JPH0567432U - ボルト緊解機 - Google Patents

ボルト緊解機

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Publication number
JPH0567432U
JPH0567432U JP1653492U JP1653492U JPH0567432U JP H0567432 U JPH0567432 U JP H0567432U JP 1653492 U JP1653492 U JP 1653492U JP 1653492 U JP1653492 U JP 1653492U JP H0567432 U JPH0567432 U JP H0567432U
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JP
Japan
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bolt
socket body
head
hexagonal hole
tensioner
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Pending
Application number
JP1653492U
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English (en)
Inventor
幹市郎 山野
孝郎 高橋
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト頭部に対するソケット本体の嵌合を容
易且つ確実に行い得るようにし、ボルトの締付、弛緩作
業の効率向上を図る。 【構成】 ボルト頭部に嵌合可能な六角穴23を有する
ソケット本体24に、六角穴23に対し30゜位相をず
らして同一の六角穴25を形成し、両六角穴23,25
によってソケット本体24内周面に連続して形成された
凸部26を一個おきに除去して遊び部27を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、鉄道線路のレール交換作業に用いるレール締結金具緊解装 置のように、自動的にボルトの締付、弛緩を行う必要のある装置に搭載されるボ ルト緊解機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道線路のレール交換を行う場合、古いレールの撤去時には、作業員が レールを枕木に固定しているレール締結金具のボルトをインパクトレンチを使用 して一本ずつ緩めると共に、前記ボルトの緩められたレール締結金具を枕木から 取り外すようにしており、又、新しいレールの敷設時には、作業員が前記ボルト を仮止めする形でレール締結金具を枕木に再び取り付けると共に、インパクトレ ンチにより前記ボルトを一本ずつ締め付けるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く作業員が手作業でレール締結金具を取り外したり取 り付けたりするのでは、多大な労力と時間を要し非常に効率が悪かった。
【0004】 このため、最近、レール締結金具の着脱作業の省人化並びに時間短縮を図り得 るレール締結金具緊解装置が考えられている。
【0005】 図3〜図5は、前記レール締結金具緊解装置の一例であり、枕木1にレール締 結金具2により固定されたレール3上を走行可能な走行台車4と、該走行台車4 の案内フレーム5に昇降可能に設けられ前記レール締結金具2のボルト2aを締 付、弛緩可能なインパクトレンチ部7bを有するボルト緊解機7と、前記走行台 車4に昇降可能且つ走行台車4の移動方向と直角な方向に移動可能に設けられ前 記レール締結金具2を把持可能で把持したレール締結金具2を所要位置に落下せ しめ得る把持搬送装置9と、前記走行台車4のボルト緊解機7前後位置に取り付 けられ前記ボルト2a頭部位置を検出可能なセンサ10とを備えた構成を有して いる。
【0006】 前記ボルト緊解機7の案内フレーム5に沿った昇降動作は、前記案内フレーム 5にスライド自在に取り付けられ且つボルト緊解機7の本体部7aを保持する昇 降フレーム11に一端が接続されたワイヤ12の巻胴13と、該巻胴13を回転 駆動するモータ14とからなる昇降駆動装置15により、前記ワイヤ12を巻上 げ下げして行うようにしてある。
【0007】 又、前記把持搬送装置9は、モータ16の駆動により開閉可能な把持ハンド1 7を備え、該把持ハンド17及びモータ16が取り付けられた支持フレーム18 を、鉛直方向に延びる上下ガイドフレーム19に沿ってモータ20の駆動により 昇降可能に配設すると共に、前記上下ガイドフレーム19を左右方向(図3中紙 面と直交する方向)に水平に延びる左右ガイドフレーム21に沿ってモータ22 の駆動により移動可能に配設してある。
【0008】 一方、図6及び図7に示される如く、前記ボルト緊解機7のインパクトレンチ 部7b先端には、ボルト2a頭部に嵌合可能な六角穴23を有するソケット本体 24が取り付けられている。
【0009】 前述の如きレール締結金具緊解装置においては、走行台車4を所定方向に進行 させていき、ボルト緊解機7より進行方向前側のセンサ10によって検出され記 憶された取り外すべきレール締結金具2のボルト2a頭部位置にボルト緊解機7 が配置されると、走行台車4を停止させ、ボルト緊解機7及び把持搬送装置9を 下降せしめて、把持搬送装置9によりレール締結金具2を把持し、且つ前記ボル ト緊解機7のインパクトレンチ部7b先端におけるソケット本体24の六角穴2 3をボルト2a頭部に嵌合させ、この状態でインパクトレンチ部7bを回転させ てボルト2aを緩め、レール締結金具2が枕木1から取り外し可能な状態になっ たら、ボルト緊解機7及び把持搬送装置9を上昇させ、この後、把持搬送装置9 を走行台車4の移動方向と直角な方向に移動せしめ、枕木1から取り外されたレ ール締結金具2を所要位置に落とすようにしている。
【0010】 一方、レール3交換後、レール締結金具2を再び取り付ける際には、作業員が ボルト2aを仮止めする形でレール締結金具2を枕木1に取り付けていき、この 後、前記走行台車4を所定方向に進行させると共に、仮止めされたボルト2a頭 部位置をセンサ10によって検出、記憶し、該記憶されたボルト2a頭部位置に 走行台車4を停止させた状態で、昇降駆動装置15によりボルト緊解機7を下降 させ、前記ソケット本体24の六角穴23をボルト2a頭部に嵌合させ、該ボル ト2aの締付を行うようにしている。
【0011】 前述の如くボルト2aの弛緩、或いは締付を行う際には、ソケット本体24の 六角穴23をボルト2a頭部に嵌合させるために、ボルト緊解機7の下降時に前 記ソケット本体24がボルト2a頭部に接触するあたりで、インパクトレンチ部 7bを回転させることにより、前記ソケット本体24の六角穴23をボルト2a 頭部に一致させるようにしている。
【0012】 しかしながら、前記六角穴23とボルト2a頭部が一致する箇所は、周方向に ある範囲を有しているわけではなく、完全に一点しかないため、インパクトレン チ部7bの回転始動時におけるゆっくりした速度のうちに両者がうまく嵌合すれ ば問題はないが、回転始動時から少し遅れてインパクトレンチ部7bの回転が加 速してしまうと、六角穴23をボルト2a頭部に嵌合させることはほとんど不可 能となり、作業を一旦停止し、最初からやり直す必要があり、非常に効率が悪か った。
【0013】 本考案は、斯かる実情に鑑み、ボルト頭部に対するソケット本体の嵌合を容易 且つ確実に行い得るようにし、ボルトの締付、弛緩作業の効率向上を図り得るボ ルト緊解機を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ボルトに対し近接、離反可能に配設され且つ回転可能なインパクト レンチ部先端に、ボルト頭部に嵌合可能な六角穴を有するソケット本体を取り付 けたボルト緊解機において、前記ソケット本体に、前記六角穴に対し30゜位相 をずらして同一の六角穴を形成し、前記両六角穴によってソケット本体内周面に 連続して形成された凸部を一個おきに除去して遊び部を形成したことを特徴とす るものである。
【0015】
【作用】
従って、ボルトの弛緩、或いは締付を行う際、ソケット本体をボルト頭部に嵌 合させるためにボルト緊解機をボルトに近接させていった場合、前記ソケット本 体の両六角穴とボルト頭部が一致する箇所は一点だけではなく、遊び部を形成し たことにより周方向に30゜の範囲を有しているため、ボルト緊解機をボルトに 近接させるだけでソケット本体がボルト頭部に嵌合する確率が高まり、又、ボル ト緊解機をボルトに近接させたとき、前記ソケット本体の両六角穴がボルト頭部 に一致していない場合、ボルト緊解機の自重によりソケット本体がボルト頭部に 押付けられる形となり、この状態で、インパクトレンチ部を回転させると、回転 量が30゜以内のうちに遊び部がボルト頭部の六角形の頂点位置にさしかかるこ ととなり、インパクトレンチ部の回転始動時におけるゆっくりした速度のうちに 両者がうまく嵌合する。
【0016】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0017】 図1及び図2は本考案の一実施例であり、ボルト2a頭部に嵌合可能な六角穴 23を有するソケット本体24に、前記六角穴23に対し30゜位相をずらして 同一の六角穴25を形成し、前記両六角穴23,25によってソケット本体24 内周面に連続して形成された凸部26を一個おきに除去して遊び部27を形成す る。
【0018】 本実施例では、遊び部27は、ソケット本体24の中心Oと両六角穴23,2 5の頂点とを結ぶ半径Rの円弧で凸部26を一個おきに除去することにより形成 してある。
【0019】 又、本実施例では、インパクトレンチ部7bを本体部7aによって回転駆動さ れる筒状体28で構成すると共に、該筒状体28の先端側に前記ソケット本体2 4の軸部29を軸線方向に摺動自在に挿入し、且つ前記軸部29側面に穿設した 軸線方向に延びる長孔30に、前記筒状体28に両端が支持固定されたピン31 を貫通せしめ、更に、前記筒状体28に、前記ソケット本体24を突出方向に付 勢するばね32を外嵌し、図1に示す状態からソケット本体24がばね32の付 勢力に抗して所要量引込み得るようにしてある一方、前記ソケット本体24の下 端に、前記両六角穴23,25をボルト2a頭部へ導くための擂鉢状の案内面3 3を有するスカート部34を延出せしめてある。
【0020】 次に、上記実施例の作動を説明する。
【0021】 ボルト2aの弛緩、或いは締付を行う際、ソケット本体24をボルト2a頭部 に嵌合させるためにボルト緊解機7を下降させていった場合、前記ソケット本体 24の両六角穴23,25とボルト2a頭部が一致する箇所は一点だけではなく 、遊び部27を形成したことにより周方向に30゜の範囲を有しているため、ボ ルト緊解機7を下降させるだけでソケット本体24がボルト2a頭部に嵌合する 確率が高まる。
【0022】 又、ボルト緊解機7を下降させたとき、前記ソケット本体24の両六角穴23 ,25がボルト2a頭部に一致していない場合、ボルト緊解機7の自重によりソ ケット本体24がボルト2a頭部に押付けられる形となって、ソケット本体24 がばね32の付勢力に抗して引込んだ状態となる。
【0023】 この状態で、インパクトレンチ部7bを回転させると、回転量が30゜以内の うちに遊び部27がボルト2a頭部の六角形の頂点位置にさしかかることとなり 、インパクトレンチ部7bの回転始動時におけるゆっくりした速度のうちに両者 がうまく嵌合する。
【0024】 こうして、ボルト2a頭部に対するソケット本体24の嵌合を容易且つ確実に 行うことができ、ボルトの締付、弛緩作業の効率向上を図ることが可能となる。
【0025】 尚、本考案のボルト緊解機は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、 レール締結金具緊解装置以外にも自動的にボルトの締付、弛緩を行うための装置 に適用し得ること等、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変 更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のボルト緊解機によれば、ボルト頭部に対するソ ケット本体の嵌合を容易且つ確実に行うことができ、ボルトの締付、弛緩作業の 効率向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す側断面図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】最近考えられているレール締結金具緊解装置の
側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】図3のVI部拡大断面図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
2a ボルト 7 ボルト緊解機 7b インパクトレンチ部 23 六角穴 24 ソケット本体 25 六角穴 26 凸部 27 遊び部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトに対し近接、離反可能に配設され
    且つ回転可能なインパクトレンチ部先端に、ボルト頭部
    に嵌合可能な六角穴を有するソケット本体を取り付けた
    ボルト緊解機において、前記ソケット本体に、前記六角
    穴に対し30゜位相をずらして同一の六角穴を形成し、
    前記両六角穴によってソケット本体内周面に連続して形
    成された凸部を一個おきに除去して遊び部を形成したこ
    とを特徴とするボルト緊解機。
JP1653492U 1992-02-20 1992-02-20 ボルト緊解機 Pending JPH0567432U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1653492U JPH0567432U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 ボルト緊解機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1653492U JPH0567432U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 ボルト緊解機

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Publication Number Publication Date
JPH0567432U true JPH0567432U (ja) 1993-09-07

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ID=11918937

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JP1653492U Pending JPH0567432U (ja) 1992-02-20 1992-02-20 ボルト緊解機

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JP (1) JPH0567432U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020007791A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 東日本旅客鉄道株式会社 被締付部材の緊解機、及びソケット

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