JPH0568294U - 連続殺菌装置 - Google Patents
連続殺菌装置Info
- Publication number
- JPH0568294U JPH0568294U JP1819492U JP1819492U JPH0568294U JP H0568294 U JPH0568294 U JP H0568294U JP 1819492 U JP1819492 U JP 1819492U JP 1819492 U JP1819492 U JP 1819492U JP H0568294 U JPH0568294 U JP H0568294U
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- JP
- Japan
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- tank
- sterilization tank
- port
- sterilization
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】被殺菌物を100℃を越える高温下で、連続的
に殺菌処理する。 【構成】殺菌槽1の両端に、それぞれがU字トラップ状
の搬送路10、10を有する搬入口6及び搬出口7を設
ける。上記殺菌槽1内には高温の水蒸気を送り込み自在
とする。コンベア3により被殺菌物を、搬入口6から搬
送路10に貯溜した液体11中を通じて殺菌槽1内に送
り、殺菌する。又、被殺菌物を搬出口7から別の搬送路
10に貯溜した液体11中を通じて、殺菌槽1外へ搬出
し、この殺菌槽1の上側に設けた冷却槽3に送る。
に殺菌処理する。 【構成】殺菌槽1の両端に、それぞれがU字トラップ状
の搬送路10、10を有する搬入口6及び搬出口7を設
ける。上記殺菌槽1内には高温の水蒸気を送り込み自在
とする。コンベア3により被殺菌物を、搬入口6から搬
送路10に貯溜した液体11中を通じて殺菌槽1内に送
り、殺菌する。又、被殺菌物を搬出口7から別の搬送路
10に貯溜した液体11中を通じて、殺菌槽1外へ搬出
し、この殺菌槽1の上側に設けた冷却槽3に送る。
Description
【0001】
この考案に係る連続殺菌装置は、例えばレトルト食品を連続的に殺菌処理する 為に利用する。
【0002】
例えば食品工場でレトルト食品を造る場合、調理済の食品をレトルトパックに 充填した後、このレトルトパックごと蒸気式の殺菌装置内に入れて、上記食品並 びにレトルトパックを高温の水蒸気により加熱して殺菌処理した後、冷却してか ら取り出す。
【0003】 この様な殺菌処理作業は、従来は開閉扉を有する蒸気殺菌装置を使用して、所 謂バッチ処理により行なっていたが、連続的に製造されるレトルト食品の殺菌処 理をバッチ式で行なう為、レトルト食品を製造する際の能率が悪くなる事が避け られなかった。
【0004】 殺菌処理の能率を向上させる為には、図3に示す様に、内部が高温の殺菌槽1 内に、レトルト食品等の被殺菌物(図示せず)を搬送するコンベア2を配設し、 このコンベア2により搬送される被殺菌物が、上記殺菌槽1内を通過する間に加 熱殺菌される様にすれば、連続殺菌装置を構成出来る。加熱殺菌処理された被殺 菌物は、次いで冷却槽3に送り込み、冷却してから取り出す。ところが、単に殺 菌槽1及び冷却槽3内にコンベア2を配設しただけでは、十分な殺菌処理を行な うのが難しい。
【0005】 即ち、上記殺菌槽1と冷却槽3とを仕切る仕切壁4の一部で、上記コンベア2 を通過させる部分に開口5が存在し、この開口5を通じて殺菌槽1と冷却槽3と が連通していると、上記殺菌槽1内の圧力を十分に高める事は出来ない。即ち、 上記殺菌槽1内に送り込まれた高温の水蒸気の一部で、上記開口5の近傍部分に 存在する水蒸気が次々に冷却されて凝縮する為、殺菌槽1内の圧力が大気圧以上 に上昇する事はなく、この殺菌槽1内に高温の水蒸気を送り込んだとしても、こ の殺菌槽1内の温度は100℃を越えて上昇する事はない。
【0006】 ところが、食品等に付着する大腸菌等の雑菌を殺菌処理する場合、100℃以 下で処理をするよりも、100℃を越えた温度で殺菌処理すれば、処理時間が短 くても、確実な殺菌処理を行なえる事が知られている。
【0007】 本考案の連続殺菌装置は、上述の様な事情に鑑みて考案されたものである。
【0008】
本考案の連続殺菌装置は、前記従来の連続殺菌装置と同様、図1に示す様に、 一端に搬入口6を、他端に搬出口7を、それぞれ設け、内部に高温の水蒸気等の 流体を送り込み自在とした殺菌槽1と、上記搬入口6を通じて上記殺菌槽1内に 搬入した被殺菌物(図示せず)を、上記搬出口7を通じて搬出するコンベア2と 、このコンベア2により上記殺菌槽1から搬出された被殺菌物を冷却する冷却槽 3とを備えている。
【0009】 更に、本考案の連続殺菌装置に於いては、上記殺菌槽1を上記冷却槽3の下側 に配置している。これと共に、上記搬入口6及び搬出口7にはそれぞれ、有底の 貯液容器8の内部を、下端部を除き隔壁9で仕切る事により構成されたU字トラ ップ状の搬送路10を設けている。又、この搬送路10内に貯溜した、水等の液 体11の液面を、上記隔壁9の外側(殺菌槽1と反対側)で高く、上記隔壁9の 内側(殺菌槽1の側)で低くしている。そして、上記殺菌槽1内の圧力を大気圧 よりも高くし、上記コンベア2により搬送される被殺菌物を、上記液体11中を 通じて、上記殺菌槽1内に搬入、搬出自在としている。
【0010】
上述の様に構成される本考案の連続殺菌装置の場合、搬入口6と搬出口7とに 設けたU字トラップ状の搬送路10内に貯溜した液体11の液面が、隔壁9の内 外で異なる分だけ、殺菌槽1内の圧力を大気圧よりも高く出来る。そして、殺菌 槽1内を水蒸気により加熱する場合に於いて、この殺菌槽1内の圧力が大気圧よ りも高くなった分だけ、この殺菌槽1内の温度を100℃よりも高く出来る。
【0011】 又、コンベア2により搬送される被殺菌物は、搬入口6部分に設けた搬送路1 0内の液体11中を通じて上記殺菌槽1内に搬入され、搬出口7部分に設けた搬 送路10内の液体11中を通じて上記殺菌槽1から搬出された後、この殺菌槽1 の上側に設けた冷却槽3に送り込まれ、この冷却槽3内を通過する間に冷却され る。この為、連続的に製造される被殺菌物の流れを止める事なく、この被殺菌物 を連続的に殺菌処理し、更に冷却出来る。
【0012】 尚、コンベア3への被殺菌物の着脱は、このコンベア3が殺菌槽1と冷却槽3 との何れからも露出している、図1のA部分で行なう。貯液容器8の上部は、殺 菌槽1よりも上方に迄突出するが、殺菌槽1の上側には冷却槽3が設けられてい る為、上記貯液容器8を設ける事で、加熱殺菌装置の全高が徒に大きくなる事は ない。
【0013】
本考案の連続殺菌装置は、以上に述べた通り構成され作用するが、連続的に製 造される被殺菌物の流れを止める事なく、この被殺菌物を連続的に殺菌処理出来 、しかも水蒸気等の高温の流体を使用する事で、殺菌槽内を100℃以上の高温 に出来る為、被殺菌物の殺菌処理を比較的短時間の間に確実に行なう事が出来、 レトルト食品等、各種物品の製造能率を向上させる事が出来る。
【0014】 尚、搬入口6及び搬出口7部分に設ける貯液容器8の高さ寸法を大きくする事 なく、殺菌槽1内の圧力を高くする必要がある場合には、図2に示す様に、それ ぞれが液体11、11を貯溜した貯液容器8、8を複数個、互いに直列に設ける 。
【図1】本考案の連続殺菌装置を示す略縦断面図。
【図2】貯液容器部分の別例を示す略縦断面図。
【図3】従来の連続殺菌装置を示す略縦断面図。
1 殺菌槽 2 コンベア 3 冷却槽 4 仕切壁 5 開口 6 搬入口 7 搬出口 8 貯液容器 9 隔壁 10 搬送路 11 液体
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に搬入口を、他端に搬出口を、それ
ぞれ設け、内部に高温の流体を送り込み自在とした殺菌
槽と、上記搬入口を通じて上記殺菌槽内に搬入した被殺
菌物を、上記搬出口を通じて搬出するコンベアと、この
コンベアにより上記殺菌槽から搬出された被殺菌物を冷
却する冷却槽とを備えた連続殺菌装置に於いて、上記殺
菌槽は上記冷却槽の下側に配置され、上記搬入口及び搬
出口にはそれぞれ、有底の貯液容器の内部を下端部を除
き隔壁で仕切る事により構成された、U字トラップ状の
搬送路を設け、この搬送路内に貯溜した液体の液面を、
上記隔壁の外側で高く、上記隔壁の内側で低くする事
で、上記殺菌槽内の圧力を大気圧よりも高くし、上記コ
ンベアにより搬送される被殺菌物を、上記液体中を通じ
て上記殺菌槽内に搬入、搬出自在とした事を特徴とする
連続殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018194U JP2570257Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 連続殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018194U JP2570257Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 連続殺菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568294U true JPH0568294U (ja) | 1993-09-17 |
JP2570257Y2 JP2570257Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=11964826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992018194U Expired - Lifetime JP2570257Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 連続殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570257Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP1992018194U patent/JP2570257Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570257Y2 (ja) | 1998-05-06 |
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