JPH0566359A - 等倍結合素子 - Google Patents

等倍結合素子

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JPH0566359A
JPH0566359A JP22770591A JP22770591A JPH0566359A JP H0566359 A JPH0566359 A JP H0566359A JP 22770591 A JP22770591 A JP 22770591A JP 22770591 A JP22770591 A JP 22770591A JP H0566359 A JPH0566359 A JP H0566359A
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順 渡部
Wataru Otani
渉 大谷
Toshihiro Kanematsu
俊宏 金松
Shinya Senoo
晋哉 妹尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、等倍結合素子に関し、ルーフミラ
ーレンズアレイを成形加工する際に生ずる成形品の曲が
りやバリによる傾きやガタを矯正して、結像点の位置ず
れや走査線の曲がりなどを防止し、良好な光学特性を得
ることを目的とする。 【構成】 レンズアレイ11、絞り板12およびルーフ
ミラーアレイ13を一体化したルーフミラーレンズアレ
イ14には、光軸方向基準面15と直交方向基準面16
とが形成されている。ルーフミラーレンズアレイ14を
ハウジング17に組み込む際は、ルーフミラーレンズア
レイ14を側面板バネ18と下面板バネ19とで付勢し
ながら、ハウジング17に対して光軸方向基準面15と
直交方向基準面16とを突き当てるようにして構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、等倍結合素子に関し、
例えば複写機やファクシミリ等に用いるルーフミラーレ
ンズアレイからなる等倍結合素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の光学系において等倍で
使用する結合素子には、既存の屈折率分布型ロッドレン
ズアレイの他、これと同等の性能を有するプラスチック
製のルーフミラーレンズアレイ(以下、RMLAとい
う)がある。図5は従来のルーフミラーレンズアレイの
側面図である。図5に示されるように、上からレンズア
レイ(以下、LAという)1、絞り板2およびルーフミ
ラーアレイ(以下、RMAという)を配列し一体化して
RMLA4を構成している。そして、従来の成形品は、
図に見られるようにLA1、絞り板2、RMA3の左右
の両側面に型抜き用の抜き勾配がそれぞれ形成されてお
り、成形加工後の型抜きを容易にしている。
【0003】上記絞り板2は、各々のレンズを通過する
光束を隣接レンズ間で遮光する機能を有している。そし
て、LA1とRMA3の配列された光軸方向、およびこ
の光軸と直交する方向とともに正立実像が形成される。
特に、光軸方向には単一のLA1、RMA3により得ら
れる像を複数個重複させることで必要サイズが得られ
る。このLA1、RMA3は、それぞれプラスチックに
より一体成形加工され、相互の位置関係を保つように絞
り板2と共にハウジング内に固定される。
【0004】この種の等倍結合素子には、例えば特開昭
63−49860号、特開平1−139518号、特開
平1−291211号、特開平1−270009号及び
特開平2−161401号公報記載のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の等倍結合素子にあっては、LA1、絞り板2及びR
MA3の3点部品を用いたプラスチックの長尺物を成形
加工する場合、成形品の長手方向に曲がりが生じ易く、
高精度な成形加工を行っても曲がりを完全に無くすのは
困難であった。
【0006】そこで、ハウジング内にRMLA4を組み
込む場合、RMLA14の側面をハウジングに突き当て
て安定させようとすると、LA1、絞り板2及びRMA
3の両側面に形成された抜き勾配がハウジングと線接触
を起こし、これによって成形品が傾いたり、ガタが生じ
るという問題があった。また、LA面やRMA鏡面の光
軸方向のリブ境界部にバリが生じ易いため、これによっ
て成形品が傾いたり、ガタが生じるという問題もあっ
た。
【0007】このように、従来のRMLAを用いた等倍
結合素子では、成形品の曲がりやバリによって生じるR
MLAの傾きやガタによって、結像点の位置ずれや走査
線の曲がりが生じるため、光学特性が劣化するという問
題があった。本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、RMLAを成形加工する際に生ず
る成形品の曲がりやバリによるRMLAの傾きやガタを
矯正して、結像点の位置ずれや走査線の曲がりなどを防
止し、良好な光学特性が得られる等倍結合素子を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ルーフミラーアレイ、絞り板およびレンズアレイの各成
形品を一体化したルーフミラーレンズアレイをハウジン
グに組み込んだ等倍結合素子において、前記ハウジング
に突き当てるルーフミラーレンズアレイの基準面が光軸
方向および光軸と直交する方向に設けられ、光軸方向の
基準面はレンズアレイの有効面を除く部分に形成される
と共に、光軸と直交する方向の基準面は少なくとも前記
絞り板に形成されてなり、ルーフミラーレンズアレイの
光軸方向の基準面と光軸方向と直交する基準面とをハウ
ジングに突き当てて組み込むことを特徴とする等倍結合
素子。
【0009】請求項2記載の発明は、前記絞り板が、光
軸と直交する方向の基準面と反対側の面に型抜き用の抜
き勾配が形成されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、RMLAの光軸方向
であるLAの有効面を除く部分、およびこの光軸方向と
直交する方向の少なくとも絞り板にそれぞれ基準面が設
けられ、このRMLAに形成された2方向の基準面をハ
ウジングに突き当てて組み込む。このため、RMLAの
成形加工時に曲がりやバリが生じても、RMLAに設け
られた基準面がハウジングに突き当てられて傾きやガタ
が矯正され、RMLAの光軸方向および光軸と直交する
方向が常に正しい位置に保たれて、良好な光学特性を示
す。
【0011】請求項2記載の発明では、基準面が形成さ
れた絞り板の反対側の面に型抜き用の勾配が形成されて
いる。このため、絞り板の基準面により成形品をハウジ
ングに組み込む際の傾きやガタを防止すると共に、絞り
板の成形する際の型抜きが容易となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図2は請求項1記載の発明に係る等倍結合素子の一
実施例を示す図である。まず、構成を説明する。
【0013】図1は一実施例におけるルーフミラーレン
ズアレイの斜視図である。図1に示されるように、LA
11、絞り板12およびRMA13を矢印Aで示す光軸
方向に配列し、これを一体化してRMLA14が構成さ
れている。本実施例の特徴的な構成は、RMLA14の
光軸方向(矢印A方向)および光軸と直交する方向(矢
印B方向)にハウジングに対する光軸方向基準面15と
直交方向基準面16とが設けられていることである。
【0014】前記光軸方向基準面15は、LA11の有
効面11aを除く光軸方向に面した図中の砂地部分(リ
ブ部)に精度良く形成されている。前記直交方向基準面
16は、ここでは光軸と直交する方向に面した絞り板1
2の側面(図中の砂地部分で示す)に精度良く形成され
ている。図2は図1に示す基準面が形成されたRMLA
14をハウジング17に組み込んだ状態を示す断面図で
ある。図2に示されるように、図中の「×」印で示した
面が光軸方向基準面15および直交方向基準面16であ
る。これらのRMLA14に形成された各基準面15、
16は、ハウジング17の内壁面にそれぞれ突き当てら
れることにより、成形品の曲がりや傾きおよびガタなど
を矯正することができる。そして、この突き当て状態を
維持するために、本実施例では基準面のそれぞれ反対位
置に側面板バネ18および下面板バネ19をRMLA1
4とハウジング17との間に配置して付勢している。
【0015】次に、作用を説明する。上記した構成を採
用することにより、本実施例のRMLA14は、成形加
工時において長手方向に曲がりが生じたり、バリが出て
いても、ハウジング17に対してRMLA14に形成さ
れた光軸方向基準面15および直交方向基準面16を突
き当てた状態で組み込むので、成形品の曲がりやバリに
よる傾きを矯正し、ガタなどを防止することができる。
このため、RMLA14の結像点の位置ずれや走査線の
曲がりが無くなり、良好な光学特性を持った等倍結合素
子とすることができる。
【0016】なお、上記実施例では、光軸方向基準面1
5がLA11のリブ部に設けられているが、これに限定
されず、LA11の有効面11a以外で光軸方向に面し
た部分であれば基準面とすることができる。次に、図3
〜図4は請求項2記載の発明に係る等倍結合素子の一実
施例を示す断面図である。図3に示されるように、ここ
での特徴的な構成は、絞り板12の基準面側の長さを他
の成形品(LA11、RMA13)よりも長くし、その
側面の矢印B方向に直交方向基準面16を形成すると共
に、その基準面16と反対側の面には型抜き用の抜き勾
配面20が形成されている。このため、絞り板12の成
形加工後の型抜きが容易に行える上、ハウジング17に
対しては絞り板12の基準面を突き当てて面で押さえる
ので、RMLA14のガタや傾きを防ぐことが可能とな
り、良好な光学特性を得ることができる。
【0017】また、図4に示されるように、抜き勾配面
20が形成された3点成形部品11、12、13を一体
化した後、図4に示す左側面を全面的に平面加工して直
交方向基準面16を形成するようにしても良い。この場
合、成形工程後に、基準面を加工する後工程が必要とな
るが、成形加工後の型抜きが容易にできると共に、ハウ
ジングに組み込む際の直交方向基準面16が全面に形成
されているので、より確実に成形品のガタや傾きを防ぐ
ことができる。このように、本実施例では、直交方向基
準面16は絞り板12に限定されず、これ以外のLA1
1やRMA13の側面にも形成することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、RMLA
の光軸方向およびこの光軸方向と直交する方向に設けら
れた基準面をハウジングに突き当てて組み込むようにし
たので、RMLAの成形加工時に曲がりやバリが生じて
もガタや傾きを矯正して、結像点の位置ずれや走査線の
曲がりを防止し、常に安定した良好な光学特性を得るこ
とができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、絞り板に形
成された光軸と直交方向の基準面の反対側面には抜き勾
配が形成されているので、その基準面によって成形品を
ハウジングに組み込む際のRMLAの傾きやガタが防止
されると共に、絞り板の成形後の型抜きを容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る等倍結合素子の一実
施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1のルーフミラーレンズアレイをハウジング
に組み込んだ状態を示す断面図である。
【図3】請求項2記載の発明に係る等倍結合素子の一実
施例を示す断面図である。
【図4】請求項2記載の発明に係る等倍結合素子の他の
実施例を示す断面図である。
【図5】従来のルーフミラーレンズアレイの構成を示す
図である。
【符号の説明】
11 レンズアレイ(LA) 11a 有効面 12 絞り板 13 ルーフミラーアレイ(RMA) 14 ルーフミラーレンズアレイ(RMLA) 15 光軸方向基準面 16 直交方向基準面 17 ハウジング 20 抜き勾配面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 晋哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフミラーアレイ、絞り板およびレンズ
    アレイの各成形品を一体化したルーフミラーレンズアレ
    イをハウジングに組み込んだ等倍結合素子において、 前記ハウジングに突き当てるルーフミラーレンズアレイ
    の基準面が光軸方向および光軸と直交する方向に設けら
    れ、光軸方向の基準面はレンズアレイの有効面を除く部
    分に形成されると共に、光軸と直交する方向の基準面は
    少なくとも前記絞り板に形成されてなり、 ルーフミラーレンズアレイの光軸方向の基準面と光軸方
    向と直交する基準面とをハウジングに突き当てて組み込
    むことを特徴とする等倍結合素子。
  2. 【請求項2】前記絞り板が、 光軸と直交する方向の基準面と反対側の面に型抜き用の
    抜き勾配が形成されたことを特徴とする請求項1記載の
    等倍結合素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61158899A (ja) * 1985-07-31 1986-07-18 Kyocera Corp ダイヤモンド膜の製法
CN101793983A (zh) * 2009-01-13 2010-08-04 日本冲信息株式会社 透镜单元、阵列和led头和曝光单元和图像形成、读取设备

Cited By (3)

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JPS61158899A (ja) * 1985-07-31 1986-07-18 Kyocera Corp ダイヤモンド膜の製法
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CN101793983A (zh) * 2009-01-13 2010-08-04 日本冲信息株式会社 透镜单元、阵列和led头和曝光单元和图像形成、读取设备

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