JPH0567485U - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

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JPH0567485U
JPH0567485U JP1636692U JP1636692U JPH0567485U JP H0567485 U JPH0567485 U JP H0567485U JP 1636692 U JP1636692 U JP 1636692U JP 1636692 U JP1636692 U JP 1636692U JP H0567485 U JPH0567485 U JP H0567485U
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JP
Japan
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cylinder
working chamber
adsorption
hollow rod
piston
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Pending
Application number
JP1636692U
Other languages
English (en)
Inventor
敏男 柴田
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、小さな吸着パットで大きな負圧吸着
能力が得られ、また、被吸着物及び吸着パットの変形、
損傷を防止した吸着装置を提供するものである。 【構成】シリンダ20内の作用室36をスプリング26
により容積を拡大する方向に付勢したピストン25と一
体的であり前記作用室36と連通する気体通路28を有
し、前記シリンダ20の一端より突出した中空ロッド2
7の先端に吸着作用空間部5aと前記中空ロッド27の
気体通路28を介して前記シリンダ20の作用室36と
連通した吸着パット5を固設し、前記シリンダ20の作
用室36内に大気を吸入させる吸気弁33並びに作用室
36内の気体を排気する排気弁30とを有する給排気弁
体37をシリンダ20の作用室36と連通して設けたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パネルや板ガラス等を搬送する場合等に用いられる吸着装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プレス成形の場合はパネル搬送するとき、また、自動車の組立ライン においてウインドガラスを車体に組み付けるときに吸着パットによる吸着装置が 用いられている。
【0003】 従来の吸着装置は図3及び図4で示すように、保持部材1に円筒状の本体2を 軸方向に移動可能に保持し、かつ本体2の一端に固定したスプリング受けと保持 部材1との間に介在したスプリング4によって常に本体2を前進方向に付勢し、 この本体2の一端に、ワークWに当接して吸着作用空間部5aを形成する吸着パ ット5を取り付け、吸着作用空間部5aと前記本体2内の空間とを通路6で連通 させ、前記本体2の他端には弁座スリーブ7を固着し、この弁座スリーブ7にス プリング13によって密着するOリング10を備えた弁9を本体2の空間内に位 置させ、前記弁9と一体のロッド8を前記弁座スリーブ7に大気と連通する隙間 11を有して貫通し、このロッド8を前記スプリング13に抗して押圧する押動 部材12を備えた構造である。
【0004】 この従来の吸着装置は、通常は図3で示すように、弁9はスプリング13によ り弁座スリーブ7に密着して大気と連通する隙間11を塞いでいる。従って、吸 着パット5をワークWに押し付けたときに吸着パット5が変形し、弾性復元する ときに吸着作用空間部5aに負圧力が自己発生してワークWの吸着を行い、ワー クWの吸着を解除するときは、図4で示すように、押動部材12でロッド8を押 圧させることにより、弁9は弁座スリーブ7から離れて隙間11を介して大気が 通路6より吸着パット5の吸着作用空間部5aに導入され、負圧吸着力を消去す るものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の吸着装置では、ワークWを持ち上げる負圧吸着力が吸着パット5の 復元力及び吸着作用空間部5aの容積で決まるため、吸着能力が低く、ワークW の重量に応じた大きな吸着パットを必要とするが、それにも限度があった。
【0006】 また、吸着パット5の押し付け力でゴムパットを変形させ,弾性復元力を作り 出しているため、衝撃によりワークWや吸着パット5が変形、損傷しやすい問題 があった。
【0007】 本考案の目的は、上記従来の問題を解決した吸着装置を提供することを目的と するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の要旨は、ピストンの移動によって容積を 変化する作用室を持ち、前記ピストンを容積拡大方向に付勢するスプリングを前 記作用室に内設したシリンダと、前記ピストンと一体的であり前記作用室と連通 する気体通路を有し、前記シリンダの一端より突出した中空ロッドと、吸着作用 空間部と前記中空ロッドの気体通路を介して前記シリンダの作用室と連通し前記 中空ロッドの先端に固設した吸着パットと、前記シリンダの作用室内に大気を吸 入させる吸気弁並びに作用室内の気体を排気する排気弁とを有し前記シリンダの 他端にシリンダの作用室と連通して設けられた給排気弁体とを備えたことを特徴 とするものである。
【0009】
【作用】
上記の構成により、吸着パットがワークに当接するとピストンとシリンダとが 相対移動してシリンダの作用室の容積を縮小し、作用室に発生する圧縮圧力によ って排気弁が自動的に開口され、前記圧縮圧力を大気に放出する。これにより吸 着パットは大きく変形することなくワークに当接する。その後、シリンダを吸着 パットがワークから引き離れる方向に作用すると、ピストンはスプリング力によ って作用室を拡大する方向に移動し、排気弁が閉じられ、作用室に負圧力が発生 し、これが吸着パットの吸着作用空間部に大きな負圧力を作用し吸着能力を向上 する。
【0010】 また、吸着作用を解除するときは、吸気弁を押圧して開口することにより、大 気がシリンダの作用室に入り、さらに、吸着パットの吸着作用空間部に導入して 負圧吸着力を消去する。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、20はシリン ダである。このシリンダ20内にはピストン25の移動によって容積を変化する 作用室36を持ち、前記ピストン25を作用室36の容積拡大方向に付勢するス プリング26が前記作用室36に内設されている。22は前記シリンダ20の一 端に固着されたエンドキャップであり、ピストン25の移動を円滑にするために 大気と連通した呼吸穴24が開設されている。21は前記シリンダ20の他端に 固着されたエンドキャップであり、これには作用室36と連通する通路穴23が 開設されている。
【0012】 前記ピストン25には前記作用室36と連通する気体通路28を有し、前記シ リンダ20の一端のエンドキャップ22より突出した中空ロッド27が一体的に 設けられている。この中空ロッド27の先端には吸着パット5が固設され、ワー クWに当接したときに形成される吸着作用空間部5aと前記中空ロッド27の気 体通路28を介して前記シリンダ20の作用室36と連通している。
【0013】 一方、前記シリンダ20の他端のエンドキャップ21側には給排気弁体37が 配置されている。この給排気弁体37には排気ポート29と吸気ポート32とが ギャラリを介して前記エンドキャップ21に開設されている通路穴23と連通し ており、排気ポート29にはスプリング31で押圧された排気弁30が設けられ 、吸気ポート32にはスプリング34で前記排気弁30とは逆方向に押圧された 吸気弁33が設けられている。また、前記吸気弁33を開口するヘッド35が配 置されている。
【0014】 本考案は上記の通りの構造であるから、通常は図1で示すように、ピストン2 5はスプリング26によってシリンダ20の一端のエンドキャップ22側へ押圧 されて位置している。また、給排気弁体37は排気弁30及び吸気弁33の何れ も排気ポート29及び吸気ポート32を閉止している。
【0015】 このような状態で吸着パット5をワークWに当接して押し付けるとピストン2 5は中空ロッド27を介してシリンダ20の他端のエンドキャップ21側へスプ リング26を圧縮してシリンダ20と相対移動する。これにより、シリンダ20 の作用室36の容積を縮小し、作用室36に発生する圧縮圧力によって排気弁3 0が自動的に開口され、前記圧縮圧力を大気に放出する。このときシリンダ20 の一端のエンドキャップ22に明けられている呼吸穴24から大気をシリンダ2 0内に吸い込むため、ピストン25の移動が円滑に行われ、吸着パットは大きく 変形することなくワークWに当接する。
【0016】 その後、シリンダ20を吸着パット5がワークWから引き離れる方向に作用す ると、ピストン25はスプリング26の力によって作用室36を拡大する方向に 移動し、排気弁30が閉じられ、作用室36に負圧力が発生し、これが吸着パッ ト5の吸着作用空間部5aに大きな負圧力を作用し吸着能力となる。
【0017】 吸着パット5の負圧力による吸着作用を解除するには、図2で示すように、ヘ ッド35によって吸気弁33を押し下げることにより吸気ポート32が開口して シリンダ20の作用室36は大気圧となる。従って、この作用室36と連通して いる吸着パット5の吸着作用空間部5a内も大気圧となり、負圧吸着作用が解除 されるのである。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案による吸着装置は、シリンダ内の作用室をスプリングによ り容積を拡大する方向に付勢したピストンと一体的であり前記作用室と連通する 気体通路を有し、前記シリンダの一端より突出した中空ロッドの先端に、吸着作 用空間部と前記中空ロッドの気体通路を介して前記シリンダの作用室と連通した 吸着パットを固設し、前記シリンダの作用室内に大気を吸入させる吸気弁並びに 作用室内の気体を排気する排気弁とを有する給排気弁体をシリンダの作用室と連 通して設けた構成であるから、小さな吸着パットで大きな負圧吸着能力が得られ 、従来のようにスプリングの伸縮性により、吸着物に無理な力で押し付ける必要 がないため、吸着物及び吸着パットの変形、損傷が防止される。また、吸着物の 重量に応じてシリンダの容量、スプリング定数の変更によって対応することがで きる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による吸着装置の断面図
【図2】本考案による吸着装置の負圧吸着作用の解除状
態の断面図
【図3】従来の吸着装置の断面図
【図4】従来の吸着装置の負圧吸着作用の解除状態の断
面図
【符号の説明】
5 吸着パット 5a 吸着作用空間部 20 シリンダ 25 ピストン 26 スプリング 27 中空ロッド 29 排気ポート 30 排気弁 32 吸気ポート 33 吸気弁 37 給排気弁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの移動によって容積を変化する
    作用室を持ち、前記ピストンを容積拡大方向に付勢する
    スプリングを前記作用室に内設したシリンダと、前記ピ
    ストンと一体的であり前記作用室と連通する気体通路を
    有し、前記シリンダの一端より突出した中空ロッドと、
    吸着作用空間部と前記中空ロッドの気体通路を介して前
    記シリンダの作用室と連通し前記中空ロッドの先端に固
    設した吸着パットと、前記シリンダの作用室内に大気を
    吸入させる吸気弁並びに作用室内の気体を排気する排気
    弁とを有し前記シリンダの他端にシリンダの作用室と連
    通して設けられた給排気弁体とを備えたことを特徴とす
    る吸着装置。
JP1636692U 1992-02-19 1992-02-19 吸着装置 Pending JPH0567485U (ja)

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