JPH0566612U - 超薄型透過型フォトディスプレイ - Google Patents

超薄型透過型フォトディスプレイ

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JPH0566612U
JPH0566612U JP013309U JP1330992U JPH0566612U JP H0566612 U JPH0566612 U JP H0566612U JP 013309 U JP013309 U JP 013309U JP 1330992 U JP1330992 U JP 1330992U JP H0566612 U JPH0566612 U JP H0566612U
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JP
Japan
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display
ultra
cold cathode
color rendering
transmissive photo
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Pending
Application number
JP013309U
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English (en)
Inventor
英夫 植田
善也 田辺
保 村井
利夫 清宮
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透過光でカラー写真等を観賞または観察する
に適した簡便、かつ演色性良好な超薄型透過型フォトデ
ィスプレイを提供する。 【構成】 ディスプレイ本体に冷陰極蛍光管とサイドラ
イト型又は直下型導光板が設けられ、背面から反射板を
設け、正面側から散乱板を配置することもあるように構
成され、ディスプレイの縁部総厚を30mm以下にする
ことを特徴とする超薄型透過型フォトディスプレイ。ま
た、前記冷陰極管の平均演色評価数が95以上で、かつ
ディスプレイ観察面上の照明光の平均演色評価数が90
以上の超薄型透過型フォトディスプレイである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、透明又は半透明なフイルムベースに形成されたカラー写真等の画像 形成体を収容し、背面からの照明によって写真画像やその他各種の画像や図柄を 観賞または観察することができる超薄型透過型フォトディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の透過型フォトディスプレイは、写真展示場、デパート、ショールーム、 ホテルロビー、駅構内又は空港ロビーで風景・静物写真、広告宣伝を伴うPOP 用として提供されているが、それらはいずれも一般の蛍光ランプとして知られて いる熱陰極蛍光管が使用され、壁に設置する場合でもスタンドとして設置する場 合でも厚く取り扱いが不便であり、超薄型で設置等の取扱いが簡便なディスプレ イは未だに製造されていないのが現状である。
【0003】 一方、写真家やデザイナーなど視覚的な創造性が要求される職業やこれに類す る産業分野においては例えば、多数のカラースライドをスライドファイルプロジ ェクターやカラーイルミネーター等のディスプレイ装置により映し出して各種比 較、検討、評価をすることが行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
薄型ディスプレイと称される透過型装置は、光源ランプに熱陰極管を使用して いるので、薄いものでも総厚が50mm以上もあり、壁に簡単に設置できない。 又、カラースライドやカラーネガフイルムの比較検討、評価する際に使用するカ ラーイルミネーターは、装置全体が厚く、埋込み状の固定設置には良いが、移動 を伴う場合や、携帯には不向きである。
【0005】 更に、従来の熱陰極管はランプ自体が点灯中にかなりの熱も発生するので、ラ ンプ周辺部に近い写真フイルム、プリントフイルム等の画像が退色しやすくなる 問題があったが、これまで高温にならないディスプレイは提供されていなかった 。 一方、従来のイルミネーター等のディスプレイ装置において、カラースライド を比較検討する際に、従来は高演色性ランプとして熱陰極管が使用されているが 、ランプ径が小さい高演色性ランプの開発が望まれている。
【0006】 本考案の一つの目的は、上記課題を解決せんとして提案されたもので、発熱量 がすくなくかつ画像全体が均一に照らし出されて、室内等に飾って透過光でカラ ー写真等を観賞するに適した簡便な超薄型透過型フォトディスプレイを提供する ことである。 また、本考案の他の目的は、画像を高演色性ランプを用いた光源により照らし 出すことのできる超薄型透過型フォトディスプレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的の一つは、ディスプレイ本体に冷陰極蛍光管とサイドライト 型又は直下型導光板が設けられ、背面から反射板を設け、所望により正面側から 散乱板を配置することもあるように構成され、ディスプレイの縁部総厚を30m m以下にすることを特徴とする超薄型透過型フォトディスプレイにより達成する ことができる。
【0008】 本考案の他の目的は、ディスプレイ本体にJISZ9112で規定された平均 演色評価数Raが95以上を有する高演色性冷陰極蛍光管を設置しディスプレイ 観察面上の照明光の平均演色評価数Raが90以上であることを特徴とする超薄 型透過型フォトディスプレイによって達成される。
【0009】
【実施態様】
以下、添付図面を参照の上、本考案による超薄型透過型フォトディスプレイの 具体的構成について詳述する。 図1は本考案の超薄型透過型フォトディスプレイの一例を示す一部切欠斜視図 である。図1に示す透過型ディスプレイ10は、その縁部2の上下に冷陰極管3 、4及びシールド管5が設けられている。そして、冷陰極管3の光をディスプレ イ全体に均一拡散するために、ディスプレイ正面側には導光板6が延びている。 また、導光板6の背面側には反射板7が設けられている。更に、導光板6の正面 側には、図示しない画像形成体である写真等を固定するための枠体9が設けられ ている。なお、冷陰極管3、4に電源を接続するためのコンセント8は、例えば 図示の如く縁部2の側面に配置することができる。
【0010】 茲に、これらの諸元および概要について述べると、本考案の超薄型透過型フォ トディスプレイは、冷陰極管と特殊パターンを表面に印刷したメタクリル系樹脂 板を用いた導光板よりなり、このサイドライト型導光板を通して光を均一に放射 するものである。 このディスプレイ10は、冷陰極管として、2灯式でも消費電力が5〔W〕程 度と非常に少なくて充分な発光効果を発揮し、しかも、発熱性が低いので、ディ スプレイ部内の温度は殆ど上がらず、過熱の心配は全くない。又、冷陰極管3、 4の平均寿命が15,000〜20,000時間以上と非常に長く、長時間機能 させることができる。
【0011】 この超薄型透過型フォトディスプレイにカラー写真をディスプレイする際、カ ラープリントフイルムのような透過光用写真の場合には、導光板6と写真の間に 散乱シートを設けて、該導光板に印刷されたパターンが画像に混入しないように することもできる。 前述の冷陰極管3、4について更に述べると、冷陰極管3,4は、ガラス管内 壁に蛍光物質が塗布してあり、管の両端には通常板状の電極が取り付けられ、管 内には低圧のアルゴンガスと適量の水銀が封入されており、低圧の水銀蒸気の放 電で、水銀の励起により発生した紫外線をガラス管内壁に塗布されている蛍光物 質に当てることにより、その蛍光物質の特有な光がランプから放射される構造で ある。その特長は、小形、軽量であり、長寿命、瞬時に点灯する、低消費電力、 低発熱、点滅特性に優れている、耐振性、耐衝撃性に優れ、調光が容易、等の種 々の特長を有している。
【0012】 本考案においては、冷陰極管3,4は平均演色評価数が95以上のランプ(東 芝ライテック(株)製)が好ましく、例えば冷陰極管の管径が4.1〜8.1〔 mm〕程度、管長が70〜500〔mm〕、発光長が35〜475〔mm〕、管 電流が5〜8〔mA〕、管電圧が180〜365〔V〕程度としたときに、ディ スプレイ10としては、輝度:1,400±300cd/m2 、光の均一性すな わち最高最低輝度比:75〔%〕、色温度:約4750〜5270〔K〕の性能 とすることができる。したがって、このディスプレイ10は観察面(鑑賞面)の 全体が従来よりも均一に照らしだすことができ、且つ前記ポジフイルム等の色調 を自然に近くすることができ、しかも発熱量が小さいので、極めて長時間の使用 に耐えることができる。
【0013】 なお、光源の演色性とは、物体色の見え方は、その物体から目にはいる光の分 光エネルギー組成とそれを観察する目の状態によって決定されるものである。物 体から目にはいる光の分光エネルギー組成は、その物体を照明する光源の分光エ ネルギー組成と物体の分光反射率とで定まるから、照明光源の分光エネルギー組 成が変わると物体から目にはいる光の分光エネルギー組成もまた変化し、更に新 しい光源の光に対する目の順応が作用して異なった色に感じられることがある。 たとえば、昼光色ケイ光燈は光の色自身は昼光に近いが、分光エネルギー組成が 真の昼光と異なるために、これで照明された物体の色のある種のものは真の昼光 の下でみた色とは異なった色に見える。これを光源の演色性がよくないという。 このような、光源の演色性の評価は、JISZ8726及び9112に基づいて 行うことができる。
【0014】 また、図5に上記の冷陰極管3、4の分光分布の一例を示す。なお、この分光 分布図においては縦軸が分光放射束、横軸が波長である。又、使用したランプの 型番は、東芝ライテック株式会社製のFC2N-EDL/300T7/H であり、周囲温度25° ( 無風状態) 、点灯回路は測定用インバータ、ランプの電流は7.0 ミリアンペア (mA)の測定条件において、測定器としてTOPCON BM-7,オプトリサーチ MSR-7000 を用いた。この結果、各波長における光エネルギーの分布は図示のごとき分布と なり、このときの平均演色評価数Raは98.7と非常に自然光に近い高い値を示す ものであった。
【0015】 導光板6は、ポリメチルメタクリレート等のメタクリル樹脂や他の合成樹脂か らなり、その表面に特殊なパターンが印刷され、上下の冷陰極管3,4からの光 が全拡散板を通して一様な照度で放射されるようパターンの密度が冷陰極管側が 大で、中央部で小になるように分布されている。 反射板7は、冷陰極管3,4の光が、導光板6の側からのみ放射されるよう、 アルミニウム板等の金属板が用いられている。
【0016】 シールド管5は、冷陰極管3,4からの光が、導光板の方向にのみ送られるよ う、即ち、周側縁を遮光している。 なお、枠体9は導光板6と縁部2の上部との間に、例えば原紙等で作られてお り、枠体9と導光板6の間に拡散シート付のカラーフイルム等またはカラープリ ント等のみ(いずれも図示せず)を適宜挿入できるように構成されている。また 、カラー写真の種類によっては枠体9を省いてもよい。又、縁部2は冷陰極管3 ,4が上述のように小径であるので、その厚さdは例えば10mm〜20mm程 度に小さくすることができ、30mm以下の厚さとなり人間工学的に極めて使い 勝手を良くすることができる。
【0017】 さらに、電気コードのコンセント8は、高圧変換器(図示せず)の付いたコー ドが差し込まれ、このコンセント8から2本の冷陰極管の各両端のプラグに縁部 2内を通って配線されている。またコンセント8の代わりに直接コードを接続す るように構成してもよい。さらに、高圧変換器がディスプレイ背面に付属するよ うに構成してもよい。
【0018】 なお、図1では、縁部2を矩形としたものを示しているが、該縁部2の形状は 、三角形、正方形、円形、楕円形など任意に形成すればよい。 本考案の透過型フォトディスプレイ10は、上記実施例に限るものではなく、 壁掛タイプのものでもよく、例えばホテルやレストラン等における高級インテリ ア、さらには広告、宣伝用超薄型のライトディスプレイ等種々のものに適用する ことができる。又、図2〜図4に示すようなカラーイルミネーターとして使用す ることができる。
【0019】 図2に示すイルミネーター20は、ブック形状のものであり、ゴム状の縁部3 4に近設して冷陰極管が設けられており、31は導光板、32は反射板、37は 電源スイッチである。 このイルミネーター30は薄型でブック形状であり、かつ前述の縁部34が弾 性のあるゴム製であるので、取り扱い性がよく、また、本棚などへの収納をも容 易に行えるものである。
【0020】 図3および図4に示すイルミネーター30は、例えばリバーサルフイルムを多 数保持したスライドファイル50の中に下敷のように差し込んで使用するもので ある。 その構成は、図3のA−A断面図である図4に示す如く縁部21の所に冷陰極 管24、インバータ26、必要に応じて図示しないシールド管が設けられており 、この縁部21から先端方向に向ってその厚さが小さくなるようなテーパ形状で あって、上側が導光板22、下側には反射板23が設けられている。又、電源の スイッチ27は縁部21の上面側あるいは側面に設けてあることにより、例えば このイルミネーター30を片手でもってスイッチ操作をすることができる。
【0021】 なお、図1に示すフォトディスプレイ10のようにコンセント8がついたもの 、あるいは図示のようにコードが付いたものいずれの構成であってもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案は、敍上の構成よりなり、光源を導光板と反射板に より光を所望方向に効果的に導き、光源として演色性の高い冷陰極管を用いてい るので、ディスプレイ装置として超薄型軽量にすることができるだけでなく、写 真等の透過型フォトディスプレイやカラーイルミネーターに用いると、その画像 が太陽光下で見るのと同様、極めて自然に見え、画像によっては臨場感が味わえ るものである。
【0023】 又、本考案によれば、冷陰極管の蛍光塗料を適宜に選択すると、一層、高演色 性を発揮でき、しかも、長時間点灯しても殆ど発熱がなく過熱の心配が全くない だけでなく、消費電力も少なくて済み、且つ、前記冷陰極管を光源として用いる ため、ディスプレイの縁部の厚さを非常に薄くでき、該ディスプレイ全体の厚さ を薄くできて使い勝手を向上させることができるだけでなく、意匠的にも優れた スマートな超薄型透過型フォトディスプレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の超薄型透過型フォトディスプレイの一
実施態様を示す一部切欠した斜視図である。
【図2】本考案の他の実施態様であるブック形状のカラ
ーイルミネーターの一部切欠斜視図である。
【図3】本考案の他の実施態様であるカラーイルミネー
ターの斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿った部分の断面図である。
【図5】本考案の平均演色評価数を満足する冷陰極管の
分光分布の一例を示したチャートである。
【符号の説明】
1 支持具 2、21、34 縁部 3,4、24、33 冷陰極管 5 シールド管 6、22、31 導光板 7、23、32 反射板 8 コンセント 9 枠体 10 透過型フォトディスプレイ 20、30 カラ−イルミネーター 26 インバータ 27、37 スイッチ 50 スライドファイル d 縁部の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 清宮 利夫 東京都調布市柴崎1丁目67番地1 株式会 社フジカラーサービス内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ本体に冷陰極蛍光管とサイ
    ドライト型又は直下型導光板が設けられ、背面から反射
    板を設け、所望により正面側から散乱板を配置すること
    もあるように構成され、ディスプレイの縁部総厚を30
    mm以下にすることを特徴とする超薄型透過型フォトデ
    ィスプレイ。
  2. 【請求項2】 ディスプレイ本体にJISZ9112で
    規定された平均演色評価数Raが95以上を有する高演
    色性冷陰極蛍光管を設置しディスプレイ観察面上の照明
    光の平均演色評価数Raが90以上であることを特徴と
    する超薄型透過型フォトディスプレイ。
JP013309U 1992-02-12 1992-02-12 超薄型透過型フォトディスプレイ Pending JPH0566612U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01101579A (ja) * 1987-10-14 1989-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示管
JPH0219111B2 (ja) * 1981-03-18 1990-04-27 Ici Plc

Patent Citations (2)

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