JPH0567676U

JPH0567676U - 洋風便器の手洗い吐水構造

Info

Publication number: JPH0567676U
Application number: JP764492U
Authority: JP
Inventors: 優孝水谷
Original assignee: 株式会社イナックス
Priority date: 1992-02-21
Filing date: 1992-02-21
Publication date: 1993-09-07
Anticipated expiration: 2007-02-21
Also published as: JP2552776Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】洋風トイレの手洗い部を高級な感じを出して
水跳ねを少なくなるようにする。【構成】洋風便器のロータンク上に配置する手洗い部
において、一定幅の滝状の吐水をする吐水部をロータン
ク上に設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は洋風トイレで用便後に便器洗浄を行った時にロータンク上から手洗い用の水を吐水する吐水部の構成に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から用便後に便器洗浄レバーを回動すると、ロータンク内の水が排出されて、図５に示すように、ロータンク４上部に設けた吐水口５より水が吐出されて、ロータンク４内へ給水され、一定量溜まるとボールタップにより弁が閉じられて給水は停止されるのである。この吐水口５からの吐水により用便後の手を洗っていたのである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の吐水口はパイプの一端をボールタップに連通し、他端をロータンク上面に突出していたので、手洗い吐水はストレートな吐水となり、ロータンク４上面の受部４ａで水が跳ねて飛び散り、また、吐水口が小さいので水流も強く吐水の音も大きかったのである。そこで、水跳ねが少なく、吐水音も小さい吐水装置を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような問題点を解消するために、洋風便器のロータンク上に配置する手洗部において、一定幅の滝状の吐水をする吐水部をロータンク上に設けたものである。

【０００５】

【作用】

便器洗浄レバーを回動するとロータンク内の水が排出されて、給水管からボールタップを介して吐水部に水が導かれて、一定幅に開口された吐水部の吐水口より一定幅の水が滝状に流れ落ちるようになるのである。

【０００６】

【実施例】

本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例について説明すると、図１は本考案の吐水部を有する洋風トイレ斜視図、図２は吐水部側面断面図、図３は吐水部の第２の実施例を示す斜視図、図４は同じく第３の実施例を示す斜視図である。

【０００７】図１にて全体構成から説明すると、便器１後部上にロータンク４が配設され、該ロータンク４の一側の側面に給水管１０が挿入されて、他側の側面に便器洗浄レバーが配設され、該ロータンク４前下部に便座２と便蓋３が回動可能なように枢支部が設けられ、該枢支部の一側に操作ボックス７が配置され、該操作ボックス７上には水圧設定スイッチやビデ洗浄スイッチ、おしり洗浄スイッチ、停止スイッチ、温風乾燥スイッチが配設され、前記枢支部下方の便器１内中央にシャワー用とチャーム用のノズル８・９が出退可能に配設され、その側部に温風ファンが内装されている。

【０００８】そして、前記ロータンク４上部に本考案の手洗い用の吐水部１１がロータンク４と一体的に設けられ、滝状の吐水を可能としている。即ち、図２に示すように、前記ロータンク４内で給水管１０端にボールタップが連通され、該ボールタップに吐水管１２が連通されて、該吐水管１２の他端が吐水部１１に延設され、該吐水部１１は側面視で逆Ｌ字状に受部４ａ上方に突出され、その先端下部に幅方向に長孔状の吐出口１１ａが開口され、下方へ滝状に水が落下するようにし、該吐出口１１ａ後部に水溜部１１ｂを設けて吐水管１２より直接吐出されないようにしている。但し吐出口１１ａは小孔を幅方向に一列に並べても良い。そして、ロータンク４内に一定量水がロータンク４内に溜まるとボールタップが弁を閉じて給水を停止すべく構成している。

【０００９】また他の実施例として、図３に示すように、吐水部１１’をロータンク４上後部を側面視四角形状に突出して、その上辺部に長孔状の吐出口１１ａ’を設けて水が前方へ吐出するようにし、前側の斜辺１１ｃに水を流して該斜辺１１ｃ端辺から受部４ａ上に落下するように構成することも可能である。また、図４に示すように、従来の吐出口５上端に扇形状の吐出部１１”を設けて、該吐出部１１” より受部４ａへ落下させて、噴水の如く構成することも可能である。但し、図１、図３、図４の実施例において、吐出口と受部４ａの間は手が入る程度に充分の距離が確保されているものである。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち、ロータンクの受部に手洗い用の水が滝状に落ちるので、水流の強さが弱められて受部においても手を洗う時も水跳ねが少なくなり、吐出音も小さくできるようになったのである。また、吐水部が管であったものが横方向に広がる吐水部となるので、高級感ができて、デザイン的に優れたものとなるのである。そして、手を洗うときには吐水が面となるので洗う面積が大きくなり、一様に濡らせて洗うことができるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の吐水部を有する洋風トイレ斜視図であ
る。

【図２】吐水部側面断面図である。

【図３】吐水部の第２の実施例を示す斜視図である。

【図４】同じく第３の実施例を示す斜視図である。

【図５】従来の洋風トイレ斜視図である。

【符号の説明】

１便器４ロータンク１１吐水部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】洋風便器のロータンク上に配置する手洗
部において、一定幅の滝状の吐水をする吐水部をロータ
ンク上に設けたことを特徴とする洋風便器の手洗い吐水
構造。