JPH0566371A - 防振装置を有する光学機器 - Google Patents

防振装置を有する光学機器

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JPH0566371A
JPH0566371A JP25424691A JP25424691A JPH0566371A JP H0566371 A JPH0566371 A JP H0566371A JP 25424691 A JP25424691 A JP 25424691A JP 25424691 A JP25424691 A JP 25424691A JP H0566371 A JPH0566371 A JP H0566371A
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optical
angular displacement
camera shake
displacement sensor
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JP25424691A
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Yasuhiko Shiomi
泰彦 塩見
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品毎のばらつきによる防止性能の劣化を取
り除くことが可能となる。 【構成】 手振れ検出手段1〜34からの出力を外部よ
り任意の増幅度に設定する為の調整手段35〜37を設
け、手振れ検出手段と絶対位置検出手段40〜71個々
の感度レベルをある所定の比例関係が保てるように調整
手段により補正可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手振れ検出手段の出力
に基づいて手振れを補正する光学的補正手段、該光学的
補正手段の基準位置からの変位量を検出する絶対位置検
出手段とを備えた防振装置を有する光学機器の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカメラの防振装置では、特
願平1−310596号に記載されているような角変位
センサやコリオリ力を利用した振動ジャイロ等を用いて
絶対空間に対するカメラの振れ量を検出し、この手振れ
検出手段の出力に応じて特開平2−59718号に記載
されているような内部に所定の屈折率の液体を持ち、そ
の頂角を変化させることにより撮影光学系に入射する光
線を光軸に対して傾ける可変頂角プリズムを駆動した
り、若しくは特願平1−327830号に記載されてい
るように撮影レンズの一部を上下,左右方向にシフト駆
動するシフト光学系なるものを用いて、つまり光学的補
正手段を用いて撮影者による手振れを防止する構成とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置においては、手振れ検出手段からの出力値と撮
影光学系に付随した補正光学系(光学的補正手段)の移
動量を示す出力値とが等しくなるように系全体のフィ−
ドバック制御が為されており、ここで予め光学的補正手
段の移動量を実際の手振れの単位角度当りを補正するの
に必要なレベルになるように設定しておけば、上記のフ
ィ−ドバック制御動作によって理想的にはカメラ本体が
振れても撮影光学系を通したフィルム面上の像は常に同
一点に結像することになる筈であるが、現実にはPSD
等の位置検出センサの取付け精度,検出回路の精度等の
個々のばらつきにより、必ずしも手振れ検出手段の単位
角度当りの出力値や光学的補正手段の単位補正角度当り
の出力値は一定ではなく、このことによりフィルム面上
の像の安定性は理想的な状態に比較して著しく損なわれ
てしまうという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、上記の点に鑑み、製品毎
のばらつきによる防振性能の劣化を取り除くことのでき
る防振装置を有する光学機器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、手振れ検出手
段からの出力を外部より任意の増幅度に設定する為の調
整手段を設け、また、絶対位置検出手段からの出力を外
部より任意の増幅度に設定する為の調整手段を設けてい
る。
【0006】
【作用】手振れ検出手段、或は、絶対位置検出手段から
の出力を調整手段によって補正し、これら個々の手段の
感度レベルをある所定の比例関係が保てるようにしてい
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における防振装
置を有するカメラの構成を示す回路図である。
【0008】図1において、手振れ検出手段としての角
変位センサは、円筒状のケ−ス2の中に液体3が満たさ
れており、かつその液体3中には所定の回転軸回りに自
在に回転可能な浮体4が設置されている。又、浮体4と
閉磁気回路を構成する如く設けられたヨ−ク1との間に
は、巻線コイル7が図示したように設置されている。
【0009】この状態では、カメラと一体となって動く
ケ−ス2が手振れの影響で絶対空間に対してθINだけ回
転したとすると、浮体4は液体3の慣性によって絶対空
間に対して静止状態を維持する為、相対的に浮体4はケ
−ス2に対して回転したことになる。よって、この相対
変位量をカメラと一体となって動く赤外発光素子(以下
iREDと記す)6と半導体位置検出器(以下PSDと
記す)5を用いた光学的手段を用いて検出することがで
きる。
【0010】iRED6から発せられた信号光は浮体4
の表面で反射してPSD5へ入射し、その結果、浮体4
がケ−ス2に対して相対的に回転すれば信号反射光のP
SD5への入射位置が変化する為、PSD5の出力電流
Ia及びIbは浮体4の動きによって変化する。出力電
流Ia及びIbはオペアンプ10,抵抗11,コンデン
サ12で構成される電流−電圧変換回路及びオペアンプ
13,抵抗14,コンデンサ15で構成される電流−電
圧変換回路によって増幅され、それぞれの出力はオペア
ンプ21,抵抗22,23,24,25で構成される加
算回路及びオペアンプ16,抵抗17,18,19,2
0で構成される減算回路へ入力される。この加算回路の
出力はオペアンプ26,抵抗27,28,31,コンデ
ンサ29,トランジスタ30で構成されるiREDドラ
イバ回路へ入力され、加算回路の出力が基準電圧KVC
と等しくなるようにフィ−ドバック制御が為されてい
る。
【0011】又、オペアンプ16の出力はオペアンプ3
2,トランジスタ33,34で構成されるコイルドライ
バ回路へ入力される為に、オペアンプ16の出力に応じ
てコイル7への通電電流が決定され、この結果、ヨ−ク
1と浮体4の間に置かれた巻線コイル7にはフレミング
の左手の法則に基く力が働くことからこの電流値をコン
トロ−ルすることによりセンサ自体の特性をコントロ−
ルすることが可能となる。
【0012】一方、補正光学系として用いる可変頂角プ
リズム41の頂角変位量も角変位センサと全く同様の方
法によって検出される。
【0013】つまり、iRED44とPSD43の間に
は可変頂角プリズムの動きに連動するスリットが設けら
れており、そのスリットの動きによってPSD43から
発生する光電流がIc,Idとして発生する。この光電
流Ic,Idは前述したのと同様の方法で、オペアンプ
56,抵抗57,58,59,60で構成される減算回
路及びオペアンプ61,抵抗62,63,64,65で
構成される加算回路へ入力され、この加算回路の出力は
オペアンプ66,抵抗67,68,71,コンデンサ6
9,トランジスタ70で構成されるiREDドライバ回
路へ入力され、加算回路の出力が基準電圧KVCと等し
くなるようにフィ−ドバック制御が為されている。
【0014】次に、上記角変位センサの動き量に相当す
るオペアンプ16の出力は、オペアンプ35,抵抗3
6,可変抵抗37で構成される可変増幅器で所定のレベ
ルになるように増幅される。ここで、制御回路100へ
直接入力している防振スイッチISSWが導通状態にな
っている時は、制御回路100は本構成から成る防振制
御動作を開始する為に、ISONの反転出力をLレベル(ロ
−レベルを意味する)とする。この結果、インバ−タ8
2の出力はHレベル(ハイレベルを意味する)となるこ
とから、アナログスイッチ80がON,アナログスイッ
チ81がOFFとなる。従って、オペアンプ35の出力
は抵抗83を介してオペアンプ85の反転入力端子に接
続され、又、可変頂角プリズム41の頂角変位量に相当
するオペアンプ56の出力も抵抗84を介してオペアン
プ85の反転入力端子に接続される。オペアンプ85,
抵抗83,84,86で構成される加算増幅器は実際に
はオペアンプ35の出力と抵抗38を介するオペアンプ
56の出力の位相が180°異なるように構成されてい
る為に、等価的には角変位センサの動き量と可変頂角プ
リズムの動き量の差分を出力することになる。
【0015】次に、オペアンプ85の出力はオペアンプ
90,抵抗92,93,コンデンサ91で構成される位
相補償回路へ入力され、ここでシステム全体のフィ−ド
バック系の位相補償が為される。その後オペアンプ90
の出力はオペアンプ97で構成される非反転タイプの電
力増幅回路及びオペアンプ94,抵抗95,96で構成
される反転タイプの電力増幅回路へ入力されることか
ら、この2つの電力増幅回路間に接続された駆動コイル
98は両増幅回路の出力に基いて両方向通電が行われ、
可変頂角プリズム41が駆動される。
【0016】以上のようなシステム構成によれば、角変
位センサの出力と可変頂角プリズムの変位量に相当する
出力は常に一定の比例関係を保つようにフィ−ドバック
制御が為されることになる。
【0017】次に、図2はこのシステムを構成する各制
御系の周波数特性を示したものである。
【0018】図2(a)は角変位センサの単位入力角度
当りの出力をオペアンプ32換算で取出した場合の特性
を示したものであるが、実線で示した特性が設計上のゲ
イン特性であるのに対し、PSD5の位置精度や検出系
の抵抗精度がずれた場合には点線で示した様にゲインの
値が設計値と異ってくる。
【0019】又、図2(b)は可変頂角プリズム41の
単位補正角度(例えば手振れ入力1°を補正するのに必
要な頂角変位角度は、液体の屈折率をnとすれば「n/
(n−1)×1°)」当りの出力をオペアンプ56換算
で取出した場合の特性を示したものである。
【0020】更に、図2(c)は本防振システムを可動
した場合に単位手振れ入力角度当りのフィルム面上の移
動角度を周波数軸上に表現したものである。実線は設計
上、角変位センサの単位入力角度の出力と可変頂角プリ
ズム41の単位補正角度当りの出力が「1:1」の関係
にある場合で、この時の特性は前述した補正光学系を含
むフィ−ドバック回路のル−プゲインをG倍とすると、
防振システムを可動しない場合に比べて、フィルム面上
の像移動量は「|1/(1+G)|」倍となる。
【0021】一方、図2(a)の点線で示した様に、角
変位センサの単位入力角度当りの出力が「1」に対しa
倍になった場合には、本防振システムの特性は図2
(c)の点線で示した様な特性となり、防振システムを
可動しない場合に比べてフィルム面上の像移動量は「|
{1+G(1−a)}/(1+G)|」倍となり、防振
システム全体の特性はaの値にもよるが設計値に比べて
大幅に劣化してしまう。
【0022】そこで、本実施例では、オペアンプ35,
抵抗36,可変抵抗37で構成される角変位出力ゲイン
変更手段を用いることにより、角変位センサ個々の単位
入力角度当りの出力ばらつきを補正し、常に最適な防振
性能を得ることが可能となるようにしている。
【0023】図3は本発明の第2の実施例における防振
装置を有するカメラの要部を示す回路図であり、角変位
センサ及びその検出処理回路部(1〜34),可変頂角
プリズム及びその検出処理回路部(40〜71),可変
頂角プリズム制御回路部(80〜100)については第
1の実施例と全く同様なので、ここではその説明は省略
する。
【0024】この第2の実施例では、オペアンプ56の
出力はオペアンプ75,抵抗76,可変抵抗77で構成
される可変増幅回路を通して抵抗84へ接続される構成
となっている。
【0025】図4は図2と同様にこのシステムを構成す
る各制御系の周波数特性を示したものである。
【0026】図4(a)は角変位センサの周波数特性
で、単位入力角度当りのオペアンプ16の出力を、図4
(b)は可変頂角プリズム41の駆動周波数特性で、単
位補正角度当りのオペアンプ56の出力を、図4(c)
は本防振システムを可動した場合に単位手振れ入力角度
当りのフィルム面の像移動角度を表したものである。
【0027】ここで、可変頂角プリズム41の単位補正
角度当りの出力が設計値通りの場合、図4(b)の実線
で示した特性となり、PSD43の位置精度や検出系の
抵抗精度がずれた場合には、点線で示した様にゲインの
値が設計値と異なってくる。この場合、図4(c)の特
性も設計上は実線で示した特性となる筈が、この可変頂
角プリズム41の単位補正角度当りの出力の設計値から
のずれによって点線で示した様な特性となり、フィルム
面上で換算した防振性能は大幅に劣化してしまう。
【0028】従って、この実施例では、オペアンプ7
5,抵抗76,可変抵抗77で構成される可変頂角プリ
ズム出力ゲイン変更手段を用いることにより、補正光学
系としての可変頂角プリズム個々の単位補正角度当りの
出力ばらつきを補正するようにしている。
【0029】図5は本発明の第3実施例における防振装
置を有するカメラの要部を示す回路図であり、角変位セ
ンサ及びその検出処理回路部(1〜34),可変頂角プ
リズム及びその検出処理回路部(40〜71)について
は第1の実施例と全く同様なので、ここではそのは説明
は省略する。
【0030】角変位センサの角変位量を示すオペアンプ
16の出力及び可変頂角プリズム41の頂角変位量を表
すオペアンプ56の出力は共にA/Dコンバ−タ200
へ入力され、ここで制御回路100からの制御信号によ
ってディジタル値に変換された後、制御回路100で所
定の演算処理が行われる。この際、制御回路100で
は、ここに接続され且つセンサ個々の特性を補正する為
のデ−タが記憶されているEEPROM202のデ−タ
が読み出され、センサの補正演算が為される。制御回路
100での演算結果はD/Aコンバ−タ201に送ら
れ、ここでアナログ値に変換された後、オペアンプ25
0,トランジスタ251,252で構成される電力増幅
回路へ出力される。よって、この電力増幅回路の出力は
可変頂角プリズム41の駆動用コイル98に接続されて
いることから、上記の演算結果に比例した電流で可変頂
角プリズム41が駆動されることになる。
【0031】次に、図6のフロ−チャ−トに沿って制御
回路100の演算制御の方法を説明していく。
【0032】まず、ステップ300では、後述するディ
ジタル演算用の内部メモリM(W1)が初期イニシャラ
イズとして「0」にリセットされ、次いでステップ30
1では、リアルタイムで且つ一定時間T毎にサンプリン
グ制御する為の制御回路100内の内部タイマ105が
初期リセットされた後、次のステップ302でこの内部
タイマ105のスタ−ト動作が行われる。ステップ30
3では、内部タイマ105の値が所定時間Tに達したか
どうかの判定が行われ、所定時間Tが経過した時点でス
テップ304へ進み、ここで内部タイマ105のリセッ
ト動作がなされる。
【0033】ステップ305では、制御回路100のAD
ST1 出力がHレベルとなって角変位センサの出力に対す
るA/D変換動作が開始され、次のステップ306でAD
END出力がHレベルになったことが検知されると、ステ
ップ307でA/Dコンバ−タ200の出力がデ−タバ
スADDATAを通して制御回路100内のAレジスタに転送
され、ステップ308でADST1 出力がLレベルとなって
A/Dコンバ−タ200の動作が終了する。
【0034】同様に、ステップ309でも制御回路10
0のADST2 出力がHレベルとなって、可変頂角プリズム
41の頂角変位量に対するA/D変換動作が開始され、
次いでステップ310でADEND 出力がHレベルになった
ことが検知されると、ステップ311でA/Dコンバ−
タ200の出力がデ−タバスADDATAを通して制御回路1
00内のBレジスタに転送され、ステップ312でADST
2 出力がLレベルとなってA/Dコンバ−タ200の動
作が終了する。
【0035】次に、ステップ313では、制御回路10
0のEPST出力がHレベルとなって個々の角変位センサの
単位入力角度当りの出力の設計値からのばらつきを補正
する為のデ−タが予め記憶されているEEPROM20
2の値が読出される。ステップ314では、必要なEE
PROMデ−タのアドレスがEPADを通して出力され、ス
テップ315で所定のEEPROMデ−タ値がデ−タバ
スEPDATAを通して制御回路100内部のCレジスタに転
送される。ステップ316では、角変位センサの出力値
がセットされているAレジスタの値と、上記補正デ−タ
がセットされているCレジスタの値との乗算が行われ、
角変位センサの出力補正が行われて、その結果が再びA
レジスタ内に記憶される。
【0036】次に、ステップ317では、Aレジスタの
値からBレジスタの値が減算され、補正後の角変位セン
サの出力値と可変頂角プリズムの頂角変位量出力値との
差分がAレジスタにセットされることになる。次のステ
ップ318〜320では、このシステム全体のフィ−ド
バック系の位相補償演算がディジタル的に実行される。
ここで、図7に示した位相進み補償回路の特性をS平面
上に表現すると、 となり、これを公知のS−Z変換によってディジタル制
御を実行する為のZ平面上の式に表現すると、 となり、よって各係数値を となるように予め設定しておく。なお、Tはサンプリン
グ時間である。
【0037】まず、ステップ318では、上記定数b1
と内部メモリM(W1)との乗算値が、Aレジスタから
減算され、その結果が内部メモリ(W0)にセットされ
る。次のステップ319では、定数a0と上記メモリM
(W0)との乗算結果に、定数a1と上記メモリM(W
1)との乗算結果が加算され、Dレジスタにセットされ
た後、ステップ320において次回のサンプリング制御
の為にメモリM(W0)がメモリM(W1)にセットさ
れる。
【0038】次に、上記の演算結果をD/Aコンバ−タ
201を介してアナログ値に変換する為、ステップ32
1では、DAST出力がHレベルとなってD/Aコンバ−タ
201の動作が開始され、ステップ322では、Dレジ
スタの値がデ−タバスDADATAを通してD/Aコンバ−タ
93に転送される。続いて、ステップ323においてDA
END 出力がHレベルになったことが検知されると、ステ
ップ324でDAST出力がLレベルとなり、D/A変換が
終了する。
【0039】このように、A/Dコンバ−タ200を介
して得られる角変位センサの出力に対し、EEPROM
202に設定された補正係数を乗算することにより、個
々の角変位センサの単位入力角度当りの出力のばらつき
を補正することができる。
【0040】又、この実施例では、角変位センサのばら
つきを補正する為にEEPROM202を用いている
が、補正光学系としての可変頂角プリズムの単位補正角
度当りの出力のばらつきを補正する場合も同様に該EE
PROM202を用いて補正することができることは言
う迄もない。
【0041】以上の各実施例によれば、角変位センサや
補正光学系の単位角度当たりの出力が、製品個々での機
械的取付け精度や処理回路の検出精度等によって大きく
ばらついても、その値を電気的(アナルグ的又はディジ
タル的)に調整する手段を付加した構成としている為、
該装置の防振効果を最適な状態に設定することが可能と
なる。
【0042】(変形例)本実施例では、手振れ検出手段
として液体の慣性を利用した角変位センサを用いている
が、他に角速度センサとして公知の振動ジャイロを用い
た場合にも同様の補正方法を用いることが可能であり、
又、補正光学系として撮影レンズの一部を撮影光軸に対
して垂直なX,Y軸方向に駆動するシフト光学系を用い
た場合も可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手振れ検出手段からの出力を外部より任意の増幅度に設
定する為の調整手段を設け、また、絶対位置検出手段か
らの出力を外部より任意の増幅度に設定する為の調整手
段を設け、これら手振れ検出手段と絶対位置検出手段個
々の感度レベルをある所定の比例関係が保てるように調
整手段により補正可能としている。よって、製品毎のば
らつきによる防止性能の劣化を取り除くことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における防振装置を有す
るカメラの要部構成を示す回路図である。
【図2】図1の角変位センサ、補正光学系及びフィルム
面上での像振れ抑制特性を周波数軸上に表した図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例における防振装置を有す
るカメラの要部構成を示す回路図である。
【図4】図3の角変位センサ、補正光学系及びフィルム
面上での像振れ抑制特性を周波数軸上に表した図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例における防振装置を有す
るカメラの要部構成を示す回路図である。
【図6】図5の制御回路の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図7】本発明の第3の実施例において位相補償演算の
説明を助けるための回路図である。
【符合の説明】
1〜34 角変位センサ及びその検出処理回路部 40〜71 可変頂角プリズム及びその検出処理回路
部 32〜34 ゲイン可変増幅回路 75〜77 ゲイン可変増幅回路 100 制御回路 202 EEPROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の絶対空間に対する振れ変位量
    を検出する手振れ検出手段と、該手振れ検出手段の出力
    に基づいて手振れを補正する光学的補正手段と、該光学
    的補正手段の基準位置からの変位量を検出する絶対位置
    検出手段とを備えた防振装置を有する光学機器におい
    て、前記手振れ検出手段からの出力を外部より任意の増
    幅度に設定する為の調整手段を設けたことを特徴とする
    防振装置を有する光学機器。
  2. 【請求項2】 機器本体の絶対空間に対する振れ変位量
    を検出する手振れ検出手段と、該手振れ検出手段の出力
    に基づいて手振れを補正する光学的補正手段と、該光学
    的補正手段の基準位置からの変位量を検出する絶対位置
    検出手段とを備えた防振装置を有する光学機器におい
    て、前記絶対位置検出手段からの出力を外部より任意の
    増幅度に設定する為の調整手段を設けたことを特徴とす
    る防振装置を有する光学機器。
  3. 【請求項3】調整手段は、アナログ的に増幅度を設定す
    る可変増幅回路により構成されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の防振装置を有する光学機器。
  4. 【請求項4】調整手段は、ディジタル的に増幅度を設定
    する不揮発生メモリ手段により構成されることを特徴と
    する請求項1又は2記載の防振装置を有する光学機器。
JP25424691A 1991-09-06 1991-09-06 防振装置を有する光学機器 Pending JPH0566371A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI419250B (zh) * 2010-07-27 2013-12-11 Hwa Hsia Inst Of Technology 半導體設備之防震保護裝置及其防震保護方法
WO2018198815A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、電子機器

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