JP3403310B2 - ダイヤフラムバルブ - Google Patents

ダイヤフラムバルブ

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JP3403310B2 JP06892497A JP6892497A JP3403310B2 JP 3403310 B2 JP3403310 B2 JP 3403310B2 JP 06892497 A JP06892497 A JP 06892497A JP 6892497 A JP6892497 A JP 6892497A JP 3403310 B2 JP3403310 B2 JP 3403310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、各種流体(水、
塩酸等の薬液又はスラリー等)の輸送配管ラインに使用
されるダイヤフラムバルブに関し、特に、バルブ本体外
部への流体漏洩に対するシール性能が格段に向上し、且
つ、ダイヤフラムバルブの配管設置がスムーズに行なう
ことのできるダイヤフラムバルブに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ゴム弾性体で裏打ちされたフッ素
樹脂シートからなるダイヤフラム、又は、公知のEPD
M、CR、IIR、NBR等のゴムからなるダイヤフラ
ムを、弁本体とボンネット間にボルト、ナットで挟持す
ることにより、該弁本体と該ダイヤフラム間のシール性
能を保持すると共に、流路を湾曲させた仕切壁に圧接あ
るいは離間させることにより流路を開閉させるダイヤフ
ラムバルブは、構造が比較的簡単で、流体の遮断が確実
であるため各種流体の輸送配管ラインに広く使用されて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のゴム弾性体で裏打ちされたフッ素樹脂シートからな
るダイヤフラムを具備したダイヤフラムバルブのシール
構造では、ボンネット、ダイヤフラム、及び弁本体の3
者を挟持するボルト、ナットの初期の締め付け等によ
り、該ボンネット周縁部より該ダイヤフラムのゴム弾性
の周縁部がはみ出すことがあり、ダイヤフラムバルブ
を配管する際、該ダイヤフラムバルブのフランジ部への
ナット装着の妨げになり、配管しづらいという問題があ
った。(図3参照) 【0004】更に、長期使用中においては、高温流体に
よる該ダイヤフラムのゴム弾性体の熱変形、又は漏洩対
策のための増し締めによるボルト、ナットの強い締め付
け等により、該ダイヤフラムのゴム弾性体が該ボンネッ
トの周縁部よりはみ出してくることで、該ダイヤフラム
のゴム弾性体の圧縮永久歪み、応力緩和等のゴム固有の
性能が損なわれて、ダイヤフラムバルブのシール性能が
著しく低下してくる。そのため、低い流体圧力でも漏洩
が生じるようになる。例えば、樹脂製のダイヤフラムバ
ルブにおいては、特に、腐食性流体(例えば、塩酸、濃
硫酸、次亜塩素酸等)が、バルブの外部に漏出した場合
には、人身事故にも繋がる危険性があった。本発明は、
以上の様な従来技術に鑑みなされたもので、その目的
は、バルブ本体外部への流体の漏れに対するシール性能
が格段に向上し、且つ、バルブの配管設置がスムーズに
行なうことのできるダイヤフラムバルブを提供すること
にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段としての本発明の構成をその実施例に対応する図
1を参照して説明すると、本発明のダイヤフラムバルブ
は、入口流路2及び出口流路3とこれら両流路の中間に
位置し、且つ、流路を湾曲させた仕切壁4とを有し両側
にフランジ部を有する弁本体1、ボンネット12に支承
されたスピンドル13の下端部に固定されたコンプレッ
サー14、及び弁本体1とボンネット12間に挟持され
ると共に、コンプレッサー14に固定され仕切壁4に圧
接、又は、離間されることにより流体の流れを遮断、又
は、開放するゴム弾性体7で裏打ちされたフッ素樹脂シ
ート8からなるダイヤフラムを具備してなるダイヤフ
ラムバルブにおいて、ボンネット12の下端周縁部に、
ダイヤフラム6のゴム弾性体7の周縁部がボンネット
12の周縁部よりはみ出ることを完全に防止するスカー
ト部9を設けたこと、かつ、該弁本体フランジ面と該ス
カート部下端部との間に隙間を設けたこと、更に、該フ
ランジ部と該ボンネットとの間には、該ダイヤフラムバ
ルブの設置作業をスムーズに行なうことができる空間を
設けたことを特徴としている。 【0006】本発明におけるダイヤフラムバルブの材質
としては、金属製、磁器製、又はプラスチック製等のい
ずれでも良く、特に、薬液の配管ラインには耐食性に優
れるプラスチック製のダイヤフラムバルブが好適に使用
される。また、ダイヤフラムの材質としては、ゴム弾性
体(EPDM等)で裏打ちされたフッ素樹脂シート(P
TFE等)が挙げられる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、本発明が本実施例に限定されないことは
言うまでもない。 【0008】図1は、本発明に係る塩化ビニル樹脂製の
ダイヤフラムバルブの開状態を示す縦断面図、図2は図
1における要部の拡大縦断面図、図3は従来ダイヤフラ
ムバルブの開状態を示す縦断面図である。図1におい
て、1はダイヤフラムバルブの弁本体であって、入口流
路2と出口流路3を有し、更にこれら両流路の中間に流
路を湾曲させたなだらかな円弧状の曲面を有する仕切壁
4を有している。14はコンプレッサーでありスピンド
ル13の下端部に固定されている。6は、ゴム弾性体7
(EPDM等)で裏打ちされたフッ素樹脂シート8(P
TFE等)からなるダイヤフラムで、コンプレッサー1
4に固定され、弁本体1の仕切壁4及び弁本体1のフラ
ンジ面5と接触する部分には、シール用線状突条10及
びこれと連続した周縁突条11が一体的に設けられてい
る。9はボンネット12の下端周縁部に設けられたダイ
ヤフラム6のゴム弾性体7のはみ出しを防止しているス
カート部で、厚さは、口径によって異なるが、2〜5m
mに設定するのが良い。また、その高さはダイヤフラム
6の厚みと必ずしも同じ寸法に設ける必要はなく、図2
に示されているようにゴム弾性体7のはみ出しを防止す
る高さに設ける。 【0009】次に、本実施例のダイヤフラムバルブの作
用を図1に基づいて説明する。図1の状態からハンドル
15を回転させると、スピンドル13が下降すると共に
コンプレッサー14が下降する。コンプレッサー14が
下降すると、コンプレッサー14が、ゴム弾性体7で裏
打ちされたフッ素樹脂シート8からなるダイヤフラム6
を押圧する。更にハンドル15を回転していくと、つい
には、弁本体1の仕切壁4にダイヤフラム6のフッ素樹
脂シート8が押圧されて流路2、3が閉鎖され、バルブ
は閉状態となる。 【0010】一方、該閉状態から開状態へ移行させるた
めには、流路2、3の閉鎖作業と反対方向にハンドル1
5を回転させる。すると、このハンドル15の回転によ
ってスピンドル13が上昇すると共に、コンプレッサー
14が上昇する。コンプレッサー14が上昇すると、コ
ンプレッサー14がゴム弾性体7で裏打ちされたフッ素
樹脂シート8を引き上げるため、フッ素樹脂シート8が
仕切壁4から離間して流路2、3が開放され、バルブ
は、開状態になる。 【0011】また、ボンネット12の下端周縁部に設け
られたスカート部9は、ボンネット12と弁本体1の間
にボルト、ナット(図示せず)の締め付けにより挟持さ
れているゴム弾性体7で裏打ちされたフッ素樹脂シート
8からなるダイヤフラム6のゴム弾性体7が、ボンネッ
ト12の周縁部よりはみ出ることを防止しているため、
該ボルト、ナットの初期の強い締め付けに対しても、ゴ
ム弾性体7の周縁部がボンネット12の周縁部よりはみ
出すことが全くない。更に、増し締めを行なってもゴム
弾性体7の周縁部がボンネット12の周縁部よりはみ出
すことも起こらない。従って、ゴム弾性体7の圧縮永久
歪み、応力緩和等のゴム固有の性能が遺憾なくフッ素樹
脂シート8に伝わり、ダイヤフラムバルブの長期シール
性能を維持することが可能になる。よって、ダイヤフラ
ムバルブの長期シール性能を維持することが可能にな
り、バルブ本体外部への流体漏洩を長期的に防止するこ
とができ、また、ダイヤフラムバルブのスムーズな配管
設置も可能になる。 【0012】 【発明の効果】本発明のダイヤフラムバルブは、以上の
ような構成、作用を有しているため、従来のダイヤフラ
ムバルブより、そのシール性能は、格段に向上したもの
になっている。特に腐食性流体の輸送配管ラインに使用
されるダイヤフラムバルブにおいて効果的で、腐食性流
体のバルブ本体からの漏出が防止され、周辺機器の腐食
や、人身事故を未然に防ぎ、作業者の安全を確保するこ
とができる。更に、ゴム弾性体で裏打ちされたフッ素樹
脂シートからなるダイヤフラムのゴム弾性体のはみ出し
完全に防止されることにより、ダイヤフラムバルブの
フランジ部へのナットの挿入がスムーズに行なわれ、配
管内のダイヤフラムバルブの設置作業が非常に楽にな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のダイヤフラムバルブの一実施例を示す
縦断面図である。 【図2】図1における要部の拡大縦断面図である。 【図3】従来のダイヤフラムバルブを示す縦断面図であ
る。 【符号の説明】 1…弁本体、2…入口流路、3…出口流路、4…仕切
壁、5…本体フランジ面、6…ダイヤフラム、7…ゴム
弾性体、8…フッ素樹脂シート、9…スカート部、10
…線状突条、11…周縁突条、12…ボンネット、13
…スピンドル、14…コンプレッサー、15…ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−272771(JP,A) 特開 昭60−208674(JP,A) 実開 昭61−124762(JP,U) 実開 平1−102574(JP,U) 特公 昭60−14232(JP,B1) 特公 昭44−11514(JP,B1) 特表 平5−501001(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 7/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入口流路及び出口流路とこれら両流路の
    中間に位置し、且つ、流路を湾曲させた仕切壁とを有し
    両側にフランジ部を有する弁本体、ボンネットに支承さ
    れたスピンドルの下端部に固定されたコンプレッサー、
    及び前記弁本体とボンネット間に挟持されると共に、該
    コンプレッサーに固定され前記仕切壁に圧接、又は、離
    間されることにより流体の流れを遮断、又は、開放する
    ゴム弾性体で裏打ちされたフッ素樹脂シートからなる
    イヤフラムを具備してなるダイヤフラムバルブにおい
    て、該ボンネットの下端周縁部に、該ゴム弾性体の周縁
    部が、該ボンネットの周縁部よりはみ出ることを完全に
    防止するスカート部を設けたこと、かつ、該弁本体フラ
    ンジ面と該スカート部下端部との間に隙間を設けたこ
    と、更に、該フランジ部と該ボンネットとの間には、該
    ダイヤフラムバルブの設置作業をスムーズに行なうこと
    ができる空間を設けたことを特徴とするダイヤフラムバ
    ルブ。
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