JPH0567270B2 - - Google Patents
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- JPH0567270B2 JPH0567270B2 JP63210918A JP21091888A JPH0567270B2 JP H0567270 B2 JPH0567270 B2 JP H0567270B2 JP 63210918 A JP63210918 A JP 63210918A JP 21091888 A JP21091888 A JP 21091888A JP H0567270 B2 JPH0567270 B2 JP H0567270B2
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- seaweed
- air
- drying
- ventilation
- seaweed drying
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Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Edible Seaweed (AREA)
Description
「産業上の利用分野」
本発明は、海苔乾燥建屋における間仕切り装置
に関するものであり、殊に外気の気象条件が変化
しても、安定した海苔乾燥条件(最適な海苔乾燥
空気)が得られる間仕切り装置に関するものであ
る。 「従来の技術」 周知の如く、海苔乾燥に際しては、海苔原藻の
種類、硬軟、採取時期等の種々の条件に対応し、
適当な温湿度を備えた一定条件の熱風を均一に、
かつ常時海苔乾燥室に供給し、くまなく乾燥する
ことが品質の安定のカギとされている。 そして、一般的に海苔乾燥室内の温湿度は、下
記のような数値が適当とされている。
に関するものであり、殊に外気の気象条件が変化
しても、安定した海苔乾燥条件(最適な海苔乾燥
空気)が得られる間仕切り装置に関するものであ
る。 「従来の技術」 周知の如く、海苔乾燥に際しては、海苔原藻の
種類、硬軟、採取時期等の種々の条件に対応し、
適当な温湿度を備えた一定条件の熱風を均一に、
かつ常時海苔乾燥室に供給し、くまなく乾燥する
ことが品質の安定のカギとされている。 そして、一般的に海苔乾燥室内の温湿度は、下
記のような数値が適当とされている。
【表】
尚、上記に示す海苔乾燥空気の条件を具体的
に、実現させるためには、温度のみならず湿度を
も自動制御しなければならず人力では容易でない
ものである。 ところで、前述の温度制御は、海苔乾燥室に連
設する空気加熱室に装備するバーナーの入り切り
で比較的容易に成し得るものである。したがつ
て、かなり正確に温度管理が可能となることか
ら、現実にこのような方法で海苔乾燥室の温度管
理が、適切に成されているのが現況である。 一方、その湿度制御は種々の条件、環境等によ
り極めて困難視されている処である。 即ち、海苔乾燥においては、生海苔一枚あたり
ほぼ37〜42gの水分が蒸発するとされている。こ
のように、生海苔から大量の水分が蒸発されるこ
とから、究極的には海苔乾燥室からは排出され空
気には、かなりの水気を含むものであり通常湿り
空気と言われている。それがために、前記の乾燥
条件を維持していくに際しては、この水分を大量
に含んだ湿り空気を海苔乾燥建屋外に排出し、替
わりに湿分の少ない外気(新気)を、外気導入口
より吸い込むことが必要となる。このように、湿
り空気と外気との置換をスムーズになすことによ
つて、海苔乾燥に最適な海苔乾燥空気が生成さ
れ、もつと良い乾海苔が、安定的に製造されるも
のである。 しかしながら、前記海苔乾燥空気の一部となる
外気は、外的条件により常に変動する。即ち、外
気の気象は刻々変化することにより、その気温、
湿度、風速が変動する。また海苔乾燥建屋の出入
口は、ここへの人の出入り、その他物の搬入等に
より開閉されることから、余分な外気の侵入と
か、逆に必要とする海苔乾湿室より排出される湿
り空気の流失があるなど種々の条件により多様に
変動するもので、その取り扱いに苦慮しているの
が現況である。 また海苔乾燥室より排出される湿り空気も、海
苔乾燥建屋内における空気の流れとか、外気の導
入状況等により異なり、常に海苔乾燥建屋外への
スムーズな排気が期待できないものである。 以上のように、外気、湿り空気の排気は外的条
件により変動することと相俟つて、海苔乾燥空気
の制御は、海苔乾燥室自体だけでなく、それを取
り囲む海苔乾燥空気の流れとか、湿り空気と外気
との置換等をも含めた総合的なものでなければな
らないことから、その管理が大変で、現実は一面
的な改良に留まつているものである。 更にその他の要因として次のようなことも考え
られる処である。即ち、前処理工程における水の
取り扱いが不用意にされることにより、海苔乾燥
建屋内の湿度が変動する。具体的には、通常水場
といわれている処で、海苔簀の洗浄頻度が多くな
ると(一般的に海苔簀に、海苔残滓が付着してい
る状況等のときである。)、究極的に水の使用が海
苔乾燥建屋内の湿度がこもることになり、湿度過
剰の状況となる。 このような日常の作業における、湿度の変動も
見逃せない処である。 そして、これらに関する技術文献としては、次
のようなものが散見される。 即ち、特開昭61−18517号の海苔乾燥設備に付
設する湿度調整装置があり、その要旨は、公知の
海苔乾燥装置内に所定量の蒸気を送り込む蒸気量
可変型の蒸気発生部と、風量可変型のフアンを設
け、これら並びにバーナー等の自動制御を介し
て、海苔乾燥室内の湿度を略一定に維持すること
を目的とする。 その他本出願人が提案している実公昭57−
53196号の風量自動制御装置を備えた海苔の連続
乾燥機があり、その要旨は、海苔乾燥室内の湿度
を検出する湿度検出器と、この湿度検出器による
検出値を制御回路に入力し、この制御回路の指令
信号により可変速モータを制御することにより、
フアンの風量を可変するように構成し、フアンの
風量調整を介して湿度制御することを特徴とする
ものである。 「発明が解決しようとする問題点」 以上の如く、従来の湿度制御は、確かに海苔乾
燥室内における湿度調整はかなりの成果が期待で
きるもので、品質良好の乾海苔製造に役立つもと
の思われる。 しかしながら、海苔乾燥空気が区画された流域
でのみ流れ工夫とか、湿り空気と外気とのスムー
ズな置換をなす工夫がされていないことから、一
面的な改良に留まつていること。並びに、海苔乾
燥空気が前述の外的条件で左右されることにな
り、常に安定した乾海苔を製造することは困難と
思われる処である。 そこで、具体的に海苔乾燥空気の流れ(湿り空
気と外気との流れ)を検討してみると、海苔乾燥
建屋の形状、大きさ、方向性(風向と海苔乾燥建
屋との関係、外気導入口の位置関係、)、息抜きの
形状、寸法、又は海苔乾燥建屋内に装置される海
苔乾燥室の機種、大きさ、位置関係、内壁との空
間等により、その条件が区々となり、的確な制御
が困難視される処である。 例えば、その一例として、第5図、第6図に示
すように、海苔乾燥建屋内は、外風の風向に影響
を受けるもので、第5図のように向かつて左側よ
り、風が吹いている状況とした場合(勿論この風
向きは時間とか天候により変動する。)、海苔乾燥
建屋内においても鎖線で示すような風があり、海
苔乾燥室より排気される湿り空気は、空気加熱室
の方向に流され、必要以上の湿り空気が、空気加
熱室に再供給される。それがために、必要とする
外気の供給量が確保されず、湿気の多い空気が空
気加熱室に供給される。これによつて、海苔乾燥
室内への最適な海苔乾燥空気の供給が確保されな
くなる虞がある。 又第6図の例では、逆の現象となり、空気加熱
室には外気がおおくなり、湿気の少ない空気が空
気加熱室に多量に供給され、一方必要とする湿り
空気が空気加熱室が供給されず。もつて、海苔乾
燥室内への最適な海苔乾燥空気の供給が確保され
なくなる虞がある。 以上のように風向きと海苔乾燥室の配置だけみ
ても、このような差が発生するものである。 尚、前述の水場の取り扱いについては、一部で
幾分配慮している処もあるが、そのほとんどは何
らの方法も採用していないものである。 上記に鑑み、本発明は、海苔乾燥建屋内に外的
条件に影響されない海苔乾燥空気循環区域を区画
形成し、この海苔乾燥空気循環区域における湿り
空気の風向きが外風で影響を受けないようにする
ことと、外気の導入を空気加熱室の側面を迂回
し、下方より吸気用フアンを介して所定の位置よ
り吸い込まれる構造とし、湿り空気のスムーズな
排気ともに、有効利用、並びに湿り空気と外気と
のスムーズな置換を確保することにある。 「問題点を解決するための手段」 そこで、本発明は、海苔乾燥建屋内の海苔乾燥
室及び空気加熱室の上方空間部を遮蔽部材を介し
て海苔乾燥空気循環区域を区画形成することによ
り、この海苔乾燥空気循環区域における湿り空気
が、海苔乾燥建屋内外の風向きとかその他の外的
条件により影響を受けないようにすることと、外
気の導入を空気加熱室の側面を迂回し、下方より
吸気用フアンを介して所定の位置にスムーズに吸
い込まれる構造とし、湿り空気の排気、並びに湿
り空気と外気との置換をスムーズなすこと等を介
して湿り空気と外気との有効利用を介して最適な
海苔乾燥空気を生成することにある。 また第7図の湿り空気線図で示すように、良好
な乾海苔が得られる乾燥条件を表示すると、斜線
領域Eがこれに該当すると考えられている。しか
し、この狭い領域内でも必ずしもよい乾海苔が生
成されるという保証はない。即ちその他の条件と
して例えば、海苔原藻の品質、海苔乾燥機の特
性、海苔乾燥建屋の特性等により一定には制御で
きないもので、その都度の条件にあつた前述の領
域内であつて、しかも限られた領域を選択する必
要がある。 このような場合に対応して、本発明では隔離さ
れた海苔乾燥循環区域を形成するとともに、海苔
乾燥室内に設置した湿度センサー、又は付設した
制御装置を介して湿り空気を海苔原藻等の条件設
定により、随意に制御するように構成し、湿り空
気を精緻に排気乃至は循環利用、更には湿り空気
と外気とのスムーズな置換が可能な構造としたも
のである。 「作用」 次に本発明の作用を説明すると、海苔乾燥建屋
には遮蔽部材をもつて区画形成された海苔乾燥空
気循環区域が設けられている。それがために、換
気流路が閉塞されている場合は(いわゆる湿度不
足の状態又は適正湿度の場合が、この条件とな
る。また電動シヤツターの場合は、シヤツターが
閉塞されている場合、)、湿り空気の排気はほぼ完
全に遮断されている。したがつて、外気の導入は
原則としてないことと、この湿り空気は、外風の
影響を受けることなく循環移行し、湿り空気は、
そのほとんどが空気加熱室に循環される。 また自然換気を必要とする場合は、換気流路を
開放する(電動シヤツターの場合は、シヤツター
が開放された状態である。)。これにより、空気の
温度差による比重差で、湿つた空気は換気流路を
介して海苔乾燥建屋外に排気され、一方外気は、
海苔乾燥建屋の窓、その他隙間等より導入され空
気加熱室の側面を迂回し、下方より吸気用フアン
を介して空気加熱室に導入される。 また前記自然換気でも湿度排除が十分でない場
合は(除湿不足の場合が、これに該当する。)、乾
燥流路に設けた排気用フアンを駆動して、強制換
気し必要量の湿り空気をこの換気流路を介して海
苔乾燥建屋外に排気するとともに、前述と同様に
外気は、海苔乾燥建屋の窓、その他隙間等より必
要量導入され空気加熱室の側面を迂回し、下方よ
り吸気用フアンを介して空気加熱室に導入され
る。これにより、海苔乾燥室内は適度の湿度に維
持管理され、良質な乾海苔の生成に寄与するもの
である。 なお、前述の海苔乾燥室内の湿度コントロール
は、図示しないが海苔乾燥室内に設置した湿度セ
ンサーと、これに付設した制御装置を介して自動
コントロールされるとともに、この湿度コントロ
ールに対応して、前記換気流路の開閉とか、排気
用フアンの駆動、停止が精緻に実行される。 これによつて、前述のように、湿り空気の排気
乃至は循環利用、又は湿り空気と外気とのスムー
ズな置換等がなされるものである。 「実施例」 以下本発明の一実施例を参照して具体的に説明
する。 1は換気流路2及び換気用フアン3(図示しな
いが電動シヤツターとフアンとが個別に作動する
換気用フアン、又は風圧シヤツターとフアンとが
同時作動する換気用フアンの何れでも可であ
る。)、並びに外気導入口4,4a、出入口5を備
えた海苔乾燥建屋で、この海苔乾燥建屋1には各
種の海苔製造機械が装置されており例えば抄き機
6、海苔乾燥室7、前後側の空気加熱室8,8
a、バーナー9,9a、煙突10,10a等がそ
れぞれ設けられている。尚前記換気流路2は、図
示しないが遮蔽板で開閉される場合もあるし、ま
た開度が自動制御される場合もある。 尚図示しないが、前記海苔乾燥建屋1の棟方向
に向かつて設けられた単独の換気流路2に、遮蔽
部材を介して換気用フアン3が一対設けられる場
合とかの色々の構造の換気流路2でも可能である
こと、並びに従来の一般的な海苔乾燥建屋1の換
気流路2でも勿論可能である。 そこで、本発明は、ビニール、板材等の遮蔽部
材11をもつて海苔乾燥建屋1内に海苔乾燥空気
循環区域12を区画形成する。この望ましい一例
を図示の例で説明すると、湿り空気が外風等のそ
の他前述の外的条件に何ら影響されることないよ
うに、海苔乾燥室7及び空気加熱室8,8aの上
面空間部を遮蔽する構造とする。また外気は、海
苔乾燥建屋1の外気導入口4,4aより海苔乾燥
建屋1のその他の区域を通過した後、海苔乾燥空
気循環区域12の下部に設けた吸気通路13,1
3aを介して空気加熱室8,8aの側面を迂回
し、下方より吸気用フアン14,14aを介して
所定の位置にスムーズに吸い込まれる。 なお、海苔乾燥室内の乾燥条件をより精緻に制
御するために、空気循環区域12内を遮蔽部材1
1aを介して前側の空気加熱室8と、後側の空気
加熱室8aとの部位で区画することも可能であ
る。 次に本発明の作用を説明すると、海苔乾燥室7
の始動時は、海苔乾燥室7内に湿度不足の状態と
なつていることがおおいものであり、原則として
換気流路2は閉塞されている。したがつて、この
湿り空気はのほぼ全部が、空気加熱室8,8aに
循環利用されることと、この循環利用の過程で
は、外気の導入は原則として行われない。 その後海苔乾燥室7内に生海苔がほぼ2/3乃至
は3/4程度充填されと、海苔乾燥室7内の湿度が
やや過剰気味となるので、湿度センサー等を介し
て換気流路2を開放する(電動シヤツターの場合
は、シヤツターを開放する。)これにより、自然
換気に移り、湿り空気の一部は換気流路2を介し
て海苔乾燥建屋1外に排気され、またその大部分
は海苔乾燥空気循環区域12を循環移行して空気
加熱室8,8aに、循環供給される。又これと同
時に、外気導入口4,4aより湿り空気の排気量
にほぼ相当する外気が導入され、その後海苔乾燥
建屋1の他の区域を通り、海苔乾燥空気循環区域
12の下部より吸気通路13,13aを介して空
気加熱室8,8aにされる。 また海苔乾燥室7内の湿度が更に増え過剰とな
ると、前述の自然換気では不十分であるので、換
気用フアン3を駆動し、強制換気に移る。このよ
うにして換気用フアン3が駆動され、強制換気が
されると、湿り空気は換気流路2を介して海苔乾
燥建屋1外に必要量排気され、またその他の湿り
空気は前述と同様なルートで空気加熱室8,8a
に、循環供給される。又これと同時に、外気導入
口4,4aより導入された前記必要量とほぼ同量
の外気は、前述と同様なルートで空気加熱室8,
8aに、供給される。 そうして、前記自然換気及び/又は強制換気
(換気流路2の開閉、換気用フアン3の駆動、停
止)等が湿度コントロールを介して自動制御さ
れ、海苔の乾燥が順次繰り返される。 その後、海苔製造作業を終了する場合は、一般
的に海苔乾燥室7内の生海苔が減少してほぼ2/3
程度の残量となると、湿度は減少傾向となるの
で、換気用フアン3の駆動を停止し、自然換気に
移り、湿り空気の一部が換気流路2を介して前述
の如く排気されるとともに、その大部分は空気加
熱室8,8aに、循環供給される。又これと同時
に、外気が、前述と同様なルートによつて空気加
熱室8,8aに、供給される。 その後海苔乾燥室7内の生海苔が更に減少しほ
ぼ1/4程度の残量となると、湿度は更に減少する
ので、換気流路2を閉塞(電動シヤツターのシヤ
ツターを閉塞)し、始動時と同様な状態となり湿
り空気のほぼ全部を空気加熱室8,8aに、循環
供給し湿度不足の状態に対応するようにする。 「発明の効果」 本発明は、以上詳述したように、海苔乾燥建屋
に海苔乾燥空気循環区域を区画形成し、この海苔
乾燥空気循環区域の湿り空気及び外気が、外風等
のその他前述の総括外的条件に何ら影響されるこ
とないよう構成したので、前述の如く、種々外的
条件で、海苔乾燥空気が悪影響を受けることがな
くなり、安定した、しかも最適な海苔乾燥空気を
海苔乾燥室に、供給でき高品質の生海苔を生成で
きること、並びに容易に海苔乾燥絵空気の制御と
か、自動化が可能となるもので大変に有益であ
る。 以上のように、湿り空気の排気乃至は循環利用
及び外気の導入を確実かつ能率よく制御できるの
で、最適な海苔乾燥空気を海苔乾燥室内に供給で
き、良質な乾海苔が生成されること。また湿り空
気の有効な循環利用、並びに換気用又は換気用フ
アン、バーナー等の駆動を効率的に制御して、省
資源に大いに役立つものである。 また本発明では、湿り空気を海苔乾燥空気循環
区域の下部に設けた吸気通路を介して導入する構
成となつているので、外気が海苔乾燥室の方へ到
らず確実に空気加熱室に供給できることと、また
海苔乾燥室内の海苔乾燥空気の温湿度並びに生海
苔に悪影響を与えないこと、また換気流路を流れ
る湿り空気の流動の妨げとはならないものであ
る。 更に従来のこの種海苔乾燥建屋(以上の例で説
明した構造。)並びにこれに類する海苔乾燥建屋
等にも、簡易に装置することができ、汎用性と低
コストに優れているものである。 また水場での水の使用に際しても、海苔乾燥建
屋内の海苔乾燥空気循環区域の湿度は左右され
ず、適度の湿度管理が可能となり、大変に有益で
ある。
に、実現させるためには、温度のみならず湿度を
も自動制御しなければならず人力では容易でない
ものである。 ところで、前述の温度制御は、海苔乾燥室に連
設する空気加熱室に装備するバーナーの入り切り
で比較的容易に成し得るものである。したがつ
て、かなり正確に温度管理が可能となることか
ら、現実にこのような方法で海苔乾燥室の温度管
理が、適切に成されているのが現況である。 一方、その湿度制御は種々の条件、環境等によ
り極めて困難視されている処である。 即ち、海苔乾燥においては、生海苔一枚あたり
ほぼ37〜42gの水分が蒸発するとされている。こ
のように、生海苔から大量の水分が蒸発されるこ
とから、究極的には海苔乾燥室からは排出され空
気には、かなりの水気を含むものであり通常湿り
空気と言われている。それがために、前記の乾燥
条件を維持していくに際しては、この水分を大量
に含んだ湿り空気を海苔乾燥建屋外に排出し、替
わりに湿分の少ない外気(新気)を、外気導入口
より吸い込むことが必要となる。このように、湿
り空気と外気との置換をスムーズになすことによ
つて、海苔乾燥に最適な海苔乾燥空気が生成さ
れ、もつと良い乾海苔が、安定的に製造されるも
のである。 しかしながら、前記海苔乾燥空気の一部となる
外気は、外的条件により常に変動する。即ち、外
気の気象は刻々変化することにより、その気温、
湿度、風速が変動する。また海苔乾燥建屋の出入
口は、ここへの人の出入り、その他物の搬入等に
より開閉されることから、余分な外気の侵入と
か、逆に必要とする海苔乾湿室より排出される湿
り空気の流失があるなど種々の条件により多様に
変動するもので、その取り扱いに苦慮しているの
が現況である。 また海苔乾燥室より排出される湿り空気も、海
苔乾燥建屋内における空気の流れとか、外気の導
入状況等により異なり、常に海苔乾燥建屋外への
スムーズな排気が期待できないものである。 以上のように、外気、湿り空気の排気は外的条
件により変動することと相俟つて、海苔乾燥空気
の制御は、海苔乾燥室自体だけでなく、それを取
り囲む海苔乾燥空気の流れとか、湿り空気と外気
との置換等をも含めた総合的なものでなければな
らないことから、その管理が大変で、現実は一面
的な改良に留まつているものである。 更にその他の要因として次のようなことも考え
られる処である。即ち、前処理工程における水の
取り扱いが不用意にされることにより、海苔乾燥
建屋内の湿度が変動する。具体的には、通常水場
といわれている処で、海苔簀の洗浄頻度が多くな
ると(一般的に海苔簀に、海苔残滓が付着してい
る状況等のときである。)、究極的に水の使用が海
苔乾燥建屋内の湿度がこもることになり、湿度過
剰の状況となる。 このような日常の作業における、湿度の変動も
見逃せない処である。 そして、これらに関する技術文献としては、次
のようなものが散見される。 即ち、特開昭61−18517号の海苔乾燥設備に付
設する湿度調整装置があり、その要旨は、公知の
海苔乾燥装置内に所定量の蒸気を送り込む蒸気量
可変型の蒸気発生部と、風量可変型のフアンを設
け、これら並びにバーナー等の自動制御を介し
て、海苔乾燥室内の湿度を略一定に維持すること
を目的とする。 その他本出願人が提案している実公昭57−
53196号の風量自動制御装置を備えた海苔の連続
乾燥機があり、その要旨は、海苔乾燥室内の湿度
を検出する湿度検出器と、この湿度検出器による
検出値を制御回路に入力し、この制御回路の指令
信号により可変速モータを制御することにより、
フアンの風量を可変するように構成し、フアンの
風量調整を介して湿度制御することを特徴とする
ものである。 「発明が解決しようとする問題点」 以上の如く、従来の湿度制御は、確かに海苔乾
燥室内における湿度調整はかなりの成果が期待で
きるもので、品質良好の乾海苔製造に役立つもと
の思われる。 しかしながら、海苔乾燥空気が区画された流域
でのみ流れ工夫とか、湿り空気と外気とのスムー
ズな置換をなす工夫がされていないことから、一
面的な改良に留まつていること。並びに、海苔乾
燥空気が前述の外的条件で左右されることにな
り、常に安定した乾海苔を製造することは困難と
思われる処である。 そこで、具体的に海苔乾燥空気の流れ(湿り空
気と外気との流れ)を検討してみると、海苔乾燥
建屋の形状、大きさ、方向性(風向と海苔乾燥建
屋との関係、外気導入口の位置関係、)、息抜きの
形状、寸法、又は海苔乾燥建屋内に装置される海
苔乾燥室の機種、大きさ、位置関係、内壁との空
間等により、その条件が区々となり、的確な制御
が困難視される処である。 例えば、その一例として、第5図、第6図に示
すように、海苔乾燥建屋内は、外風の風向に影響
を受けるもので、第5図のように向かつて左側よ
り、風が吹いている状況とした場合(勿論この風
向きは時間とか天候により変動する。)、海苔乾燥
建屋内においても鎖線で示すような風があり、海
苔乾燥室より排気される湿り空気は、空気加熱室
の方向に流され、必要以上の湿り空気が、空気加
熱室に再供給される。それがために、必要とする
外気の供給量が確保されず、湿気の多い空気が空
気加熱室に供給される。これによつて、海苔乾燥
室内への最適な海苔乾燥空気の供給が確保されな
くなる虞がある。 又第6図の例では、逆の現象となり、空気加熱
室には外気がおおくなり、湿気の少ない空気が空
気加熱室に多量に供給され、一方必要とする湿り
空気が空気加熱室が供給されず。もつて、海苔乾
燥室内への最適な海苔乾燥空気の供給が確保され
なくなる虞がある。 以上のように風向きと海苔乾燥室の配置だけみ
ても、このような差が発生するものである。 尚、前述の水場の取り扱いについては、一部で
幾分配慮している処もあるが、そのほとんどは何
らの方法も採用していないものである。 上記に鑑み、本発明は、海苔乾燥建屋内に外的
条件に影響されない海苔乾燥空気循環区域を区画
形成し、この海苔乾燥空気循環区域における湿り
空気の風向きが外風で影響を受けないようにする
ことと、外気の導入を空気加熱室の側面を迂回
し、下方より吸気用フアンを介して所定の位置よ
り吸い込まれる構造とし、湿り空気のスムーズな
排気ともに、有効利用、並びに湿り空気と外気と
のスムーズな置換を確保することにある。 「問題点を解決するための手段」 そこで、本発明は、海苔乾燥建屋内の海苔乾燥
室及び空気加熱室の上方空間部を遮蔽部材を介し
て海苔乾燥空気循環区域を区画形成することによ
り、この海苔乾燥空気循環区域における湿り空気
が、海苔乾燥建屋内外の風向きとかその他の外的
条件により影響を受けないようにすることと、外
気の導入を空気加熱室の側面を迂回し、下方より
吸気用フアンを介して所定の位置にスムーズに吸
い込まれる構造とし、湿り空気の排気、並びに湿
り空気と外気との置換をスムーズなすこと等を介
して湿り空気と外気との有効利用を介して最適な
海苔乾燥空気を生成することにある。 また第7図の湿り空気線図で示すように、良好
な乾海苔が得られる乾燥条件を表示すると、斜線
領域Eがこれに該当すると考えられている。しか
し、この狭い領域内でも必ずしもよい乾海苔が生
成されるという保証はない。即ちその他の条件と
して例えば、海苔原藻の品質、海苔乾燥機の特
性、海苔乾燥建屋の特性等により一定には制御で
きないもので、その都度の条件にあつた前述の領
域内であつて、しかも限られた領域を選択する必
要がある。 このような場合に対応して、本発明では隔離さ
れた海苔乾燥循環区域を形成するとともに、海苔
乾燥室内に設置した湿度センサー、又は付設した
制御装置を介して湿り空気を海苔原藻等の条件設
定により、随意に制御するように構成し、湿り空
気を精緻に排気乃至は循環利用、更には湿り空気
と外気とのスムーズな置換が可能な構造としたも
のである。 「作用」 次に本発明の作用を説明すると、海苔乾燥建屋
には遮蔽部材をもつて区画形成された海苔乾燥空
気循環区域が設けられている。それがために、換
気流路が閉塞されている場合は(いわゆる湿度不
足の状態又は適正湿度の場合が、この条件とな
る。また電動シヤツターの場合は、シヤツターが
閉塞されている場合、)、湿り空気の排気はほぼ完
全に遮断されている。したがつて、外気の導入は
原則としてないことと、この湿り空気は、外風の
影響を受けることなく循環移行し、湿り空気は、
そのほとんどが空気加熱室に循環される。 また自然換気を必要とする場合は、換気流路を
開放する(電動シヤツターの場合は、シヤツター
が開放された状態である。)。これにより、空気の
温度差による比重差で、湿つた空気は換気流路を
介して海苔乾燥建屋外に排気され、一方外気は、
海苔乾燥建屋の窓、その他隙間等より導入され空
気加熱室の側面を迂回し、下方より吸気用フアン
を介して空気加熱室に導入される。 また前記自然換気でも湿度排除が十分でない場
合は(除湿不足の場合が、これに該当する。)、乾
燥流路に設けた排気用フアンを駆動して、強制換
気し必要量の湿り空気をこの換気流路を介して海
苔乾燥建屋外に排気するとともに、前述と同様に
外気は、海苔乾燥建屋の窓、その他隙間等より必
要量導入され空気加熱室の側面を迂回し、下方よ
り吸気用フアンを介して空気加熱室に導入され
る。これにより、海苔乾燥室内は適度の湿度に維
持管理され、良質な乾海苔の生成に寄与するもの
である。 なお、前述の海苔乾燥室内の湿度コントロール
は、図示しないが海苔乾燥室内に設置した湿度セ
ンサーと、これに付設した制御装置を介して自動
コントロールされるとともに、この湿度コントロ
ールに対応して、前記換気流路の開閉とか、排気
用フアンの駆動、停止が精緻に実行される。 これによつて、前述のように、湿り空気の排気
乃至は循環利用、又は湿り空気と外気とのスムー
ズな置換等がなされるものである。 「実施例」 以下本発明の一実施例を参照して具体的に説明
する。 1は換気流路2及び換気用フアン3(図示しな
いが電動シヤツターとフアンとが個別に作動する
換気用フアン、又は風圧シヤツターとフアンとが
同時作動する換気用フアンの何れでも可であ
る。)、並びに外気導入口4,4a、出入口5を備
えた海苔乾燥建屋で、この海苔乾燥建屋1には各
種の海苔製造機械が装置されており例えば抄き機
6、海苔乾燥室7、前後側の空気加熱室8,8
a、バーナー9,9a、煙突10,10a等がそ
れぞれ設けられている。尚前記換気流路2は、図
示しないが遮蔽板で開閉される場合もあるし、ま
た開度が自動制御される場合もある。 尚図示しないが、前記海苔乾燥建屋1の棟方向
に向かつて設けられた単独の換気流路2に、遮蔽
部材を介して換気用フアン3が一対設けられる場
合とかの色々の構造の換気流路2でも可能である
こと、並びに従来の一般的な海苔乾燥建屋1の換
気流路2でも勿論可能である。 そこで、本発明は、ビニール、板材等の遮蔽部
材11をもつて海苔乾燥建屋1内に海苔乾燥空気
循環区域12を区画形成する。この望ましい一例
を図示の例で説明すると、湿り空気が外風等のそ
の他前述の外的条件に何ら影響されることないよ
うに、海苔乾燥室7及び空気加熱室8,8aの上
面空間部を遮蔽する構造とする。また外気は、海
苔乾燥建屋1の外気導入口4,4aより海苔乾燥
建屋1のその他の区域を通過した後、海苔乾燥空
気循環区域12の下部に設けた吸気通路13,1
3aを介して空気加熱室8,8aの側面を迂回
し、下方より吸気用フアン14,14aを介して
所定の位置にスムーズに吸い込まれる。 なお、海苔乾燥室内の乾燥条件をより精緻に制
御するために、空気循環区域12内を遮蔽部材1
1aを介して前側の空気加熱室8と、後側の空気
加熱室8aとの部位で区画することも可能であ
る。 次に本発明の作用を説明すると、海苔乾燥室7
の始動時は、海苔乾燥室7内に湿度不足の状態と
なつていることがおおいものであり、原則として
換気流路2は閉塞されている。したがつて、この
湿り空気はのほぼ全部が、空気加熱室8,8aに
循環利用されることと、この循環利用の過程で
は、外気の導入は原則として行われない。 その後海苔乾燥室7内に生海苔がほぼ2/3乃至
は3/4程度充填されと、海苔乾燥室7内の湿度が
やや過剰気味となるので、湿度センサー等を介し
て換気流路2を開放する(電動シヤツターの場合
は、シヤツターを開放する。)これにより、自然
換気に移り、湿り空気の一部は換気流路2を介し
て海苔乾燥建屋1外に排気され、またその大部分
は海苔乾燥空気循環区域12を循環移行して空気
加熱室8,8aに、循環供給される。又これと同
時に、外気導入口4,4aより湿り空気の排気量
にほぼ相当する外気が導入され、その後海苔乾燥
建屋1の他の区域を通り、海苔乾燥空気循環区域
12の下部より吸気通路13,13aを介して空
気加熱室8,8aにされる。 また海苔乾燥室7内の湿度が更に増え過剰とな
ると、前述の自然換気では不十分であるので、換
気用フアン3を駆動し、強制換気に移る。このよ
うにして換気用フアン3が駆動され、強制換気が
されると、湿り空気は換気流路2を介して海苔乾
燥建屋1外に必要量排気され、またその他の湿り
空気は前述と同様なルートで空気加熱室8,8a
に、循環供給される。又これと同時に、外気導入
口4,4aより導入された前記必要量とほぼ同量
の外気は、前述と同様なルートで空気加熱室8,
8aに、供給される。 そうして、前記自然換気及び/又は強制換気
(換気流路2の開閉、換気用フアン3の駆動、停
止)等が湿度コントロールを介して自動制御さ
れ、海苔の乾燥が順次繰り返される。 その後、海苔製造作業を終了する場合は、一般
的に海苔乾燥室7内の生海苔が減少してほぼ2/3
程度の残量となると、湿度は減少傾向となるの
で、換気用フアン3の駆動を停止し、自然換気に
移り、湿り空気の一部が換気流路2を介して前述
の如く排気されるとともに、その大部分は空気加
熱室8,8aに、循環供給される。又これと同時
に、外気が、前述と同様なルートによつて空気加
熱室8,8aに、供給される。 その後海苔乾燥室7内の生海苔が更に減少しほ
ぼ1/4程度の残量となると、湿度は更に減少する
ので、換気流路2を閉塞(電動シヤツターのシヤ
ツターを閉塞)し、始動時と同様な状態となり湿
り空気のほぼ全部を空気加熱室8,8aに、循環
供給し湿度不足の状態に対応するようにする。 「発明の効果」 本発明は、以上詳述したように、海苔乾燥建屋
に海苔乾燥空気循環区域を区画形成し、この海苔
乾燥空気循環区域の湿り空気及び外気が、外風等
のその他前述の総括外的条件に何ら影響されるこ
とないよう構成したので、前述の如く、種々外的
条件で、海苔乾燥空気が悪影響を受けることがな
くなり、安定した、しかも最適な海苔乾燥空気を
海苔乾燥室に、供給でき高品質の生海苔を生成で
きること、並びに容易に海苔乾燥絵空気の制御と
か、自動化が可能となるもので大変に有益であ
る。 以上のように、湿り空気の排気乃至は循環利用
及び外気の導入を確実かつ能率よく制御できるの
で、最適な海苔乾燥空気を海苔乾燥室内に供給で
き、良質な乾海苔が生成されること。また湿り空
気の有効な循環利用、並びに換気用又は換気用フ
アン、バーナー等の駆動を効率的に制御して、省
資源に大いに役立つものである。 また本発明では、湿り空気を海苔乾燥空気循環
区域の下部に設けた吸気通路を介して導入する構
成となつているので、外気が海苔乾燥室の方へ到
らず確実に空気加熱室に供給できることと、また
海苔乾燥室内の海苔乾燥空気の温湿度並びに生海
苔に悪影響を与えないこと、また換気流路を流れ
る湿り空気の流動の妨げとはならないものであ
る。 更に従来のこの種海苔乾燥建屋(以上の例で説
明した構造。)並びにこれに類する海苔乾燥建屋
等にも、簡易に装置することができ、汎用性と低
コストに優れているものである。 また水場での水の使用に際しても、海苔乾燥建
屋内の海苔乾燥空気循環区域の湿度は左右され
ず、適度の湿度管理が可能となり、大変に有益で
ある。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
1図は海苔乾燥建屋を遮蔽部材で区画して海苔乾
燥空気循環区域を設けた正面図、第2図は海苔乾
燥建屋と海苔乾燥空気循環区域との空気の移行を
説明する正面模式図、第3図は海苔乾燥建屋と海
苔乾燥空気循環区域との空気の移行を説明する平
面模式図、第4図は海苔乾燥建屋と海苔乾燥空気
循環区域との空気の移行を説明する側面模式図、
第5図、第6図は従来の一例を示した海苔乾燥建
屋と海苔乾燥室との空気の移行をそれぞれ説明す
る正面模式図、第7図は通常の状態の湿り空気線
図である。 1:海苔乾燥建屋、2:換気流路、3:換気用
フアン、4,4a:外気導入口、5:出入口、
6:抄き機、7:海苔乾燥室、8,8a:空気加
熱室、9,9a:バーナー、10,10a:煙
突、11,11a:遮蔽部材、12:海苔乾燥空
気循環区域、13,13a:吸気通路、14,1
4a:吸気用フアン。
1図は海苔乾燥建屋を遮蔽部材で区画して海苔乾
燥空気循環区域を設けた正面図、第2図は海苔乾
燥建屋と海苔乾燥空気循環区域との空気の移行を
説明する正面模式図、第3図は海苔乾燥建屋と海
苔乾燥空気循環区域との空気の移行を説明する平
面模式図、第4図は海苔乾燥建屋と海苔乾燥空気
循環区域との空気の移行を説明する側面模式図、
第5図、第6図は従来の一例を示した海苔乾燥建
屋と海苔乾燥室との空気の移行をそれぞれ説明す
る正面模式図、第7図は通常の状態の湿り空気線
図である。 1:海苔乾燥建屋、2:換気流路、3:換気用
フアン、4,4a:外気導入口、5:出入口、
6:抄き機、7:海苔乾燥室、8,8a:空気加
熱室、9,9a:バーナー、10,10a:煙
突、11,11a:遮蔽部材、12:海苔乾燥空
気循環区域、13,13a:吸気通路、14,1
4a:吸気用フアン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 換気用フアンを備えた換気流路を有する海苔
乾燥建屋には抄き機、海苔乾燥室並びに海苔乾燥
室に連設する空気加熱室並びに海苔乾燥室の排出
口側に設けられた海苔剥ぎ機等が設置されてお
り、この海苔乾燥室及び空気加熱室の上方空間部
をビニールシート、板材等の遮蔽部材を介して海
苔乾燥空気循環区域を区画形成し、この海苔乾燥
空気循環区域には前記換気流路が位置するすると
ともに、海苔乾燥建屋の他の区域とは分離独立さ
れ、前記海苔乾燥建屋に導入された外気は、海苔
乾燥空気循環区域に設けた吸気通路より導入され
ること、並びに前記海苔乾燥室内の湿り空気は、
前記換気流路が開放されているとき及び/又は換
気用フアンが駆動しているとき海苔乾燥空気循環
区域を介して屋外に排気されることを特徴とする
海苔乾燥建屋の間仕切り装置。 2 換気流路に設けられた換気用フアンは屋上換
気用フアンで、少なくとも海苔乾燥建屋の棟方向
の前後に一基ずつ設けられている特許請求の範囲
第1項記載の海苔乾燥建屋の間仕切り装置。 3 換気流路に設けられた換気用フアンは屋上換
気用フアンで、少なくとも海苔乾燥建屋の棟方向
の前後に一基ずつ設けられており、これら前後の
屋上換気用フアンが区々に制御され、かつこの二
基の屋上換気用フアンより湿り空気が個別に排気
されるように前記海苔乾燥空気循環区域が遮蔽部
材を介して区画形成されている特許請求の範囲第
2項記載の海苔乾燥建屋の間仕切り装置。 4 換気流路が遮蔽板で開閉される構成となつて
いる特許請求の範囲第2項又は第3項記載の海苔
乾燥建屋の間仕切り装置。 5 換気流路に設けられた換気用フアンは電動シ
ヤツター付き換気用フアンで、少なくとも海苔乾
燥建屋の棟方向の前後に一基ずつ設けられている
特許請求の範囲第1項記載の海苔乾燥建屋の間仕
切り装置。 6 換気流路に設けられた換気用フアンは電動シ
ヤツター式の換気用フアンで、少なくとも海苔乾
燥建屋の棟方向の前後に一基ずつ設けられてお
り、これら前後の電動シヤツター式の換気用フア
ンが区々に制御され、かつこの二基の電動シヤツ
ター式の換気用フアンより湿り空気が個別に排気
されるように前記海苔乾燥空気循環区域が遮蔽部
材を介して区画形成されている特許請求の範囲第
5項記載の海苔乾燥建屋の間仕切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210918A JPH0260570A (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 海苔乾燥建屋の間仕切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210918A JPH0260570A (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 海苔乾燥建屋の間仕切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260570A JPH0260570A (ja) | 1990-03-01 |
JPH0567270B2 true JPH0567270B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=16597222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63210918A Granted JPH0260570A (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 海苔乾燥建屋の間仕切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0260570A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324893U (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-14 | ||
JP5951657B2 (ja) * | 2014-01-21 | 2016-07-13 | 株式会社大坪鉄工 | 海苔製造システム |
JP6450713B2 (ja) * | 2016-06-22 | 2019-01-09 | 株式会社イツワ工業 | 海苔製造システムの制御方法 |
-
1988
- 1988-08-25 JP JP63210918A patent/JPH0260570A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260570A (ja) | 1990-03-01 |
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