JPH0566522B2 - - Google Patents
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- JPH0566522B2 JPH0566522B2 JP22771984A JP22771984A JPH0566522B2 JP H0566522 B2 JPH0566522 B2 JP H0566522B2 JP 22771984 A JP22771984 A JP 22771984A JP 22771984 A JP22771984 A JP 22771984A JP H0566522 B2 JPH0566522 B2 JP H0566522B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B11/00—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
- G01B11/22—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring depth
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体基板上の微細な凹凸溝の深さ
を測定する微細パターン深さ測定に関するもので
ある。
を測定する微細パターン深さ測定に関するもので
ある。
半導体デバイスは高集積化を達成するため、従
来の平面的素子構造から立体的素子構造へ転換が
行われている。そのため例えば、エツチング等の
加工手段によりシリコン基板に深さ3〜5μmの
穴をあけたり、1〜約2μm幅の溝を作る技術が
必要とされるが、従来の技術では非接触の深さ測
定が困難であつた。
来の平面的素子構造から立体的素子構造へ転換が
行われている。そのため例えば、エツチング等の
加工手段によりシリコン基板に深さ3〜5μmの
穴をあけたり、1〜約2μm幅の溝を作る技術が
必要とされるが、従来の技術では非接触の深さ測
定が困難であつた。
ビデオデイスク等の凹凸パターンの深さを測定
する一手段として光干渉法を利用する方法がある
(特開昭54−17872号公報)。これは入射光の波長
を変化させつつ非接触でパターンの深さを測定す
る方法であるが、本発明の利用分野であるエツチ
ングによる穴や溝の深さを測定することはできな
い。なぜなら穴や溝等の凹部の面積が被加工面に
比べて非常に小さいため、凹部から反射する光量
が上記測定方法により検出できる程度に大きくな
いからである。即ち、凹部からの反射光と被加工
面からの反射光との干渉光強度変化の幅(コント
ラスト)が小さくなり干渉光を検知できないこと
に起因する。
する一手段として光干渉法を利用する方法がある
(特開昭54−17872号公報)。これは入射光の波長
を変化させつつ非接触でパターンの深さを測定す
る方法であるが、本発明の利用分野であるエツチ
ングによる穴や溝の深さを測定することはできな
い。なぜなら穴や溝等の凹部の面積が被加工面に
比べて非常に小さいため、凹部から反射する光量
が上記測定方法により検出できる程度に大きくな
いからである。即ち、凹部からの反射光と被加工
面からの反射光との干渉光強度変化の幅(コント
ラスト)が小さくなり干渉光を検知できないこと
に起因する。
また、Solid State Science &
Technology1973年5月号「Optical Monitoring
of the Etching of SiO2 and SiN4 on Si by
the Use of Grating Test Patern」(H.P.
Kleinknecht & H.Meier)には、回折光を利
用した水平干渉法によりエツチング中の深さを測
定する技術が紹介されている。
Technology1973年5月号「Optical Monitoring
of the Etching of SiO2 and SiN4 on Si by
the Use of Grating Test Patern」(H.P.
Kleinknecht & H.Meier)には、回折光を利
用した水平干渉法によりエツチング中の深さを測
定する技術が紹介されている。
しかし前記文献の方法は、He−Neレーザを用
い単一の波長を照射して、エツチング中に深さが
変わつていくことによる干渉光強度変化を検出し
ているため、エツチング後、深さを測定するとい
う処理過程に適さない。
い単一の波長を照射して、エツチング中に深さが
変わつていくことによる干渉光強度変化を検出し
ているため、エツチング後、深さを測定するとい
う処理過程に適さない。
本発明の目的は、干渉光の強度を確保し、検出
に用いる光の波長を変化させることによつて微細
な溝の深さを正確に測定できる、微細パターン溝
深さ測定方法及びその装置を提供することにあ
る。
に用いる光の波長を変化させることによつて微細
な溝の深さを正確に測定できる、微細パターン溝
深さ測定方法及びその装置を提供することにあ
る。
干渉光強度変化(コントラスト)を大きくする
ために、凹部と凸部でそれぞれ反射する光量を同
程度にして検出する構成とする。具体的には、フ
ラウンホーフアー領域の回折現象及びBabinet
(バビネ)の原理に着目し、0次回折光以外の高
次回折光では凹部と凸部とでそれぞれ反射する光
量が同程度になることを見出し、特定の高次回折
光を検出する構成としている。
ために、凹部と凸部でそれぞれ反射する光量を同
程度にして検出する構成とする。具体的には、フ
ラウンホーフアー領域の回折現象及びBabinet
(バビネ)の原理に着目し、0次回折光以外の高
次回折光では凹部と凸部とでそれぞれ反射する光
量が同程度になることを見出し、特定の高次回折
光を検出する構成としている。
(1) Babinetの原理について
本発明は『2つの相補的な図形(白、黒の反転
した図形)によるフラウンホーフア領域の回折像
は、中央の1点(0次回折像)を除いた点で、そ
れぞの光強度が等しく位相がπずれている』(バ
ビネの原理:物理学大系、光学、みすゞ書房)
なる性質を利用している。
した図形)によるフラウンホーフア領域の回折像
は、中央の1点(0次回折像)を除いた点で、そ
れぞの光強度が等しく位相がπずれている』(バ
ビネの原理:物理学大系、光学、みすゞ書房)
なる性質を利用している。
第9図に示すようなエツチング後の半導体基板
上のパターンに光を照射する場合を考える。この
パターンでは、a〔μm〕×a〔μm〕の開口、深
さh〔μm〕の穴がピツチl〔μm〕で連続して並
んでいる。ここで穴部面積、穴以外の面積はそれ
ぞれ、b,sとする。
上のパターンに光を照射する場合を考える。この
パターンでは、a〔μm〕×a〔μm〕の開口、深
さh〔μm〕の穴がピツチl〔μm〕で連続して並
んでいる。ここで穴部面積、穴以外の面積はそれ
ぞれ、b,sとする。
このパターンに広い範囲で垂直に光を照射した
場合、その反射光は表面の規則性により第10図
のような回折像を形成する。
場合、その反射光は表面の規則性により第10図
のような回折像を形成する。
この回折像の中央の像を0次とし外側に1次、
2次、…、n次回折像と呼びそれぞれの光強度を
I1,I2,…,Inと表記する。Inは穴の底で反射し
穴開口で回折する光と、穴以外の部分で反射して
回折する光との干渉光強度であり、干渉を生じる
2つの光強度をそれぞれIb n,Is nと表記する。ま
た穴に入つた光は減衰し、α倍になり穴から射出
するものとする(α<1)。
2次、…、n次回折像と呼びそれぞれの光強度を
I1,I2,…,Inと表記する。Inは穴の底で反射し
穴開口で回折する光と、穴以外の部分で反射して
回折する光との干渉光強度であり、干渉を生じる
2つの光強度をそれぞれIb n,Is nと表記する。ま
た穴に入つた光は減衰し、α倍になり穴から射出
するものとする(α<1)。
このようなモデルでは、穴開口と穴以外の部分
は、将にバビネの原理に従う相補的な図形であ
る。
は、将にバビネの原理に従う相補的な図形であ
る。
もちろん実際には、穴に入り穴の底で反射し穴
から出ようとする際の光の波面は乱れていて穴に
入射する際の光の波面とは同一でないから完全に
相補的な図形とは言えないが、近似的に相補的な
図形と考えて良い。そこで次式が成立する。
から出ようとする際の光の波面は乱れていて穴に
入射する際の光の波面とは同一でないから完全に
相補的な図形とは言えないが、近似的に相補的な
図形と考えて良い。そこで次式が成立する。
αIn s=In b ……(1)
また穴部とそれ以外の面積比から
I0 bとI0 sについては、フレネルーキルヒホツフの
式をフラウンホーフア近似した式で、 xi→0,yi→0の極限をとり次式が成り立つ。
式をフラウンホーフア近似した式で、 xi→0,yi→0の極限をとり次式が成り立つ。
I0=|
lim
xi→0
xi→0
yi→0 u(xi,yi)|2=|(1/jλZi)exp(jkZi
)+∞ ∬-∞ g(x0,y0)dx0dy0|2 ……(3) ここで、g(x0,y0),u(xi,yi)はそれぞれ開
口面、回折像面上の点(x0,y0),(xi,yi)での
光強度分布、jは虚数単位、kは波数ベクトル
(2π/λ)である。
)+∞ ∬-∞ g(x0,y0)dx0dy0|2 ……(3) ここで、g(x0,y0),u(xi,yi)はそれぞれ開
口面、回折像面上の点(x0,y0),(xi,yi)での
光強度分布、jは虚数単位、kは波数ベクトル
(2π/λ)である。
2重積分の部分は、g(xi,yi)=1、すなわち
均一な光強度分布を持つ開口の面積を示すから、
I0は開口部面積の2乗に比例する。従つて、 I0/s/I0/b=s2/αb2 ……(4) 以上の(1)、(2)、(4)式から s2/I0/s=αb2/I0/b=sb/ΣI0/s=αsb/ΣIn
/b……(5) sb/In/s=αsb/In/b ……(6) 式(5)、(6)より、In sとI0 bの干渉による光強度I0,
In sとIn bの干渉による光強度が求められる。
均一な光強度分布を持つ開口の面積を示すから、
I0は開口部面積の2乗に比例する。従つて、 I0/s/I0/b=s2/αb2 ……(4) 以上の(1)、(2)、(4)式から s2/I0/s=αb2/I0/b=sb/ΣI0/s=αsb/ΣIn
/b……(5) sb/In/s=αsb/In/b ……(6) 式(5)、(6)より、In sとI0 bの干渉による光強度I0,
In sとIn bの干渉による光強度が求められる。
I0=s2+αb2+2√sbcos(4πh/λ) ……(7)
In=(1+α)sb−2√sbcos(4πh/λ)
……(8) 式(7)、(8)よりI0,Inの強度変化のコントラスト
C0,Coを求めると、 C0=2√α・sb/s2+αb2 ……(9) Cn=2√α/1+α ……(10) となる。b/s=0.01,α=0.5を式(9)、(10)に代
入すると、 C0=0.014,Cn=0.943 となり、0次回折光ではコントラストが1%しか
得られない時に、n次回折光では94%と高いコン
トラストが得られることがわかる。従つてn次回
折光の強度変化を検出することで深さが測定でき
る。
……(8) 式(7)、(8)よりI0,Inの強度変化のコントラスト
C0,Coを求めると、 C0=2√α・sb/s2+αb2 ……(9) Cn=2√α/1+α ……(10) となる。b/s=0.01,α=0.5を式(9)、(10)に代
入すると、 C0=0.014,Cn=0.943 となり、0次回折光ではコントラストが1%しか
得られない時に、n次回折光では94%と高いコン
トラストが得られることがわかる。従つてn次回
折光の強度変化を検出することで深さが測定でき
る。
(2) パターンへの応用について
次に、表面に別のパターンが配設されバビネの
原理で説明できない場合の測定原理を示す(第1
3図)。
原理で説明できない場合の測定原理を示す(第1
3図)。
一般に、スリツト数がN、幅dなる多スリツト
の回折像を考えることに本測定原理は帰着され
る。この場合の光強度は第11図曲線1のように
なり、次式(1)に従う。
の回折像を考えることに本測定原理は帰着され
る。この場合の光強度は第11図曲線1のように
なり、次式(1)に従う。
I=I0・〔sinπl/λb(2N+1)x/sin(
πl/λbx)〕2・〔sin(πdx/λb)/πdx/λb〕2
……(11) ここでI0は回折像の中心強度、lはスリツトの
ピツチ、λは光の波長、bはスリツトから回折像
面までの距離、xは像平面上の位置であり回折像
中心からの距離である。
πl/λbx)〕2・〔sin(πdx/λb)/πdx/λb〕2
……(11) ここでI0は回折像の中心強度、lはスリツトの
ピツチ、λは光の波長、bはスリツトから回折像
面までの距離、xは像平面上の位置であり回折像
中心からの距離である。
包絡線2(第11図)は、幅dなる単スリツト
の回折像の強度分布であるが、式(11)から包絡線2
が0になるのは次式(12)が成立する時である。
の回折像の強度分布であるが、式(11)から包絡線2
が0になるのは次式(12)が成立する時である。
sinθ=x/b=mλ/d ……(12)
またNが十分大きい時は、多重干渉により鋭い
ピークが現れるが、そのピークの位置は次式(13)に
従う。
ピークが現れるが、そのピークの位置は次式(13)に
従う。
sinθ=x/b=mλ/l ……(13)
式(12)及び式(13)でmは整数、θは方向を示す角度
である。
である。
従つて幅の異なるスリツトの回折パターンは第
12図、曲線3及び曲線4のごとき形状になる。
この時、x軸と各曲線との間の面積は、それぞれ
の光の光量を示す。
12図、曲線3及び曲線4のごとき形状になる。
この時、x軸と各曲線との間の面積は、それぞれ
の光の光量を示す。
式(11)からわかるように、曲線4を形成するスリ
ツトの方が幅が小さく、光量は小さいということ
になる。ところが点5の位置では、2つの光束の
光量は同程度となつている。あるいは領域6で
は、曲線4を形成する光束の光量が大きくなつて
いる。
ツトの方が幅が小さく、光量は小さいということ
になる。ところが点5の位置では、2つの光束の
光量は同程度となつている。あるいは領域6で
は、曲線4を形成する光束の光量が大きくなつて
いる。
ここで第13図に示したパターンの回折像につ
いて考える。
いて考える。
x方向の回折光8,9に着目すると、幅dx1,
dx2,dx3ともに同程度の大きさになつているた
め、各パターンからの回折増は同じ形状をしてい
る。さらに穴の面積に比べ、穴のない部分の面積
が大きいため(穴のない方の長さdy3が長い)、穴
底から反射してくる光8の回折像は第14図曲線
12のように表面から反射してくる光9の回折像
曲線13に比べ全体に小さくなるため、干渉のコ
ントラストは小さくなり、測定は難しい。
dx2,dx3ともに同程度の大きさになつているた
め、各パターンからの回折増は同じ形状をしてい
る。さらに穴の面積に比べ、穴のない部分の面積
が大きいため(穴のない方の長さdy3が長い)、穴
底から反射してくる光8の回折像は第14図曲線
12のように表面から反射してくる光9の回折像
曲線13に比べ全体に小さくなるため、干渉のコ
ントラストは小さくなり、測定は難しい。
これに対しy方向の回折は、dy1≒dy2であるの
にdy3は大きい(第13図)。また領域14はy方
向の回折光を持たない。従つて第15図のように
dy3による回折光11(第13図)の曲線15が、
dy2による回折光10(第13図)の曲線16よ
り小さくなる次数が存在する。
にdy3は大きい(第13図)。また領域14はy方
向の回折光を持たない。従つて第15図のように
dy3による回折光11(第13図)の曲線15が、
dy2による回折光10(第13図)の曲線16よ
り小さくなる次数が存在する。
dy1=dy2=1〔μm〕,dy3=5〔μm〕の時を計算
してみると、式12及び式13よりm=3及びm
=5(3次回折光及び5次回折光)を検出すれば、
コントラストの大きい検出が行える。
してみると、式12及び式13よりm=3及びm
=5(3次回折光及び5次回折光)を検出すれば、
コントラストの大きい検出が行える。
即ち、第13図に示した表面パターンを有する
場合は、y方向の回折光のうち3次、5次のもの
を検出しなければならないことになる。
場合は、y方向の回折光のうち3次、5次のもの
を検出しなければならないことになる。
さらに複雑なパターンの場合、表面のパターン
から類推できず、全ての回折像を検出し、強度変
化の生じるものを選び出さねばならないこともあ
る。
から類推できず、全ての回折像を検出し、強度変
化の生じるものを選び出さねばならないこともあ
る。
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図、第
16図及び第17図により説明する。
16図及び第17図により説明する。
(1) 構成
本発明は、
光源17、レンズ19,20,21、球面鏡1
8、光源22から成る光源部23、 ミラー24,25、ハーフミラー28、対物レ
ンズ26、レンズ系27、He−Neレーザ29か
ら成るレーザ光源部30、 ミラー31,32、スリツト34,35、凹面
回折格子33、ステツピングモータ36から成る
モノクロメータ部37、 レンズ40、ハーフミラー39、ミラー38、
光検出器45、光検出器41,42、スリツト4
3,44、採光開口46、ステツピングモータ5
2から成る光検出部47、 オリフラ合せ治具48、ウエハ載置台49が設
けられたXYステージ50を主要部とするウエハ
位置決定部59、 アナログデジタル変換器51、モータ制御系5
3、CRT55、マイクロコンピユータ54、プ
リンタ57、7セグメント表示器56から成る制
御演算出力部58より構成される。
8、光源22から成る光源部23、 ミラー24,25、ハーフミラー28、対物レ
ンズ26、レンズ系27、He−Neレーザ29か
ら成るレーザ光源部30、 ミラー31,32、スリツト34,35、凹面
回折格子33、ステツピングモータ36から成る
モノクロメータ部37、 レンズ40、ハーフミラー39、ミラー38、
光検出器45、光検出器41,42、スリツト4
3,44、採光開口46、ステツピングモータ5
2から成る光検出部47、 オリフラ合せ治具48、ウエハ載置台49が設
けられたXYステージ50を主要部とするウエハ
位置決定部59、 アナログデジタル変換器51、モータ制御系5
3、CRT55、マイクロコンピユータ54、プ
リンタ57、7セグメント表示器56から成る制
御演算出力部58より構成される。
光源部23は、光源17からの光を効率良くモ
ノクロメータ部37のスリツト34に入射するよ
うに、レンズ19,20,21および球面鏡18
が設けられ、光源17は輝度の高いキセノンラン
プが用いられる。さらに光源17は波長300〜
800nmの光を多く含む必要がありキセノンランプ
が適している。しかし、光源17はキセノンラン
プに限らず、さらに短波長領域の光を多く含む水
銀ランプ、あるいはハロゲンランプでも良い。ま
た、レンズ系のかわりに、惰円ミラーで光を集め
てスリツトに入射させても良い。
ノクロメータ部37のスリツト34に入射するよ
うに、レンズ19,20,21および球面鏡18
が設けられ、光源17は輝度の高いキセノンラン
プが用いられる。さらに光源17は波長300〜
800nmの光を多く含む必要がありキセノンランプ
が適している。しかし、光源17はキセノンラン
プに限らず、さらに短波長領域の光を多く含む水
銀ランプ、あるいはハロゲンランプでも良い。ま
た、レンズ系のかわりに、惰円ミラーで光を集め
てスリツトに入射させても良い。
ここで光源の使用波長の選択について説明す
る。
る。
回折格子のピツチをl波長をλ、回折光の回折
角をθとすると、 sinθ=nλ/l ……(14)′ ここで、回折光が存在するということは、n≧
1なるnが存在することである。sinθ≦1より、
n=1が存在するのは次式が成り立つ時である。
角をθとすると、 sinθ=nλ/l ……(14)′ ここで、回折光が存在するということは、n≧
1なるnが存在することである。sinθ≦1より、
n=1が存在するのは次式が成り立つ時である。
λ<l ……(14)″
従つて、光源の波長λは、回折格子のピツチl
より短い必要がある。
より短い必要がある。
また、第13図に示したようなパタンの測定の
場合、幅の広い回折図形からの回折像の光強度が
0になる方向が存在する必要があるため、式(12)よ
り次式が成り立つ必要がある。
場合、幅の広い回折図形からの回折像の光強度が
0になる方向が存在する必要があるため、式(12)よ
り次式が成り立つ必要がある。
λ<d ……(12)′
以上より、測定対象パタンの幅、ピツチを考え
て、使用波長を決める必要がある。本実施例で
は、線幅1〜3μmピツチ数μmの測定対象を考え、
300〜800nmの波長の光を用いる。
て、使用波長を決める必要がある。本実施例で
は、線幅1〜3μmピツチ数μmの測定対象を考え、
300〜800nmの波長の光を用いる。
レーザ光源部30は、径0.4〜2mm程度のレー
ザビームを、対物レンズ26で広がる光に変え、
ハーフミラー28を通し、レンズ27でモノクロ
メータ部37のスリツト34に集光する。この結
果、スリツト34に入射するレーザ光束は光源部
23で作られる光束と同じ形状になる。
ザビームを、対物レンズ26で広がる光に変え、
ハーフミラー28を通し、レンズ27でモノクロ
メータ部37のスリツト34に集光する。この結
果、スリツト34に入射するレーザ光束は光源部
23で作られる光束と同じ形状になる。
またハーフミラー28は、透過対反射比を9:
1程度にし光源部23からの光を保存している。
1程度にし光源部23からの光を保存している。
分光部37で、スリツト34から入射した光
は、ミラー31を通して凹面回折格子33により
回折する。このうち1次回折光が、ミラー32を
通してスリツト35に達する。この時、波長によ
り回折角が異なるため、凹面回折格子33を、ス
テツピングモータ36で回転させることでスリツ
ト35から特定の範囲の波長の光をとり出せる。
は、ミラー31を通して凹面回折格子33により
回折する。このうち1次回折光が、ミラー32を
通してスリツト35に達する。この時、波長によ
り回折角が異なるため、凹面回折格子33を、ス
テツピングモータ36で回転させることでスリツ
ト35から特定の範囲の波長の光をとり出せる。
光検出部47で、レンズ40は、スリツト35
の実像をハーフミラー39、基板60の測定面6
1、ミラー38を通して、光検出器41前面に設
けたスリツト44上に結像する。ハーフミラー3
9は、測定面61で反射した光を光検出器42前
面に設けたスリツト43上に導く。ミラー38
は、減速器付のステツピングモータ52で軸62
を中心に回転する。この回転角を決めることで、
測定面61から任意の角度で回折する光を、定位
置に置かれている光検出器44に導く。
の実像をハーフミラー39、基板60の測定面6
1、ミラー38を通して、光検出器41前面に設
けたスリツト44上に結像する。ハーフミラー3
9は、測定面61で反射した光を光検出器42前
面に設けたスリツト43上に導く。ミラー38
は、減速器付のステツピングモータ52で軸62
を中心に回転する。この回転角を決めることで、
測定面61から任意の角度で回折する光を、定位
置に置かれている光検出器44に導く。
本実施例では測定面に光を垂直に照射してい
る。これは、測定面上の凹部に入りこんだ光が凹
部の壁面に当たり反射することなどがなく直接凹
部底面にとどくことが望ましいためである。
る。これは、測定面上の凹部に入りこんだ光が凹
部の壁面に当たり反射することなどがなく直接凹
部底面にとどくことが望ましいためである。
したがつて、凹部深さをh、開口部寸法をaと
した時、入射光θは以下の式を満たすことが望ま
しい。
した時、入射光θは以下の式を満たすことが望ま
しい。
sinθ<a/2h
しかしながら、入射光θが予めわかつていて壁
面で反射しながらも、底面からの反射光がもどつ
てくる場合、θによる補正を加えれば深さhの測
定は可能である。
面で反射しながらも、底面からの反射光がもどつ
てくる場合、θによる補正を加えれば深さhの測
定は可能である。
また、aが十分小さく、凹部を光が単一モード
で伝播する場合は、θによる補正をかけずに深さ
hの測定が可能となる。従つてθは必ずしも直角
に限定する必要はない。
で伝播する場合は、θによる補正をかけずに深さ
hの測定が可能となる。従つてθは必ずしも直角
に限定する必要はない。
ここで、ミラー38、測定点61、光検出器4
1は、第2図に示すように同一円周63上におか
れている。さらに、ミラー38の回転軸62は測
定点と光検出器を結ぶ線分の垂直2等分線上にあ
る。
1は、第2図に示すように同一円周63上におか
れている。さらに、ミラー38の回転軸62は測
定点と光検出器を結ぶ線分の垂直2等分線上にあ
る。
このような位置関係により、任意の回折角θで
回折してくる光を、固定されている光検出器41
の受光面上に反射させるためのミラーの角度制御
が容易になる。すなわち、この場合、光の回折角
θ1と、ミラーの回転角θ2が必ず一致するからであ
る。
回折してくる光を、固定されている光検出器41
の受光面上に反射させるためのミラーの角度制御
が容易になる。すなわち、この場合、光の回折角
θ1と、ミラーの回転角θ2が必ず一致するからであ
る。
光源部23から出た光は分光部37で幅Δλを
持つ単色光として基板60に照射される。照射さ
れた光は、次式(14)に従う方向に離散的に回折す
る。
持つ単色光として基板60に照射される。照射さ
れた光は、次式(14)に従う方向に離散的に回折す
る。
θ=sin-1(mλ/l) ……(14)
この時、光検出面で、となり合う回折光が相互
に干渉してはならない場合がある。バビネの原理
が適用できる場合にはさしつかえない。
に干渉してはならない場合がある。バビネの原理
が適用できる場合にはさしつかえない。
そこで測定点から検出面までの光路長をLと
し、検出面での光束の幅をdlとした時、次式が成
り立たなければいけない。
し、検出面での光束の幅をdlとした時、次式が成
り立たなければいけない。
L・λ/l>dl ……(15)
すなわち、この観点からは、光束の幅dlは測定
対象により許される最大値が存在する。
対象により許される最大値が存在する。
さらに、測定点を小さくするという観点からも
光束の幅dlは許容される最大値が存在する。
光束の幅dlは許容される最大値が存在する。
ところが分光部の射出側スリツト35の像を拡
大して検出面に結像しているため、光束の幅dlを
小さくするには、スリツト幅を小さくする必要が
ある。
大して検出面に結像しているため、光束の幅dlを
小さくするには、スリツト幅を小さくする必要が
ある。
スリツト幅dsは、分光幅Δλ、回折格子間隔dg
モノクロメータ焦点距離Lnを用いると次式(16)で
決定される。
モノクロメータ焦点距離Lnを用いると次式(16)で
決定される。
ds=LnΔλ/dg ……(16)
ここで、分光幅に関しては、分光幅を変えて干
渉コントラストをプロツトした第16図により3
〜5nmで十分という結果がでている。
渉コントラストをプロツトした第16図により3
〜5nmで十分という結果がでている。
またdsは、入光側を考えてより多くの光を入光
できるようにできるだけ大きい方が良いため上記
光束の幅dlに許される最大値になるよう設定す
る。
できるようにできるだけ大きい方が良いため上記
光束の幅dlに許される最大値になるよう設定す
る。
ds、Δλが上記の条件を満たすようにLn,dgを
設定する必要がある。
設定する必要がある。
(2) 動作
次に測定の動作を説明する。
測定対象が載置され、光が照射される。
分光部37の回折格子33を回転することで、
照射光の波長を300nmから800nmの範囲で連続的
に変化させる。
照射光の波長を300nmから800nmの範囲で連続的
に変化させる。
この時、ミラー38は、式(14)により波長λに合
わせて回転させる。式(14)内のmは予め決められた
値であり3次の回折光をとりこむ場合、3が代入
される。
わせて回転させる。式(14)内のmは予め決められた
値であり3次の回折光をとりこむ場合、3が代入
される。
このように回折格子33と、ミラー38を回転
させながら、光検出器41、および42でそれぞ
れ0次回折光およびn(3)次回折光を検出する。
させながら、光検出器41、および42でそれぞ
れ0次回折光およびn(3)次回折光を検出する。
とりこまれた光は光検出器で光電変換され、増
幅された後、A/D変換の後、計算機で処理され
る。波形を第17図に示す。
幅された後、A/D変換の後、計算機で処理され
る。波形を第17図に示す。
処理手順を次に説明する。
第1に光源17の分光特性を補正する。これは
予め測定してメモリに格納しておいたキセノンラ
ンプの分光特性Isで、測定信号I0,Ioを除算する
ことにより達成される。
予め測定してメモリに格納しておいたキセノンラ
ンプの分光特性Isで、測定信号I0,Ioを除算する
ことにより達成される。
Isは、予め測定しておかなくても検出器45で
測定しながら除算しても良い。
測定しながら除算しても良い。
次に干渉強度変化の極大極小値となる波長を求
める予備手順として、λ−1/λ変換を行う。
める予備手順として、λ−1/λ変換を行う。
取り込んだデータI0,Ioは横軸が波長λである
が、これを1/λに並べなおす。
が、これを1/λに並べなおす。
その結果、第18図に示す波長とともに周期が
変わる周期関数が同一周期の関数に変換される。
この結果、極大極小点の検出に、ポイントマツチ
ング法を用いることができるようになる。
変わる周期関数が同一周期の関数に変換される。
この結果、極大極小点の検出に、ポイントマツチ
ング法を用いることができるようになる。
データはλ−1/λ変換された後、隣り合う数
点の平均をとる方法で平滑処理され、ポイントマ
ツチング法で極大極小点をとる波長λが求められ
る。
点の平均をとる方法で平滑処理され、ポイントマ
ツチング法で極大極小点をとる波長λが求められ
る。
こうして求められたλを小さい方からλ1,λ2,
…λj…λoとする。
…λj…λoとする。
n次回折光では2光束の位相がπずれるため極
大となるのは式(17)に従う時であり、極小となるの
は式(18)に従う時である。
大となるのは式(17)に従う時であり、極小となるの
は式(18)に従う時である。
2h=(i+1/2)λ2j+1
2h=(i+1/2)λ2j+3 ……(17)
2h=i・λ2j
2h=(i−1)λ2j+2 ……(18)
これらの式を連立させてiを消去すると波長か
ら深さhが求められる。
ら深さhが求められる。
h=λj+2λj/2(λj+2−λj) ……(19)
ところが、この式で求めると、分母が小さいた
め誤差が拡大されてしまい、算出精度は良くな
い。
め誤差が拡大されてしまい、算出精度は良くな
い。
そこで、次式を用いて深さを算出する。
h=m・λj+nλj/4(λj+n−λj)……(20)
さらに、この式(20)で求めたhを式(17)等に代入し
て、iを算出し、iは整数という条件でまるめ直
して、hを算出しなおせば精度はさらに高くな
る。
て、iを算出し、iは整数という条件でまるめ直
して、hを算出しなおせば精度はさらに高くな
る。
0次回折光でも同様の処理を行う。
異なる点は第1に平滑化処理で平均するデータ
数を多くして、周期の比較的大きいノイズも消し
ている。0次回折光から算出するものが表面の薄
膜であり、膜厚が比較的薄いため干渉強度変化の
周期が大きいので、周期の比較的大きいノイズも
消去した方が都合が良い。
数を多くして、周期の比較的大きいノイズも消し
ている。0次回折光から算出するものが表面の薄
膜であり、膜厚が比較的薄いため干渉強度変化の
周期が大きいので、周期の比較的大きいノイズも
消去した方が都合が良い。
さらに、厚さの算出式は、膜の屈折率をnとす
ると次式(21)になる。
ると次式(21)になる。
d=nλj+1λj/4(λj+1−λj) ……(21)
以下、第9図の測定対象を測定した場合、本実
施例による表面の光を透過する酸化膜の厚さによ
る穴深さhの測定値の補正法を説明する。
施例による表面の光を透過する酸化膜の厚さによ
る穴深さhの測定値の補正法を説明する。
照射光は、酸化膜の表面、酸化膜と基板の界面
および穴の底面の3つの面で反射する。それぞれ
の面での反射率をrsrcrbとすると、回折光の強度
Iは以下の式に従う。
および穴の底面の3つの面で反射する。それぞれ
の面での反射率をrsrcrbとすると、回折光の強度
Iは以下の式に従う。
I∝|γs|2+|γc|2+|γb|2+2|γs・rc|c
os(4π/λ(nd))+2|γc・rb|cos (4π/λ(d+h−nd))+2|γb・rs|cos(4
π/λ(d+h))……(22) ここで、γs≪γcγbの場合、第5項が支配的と
なるため、深さhは、実際よりも(n−1)dだ
け浅く検出される。従つて、膜厚dおよび膜の屈
折率nを求めて深さhを補正できる。
os(4π/λ(nd))+2|γc・rb|cos (4π/λ(d+h−nd))+2|γb・rs|cos(4
π/λ(d+h))……(22) ここで、γs≪γcγbの場合、第5項が支配的と
なるため、深さhは、実際よりも(n−1)dだ
け浅く検出される。従つて、膜厚dおよび膜の屈
折率nを求めて深さhを補正できる。
第2の実施例として、本発明を凹凸パタンを形
成するエツチング装置に結合した場合を、第3図
を用いて説明する。
成するエツチング装置に結合した場合を、第3図
を用いて説明する。
エツチング装置部64は、平行平板電極66,
68高周波電源65および真空室69より構成さ
れる。ここで、エツチング終了時、下部電極68
上に基板67を載置したまま、基板搬送装置72
により、測定部70の下部に、基板67を搬送す
る。この位置で基板67には窓71を通して、光
を照射し、エツチング深さhを測定する。
68高周波電源65および真空室69より構成さ
れる。ここで、エツチング終了時、下部電極68
上に基板67を載置したまま、基板搬送装置72
により、測定部70の下部に、基板67を搬送す
る。この位置で基板67には窓71を通して、光
を照射し、エツチング深さhを測定する。
本実施例では、本発明が被接触で深さを測定で
きることを用いて、基板を真空室69から出さず
に深さを測定できる。その結果、エツチング量が
不足の場合、エツチング装置部64に基板をもど
しさらにエツチング可能なため基板上の異物が低
減でき、測定に要する時間が短縮できるという効
果を生む。
きることを用いて、基板を真空室69から出さず
に深さを測定できる。その結果、エツチング量が
不足の場合、エツチング装置部64に基板をもど
しさらにエツチング可能なため基板上の異物が低
減でき、測定に要する時間が短縮できるという効
果を生む。
以下、照射光の波長の変化に伴う回折角度の変
化に追従して、特定次数の回折光を採光する方法
を第4図から第9図を用いて説明する。
化に追従して、特定次数の回折光を採光する方法
を第4図から第9図を用いて説明する。
第4図に示した実施例は、ステツピングモータ
73、アーム74、光検出器75、アパーチヤ7
6から構成される。
73、アーム74、光検出器75、アパーチヤ7
6から構成される。
ステツピングモータ73により光検出器を移動
し、照射光波長の変化による回折角度の変化に追
従させ光をとりこむ。
し、照射光波長の変化による回折角度の変化に追
従させ光をとりこむ。
第5図に示した実施例は、第4図の実施例の光
検出器の位置に光フアイバ77を設けることによ
り光検出器75を固定したものである。
検出器の位置に光フアイバ77を設けることによ
り光検出器75を固定したものである。
第6図に示した実施例は、ハーフミラー78を
用いて、ステツピングモータ73の回転軸の位置
を変えたもので、装置の大きさを小さくする効果
を生む。
用いて、ステツピングモータ73の回転軸の位置
を変えたもので、装置の大きさを小さくする効果
を生む。
第7図に示した実施例は、ハーフミラー78と
レンズ79、アパーチヤ80から構成される。こ
のアパーチヤ80は、開口部81の位置を、XY
駆動系82により変えることができる。この構成
により光検出器75の位置を固定することができ
る。
レンズ79、アパーチヤ80から構成される。こ
のアパーチヤ80は、開口部81の位置を、XY
駆動系82により変えることができる。この構成
により光検出器75の位置を固定することができ
る。
さらに、バビネの原理に従う測定対象の場合0
次光以外の回折光の強度変化は、波長の変化に対
して、全ての次数で同時に生じるため、特定の回
折光だけをとりこむ必要はない。そこで、この場
合は、0次光だけを透過させないアパーチヤとし
て、0次光以外を同時にとりこむことによつて、
採光する光量を大きくすることができる。
次光以外の回折光の強度変化は、波長の変化に対
して、全ての次数で同時に生じるため、特定の回
折光だけをとりこむ必要はない。そこで、この場
合は、0次光だけを透過させないアパーチヤとし
て、0次光以外を同時にとりこむことによつて、
採光する光量を大きくすることができる。
さらに回折像のうちある領域の光が同時に強度
変化をする場合、その領域の光を全てとりこめる
形状のアパーチヤとして採光する光強度を大きく
することができる。
変化をする場合、その領域の光を全てとりこめる
形状のアパーチヤとして採光する光強度を大きく
することができる。
また、ハーフミラー78を中央部をくりぬいた
ミラーとして、0次回折光をとり除いても良い。
ミラーとして、0次回折光をとり除いても良い。
第8図に示した実施例は、第7図の実施例のレ
ンズに変えて、回転惰円鏡83の2つの焦点8
4,85を用いたものである。
ンズに変えて、回転惰円鏡83の2つの焦点8
4,85を用いたものである。
以上、いくつかの採光方法を説明したが、本発
明では、0次回折光以外の回折光を効果的にとり
こめば良いわけであるから、ここに説明した以外
の採光方法であつても良い。
明では、0次回折光以外の回折光を効果的にとり
こめば良いわけであるから、ここに説明した以外
の採光方法であつても良い。
本発明によれば、基板上に形成された溝等の深
さを干渉方により測定する際、溝部の面積が微小
で表面との面積比が大きくても、溝部から射出す
る光と表面から射出する光との強度を同程度とし
て採光でき、高精度の溝の深さの測定ができる。
より具体的には被食刻部の面積が微小な深穴や溝
深さを測定できる効果がある。
さを干渉方により測定する際、溝部の面積が微小
で表面との面積比が大きくても、溝部から射出す
る光と表面から射出する光との強度を同程度とし
て採光でき、高精度の溝の深さの測定ができる。
より具体的には被食刻部の面積が微小な深穴や溝
深さを測定できる効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は
ミラー制御の説明図、第3図は本発明をエツチン
グ装置に応用した例を示す模式図、第4図ないし
第8図は採光装置部分の他の実施例を示す図、第
9図は測定試料の断面図、第10図は回折像を示
す図、第11図は回折光強度を示した図第12図
は2つの回折像の比較図、第13図は試料の断面
図、第14図及び第15図は回折光強度を示した
図、第16図は分光器の波長分解能とコントラス
トの関係を示す図、第17図は検出波形を示す
図、第18図はデータ処理後の波形を示す図であ
る。 23……光源部、17……光源、20……レン
ズ、30……レーザ光源部、29……レーザ、2
6……レンズ、28……ハーフミラー、37……
モノクロメータ部、34,35……スリツト、3
3……凹面回折格子、36……ステツピングモー
タ、47……光検出部、41,42,45……光
検出器、38……ミラー、39……ハーフミラ
ー、40……レンズ、52……ステツピングモー
タ、59……ウエハ位置決定部、50……XYス
テージ、60……基板、58……制御演算出力
部、53……モータ制御系、54……マイクロコ
ンピユータ、55……CRT。
ミラー制御の説明図、第3図は本発明をエツチン
グ装置に応用した例を示す模式図、第4図ないし
第8図は採光装置部分の他の実施例を示す図、第
9図は測定試料の断面図、第10図は回折像を示
す図、第11図は回折光強度を示した図第12図
は2つの回折像の比較図、第13図は試料の断面
図、第14図及び第15図は回折光強度を示した
図、第16図は分光器の波長分解能とコントラス
トの関係を示す図、第17図は検出波形を示す
図、第18図はデータ処理後の波形を示す図であ
る。 23……光源部、17……光源、20……レン
ズ、30……レーザ光源部、29……レーザ、2
6……レンズ、28……ハーフミラー、37……
モノクロメータ部、34,35……スリツト、3
3……凹面回折格子、36……ステツピングモー
タ、47……光検出部、41,42,45……光
検出器、38……ミラー、39……ハーフミラ
ー、40……レンズ、52……ステツピングモー
タ、59……ウエハ位置決定部、50……XYス
テージ、60……基板、58……制御演算出力
部、53……モータ制御系、54……マイクロコ
ンピユータ、55……CRT。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 微細な溝が形成された試料に光を照射し、該
試料から反射する回折光の内、0次以外のn次回
折光分光強度分布を検出し、該分光強度分布の複
数の極値に対応する光の波長から前記溝の深さを
算出することを特徴とする微細パターン深さ測定
方法。 2 微細な溝が形成された試料に光を照射する光
照射手段と、該光照射手段で照射され、前記試料
から反射する回折光の内、0次以外のn次回折光
分光強度分布を検出するn次回折光分光強度分布
検出手段と、該n次回折光分光強度分布検出手段
で検出される分光強度分布の複数の極値に対応す
る光の波長から前記溝の深さを算出する溝深さ算
出手段とを備えたことを特徴とする微細パターン
深さ測定装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22771984A JPS61107104A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 微細パタ−ン深さ測定方法及びその装置 |
US06/685,550 US4615620A (en) | 1983-12-26 | 1984-12-24 | Apparatus for measuring the depth of fine engraved patterns |
US07/254,964 USRE33424E (en) | 1983-12-26 | 1988-10-07 | Apparatus and method for measuring the depth of fine engraved patterns |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22771984A JPS61107104A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 微細パタ−ン深さ測定方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61107104A JPS61107104A (ja) | 1986-05-26 |
JPH0566522B2 true JPH0566522B2 (ja) | 1993-09-22 |
Family
ID=16865279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22771984A Granted JPS61107104A (ja) | 1983-12-26 | 1984-10-31 | 微細パタ−ン深さ測定方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61107104A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63222208A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-16 | Japan Spectroscopic Co | 凹部深さ測定装置 |
JPH0617774B2 (ja) * | 1987-06-22 | 1994-03-09 | 大日本スクリ−ン製造株式会社 | 微小高低差測定装置 |
JPH0781836B2 (ja) * | 1987-12-01 | 1995-09-06 | キヤノン株式会社 | 光学測定装置 |
JP2544447B2 (ja) * | 1988-08-12 | 1996-10-16 | 株式会社日立製作所 | 深さ測定方法および装置 |
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-
1984
- 1984-10-31 JP JP22771984A patent/JPS61107104A/ja active Granted
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Publication number | Publication date |
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JPS61107104A (ja) | 1986-05-26 |
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