JPH0566687B2 - - Google Patents

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JPH0566687B2
JPH0566687B2 JP61046947A JP4694786A JPH0566687B2 JP H0566687 B2 JPH0566687 B2 JP H0566687B2 JP 61046947 A JP61046947 A JP 61046947A JP 4694786 A JP4694786 A JP 4694786A JP H0566687 B2 JPH0566687 B2 JP H0566687B2
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JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
groove
resin
pressure balance
crosshead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61046947A
Other languages
English (en)
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JPS62206711A (ja
Inventor
Takao Ono
Koji Horii
Tadashi Horiguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP61046947A priority Critical patent/JPS62206711A/ja
Publication of JPS62206711A publication Critical patent/JPS62206711A/ja
Publication of JPH0566687B2 publication Critical patent/JPH0566687B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、被覆用無調心クロスヘツド(以
下、ボデイという)のスリーブ、詳しくは、絶縁
被覆用の合成樹脂等を押出して、これを裸電線等
に被覆する押出機におけるシリンダに接続される
クロスヘツドボデイに内蔵され、溶融樹脂等(以
下、樹脂という)の流れを均一化するスリーブに
関するものである。
[従来の技術] 押出機のシリンダに接続されて樹脂が供給用開
孔に供給されるクロスヘツドボデイに対して、同
ボデイの供給用開孔と直角方向に取り付けられ、
同開孔から流入される樹脂の流れを均一し、これ
を複数個の整数孔を通じて内部に流入させるスリ
ーブは、従来、第3図に示すように構成されてい
る。
即ち、クロスヘツドボデイに横方向に穿設され
た貫通孔に対して緊密に嵌合されて取付けられる
スリーブ1は、先端部にクロスヘツドボデイに嵌
合されたとき、同ボデイから突出する固定用ねじ
部2が設けられ、後端部にフランジ3がそれぞれ
一体に設けられている。そしてスリーブ1の中程
には、上記ボデイの供給用開孔に対向する位置に
同スリーブ1の外径よりも一段と小径に形成され
た圧力バランス用溝4が設けられている。このバ
ランス用溝4はフランヂ3がわの切込縁部がスリ
ーブ1を平面的にみてハート形状を呈するように
削られていて、同溝4内の上面中程には三角形の
中洲状突起4aが形成されている。そして、ねじ
部2がわの切込縁部には少なくとも10個の小径
の整数孔5が周方向に等間隔に形成されている。
この整数孔5はスリーブ1内に固定されたダイと
ニツプルで形成される被覆用流動路に連通してい
て、圧力を均一化された樹脂を上記流動路に均一
に流入させる役目をする。
このように構成されたスリーブ1は、クロスヘ
ツドボデイの貫通孔に嵌合され、同ボデイから突
出したねじ部2に袋ナツトを螺合させて、これを
締め付けることによりボデイに取り付けられる。
そして、裸電線が内部に挿入されてのち、押出機
のスクリユーによつて被覆用の樹脂が押し出され
る。この押し出された樹脂はボデイの供給用開孔
を通り、加圧流となつてスリーブ1のバランス用
溝4内に流出する。即ち、供給用開孔から流出し
た樹脂は第3図に黒の太線矢印で示す如く、バラ
ンス用溝4内における上記開孔に対向する部分か
らバランス用溝4内に流入し、この流入した樹脂
は矢印で示すようにバランス用溝4内において円
周方向に流れると共に、突起4aでリークして圧
力が均一化され、下流側の整流孔5に向けて流れ
る。この整流孔5はスリーブ1の内部の中心軸線
からバランス用溝4の切込縁部に向けて放射状に
穿設されてバランス用溝4に連通しているので、
この整流孔5によつて流量を均一化された樹脂は
ニツプルとダイとで形成された流動路を流れて裸
電線等の導体を被覆する。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記第3図に示した従来の無調心ク
ロスヘツドにおけるスリーブには次のような欠点
がある。
(1) スリーブの形状が複雑で加工がNC等の特殊
加工機がないと製作できない。
(2) 或る条件(樹脂の種類、押出温度、圧力等)
で偏心のない被覆が可能なように、スリーブの
フローバランサの形状を得られたとしても、別
の条件では被覆が偏肉してしまうことがある。
(3) スリーブのフローバランサの形状寸法の決定
が大変むずかしい。
(4) 手作業で磨き作業を行なわなければならない
ので大変面倒である。
(5) スリーブの製作コストが非常に高くなる。
従つて、本発明は上記従来のスリーブが有する
欠点を悉く解消した製作の容易な被覆用無調心ク
ロスヘツドのスリーブを提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明によるスリーブは、ボデイから樹脂が流
入する部位に樹脂の圧力を均一にさせるための圧
力バランス用溝を形成し、この圧力バランス用溝
の下流がわに隣設して、上記圧力バランス用溝の
底部より突出し上記スリーブの外径より細くリン
グ状に形成した、樹脂の流量を均一化させるため
の絞り部を設け、更にこの絞り部に隣接し上記圧
力バランス用溝より小さい断面で形成され樹脂の
流量を再度均一化する圧力開放溝を設け、この圧
力開放溝の下流がわの切込縁部に少くとも複数個
の整流孔を等間隔に穿設したものである。
[実施例] 以下、図示の一実施例によつて本発明を説明す
る。
第1,2図に示すように本発明によるスリーブ
11は、その先端部に固定用ねじ部12が、また
後端部にはフランジ13がそれぞれ一体に形成さ
れている。これは従来のスリーブ1(第3図参
照)と同様であるが、その胴周部には圧力バラン
ス用溝14、絞り部15および圧力開放用溝1
6、小径の整流孔17が次のようにして、それぞ
れ形成されている。
即ち、上記圧力バランス用溝14は、スリーブ
胴周部におけるクロスヘツドボデイ18の供給用
開孔18aに対向する部位に、スリーブの周方向
に穿設された周溝で形成されていて、その溝幅l
は上記供給用開孔18aの直径D1と同寸法にな
つている。そして、この圧力バランス用溝14の
下流がわ、即ち固定用ねじ部12がわには絞り部
15が隣設される。この絞り部15は上記圧力バ
ランス用溝14の溝底の直径D2より大きく、ス
リーブ外径D3より小径の直径D4を有するリング
状の突条で形成されている。
また、上記圧力バランス用溝14の断面積
(D3−D2/2)×lは、流入した樹脂が全周にわたつ て流れ易いように比較的大きな値{l(D3−D2
≧π/4D2×2}にしてある。また、上記絞り部1 5は前記ボデイ18のスリーブ配置用貫通孔18
bの内径D3φと絞り部15の外径D4とでギヤツプ
を形成し、該ギヤツプを通過して流れる樹脂の流
動抵抗を大ならしめる役目をする。
そして、上記絞り部15の下流がわ、即ち固定
用ねじ部12がわに上記圧力開放用溝16が設け
られている。この圧力開放用溝16もスリーブの
周方向に穿設された周溝で形成されており、樹脂
の流動が容易なように、その溝の断面積を大きく
してある。そして、この圧力開放用溝16の下流
がわ、即ち固定用ねじ部12がわの切込縁部には
等間隔位置に複数個(少なくとも10個)の小径の
整流孔17がスリーブ内に傾斜して連通するよう
に穿設されている。この複数個の整流孔17はス
リーブの内部から上記切込縁部に向けて放射状に
穿設されており、内部においてはダイ19とニツ
プル20によつて形成される流動路21に連通し
ている。この複数個の整流孔17は、その小径孔
の径をd、その孔数をnとした場合、整流孔17
の総面積は(nπ/4d2≦π/4D1 2×1.5)となる。
このように構成された本発明のスリーブ11
は、第2図に示すように内部の中程に、先端部が
コーン状をなすニツプル20を固定したのち、ク
ロスヘツドボデイ18の配置用貫通孔18b内に
緊密に嵌合される。そして、ボデイ18より突出
した先端部の固定用ねじ部12に袋ナツト22を
螺合しこれを締め付けることによつてボデイ18
にスリーブ11は固定されるが、この際、袋ナツ
ト22の内部中心に固定されたダイ19がスリー
ブ内のニツプル20に対向する位置に配設され
る。従つて、これによつてニツプル20の先端部
のコーン状傾斜面とこれに対向するダイ19の凹
部傾斜面とにより上記整流孔17に連通する流動
路21が形成される。
一方、クロスヘツドボデイ18は押出機のシリ
ンダ(図示されず)に接続されて、スクリユーに
よつて押し出された溶融樹脂を、上部が漏斗状に
なつている供給用開孔18aを通じてスリーブ1
1の圧力バランス用溝14に流出させる役目をす
るが、このボデイ18の貫通孔18bにスリーブ
11が嵌合して取り付けられた状態においては、
上記供給用開孔18aの出口開口はスリーブ11
の圧力バランス用溝14の一部に合致するように
なつている。
このようにしてボデイ18に固定されたスリー
ブ11の上記ニツプル20とダイ19の同心の中
心軸線上に、樹脂を絶縁被覆するための裸電線2
3を引き通し、これを等速度で移動するようにし
て、押出機からスクリユーにより溶融樹脂を供給
用開孔18aに供給する。すると、この樹脂は供
給用開孔18aを通じてスリーブ11の圧力バラ
ンス用溝14内に加圧流入される。
このバランス用溝14内に流入された樹脂は、
即座に溝の全周にわたり流れ込む。これは前述の
ように、樹脂がボデイ18の貫通孔18bの内周
面と絞り部15との間に形成されるギヤツプを通
過する際、その流動抵抗により圧力バランス用溝
14に背圧がかかることと、圧力バランス用溝1
4は溝の断面図(D3−D2/2)×lが比較的大きく してあるため溝内での樹脂の流動が容易であるこ
とに基づくものであり、これにより溝全周にわた
り樹脂圧は均一化される。従つて圧力バランス用
溝14より絞り部全周にわたり均一となる。
次に、絞り部15を越流した樹脂は圧力開放用
溝16に流入し、樹脂の流動を容易にするため溝
の断面積を大きくしてある、この圧力開放用溝1
6内において再度、樹脂は全周にわたり均圧化が
図られる。
そして、均圧化された樹脂は複数の整流孔17
を通じて内部の流動路21に流れ込む。この整流
孔17は小径であるため、樹脂がこの孔17を通
過する際のダイピング効果により樹脂圧力の時間
的変化も減少する。この整流孔17を通過した樹
脂は流動路21、即ち、まず、ニツプル20の外
周をニツプル20の全周にわたり均一な流量でし
かも時間的変化もなく流動し、次いでニツプル2
0の先端部とダイ19の後端部で形成されるテー
パ状の流動路を全周均一にしかも時間的変化もな
く流れて、裸電線23に偏肉のない絶縁体被覆を
施す。従つて被覆電線24が製作される。
また、上記実施例におけるリング状の絞り部1
5を、樹脂の材質等によつてはスリーブ11の中
心軸線に対して偏心させ、その偏心量により樹脂
が越流するギヤツプ幅を調節するようにしてもよ
い。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、 (a) スリーブの形状が簡単になり、NC等の特殊
加工機を使用しなくても切削加工だけででき
る。
(b) 手作業(磨き作業)が不要なため、スリーブ
を安価に製作できる。
(c) 樹脂の種類、押出温度、圧力等の条件を変化
させても偏肉のない被覆ができる。
(d) スリーブのフローバランサーの形状は、前記
の式 (1) π/4D1 2≦l(D3−D2)×2.5 (2) π/4(D3 2−D4 2)≦π/4D1 2×2 (3) nπ/4d2≦π/4D1 2×1.5 により容易に決定できる。
等の顕著な効果を発揮し、従来のスリーブの欠点
を悉く解消したスリーブを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す、被覆用無
調心クロスヘツドのスリーブの、上半部を断面で
表わした側面図、第2図は、上記第1図のスリー
ブをクロスヘツドボデイに固定した状態を示す断
面図、第3図は、従来のスリーブを示す平面図で
ある。 11……スリーブ、14……圧力バランス用
溝、15……絞り部、17……整流孔、18……
クロスヘツドボデイ、18a……供給用開孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 押出機のシリンダと接続するクロスヘツドボ
    デイに対して、同ボデイの供給用開孔と直角方向
    に取りつけられ、同開孔から供給れた樹脂等の流
    れを均一化して、これを内部に固定されたニツプ
    ルとダイとの間に流入させる被覆用無調心クロス
    ヘツドのスリーブにおいて、 上記クロスヘツドボデイの供給用開孔に対応す
    る部位のスリーブ外周面に設けられた圧力バラン
    ス用溝と、 この圧力バランス用溝の上記樹脂等の流出部が
    わに隣接して設けられていて、圧力バランス用溝
    の底部より突出したスリーブの外周より細径のリ
    ング状に形成された絞り部と、 この絞部に隣接して上記圧力バランス用溝より
    小さい断面で形成された樹脂の流量を再度均一化
    する圧力開放溝と、 この圧力開放溝の流出部がわに設けられてい
    て、上記圧力開放溝を通過した樹脂等を内部に流
    入させる、少なくとも複数個の小径の整流孔と、
    を具備したことを特徴とする被覆用無調心クロス
    ヘツドのスリーブ。 2 上記圧力バランス用溝の寸法を、 π/4D1 2≦l(D3−D2)×2.5 上記絞り部の寸法を、 π/4(D3 2−D4 2)≦π/4D1 2×2 上記整流孔の総面積を、 nπ/4d2≦π/4D1 2×1.5 ただし D1:クロスヘツドボデイの供給用開孔の内径 D2:圧力バランス用溝の底部の直径 D3:スリーブの外径 D4:絞り部外径 l:圧力バランス用溝の溝幅 n:整流孔数 d:整流孔径 としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の被覆用無調心クロスヘツドのスリーブ。
JP61046947A 1986-03-04 1986-03-04 被覆用無調心クロスヘツドのスリ−ブ Granted JPS62206711A (ja)

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JPS62206711A JPS62206711A (ja) 1987-09-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617118B2 (ja) * 1973-12-19 1981-04-20

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604747Y2 (ja) * 1979-07-18 1985-02-12 日本鋼管株式会社 プラスチツク押出用サ−キユラ−ダイ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617118B2 (ja) * 1973-12-19 1981-04-20

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