JPH0567147U - スポットネットワーク受電設備 - Google Patents

スポットネットワーク受電設備

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JPH0567147U
JPH0567147U JP1301492U JP1301492U JPH0567147U JP H0567147 U JPH0567147 U JP H0567147U JP 1301492 U JP1301492 U JP 1301492U JP 1301492 U JP1301492 U JP 1301492U JP H0567147 U JPH0567147 U JP H0567147U
Authority
JP
Japan
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transformer
network
power receiving
receiving equipment
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP1301492U
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English (en)
Inventor
光徳 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワーク変圧器の2次側短絡故障に対し
てこの事故回路を系統から確実に切り離す。 【構成】 複数の配電線4にそれぞれ変圧器1次開閉器
を介してネットワーク変圧器7を接続し、この各変圧器
7の2次側をそれぞれプロテクタ遮断器9を介して共通
のネットワーク母線10で並列接続してなる低圧のスポ
ットネットワーク受電設備において、変圧器1次開閉器
を変圧器7の2次側短絡電流を遮断できる負荷開閉器1
3により構成し、かつ、変圧器7の1次側過電流を検出
して負荷開閉器13を開放動作させる過電流継電器14
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビル用受電設備等に好適なスポットネットワーク受電設備に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、低圧のスポットネットワーク受電設備は、例えば図3に示すように構成 され、送り出し側変電所1の電源母線2からそれぞれ配電線遮断器3を介して例 えば3回線の配電線4が引き出され、この各配電線4より分岐して引き込まれた 引き込み線5にそれぞれ1次断路器6を介してネットワーク変圧器7が接続され ると共に、各変圧器7の2次側がプロテクタヒューズ8及びプロテクタ遮断器9 を介して共通のネットワーク母線10で並列接続され、この母線10より負荷に 電力を供給するようになっている。
【0003】 この受電設備によれば、各変圧器7が常時2次側で並列接続されているため、 任意の配電線4の作業停止や事故あるいは変圧器7の停止や事故があっても、こ れらの停止や事故に無関係な残りの配電線4から受電し続けることが可能である 。
【0004】 なお、11は送り出し側変電所1に設けられた過電流継電器であり、配電線4 の短絡電流等を検出して配電線遮断器3をトリップ動作させる。12は各バンク 毎に設けられた逆電力継電器であり、短絡,地絡等の故障時や点検等の計画停電 時に変電所1の任意の配電線遮断器3がオフした場合、この配電線4に対し、母 線10から逆電力が供給されると、計器用変流器により検出された遮断器9を流 れる電流と,計器用変圧器により検出された変圧器7の2次側電圧とで逆電力を 検出し、この遮断器9を自動遮断する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 前述した構成のスポットネットワーク受電設備にあっては、ネットワーク変圧 器7の2次側の故障に対しプロテクタヒューズ8が溶断することにより装置を保 護するようになっており、例えば図3の1号系における変圧器7とヒューズ8と の間の点A(×印)で短絡事故が発生した場合、1号系のヒューズ8に2号系及 び3号系からの故障電流I2 ,I3 の総和の故障電流I1(=I2 +I3 ) が流れ るため、このヒューズ8が溶断する。
【0006】 この場合、1号系の配電線4においては、変圧器7を通して事故点Aに故障電 流が流れ、これが送り出し側の過電流継電器11で検出されることにより配電線 遮断器3がトリップし、故障回線の切り離しが可能となる。
【0007】 ところで、小容量の受電設備の場合、すなわち、ネットワーク変圧器7の容量 が1000KVA未満のように小さい場合、前述した点Aで短絡故障が発生した とき、その1次側の電流が小さいことから送り出し側で事故検知できなく、事故 回線の切り離しが行えなくなる問題を生じる。
【0008】 また、この種スポットネットワーク受電設備にあっては、任意のバンクの停止 時にも全負荷に電力を安定して供給する必要があることから、例えば2バンク構 成の受電設備の場合、各バンク毎のプロテクタヒューズ8として、通常の各バン ク並列運転時の2倍の電流の通電に耐えるものを選定しておく必要があり、大定 格のヒューズ8が必要になる。
【0009】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであ り、その目的とするところは、従来のプロテクタヒューズを不要にした上で、ネ ットワーク変圧器の2次側故障に対してこの事故回路を系統から確実に切り離す ことのできる低圧のスポットネットワーク受電設備を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案のスポットネットワーク受電設備において は、ネットワーク変圧器の1次側に設けられる変圧器1次開閉器をネットワーク 変圧器の2次側短絡電流を遮断できる負荷開閉器により構成し、かつ、変圧器の 1次側過電流を検出してこの負荷開閉器を開放動作させる過電流継電器を設ける 。
【0011】
【作用】
前述した構成のスポットネットワーク受電設備にあっては、ネットワーク変圧 器とこの2次側のプロテクタ遮断器との間で短絡事故が発生した場合、他バンク からネットワーク母線を通って事故点に流れる故障電流に対し、プロテクタ遮断 器が逆電力遮断すると共に、配電線よりネットワーク変圧器を通して事故点に流 れる故障電流に対し、過電流継電器が事故検出することにより負荷開閉器が開放 動作し、事故回路が系統から切り離される。
【0012】 この場合、ネットワーク変圧器の容量が小さいと1次側電流も小さくなるが、 この変圧器の容量に対応させて過電流継電器の整定値を調整することにより、変 圧器2次短絡事故に対し、この時の変圧器1次側電流で負荷開閉器を確実に事故 遮断させることができる。
【0013】
【実施例】
実施例につき、図1及び図2を用いて説明する。
【0014】 図1において、前記と同一記号は同一もしくは相当するものを示すものとし、 異なる点は、従来のプロテクタヒューズを廃止し、変圧器1次開閉器として用い ていた断路器に替えて、変圧器2次短絡電流を遮断できる簡易な負荷開閉器13 を設けると共に、ネットワーク変圧器7の過電流を検出してこの負荷開閉器13 を開放動作させる過電流継電器14を設けた点である。
【0015】 そして、例えば1号系における変圧器7とプロテクタ遮断器9との間の点Bで 短絡事故が発生した場合、1号系の事故点Bに2号系及び3号系からの故障電流 がネットワーク母線10及び遮断器9を通って流れるため、逆電力継電器12に より逆電力が検出されて遮断器9が遮断し、また、配電線4より1号系の負荷開 閉器13及び変圧器7を通って事故点Bに故障電流が流れるため、過電流継電器 14により変圧器1次側の過電流が検出されて負荷開閉器13が遮断し、事故点 Bを含む負荷開閉器13から遮断器9までの故障回路が系統から確実に切り離さ れる。
【0016】 図2は、変圧器2次短絡時の過電流継電器14と負荷開閉器13とによる遮断 時間特性(斜線部)を示したものである。
【0017】 ここで、小容量の受電設備の場合、ネットワーク変圧器7の容量が小さく、変 圧器2次短絡時の1次側電流も小さいものとなるが、これに対応させて過電流継 電器14の整定値を低く設定しておくことにより、変圧器2次短絡時の故障電流 を確実に検出でき、事故回路の切り離しが確実になる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。
【0019】 ネットワーク変圧器の変圧器1次開閉器として1次側過電流により開放動作す る負荷開閉器を設け、変圧器とプロテクタ遮断器との間の短絡事故に対し負荷開 閉器と遮断器とをそれぞれ遮断動作させて事故回路を切り離すようにしたため、 変圧器容量が小さい場合であっても確実に事故検知でき、事故回路の系統からの 切り離しが確実となり、供給信頼性が高まるものである。その上、従来使用され ていた大定格のプロテクタヒューズを不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスポットネットワーク受電設備の
1実施例を示す単線接続図である。
【図2】図1における変圧器2次短絡時の負荷開閉器遮
断時間特性図である。
【図3】従来例の単線接続図である。
【符号の説明】
4 配電線 7 ネットワーク変圧器 9 プロテクタ遮断器 10 ネットワーク母線 13 負荷開閉器 14 過電流継電器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の配電線にそれぞれ変圧器1次開閉
    器を介してネットワーク変圧器を接続し、前記各変圧器
    の2次側をそれぞれプロテクタ遮断器を介して共通のネ
    ットワーク母線で並列接続してなる低圧のスポットネッ
    トワーク受電設備において、 前記変圧器1次開閉器を前記変圧器の2次側短絡電流を
    遮断できる負荷開閉器により構成し、かつ、前記変圧器
    の1次側過電流を検出して前記負荷開閉器を開放動作さ
    せる過電流継電器を設けたことを特徴とするスポットネ
    ットワーク受電設備。
JP1301492U 1992-02-05 1992-02-05 スポットネットワーク受電設備 Pending JPH0567147U (ja)

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JP1301492U JPH0567147U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 スポットネットワーク受電設備

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JP1301492U JPH0567147U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 スポットネットワーク受電設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0567147U true JPH0567147U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11821307

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JP1301492U Pending JPH0567147U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 スポットネットワーク受電設備

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103824A (ja) * 1981-12-10 1983-06-21 株式会社ダイヘン ネツトワ−ク受電設備

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103824A (ja) * 1981-12-10 1983-06-21 株式会社ダイヘン ネツトワ−ク受電設備

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