JPH0566451A - カメラの防振装置 - Google Patents

カメラの防振装置

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JPH0566451A
JPH0566451A JP25424291A JP25424291A JPH0566451A JP H0566451 A JPH0566451 A JP H0566451A JP 25424291 A JP25424291 A JP 25424291A JP 25424291 A JP25424291 A JP 25424291A JP H0566451 A JPH0566451 A JP H0566451A
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camera
displacement amount
output
feedback loop
detecting means
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Yasuhiko Shiomi
泰彦 塩見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱や環境変化等によりフィードバックル−
プのオ−プン周波数特性が大きく変化し、フィ−ドバッ
ク系全体が不安定な状態となっても、直ちに安定な状態
に戻すことが可能である。 【構成】 フィ−ドバックル−プ系内に配置される複数
のゲイン設定手段86,87,88,89と、変位量検
出手段の出力(56出力)よりフィ−ドバックル−プ系
の発振を検知した場合には、前記ゲイン設定手段中のゲ
インを切換えるゲイン切換手段151〜156、100
とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ本体の絶対空間
に対する振れ変位量を検出する手振れ検出手段と、撮影
レンズに入射する光路を光軸に対して可変させる光学的
補正手段と、該光学的補正手段の変位量を検出する変位
量検出手段と、該変位量検出手段と前記手振れ検出手段
の出力が所定の比例関係を保つ様にフィ−ドバック制御
を行う制御手段とを備えたカメラの防振装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の防振装置には、図4に示
した様な角変位センサが用いられている。
【0003】図4において、内部に所定の比重を持った
液体300が封入されているケ−ス301中には、上記
液体300と同比重の浮体302が回転軸303回りに
回転自在なように支持された状態で置かれている。尚、
この浮体302は図中の矢印aで示した方向に着磁され
た永久磁石で構成されており、ヨ−ク304との間に閉
磁気回路を形成している。更に、この浮体302とヨ−
ク304の間には巻線コイル305があり、この巻線コ
イル305に電流を流すことによって、浮体302には
フレミングの左手法則に基く力が働く為、浮体302は
その力によって電気的にコントロ−ルされることにな
る。
【0004】この状態でカメラ本体と一体となって動く
ケ−ス301が手振れによって絶対空間に対し「θIN
だけ回転したとすると、浮体302は液体300の慣性
力によって絶対空間に対して静止状態を維持する為、相
対的には浮体302はケ−ス302に対しほぼ「θIN
だけ回転することになる。従って、この浮体302の動
きを、ケ−ス302と一体となって動く赤外発光素子
(以下iREDと記す)306及び半導体位置検出器
(以下PSDと記す)307による光学手段を用いて検
出することができる。
【0005】一方、上記角変位センサからの出力に基づ
いて実際に撮影レンズを通した像振れを取り除く為の補
正手段としては、図5に示した様な、内部に一定の屈接
率を持つ液体400が封入された可変頂角プリズムを用
いている。
【0006】図5において、この可変頂角プリズムは、
内部の透明液体400が二枚の透明板402によって挟
持され、かつ樹脂フィルム403にて外周封止され、更
に枠体404によって全体が挟持された構造になってい
て、それぞれの透明板402は回転軸401a,401
bの回りに回転自在になっている。
【0007】図5(a)では、被写体面上の点Oから発
した光は上述した可変頂角プリズム,撮影レンズLを通
過して、カメラのフィルム面上下に結像している。ここ
で撮影者の手振れによってカメラが絶対空間に対して
「θ」だけ回転し、相対的に被写体面上の点OがO′の
位置に移ったとすると、フィルム面上の像FはF′の位
置迄移動することになる。図5(a)では、この可変頂
角プリズムは全く可動されていない為、上記の像振れに
対しては全く補正が行われていない。
【0008】一方、図5(b)においては、可変頂角プ
リズムの撮影レンズLに近い側の透明板402は回転軸
401aの回りに、平行位置から角度δだけ傾いた状態
となっている。ここで、内部の液体400の屈接率をn
とすれば、 θ′=(n−1)δ の関係を満足する様に、点0´からの光線は可変頂角プ
リズムによって「θ´」だけ振られることになり、よっ
てもし「θ=θ´」ならば、カメラの手振れのない時の
像位置下と同じところに結像することになる。
【0009】従って、撮影者の手振れ変位量θINを上記
の角変位センサによって検出し、その出力と可変頂角プ
リズムの光軸方向の補正角θ´が常に等しくなるように
フィ−ドバック制御を行えば、外乱(例えば可変頂角プ
リズムの回転軸回りの摩擦)の影響を受けずに防振制御
を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、外乱等の影響を低減する為にどうしても
可変頂角プリズムの動きを実際に検出しながらフィ−ド
バック制御を実行する必要がある。その為、電源電圧等
の変動(ドライバ等の方法によってはル−プゲインが変
化)や温度変化(可変頂角プリズムの場合、液体の粘性
変化)等により、フィ−ドバックル−プのオ−プン周波
数特性が大きく変化し、そのままではシステム全体が発
振してしまうという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、上記の点に鑑み、外乱や
環境変化等によりフィードバックル−プのオ−プン周波
数特性が大きく変化し、フィ−ドバック系全体が不安定
な状態となっても、直ちに安定な状態に戻すことのでき
るカメラの防振装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィ−ドバッ
クル−プ系内に配置される複数のゲイン設定手段と、変
位量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−プ系の発振
を検知した場合には、前記ゲイン設定手段中のゲインを
切換えるゲイン切換手段とを設け、また、フィ−ドバッ
クル−プ系内に配置される複数の位相補償手段と、変位
量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−プ系の発振を
検知した場合には、前記位相補償手段を切換える位相補
償切換手段とを設け、また、フィ−ドバックル−プ系内
に配置される複数のゲイン設定手段と、同じくフィ−ド
バックル−プ系内に配置される複数の位相補償手段と、
前記変位量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−プ系
の発振を検知した場合には、前記ゲイン設定手段中のゲ
インを切換えると同時に、前記位相補償手段を切換える
切換手段とを設けている。
【0013】
【作用】変位量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−
プ系の発振を検知した場合には、ゲイン設定手段中のゲ
インを切換えるか、位相補償手段を切換えるか、或は、
これらを同時に切換え、発振を抑えるようにしている。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例におけるカメラ
の防振装置を示した回路図である。
【0015】従来例で説明した様に、カメラと一体とな
って動くケ−ス2が手振れの影響で絶対空間に対して回
転したとすると、中の浮体4は液体3の慣性によって絶
対空間に対して静止状態を維持する為、浮体4は相対的
にケ−ス2に対して回転したことになる。この相対変位
量はカメラと一体となって回転するiRED6とPSD
5を用いて光学的に検出することができる。iRED6
から発せられた信号光は浮体4の表面で反射してPSD
5へ入射するが、ここで浮体4のケ−ス2に対する相対
角度によって、信号反射光のPSD5への入射位置が変
化する為、該PSD5からの出力電流Ia及びIbは浮
体4の回転角度に応じて比例的に変化する。
【0016】この出力電流Ia、及びIbは、オペアン
プ10,抵抗11,コンデンサ12で構成される電流−
電圧変換回路、及びオペアンプ13,抵抗14コンデン
サ15で構成される電流−電圧変換回路によってそれぞ
れ増幅され、更にそれぞれの出力はオペアンプ21、抵
抗22,23,24,25で構成される加算回路、及び
オペアンプ16、抵抗17,18,19,20で構成さ
れる減算回路へ入力される。ここで、この加算回路の出
力は、オペアンプ26,抵抗27,28,31,コンデ
ンサ29,トランジスタ30で構成されるiREDドラ
イバ回路へ入力され、加算回路の出力が常に基準電圧K
VCと等しくなるように光量フィ−ドバック制御が為さ
れている。
【0017】一方、本実施例で補正光学系に用いている
可変頂角プリズム41の変位頂角量も上記の角変位セン
サと全く同様の方法によって検出される。
【0018】つまり、iRED44とPSD43の間に
は、可変頂角プリズムの動きに連動するスリットが設け
られており、そのスリットの動きによってPSD43か
ら発生する光電流がIc,Idとして発生する。この光
電流Ic、及びIdは上記の角変位センサと全く同じ方
法で、オペアンプ50,抵抗51,コンデンサ52で構
成される電流−電圧変換回路、及びオペアンプ53,抵
抗54,コンデンサ55で構成される電流−電圧変換回
路でそれぞれ増幅され、更にそれぞれの出力はオペアン
プ56,抵抗57,58,59,60で構成される減算
回路、及びオペアンプ61、抵抗62,63,64,6
5で構成される加算回路へ入力される。ここで、この加
算回路の出力はオペアンプ66、抵抗67,68,7
1、コンデンサ69、トランジスタ70で構成されるi
REDドライバ回路へ入力される為、加算回路の出力は
常に基準電位KVCと等しくなる。
【0019】以上のように、PSD5及び43からそれ
ぞれ出力される光電流の総和は常に一定となることか
ら、減算回路の出力はそれぞれ絶対空間に対する角変位
量及び可変頂角プリズムの頂角変位量を表すことにな
る。
【0020】又、オペアンプ16の出力はオペアンプ3
2、トランジスタ33,34で構成されるコイルドライ
バ回路へ入力される為に、オペアンプ16の出力に応じ
てコイル7への通電電流が決定される。従来例で説明し
たようにヨ−ク1と浮体4で構成される閉磁気回路中に
置かれたコイル7へ電流を供給すれば、フレミングの左
手法則に基く力が発生する為、この電流をコントロ−ル
することにより角変位センサ自体の動き及び特性をコン
トロ−ルすることが可能である。
【0021】また、オペアンプ16の出力はアナログス
イッチ80を介して抵抗83へ接続され、オペアンプ5
6の出力は抵抗84に接続されており、共にオペアンプ
85の反転入力端子に接続される。このオペアンプ85
のフィ−ドバック系には、抵抗86とアナログスイッチ
87及び抵抗88とアナログスイッチ89がそれぞれ並
列に接続されている。
【0022】次に、オペアンプ85の出力はオペアンプ
90、抵抗92,93、コンデンサ91で構成される位
相補償回路へ入力され、全体のフィ−ドバック系の位相
補償が為されている。更に、この出力はオペアンプ97
で構成されるバッファ回路及びオペアンプ94,抵抗9
5,96で構成される反転増幅回路へ入力され、それぞ
れのアンプの出力によってコイル98への両方向通電が
行われる。
【0023】以上のように、もしアナログスイッチ80
がONしていれば、角変位センサの出力と可変頂角プリ
ズムの変位角出力が常に常しくなるようにフィ−ドバッ
ク制御が実行されている。従って、予め角変位センサの
単位角度当りの出力と可変頂角プリズムの光軸に対する
単位補正角度当りの出力が等しくなるように、抵抗8
3,84等を使って両者のゲインを設定しておけば、上
記のシステムでカメラの手振れに対する防振動作を制御
することができる。
【0024】次に、制御回路100からの制御を含め
て、本フィ−ドバックル−プ系の安定性を保つ制御方法
を説明する。
【0025】図1に示した様に制御回路100には、カ
メラのレリ−ズ操作に連動するスイッチ101(SW
1)及びスイッチ102(SW2)、本防振動作を実行
するか否かを選択する為のスイッチ103(ISSW)
の状態が読み取れるように入力されている。
【0026】通常、スイッチISSWがONしている状
態でスイッチSW1がONとなると、制御回路100は
これを検知して直ちにISONの反転出力をLレベルとする
ことから、アナログスイッチ81はOFF,インバ−タ
82の出力によってアナログスイッチ80はONとな
り、前述した様に角変位センサの出力が上記の可変頂角
プリズムを含むフィ−ドバック系への基準入力となっ
て、防振動作が開始される。
【0027】前述した様にオペアンプ56の出力は可変
頂角プリズムの実際の頂角変位量を表しており、防振動
作中はほぼ手振れと同じ波形が出力されている。
【0028】ここで、実際の手振れの周波数帯域は最大
でもせいぜい20〜30Hzなのに対し、可変頂角プリ
ズムを含むフィ−ドバックル−プ系は、摩擦等の影響を
充分取り除く為に数百Hz付近にゲイン交点が来るよう
に設定されているので、オペアンプ150,コンデンサ
151,抵抗152,153で構成される微分回路で
は、上記手振れの周波数帯域をカットするようにその時
定数が決められている。従って、このフィ−ドバックル
−プ系の状態が変化して発振が起きた場合、ほぼゲイン
交点付近の周波数が観測され、オペアンプ150から出
力されることになる。このオペアンプ150の出力はコ
ンパレ−タ154,155、ナンドゲ−ト156で構成
されるウィンドコンパレ−タで比較され、オペアンプ1
50の出力振幅が正の基準電圧VCと負の基準電圧−V
Cの範囲内にあるかどうかの判定が行われる。
【0029】フィ−ドバックル−プ系の発振振幅が基準
電圧VC、若しくは−VCを越えた場合には、上記のウ
ィンドコンパレ−タ出力OSCDCTがHレベルとなり、制御
回路100はこれを検知すると直ちにGCHG出力をHレベ
ルとする。このGCHG出力のHレベルによってアナログス
イッチ87がON,インバ−タ99の出力によってアナ
ログスイッチ89がOFFとなるので、オペアンプ85
のフィ−ドバック抵抗として、抵抗86が選択されるこ
とになる。ここで、抵抗86の値は抵抗88の値に比べ
るとその抵抗値は小さい為に、その結果フィ−ドバック
ル−プゲインが下がることになり、フィ−ドバックル−
プ系の発振が停止、若しくは、システム全体に影響を与
えない程充分小さなレベルまで抑えることができる。
【0030】更に、この系のル−プゲインをもっと細か
く、且つ広い範囲で変えるには、上記の抵抗を更に複数
個持たせたり、又、オペアンプ85のフィ−ドバックル
−プにある抵抗をMOS抵抗などの電圧制御型可変抵抗
で構成し、制御回路100に付随した不図示のD/Aコ
ンバ−タ等によってその抵抗値を変えたりすることによ
って実現が可能である。
【0031】尚、本実施例では、防振制御動作中にフィ
−ドバック系の発振状態をチェックするように構成され
ているが、ISONの反転出力がHレベル、即ち角変位セン
サの出力がフィ−ドバックル−プに接続されていない状
態でも基本的にはフィ−ドバックル−プ特性は変らない
ので、手振れの影響を全く受けずに、より正確な系の安
定状態が確認できることは言うまでもない。
【0032】図2は本発明の第2の実施例におけるカメ
ラの防振装置を示した回路図であり、角変位検出回路と
可変頂角プリズム制御回路の部分については第1の実施
例と全く同様なので説明は省略する。
【0033】オペアンプ56の出力から取出される可変
頂角プリズムの頂角変位量は、第1の実施例と同じよう
にオペアンプ150、コンデンサ151、抵抗152,
153で構成される微分回路で手振れ信号が除去され
る。
【0034】次に、オペアンプ150の出力はオペアン
プ160、抵抗161,163、ダイオ−ド162,1
64で構成される公知の半波整流回路で半波整流され、
更にその出力はオペアンプ166,抵抗167,168
で構成される反転増幅回路で増幅される。一方、オペア
ンプ150の出力は直接オペアンプ166,抵抗16
5,168で構成される反転増幅回路でも増幅されるこ
とになり、ここで抵抗165と167の抵抗比を「2:
1」とすれば、オペアンプ166の出力は上述した半波
整流回路との組合せでオペアンプ150の出力を全波整
流した波形となる。
【0035】又、コンデンサ169と抵抗168との組
合せでこの全波整流波形はある程度平滑化され、オペア
ンプ150出力のほぼ実効値に等しい値がオペアンプ1
66から出力される。従って、可変頂角プリズムを含む
フィ−ドバックル−プがもし発振した場合には、この発
振波形はオペアンプ56出力、上記微分回路及び実効値
変換回路を通してほぼDC出力に変換される。このDC
出力はコンパレ−タ170の反転入力端子に接続されて
いる正の基準電圧VCLと比較され、この値より大きく
なるとコンパレ−タ170のOSCDCT出力がHレベルとな
る。制御回路100はこの出力を検知して第1の実施例
と同様にオペアンプ85のフィ−ドバック抵抗を小さい
値に切換え、ル−プゲインを下げて発振を停止させるよ
うに制御動作が実行される。
【0036】この様に本実施例では第1の実施例と異な
り、発振波形の実効値からシステムの発振状態を観測す
る為、より正確な検知ができる。
【0037】図3は本発明の第3の実施例におけるカメ
ラの防振装置を示した回路図であり、角変位検出回路と
可変頂角プリズム制御回路の部分については第1の実施
例と全く同様なので説明は省略する。
【0038】オペアンプ56の出力から取出される可変
頂角プリズムの頂角変位量は、第1の実施例と同じよう
にオペアンプ150、コンデンサ151、抵抗152,
153で構成される微分回路で手振れ信号が除去され、
この出力はコンパレ−タ154,155、ナンドゲ−ト
156で構成されるウインドコンパレ−タで比較され、
フィ−ドバックル−プ系が発振しているかどうかのチェ
ックが行われる。一方、オペアンプ150の出力はF−
Vコンバ−タ180へ入力され、ここで周波数に比例し
たDC電圧に変換される。例えば、このフィ−ドバック
ル−プ系の発振周波数が所定値よりも高く、F−Vコン
バ−タ180のDC出力が定電圧VCFよりも大きい時
は、コンパレ−タ181によってそのHFRQ出力はHレベ
ルとなる。制御回路100では、第1の実施例と同様
に、OSCDCT出力がHレベルになったことを検出すると、
GCHG出力をHレベルとし、オペアンプ85のフィ−ドバ
ックル−プに接続された抵抗値を切換える。更に、制御
回路100はHFRQの状態を検知し、これがLレベルの時
は発振周波数が基準周波数よりも低いものと判断し、制
御回路100はCCHGをLレベルとする。その結果、アナ
ログスイッチ120がOFF、インバ−タ124を通し
てアナログスイッチ122がONとなることから、コン
デンサ91,抵抗93,123で構成され、低周波側の
発振を抑える位相補償回路が選択される。逆にHFRQ出力
の状態がHレベルの時は発振周波数が基準周波数よりも
高いものと判断し、制御回路100はCCHG出力をHレベ
ルとする。その結果、アナログスイッチ120がON、
インバ−タ124を通してアナログSW122 がOFFとな
ることから、コンデンサ91,抵抗93,121で構成
され、高周波側の発振を抑える位相補償回路が選択され
る。
【0039】このように本実施例では、フィ−ドバック
ル−プ系の発振が観測された場合、そのル−プゲインを
変えるだけでなく、位相補償回路をも切換えることによ
り、より安定な系を実現することができる。
【0040】以上の各実施例によれば、フィ−ドバック
制御がなされている光学的補正手段であるところの可変
頂角プリズムの変位量を検出し、その出力で発振が観測
された場合(ピ−クレベルがある値を超えたか否か、或
は、その実効値がある値を超えたか否か等により判別)
には、直ちに電気的にル−プゲイン、更には位相補償回
路の値(特性)を変化させるようにしている為、外乱や
環境変化に対して非常に安定した系を実現することがで
きる。
【0041】(変形例)本実施例では、フィ−ドバック
ル−プ系の発振を検知した場合には、ル−プゲインを下
げるか、これと同時に位相補償特性を変化させるように
しているが、これに限定されるものではなく、位相補償
特性のみを変化させるようにしてもある程度の効果を期
待できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変位量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−プ系の発
振を検知した場合には、ゲイン設定手段中のゲインを切
換えるか、位相補償手段を切換えるか、或は、これらを
同時に切換え、発振を抑えるようにしている。よって、
外乱や環境変化等によりフィードバックル−プのオ−プ
ン周波数特性が大きく変化し、フィ−ドバック系全体が
不安定な状態となっても、直ちに安定な状態に戻すこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの防振装
置を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるカメラの防振装
置を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例におけるカメラの防振装
置を示す回路図である。
【図4】この種の装置に配置される手振れ検出手段であ
るところの角変位センサの構成を示す斜視図である。
【図5】この種の装置に配置される光学的補正手段であ
るところの可変頂角プリズムについて説明するための図
である。
【符合の説明】
2 ケ−ス 3 液体 5 PSD 6 iRED 7 巻線コイル 41 可変頂角プリズム 43 PSD 44 iRED 56 オペアンプ 86,88 抵抗 87,89 アナログスイッチ 99 インバ−タ 110 制御回路 121,123 抵抗 120,122 アナログスイッチ 124 インバ−タ 150 オペアンプ 151 コンデンサ 152 抵抗 154,155 オペアンプ 156 ナンドゲ−ト 160,166,170 オペアンプ 161,163,165,167,168 抵抗 162,164 ダイオ−ド 169 コンデンサ 180 F−Vコンバ−タ 181 オペアンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体の絶対空間に対する振れ変位
    量を検出する手振れ検出手段と、撮影レンズに入射する
    光路を光軸に対して可変させる光学的補正手段と、該光
    学的補正手段の変位量を検出する変位量検出手段と、該
    変位量検出手段と前記手振れ検出手段の出力が所定の比
    例関係を保つ様にフィ−ドバック制御を行う制御手段と
    を備えたカメラの防振装置において、前記フィ−ドバッ
    クル−プ系内に配置される複数のゲイン設定手段と、前
    記変位量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−プ系の
    発振を検知した場合には、前記ゲイン設定手段中のゲイ
    ンを切換えるゲイン切換手段とを設けたことを特徴とす
    るカメラの防振装置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体の絶対空間に対する振れ変位
    量を検出する手振れ検出手段と、撮影レンズに入射する
    光路を光軸に対して可変させる光学的補正手段と、該光
    学的補正手段の変位量を検出する変位量検出手段と、該
    変位量検出手段と前記手振れ検出手段の出力が所定の比
    例関係を保つ様にフィ−ドバック制御を行う制御手段と
    を備えたカメラの防振装置において、前記フィ−ドバッ
    クル−プ系内に配置される複数の位相補償手段と、前記
    変位量検出手段の出力よりフィ−ドバックル−プ系の発
    振を検知した場合には、前記位相補償手段を切換える位
    相補償切換手段とを設けたことを特徴とするカメラの防
    振装置。
  3. 【請求項3】 カメラ本体の絶対空間に対する振れ変位
    量を検出する手振れ検出手段と、撮影レンズに入射する
    光路を光軸に対して可変させる光学的補正手段と、該光
    学的補正手段の変位量を検出する変位量検出手段と、該
    変位量検出手段と前記手振れ検出手段の出力が所定の比
    例関係を保つ様にフィ−ドバック制御を行う制御手段と
    を備えたカメラの防振装置において、前記フィ−ドバッ
    クル−プ系内に配置される複数のゲイン設定手段と、同
    じくフィ−ドバックル−プ系内に配置される複数の位相
    補償手段と、前記変位量検出手段の出力よりフィ−ドバ
    ックル−プ系の発振を検知した場合には、前記ゲイン設
    定手段中のゲインを切換えると同時に、前記位相補償手
    段を切換える切換手段とを設けたことを特徴とするカメ
    ラの防振装置。
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