JPH0566713U - 赤外線カメラの方向制御装置 - Google Patents
赤外線カメラの方向制御装置Info
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- JPH0566713U JPH0566713U JP1631692U JP1631692U JPH0566713U JP H0566713 U JPH0566713 U JP H0566713U JP 1631692 U JP1631692 U JP 1631692U JP 1631692 U JP1631692 U JP 1631692U JP H0566713 U JPH0566713 U JP H0566713U
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- Radiation Pyrometers (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱箇所の見落としをできるかぎり防止でき
るような赤外線カメラの撮影方向制御を行う。 【構成】 対象物の赤外線映像を撮影する赤外線カメラ
6を、雲台4により方向調整を可能に支持し、赤外線カ
メラ6により撮影された映像をディスプレイ7の画面上
に表示させ、映像解析装置21によりディスプレイ7の
画面7aに表示される映像信号から対象物の温度分布を
検出するとともにこの検出された温度分布から対象物の
映像中における最高温度発生部7cの位置を検出する。
さらに、方向調整装置22により、この最高温度発生部
をディスプレイ7の画面中央に表示させるように雲台4
による赤外線カメラ6の方向調整を行わせる。
るような赤外線カメラの撮影方向制御を行う。 【構成】 対象物の赤外線映像を撮影する赤外線カメラ
6を、雲台4により方向調整を可能に支持し、赤外線カ
メラ6により撮影された映像をディスプレイ7の画面上
に表示させ、映像解析装置21によりディスプレイ7の
画面7aに表示される映像信号から対象物の温度分布を
検出するとともにこの検出された温度分布から対象物の
映像中における最高温度発生部7cの位置を検出する。
さらに、方向調整装置22により、この最高温度発生部
をディスプレイ7の画面中央に表示させるように雲台4
による赤外線カメラ6の方向調整を行わせる。
Description
【0001】
本考案は、地上監視型装柱点検車等に設けられ、電柱、電線等のような対象物 からの発熱を点検する赤外線カメラ装置に関し、さらに詳しくは、この赤外線カ メラの撮影方向を制御する方向制御装置に関する。
【0002】
地上監視型装柱点検車は、赤外線カメラ、この赤外線カメラの撮影した映像を 表示するディスプレイ、この映像を記録するビデオ装置等を搭載して構成されて おり、既設の電柱、電線等の点検、監視のために用いられる。 このような電柱、電線等の点検、監視は、従来では、点検員による目視点検で あったが、これでは外観に現れる損傷等の点検しか行うことかできず、電柱、電 線等の内在的な損傷、劣化の点検をできないという問題があった。
【0003】 電柱、電線にこのような内在的な損傷、劣化があると、その部分の絶縁性が低 下し、その部分から電流が漏れて発熱するため、この発熱を検出することにより 、このような内在的な損傷、劣化等も発見することができる。 地上監視型装柱点検車は、このような発熱を検出して電柱、電線等の損傷、劣 化を早期発見するために用いられる。このため、この点検車においては、赤外線 カメラにより対象物の赤外線映像を撮影するとともにこの映像をディスプレイの 画面に表示し、点検員がこの表示された映像を観察して発熱箇所の有無をチェッ クするようになっている。
【0004】
このようにしてディスプレイの画面に表示される映像においては、対象物の温 度分布を色分けして表示したりするのであるが、通常、対象物の温度分布は緩や かに変化するため画面上から発熱箇所を的確に見つけ出すことが難しく、その観 察には熟練を有する。このため、実際に損傷等があり発熱する箇所があっても、 この存在を見落としてしまうこともあるという問題がある。特に、発熱箇所が画 面の隅の方に現れるような場合にこのような見落としを犯し易い。
【0005】 本考案はこのような問題に鑑み、発熱箇所の見落としをできるかぎり防止でき るような構成の赤外線カメラの方向制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
このような目的達成のため、本考案においては、対象物の赤外線映像を撮影す る赤外線カメラを、カメラ支持手段により方向調整を可能に支持し、赤外線カメ ラにより撮影された映像をディスプレイの画面上に表示させ、映像解析手段によ りディスプレイの画面に表示される映像信号から対象物の温度分布を検出すると ともにこの検出された温度分布から対象物の映像中における最高温度発生部の位 置を検出するようになっており、さらに、方向調整手段により、この最高温度発 生部をディスプレイの画面中央に表示させるようにカメラ支持手段による赤外線 カメラの方向調整を行わせるようになっている。
【0007】
このような構成の方向制御装置を有した赤外線カメラを用いて対象物の点検を 行った場合、対象物に発熱箇所があればその部分が周囲より高温となるので、そ の部分が最高温度発生部として検出される。そして、この最高温度検出部がディ スプレイ画面の中央に表示されるように赤外線カメラの方向が調整されるので、 画面中央を注意して観察するだけで、発熱の有無を容易に検出することができる 。このため、初心者でも発熱箇所を見落とすことが少なく、正確な点検を行うこ とができる。
【0008】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。 本考案に係る赤外線カメラの方向制御装置を有した地上監視型装柱点検車を図 2に示している。この地上監視型装柱点検車は、車体1内に、伸縮自在な支持ポ ール5および方向制御自在な雲台4に支持された赤外線カメラ6と、この赤外線 カメラ6の撮影した画像を表示するディスプレイ7と、この画像等を記録する記 録装置8とを有する。車体1内には、これら赤外線カメラ6などの操作を行って 電柱、電線等からの発熱の有無を点検する点検員用のシート2が設けられている 。 車体1の屋根には赤外線カメラ6が突出できるように開口が形成されるととも に、この開口がスライドルーフ3により開閉自在となっている。
【0009】 この地上監視型装柱点検車による点検は、シート2に座った点検員が、ディス プレイ7の画像を見ながら赤外線カメラ6の制御を行ったり、この画像を記録装 置8に記録させたりして行われる。なお、この点検は発熱を調べるものであるた め、通常は、太陽熱の影響が少ない夕方から夜間にかけて行われる。この点検に 際しては、スライドルーフ3を開放し、支持ポール5を伸長させ、赤外線カメラ 6を屋根から上方に突出させる。この後、赤外線カメラ6により点検すべき電柱 、電線の赤外線画像を撮し、ディスプレイ7に表示された画像から発熱箇所の有 無を点検する。 なお、このような点検を行うときには、赤外線カメラ6、ディスプレイ7、記 録装置8に作動電力を供給する必要があり、この電力は、車両の走行用エンジン Eによりベルト10を介して駆動される発電機(オルタネータ)Aから供給され る。
【0010】 上記のような赤外線カメラ装置においては、ディスプレイ7の画面から発熱箇 所が発見しやすいように、ディスプレイ7の画面内における最高温度発生部を画 面中央に位置させるように赤外線カメラ6の方向を制御する装置が設けられてお り、この方向制御装置の構成を図1に示している。
【0011】 雲台4は内蔵の電気モータにより上下首振り(矢印A方向)および左右首振り (矢印B方向)自在に赤外線カメラ6を支持しており、この首振り作動は方向調 整装置22からの作動信号により制御される。赤外線カメラ6により撮影された 映像信号は映像解析装置21を介してディスプレイ7に送られ、その画面7aに この映像が表示される。この映像は赤外線映像であり、対象物の温度分布を色分 けして表示する。このため、画面7aの映像を見れば、対象物の温度分布を観察 することができ、発熱箇所を検出することもできる。
【0012】 しかしながら、画面7aの映像から発熱箇所を発見するのは熟練を要するため 、本装置においては、赤外線カメラ6からの映像信号を映像解析装置21により 分析して温度分布解析を行うようになっている。この解析では、図3に示すよう に、画面7aの映像を多数の画素7bに分割し、各画素7b毎の信号レベルから 各画素7bの温度を求める。そして、これら画素7bのうちの最高温度となる画 素7cを検出し、この位置信号を方向調整装置22に出力する。例えば、画面7 aの左上端部を原点とすれば、この原点からxおよびy方向の距離で画面7a上 の各点の位置を表すことができ、最高温度画素7cの位置情報(x1,y1)が方 向調整装置22に出力される。
【0013】 方向調整装置22においては、位置(x1,y1)にある最高温度画素7cを、 画面7aの中央位置(x0,y0)に移動させるように、雲台4による赤外線カメ ラ6の方向調整を行う。この方向調整は、最高温度画素7cと画面中央位置との 位置の差(x1−xo,y1−yo)を目標値として雲台4の作動を制御して行われ る。 この結果、最高温度発生部がディスプレイ7の画面7aの中央に表示される。 このため、点検員は画面7aの中央部を注意して観察すればよく、発熱箇所の発 見が容易且つ正確となり、点検作業効率が向上する。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、赤外線カメラにより撮影されてディス プレイの画面上に表示される対象物の映像信号を、映像解析手段により解析して 、対象物の温度分布を検出するとともにこの検出された温度分布から対象物の映 像中における最高温度発生部の位置を検出するようになっており、方向調整手段 により、この最高温度発生部をディスプレイの画面中央に表示させるようにカメ ラ支持手段による赤外線カメラの方向調整を行わせるようになっている。 このため、対象物に発熱箇所があればその部分が最高温度発生部として検出さ れ、この最高温度検出部がディスプレイ画面の中央に表示されるように赤外線カ メラの方向が調整されるので、画面中央を注意して観察するだけで、発熱の有無 を容易に検出することができる。このため、初心者でも発熱箇所を見落とすこと が少なく、正確且つ効率の良い点検を行うことができる。
【図1】本考案に係る方向制御装置の構成を示す概略図
である。
である。
【図2】この方向制御装置を有した赤外線カメラを搭載
した地上監視型装柱点検車を示す斜視図である。
した地上監視型装柱点検車を示す斜視図である。
【図3】赤外線カメラの撮影した映像を表示するディス
プレイ画面の画素分布を示す正面図である。
プレイ画面の画素分布を示す正面図である。
2 シート 4 雲台 5 支持ポール 6 赤外線カメラ 7 ディスプレイ 7a 画面
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 5/33 4228−5C
Claims (1)
- 【請求項1】 対象物の赤外線映像を撮影する赤外線カ
メラと、 この赤外線カメラをその方向調整を可能に支持するカメ
ラ支持手段と、 前記赤外線カメラにより撮影された映像を表示するディ
スプレイと、 このディスプレイの画面に表示される映像信号から前記
対象物の温度分布を検出するとともに前記対象物の映像
中における最高温度発生部の位置を検出する映像解析手
段と、 この最高温度発生部を前記ディスプレイの画面中央に表
示させるように前記カメラ支持手段による前記赤外線カ
メラの方向調整を行わせる方向調整手段とからなること
を特徴とする赤外線カメラの方向制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1631692U JPH0566713U (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 赤外線カメラの方向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1631692U JPH0566713U (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 赤外線カメラの方向制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566713U true JPH0566713U (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=11913104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1631692U Pending JPH0566713U (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 赤外線カメラの方向制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566713U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002312898A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-10-25 | Honda Motor Co Ltd | 赤外線画像処理装置 |
JP2017062125A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 株式会社Csソリューション | 対象動物の体温を非接触で測定するための体温測定システム |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP1631692U patent/JPH0566713U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002312898A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-10-25 | Honda Motor Co Ltd | 赤外線画像処理装置 |
JP4617018B2 (ja) * | 2001-04-10 | 2011-01-19 | 本田技研工業株式会社 | 赤外線画像処理装置 |
JP2017062125A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 株式会社Csソリューション | 対象動物の体温を非接触で測定するための体温測定システム |
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