JPH0566318U - ロッキングアームの変形防止構造 - Google Patents

ロッキングアームの変形防止構造

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JPH0566318U
JPH0566318U JP611992U JP611992U JPH0566318U JP H0566318 U JPH0566318 U JP H0566318U JP 611992 U JP611992 U JP 611992U JP 611992 U JP611992 U JP 611992U JP H0566318 U JPH0566318 U JP H0566318U
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locking
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形時における壁部へのロッキングアームの
倒れ込みを防止することが出来るロッキングアームの変
形防止構造を提供する。 【構成】 本考案のロッキングアームの変形防止構造
は、壁部5へのロッキングアーム19の倒れ込みを阻止
すると共に、相手部品との係合時にロッキングアーム1
9の撓み支点となるロッキングアーム変形防止部材21
を、壁部5とロッキングアーム19との間でかつ屈曲部
7の近傍に介在したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、相手部品と係合する係合部が形成された弾性を有するロッキングア ームの変形防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)、(b)は、実公昭59−39784号公報に記載されたロッキン グアーム1を示す。同図において、ロッキングアーム1は、電気接続箱3等の壁 部5から突設された後に壁部5に沿って屈曲された屈曲部7と、この屈曲部7か ら壁部5に沿って延出され先端が自由端9bとされると共に、壁部5の反対側に 相手部品と係合する係合部11が突設された延出部9とからなり、全体的に弾性 を有している。このロッキングアーム1は、電気接続箱3の成形時に一体に成形 される。
【0003】 このようなロッキングアーム1は、図6に示すように車両の床17等に固定さ れた相手部品13(図5参照)の係止孔15内に係合部11を係止することによ り電気接続箱3を車両の床17に固定することが出来る。この場合、ロッキング アーム1が一旦撓んだ後に、係合部11が相手部品13の係止孔15内に挿入さ れる。
【0004】 ところが、ロッキングアーム1を成形すると、図4(a)、(b)の二点鎖線 で示すように延出部9が壁部5側に倒れ込む。これは、屈曲部7の内側の表面積 が屈曲部の外側の表面積に比較して小さいために、金型内での冷却時間が屈曲部 の内側のほうが遅く、外側の方が早い。このため、屈曲部7の先端部が壁部5側 に若干変形すると、屈曲部7から延出された延出部9が壁部5側に大きく倒れ込 む。延出部9が壁部5側に倒れ込むと、相手部品13の係止孔15への係合部1 1のかかり代が少なくなり、係止孔15から係合部11が外れる虞がある。
【0005】 ところで、図7(a)に示すように、ロッキングアーム2と壁部4との間に、 壁部4から変位抑制突起16をロッキングアーム2側に向けて突設し、ロッキン グアーム2の撓み量を規制する構成のコネクタ6のロック装置が実開昭56−7 7号公報で提案されている。このような変位抑制突起16を上述したロッキング アーム1と壁部5との間に形成して、壁部5側への成形によるロッキングアーム 1の倒れ込みを防止することが考えられる。
【0006】 しかしながら、この変位抑制突起16は、図7(b)に示すように、相手方コ ネクタ8への嵌合時にロッキングアーム2が撓み過ぎないように、その変位を規 制するためのものであり、変位抑制突起16の先端部とロッキングアーム2の内 壁との間には、ロッキングアーム2が撓むための隙間Sを必要とする。このため 、ロッキングアーム2を成形すると上述した理由から隙間S分だけロッキングア ーム2が撓んで壁部4側へ倒れ込み、上述した問題が生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、上記事情を考慮し、成形時における壁部へのロッキングア ームの倒れ込みを防止することが出来ると共に、相手方部品の係合部との係合が 確実となるロッキングアームの変形防止構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、壁部への前記ロッキングアームの倒れ込み を阻止すると共に、相手部品との係合時にロッキングアームの撓み支点となるロ ッキングアーム変形防止部材を、壁部とロッキングアームとの間でかつ屈曲部の 近傍に介在したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案によれば、成形による壁部側へのロッキングアームの倒れ込みが、ロッ キングアーム変形防止部材によって阻止される。そして、相手方部品との係合時 に、ロッキングアームがロッキングアーム変形防止部材を支点として撓み、相手 方部品と係合する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を用いて説明する。
【0011】 第1実施例 図1(a)、(b)は、本考案のロッキングアームの変形防止構造が適用され たロッキングアーム19を示す。同図においてロッキングアーム19は、壁部5 から突設された後に屈曲部7で壁部5に沿って屈曲され、さらに、その先端部は 壁部5に沿って延出されて先端部が自由端9bとされた延出部9が形成されてい る。また、壁部5と反対側には、相手部品13の係止孔15と係合する係合部1 1が形成されている。そして、本実施例のロッキングアーム19には、壁部5と ロッキングアーム19との間でかつ屈曲部7の近傍に、壁部5から延出部9に向 けて柱状のロッキングアーム変形防止部材21が突設されている。このロッキン グアーム変形防止部材21の先端部はロッキングアーム21の内壁の当接部21 aに当接しており、延出部9の撓み支点となっている。また、ロッキングアーム 変形防止部材21の幅寸法L1 は、延出部9の幅寸法L2 に対して、L2 /2> L1 に設定されている。
【0012】 このような、ロッキングアーム19を電気接続箱等3と一体に成形すると、ロ ッキングアーム19の延出部9が、成形時の冷却時間の差によって壁部5側に引 っ張られるが、ロッキングアーム変形防止部材21の先端が屈曲部7側の当接部 9aに当接し、延出部9の壁部5側への変形を防止することが出来る。
【0013】 延出部9の壁部5側への変形を防止することにより、相手部品13(図5参照 )の係止孔15への係合部11のかかり代が多くなり、ロッキングアーム19の ロック保持力が向上する。また、ロッキングアーム19の延出部9は、相手部品 13の係止孔15への係合の際に、図1(b)の二点鎖線で示すように、当接部 9aを撓み支点として撓む為相手部品13の係止孔15への係合部11の挿入の 際の挿入音(ロック音)が大きくなるので、節度感が向上する。
【0014】 また、ロッキングアーム変形防止部材21は、延出部9から壁部5側に向けて 一体に成形しても良く、さらには、延出部9及び壁部5と一体に成形しても良い 。
【0015】 第2実施例 次に図2に示す第2実施例について説明する。図2に示すロッキングアーム2 3には、壁部5から一対のロッキングアーム変形防止部材25が、屈曲部7の近 傍に、延出部9に向けて突設されている。
【0016】 本実施例においても、成形時にロッキングアーム変形防止部材25が延出部9 に当接して壁部5側への変形を防止することが出来る。また、本実施例では、一 対のロッキングアーム変形防止部材25が設けられているので、より確実に延出 部9の変形を防止することが出来る。
【0017】 第3実施例 図3に示す第3実施例について説明する。図3に示すロッキングアーム29は 、屈曲部7に貫通孔27を形成した例である。すなわち、電気接続箱等とロッキ ングアーム29を一体に成形する場合に、壁部5と延出部9との間にロッキング アーム変形防止部材21があると、金型製作上、いわゆる抜けなくなるため、屈 曲部7に貫通孔27を形成し金型が抜けるようにしている。
【0018】 本実施例においても、ロッキングアーム変形防止部材21が延出部9に当接す ることにより、ロッキングアーム29の延出部9の壁部5への変形を防止するこ とが出来る。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るロッキングアームの変形防止構造によれば、 壁部とロッキングアームとの間でかつ屈曲部の近傍に、ロッキングアーム変形防 止部材を設けたので、成形による壁部へのロッキングアームの倒れ込みを防止す ることが出来ると共に、相手方部品の係合部への係合が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロッキングアームの変形防止構造
を示し、(a)はロッキングアームを示す斜視図、
(b)は断面図である。
【図2】第2実施例のロッキングアームの変形防止構造
が適用されたロッキングアームを示す斜視図である。
【図3】第3実施例のロッキングアームの変形防止構造
が適用されたロッキングアームを示す斜視図である。
【図4】従来のロッキングアームを示し、(a)は断面
図、(b)は斜視図である。
【図5】相手部品を示す斜視図である。
【図6】従来のロッキングアームが相手部品に係止され
た状態を示す断面図である。
【図7】従来の他のロッキングアームを示し、(a)は
このロッキングアームが形成されたコネクタを示す断面
図、(b)は相手方コネクタに係合しようとするロッキ
ングアームを示す断面図である。
【符号の説明】
5 壁部 7 屈曲部 9 延出部 9a 当接部 9b 自由端 11 係合部 19、23、29 ロッキングアーム 21、25 ロッキングアーム変形防止部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁部から突設されると共に壁部に沿って
    屈曲された屈曲部と、この屈曲部から壁部に沿って延出
    され先端が自由端とされると共に、壁部の反対側に相手
    部品と係合する係合部が設けられた延出部とからなる弾
    性を有するロッキングアームの壁部側への変形防止構造
    において、前記壁部への前記ロッキングアームの倒れ込
    みを阻止すると共に、相手部品との係合時にロッキング
    アームの撓み支点となるロッキングアーム変形防止部材
    を、前記壁部と前記ロッキングアームとの間でかつ前記
    屈曲部の近傍に介在したことを特徴とするロッキングア
    ームの変形防止構造。
JP1992006119U 1992-02-17 1992-02-17 ロッキングアームの変形防止構造 Expired - Lifetime JP2589228Y2 (ja)

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JP2589228Y2 (ja) 1999-01-27

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