JP2020156131A - 電気設備点検装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気設備が備える電気機器を正確に点検することができる電気設備点検装置を提供する。【解決手段】配電盤点検装置1は、電気機器120が設置された内壁を有する筐体110と、内壁の前面側に配置されたレール10と、レール10に沿って移動して、電気機器120と対向して電気機器120を撮像可能な可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23と、レール10上の複数の位置それぞれに可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23を移動させて、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23に電気機器120を撮像させるカメラ制御部30と、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23が撮像した画像が筐体110設置時の画像又はメンテナンス時の画像よりも、異常時の画像に類似すると判定した場合に、電気機器120に異常があると判定する判定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電気設備点検装置に関する。
配電盤、分電盤、制御盤等の電気設備には、設備内の電気機器を定期的に点検するため、電気設備点検装置が設けられたものがある。
例えば、特許文献1には、配電盤の筐体内に収容された渦巻き状の絶縁体に設けられた電気機器を点検する配電盤点検装置が開示されている。特許文献1に記載の配電盤点検装置は、渦巻き状の絶縁体に沿って配置された渦巻き状のレールを移動するセンサを備える。そして、センサがカメラを有し、そのカメラが撮像した画像を用いて、ユーザーが点検する。
また、特許文献2には、制御盤内全体の画像が撮像可能なカメラ付き集音装置と、カメラ付き集音装置で撮像した画像データ及び集音した音声データから異常の有無を判定する判定装置と、を備える電気設備点検装置が開示されている。特許文献2に記載の電気設備点検装置では、カメラ付き集音装置が制御盤内に配置された電気機器の動作を示す発光ダイオードを撮像し、判定装置が、撮像された画像の発光ダイオードの点灯状態を正常時の点灯状態と比較することにより、異常の有無を判定する。また、判定装置は、カメラ付き集音装置が集音した音声データに異常音が記録されているか否かを判定して、異常の有無を判定する。
特許文献3には、変圧器を撮像するカメラと、撮像された画像から錆及び汚れの形状、色、分布を示す特徴量を抽出し、抽出した特徴量を錆及び汚れの判定基準となるテンプレートと比較して外観劣化を判定する画像処理部と、を備える配電設備点検装置が開示されている。
特開2015−109717号公報 特開2008−165453号公報 特開2011−259575号公報
特許文献1に記載の配電盤点検装置は、カメラが撮像した画像をユーザーが視認して異常の有無を判定するだけである。このため、判定するユーザーの熟練度により正確な点検が難しいことがある。
また、特許文献2に記載の電気設備点検装置では、制御盤内の発光ダイオードの点灯状態から電気機器の異常を判定するだけである。このため、特許文献2に記載の電気設備点検装置では、発光ダイオードそれ自体が故障した場合に、電気機器の異常を誤判定してしまう。このため、特許文献2に記載の電気設備点検装置では、正確な点検が難しい。
特許文献3に記載の配電設備点検装置では、テンプレートに点検の精度が依存してしまう。その結果、正確な点検が難しいことがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、電気設備が備える電気機器を正確に点検することができる電気設備点検装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る電気設備点検装置は、電気機器が設置された内壁を有する筐体と、内壁の前面側に配置されたレールと、レールに沿って移動して、電気機器と対向して電気機器を撮像可能な撮像装置と、レール上の複数の位置それぞれに撮像装置を移動させて、撮像装置に電気機器を撮像させる撮像指示部と、電気機器に異常があると判定する判定部と、を備える。判定部は、撮像装置が撮像した画像を、複数の位置それぞれに対応した電気機器の、筐体設置時の画像又はメンテナンス時の画像と比較すると共に、電気機器の異常時の画像と比較し、撮像装置が撮像した画像が筐体設置時の画像又はメンテナンス時の画像よりも、異常時の画像に類似すると判定した場合に、電気機器に異常があると判定する。
本発明の構成によれば、判定部は、撮像装置が撮像した画像を、複数の位置それぞれに対応した電気機器の、筐体設置時の画像又はメンテナンス時の画像と比較すると共に、電気機器の異常時の画像と比較することにより、電気機器の異常の有無を判定する。このため、どの位置の電気機器に異常があるのかを正確に判定できる。
本発明の実施の形態に係る配電盤点検装置とその点検対象の配電盤の斜視図 本発明の実施の形態に係る配電盤点検装置のブロック図 本発明の実施の形態に係る配電盤点検装置が備える制御本体のハードウエア構成図 本発明の実施の形態に係る配電盤点検装置が備える制御本体が使用する位置データの構成図 本発明の実施の形態に係る配電盤点検装置が実施する点検処理のフローチャートの図
以下、本発明の実施の形態に係る電気設備点検装置について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図に示す直交座標系XYZにおいて、電気設備である配電盤のドアを正面に向けたときの、左右方向がX軸、上下方向がZ軸、X軸とZ軸とに直交する方向がY軸である。以下、適宜、この座標系を引用して説明する。
実施の形態に係る電気設備点検装置は、配電盤の筐体内に配置された電気機器を点検する配電盤点検装置である。以下、図1−図4を参照して、点検対象の配電盤と配電盤点検装置について説明する。次に、図5を参照して、配電盤点検装置の動作について説明する。
図1は、実施の形態に係る配電盤点検装置1とその点検対象の配電盤100の斜視図である。図2は、配電盤点検装置1のブロック図である。図3は、配電盤点検装置1が備える本体制御部40のハードウエア構成図である。図4は、本体制御部40が使用する位置データ51の構成図である。なお、図1では、理解を容易にするため、電線を省略している。
図1に示すように、配電盤100は、鉄鋼製の筐体110と、筐体110に収容された複数の電気機器120と、を備えている。
筐体110は、電気機器120を保護するため、中空の直方体の形状に形成されている。そして、正面側が開口している。その正面側には、図示しないが開閉式のドアが設けられている。そのドアと対向する背面側の内壁には、複数の電気機器120が設置されている。
電気機器120それぞれは、電気回路を開閉する断路器、電気回路の電流が過大なときに電流を遮断する遮断器、電圧を変える変圧器及び、電圧計、電流計の計測機器等の各機器によって構成されている。そして、電気機器120それぞれは、筐体110の背面側の内壁に配列されている。電気機器120は、互いに、図示しない電線によって接続されている。また、図示しないが外部電源と分電盤に接続されている。
配電盤100は、電気機器120が正常に動作する状態を保つため、一般的には、保守員によって、定期的に外観検査、接触不良検査等の各点検が行われる。配電盤100には、これらの各点検を自動化するため、配電盤点検装置1が設けられている。続いて、その配電盤点検装置1について説明する。
配電盤点検装置1は、図1及び図2に示すように、筐体110内に配置されたレール10と、レールに沿って移動する可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23と、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23の動作を制御するカメラ制御部30と、カメラ制御部30とデータの送受信を行う本体制御部40と、を備えている。
レール10は、図1に示すように、筐体110の背面側の内壁の前に配置され、筐体110の左右方向、すなわちX方向に延在する水平レール部11、12と、上下方向、すなわちZ方向に延在する鉛直レール部13と、を有している。
水平レール部11と12は、筐体110が備える底板111と天板112にそれぞれ固定されている。
一方、鉛直レール部13は、上端部と下端部に図示しないローラを有し、それらローラは、回転することにより水平レール部11、12を移動可能である。また、鉛直レール部13は、ネジ軸15がX方向に延在する、図示しないボールねじに接続されている。鉛直レール部13は、ネジ軸15が回転することにより、上記ローラが回転してX方向に移動する。
さらに、鉛直レール部13は、ネジ軸16がZ方向に延在する、図示しないボールねじを備えている。そのボールねじには、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23を保持するためのカメラホルダ14が接続されている。
カメラホルダ14は、板状に形成されている。カメラホルダ14は、回転することで鉛直レール部13に沿って移動可能な、図示しないローラによって支持されている。カメラホルダ14は、上述した鉛直レール部13のネジ軸16が回転することにより、ローラが回転してZ方向に移動する。カメラホルダ14には、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23が固定されている。
可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23は、レンズを背面側に向けている。可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23は、上述したカメラホルダ14がZ方向に移動し、かつ鉛直レール部13がX方向に移動することにより、配電盤100内にある複数の電気機器120のうち、所望の位置にある電気機器120を撮像可能である。可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23は、カメラ制御部30の指示により、電気機器120を撮像する。
ここで、可視光カメラ21は、電気機器120の外観を検査するための画像を生成する装置である。可視光カメラ21は、電気機器120が反射、放射する可視光線を検出してその電気機器120の可視光画像を生成する。
また、X線カメラ22は、電気機器120の内部の状態を検査するための画像を生成する装置であり、後方散乱X線検査装置と呼ばれる装置である。X線カメラ22は、電気機器120にX線を照射し、そのX線の反射を検出することにより、X線画像を生成する。
赤外線カメラ23は、電気機器120の温度分布を検査するための画像を生成する装置であり、サーモグラフィーと呼ばれる撮像装置である。赤外線カメラ23は、電気機器120が放出する赤外線を検出して、その電気機器120の赤外線画像を生成する。
なお、本明細書では、可視光カメラ21のことを第1カメラ部、X線カメラ22のことを第2カメラ部、赤外線カメラ23のことを第3カメラ部ともいう。また、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23一式を撮像装置という。
カメラ制御部30は、図2に示すように、上述したネジ軸15、16を回転させるモータ35、36の回転を制御する。これにより、カメラ制御部30は、カメラホルダ14を所望の位置に移動させる。そして、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23のレンズを、移動先にある電気機器120に対向させる。また、カメラ制御部30は、撮像信号を出力して、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23に電気機器120を撮像させ、その画像を取得する。カメラ制御部30は、その画像データと撮像時のカメラホルダ14の位置データを無線手段により本体制御部40に送信する。なお、本明細書では、カメラ制御部30のことを撮像制御部ともいう。
本体制御部40は、配電盤点検装置1が備える、図3に示すメモリ70に格納された点検プログラムをCPU(Central Processing Unit)80が実行することにより実現されている。本体制御部40は、図2に示すように、カメラ制御部30に撮像を指示する指示部41と、カメラ制御部30から送信された画像データに基づいて電気機器120の異常の有無を判定する判定部42と、を備えている。
指示部41は、点検時刻を確認するため、記憶部50に記憶された時刻データを読み出す。指示部41は、図示しない計時部によって計時された時刻が読み出した時刻データと一致したときに、カメラ制御部30に撮像指示信号を送信する。このとき、指示部41は、記憶部50に記憶された位置データを読み出し、読み出した位置データをカメラ制御部30に送信する。これにより、指示部41は、カメラ制御部30にカメラホルダ14をその位置データの位置に移動させる。さらに、指示部41は、その位置で、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23に撮像させる。
一方、判定部42は、カメラ制御部30から送信される可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23の各画像データを受信する。また、カメラ制御部30から撮像時のカメラホルダ14の位置データを受信する。
ここで、記憶部50には、電気機器120の正常時の可視光線、X線及び赤外線の各画像データと異常時の可視光線、X線及び赤外線の各画像データが記憶されている。そして、これらの各画像データは、図4に示す、カメラホルダ14の位置データ51と対応付けられている。なお、位置データ51には、カメラホルダ14のXY座標に、電気機器120の機器番号、可視光線、X線又は赤外線を示す画像種別、画像が正常時、異常時のいずれの状態であるかを示す状態番号、画像データの画像番号が対応付けられている。
図2に戻って、判定部42は、記憶部50から、撮像時のカメラホルダ14の位置データ51に対応付けられた正常時の各画像データと異常時の各画像データを読み出す。そして、判定部42は、受信した各画像データを正常時の各画像データと比較する。さらに、受信した各画像データを異常時の各画像データと比較する。判定部42は、受信した各画像データが正常時の各画像データよりも異常時の各画像データに類似する場合には、配電盤100に異常があると判定する。判定部42は、判定結果を表示部60に表示する。これにより、判定部42は、配電盤100を点検する。
次に、図5を参照して、配電盤点検装置1の動作について説明する。
図5は、配電盤点検装置1が実施する点検処理のフローチャートの図である。
まず、配電盤100の設置時、すなわち据え付け後かつ稼働前に、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23を用いて電気機器120それぞれを撮像しておく。又は、配電盤100の据え付け後かつ稼働の後で、メンテナンスをした場合、そのメンテナンスの後かつ再稼働前に、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23を用いて電気機器120それぞれを撮像しておく。そして、撮像された可視光線、X線及び赤外線の各画像を正常時画像として、記憶部50に記憶させる。このとき、撮像時のカメラホルダ14の座標を求め、図4に示す位置データ51を作成し、記憶部50に記憶させる。なお、正常時画像には、配電盤100の設置後、メンテナンスをした場合、上述したメンテナンスで撮像された可視光線、X線及び赤外線の各画像だけを記憶部50に記憶させてもよい。
また、配電盤100の製造時に、筐体110の背面側の内壁に接続不良、外観不良等の異常な電気機器120を配置し、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23を用いてその電気機器120を撮像しておく。そして、撮像された可視光線、X線及び赤外線の各画像を異常時画像として、記憶部50に記憶させる。このときも、各画像に、撮像時のカメラホルダ14の座標を求め、図4に示す位置データ51を作成し、記憶部50に記憶させる。
さらに、記憶部50に、点検を行う点検時刻を記憶させる。
この状態で、配電盤100のユーザーは、配電盤点検装置1の使用を開始する。詳細には、ユーザーは、配電盤点検装置1が備える、図示しない起動ボタンを押してオン状態にする。これにより、図3に示すCPU80によって点検プログラムが実行される。その結果、図5に示す点検処理のフローが開始される。
点検処理のフローが開始されると、図5に示すように、本体制御部40は、記憶部50から点検時刻を読み出す(ステップS1)。続いて、本体制御部40は、計時部から現在時刻を取得する(ステップS2)。
次に、本体制御部40は、取得した現在時刻が点検時刻であるか否かを判定する(ステップS3)。
本体制御部40は、現在時刻が点検時刻であると判定した場合(ステップS3のYes)、記憶部50からカメラホルダ14の位置データ51を読み出す(ステップS4)。
一方、本体制御部40は、現在時刻が点検時刻でないと判定した場合(ステップS3のNo)、ステップS2に戻る。これにより、現在時刻が点検時刻になるまで、ステップS2、S3を繰り返す。
本体制御部40は、ステップS4で位置データ51を読み出すと、モータ35、36を回転させて、読み出した位置データ51に含まれる複数の座標にカメラホルダ14をそれぞれ移動させる。また、本体制御部40は、それぞれの位置で、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23に撮像させる(ステップS5)。
本体制御部40は、カメラホルダ14が位置データ51の座標に移動する毎に、撮像された可視光線、X線及び赤外線の各画像を可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23から取得する(ステップS6)。
続いて、本体制御部40は、記憶部50から、位置データ51に示された、カメラホルダ14の座標に対応する、正常時画像として記憶された可視光線、X線及び赤外線の各画像と、異常画像として記憶された可視光線、X線及び赤外線の各画像と、を読み出す(ステップS7)。
本体制御部40は、ステップS6で取得した可視光線、X線及び赤外線の各画像と、ステップS7で読み出した正常時画像の各画像とを比較する。また、取得した可視光線、X線及び赤外線の各画像と、読み出した異常時画像の各画像とを比較する。そして、取得した可視光線、X線及び赤外線の各画像が、読み出した正常時画像の各画像よりも異常時画像の各画像に類似するか否かを判定する(ステップS8)。この判定は、カメラホルダ14の位置毎に行う。また、取得した可視光線、X線及び赤外線の画像毎に行う。ここで、類似度は、画像の色の分布を示すヒストグラムを作成してそのヒストグラムが互いに類似するか否かで求めたり、画像から複数の特徴点を求め、それら特徴点の間の距離が同じであるか否かで求めたりする。そして、正常時画像との類似度と異常時画像との類似度のいずれが高いかにより、類似の判定をする。
本体制御部40は、いずれか1つ以上の画像について、正常時画像の各画像よりも異常時画像の各画像に類似すると判定した場合(ステップS8のYes)、電気機器120に異常があると判定する。そして、本体制御部40は、表示部60に電気機器120の異常を表示する(ステップS9)。このとき、本体制御部40は、位置データ51に示された画像種別から、不良の種別を表示する。
詳細には、本体制御部40は、可視光線画像で異常があると判定した場合、表示部60に外観異常と表示する。本体制御部40は、X線画像で異常があると判定した場合、表示部60に内部異常と表示する。本体制御部40は、赤外線画像で異常があると判定した場合、表示部60に熱異常と表示する。また、本体制御部40は、表示部60に、位置データ51に基づいて電気機器120の機器番号を表示する。
一方、本体制御部40は、いずれかの画像についても、正常時画像の各画像よりも異常時画像の各画像に類似していないと判定した場合(ステップS8のNo)、ステップS10に進む。
本体制御部40は、表示部60に電気機器120の異常を表示した後、起動ボタンが再度押されてオフ状態とされていないかを判定する(ステップS10)。本体制御部40は、起動ボタンがオフ状態であると判定すると(ステップS10のYes)、点検処理を終了させる。
一方、本体制御部40は、起動ボタンがオン状態のまま、すなわち、オフ状態でないと判定すると(ステップS10のNo)、ステップS2に戻り、再び現在時刻が点検時刻になるまで、ステップS2とS3を繰り返す。これにより、本体制御部40は、定期的な配電盤100の点検を行う。
なお、ステップS2とS3を繰り返しているときに、起動ボタンが再度押されてオフ状態とされた場合、本体制御部40は、点検処理を強制的に終了させる。
以上のように、本実施の形態に係る配電盤点検装置1では、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23が、電気機器120それぞれの正面側に配置された鉛直レール部13に沿って移動し、さらに鉛直レール部13が、電気機器120それぞれの正面側に配置された水平レール部11、12に沿って移動する。このため、配電盤点検装置1では、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23を移動させることにより、複数の電気機器120のうち、所望の電気機器120を撮像することができる。
また、配電盤点検装置1では、本体制御部40が、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23の各画像を、電気機器120の異常時画像のほか、電気機器120の、設置時の画像又はメンテナンス時の画像の正常時画像と比較する。このため、電気機器120の正常又は異常の状態をより正確に点検できる。
配電盤点検装置1では、可視光カメラ21の画像のほか、X線カメラ22及び赤外線カメラ23の各画像で、電気機器120の正常又は異常の状態を判定するので、電気機器120の外観のほか、内部状態、温度状態の異常の有無を判定できる。例えば、電気機器120の接触不良による発熱を検出して、電気機器120の異常の有無を点検できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、レール10が水平レール部11、12と鉛直レール部13を有している。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、レール10が、電気機器120が設置された内壁の前面側に配置され、さらに、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23が、レール10に沿って移動して、電気機器120と対向して電気機器120を撮像可能であればよい。従って、例えば、レール10が鉛直レール部13だけであってもよい。また、レール10が水平レール部11又は12だけであってもよい。
また、上記実施の形態では、鉛直レール部13が水平レール部11、12に支持され、水平方向に移動可能である。しかし、本発明はこれに限定されず、配電盤点検装置1が互いに平行な2つの鉛直レール部13を備えていてもよい。この場合、それら2つの鉛直レール部13は、水平レール部11又は12を支持するとよい。そして、水平レール部11又は12が、2つの鉛直レール部13に沿って移動可能であり、鉛直方向に移動可能であるとよい。
上記実施の形態では、配電盤点検装置1が、可視光カメラ21、X線カメラ22及び赤外線カメラ23の3つカメラを備えている。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、配電盤点検装置1が、レール10に沿って移動することにより、電気機器120と対向して電気機器120を撮像することができるカメラ、すなわち撮像装置を備えていればよい。このため、配電盤点検装置1は、可視光カメラ21と赤外線カメラ23だけを備えていてもよいし、可視光カメラ21、X線カメラ22又は赤外線カメラ23を備えていてもよい。撮像装置の光線の種別は、点検項目に応じて選択されていればよい。
上記実施の形態では、本体制御部40が画像の類似度で判定している。しかし、本発明はこれに限定されない。本体制御部40は、正常時画像と異常時画像とを教師信号として学習させたニューラルネットワークを備え、そのニューラルネットワークに画像が入力され、入力された画像が正常時画像と異常時画像のいずれであるかをニューラルネットワークが分類することにより、画像が正常時画像と異常時画像のいずれに類似するか否かを判定してもよい。
上記実施の形態では、配電盤100を点検する配電盤点検装置1について説明しているが、本発明は、電気設備全般に適用可能である。例えば、発電設備の点検に適用可能である。
1 配電盤点検装置、10 レール、11,12 水平レール部、13 鉛直レール部、14 カメラホルダ、15,16 ネジ軸、21 可視光カメラ、22 X線カメラ、23 赤外線カメラ、30 カメラ制御部、35,36 モータ、40 本体制御部、41 指示部、42 判定部、50 記憶部、51 位置データ、60 表示部、70 メモリ、80 CPU、100 配電盤、110 筐体、111 底板、112
天板、120 電気機器。

Claims (4)

  1. 電気機器が設置された内壁を有する筐体と、
    前記内壁の前面側に配置されたレールと、
    前記レールに沿って移動して、前記電気機器と対向して前記電気機器を撮像可能な撮像装置と、
    前記レール上の複数の位置それぞれに前記撮像装置を移動させて、前記撮像装置に前記電気機器を撮像させる撮像制御部と、
    前記撮像装置が撮像した画像を、前記複数の位置それぞれに対応した前記電気機器の、筐体設置時の画像又はメンテナンス時の画像と比較すると共に、前記電気機器の異常時の画像と比較し、前記撮像装置が撮像した画像が前記筐体設置時の画像又は前記メンテナンス時の画像よりも、前記異常時の画像に類似すると判定した場合に、前記電気機器に異常があると判定する判定部と、
    を備える、電気設備点検装置。
  2. 前記レールは、鉛直方向に延在する鉛直レール部と、水平方向に延在する水平レール部と、を有し、
    前記鉛直レール部と前記水平レール部のいずれか一方は、前記鉛直レール部と前記水平レール部のいずれか他方に沿って移動可能である、
    請求項1に記載の電気設備点検装置。
  3. 前記撮像装置は、前記電気機器の可視光画像を撮像する第1カメラ部と、前記電気機器のX線画像を撮像する第2カメラ部と、前記電気機器の赤外線画像を撮像する第3カメラ部と、を有する、
    請求項1又は2に記載の電気設備点検装置。
  4. 前記電気機器は、分電盤用の機器である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電気設備点検装置。
JP2019049478A 2019-03-18 2019-03-18 電気設備点検装置 Active JP7058624B2 (ja)

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