JPH0566625A - 画像形成装置の電源部 - Google Patents

画像形成装置の電源部

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JPH0566625A
JPH0566625A JP3230307A JP23030791A JPH0566625A JP H0566625 A JPH0566625 A JP H0566625A JP 3230307 A JP3230307 A JP 3230307A JP 23030791 A JP23030791 A JP 23030791A JP H0566625 A JPH0566625 A JP H0566625A
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JP
Japan
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output
power supply
image forming
control
system chip
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JP3230307A
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Yoshihiko Suzuki
嘉彦 鈴木
Mitsuru Amimoto
満 網本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の主制御装置と電源部間の電源
制御信号用の配線数が少なく雑音の問題もなく、画像形
成装置全体の小型化が可能な画像形成装置の電源部の提
供。 【構成】 マイクロプロセッサ、メモリ、計時手段等の
デジタル回路とD/Aコンバータ、コンパレータ等のア
ナログ回路とを集積したシステムチップ1、および前記
システムチップからの信号により制御される複数の電源
制御回路を備え商用電源から画像形成に必要な複数の電
源を形成出力する電源制御ブロック2を備えて画像形成
に必要な複数の電源を供給する画像形成装置の電源部で
あって、画像形成動作を制御する画像形成装置の制御手
段20との間にシリアル通信を行なう通信手段28を有
することを特徴とする構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式の画像形成
装置の電源部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いては、商用AC電源からスイッチングレギュレータ等
の安定化電源を用いて低圧直流電源に変換し、この直流
電源から画像形成プロセスに必要な、高圧電源や光源用
の蛍光灯電源等を供給するための各別個の電源装置を用
い各部に供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、各電源出力を制御するために、画像形成動
作全体を制御する画像形成装置の制御手段(以下、主制
御装置という)と各電源装置との間に、それぞれ専用の
制御信号を接続して制御しなければならず、構成が複雑
となり、また多数の接続線を必要とし装置小型化の障害
となっていた。
【0004】更に、電源出力を変更するために、アナロ
グ電圧レベルの信号線で画像形成装置の主制御装置と各
電源装置とを接続していたため、雑音に弱く、かつアナ
ログ電圧に変換するD/A変換器等を必要としコスト上
昇にもなっていた。
【0005】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するために成されたもので、画像形成装置の主制御装置
と電源部間の電源制御信号用の配線数が少なく雑音の問
題もなく、装置全体の小型化が可能な画像形成装置の電
源部を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る画像形成装置の電源部は、マイクロプロセッサ、メモ
リ、計時手段等のデジタル回路とD/Aコンバータ、コ
ンパレータ等のアナログ回路とを集積したシステムチッ
プ、および前記システムチップからの信号により制御さ
れる複数の電源制御回路を備え商用電源から画像形成に
必要な複数の電源を形成出力する電源制御ブロックを備
えて画像形成に必要な複数の電源を供給する画像形成装
置の電源部であって、画像形成動作を制御する画像形成
装置の制御手段との間にシリアル通信を行なう通信手段
を有することを特徴とする構成によって、前記の目的を
達成しようとするものである。
【0007】
【作用】以上の構成により、システムチップは、集積し
たマイクロプロセッサ、メモリ、計時手段等のデジタル
回路と、D/Aコンバータ、コンパレータ等のアナログ
回路とによって複数の電源出力を制御するための各信号
を形成し、電源制御ブロックはシステムチップからの信
号により複数の電源制御回路を動作させ商用電源から画
像形成に必要な制御された複数の電源を形成出力する。
なお、画像形成動作を制御する主制御装置と複数の電
源制御回路との間を直接接続する信号配線および同通信
手段は無くとも、電源部と主制御装置との間に備えた通
信手段によるシリアル通信によって、画像形成動作の開
始等の情報を得れば、以後必要な各電源出力の制御は前
記のように電源部自体で行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係る画像形成装置の電源部
を実施例により説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1〜図5を参照
して説明する。図1は、第1実施例の電源部を備えた画
像形成装置の電気関係要部ブロック図である。
【0009】Aは第1実施例の電源部である。13はA
Cプラグ、1はシステムチップであり、電源出力をコン
トロールする信号を電源制御ブロック2に出力する。電
源制御ブロック2には、蛍光灯10の点灯制御を行う出
力端子および高圧出力端子PN31,現像バイアス出力
端子PN33,低圧出力端子PN32を備えている。本
実施例では低圧出力の定格出力電圧は24Vとなってい
る。24は低圧出力の24Vより5V出力を得るための
安定化電源回路である。
【0010】20は本画像形成装置の制御を行う主制御
装置のメイン中央演算処理装置(CPU)であり、シス
テムチップ1とは通信制御線28で接続されている。メ
インCPU20には記憶装置RAM21およびROM2
2がアドレスデータバス29により接続されている。2
5はモータ制御回路でありメインCPU20のPOUT
1端子の駆動信号によりメインモータM1を駆動する。
26はソレノイド駆動回路でありメインCPU20のP
OUT2端子の駆動信号によりソレノイドSL1を駆動
する。27も同様にPOUT3の駆動信号によりソレノ
イドSL2を駆動する。23は本画像形成装置の操作表
示部であり、メインCPU20とは接続線30により接
続されている。またメインCPU20にはその他の出力
ポートと入力ポートを備えている。
【0011】図2は、前記電源出力制御用のシステムチ
ップ1のブロック図である。システムチップ1は、マイ
クロコンピュータと周辺のメモリー,設定タイムを任意
に変更できる時計手段を構成するタイマー等のデジタル
回路と共に、デジタル/アナログ変換器(以下D/Aコ
ンバータという),比較器(以下コンパレータという)
等のアナログ回路、さらにパルス幅変調(以下PWMと
いう)回路としてメインPWM回路1系統,サブPWM
回路3系統を同一チップ上に集積して形成されており、
複写機,プリンター等の画像形成装置のほとんどの電源
出力制御が本システムチップ1に集約されている。
【0012】システムチップ1の構成は、CPUコアを
中心にデータメモリー,プログラムメモリー,割り込み
制御,タイマー制御等を内蔵するマイクロプロセッサを
形成するCPUコア部101と、リセット機能102,
プログラムの暴走を監視するためのウォッチドッグタイ
マー103,CPUの情報を基にデジタル・アナログ変
換を行うべきデータを格納する7ビット(bit)ラッ
チ121〜124,D/A変換器104、またD/A変
換器104とコンパレータ回路105と共に用いアナロ
グ/デジタル変換器として機能するA/Dコンバータ1
06,D/A変換器,A/D変換ブロック等の各動作タ
イミングをつかさどるタイミングコントローラ125が
配置され、さらに複数のアナログ電圧値から選択してコ
ンパレータ105の一方の入力とするためのマルチプレ
クサ回路(maltiplexer,MPX回路)10
8が内蔵されている。
【0013】A/D変換は、画像形成用の定着温度検出
用サーミスタ,画像濃度調整用のボリューム等の各種電
圧読取りのために用いる。D/A変換器は前記A/D変
換に用いると共に画像露光用の光源である蛍光灯調光制
御,高圧出力制御等のPWM幅変調回路のコンパレータ
の基準電圧として用いている。
【0014】現像用ACバイアス駆動パルス発生器は、
CPU内部クロックを分周した4種類のクロックソース
から選択された出力を4ビット分周器115に入力す
る。4ビット分周器115は入力されたクロック信号を
1/16〜16/16(16段階の選択が可能)に分周
した後、出力パルスをデューティ50%とするために1
/2分周器114を用いている。前記4種類のクロック
ソースの選択および分周比の選択はCPUコア部1内の
レジスタに値をセットすることにより可能であり、本実
施例においては発生パルスの周波数を64段階に可変で
きる。
【0015】PWM幅変調回路110〜113は低圧電
源,高圧電源,蛍光灯調光,DCバイアス出力等の制御
に用いるが、低圧電源の制御にはデジタル7ビット構成
のメインPWM回路110を使用し、他のPWM回路は
前記コンパレータ105の出力結果が直接PWM出力と
なる構成となっているサブPWM回路111〜113を
使用する。また、メインPWM回路には、出力電圧異常
時のPWM出力瞬時シャットダウンを行うコンパレータ
109を持っており、出力電圧が所定の規定値を超える
とPWM出力はただちに遮断(以下OFFと記す)し回
路を保護すると共に装置としての安全性も高めている。
【0016】システムチップ1には、他に入出力ポート
として、各種センサー入力用のポートや、出力ポート、
そして表示用LEDドライブのための出力ポート119
などがある。
【0017】またシステムチップ1には、シリアル通信
用制御回路118を有しており、シリアル通信用の同期
クロック出力端子PN34と、シリアル出力端子PN3
5と、シリアル入力端子PN36を有している。シリア
ル通信のデータ長は8ビットであり、シリアル通信制御
回路118内には送受信兼用の8ビットシフトレジスタ
を備えている。
【0018】シリアル通信の動作を説明すると、まず送
信するべきデータをシフトレジスタにセットして通信開
始を指示する。するとまず同期クロック出力端子PN3
4がL値(LOW)になると同時に、シリアル出力端子
PN35にシフトレジスタの最高位ビット(MSB)の
1ビットを出力しシフトレジスタをMSB側に1ビット
シフトする。次に同期クロック出力端子PN34がH値
(HIGH)になるときにシリアル入力端子PN36の
値をシフトレジスタの最下位ビット(LSB)の1ビッ
トにセットする。この動作を8回繰り返すことによりシ
フトレジスタには受信データの8ビットがセットされる
ことになり通信を完了する。また前記同期クロックの周
波数はCPUの内部クロックを分周することにより得て
おり、この分周比は何段階かの選択が可能となってい
る。
【0019】マルチプレクサ108の入力は、前述のよ
うに定着温度検出用サーミスタ,濃度調整用ボリューム
等のA/D変換すべき信号の入力端子PN8〜PN11
と、PWM制御すべき低圧電源,高圧電源等の出力から
のフィードバック信号の入力端子PN12,PN13,
PN15,PN16が接続される。またラッチ121〜
124はPWM制御すべき出力の基準電圧に相当するデ
ジタルデータをCPUコア部1から書き込み保持してい
る。なおラッチ121〜124の出力段は、タイミング
コントローラ125からの信号で保持内容を出力する3
ステート構成になっている。
【0020】A/Dコンバータ106は最終変換結果を
保持するラッチ,変換途中のデータを保持するラッチお
よびコンパレート結果により変換データを更新するロジ
ック回路から構成される。最終結果のラッチは、ラッチ
121〜124と同様の構成でCPUコア部101から
選択されることで、保持している内容をCPU側のデー
タバス上に送出する。
【0021】次に、A/D変換動作とPWM動作の全体
を詳述する。まずCPUコア部101は、各PWM出力
の制御値をラッチ121〜124に書き込み、またメイ
ンPWM110の動作に必要な各種データをメインPW
M110内のレジスタに書き込む。さらにA/D変換す
べきアナグロ入力チャンネルデータをタイミングコント
ローラ125内のラッチに書き込む。
【0022】タイミングコントローラ125は、まずラ
ッチ121を選択してD/Aコンバータ104にデータ
すなわちメインPWMの制御値を出力し、D/Aコンバ
ータ104は該データに基づいたアナログ電圧を発生
し、同時にマルチプレクサ108のメインPWM出力の
フィードバック信号入力端子PN12を選択する。D/
Aコンバータ104の出力はコンパレータ105の一方
の入力端に入力する。またマルチプレクサ108の出力
はコンパレータ105のもう一方の入力端に入力され
る。
【0023】コンパレータ105は、両入力を比較して
マルチプレクサ108側の入力電圧がD/Aコンバータ
104側の入力電圧より高い場合はH値(high)
を、低い場合はL値(low)を出力する。コンパレー
タ105の出力は1ビット×5構成のレジスタ(ラッ
チ)107に入力される。タイミングコントローラ12
5はコンパレータ105の出力が充分に安定する時間の
遅れ(ディレイ)の後メインPWMに相当するラッチ1
07の1ビットを選択してコンパレート結果をラッチす
る。
【0024】次に、タイミングコントローラ125はラ
ッチ122を選択してD/Aコンバータ104にデータ
を出力し、同時にマルチプレクサ108のサブPWM1
の出力に対応するフィードバック信号入力端子PN13
を選択しD/Aコンバータ104の出力とマルチプレク
サ108の出力をコンパレータ105に入力する。タイ
ミングコントローラ125は前述と同様にコンパレータ
105の出力が充分に安定する時間のディレイの後、サ
ブPWM1出力に相当するレジスタ107の1ビットを
選択し、コンパレート結果をラッチする。
【0025】次に、メインPWMに対して前記説明と同
様の動作を行い、その次にサブPWM2出力に対して前
記説明と同様の動作を行う。以下、メインPWM,サブ
PWM3と同様の動作が繰り返される。これはメインP
WM出力に対するコンパレート動作が他のサブPWM出
力に対するコンパレート動作より高速を要求されるから
である。
【0026】次に、メインPWMの動作を行い、次にA
/D変換に対する動作を行う。A/D変換用の入力端子
はPN8〜PN11の4入力があり、どの入力を選択す
るかはCPUコア部101によりマルチプレクサ108
の入力を切り換えて行われる。すなわちA/D変換用の
入力端子のみではなく、メインPWM,サブPWMに対
応するフィードバック信号も選択できることになる。
【0027】以上説明のように、一巡の動作は繰り返し
行われることになる。即ち、メインPWM→サブPWM
1→メインPWM→サブPWM2→メインPWM→サブ
PWM3→メインPWM→A/D変換を1サイクルとし
てこれを順次繰り返す。
【0028】次に、A/D変換の動作を説明する。A/
Dコンバータ106には前述のような変換途中のデータ
を保持するラッチがあるが、ロジック回路により初期値
として1000000B(Bは2進数を示す)がラッチ
されている。タイミングコントローラ125からの選択
信号で該選択されたラッチ内容がD/Aコンバータ10
4へ出力される。そして、D/Aコンバータ104から
の出力はコンパレータ105の一方の入力端子へ入力さ
れ、コンパレータ105のもう一方の入力端子にはA/
D変換すべきアナログ入力が選択されるようマルチプレ
クサ108を駆動して入力される。
【0029】上記のコンパレート結果により、1000
000Bよりアナログ入力が大きければ1100000
B、小さければ0100000BというデータをA/D
コンバータ106は生成して、A/Dコンバータ106
内の変換途中データを保持するラッチに格納する。さら
に次のサイクルで同様にアナログ入力がX100000
B(Xは0または1を示す)より大ならばX11000
0B、小ならばX010000BというデータをA/D
コンバータ106は生成し、変換途中データとしてラッ
チに格納する。
【0030】上記のように順次各ビットを確実にしてゆ
き最後のサイクルでXXXXXX1BまたはXXXXX
X0BをA/D変換結果用レジスタに格納すると同時に
1000000Bを変換途中ラッチに格納する。CPU
コア部101はA/D変換結果用レジスタを選択するこ
とでA/D変換値を読み出せる。
【0031】すなわちA/D変換動作は常時行われてお
り変換結果レジスタは常に最新の変換結果を保持してい
る。
【0032】図3は、電源制御ブロックの構成図であ
る。ACプラグ13より供給されるAC電源は、整流回
路12によって直流に変換されメイントランスT1の1
次側巻き線N1に接続される。1次側巻き線N1の他端
は電源駆動回路3により駆動されて、2次側巻き線N2
〜N5にそれぞれの巻き線比に応じた電圧を発生する。
【0033】電源駆動回路3は、システムチップ1の端
子PN28すなわちメインPWM出力が接続されてお
り、このPWM信号により駆動制御が行われる。また電
源駆動回路3には電源異常検知手段を有しており、その
電源異常検知信号出力がシステムチップ1の端子PN1
8に接続されている。
【0034】メイントランスT1の2次側巻き線N2
は、蛍光灯点灯用であり蛍光灯制御回路4に接続され
る。蛍光灯制御回路4は、システムチップ1の端子PN
27すなわちサブPWM3の出力により駆動制御される
蛍光灯9の点灯,消灯および点灯電圧の制御を行ってい
る。蛍光灯9の近傍に配置された光量検出素子10の出
力はシステムチップ1の端子PN16、すなわちサブP
WM3の出力に対応するマルチプレクサ108の入力端
子に接続されている。
【0035】メイントランスT1の2次巻き線N3は、
高圧出力用であり、高圧出力制御回路5に接続される。
高圧出力制御回路5は、システムチップ1の端子PN2
6すなわちサブPWM2の出力により駆動制御され、本
実施例画像形成装置の画像形成に必要な高圧電圧を端子
PN31より供給する。高圧出力制御回路5には高圧出
力検出機能を有しており、この出力はシステムチップ1
の端子PN15、すなわちサブPWM2の出力に対応す
るマチルプレクサ108の入力端子に接続されている。
【0036】メイントランスT1の2次巻き線N4は、
低圧出力用であり低圧出力整流回路6で整流され、端子
PN32より本装置の各部の負荷に供給される。低圧出
力整流回路6は、低圧出力検出機能を有しており、この
出力はシステムチップ1の端子PN12すなわちメイン
PWMの出力に対応するマチルプレクサ108の入力端
子に接続されている。
【0037】メイントランスT1の2次巻き線N5は、
現像DCバイアス用の出力でありDCバイアス制御回路
7に接続される。DCバイアス制御回路7はシステムチ
ップ1の端子PN25、即ちサブPWM1出力により駆
動制御されて、所定の現像DCバイアスを供給する。
【0038】DCバイアス制御回路7には現像DCバイ
アス出力検出機能を有しており、この出力はシステムチ
ップ1の端子PN13、即ちサブPWM1の出力に対応
するマルチプレクサ108の入力端子に接続されてい
る。DCバイアス制御回路7の出力は現像バイアストラ
ンスT2の2次巻き線N6に接続されている。
【0039】8はACバイアス出力駆動回路であり、シ
ステムチップ1の端子PN24、即ちACバイアス駆動
パルス発生器の出力により制御され、現像バイアストラ
ンスT2の1次巻き線N7を駆動する。
【0040】そして、現像バイアストランスT2の2次
巻き線N6より交流(AC)と直流(DC)の重畳され
た現像バイアス出力が端子PN33より出力される。
【0041】T3はシステムチップ1へ電源を供給する
ためのサブトランスであり、その1次巻き線N8はAC
プラグ13に接続されてAC電源が供給される。
【0042】サブトランスT3の2次巻き線N9の出力
は補助電源回路11に接続され、補助電源回路11で整
流し、安定化してシステムチップ1の端子PN30すな
わちVcc端子と、端子PN7すなわちGND端子に電
源を供給する。また、補助電源回路11内には入力AC
電源電圧を検知する回路を備えており、この出力がシス
テムチップ1の端子PN9すなわちマチルプレクサ10
8のA/D入力端子に接続されている。
【0043】図4は、本実施例の電源制御フローチャー
トである。このフローチャートはシステムチップ1内の
ROMに保持されている電源制御プログラムの概略フロ
ーチャートである。まず電源ONにより前述の補助電源
11から電源が供給されてステップ1を実行する。ステ
ップ1では、システムチップ1がパワーON、リセット
されて起動された後、各出力及びレジスタ等を初期化し
てステップ2へ移行する。ステップ2ではメインPWM
の制御値をラッチ121に書き込みメインPWMを駆動
開始してステップ3へ移行する。
【0044】ステップ3では、低圧電源出力が規定値に
なったか否かを判断しており、規定値に達しない場合は
ステップ3へ戻り、規定値に達したときはステップ4へ
移行する。ステップ4ではメインCPU20とのシリア
ル通信をスタートし、ここではシステムチップ1の内部
タイマー割り込みを設定し、一定時間(本実施例におい
ては1mS間隔)ごとの割り込み発生時にシリアル通信
を行うようになっている。次にステップ5へ移行してシ
リアル通信の内容により各電源出力を制御する。
【0045】図5は、システムチップ1のシリアル通信
の送受信データ説明図である。受信データのビット0は
低圧出力のON/OFF制御ビット、ビット1は高圧出
力のON/OFF制御ビット、ビット2は蛍光灯のON
/OFF制御ビット、ビット3は現像バイアスDC出力
のON/OFF制御ビット、ビット4は現像バイアスA
C出力のON/OFF制御ビットとなっている。
【0046】そして、システムチップ1は内部タイマー
により一定期間ごとのタイマー割り込み時に上記通信を
行っている。
【0047】送信データは、受信データの各出力に対応
した制御の状態を示すデータを送信する。即ち、メイン
CPU20より各出力に対応したビットをONすること
により、システムチップ1はそれを受信して電源出力を
ONするとともに送信データの出力に対応するビットを
ONして、メインCPU20に電源出力をONしたこと
を送信する。
【0048】電源出力に何らかの異常がある場合には、
送信データがビットをONしないようにするため、メイ
ンCPU20はシステムチップ1からの送信データ(メ
インCPUにおいては受信データ)を監視することによ
り電源異常が検知できる。
【0049】以上説明のように、第1実施例では、画像
形成装置の主制御装置20からの信号通信線は電源部A
のシステムチップ1との間の通信制御線28だけでよ
く、電源部Aのシステムチップ1で各電源ごとの制御信
号を生成出力し、電源制御ブロックではシステムチップ
からの信号により複数の電源制御回路を制御して、各々
必要な制御がされた複数の電源を出力でき、構成が簡潔
となり装置全体の小型化、コスト低減が可能、しかも主
制御装置20との通信はデジタル信号でよく雑音等の問
題もないといった効果を有する。
【0050】(第2実施例)第2実施例を備えた画像形
成装置の構成,第2実施例のシステムチップのブロック
構成,電源制御ブロックの構成は、前記第1実施例と同
様につき、図示および重複説明を省略し、以下システム
チップとメインCPU間の通信および電源制御について
説明する。
【0051】図6は、システムチップの通信データ説明
図である。1回8ビットの送受信を1フレームとして、
8フレームのデータが順次繰り返されて通信を行う構成
となっている。受信フレーム0はメインCPU20にあ
らかじめ定められた固有の識別コード(ID)が送られ
ており、同様に送信フレーム0にはシステムチップ1の
IDをメインCPU20に送信する。
【0052】受信フレーム1は各出力のON/OFF制
御を指示するフレームであり、これは前記第1実施例で
の通信データと同じ内容であり、送信フレーム1も同様
に各電源出力のON/OFF状態を示すものである。受
信フレーム2は低圧出力の制御値が送られてきており、
システムチップ1はこの値をラッチ121に格納してメ
インPWMの制御を行う。同時にPN12端子の入力値
すなわち現在の低圧電源の出力値(A/D変換された
値)を送信フレーム2に格納して現在の制御値をメイン
CPU20に送信する。
【0053】以下同様に、受信フレーム3ではメインC
PU20からの高圧出力制御値を受信して、送信フレー
ム3に現在の高圧出力値を格納し、受信フレーム4では
現像バイアスDC制御値を受信して、送信フレーム4に
現在の現像バイアスDC出力値を格納する。同様にフレ
ーム5では現像バイアスAC周波数を、フレーム6では
蛍光灯の点灯光量のそれぞれの制御値を受信して、現在
の出力値を送信している。次に送信フレーム7では、電
源出力異常時に各出力に対応したエラーNoをメインC
PU20に送信することにより、メインCPU20は電
源異常を検知することができる。
【0054】図7は、システムチップ1内の蛍光灯の点
灯制御プログラムを示すフローチャートである。
【0055】ステップ11で前記受信フレーム1内の蛍
光灯点灯制御ビットを監視しており、ONの場合はステ
ップ12へ移行する。ステップ12では蛍光灯を点灯す
るために必要なフィラメント予熱を開始すると共にタイ
マーの時間設定を行う。本実施例においては3秒を設定
する。
【0056】次にステップ13に移行し、前記タイマー
設定した時間が経過したか否かの判断を行う。経過した
ときはステップ14へ移行し、蛍光灯を点灯させてフロ
ー出口へ移行する。なお、前述ステップ11において受
信フレーム1内の蛍光灯点灯制御ビットがOFFの場合
はステップ15へ移行し蛍光灯をOFFして、フロー出
口に移行することになる。
【0057】以上説明のように、前記第1実施例の効果
に加えて、主制御装置との間のシリアル通信内容を第1
実施例よりも具体的にしたことで、蛍光灯制御、高圧出
力制御、低圧出力制御、現像バイアス出力制御等の各電
源制御が精密に出来る。
【0058】(第3実施例)第3実施例の各ブロックの
構成は前記第2実施例と同様につき、図示および重複説
明を省略し、以下システムチップの通信データについて
説明する。
【0059】図8は、第3実施例のシステムチップ通信
データの説明図である。1回8ビットの送受信を1フレ
ームとして、13フレームのデータが順次繰り返されて
通信が行われる。受信フレーム0〜6および送信フレー
ム0〜6は前記第2実施例の通信データと同様である。
受信フレーム7は低圧出力制御タイマー値、受信フレー
ム8は高圧出力制御タイマー値、受信フレーム9は現像
バイアスDC制御タイマー値、受信フレーム10は現像
バイアスAC周波数制御タイマー値、受信フレーム11
は蛍光灯制御タイマー値である。送信フレーム12は第
2実施例でのフレーム7と同様に電源異常時のエラーN
oを送るものである。
【0060】システムチップ1は、受信フレーム1のメ
インCPU20からの各電源出力のON/OFF指示か
ら、前記各電源出力制御タイマー値で指定された時間経
過後に、各電源出力制御値で示される出力値をONまた
はOFFする。もちろんタイマー値が0の場合は出力を
即時にON/OFFする構成となっている。
【0061】以上説明のように、前記第1実施例および
第2実施例の効果に加えて、主制御装置との間のシリア
ル通信内容に制御タイマー値を加えることで、シーケン
シャルな出力の順次ONや順次OFFの時間制御をシス
テムチップ1で行なえるため主制御装置メインCPU2
0での処理を一層軽減させることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、システムチップは、集積したマイクロプロセッサ、
メモリ、計時手段等のデジタル回路と、D/Aコンバー
タ、コンパレータ等のアナログ回路とによって複数の電
源出力を制御するための各信号を形成し、電源制御ブロ
ックはシステムチップからの信号により複数の電源制御
回路を動作させ商用電源から画像形成に必要な制御され
た複数の電源を形成出力する。
【0063】なお、電源部と画像形成動作全体を制御す
る制御手段(主制御装置)との間に備えた通信手段によ
るシリアル通信によって、画像形成動作の開始等の情報
を得れば、以後必要な各電源制御は電源部自体で行なう
ことができるので、主制御装置と複数の電源制御回路と
の間を直接接続する従来のような信号配線および同通信
手段は不要であり、画像形成装置全体の構成が簡潔とな
り装置の小型化、コスト低減が可能といった効果を有す
る。
【0064】しかも、主制御装置との通信はデジタル信
号でよく雑音等の問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例を備えた画像形成装置の要部ブロ
ック図である。
【図2】 第1実施例システムチップのブロック図であ
る。
【図3】 第1実施例電源制御ブロックの構成図であ
る。
【図4】 第1実施例の電源制御フローチャートであ
る。
【図5】 第1実施例システムチップの通信データ説明
図である。
【図6】 第2実施例システムチップの通信データ説明
図である。
【図7】 第2実施例蛍光灯の点灯制御フローチャート
である。
【図8】 第3実施例システムチップの通信データ説明
図である。
【符号の説明】
A 電源部 1 システムチップ 2 電源制御ブロック 10 蛍光灯 20 主制御装置のメインCPU 28 通信制御線 101 マイクロプロセッサ(CPUコア部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサ、メモリ、計時手段
    等のデジタル回路とD/Aコンバータ、コンパレータ等
    のアナログ回路とを集積したシステムチップ、および前
    記システムチップからの信号により制御される複数の電
    源制御回路を備え商用電源から画像形成に必要な複数の
    電源を形成出力する電源制御ブロックを備えて画像形成
    に必要な複数の電源を供給する画像形成装置の電源部で
    あって、画像形成動作を制御する画像形成装置の制御手
    段との間にシリアル通信を行なう通信手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置の電源部。
JP3230307A 1991-09-10 1991-09-10 画像形成装置の電源部 Withdrawn JPH0566625A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6606122B1 (en) * 1997-09-29 2003-08-12 California Institute Of Technology Single chip camera active pixel sensor
JP2010020580A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Rohm Co Ltd 電源管理回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6606122B1 (en) * 1997-09-29 2003-08-12 California Institute Of Technology Single chip camera active pixel sensor
JP2010020580A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Rohm Co Ltd 電源管理回路

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