昇温時における
温度勾配は理想勾配よりも小さくなり、昇温終了点まで
はより緩やかな昇温が行われる。
【0010】一方、降温時の変温区間Mbも前後の分割
制御区間mb1とmb2に分割される。最初の分割制御
区間mb1では降温速度を速める最適なPID定数K4
を用いてPID動作による温度制御が実行される。これ
により、実際の降温時における温度勾配は理想勾配より
も大きくなり、降温開始から制御切換点C2まではより
急速な降温が行われる。
【0011】そして、温度が制御切換点C2に達したな
ら、降温速度を遅める最適なPID定数K5を用いてP
ID動作による同様の温度制御が実行される。これによ
り、次の分割制御区間mb2での実際の降温時における
温度勾配は理想勾配よりも小さくなり、降温終了点まで
はより緩やかな降温が行われる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本発明に係る温度制御装置1を含む
核酸増幅器Wの全体構成について、図3及び図1を参照
して説明する。
【0014】本発明に係る核酸増幅器Wは大別して、試
料容器4と、この試料容器4を加熱又は冷却する本発明
に係る温度制御装置1からなる。
【0015】試料容器4は熱伝導性素材により構成し、
試料S、即ち、DNA、RNA等の核酸配列をセットす
る。
【0016】一方、温度制御装置1は制御機能部3と温
調機能部5を備える。制御機能部3はCPU、メモリ等
を含むコンピュータ本体11と、コンピュータ本体11
に接続した表示器12及びキーボード13を含むコンピ
ュータユニットUにより構成する。
【0017】コンピュータユニットUには時間に応じて
温度が変化する図1に示す変温パターンPtを設定する
設定部(第一の設定部)2を備えるとともに、変温パタ
ーンPtの上昇する温度勾配を有する変温区間Maに対
し、二つの分割制御区間ma1、ma2を設けるための
制御切換点C1と、下降する温度勾配を有する変温区間
Mbに対し、二つの分割制御区間mb1、mb2を設け
るための制御切換点C2とを設定する第二の設定部6を
備える。この場合、各制御切換点C1、C2は温度によ
り設定できる。さらに、制御機能部3には複数の異なる
PID定数K1、K2、K3、K4、K5…を設定する
ための第三の設定部7を備える。各PID定数K1…は
各分割制御区間ma1…、mb1…に対応させて最適と
なる定数を設定し、各区間ma1…、mb1…の制御時
に、第三の設定部7の設定データに基づいて後述する温
調機能部5における実際のPID定数を変更する。
【0018】他方、温調機能部5は試料容器4にセット
した試料Sを加熱又は冷却するペルチェ効果を利用した
ペルチェ素子(電子冷凍素子)15、ペルチェ素子15
に接続して同素子15をドライブするドライバ16、ド
ライバ16に接続した電源17、ドライバ16に制御信
号を付与する制御ユニット18、試料Sの温度を検出し
て制御ユニット18に付与する温度センサ19を備え
る。温調機能部5は制御ユニット18によりPID動作
による温度制御を実行する。また、制御ユニット18は
コンピュータ本体11に接続する。これにより、制御ユ
ニット18からコンピュータ本体11には測定した温度
データ等を付与するとともに、コンピュータ本体11か
ら制御ユニット18には前記各種設定情報、即ち、変温
パターンPt、PID定数K1…に基づく指令データを
付与する。なお、ドライバ16はペルチェ素子15と電
源17間における通電率可変機能及び極性切換機能を備
える。また、制御ユニット18はPID動作を行うため
の演算機能を備える。
【0019】次に、本発明に係る核酸増幅器Wの温度制
御方法を含む全体動作について、図2〜図5を参照して
説明する。
【0020】まず、予め、第一の設定部2によって変温
パターンPtを設定する。変温パターンPtはキーボー
ド13から時間t1…及び温度T1、T2、T3…を指
定することにより任意に設定でき、設定値はコンピュー
タ本体11に記憶される。また、第二の設定部6によっ
て変温パターンPtにおける温度勾配を有する変温区間
Ma、Mbに対し、制御切換点C1、C2を温度により
設定する。なお、試料Sは試料容器4にセットされる。
【0021】そして、コンピュータ本体11は第一の区
間となる変温区間Maにおける昇温終了時の設定温度T
1を読出すとともに(ステップ31)、温度センサ19
から得る測定温度Tdと設定温度T1を比較し、実行す
る制御が昇温制御か、降温制御か、定温制御かを判断す
る(ステップ32)。第一の区間では昇温制御となるた
め、コンピュータ本体11からは最初の分割制御区間m
a1に対応して設定したPID定数K1に基づく指令デ
ータが制御ユニット18に送られ、制御ユニット18の
PID定数はK1に変更される(ステップ33)。よっ
て、温調機能部5によりPID定数K1を用いたPID
動作による昇温制御が実行される。この際、図2に示す
実際に検出される変温パターンPdのように、昇温時に
おける温度勾配は分割制御区間を設定しない変温パター
ンPtにおける理想勾配よりも大きくなり、制御切換点
C1まではより急速な昇温が行われる。なお、温度制御
時には温度センサ19により実際の温度が測定され、そ
の測定結果に基づいて随時目標温度の設定が行われる
(ステップ34、35)。
【0022】また、サブルーチン36により昇温中であ
るか否かを判断し(ステップ361)、温度が制御切換
点C1に達したなら、次の分割制御区間ma2に移行す
る(ステップ362)。これにより、コンピュータ本体
11からは当該分割制御区間ma2に対応して設定した
PID定数K2に基づく指令データが制御ユニット18
に送られ、制御ユニット18のPID定数がK2に変更
される(ステップ363)。そして、引続き、PID定
数K2による昇温制御が実行される。この際、図2に示
すように、実際の昇温時における温度勾配は理想勾配よ
りも小さくなり、昇温終了点である設定温度T1までは
緩やかな昇温制御が行われる。したがって、昇温終了点
における実際の変温パターンPdの変化はより鈍くな
り、オーバーシュートの発生が抑制される。目標となる
設定温度T1に達したなら、第二の区間となる定温区間
Mcに移行する(ステップ37、38)。
【0023】定温区間Mcにおいても変温区間Maと同
様の手法で制御が実行される。即ち、コンピュータ本体
11は定温区間Mcにおける制御終了時の設定温度T2
(=T1)を読出すとともに(ステップ31)、温度セ
ンサ19から得る測定温度Tdと設定温度T2を比較
し、実行する制御が昇温制御か、降温制御か、定温制御
かを判断する(ステップ32)。同区間Mcでは定温制
御となるため、コンピュータ本体11からは同区間Mc
に対応して設定したPID定数K3に基づく指令データ
が制御ユニット18に送られ、制御ユニット18のPI
D定数はK3に変更される(ステップ33)。よって、
温調機能部5によりPID定数K1を用いたPID動作
による昇温制御が実行される。そして、設定時間t1に
達したなら、第三の区間となる降温区間Mbに移行する
(ステップ37、38)。
【0024】第三の区間は降温制御を行うが、制御は変
温区間Maと同様の手法で行われる。即ち、コンピュー
タ本体11は第三の区間となる変温区間Mbにおける降
温終了時の設定温度T3を読出すとともに(ステップ3
1)、温度センサ19から得る測定温度Tdと設定温度
T3を比較し、実行する制御が昇温制御か、降温制御
か、定温制御かを判断する(ステップ32)。第三の区
間では降温制御となるため、コンピュータ本体11から
は最初の分割制御区間mb1に対応して設定したPID
定数K4に基づく指令データが制御ユニット18に送ら
れ、制御ユニット18のPID定数はK4に変更される
(ステップ33)。よって、温調機能部5によりPID
定数K4を用いたPID動作による降温制御が実行され
る。この際、図2に示すように、実際の降温時における
温度勾配は理想勾配よりも大きくなり、制御切換点C2
まではより急速な降温が行われる。
【0025】また、サブルーチン36により降温中であ
るか否かを判断し(ステップ364)、温度が制御切換
点C2に達したなら、次の分割制御区間mb2に移行す
る(ステップ365)。これにより、コンピュータ本体
11からは当該分割制御区間mb2に対応して設定した
PID定数K5に基づく指令データが制御ユニット18
に送られ、制御ユニット18のPID定数がK5に変更
される(ステップ366)。そして、引続き、PID定
数K5による降温制御が実行される。この際、図2に示
すように、実際の降温時における温度勾配は理想勾配よ
りも小さくなり、降温終了点である設定温度T3までは
緩やかな降温制御が行われる。したがって、降温終了点
における実際の変温パターンPdの変化はより鈍くな
り、アンダーシュートの発生が抑制される。目標となる
設定温度T3に達したなら、次の区間に移行し(ステッ
プ37、38)、以下、同様に実行される。
【0026】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、変温区間は前後二つの分割制御区間に分割した
が三つ以上に分割してもよい。また、制御切換点は時間
等により設定してもよい。さらにまた、加熱又は冷却す
る手段としてペルチェ素子を用いたが、他の同効手段を
用いる場合を妨げるものではない。その他、細部の構
成、手法、数量等において本発明の要旨を逸脱しない範
囲で任意に変更できる。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明に係る核酸増幅器の
温度制御方法及び装置は、予め、変温パターンにおける
温度勾配を有する変温区間に対し、一又は二以上の制御
切換点を設定して複数の分割制御区間を設けるととも
に、複数の異なるPID定数を設定し、温度制御時に、
各分割制御区間に最適なPID定数を用いて制御するよ
うにしたため、昇温終了時や降温終了時におけるオーバ
ーシュートやアンダーシュートの発生を防止し、高精度
で安定した温度制御を実現できるという顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る核酸増幅器の温度制御方法に用い
る変温パターン図、
【図2】同温度制御方法により制御された実際の変温パ
ターン図、
【図3】同核酸増幅器のブロック構成図、
【図4】同温度制御方法を用いた核酸増幅器の動作を示
すフローチャート、
【図5】同温度制御方法を用いた核酸増幅器の動作にお
けるサブルーチンのフローチャート、
【符号の説明】
1 温度制御装置 2 設定部(第一の設定部) 3 制御機能部 4 試料容器 5 温調機能部 6 第二の設定部 7 第三の設定部 Pt 変温パターン S 試料 C1… 制御切換点 Ma… 変温区間 ma1… 分割制御区間 mb1… 分割制御区間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、時間に応じて温度が変化する変温
    パターンを設定し、温度制御時に、PID動作による温
    度制御を行うとともに、変温パターンに従って、セット
    した試料に対する加熱又は冷却を行う核酸増幅器の温度
    制御方法において、予め、変温パターンにおける温度勾
    配を有する変温区間に対し、一又は二以上の制御切換点
    を設定して複数の分割制御区間を設けるとともに、複数
    の異なるPID定数を設定し、温度制御時に、各分割制
    御区間に最適なPID定数を用いて制御することを特徴
    とする核酸増幅器の温度制御方法。
  2. 【請求項2】 制御切換点は温度により設定することを
    特徴とする請求項1記載の核酸増幅器の温度制御方法。
  3. 【請求項3】 温度上昇の変温区間は少なくとも最初の
    分割制御区間で昇温速度を速めるPID定数を用いると
    ともに、最終の分割制御区間で昇温速度を遅めるPID
    定数を用いることを特徴とする請求項1記載の核酸増幅
    器の温度制御方法。
  4. 【請求項4】 温度下降の変温区間は少なくとも最初の
    分割制御区間で降温速度を速めるPID定数を用いると
    ともに、最終の分割制御区間で降温速度を遅めるPID
    定数を用いることを特徴とする請求項1記載の核酸増幅
    器の温度制御方法。
  5. 【請求項5】 時間に応じて温度が変化する変温パター
    ンを設定する設定部を有する制御機能部と、PID動作
    による温度制御を行うとともに、変温パターンに従っ
    て、試料容器にセットした試料に対する加熱又は冷却を
    行う温調機能部を備えてなる核酸増幅器の温度制御装置
    において、制御機能部に、変温パターンにおける温度勾
    配を有する変温区間に対し、複数の分割制御区間を設け
    るための一又は二以上の制御切換点を設定する第二の設
    定部と、各分割制御区間に対して最適なPID定数を設
    定する第三の設定部を備えてなることを特徴とする核酸
    増幅器の温度制御装置。
  6. 【請求項6】 温調機能部は試料容器を加熱又は冷却す
    るペルチェ素子を備えることを特徴とする請求項5記載
    の核酸増幅器の温度制御装置。
  7. 【請求項7】 制御切換点は温度により設定することを
    特徴とする請求項5記載の核酸増幅器の温度制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080576A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Fanuc Ltd 射出成形機の温度制御方法及び装置
CN115031871A (zh) * 2022-08-11 2022-09-09 北京林电伟业电子技术有限公司 一种用于恒温快速核酸扩增检测分析仪的多温区校准方法

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