JPH065597Y2 - 経糸糊付用熱風乾燥機 - Google Patents

経糸糊付用熱風乾燥機

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JPH065597Y2
JPH065597Y2 JP1985192795U JP19279585U JPH065597Y2 JP H065597 Y2 JPH065597 Y2 JP H065597Y2 JP 1985192795 U JP1985192795 U JP 1985192795U JP 19279585 U JP19279585 U JP 19279585U JP H065597 Y2 JPH065597 Y2 JP H065597Y2
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JP
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hot air
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exhaust
damper
air
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JP1985192795U
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JPS62100484U (ja
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清 中出
外男 水内
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は経糸糊付用熱風乾燥機に関するものであり、
さらに詳しくは外気の吸気口の付近に設けられた回転自
在なダンパーにより強制吸気量を調節し、排気ダクトに
設けられた回転自在なダンパーにより強制排気量を調節
する基本構造を有した経糸糊付用熱風乾燥機における循
環熱風の入換え量変更技術の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 糊付機においては糊液を含んだ連続糸シートを乾燥させ
る熱風乾燥機が広く用いられており、熱源を介して熱風
を循環させると同時に一部外気を強制的に吸気するとと
もに、乾燥に使われた湿った熱風の一部を強制的に排気
して、乾燥機内の湿った熱風の入換えを行なっている。
ところでこの入換え量は、乾燥機内部の蒸発水分量に応
じて変えてやる必要がある。すなわち入換え量が小さす
ぎると乾燥機内部の湿度が上昇して乾燥能力が低下し、
単位時間当りの連続糸シート処理量が減少し、生産性が
低下する。逆に入換え量が大きすぎると乾燥機内部の湿
度は下降して乾燥能力が向上し、単位時間当りの連続糸
シート処理量は増加する。しかし反面単位蒸発水分量当
りの消費エネルギーが増え、経済性が低下する。
湿った熱風の入換え量を蒸発水分量の大小に応じて適正
に変えてやることが必要となる所以である。
かくすることにより乾燥機内部の湿度を適正なレベルに
維持することができるのである。この蒸発水分量は連続
糸シート中の糸の太さ、持込み水分量、乾燥湿度および
熱風風速などによって影響を受ける。
ところで乾燥機は運転中はほぼ密閉された構造の乾燥室
を有しているが、それでもこの乾燥室は外気の吸気口や
熱風の排気口、および連続糸シートの出入口などを介し
て外部と連通している。特に連続糸シートの出入口は比
較的間口が大きく、また連続糸シートを通過させるため
にドアなどを設ける訳にもいかないので、熱風の圧力分
布状態次第によっては、これらを介して乾燥室内の熱風
が自然排気されるとともに。外気が乾燥室内に自然吸気
されるのを免れない。
かかる不可避的な自然排気は、作業環境の悪化や室内空
調乾燥機熱風エネルギー消費量の増大をもたらして工場
管理上好ましくないばかりか、乾燥機の前後に付設され
ている連続糸シートを整列させるための筬や連続糸シー
トを捌くためのロッドなどを温める。この結果糊液を含
んでいる連続糸シートとの接触により筬やロッドに付着
した乾燥機糊液を乾燥させ、これが後続の連続糸シート
にも毛羽を発生させたり、より悪くは糸切れを惹起した
りすることになる。
また不可避的な自然吸気は熱風温度を下げるから乾燥効
果を低下させる。特に熱風の風上側にある連続糸シート
の出入口を介しての外気に吸入は熱風が連続糸シートに
接触する前にその温度を下げることになるから、著しく
乾燥効率を低下させることになる。また熱風の風下側に
位置する連続糸シートの出入口を介して吸入された外気
はその全んどが熱風とともに熱風の排気口から排気され
るが、このときも排気熱風の温度を下げる。この結果排
気熱風の持つ熱エネルギーを熱交換器を用いて再利用す
るような場合には、エネルギー交換率を低下させること
になる。
ただし外気の吸気口を介して吸気される外気は、乾燥機
の放熱を利用して予熱されるようになっているから、あ
まり問題がなくエネルギー効率もよい。
従来この種の乾燥室にあっては外気の吸気口と熱風の排
気口とにそれぞれ風量を変える調節ダンパーが設けられ
ており、特に排気側ダンパーは手動式として、連続糸シ
ートの出入口から熱風が排出されたり外気が吸入されな
いように調節できるようになっている。
しかし湿った熱風の入換え量を変更するために吸気側ダ
ンパーにより吸気量を調節すると、循環熱風通路内の圧
力分布状態が変わって連続糸シートの出入口に空気の流
れが生じ、再び排気側ダンパーを操作しなければならな
いことがある。
すなわち吸気量に比べて排気量が少なすぎると循環熱風
の圧力が上がり、連続糸シートの出入口から熱風が排気
される。逆に吸気量に比べて排気量が多すぎると循環熱
風の圧力が下がり、連続糸シートの出入口から外気が吸
気される。したがって吸気側のダンパーを操作した結
果、排気側のダンパーを操作する必要が生じ、またその
結果いかんでは吸気側のダンパーを操作しなければなら
なくなることがある。いわゆるハンチング現象が起きる
ことがある。
このように従来のダンパーを用いたシステムにおいて循
環熱風通路内の熱風の入換え量を変更する場合には、2
個の調節ダンパーを独立に操作しているので、ハンチン
グ現象が起き易い。しかも一方は乾燥室内の状態を観察
しながら操作する必要があり、作業的に煩雑かつ困難で
ある。加えて両ダンパーの操作に時間差があるが故に、
制御応答性に乏しいという欠点がある。
またなんらかの信号を用いて電気的なシステムにより熱
風の入換え量の変更を自動的に行なうものもある。しか
しこのような手法ではシステムが複雑なものとなり、ハ
ード面でもソフト面でも好ましくない。
(考案の目的) この考案においては、前記のような基本構造の経糸糊付
用熱風乾燥機において、循環熱風通路内の熱風の入換え
量の変更を簡単なシステム構成で、しかも秀れた制御応
答性をもって行なうことを目的とするものである。
(考案の要旨) このためこの考案においては、前記のような基本構造に
おいて、リンク機構および吸気側と排気側のダンパーの
開度に比例関係を設定する調節機構によって両ダンパー
の回転軸を連結したことを要旨とするものである。
(実施態様) 第2図にこの考案を応用する熱風乾燥機の一例を示す。
ほぼ密閉構造の乾燥室7は連続糸シート1の通過のため
の入口2と出口3とを有しており、さらに熱風循環通路
4、5、6に連通している。
通路4、5間には熱交換器9が、また通路5、6間には
循環送風器10が、それぞれ設けられている。さらに入
口2近くにおいて乾燥室7には循環送風器12を具えた
排気ダクト11が開口している。通路4に開口する外気
吸気口8には調節ダンパー13が、排気ダクト11には
調節ダンパー14が、それぞれ設けられている。
以下乾燥室7内の熱風の圧力分布状態が、出入口2、3
から外気が吸入されるようなものである場合を例にとっ
て、熱風の流れについて説明する。
通路4からの熱風(Q)と外気吸気口8からの外気
(Q)とは熱交換器9で加熱されて、循環送風器10
により乾燥室7内に送り込まれて連続糸シート1を乾燥
する。この結果熱風は水分を含んだ状態となるととも
に、出入口2、3を介して吸入された外気(Q
)と一体となり、その一部は通路4に入って再循環
される。一方残り(Q)は排気ダクト11を通って排
気される。すなわち風量については次のような関係があ
る。
=Q+Q+Q また乾燥室7内の熱風の圧力分布状態が、出入口2、3
から熱風が排出されるようなものである場合には、上記
のQとQとが負の値となるから、風量については次
のような関係となる。
=Q−Q−Q この考案においては、これらの風量の関係を示す式にお
けるQとQとをなるべく小さくするために、Q
とを調節することを意図するものである。
第1図に示すのはこの考案の一実施態様であって、機械
的なリンク機構により両ダンパー13、14を、一定の
開度比例関係で、連結するものである。すなわち外気吸
気口側の調節ダンパー13と排気ダクト側の調節ダンパ
ー14とは、リンク機構により連結されており、吸気量
を増減させるとそれに連動して排気量も増減するように
構成されている。
吸気口側のダンパー13の回転支軸15と排気ダクト側
のダンパー14の回転支軸16には、それぞれレバー1
7、18の一端が固定されており、これらのレバー1
7、18の他端はロッド19、20およびターンバック
ル21により互いに連結されている。さらにダンパー1
3の回転支軸15の端部には調節レバー24が固定され
ている。なお両ダンパー13、14は、それぞれの回転
支軸15、16を回転自在に支持するブラケット22、
23により、外気吸気口8および排気ダクト11の側壁
に適宜に架設されている。
以上の構成において調節レバー24を手動により回す
と、回転支軸15が回転してダンパー13の開度が変更
される。これと同時にリンク機構を介して回転支軸16
が設定された比例関係で回転して、ダンパー14が回転
する。
以上の構成において、両ダンパー13、14のいずれか
一方がその開度を変更したとき、他方の開度もそれに連
動して、調節機構により設定された比例関係でもって、
変更されるのである。図示の例ではリンク機構中のター
ンバックル21がこの調節機構として機能して、両ダン
パー13、14の開度の比例関係を調節するものであ
る。
すなわち両ダンパー13、14の水平面(または垂直
面)に対する傾角は必ずしも同じではない。したがって
吸気量がゼロのときに必ずしも排気量がゼロである訳で
はない。要するに両者の増減量が互いに比例すればよい
のである。むしろ第2図に示すような乾燥室の場合に
は、排気量は常にある値以上であることが望ましいので
ある。
なお吸気量と排気量との比例的関係を設定する調節機構
としては、図示のようなターンバックル21を用いる代
わりに、例えばロッド19、20の長さを異なるものと
してもよい。またレバー17、18の長さの比を変更す
るようにしてもよい。
(考案の効果) この考案においては吸気口側ダンパーを排気ダクト側ダ
ンパーとを機械的なリンク機構により連結したので、循
環熱風通路内の熱風の入換え量の変更を簡単な構成で、
しかも秀れた制御応答性をもって行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施態様を示す斜視図、 第2図はこの考案を応用する熱風乾燥機の一例を示す断
面側面図である。 1……連続糸シート 4、5、6……熱風循環通路 7……乾燥室 10、12……循環送風器 11……排気ダクト 13、14……調節ダンパー 24……調節レバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気の吸気口の付近に設けられた回転自在
    なダンパー(13)により強制吸気量を調節し、排気ダ
    クトに設けられた回転自在なダンパーにより強制排気量
    を調節する基本構造において、 リンク機構および両ダンパーの開度に比例関係を設定す
    る調節機構によって両ダンパーの回転軸が連結されてい
    る ことを特徴とする経糸糊付用熱風乾燥機。
  2. 【請求項2】前記の調節機構がリンク機構中のターンバ
    ックルである ことを特徴とする実用新案請求の範囲第1項に記載の熱
    風乾燥機。
JP1985192795U 1985-12-13 1985-12-13 経糸糊付用熱風乾燥機 Expired - Lifetime JPH065597Y2 (ja)

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JPS62100484U JPS62100484U (ja) 1987-06-26
JPH065597Y2 true JPH065597Y2 (ja) 1994-02-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759665A (en) * 1980-09-25 1982-04-10 Furukawa Electric Co Ltd:The Control method for coated article-baking oven
JPS5813499B2 (ja) * 1976-09-24 1983-03-14 石原産業株式会社 水和酸化チタンの製造方法

Family Cites Families (1)

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JPS62100484U (ja) 1987-06-26

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