JPH10288264A - ダイヤフラムバルブ - Google Patents

ダイヤフラムバルブ

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JPH10288264A
JPH10288264A JP6892497A JP6892497A JPH10288264A JP H10288264 A JPH10288264 A JP H10288264A JP 6892497 A JP6892497 A JP 6892497A JP 6892497 A JP6892497 A JP 6892497A JP H10288264 A JPH10288264 A JP H10288264A
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diaphragm
bonnet
valve
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compressor
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JP6892497A
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Katsuya Nakahira
勝也 中平
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Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ本体外部への流体の漏洩を効率よく防
止し、配管への設置をスムーズに行うことのできるダイ
ヤフラムバルブを提供する。 【解決手段】 入口流路2及び出口流路3とこれら両流
路の中間に位置し、且つ、流路を湾曲させた仕切壁4と
を有する弁本体1、ボンネット12に支承されたスピン
ドルの下端部に固定されたコンプレッサー14、及び前
記弁本体とボンネット間に挟持されると共に、該コンプ
レッサーに固定され前記仕切壁に圧接、又は、離間され
ることにより流体の流れを遮断、又は、開放するダイヤ
フラム6を具備してなるダイヤフラムバルブにおいて、
該ボンネットの下端周縁部に、該ダイヤフラムの周縁部
が、該ボンネットの周縁部よりはみ出ることを完全に防
止するスカート部9を設けてなるダイヤフラムバルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種流体(水、
塩酸等の薬液又はスラリー等)の輸送配管ラインに使用
されるダイヤフラムバルブに関し、特に、バルブ本体外
部への流体漏洩に対するシール性能が格段に向上し、且
つ、ダイヤフラムバルブの配管設置がスムーズに行なう
ことのできるダイヤフラムバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム弾性体で裏打ちされたフッ素
樹脂シートからなるダイヤフラム、又は、公知のEPD
M、CR、IIR、NBR等のゴムからなるダイヤフラ
ムを、弁本体とボンネット間にボルト、ナットで挟持す
ることにより、該弁本体と該ダイヤフラム間のシール性
能を保持すると共に、流路を湾曲させた仕切壁に圧接あ
るいは離間させることにより流路を開閉させるダイヤフ
ラムバルブは、構造が比較的簡単で、流体の遮断が確実
であるため各種流体の輸送配管ラインに広く使用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダイヤフラムバルブのシール構造では、ボンネッ
ト、ダイヤフラム、及び弁本体の3者を挟持するボル
ト、ナットの初期の締め付け等により、該ボンネット周
縁部より該ダイヤフラムの周縁部がはみ出すことがあ
り、ダイヤフラムバルブを配管する際、該ダイヤフラム
バルブのフランジ部へのナット装着の妨げになり、配管
しづらいという問題があった。(図3参照)
【0004】更に、長期使用中においては、高温流体に
よる該ダイヤフラムの熱変形、又は漏洩対策のための増
し締めによるボルト、ナットの強い締め付け等により、
該ダイヤフラムが該ボンネットの周縁部よりはみ出して
くることで、該ダイヤフラムの圧縮永久歪み、応力緩和
等のゴム固有の性能が損なわれて、ダイヤフラムバルブ
のシール性能が著しく低下してくる。そのため、低い流
体圧力でも漏洩が生じるようになる。例えば、樹脂製の
ダイヤフラムバルブにおいては、特に、腐食性流体(例
えば、塩酸、濃硫酸、次亜塩素酸等)が、バルブの外部
に漏出した場合には、人身事故にも繋がる危険性があっ
た。本発明は、以上の様な従来技術に鑑みなされたもの
で、その目的は、バルブ本体外部への流体の漏れに対す
るシール性能が格段に向上し、且つ、バルブの配管設置
がスムーズに行なうことのできるダイヤフラムバルブを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段としての本発明の構成をその実施例に対応する図
1を参照して説明すると、本発明のダイヤフラムバルブ
は、入口流路2及び出口流路3とこれら両流路の中間に
位置し、且つ、流路を湾曲させた仕切壁4とを有する弁
本体1、ボンネット12に支承されたスピンドル13の
下端部に固定されたコンプレッサー14、及び弁本体1
とボンネット12間に挟持されると共に、コンプレッサ
ー14に固定され仕切壁4に圧接、又は、離間されるこ
とにより流体の流れを遮断、又は、開放するダイヤフラ
ムを具備してなるダイヤフラムバルブにおいて、ボンネ
ット12の下端周縁部に、ダイヤフラム6の周縁部がボ
ンネット12の周縁部よりはみ出ることを防止するスカ
ート部9を設けたことを特徴としている。
【0006】本発明におけるダイヤフラムバルブの材質
としては、金属製、磁器製、又はプラスチック製等のい
ずれでも良く、特に、薬液の配管ラインには耐食性に優
れるプラスチック製のダイヤフラムバルブが好適に使用
される。また、ダイヤフラムの材質としては、ゴム弾性
体(EPDM等)で裏打ちされたフッ素樹脂シート(P
TFE等)、又は、公知のEPDM、CR、IIR、N
BR等のゴムが挙げられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、本発明が本実施例に限定されないことは
言うまでもない。
【0008】図1は、本発明に係る塩化ビニル樹脂製の
ダイヤフラムバルブの開状態を示す縦断面図、図2は図
1における要部の拡大縦断面図、図3は従来ダイヤフラ
ムバルブの開状態を示す縦断面図である。図1におい
て、1はダイヤフラムバルブの弁本体であって、入口流
路2と出口流路3を有し、更にこれら両流路の中間に流
路を湾曲させたなだらかな円弧状の曲面を有する仕切壁
4を有している。14はコンプレッサーでありスピンド
ル13の下端部に固定されている。6は、ゴム弾性体7
(EPDM等)で裏打ちされたフッ素樹脂シート8(P
TFE等)からなるダイヤフラムで、コンプレッサー1
4に固定され、弁本体1の仕切壁4及び弁本体1のフラ
ンジ面5と接触する部分には、シール用線状突条10及
びこれと連続した周縁突条11が一体的に設けられてい
る。9はボンネット12の下端周縁部に設けられたダイ
ヤフラム6のはみ出しを防止しているスカート部で、厚
さは、口径によって異なるが、2〜5mmに設定するの
が良い。また、その高さはダイヤフラム6の厚みと必ず
しも同じ寸法に設ける必要はなく、図2に示されている
ようにゴム弾性体7のはみ出しを防止する高さに設けて
も良い。
【0009】次に、本実施例のダイヤフラムバルブの作
用を図1に基づいて説明する。図1の状態からハンドル
15を回転させると、スピンドル13が下降すると共に
コンプレッサー14が下降する。コンプレッサー14が
下降すると、コンプレッサー14が、ゴム弾性体7で裏
打ちされたフッ素樹脂シート8からなるダイヤフラム6
を押圧する。更にハンドル15を回転していくと、つい
には、弁本体1の仕切壁4にダイヤフラム6のフッ素樹
脂シート8が押圧されて流路2、3が閉鎖され、バルブ
は閉状態となる。
【0010】一方、該閉状態から開状態へ移行させるた
めには、流路2、3の閉鎖作業と反対方向にハンドル1
5を回転させる。すると、このハンドル15の回転によ
ってスピンドル13が上昇すると共に、コンプレッサー
14が上昇する。コンプレッサー14が上昇すると、コ
ンプレッサー14がゴム弾性体7で裏打ちされたフッ素
樹脂シート8を引き上げるため、フッ素樹脂シート8が
仕切壁4から離間して流路2、3が開放され、バルブ
は、開状態になる。
【0011】また、ボンネット12の下端周縁部に設け
られたスカート部9は、ボンネット12と弁本体1の間
にボルト、ナット(図示せず)の締め付けにより挟持さ
れているダイヤフラム6が、ボンネット12の周縁部よ
りはみ出ることを防止しているため、該ボルト、ナット
の初期の強い締め付けに対しても、ゴム弾性体7の周縁
部がボンネット12の周縁部よりはみ出すことが全くな
い。更に、増し締めを行なってもゴム弾性体7の周縁部
がボンネット12の周縁部よりはみ出すことも起こらな
い。従って、ゴム弾性体7の圧縮永久歪み、応力緩和等
のゴム固有の性能が遺憾なくフッ素樹脂シート8に伝わ
り、ダイヤフラムバルブの長期シール性能を維持するこ
とが可能になる。よって、ダイヤフラムバルブの長期シ
ール性能を維持することが可能になり、バルブ本体外部
への流体漏洩を長期的に防止することができ、また、ダ
イヤフラムバルブのスムーズな配管設置も可能になる。
【0012】
【発明の効果】本発明のダイヤフラムバルブは、以上の
ような構成、作用を有しているため、従来のダイヤフラ
ムバルブより、そのシール性能は、格段に向上したもの
になっている。特に腐食性流体の輸送配管ラインに使用
されるダイヤフラムバルブにおいて効果的で、腐食性流
体のバルブ本体からの漏出が防止され、周辺機器の腐食
や、人身事故を未然に防ぎ、作業者の安全を確保するこ
とができる。更に、ダイヤフラムのはみ出しが防止され
ることにより、ダイヤフラムバルブのフランジ部へのナ
ットの挿入がスムーズに行なわれ、配管内のダイヤフラ
ムバルブの設置作業が非常に楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤフラムバルブの一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1における要部の拡大縦断面図である。
【図3】従来のダイヤフラムバルブを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…弁本体、2…入口流路、3…出口流路、4…仕切
壁、5…本体フランジ面、6…ダイヤフラム、7…ゴム
弾性体、8…フッ素樹脂シート、9…スカート部、10
…線状突条、11…周縁突条、12…ボンネット、13
…スピンドル、14…コンプレッサー、15…ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口流路及び出口流路とこれら両流路の
    中間に位置し、且つ、流路を湾曲させた仕切壁とを有す
    る弁本体、ボンネットに支承されたスピンドルの下端部
    に固定されたコンプレッサー、及び前記弁本体とボンネ
    ット間に挟持されると共に、該コンプレッサーに固定さ
    れ前記仕切壁に圧接、又は、離間されることにより流体
    の流れを遮断、又は、開放するダイヤフラムを具備して
    なるダイヤフラムバルブにおいて、該ボンネットの下端
    周縁部に、該ダイヤフラムの周縁部が、該ボンネットの
    周縁部よりはみ出ることを完全に防止するスカート部を
    設けたことを特徴とするダイヤフラムバルブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017753A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Tokyo Keiso Co Ltd 樹脂ダイヤフラムのシール方法
JP2012219925A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Fujikin Inc 流体制御器
JP2023168924A (ja) * 2022-05-16 2023-11-29 日本ダイヤバルブ株式会社 ダイヤフラム及びダイヤフラム弁

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