JPH056652B2 - - Google Patents

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JPH056652B2
JPH056652B2 JP58227189A JP22718983A JPH056652B2 JP H056652 B2 JPH056652 B2 JP H056652B2 JP 58227189 A JP58227189 A JP 58227189A JP 22718983 A JP22718983 A JP 22718983A JP H056652 B2 JPH056652 B2 JP H056652B2
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color
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Masakazu Suzuka
Nobuyoshi Tofun
Yukio Murata
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication of JPH056652B2 publication Critical patent/JPH056652B2/ja
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    • G01N3/42Investigating hardness or rebound hardness by performing impressions under a steady load by indentors, e.g. sphere, pyramid
    • G01N3/46Investigating hardness or rebound hardness by performing impressions under a steady load by indentors, e.g. sphere, pyramid the indentors performing a scratching movement
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、染料の色差測定方法に関するもので
ある。更に詳しくは、本発明は、染料製造工業に
おける染料の品質管理に有用な色差測定方法に関
するものである。 染料製造工場で製造されたばかりの染料は、標
準とする染料との染色物における品質の差が測定
されることにより、品質管理が行われている。 たとえば染料の色差は、標準とする染料(以
下、標準染料という)と、色差を測定しようとす
る試料染料(以下、試料染料という)との同時染
色による染色物の色差によつて評価されている。
この場合、双方の染料の純度、すなわちおのおの
の染料の中に含まれている色素成分の比によつ
て、染色物に色差があらわれる。染料の色彩特性
は、濃淡差によつて生ずる色の差を補正し、等し
い色の濃さになるように調整して、染色したとき
に生ずる標準染料と試料染料との間の色差によつ
て評価されている。またこの色差は、赤味傾向と
か青味傾向といういわゆる色相差と、色の純粋さ
によつて生ずる鮮やかさに関するいわゆる鮮明度
差の二つに分けられる。通常、人間が視覚判定で
染料の色を評価する場合は、上記の色相差と鮮明
度差に加えて、等しい色の濃さになるように染色
したときの染料使用量、すなわち染色濃度の比の
百分率である染色力の三つの値によつて行つてい
る。 従来染料の色差の評価は、糸布の準備→染料溶
液の調製→染色浴の調製→染色→後処理→水洗→
乾燥の、いわゆる染色操作を経て得られた標準染
料の染色物と試料染料の染色物とを比較して行つ
ている。この方法では、非常に多くの時間と労力
を費やしており、また精度も不十分であるため、
もつと経済的でかつ迅速に、しかも簡単に、そし
て正確に染料の色差が評価できる方法の要望が高
くなつている。 そこで本発明者らは、この方法を実現するため
に数多くの実験データを用いて鋭意検討した結
果、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、染料の色彩特性を試験し
て、標準染料に対する試料染料の色差を測定する
にあたり、あらかじめ下記の、、、の方
法により、標準染料と2個以上の代表的試料(好
ましくは数個)から標準染料に対する代表的試料
の液色色差と染色色差との関係を求め、これを用
いてで求めた標準染料に対する試料染料の液色
色差から、により染色色差を予測することを特
徴とする染料の色差測定方法である。 代表的試料に含まれる各成分をクロマトグラ
フによつて分離採取し、それぞれの分離成分の
吸光光度曲線を測定し、これらより各分離成分
の単位量当りの吸光光度曲線を求める。ここで
染着性に関係する補正を行つてもよい。 (i) 標準染料および代表的試料についての各
分離成分の定量値と、の単位量当りの吸光
光度曲線を用いて混色計算を行つて、標準染
料および代表的試料それぞれの混合吸光光度
曲線を求める。この場合において染着性の
補正を行わなかつたときは、ここで行う。 (ii) 標準染料および代表的試料との光学濃度の
比を用いて、()で求めた代表的試料の混
合吸光光度曲線を、標準染料の光学濃度に一
致させた吸光光度曲線とする。つぎに()
で求めた標準試料の混合吸光光度曲線および
標準染料の光学濃度に一致させた代表的試料
の吸光光度曲線を透過率に変換してそれぞれ
の三刺激値X,Y,Zを求め、ついで、等色
差表色系に変換する。この表色系における色
相差および鮮明度差を求めて、標準染料に対
する代表的試料の液色色差を求める。この操
作を、色差成分比率の異なる2個以上、好ま
しくは数個の代表的試料について行う。 また、標準染料と液色色差を求めた代表的試
料を用いて染色を行つて得られた染色物から、
標準染料に対する代表的試料のそれぞれの染色
色差を色相差および鮮明度差として求める。 で求めた液色色差と、で求めた染色色差
から、色相差および鮮明度差について液色と染
色物との色差関係を求める。 標準染料と試料染料を用いて、標準染料に対
する試料染料の液色色差を、と同様の方法に
より、色相差および鮮明度差として計算により
求める。 で求めた試料染料の液色色差との関係か
ら、試料染料の染色色差を予測する。 本発明方法によると、複雑な染色試験を行わな
いで、各分離成分の定量値から染色色差を推定す
ることができる。本発明によれば、次の様な優れ
た効果が得られる。 (1) 染色に関する諸操作の省略により、著しい試
験のスピードアツプ、省工程、省力化、省エネ
ルギーが達成される。 (2) 現状の染色物による色差評価法は、被染物の
種類、形状の違いや、染色法、染色機械の違い
による染色結果の相異、判定する人の個人差が
でやすい視感判定等精度を悪くする要因が多く
あるが、本発明の色差測定法では、これらの要
因が取り除かれるので、著しく精度が向上す
る。 (3) 染料の色差が正確に、かつ迅速に得られるの
で、染料製造工程の管理に広く利用でき、不良
製品の減少、製造時の試験結果の待ち時間の短
縮等、顕著な経済的効果が得られる。 (4) 新しい染料の研究開発段階において、本発明
の技術が幅広く利用でき、研究が促進される。 (5) 染料使用者からの色相変更要望に対して、迅
速な対応ができる。 本発明の方法をフローチヤートで示すと、第1
図および第2図のようになる。第1図は全体の工
程図、第2図は液色色差から染色色差を求める系
統図である。(図中の〜は、前記の各工程に
対応している。) 第2図において、は染料を構成する各成分の
色彩を把握(溶液として把握)するための工程で
ある。は染料を構成する各成分の混色により吸
光光度曲線を求め、それを用いて液色色差を求め
る工程である。 本発明において、クロマトグラフとしては、カ
ラムクロマトグラフ、ペーパークロマトグラフ、
液体クロマトグラフなどがあげられるが、高速液
体クロマトグラフが特に有利である。また、染着
性に関係する補正は、またはの()のいず
れかのところで行うことが必要である。 次に分離手段として液体クロマトグラフイーを
用いた本発明の代表的な方法を、図面に基づいて
更に詳しく説明する。 代表的試料に含まれる各成分を、高速液体ク
ロマトグラフイーによつて分離採取し、それぞ
れの分離成分の吸光光度曲線を測定し、これら
より各分離成分の単位量当りの吸光光度曲線を
求める。 第6図は赤色染料に関するこれらの一例で、
該染料に含まれる各成分を分離した液体クロマ
トグラムである。後記の表2は、該染料に含ま
れる各分離成分に対応する可視スペクトル帯に
おける単位量当りの吸光度である。 次にこれらの単位量当りの吸光度と、標準染
料と代表的試料についての各分離成分の染着性
の補正値(以下染着挙動係数という)、および
各分離成分の定量値を用いて、下記の式(1)に従
つて混色計算を行つて、それぞれの混合吸光度
を求める。(第3図)第3図の1は標準染料、
2は代表的試料である。 これらの計算処理は、コンピユーターで行うこ
とができる。 ここでDST(λ)、DSP(λ)は、それぞれ標準染
料、代表的試料の波長λにおける混合吸光度を表
す。 n分離成分数、Do(λ)は各分離成分の単位吸
光度を示す。Po(st),Po(sp)はそれぞれ標準染料、
代表的試料中の各分離成分含量を主成分含量で除
して、100を乗じた値(以下対主成分比率とい
う)、λは200〜800nm、Soは分離成分の染着挙動
係数を表す。Soは染着性を補正する係数で、ここ
では0又は1を使用する。 つぎに前記方法で求めた吸光光度曲線を下記の
式(2)により、代表的試料の溶液の光学濃度が標準
染料溶液の光学濃度に一致するように変換し、色
の濃さの差によつて生ずる色差成分を除くように
した吸光光度曲線を求める。 (第3図) D′2λ=D2λ×D1λmax/D2λmax (2) ここで、D1λmaxは標準染料1の最大吸光度、
線D2λmaxは代表的試料2の最大吸光度、D′2λ
は標準染料の光学濃度に一致するように調整した
代表的試料の吸光度である。λmaxは最大吸収波
長を意味する。 またこの他に、視感の色の濃さにより良い一致
性をもたせるため、可視波長範囲の吸光度を人間
の色感覚に対応するような重味づけを行つて、全
可視波長範囲について積分したいわゆる色濃度刺
激値を、両者について一致するような調整を行う
方法もある。次にこの方法の一例を述べる。 三つの原色刺激値に対する色濃度刺激値は、
X′,Y′,Z′として下記の式(3)で計算される。 X′=∫PλλDλdλ Y′=∫PλλDλdλ Z′=∫PλλDλdλ (3) SQ=X′+Y′+Z′ (4) ここにおいて、λ、λ、λはスペクトル
三刺激面でJISZ 8728(10゜視野における色のX,
Y,Z系による表示方法)の表1などに規定され
いているもの、あるいは、JISZ 8701(2゜視野にお
ける色のX,Y,Z系による表示方法)の表1な
どに規定されているものを用いても良い。Pλは
標準の光の分光分布であり、染料の色評価に多く
用いられている光源に対応する標準の光のものを
用いる。 通常はD65が用いられている。また、λは、波
長を指している。dλは、積分計算を行う時のス
ペクトル波長間隔で、通常は10または20nmが用
いられる。ここでは20nmを用いる。 SQは全色濃度刺激といわれるもので、これを
標準染料および試料染料について求める。またこ
れの簡便法として、X′,Y′,Z′のうちの最大値
をSQに代用することも可能である。純色に近い
染料では、この方法が良い結果を与えることがあ
る。これより濃度補正を行つて、等しい色濃度に
なるように調整された代表的試料の吸光度D′2λ
は、下記の式(5)により計算される。 D′2λ=D2λ×SQ1/SQ2 (5) ここで、SQ1は、式(4)により求めた標準染料の
所定濃度のSQで、SQ2は、同一濃度による代表
的試料の吸光光度曲線により求めたSQである。 つぎに標準染料の吸光度、および濃度補正を行
つた代表的試料の吸光度を、下記の式(6)により、
第4図に示すように透過率に変換する。 T1λ=1/Exp(D1/0.4343) T2λ=1/Exp(D′2/0.4343) (6) ここで、T1λは標準染料の透過率、T2λは濃
度補正を行つた代表的試料の透過率、D1λは標
準染料の吸光度、D′2λは濃度補正を行つた代表
的試料の吸光度に相当する。 つぎに標準染料および代表的試料の溶液の三刺
激値を、下記の式(7)を用いて求める。 X=K∫PλλTλdλ Y=K∫PλλTλdλ Z=K∫PλλTλdλ (7) K=100∫Pλλdλ (8) ここにおいて、λ、λ、λはスペクトル
三刺激値でJIS28728(10゜視野における色のX,
Y,Z系による表示方法)の表1などに規定され
ているもの、あるいは、JIS28701(2゜視野におけ
る色のX,Y,Z系による表示方法)の表1など
に規定されているものを用いてもよい。Pλは標
準の光の分光分布であり、染料の色評価に多く用
いられている光源に対応する標準の光のものを用
いる。通常はD65が用いられている。Tλは標準染
料または代表的試料の透過率である。またλは、
波長を指している。dλは積分計算を行うときの
スペクトル波長間隔で、通常は10または20nmが
用いられる。ここでは20nmを用いる。 ここで得られたX,Y,Zは、λmaxの吸光度
を一致させているので、標準染料と代表的試料と
の濃度をそろえたときの色の表示値に相当する。 ついでこれらの等色差性表色系、例えばCIEが
1976年に推奨したCIE1976(L*a*b*)表色系に変
換する。 L*=116(Y/Y01/3−16 a*=500[(X/X01/3−(Y/Y01/3〕 b*=200[(Y/Y01/3−(Z/Z01/3〕 (9) ここにおいて、標準の光D65(10゜視野)の場合 X0=94.811 Y0=100.0 Z0=107.334 となる。 次にこの表色系より、標準染料に対する代表的
試料の液色色差を求めるのであるが、この表色系
における色相差と鮮明度差の関係は第5図の通り
である。 第5図でP1は標準染料の色度点、P2は代表的
試料の濃度補正をした色度点である。P3は原点
(無採色)とP2を結ぶ直線、すなわち等色相線と
P1より下した垂線との交点である。ここでP1と
P3の距離(ΔEH)は色差の中の色相差成分に相
当し、P2とP3の距離(ΔEBr)は色差の中の鮮明
度差成分に相当する。なおP2は標準染料に対し
て、色濃度が一致するように調整した代表的試料
の色度点であるから、濃度差に関係する色差はゼ
ロになつているので、上記2つの色差は色相差、
鮮明度差を表すものである。ここでL*は、原点
(無彩色)においてa*b*平面に垂直な座標軸とな
る。 これより色差は、近似的に下記の式(10)で求めら
れる。 ここでΔEは2色間の色差、ΔEHは色相差、
ΔEBrは鮮明度を表す。 これを、色素成分比率の異なる2つ以上、好ま
しくは数個の代表的試料について行い、それぞれ
の液色色差を求める。 また、従来行われている方法で、標準染料お
よび前記と同じ代表的試料を用いてそれぞれ染
色を行い、得られた染色物の標準染料に対する
代表的試料の染色色差を、色相差および鮮明度
差として、染色色差をそれぞれ求める。 つぎにこれらを用いて、液色色差と鮮明度差
との関係を統計的方法により、たとえば、回帰
直線を求める。(第7図) 標準染料と試料染料の液色色差を、の方法
と全く同様にして求める。 の関係式を用いて、で求めた試料染料の
液色色差から、染色結果の色差を、色相差、鮮
明度差として予測することができる。 つぎに実施例によつて、本発明を説明する。文
中、部は重量部を表す。 実施例 1 〔代表的試料の液色色差の測定〕 (i) カラーインデツクスNo.(C.I.No.)リアクチブ
レツド 111において、高速液体クロマトグ
ラフを用いて、該染料に含まれる各分離成分
を、下記の分離条件で分離する。該染料の注入
溶液は、該染料0.12部を水で溶解し、合計100
部に調製したものを用いる。 <高速液体クロマトグラフ分離条件> カラム:リクロゾルブRP18〔(株)住化分析センタ
ー社製〕 移動相:A液 0.05%DBAP/水 B液 0.05%DBAP/メタノール 溶離法:グラジエント法 B液濃度30%から開始い、20分後に40%,更
に20分後に100%とする。 流量:1ml/分 検出波長:512nm 注入量:5μ 上記の分離条件で分離された各成分の含有率を
【表】
【表】
【表】
【表】 第6図の液体クロマトグラムで、成分No.は不
染着成分であるので、染色挙動係数S9は0とし、
その他の成分は1.0としておく。 つづいて、標準染料と代表的試料(2個以上)
について、上記の分離条件に従つて、各分離成分
の定量を行う。これにより求めた標準染料および
代表的試料の各分離成分の対主成分比率Pn(表
3)を用いて、前記の式(1)に従つて混色計算を行
い、それぞれの混合吸光度を求める(表4)。 つぎに式(2)を用いて、代表的試料の光学濃度が
標準染料の光学濃度に一致させた吸光度を求める
(表4)。 ついで標準染料の吸光度、および濃度補正をし
た代表的試料の吸光度を、式(6)を用いて透過率に
変換する(表5)。
【表】
【表】
【表】
〔代表的試料の染色色差の測定〕
標準染料0.2部、および上記と同じ代表的試料
を、標準と等しい濃度が得られる量0.15部(用い
る代表的試料によつて異なる)を、それぞれ50部
の水に溶解した後、ダツクアルギンNSPM(鴨川
化成社製アルギン酸ソーダ)0.5部、m−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ソーダ5部、炭酸水素ナトリ
ウム2部を加えて総量100部のパジング液を調製
する。つぎに綿布を浸漬しパジング液を均一に付
与させた後乾燥し、スチーマにて100℃で5分間
蒸熱を行う。その後、水洗、ソーピング、乾燥を
行つて得られた染色物の標準染料に対する代表的
試料の染色色差を、色相差および鮮明度差とし
て、染色色差をそれぞれ求める。 〔代表的試料の染色色差と液色色差との関係の決
定〕 これらの染色色差および液色色差を用いて、回
帰分析を行い、代表的試料の液色色差に対する染
色色差の関係を回帰直線として求める。(第7図) 〔試料染料の液色色差の測定〕 上記記載の方法と同様にして、標準染料に対す
る試料染料の液色色差を色相差、鮮明度差とし
て、液色色差を求める。 〔試料染料の染色色差の予測〕 先に求めた試料染料の液色色差を用いて、回帰
直線より染色結果の予測値を求めた。結果を試料
染料を実際に染色して得られた結果とともに表6
に記載する。
【表】 上記と同様にして、別の試料染料(1−2)〜
(1−6)を用いて染色予測値を求めた結果を、
実際の染色結果と対比させて表7に示す。
【表】
【表】 以上の実験結果のように、上記方法によつて求
めた染色結果の予測値(染色予測値)は、実際に
染色して得られた値(染色結果)と非常に良い一
致を示した。 実施例 2 〔代表的試料の液色色差の測定〕 (i) カラーインデツクスNo.(C.I.No.)デイスパー
ズ ブルー 301において、高速液体クロマト
グラフを用いて、該染料に含まれる各分離成分
を、下記の分離条件で分離する。該染料の注入
溶液は、該染料0.12部にアセトニトリルを加え
て溶解し、合計100部に調製したものを用いる。 <高速液体クロマトグラフ分離条件> カラム:リクロゾルブRP18〔(株)住化分析センタ
ー社製〕 移動相:A液 水 B液 アセトニトリル 溶離法:グラジエント法 B液濃度60%から開始し、20分後に70%,更
に15分後に100%とする。 流量:1ml/分 検出波長:592nm 注入量:5μ 上記の分離条件で分離された各成分の含有率を
面積百分率で定量し、各分離成分の対主成分比率
を計算により求める。 (表−8) つぎに第9図に示すようなラピツドスキヤン型
分光光計計を用いて、分離されたそれぞれの成分
の可視スペクトル帯における吸光光度曲線を測定
し、これらをその成分の対主成分比率で除した値
として、吸光光度曲線(以下単位吸光度という)
を求める。表9はこのようにして求めた各成分の
単位吸光度Dnλである。(間隔は20nm)
【表】
【表】
【表】
【表】 一方、該染料0.2部を水300部内にポリエステル
スパン糸10部と共に加え、加圧下130℃で60分間
染色する。染色後湯洗し、更に還元洗浄し乾燥を
行つて得られた染色物1部とクロルベンゼン50部
を用いて、通常の抽出操作を行い、この抽出液を
用いて、上記の液体クロマトグラフ分離条件で、
この抽出液に含まれる各成分を分離定量して、染
着している成分を選定する。すなわち第8図の液
体クロマトグラムにおいて、成分No.、、、
は不染着成分であり、染着挙動係数S1,S2
S3,S7を0とし、その他の成分は1.0としておく。 つづいて標準染料と代表的試料(2個以上)に
ついて、上記の分離条件に従つて、各分離成分の
定量を行う。これより求めた標準染料および代表
的試料の各分離成分の対主成分比率Pn(表10)を
用いて、前記の式(1)に従つて混色計算を分い、そ
れぞれの混合吸光度を求める。(表11)
【表】
【表】 つづいてこれらの吸光度を用いて式(3)により、
標準染料と代表的試料の色濃度刺激値X′,Y′,
Z′、および式(4)を用いて全色濃度刺激値SQを求
める。 標準染料の色濃度刺激値X′,Y′,Z′、および
全色濃度刺激値SQは、 X′=86.75 Y′=90.18 Z′=26.37 SQ=203.30 である。 代表的試料の色濃度刺激値X′,Y′,Z′、およ
び全色濃度刺激値はSQは、 X′=86.62 Y′=90.07 Z′=26.39 SQ=203.08 である。 つぎにこのSQ値を用いて、式(5)により、標準
染料と等しい色濃度になるように調整された代表
的試料の吸光度を求める(表11)。 ついで標準染料の吸光度、および濃度補正した
代表的試料の吸光度を、式(6)を用いて透過率に変
換する(表12)。
〔代表的試料の染色色差の測定〕
標準染料0.2部、および上記と同じ代表的試料
を、標準染料と等しい濃度が得られる量0.16部
(用いる代表的試料によつて異なる)を、それぞ
れ水300部内にポリエステルスパン糸10部と共に
加え、加圧下130℃で60分間染色する。染色後湯
洗、還元洗浄、湯染、乾燥を行つて得られた染色
物の標準染料に対する代表的試料の染色色差を、
色相差および鮮明度差として、染色色差をそれぞ
れ求める。 〔代表的試料の染色色差と液色色差との関係の決
定〕 これらの染色色差および液色色差を用いて回帰
分析を行い、代表的試料の液色色差に対する染色
色差の関係を回帰直線として求める。 関係式、染色色相差=1.35×(液色色相差)、染
色鮮明度差=−0.98×(液色鮮明度差)+0.22が得
られる。 〔試料染料の液色色差の測定〕 上記記載の方法と同様にして、標準染料に対す
る試料染料の液色色差を色相差鮮明度差として、
液色色差をそれぞれ求める。 〔試料染料の染色色差の予測〕 先に求めた試料染料の液色色差を用いて、回帰
直線より染色結果の予測値を求めた。結果を試料
染料を実際に染色して得られた結果とともに表13
に記載する。
【表】 上記と同様にして、別の試料染料(2−2)〜
(2−7)を用いて染色予測値を求めた結果を、
実際の染色結果と対比させて表14に示す。
【表】 以上の実験結果のように、上記方法によつて求
めた染色結果の予測値(染色予測値)は、実際に
染色して得られた値(染色結果)と非常に良い一
致を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の全体工程図、第2図
は、液色色差を求める方法の工程図である。第3
図は、染料の吸光光度曲線、第4図は、染料の透
過率曲線、第5図は、CIE1976L*a*b*表色系の
色度図である。第6図と第8図は、染料の液体ク
ロマトグラム、第7図は、液色色差と染色色差と
の関係および関係式である。第9図は、ラピツド
スキヤン型分光光度計による吸光度測定システム
構造図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 染料の色彩特性を試験して、標準染料に対す
    る試料染料の色差を測定するに当り、あらかじめ
    、、、の方法により、標準染料と2個以
    上の代表的試料から標準染料に対する代表的試料
    の液色色差と染色色差との関係を求め、これを用
    いてで求めた標準染料に対する試料染料の液色
    色差から、により染色色差を予測することを特
    徴とする染料の色差測定方法。 代表的試料に含まれる各成分をクロマトグラ
    フによつて分離採取し、それぞれの分離成分の
    吸光光度曲線を測定し、これらより各分離成分
    の単位量当りの吸光光度曲線を求める。ここで
    染着性に関係する補正を行つてもよい。 (i) 標準染料および代表的試料についての各
    分離成分の定量値と、の単位量当りの吸光
    光度曲線を用いて混色計算を行つて、標準染
    料および代表的試料それぞれの混合吸光光度
    曲線を求める。この場合において染着性の
    補正を行わなかつたときは、ここで行う。 (ii) 標準染料および代表的試料の光学濃度の比
    を用いて、()で求めた代表的試料の混合
    吸光光度曲線を、標準染料の光学濃度に一致
    させた吸光光度曲線とする。つぎに()で
    求めた標準染料の混合吸光光度曲線および標
    準染料の吸光光度曲線および標準染料の光学
    濃度に一致させた代表的試料の吸光光度曲線
    を透過率に変換してそれぞれの三刺激値X,
    Y,Zを求め、ついで、等色差表色系に変換
    する。この表色系における色相差および鮮明
    度差を求めて、標準染料に対する代表的試料
    の液色色差を求める。この操作を、色素成分
    比率の異なる2個以上の代表的試料について
    行う。 また、標準染料と液色色差を求めた代表的試
    料を用いて染色を行つて得られた染色物から、
    標準染料に対する代表的試料のそれぞれの染色
    色差を色相差および鮮明度差として求める。 で求めた液色色差と、で求めた染色色差
    から、色相差および鮮明度差について液色と染
    色物との色差関係を求める。 標準染料と試料染料を用いて、標準染料に対
    する試料染料の液色色差を、と同様の方法に
    より、色相差および鮮明度差として計算により
    求める。 で求めた試料染料の液色色差との関係か
    ら、試料染料の染色色差を予測する。 2 染料中に含まれる各成分の分離手段として、
    高速液体クロマトグラフイーを用いる特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。
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