JPH0566743U - 位置入力部を有する液晶ディスプレイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 Ｘ−Ｙ座標検出部を有することにより、ディ
スプレイ以外に余分のスペースを必要とせず、他のポイ
ンティングデバイスと同等の機能（外部の情報処理装置
からの画像データの取り込みができる。一旦一体化され
ている情報処理装置用のデータに変換する必要がないな
ど。）とディスプレイの機能をあわせてもたせる。 【構成】 表示部５と対をなし、かつ表示部５の前面を
覆うように配置されたＸ−Ｙ座標検出部４と、位置デー
タ信号ｂ₂ を座標データ信号ｂ₁ に変換するデータ変換
部６と、外部の情報処理装置２からデータ信号を入力し
て画像データ信号ａ₁ とし、座標データ信号ｂ₁ を情報
処理装置２に対して出力するインタフエース部９と、画
像データ信号ａ₁ を保持し、表示データ信号ａ₂ を出力
する画像データ保持部８とを有している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は情報処理装置用のディスプレイに関し、特に位置入力部とディスプレ イ部を一つにまとめた位置入力部を有する液晶ディスプレイに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の位置入力部を有する液晶ディスプレイとしては、図３に示すディスプレ イ１１のように、表示部５及びタッチパネル１４と、表示部５に表示すべき表示 データを保持するための読み書き可能な画像データ保持部８と、タッチパネル１ ４より検出された位置データ信号ｂ₂ を取り込んで処理を行ったり、表示部５に 表示する画像データを作成したりする情報処理回路１２と、表示部５、画像デー タ保持部８及び情報処理回路１２の動作を制御する表示制御回路７を備えている 装置がある。

【０００３】 またその他に図４に示すように、ディスプレイ２１として表示部５及びタッチ パネル２４と、表示部５に表示すべき表示データを保持する読み出し専用のビデ オメモリ２０と、キーボードインタフエース２２と、表示部５及び読み出し専用 のビデオメモリ２０を制御する表示制御回路７とを備え、表示部５にビデオメモ リ２０に保持されている表示データ信号の内容を表示し、タッチパネル２４より 入力された接触信号を、キーボードインタフェイス２２によりキーコード信号に 変換し、情報処理装置２に対して出力する装置がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

これらの従来の位置入力部を有する液晶ディスプレイは、表示画面データが不 揮発性のビデオメモリに内蔵されているため、画像データを変更するためには、 不揮発性のビデオメモリを交換しなければならないので、そのままでは外部の情 報処理装置の出力する画像データの取り込みができないという欠点があった。ま た特定の情報処理装置に取り付けられ一体化されている場合には、他の情報処理 装置の画像データを表示するには、一旦一体化されている情報処理装置用のデー タに変換しなければならない。したがって、各種の情報処理装置の入出力装置と して使用するには、使用可能な画像データ等が制限されるという欠点があった。

【０００５】 本考案の目的はこのような欠点を解消し、位置入力部を有するディスプレイで ありながら他のポンティングデバイスと同等の機能及びディスプレイとしての機 能を合わせ持つような位置入力部を有する液晶ディスプレイを提供することにあ る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するため本考案の位置入力部を有する液晶ディスプレイは、 表示データ信号に基づいて表示する表示部５と、表示部５と対をなし、かつ表示 部５の前面を覆うように配置されたＸ−Ｙ座標検出部４と、Ｘ−Ｙ座標検出部４ から出力する位置データ信号ｂ₂ を入力して座標データ信号ｂ₁ を出力するデー タ変換部６と、外部の情報処理装置２からデータ信号を入力して画像データ信号 ａ₁ を出力し、また座標データ信号ｂ₁ を入力して外部の情報処理装置２に対し てデータ信号を出力することができるインタフエース部９と、画像データ信号ａ ₁ を入力して保持し、その保持する画像データ信号ａ₁ に基づき表示データ信号 ａ₂ を出力する画像データ保持部８と、表示部５及び画像データ保持部８の制御 を行う表示制御回路７とを有する構造とする。

【０００７】

【実施例】

つぎに本考案の実施例について図面を参照して説明する。図１は、本考案の一 実施例の構成を示すブロック図である。図２は、図１の実施例の外観例を示す斜 視図である。図１において、１は本考案の位置入力部を有する液晶ディスプレイ である。２は外部の情報処理装置である。３は本実施例と外部の情報処理装置２ を接続するデータ信号線である。

【０００８】 本実施例は図１に示すように、Ｘ−Ｙ座標検出部４、表示部５、データ変換部 ６、表示制御回路７、画像データ保持部８、インタフエース部９によって構成さ れている。そして図２に示すように、Ｘ−Ｙ座標検出部４は表示部５の上面を覆 うような位置に配置され、情報処理装置２とのデータ交換はデータ信号線３を通 して行う。

【０００９】 図１において、Ｘ−Ｙ座標検出部４で外部からの接触圧力を電気信号である 位置データ信号ｂ₂ に変換し、データ変換部６に入力する。データ変換部６は入 力された位置データ信号ｂ₂ を座標データ信号ｂ₁ に変換する。表示部５は画像 データ保持部８の有する表示データ信号ａ₂ に従って表示する。画像データ保持 部８の保持する画像データは、インタフエース部９において情報処理装置２が出 力する画像データを取り込み、画像データ信号ａ₁ に変換したものである。なお 表示制御回路７は表示部５と画像データ保持部８の制御を行い、インタフエース 部９は外部の情報処理装置２に対し、前記の画像データ信号の取り込みと、デー タ変換部６からの座標データ信号による座標データの出力を行う。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、一般によく用いられるポインティングデバイス と同等の機能を持ったＸ−Ｙ座標検出部を有することにより、ディスプレイを置 くスペース以外に特に余分のスペースを必要とせず、他のポインティングデバイ スと同等の機能及びディスプレイとしての機能を共に果たすことができるという 効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【図２】図１の実施例の外観例を示す斜視図である。

【図３】従来の位置入力部を有する液晶ディスプレイの
例を示すブロック図である。

【図４】従来の位置入力部を有する液晶ディスプレイの
他の例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１，１１，２１ 位置入力部を有する液晶ディスプレイ ２ 外部の情報処理装置 ３ データ信号線 ４ Ｘ−Ｙ座標検出部 ５ 表示部 ６ データ変換部 ７ 表示制御回路 ８ 画像データ保持部 ９ インタフエース部 １２ 情報処理回路 １４，２４ タッチパネル ２０ 読み出し専用ビデオメモリ ２２ キーボードインタフェース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示データ信号に基づいて表示する表示
   部と、 前記表示部と対をなし、かつ表示部の前面を覆うように
   配置されたＸ−Ｙ座標検出部と、 前記Ｘ−Ｙ座標検出部から出力する位置データ信号を入
   力して座標データ信号を出力するデータ変換部と、 外部の情報処理装置からデータ信号を入力して画像デー
   タ信号を出力し、また前記座標データ信号を入力して前
   記外部の情報処理装置に対してデータ信号を出力するイ
   ンタフエース部と、 前記画像データ信号を入力して保持し、その保持する画
   像データ信号に基づき前記表示データ信号を出力する画
   像データ保持部と、 前記表示部及び前記画像データ保持部の制御を行う表示
   制御回路とを有することを特徴とする位置入力部を有す
   る液晶ディスプレイ。