JPH056584Y2 - - Google Patents

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JPH056584Y2
JPH056584Y2 JP12410786U JP12410786U JPH056584Y2 JP H056584 Y2 JPH056584 Y2 JP H056584Y2 JP 12410786 U JP12410786 U JP 12410786U JP 12410786 U JP12410786 U JP 12410786U JP H056584 Y2 JPH056584 Y2 JP H056584Y2
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guide
tape guide
tape
dovetail groove
plate nut
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばVTRやテープレコーダの
如き記録再生装置に適用するのに最適なテープガ
イドの取付装置であつて、特に、セラミツクにて
成形された円柱状のテープガイドの取付装置に関
するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、セラミツクにて成形された円柱の
テープガイドの取付装置において、そのテープガ
イドに設けたありみぞ内の板ナツトを挿入し、ガ
イドホルダに挿通した止めねじを板ナツトにねじ
込んで締付けることにより、テープガイドの固定
力の安定化及び取付け精度の保証等を図ることが
できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
周知の如く、VTRにおいて、回転ヘツドドラ
ムの周面にテープを螺旋状に巻付けて走行させる
ためのテープガイド(傾斜ガイドと称される)の
取付け精度は非常に重要である。
そして、例えばこの考案の出願人の出願にかか
る先願例(特願昭61−42702号)に見られるよう
に、この種テープガイドの取付装置には各種の方
式が採用されて来た。
しかし最近に至つて、耐摩耗性に優れたセラミ
ツク製のテープガイドが進出され、そのセラミツ
ク製のテープガイドの取付装置が問題になつてい
る。
ここで、セラミツクにて成形されたテープガイ
ドの取付けに関して、現在行われている方法を第
5図〜第7図によつて説明する。
第5図に示した従来例は、円柱状のテープガイ
ド1をL形のガイドホルダ2に接着剤3によつて
接着したものである。なお、4は磁気テープであ
る。
第6図に示した従来例は、円筒状に成形したテ
ープガイド5の中空部6内に取付軸7を挿通し、
その取付軸7の上下両端7aを上下一対の止ねじ
8によつてガイドホルダ9に固定したものであ
る。
第7図に示した従来例は、円筒状に成形したテ
ープガイド11の中空部12に取付軸13を挿通
し、テープガイド11には二次加工によつて上下
一対のねじ挿通孔14を成形し、ガイドホルダ1
5に挿通した上下一対の止ねじ16を両ねじ挿通
孔14から中空部12内の取付軸13にねじ込ん
で固定したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、セラミツクは硬度が高い難加工材料
であるから、射出成形、鋳込み成形等を利用し
て、焼結後の加工を可能な限り減少させている
が、焼結時には20%近い収縮を生じるため、寸法
精度を確保するのが難しい。また、セラミツクの
二次加工は、ダイヤモンド砥石による研削加工に
頼つているのが現状であるが、ダイヤモンド砥石
による研削加工は、加工速度がそれほど速くない
上に、複雑な形状部品には適用困難になる。
従つて、セラミツク製のテープガイドは、成形
が容易な形状てあること、できるだけ二次加工の
必要性をなくして、成形時の形状のまゝで高精度
に取付け得る形状であることが望ましいものであ
る。
第5図〜第7図の従来例は、上記のセラミツク
製テープガイドの特有の問題点を或る程度考慮し
た取付装置であるが、第5図の構造は、テープガ
イド1の固定力が接着剤3の接着力のみなので、
低温、高温の温度変化によつて、テープガイド1
とガイドホルダ2との線膨張係数の差によつて、
テープガイド1の剥れ落ちが生じ易い。また、テ
ープガイド1の研磨された表面で接着する構造は
強い接着力が得られない等、構造は簡単であるが
テープガイド1の取付け精度に問題がある。
また、第6図の構造は、円筒状のテープガイド
5自体は容易に成形できるので問題はないが、テ
ープガイド5の長さ(高さ)に対して取付軸7の
長さ(高さ)の方が長く(高く)なるために、テ
ープガイド5の取付装置全体が大型化してしまう
問題がある。
また、第7図の構造は、上下一対のねじ挿通孔
14を二次加工(レーザ加工等)しなければなら
ず、加工コストが非常に高くつく問題がある。
この考案は、以上述べたような問題点を解決す
べく考案されたテープガイドの取付装置であつ
て、セラミツクにて成形されたテープガイドを一
切二次加工する必要がなく、成形時の形状のまま
で取付けることができ、しかも、テープガイドの
長さ(高さ)内に取付装置を収めることができる
上に、テープガイドの安定した固定力や高い取付
け精度を保証することができるようにするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかるテープガイドの取付装置は、
セラミツクにて成形されたテープガイドにありみ
ぞを設け、このありみぞ内に挿入した板ナツトに
そのありみぞ内のテーパ面と対向するテーパ面を
設け、ガイドホルダにテープガイドの外周面と
ほゞ相似形状をなすガイド受面を設け、ガイドホ
ルダに挿通した止ねじを板ナツトにねじ込んで締
付けることにより、板ナツトのテーパ面をありみ
ぞ内のテーパ面に圧着し、更にテープガイドのあ
りみぞの両側縁部分の外周をガイドホルダのガイ
ド受面に圧着させて固定させるように構成したも
のである。
〔作用〕
この考案にかかるテープガイドの取付装置によ
れば、セラミツクからなるテープガイドに設ける
ありみぞはそのテープガイドの成形時に容易にか
つ同時に成形できるものであり、テープガイドを
一切二次加工する必要がなく、テープガイドを成
形時の形状のままで取付けることができる。ま
た、ありみぞ内に挿入した板ナツトはテープガイ
ドの長さ以上に長くする必要が一切ないから、取
付装置をテープガイドの長さ(高さ)内に収める
ことができる。また、止ねじの締付けにより、あ
りみぞと板ナツトとのテープ面どうしの圧着及び
テープガイドの外周面とガイドホルダのガイド受
面との圧着によるクサビ作用と自動調芯作用とに
よつて、テープガイドの安定した固定力と高い取
付け精度とを保証することができる。特に、止ね
じの締付けにより、テープガイドのありみぞの両
側縁部分をテープガイドのガイド受面に圧着させ
ることは、その両側縁部分の変形破損を防止す
る。
〔実施例〕
以下、本考案をVTRのテープガイド装置に適
用した一実施例を図面に基づいて説明する。
先ず第4図に示すように、回転ヘツドドラム
(以下単にドラムと記載する)21の周面に近傍
して一対のテープガイド装置22が配置されてい
る。両テープガイド装置22はそれぞれドラム2
1に対して傾斜する円柱状ピンからなる固定のテ
ープガイド23と、このテープガイド23に近接
する円筒状回転ローラからなるローラガイド24
とにより構成されている。また両テープガイド装
置22は上下に段差を有して配置されている。そ
して両ローラガイド24によつてテープ25が両
テープガイド23に導入または導出され、これら
両テープガイド23によつてテープ25がドラム
21の周面に所定の螺旋状態でほぼΩ状に巻付け
られる。なおドラム21は下部に配置された固定
ドラム26と上部に配置された回転ドラム27と
により構成されていて、テープ25はその下エツ
ジ25aが固定ドラム26に形成されたテープリ
ード28によつて案内されて、固定ドラム26と
回転ドラム27とに跨がつて巻付けられる。そし
て回転ドラム27が高速回転されながら、テープ
25がドラム21の周面に沿つて定速走行され
て、回転ドラム27の下端外周に設けられた複数
の回転ヘツド29によつて所望の記録または再生
が行われる。
次に、第1図〜第3図によつて、テープガイド
23の取付け装置31を説明する。
先ず、このテープガイド23はセラミツクにて
成形されたものであり、円柱状をなしていて、そ
の成形時にありみぞ32が同時に成形されてい
る。このありみぞ32はテープガイド23の全長
に亘つて設けられており、その内部には一対のテ
ーパ面33が設けられている。そして、金属板か
らなる板ナツト34がありみぞ32内に挿入され
ている。この板ナツト34はテープガイド23の
長さとほゞ等しいものであり、ありみぞ32のテ
ーパ面33に対向された一対のテーパ面35を有
し、かつ長手方向の2箇所にねじ山が形成された
ねじ孔36が設けられている。
一方、VTRの基台(図示せず)に適宜取付け
られるガイドホルダ37には、テープガイド23
の外周面(円筒面)38とほゞ相似形状をなす
(外周面38とほゞ同一半径でかつほゞ半円筒状
であること)ガイド受面39と、上下一対のねじ
挿通孔40とが設けられている。なお、このガイ
ドホルダ37の全長(全高)はテープガイド23
の全長(全高)とほゞ同一に構成されている。
次に、テープガイド23をガイドホルダ37に
取付ける際には、一対の止ねじ41をガイドホル
ダ37の両ねじ挿通孔40に挿通してありみぞ3
2内の板ナツト34の両ねじ孔36にねじ込んで
締付けるものであり、第2A図が仮止め状態を示
しており、第2B図及び第3図が両止ねじ41を
完全に締付けた取付け完了状態を示している。
この際、第2B図及び第3図に示す如く、両止
ねじ41を締付けると、板ナツト34が矢印a方
向に平行に引張られ、板ナツト34の両テーパ面
35がありみぞ32の両テーパ面32に圧着さ
れ、更に、テープガイド23の外周面38がガイ
ドホルダ37のガイド受面39に圧着されて、テ
ープガイド23がガイドホルダ37に固定され
る。
そしてこの際、両テーパ面33,35どうしの
圧着及び外周面38とガイド受面39との圧着に
よるクサビ作用と自動調芯作用とによつて、テー
プガイド23は安定した固定力で、高精度に取付
けられる。
しかもこの際、テープガイド23のありみぞ3
2の両側縁部分42には、板ナツト34によつて
矢印b方向へ押し広げられようとする力が発生
し、変形破損され易い状態になるが、これら両側
縁部分42は、ガイドホルダ37ガイド受面39
に圧着されて、矢印b方向の変形破損は未然に防
止される。
以上、この考案の実施例に付き述べたが、この
考案は実施例に限定されることなく、この考案の
技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能で
ある。
例えば実施例では、円柱状のテープガイドを示
したが、異形のテープガイドにも適用可能であ
る。
またこの考案は、VTRにおけるテープガイド
の取付装置に限定されることなく、テープレコー
ダその他の各種の記録再生装置や各種のテープや
フイルム等の走行ガイドの取付装置に適用可能で
ある。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案のテープガイドの
取付装置は、セラミツクからなるテープガイドの
ありみぞ内に挿入した板ナツトを止ねじによつて
締付けて、テープガイドの円筒面をガイドホルダ
のガイド受面である半円筒面に圧着させるように
して、テープガイドを固定させるものであり、セ
ラミツクからなるテープガイドに設けるありみぞ
はそのテープガイドの成形時に容易にかつ同時に
成形できるものであり、しかもテープガイドを一
切二次加工する必要がなく、テープガイドを成形
時の形状のままで取付けることができるものであ
るから、非常に低コストな取付装置である。
また、ありみぞ内に挿入した板ナツトはテープ
ガイドの長さ以上に長くする必要が一切なく、取
付装置をテープガイドの長さ(高さ)内に収める
ことができるものであるから、取付装置全体の著
しい小型化を図り得る。
また、止ねじの締付けにより、ありみぞと板ナ
ツトとのテーパ面どうしの圧着及びテープガイド
の外周面とガイドホルダのガイド受面との圧着に
よるクサビ作用と自動調芯作用とによつて、テー
プガイドの安定した固定力と高い取付け精度とを
保証することができるので、テープガイドの不測
な脱落等が全くなく、取付けの信頼性が高い。特
に、テープガイドの取付け高さや傾き等の取付け
精度はテープの走行精度上非常に重要である。
また止ねじの締付けにより、テープガイドのあ
りみぞの両側縁部分をテープガイドのガイド受面
に圧着させることは、その両側縁部分の変形破損
を防止するので、安全性も非常に高い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示した
ものであつて、第1図はテープガイドの取付装置
全体を示した斜視図、第2A図及び第2B図は仮
止状態及び取付け完了状態を示した第1図−
矢視での横断面図、第3図は第1図−矢視で
の縦断面図、第4図はテープガイド装置の斜視図
である。第5図〜第7図は従来例を示したもので
あつて、第5図は横断面図、第6図及び第7図は
縦断面図である。 なお、図面に用いた符号において、23……テ
ープガイド、31……テープガイドの取付装置、
32……ありみぞ、33……テーパ面、34……
板ナツト、35……テーパ面、36……ねじ孔、
37……ガイドホルダ、38……テープガイドの
外周面、39……ガイド受面、40……ねじ挿通
孔、41……止ねじ、42……ありみぞの両側縁
部分、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 セラミツクにて成形されたテープガイドにあり
    みぞを設け、このありみぞ内に挿入した板ナツト
    にそのありみぞ内のテーパ面と対向するテーパ面
    を設け、ガイドホルダにテープガイドの外周面と
    ほゞ相似形状をなすガイド受面を設け、 ガイドホルダに挿通した止ねじを板ナツトにね
    じ込んで締付けることにより、板ナツトのテーパ
    面をありみぞ内のテーパ面に圧着し、更にテープ
    ガイドのありみぞの両側縁部分の外周をガイドホ
    ルダのガイド受面に圧着させて固定させるように
    構成したテープガイドの取付装置。
JP12410786U 1986-08-13 1986-08-13 Expired - Lifetime JPH056584Y2 (ja)

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JP12410786U JPH056584Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JPS6332322U JPS6332322U (ja) 1988-03-02
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