JPH0565964A - ダイヤフラムバルブ - Google Patents

ダイヤフラムバルブ

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Publication number
JPH0565964A
JPH0565964A JP21236891A JP21236891A JPH0565964A JP H0565964 A JPH0565964 A JP H0565964A JP 21236891 A JP21236891 A JP 21236891A JP 21236891 A JP21236891 A JP 21236891A JP H0565964 A JPH0565964 A JP H0565964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
spindle
bonnet
joint
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21236891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Ogawa
博敏 小川
Hidehiko Muroe
秀彦 室江
Katsuaki Nakagawa
勝明 中川
Atsushi Shimoda
篤 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Asahi Yukizai Corp
Original Assignee
Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd, Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
Priority to JP21236891A priority Critical patent/JPH0565964A/ja
Publication of JPH0565964A publication Critical patent/JPH0565964A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はダイヤフラムが破損してもスピンド
ルに係合しているスリーブとボンネットとの間から流体
が外に漏れることのないダイヤフラムバルブを提供する
ことである。 【構成】 上下動するスピンドル8の下端に固定された
コンプレッサー6は、継手11によりスピンドル8に非
接触状態に固定され、ボンネット5内のスピンドル支承
用孔5aの周囲に、継手11と摺動係合する案内筒12
を設け、案内筒12の内周面にシールリング14を嵌着
し、案内筒12と継手11との間が常時シールされるよ
うにしている。 【効果】 ダイヤフラム10が破損して流体がコンプレ
ッサー6の収容室内に流入しても、スピンドル8を支承
するスリーブ7から流体がボンネット5の外に漏れるこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイヤフラムバルブの改
良に関するもので、さらに、詳しくは、スピンドル部か
らのバルブ外への流体の漏洩を防止したダイヤフラムバ
ルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダイヤフラムバルブにおいては、
図3に示されているごとく、コンプレッサー21にダイ
ヤフラム20が取付けられ、ハンドル24を廻すことに
より、スピンドル23を上下させて、弁本体16の仕切
壁18に該ダイヤフラム20を押圧あるいは離間させて
弁の開閉を行うようになっており、該ハンドル24が固
定されているスリーブ25とボンネット19との係合部
には、一般的には、シールリングは装着されておらず、
仮に装着されていたとしても、それは、バルブ外からの
水や、雨の侵入を防ぐ程度の目的しか有しないものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のダイヤフラ
ムバルブにおいては、弁本体流路部17とボンネット1
9の間はダイヤフラム20で隔絶されているため流体が
コンプレッサー室22に侵入することはないが、ダイヤ
フラムバルブを長期間使用しているとダイヤフラム20
が疲労により弾性を失って亀裂を生じたり、あるいは突
発事故等でダイヤフラム20が破損したりすると、流体
はダイヤフラム20を通り貫けてコンプレッサー室22
に流入し、ついには、ボンネット19とスリーブ25の
間からバルブ外へと流体が突出漏洩することになる。
【0004】特に流体が腐食性を有する薬液等であった
場合は、バルブ自体の腐食や付近がよごれることに加え
て、付近で作業していた作業者にやけどや、失明等の人
的被害が発生する危険性がある。
【0005】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、ダイヤフラムが破損してもスピンドルと係合し
ているスリーブとボンネットの間から、流体がバルブ外
へ漏洩することを防止した安全対策が講じられたダイヤ
フラムバルブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その構成を実施例に対応す
る図1及び2にもとずいて説明すると、入口流路2及び
出口流路3と、これら両流路の中間に位置し、かつ、該
両流路2,3をわん曲させた仕切壁4とを有する弁本体
1、ボンネット5にスリーブ7を介して上下動自在に支
承されたスピンドル8の下端部に固定されたコンプレッ
サー6、及び、該コンプレッサー6に固定され、仕切壁
4に圧接又は離間されることにより、流体の流れを遮断
又は解放する様に弁本体1とボンネット5間に狭持され
ているダイヤフラム10とを具備してなるダイヤフラム
バルブにおいて、前記コンプレッサー6はスピンドル8
に継手11により非接触状態で固定され、前記ボンネッ
ト5内のスピンドル支承用孔5aの周囲に、該継手11
とスライド自在に係合しかつその内周面にシールリング
14を嵌着させた案内筒12を設け、該シールリング1
4により前記案内筒12と前記継手11との間を前記継
手11の移動に関係なく常時シールするようにしている
ことを特徴としている。
【0007】なお、上記構成における弁本体1、ボンネ
ット5及びダイヤフラム10を弗素系樹脂で形成し、
又、継手11を耐食性材質で構成するのが好ましい。
【0008】本発明におけるダイヤフラムバルブの材質
は金属でもプラスチックでもよく、特に腐食性流体の配
管ラインに使用する場合は、前記したごとく、弗素系樹
脂を使用すると望ましい効果が得られる。
【0009】
【作用】本発明の作用について図1及び2にもとづいて
説明する。図1は開状態を示すダイヤフラムバルブの縦
断面図である。今、この状態でハンドル13を閉方向に
まわすと、コンプレッサー6はスピンドル8と共に下降
して行き、ついには、該コンプレッサー6に固定されて
いるダイヤフラム10は弁本体1の仕切壁4に圧接さ
れ、バルブは図2に示されているごとく閉状態になる。
この状態からハンドル13を開方向にまわすと、上記と
は逆の作用で開状態にもたらされる。
【0010】図1の状態において、何らかの原因でダイ
ヤフラム10に損傷が発生し、入口流路2及び出口流路
3を流れていた流体がダイヤフラム10の損傷部を経由
してコンプレッサー室9に流入したとしても、ボンネッ
ト5に設けられた案内筒12とこれに係合している継手
11間でシールリング14によりシールされているた
め、流体がスリーブ7およびスピンドル8部を経由して
ボンネット5外に漏洩することが防止できる。
【0011】又、前記したごとくバルブが閉状態におい
ても、継手11は案内筒12と係合しており、かつ、両
者間はシールリング14でやはりシールされている(図
2参照)ので同様に流体がボンネット5外に漏洩するこ
とが防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面にもとづいて説明する。
本発明がこの実施例に限定されないことはいうまでもな
い。1は、PVC又はPVDFからなる弁本体で内部に
入口流路2及び出口流路3が設けられ、両者の中間に
は、両流路をわん曲させ、かつ、弁座となる仕切壁4が
設けられている。
【0013】5は、PVC又はPVDFからなるボンネ
ットで、弁本体1にダイヤフラム10を介して、両フラ
ンジ部でボルト・ナットで固定されている。6は、ボン
ネット5の上部中央部の支承用孔5aにスリーブ7を介
して上下動自在に支承されたスピンドル8の下端部に継
手11を介して固定された金属製のコンプレッサーであ
る。該コンプレッサー6はボンネット5内のコンプレッ
サー室9内を上下動のみ可能にガイド等を設けて装着さ
れている。
【0014】ダイヤフラム10はコンプレッサー6に固
定され、前記仕切壁4に圧接又は離間されるゴム弾性体
又は弗素系樹脂(FPM−F)からなっている。
【0015】継手11は、断面円形状の金属又は耐食性
材料であるポリエステル樹脂組成物からなり、スピンド
ル8とコンプレッサー6とを、空隙を介在しない状態で
しかも相互が接触しない状態で接続固定している。
【0016】継手11の上部側には上方が開放された受
け口11aが設けられ、この受け口11a内に、前記ス
リーブ7の下端部と、ボンネット5とスリーブ7の下端
部との間に装着されスリーブ7を回転自在に支持するス
ラストベアリング15と、スリーブ7と螺合しているス
ピンドル8の下端部とを受け入れるようにしている。一
方継手11の下部側には下方が開放された受け口11b
が設けられ、コンプレッサー6の軸部6aを受け入れて
いる。これら上下の両受け口11a,11bは隔壁11
cで遮断されており、上記したようにスピンドル8の下
端部とコンプレッサーの軸部6aとが非接触状態で継手
11に固着されるようにしている。
【0017】12は、継手11をスライド自在に係合し
て支承している案内筒であり、ボンネット5内の頂部に
設けられたスピンドル8の支承用孔5aの周囲に一体成
形にて設けられている。案内筒12の内周面にはゴム弾
性体又は弗素樹脂であるFPM−F等からなるシールリ
ング14が嵌着されており、継手11との間がそれによ
りシールされている。
【0018】案内筒12は、弁開時はもちろんである
が、弁閉時においても、継手11とシールリング14を
介して係合していなければならないので、継手11の上
下動距離を考慮して、下向きの筒部の長さを設定する必
要がある。
【0019】13は、スリーブ7の上部に固定されてい
るハンドルである。該ハンドル13を回動させることに
より、スリーブ7と螺合しているスピンドル8が上下動
するようになっている。
【0020】次に、本実施例ダイヤフラムバルブの作用
について説明する。図1の状態でハンドル13を閉方向
にまわすと、コンプレッサー6はスピンドル8と共に下
降して行き、ついには、該コンプレッサー6に固定され
ているダイヤフラム10は弁本体1の隔壁4に圧接さ
れ、バルブは閉状態になる。この状態からハンドル13
を開方向にまわすと、上記とは逆の作用で開状態にもた
らされる。図1の状態において、何らかの原因でダイヤ
フラム10に損傷が発生し、入口流路2及び出口流路3
を流れていた流体がダイヤフラム10の損傷部を経由し
てコンプレッサー室9に流入したとしても、ボンネット
5に設けられた案内筒12とこれに係合している継手1
1間でシールリング14によりシールされているため、
流体がスリーブ7およびスピンドル8部を経由してボン
ネット5外に漏洩することが防止できる。
【0021】又、前記したごとくバルブが閉状態おいて
も、継手11は案内筒12と係合しており両者間はシー
ルリング14でやはりシールされている(図2参照)の
で、同様に流体がボンネット5外に漏洩することが防止
できる。
【0022】尚、本実施例ダイヤフラムバルブにおい
て、本体1、ボンネット5、ダイヤフラム10、及び案
内筒12に装着されているシールリング14を弗素系樹
脂で、又、継手11をポリエステル樹脂組成物で形成す
ると、ふっ酸、硝酸、これら混合物のふっ硝酸等の腐食
性流体の配管ラインに使用しても、本体1及びダイヤフ
ラム10は耐食性を有するために、長期に渡り使用で
き、又、何らかの原因でダイヤフラム10に損傷が発生
し、該腐食性流体がコンプレッサー室9に侵入しても、
コンプレッサー6は腐食されるが、ボンネット5に支承
されているスリーブ7部からバルブの外に漏洩すること
が防止される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイヤフ
ラムバルブを使用すると、つぎのような効果が得られ
る。 1.何らかの原因でダイヤフラムに損傷が発生し、流体
がその損傷部を経由してコンプレッサー室に流入して
も、スピンドルを支承しているスリーブ部から流体がボ
ンネットの外部に漏洩することが防止される。 2.したがって、特に流体が腐食性を有する薬液等であ
る場合は、漏洩によるバルブ自体の腐食や汚染、バルブ
付近の汚染に加えて、近くで作業していた作業者に対す
る人的被害等が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ダイヤフラムバルブの開状態を示す縦断
面図である。
【図2】同じく、閉状態を示す縦断面図である。
【図3】従来のダイヤフラムバルブの縦断面図である。
【符号の説明】
1…弁本体 2…入口流路 3…出口流路 4…仕切壁 5…ボンネット 5a…孔 6…コンプレッサー 7…スリーブ 8…スピンドル 10…ダイヤフラム 11…継手 12…案内筒 14…シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室江 秀彦 福岡県北九州市八幡西区沖田二丁目16の3 (72)発明者 中川 勝明 福岡県北九州市八幡西区穴生四丁目16の2 の406 (72)発明者 下田 篤 福岡県北九州市八幡西区鉄竜二丁目1の3 の204

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口流路及び出口流路とこれら両流路の
    中間に位置しかつ流路をわん曲させた仕切壁とを有する
    弁本体、ボンネットにスリーブを介して上下動自在に支
    承されたスピンドルの下端部に固定されたコンプレッサ
    ー、及び該コンプレッサーに固定され前記仕切壁に圧接
    又は離間されることにより流体の流れを遮断又は解放す
    るための前記弁本体とボンネット間に狭持されているダ
    イヤフラムを具備してなるダイヤフラムバルブにおい
    て、前記コンプレッサーはスピンドルに継手により非接
    触状態で固定され、前記ボンネット内のスピンドル支承
    用孔の周囲に、該継手とスライド自在に係合しかつその
    内周面にシールリングを嵌着した案内筒を設け、該シー
    ルリングにより前記継手と前記案内筒との間を常時シー
    ルするようにしていることを特徴とするダイヤフラムバ
    ルブ。
  2. 【請求項2】 前記弁本体、ボンネットおよびダイヤフ
    ラムが弗素系樹脂からなり、前記継手が耐食性材質から
    なることを特徴とする請求項1記載のダイヤフラムバル
    ブ。
JP21236891A 1991-08-23 1991-08-23 ダイヤフラムバルブ Pending JPH0565964A (ja)

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JP21236891A JPH0565964A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 ダイヤフラムバルブ

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JP21236891A JPH0565964A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 ダイヤフラムバルブ

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Publication Number Publication Date
JPH0565964A true JPH0565964A (ja) 1993-03-19

Family

ID=16621406

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21236891A Pending JPH0565964A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 ダイヤフラムバルブ

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JP (1) JPH0565964A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101390676B1 (ko) * 2012-06-29 2014-04-30 후성정공 주식회사 록킹장치를 구비한 다이아프램 밸브
KR20180115509A (ko) * 2017-04-13 2018-10-23 주식회사 동양에프앤씨 위어 타입 다이어프램 밸브

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101390676B1 (ko) * 2012-06-29 2014-04-30 후성정공 주식회사 록킹장치를 구비한 다이아프램 밸브
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990601