JPH0567140A - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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Publication number
JPH0567140A
JPH0567140A JP3227675A JP22767591A JPH0567140A JP H0567140 A JPH0567140 A JP H0567140A JP 3227675 A JP3227675 A JP 3227675A JP 22767591 A JP22767591 A JP 22767591A JP H0567140 A JPH0567140 A JP H0567140A
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JP
Japan
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translated
Prior art date
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Pending
Application number
JP3227675A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kosaka
晃 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBE NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Kobe Ltd
Original Assignee
KOBE NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Kobe Ltd
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Publication date
Application filed by KOBE NIPPON DENKI SOFTWARE KK, NEC Software Kobe Ltd filed Critical KOBE NIPPON DENKI SOFTWARE KK
Priority to JP3227675A priority Critical patent/JPH0567140A/ja
Publication of JPH0567140A publication Critical patent/JPH0567140A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 翻訳部1と纏まり指定受け入れ部2とを有す
る。翻訳部1は、原文解析部3と訳文生成部4とを備え
ている。原文解析部3は、原文5の文法的構造や意味関
係を解析して、中間表現6を出力する。訳文生成部4
は、中間表現6から出力側言語の文法にしたがった表現
の訳文7を出力する。纏まり指定受け入れ部2は、原文
5に対する利用者による纏まり指定8を受け入れて、原
文解析部3に原文解析に対する指示9を渡す。 【効果】 入力言語に対する一般的な文法知識のみによ
って指示することにより、機械翻訳による正しい翻訳を
誰にでも可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械翻訳装置に関し、
特に自然言語で書かれた文を他の自然言語に翻訳する機
械翻訳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の機械翻訳装置の一例を示
すブロック図である。図5に示すように、翻訳のプロセ
スを担当する翻訳部51は、原文解析部53と、その解
析結果を基に訳文を出力する訳文生成部54とからな
る。そして、原文解析部53では、原文55に対して、
その文法的構造を解析し、文の構成要素間の意味関係を
判断し、構成要素の意味を決定するなどの処理を行って
いる。
【0003】一方、訳文生成部54は、この原文解析部
53の出力としての中間表現56に対して、出力側言語
の文法に従って文を生成する。この訳文生成部54の出
力が訳文57である。従って訳文57が原文55の訳と
して適切な文であるかどうかは、原文解析部53が正し
く処理を行ったかどうかに大きく依存している。ところ
が原文55は人間が通常用いている自然言語で書かれて
いるために、多くの曖昧性を含んでいる。そのために人
間がもっている一般的な常識をもたず、前後関係から推
論を行うこともきわめて不十分な機械翻訳では、誤った
解釈をしてしまうことも多く、そのために訳文が不適切
なものになることが多かった。
【0004】これに対して、従来の機械翻訳装置で行っ
ていた対処法としては、できるだけ曖昧でない文を書く
ようにすると共に、機械翻訳装置が解釈を誤った文につ
いては正しく解釈できるように、原文を書き直して再翻
訳させるといった方法を採用していた。しかし、実際に
は、原文は、機械翻訳にかけることを前提としないです
でに作成されていることが多く、また、特に原文が機械
翻訳装置の利用者の母国語でない場合には、原文を正し
く解釈できるように書き換えるということは至難の技で
あり、事実上利用者に不可能な作業を強いることにな
り、結果として「機械翻訳装置は実用にならない」とい
う評価を招いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の機械翻
訳装置では、自然言語が必ず有している曖昧性に十分に
対処できず、特に、入力文の文法的な構造についての曖
昧性は、文の構成要素間の意味関係の推定などで解析処
理の他の部分にも影響を与え、その解釈を誤った場合に
は、単なる訳語の修正などでは対処できないというきわ
めて重要な問題点がある。
【0006】このために、曖昧性の解釈を誤った場合に
は、その誤りを正し、正しい解釈を人間が数える方法が
必要となる。そのための手段としては、システムの中身
を知らなくても、また、入力言語を自由に操れるほどの
知識をもたなくても行えることが必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の機械翻訳装
置は、入力文上での「纏まり」を利用者が指定すること
により、文法的構造の解析における正解を保証すること
ができる。そして、利用者の指定の方法として「纏ま
り」を採用したのは、機械翻訳装置の内部構成や解析結
果の内部表現を知らなくても、正解を教えることができ
るようにするためである。また、「纏まり」の単位は、
小さく「句」のレベルから大きくは「文」のレベルにま
で任意に取れるために、入力言語の文法について、あま
り詳しいことを知らなくても、自分のわかるレベルで指
定することができる。
【0008】また、第2の発明の機械翻訳装置は、
(A)原文の文法的構造や意味関係を解析して、中間表
現を出力する原文解析部と、(B)前記中間表現から出
力側言語の文法にしたがった表現の訳文を出力する訳文
生成部と、を翻訳部に備えるとともに、(C)前記原文
に対する利用者による纏まり指定を受け入れて、前記原
文解析部に原文解析に対する指示を渡す纏まり指定受け
入れ部、を備えて構成されている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1は、本発明の機械翻訳装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0011】図1を参照すると、本実施例は、翻訳部1
と、纏まり指定受け入れ部2とから構成されている。ま
た、翻訳部1は、原文解析部3と訳文生成部4とからな
っている。
【0012】そして、原文解析部3は、原文5の文法的
構造や意味関係を解析して中間表現6を出力する。この
ときに、纏まり指定受け入れ部2の指示にしたがって動
作する。一方、訳文生成部4は、中間表現6から、出力
側言語の文法にしたがった表現を出力する。この出力が
訳文7である。また、纏まり指定受け入れ部2は、原文
5に対する利用者による纏まり指定8を受け入れ、翻訳
部1の原文解析部3に原文解析に対する指示9を渡す。
【0013】そこで、原文5の意味は、中間表現6で過
不足なく表され、訳文生成部4は、単に中間表現6によ
って表された原文5の意味を出力側言語で表現し直すだ
けである。従って、原文5の構造の解釈を間違えた場合
に、誤った中間表現6が得られることになり、これはも
はやその後の訳文生成部4で修正することは不可能であ
る。
【0014】図2は、自然言語における文の構成の一例
を示す図である。
【0015】次に、纏まり指定受け入れ部2について説
明する。まず、自然言語に於ける「纏まり」の概念につ
いて図2を用いて説明する。およそ自然言語による文
は、単語の集まったものであるが、複数個の単語が集ま
っていきなり文を構成するのではなく、図2に例示する
ように、例えば、単語(1)と単語(2)とがまとまっ
て纏まり(1)となって、まとまった意味を表し、単語
(3)と単語(4)とがまとまって纏まり(2)となっ
て、まとまった意味を表し、さらに、纏まり(1)と纏
まり(2)とがまとまって纏まり(3)となって、さら
に大きくまとまった意味を表すというように、何段階か
のまとめあげによって、最終的に文が構成される。
【0016】このまとめ上げの仕方やまとまった単位の
呼び名は、言語によって異なるが、このような構造自体
は、言語に共通していると考えらる。そして、文の文法
構造は、このまとめ上げの仕方によって表され、まとめ
上げの仕方が違えば、同じ文についても構造が異なり、
従ってその表す意味も異なるということになる。
【0017】例えば、日本語に於て、「黒い瞳の大きい
少女」という表現について、「(黒い瞳の大きい)少
女」とまとめあげるのと、「黒い(瞳の大きい少女)」
とまとめあげるのとでは意味が異なる。
【0018】図3は、機械翻訳装置による原文解釈の一
例を示す図である。また、図4は、利用者の纏まり指定
によって原文解釈をやり直した結果の一例を示す図であ
る。
【0019】次に、図3及び図4を参照して、纏まり指
定によって解析の誤りを正す一例を示す。図3で、原文
の解釈として、原文中のある纏まり(i)が、まとまり
(j)とまとまって纏まり(l)となり、纏まり(l)
が別の纏まり(k)とまとまって纏まり(m)となると
いう解釈を行ったとする。すると訳文としては、この解
釈に従った訳が得らえる。
【0020】ここで、利用者が、図4に示すように、纏
まり(j)と纏まり(k)が、まずまとまって、纏まり
(n)となり、さらに、それが纏まり(i)とまとまっ
て纏まり(o)となるという解釈になおしたい場合に、
纏まり(j)と纏まり(k)がまず纏まるという指定を
行えば、図4のような解釈がなされ、それに従った訳文
が出力されることになる。
【0021】纏まり指定受け入れ部2は、このようなま
とめ上げの仕方を指定することによって、表される文の
構造に対する利用者の指示を翻訳部1の原文解釈部3に
渡している。
【0022】そして、原文解釈部3は、纏まり指定受け
入れ部2から原文解析に対する指示9が与えられたとき
には、その指示にしたがって解析を行う。すなわち、利
用者による指示がなされた部分については、その指示に
従い、それ以外のところでは、原文解析部3が本来もっ
ている規則にしたがって解析する。これにより、利用者
は、解析誤りを修正するのに必要なところだけを指定す
ればよく、後は、原文解析部3が文法的な整合性を保っ
て解析するのに任せればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機械翻訳
装置は、本来曖昧性をもつために、解釈を誤る可能性を
常にもっている自然言語の解釈に対して、利用者による
指定を可能にすることにより、正しい解釈を保証して正
しい訳文を保証するものであり、その指定に際しては、
装置の内部についての理解や出力側言語についての知識
を必要とせず、入力言語に対する一般的な文法知識のみ
によって指定することにより、機械翻訳による正しい翻
訳を誰にでも可能にするという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機械翻訳装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】自然言語における文の構成の一例を示す図であ
る。
【図3】機械翻訳装置による原文解釈の一例を示す図で
ある。
【図4】利用者による纏まり指定によって原文翻訳をや
り直した結果の一例を示す図である。
【図5】従来の機械翻訳装置の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,51 翻訳部 2 纏まり指定受け入れ部 3,53 原文解析部 4,54 訳文生成部 5,55 原文 6,56 中間表現 7,57 訳文 8 利用者による纏まり指定 9 原文解析に対する指示

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が原文内の纏まりを指定すること
    により、訳文の正確性を向上させることを特徴とする機
    械翻訳装置。
  2. 【請求項2】(A)原文の文法的構造や意味関係を解析
    して、中間表現を出力する原文解析部と、 (B)前記中間表現から出力側言語の文法にしたがった
    表現の訳文を出力する訳文生成部と、 を翻訳部に備えるとともに、 (C)前記原文に対する利用者による纏まり指定を受け
    入れて、前記原文解析部に原文解析に対する指示を渡す
    纏まり指定受け入れ部、を備えることを特徴とする機械
    翻訳装置。
JP3227675A 1991-09-09 1991-09-09 機械翻訳装置 Pending JPH0567140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3227675A JPH0567140A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 機械翻訳装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3227675A JPH0567140A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 機械翻訳装置

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Publication Number Publication Date
JPH0567140A true JPH0567140A (ja) 1993-03-19

Family

ID=16864573

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3227675A Pending JPH0567140A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 機械翻訳装置

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JP (1) JPH0567140A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7211732B2 (en) 2004-03-01 2007-05-01 The Furukawa Electric Co., Ltd. Cable connecting structure
KR20140119104A (ko) 2012-01-17 2014-10-08 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 강대의 연속 어닐링로 및 연속 어닐링 방법

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US7211732B2 (en) 2004-03-01 2007-05-01 The Furukawa Electric Co., Ltd. Cable connecting structure
KR20140119104A (ko) 2012-01-17 2014-10-08 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 강대의 연속 어닐링로 및 연속 어닐링 방법

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