JPH0567553U - 内燃機関の電源供給装置 - Google Patents

内燃機関の電源供給装置

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JPH0567553U
JPH0567553U JP798992U JP798992U JPH0567553U JP H0567553 U JPH0567553 U JP H0567553U JP 798992 U JP798992 U JP 798992U JP 798992 U JP798992 U JP 798992U JP H0567553 U JPH0567553 U JP H0567553U
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JP
Japan
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power supply
battery
supply line
key switch
ignition system
Prior art date
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Application number
JP798992U
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English (en)
Inventor
洋 松田
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】点火系とその他の電気系とで供給電圧が異なる
内燃機関におけるバッテリの寿命延長と機関始動性の向
上を目的とする。 【構成】機関始動時に、キースイッチ8のスタータON
動作でリレー24を励磁して常開接点24aを閉として、第
1バッテリ9から第1電源供給ライン21を介して点火系
に電源を供給する。機関が始動してキースイッチ8をイ
グニッション位置にすると、リレー24が非励磁となり常
開接点24aは開となるが常閉接点24bが閉となり、今度
は両バッテリ9,10の加算電圧を第2電源供給ライン22
を介してDC−DCコンバータ12で降圧して点火系に供
給する。また、その他の電気系には、第3電源供給ライ
ン23を介して両バッテリの加算電圧を供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の電源供給装置に関し、特に、点火系とその他の電気系へ の供給電圧が異なる電源供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、メタノール等のアルコール燃料を使用する内燃機関では、始動性向上 のため燃焼室に直接燃料を噴射し、点火プラグを用いて強制着火させるようにし ている(実願平2−101521号等)。 ところで、かかる内燃機関の電源供給装置として、点火系を12V仕様とし、他 の電気系を24V仕様とするように、点火系とその他の電気系とにそれぞれ異なる 電圧を供給するようにしたものがある。かかる電源供給装置の従来例としては、 例えば図2や図3に示すようなものがある。
【0003】 図2において、機関本体1の燃焼室2に燃料噴射ノズル3と共に臨ませて配置 した点火プラグ4は、コントロールユニット5からの点火信号によってトランジ スタ6をOFFさせ点火コイル7の2次側コイルに高電圧を発生させることで点 火されるようになっている。そして、かかる点火系及び図示しないその他の電気 系への電源供給は、キースイッチ8とアースとの間に直列に配置した2つの12V 仕様のバッテリ9,10によって行うよう構成されている。
【0004】 即ち、アース側に位置するバッテリ9の正極側を、キースイッチ8のON動作 によって励磁されるリレー11を介して点火系に接続して12Vを供給する一方、キ ースイッチ8側に位置するバッテリ10の正極をキースイッチ8を介してその他の 電気系に接続して24Vを供給することで、点火系とその他の電気系とにそれぞれ 異なる電圧を供給するようにしている。
【0005】 また、図3に示すものは、点火系には、2つのバッテリ9,10による24Vの電 圧をキースイッチ8のON動作によってDC−DCコンバータ12を介して12Vに 降圧して供給する一方、その他の電気系には、キースイッチ8を介して直接供給 するようにしている。 尚、図2及び図3におけるコントロールユニット5による点火時期の制御は、 燃料制御用コントロールレバー位置を検出する負荷センサ13からの機関負荷信号 Lと、クランク軸の回転を検出する回転センサ14からの機関回転速度信号Nとに 基づいてその時の機関運転状態に見合った所定点火時期に点火信号が発生するよ う構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図2に示す従来装置では、アース側のバッテリ9の負担が大き く他方のバッテリ10に比べて消耗が激しく片減りし、別個に定置式により充電を 頻繁に行わねばならなくなる。また、図3に示す従来装置では、バッテリ電圧が 約18Vぐらいまで低下すると、DC−DCコンバータ12の特性上、出力が零にな ってしまうため、クランキングは可能だが点火系への電源供給がなく機関の始動 が不能になるという問題がある。
【0007】 尚、車載電気負荷への供給電圧を切り換える構成の電源装置としては、例えば 実開昭63−151974号公報及び実開昭63−154772号公報等に開示 されたものがある。 本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、点火系とその他の電気系に異なる 電圧を供給するものにおいて、バッテリの寿命を延ばすことができ、また、機関 の始動性を向上できる内燃機関の電源供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、燃焼室内に配置された点火プラグに点火信号を供給する点 火系とその他の電気系とにそれぞれ異なる電圧を供給する構成の内燃機関におい て、キースイッチとアース間に第1バッテリと第2バッテリとを直列接続し、ア ース側に位置する第1バッテリの正極を前記点火系に接続する第1電源供給ライ ンと、キースイッチ側に位置する第2バッテリの正極をキースイッチを介して点 火系に接続する前記第1電源供給ラインと並列の第2電源供給ラインと、同じく 第2バッテリの正極をキースイッチを介してその他の電気系に接続する第3電源 供給ラインとを設け、前記キースイッチのスタータのON期間のみONとなる第 1スイッチを前記第1電源供給ラインに介装すると共に、キースイッチを介して 供給される電圧を前記第1バッテリの正極と略同じ電圧に降圧するDC−DCコ ンバータ及び前記キースイッチのスタータのON期間はOFFとなる第2スイッ チを前記第2電源供給ラインに直列に介装する構成の電源供給装置とした。
【0009】
【作用】
かかる構成において、キースイッチのスタータがONされると、そのクランキ ング信号によって第電源供給ラインに介装される第1スイッチがONとなる一方 第2電源供給ラインに介装される第2スイッチがOFFとなる。従って、アース 側のバッテリから点火系に電圧が供給され、点火動作が行われる。この時、第2 スイッチがOFFであるため第2電源供給ラインのDC−DCコンバータからは 点火系に電圧は供給されない。また、その他の電気系には、2つのバッテリの加 算電圧がキースイッチを介して供給される。
【0010】 機関が始動してキースイッチのスタータがOFFされると、第1スイッチがO FFとなり、第2スイッチがONとなる。従って、機関の始動後は、第1電源供 給ラインがオープンとなり、第2電源供給ラインにより2つのバッテリの加算電 圧をDC−DCコンバータで降圧した電圧が点火系に供給されるようになる。 これにより、アース側のバッテリは機関始動時だけ点火系に電圧を供給するの で消耗度を軽減できる。また、始動後は車両に搭載されている充電装置でバッテ リの充電が行われるので、DC−DCコンバータの入力電圧不足を防止できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説明する。尚、従来と同一要素には 同一符号を付して説明を省略する。 本実施例を示す図1において、キースイッチ8とアース間に従来と同様に直列 に配置される例えば12Vの第1バッテリ9と第2バッテリ10のうちアース側に位 置する第1バッテリ9の正極を、第1電源供給ライン21を介して点火系に接続す る。また、キースイッチ8側に位置する第2バッテリ10の正極は、両バッテリ9 ,10の加算電圧(24V)を12Vに降圧するDC−DCコンバータ12が介装された 第2電源供給ライン22を介して点火系に接続されると共に、第3電源供給ライン 23によってその他の電気系(スタータモータ,照明,充電装置等)に接続される 。前記第1〜第3電源供給ラインは互いに並列になっている。
【0012】 また、前記第1電源供給ライン21には、キースイッチ8のスタータのONによ り発生するクランキング信号によって励磁されるリレー24の非励磁時開である常 開接点24aが介装されている。一方、第2電源供給ラインのDC−DCコンバー タ12の出力側には、前記リレー24の常開接点24aと連動し非励磁時閉である常閉 接点24bが介装されている。ここで、前記常開接点24aが第1スイッチに相当し 、常閉接点24bが第2スイッチに相当する。
【0013】 次に動作を説明する。 機関始動時、キースイッチ8をスタータ位置すると、スタータのONによって 発生するクランキング信号によってリレー24のコイルが励磁され、第1電源供給 ライン21に介装された常開接点24aが閉となり、第2電源供給ライン22に介装さ れた常閉接点24bが開となる。これにより、第1バッテリ9の12Vの電圧が第1 電源供給ラインを介して点火系に印加される。また、キースイッチ8のON動作 に伴って第3電源供給ライン23からスタータモータを含むその他の電気系には、 第1及び第2バッテリ9,10の加算電圧である24Vの電圧が供給される。これに より、スタータモータの駆動と点火系の作動によって機関が始動する。
【0014】 機関の始動後、キースイッチ8をスタータ位置からイグニッション位置にする と、クランキング信号が消滅してリレー24が非励磁となり、第1電源供給ライン 21の常開接点24aが開となり、第2電源供給ライン22の常閉接点24bが閉となる 。このため、機関の始動後は、第1電源供給ライン21からではなく第2電源供給 ライン22によって、第1及び第2バッテリ9,10の加算電圧をDC−DCコンバ ータ12で降圧して点火系に12Vの電圧が印加され、点火系の作動は継続して行わ れる。
【0015】 このように構成すれば、第1バッテリ9による点火系への電源供給は、機関の 始動時のみであるため、第1バッテリ9の消耗が少なく頻繁に定置式による充電 を行う必要がなくなり、第1バッテリ9の寿命を延ばすことができる。また、バ ッテリ電圧が低下しても始動時の点火系への電源は確保でき、DC−DCコンバ ータ方式のようにバッテリの電圧低下による始動不能を防止できる。更に、バッ テリ電圧が低下していても、機関の始動によって充電装置によりバッテリ9,10 が充電されるので、始動後にDC−DCコンバータに切り換えても点火系への電 源供給が停止されることはなくなんら支障はない。
【0016】 尚、本実施例では、第1スイッチ及び第2スイッチを連動するリレー接点とし たが、これに限らず、例えばトランジスタ等のその他のスイッチング素子を使用 してもよいことは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、機関始動時のみ低圧側のバッテリから点 火系に電源供給を行い、始動後は2つのバッテリの加算電圧をDC−DCコンバ ータで降圧して点火系に供給する構成としたので、低圧側バッテリの寿命を延ば すことができ、また、確実に機関始動時の点火系への電源を確保でき、機関始動 性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図
【図2】従来例の回路図
【図3】別の従来例の回路図
【符号の説明】
4 点火プラグ 5 コントロールユニット 6 トランジスタ 7 点火コイル 8 キースイッチ 9 第1バッテリ 10 第2バッテリ 12 DC−DCコンバータ 21 第1電源供給ライン 22 第2電源供給ライン 23 第3電源供給ライン 24 リレー 24a 常開接点 24b 常閉接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室内に配置された点火プラグに点火信
    号を供給する点火系とその他の電気系とにそれぞれ異な
    る電圧を供給する構成の内燃機関において、キースイッ
    チとアース間に第1バッテリと第2バッテリとを直列接
    続し、アース側に位置する第1バッテリの正極を前記点
    火系に接続する第1電源供給ラインと、キースイッチ側
    に位置する第2バッテリの正極をキースイッチを介して
    点火系に接続する前記第1電源供給ラインと並列の第2
    電源供給ラインと、同じく第2バッテリの正極をキース
    イッチを介してその他の電気系に接続する第3電源供給
    ラインとを設け、前記キースイッチのスタータのON期
    間のみONとなる第1スイッチを前記第1電源供給ライ
    ンに介装すると共に、キースイッチを介して供給される
    電圧を前記第1バッテリの正極と略同じ電圧に降圧する
    DC−DCコンバータ及び前記キースイッチのスタータ
    のON期間はOFFとなる第2スイッチを前記第2電源
    供給ラインに直列に介装する構成としたことを特徴とす
    る内燃機関の電源供給装置。
JP798992U 1992-02-24 1992-02-24 内燃機関の電源供給装置 Pending JPH0567553U (ja)

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