JPH0565685A - 陽極スライム除去装置 - Google Patents
陽極スライム除去装置Info
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- JPH0565685A JPH0565685A JP3255794A JP25579491A JPH0565685A JP H0565685 A JPH0565685 A JP H0565685A JP 3255794 A JP3255794 A JP 3255794A JP 25579491 A JP25579491 A JP 25579491A JP H0565685 A JPH0565685 A JP H0565685A
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- anode plate
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- plate
- rotating bodies
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 陽極スライムの除去率を向上させ、陽極板の
電気抵抗を低下させ、電解採取の操業における電解電圧
を低下させ、電解電力原単位を良化させることができる
陽極スライム除去装置を提供すること。 【構成】 所定間隔をおいて対向配置された少なくとも
一対の回転体と、この一対の回転体の周面に取り付けら
れた複数本の衝撃体と、前記一対の回転体を前記衝撃体
とともに回転させる回転装置と、前記一対の回転体が陽
極板の表裏面に沿って相対的に移動するようにこの陽極
板又は前記一対の回転体を移動させる移動装置とを備え
ている。
電気抵抗を低下させ、電解採取の操業における電解電圧
を低下させ、電解電力原単位を良化させることができる
陽極スライム除去装置を提供すること。 【構成】 所定間隔をおいて対向配置された少なくとも
一対の回転体と、この一対の回転体の周面に取り付けら
れた複数本の衝撃体と、前記一対の回転体を前記衝撃体
とともに回転させる回転装置と、前記一対の回転体が陽
極板の表裏面に沿って相対的に移動するようにこの陽極
板又は前記一対の回転体を移動させる移動装置とを備え
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の電解採取におい
て陽極板に析出した陽極スライムを除去する陽極スライ
ム除去装置、特に亜鉛の電解採取において鉛合金製陽極
板に析出した陽極スライムを除去する陽極スライム除去
装置に関するものである。
て陽極板に析出した陽極スライムを除去する陽極スライ
ム除去装置、特に亜鉛の電解採取において鉛合金製陽極
板に析出した陽極スライムを除去する陽極スライム除去
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】工業的に行なわれている亜鉛の電解採取
の操業においては、一般に、陽極板として鉛合金板が用
いられ、陰極板として純アルミニウム板が用いられ、電
解液として硫酸酸性の硫酸亜鉛溶液が用いられている。
この亜鉛の電解採取の操業において、電解液中の亜鉛は
電解により次の化学反応式に示すように反応して陰極板
に析出する。 ＺｎＳＯ4 ＋Ｈ2 Ｏ→Ｚｎ°＋Ｈ2 ＳＯ4 ＋（Ｏ） 陰極板に析出した亜鉛は陰極板から剥がされ、反射炉ま
たは電気炉で熔融され、鋳造されてインゴットとなる。
の操業においては、一般に、陽極板として鉛合金板が用
いられ、陰極板として純アルミニウム板が用いられ、電
解液として硫酸酸性の硫酸亜鉛溶液が用いられている。
この亜鉛の電解採取の操業において、電解液中の亜鉛は
電解により次の化学反応式に示すように反応して陰極板
に析出する。 ＺｎＳＯ4 ＋Ｈ2 Ｏ→Ｚｎ°＋Ｈ2 ＳＯ4 ＋（Ｏ） 陰極板に析出した亜鉛は陰極板から剥がされ、反射炉ま
たは電気炉で熔融され、鋳造されてインゴットとなる。
【０００３】ところで、亜鉛の電解採取の実操業に用い
られている電解液中には一般にＭｎ化合物が数ｇ／リッ
トル程度含まれている。このＭｎ化合物の大部分はＭｎ
ＳＯ4 である。このＭｎＳＯ4 のＭｎ(II)は、電解採取
の実操業において、次の化学反応式に示すように陽極酸
化を受けてＭｎ(IV)となり、不溶性のＭｎＯ2 、即ち、
陽極スライムとなって陽極板上に析出する。 ＭｎＳＯ4 ＋２Ｈ2 Ｏ→ＭｎＯ2 ＋Ｈ2ＳＯ4 ＋Ｈ2 ↑ この陽極板上に析出した陽極スライムは陽極板の電気抵
抗を増加させ、電解電圧を上昇させ、電解電力原単位を
上昇させ、亜鉛の製造コストを上昇させる。
られている電解液中には一般にＭｎ化合物が数ｇ／リッ
トル程度含まれている。このＭｎ化合物の大部分はＭｎ
ＳＯ4 である。このＭｎＳＯ4 のＭｎ(II)は、電解採取
の実操業において、次の化学反応式に示すように陽極酸
化を受けてＭｎ(IV)となり、不溶性のＭｎＯ2 、即ち、
陽極スライムとなって陽極板上に析出する。 ＭｎＳＯ4 ＋２Ｈ2 Ｏ→ＭｎＯ2 ＋Ｈ2ＳＯ4 ＋Ｈ2 ↑ この陽極板上に析出した陽極スライムは陽極板の電気抵
抗を増加させ、電解電圧を上昇させ、電解電力原単位を
上昇させ、亜鉛の製造コストを上昇させる。
【０００４】そこで、従来は、図２に示すような陽極ス
ライム除去装置を用いて陽極板上に析出した陽極スライ
ムを定期的に除去し、電解電力原単位の上昇を抑制して
いた。ここで、図２において、陽極板１０は長方形の鉛
合金板からなる陽極板本体１２と、陽極板本体１２を吊
り下げるように陽極板本体１２の上端部に取り付けられ
た横長の支持部１４とからなり、支持部１４の両端部は
電解槽（図示せず）の縁にかかるように陽極板本体１２
の幅より外側に突出している。陽極板本体１２の表裏面
には一対のスクレーパ２０，２０が陽極板本体１２を挟
むようにして設けられている。スクレーパ２０，２０は
刃部２２を有しており、刃部２２は陽極板本体１２の表
裏面に接触した状態で下方に向けられている。スクレー
パ２０，２０は駆動装置（図示せず）によって上下に移
動できるようになっている。
ライム除去装置を用いて陽極板上に析出した陽極スライ
ムを定期的に除去し、電解電力原単位の上昇を抑制して
いた。ここで、図２において、陽極板１０は長方形の鉛
合金板からなる陽極板本体１２と、陽極板本体１２を吊
り下げるように陽極板本体１２の上端部に取り付けられ
た横長の支持部１４とからなり、支持部１４の両端部は
電解槽（図示せず）の縁にかかるように陽極板本体１２
の幅より外側に突出している。陽極板本体１２の表裏面
には一対のスクレーパ２０，２０が陽極板本体１２を挟
むようにして設けられている。スクレーパ２０，２０は
刃部２２を有しており、刃部２２は陽極板本体１２の表
裏面に接触した状態で下方に向けられている。スクレー
パ２０，２０は駆動装置（図示せず）によって上下に移
動できるようになっている。
【０００５】この陽極スライム除去装置においては、駆
動手段を駆動させると、スクレーパ２０，２０が矢印Ａ
で示すように降下し、陽極板の表裏面をスクレーパ２
０，２０の刃部２２が摺動し、陽極板本体１２上に析出
した陽極スライムはスクレーパ２０，２０の刃部２２に
より剥がされて下方に掻き落とされる。
動手段を駆動させると、スクレーパ２０，２０が矢印Ａ
で示すように降下し、陽極板の表裏面をスクレーパ２
０，２０の刃部２２が摺動し、陽極板本体１２上に析出
した陽極スライムはスクレーパ２０，２０の刃部２２に
より剥がされて下方に掻き落とされる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、陽極板１０、
特に鉛合金板からなる陽極板１０は、その柔らかさの故
に完全な平板にはなっておらず、多少でこぼこしたり波
打っているのに対し、スクレーパ２０，２０の刃部２２
の先端は直線状になっているので、陽極板１０の表裏面
で摺動させた場合、平面状の軌跡を描く。このため、陽
極板１０の表裏面でスクレーパ２０，２０の刃部２２を
摺動させて陽極スライムを除去させた場合、陽極板１０
の表裏面にスクレーパ２０，２０の刃部２２が接触でき
ない部分ができ、ここに陽極スライムが残留し、この残
留した陽極スライムが陽極板１０の電気抵抗を不必要に
高め、電解電力原単位を充分に低下させられないという
問題点があった。
特に鉛合金板からなる陽極板１０は、その柔らかさの故
に完全な平板にはなっておらず、多少でこぼこしたり波
打っているのに対し、スクレーパ２０，２０の刃部２２
の先端は直線状になっているので、陽極板１０の表裏面
で摺動させた場合、平面状の軌跡を描く。このため、陽
極板１０の表裏面でスクレーパ２０，２０の刃部２２を
摺動させて陽極スライムを除去させた場合、陽極板１０
の表裏面にスクレーパ２０，２０の刃部２２が接触でき
ない部分ができ、ここに陽極スライムが残留し、この残
留した陽極スライムが陽極板１０の電気抵抗を不必要に
高め、電解電力原単位を充分に低下させられないという
問題点があった。
【０００７】本発明は、電解採取用の陽極板の表裏面に
析出した陽極スライムを陽極板のでこぼこや波打ちに関
わらず剥離・除去でき、陽極スライムの除去率を向上さ
せ、陽極板の電気抵抗を低下させ、電解採取の操業にお
ける電解電圧を低下させ、電解電力原単位を良化させる
ことができる陽極スライム除去装置を提供することを目
的とするものである。
析出した陽極スライムを陽極板のでこぼこや波打ちに関
わらず剥離・除去でき、陽極スライムの除去率を向上さ
せ、陽極板の電気抵抗を低下させ、電解採取の操業にお
ける電解電圧を低下させ、電解電力原単位を良化させる
ことができる陽極スライム除去装置を提供することを目
的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明者等は種々試行錯誤を重ねた結果、所定間隔をお
いて対向配置された少なくとも一対の回転体と、この一
対の回転体の周面に取り付けられた複数本の衝撃体と、
前記一対の回転体を前記衝撃体とともに回転させる回転
装置と、前記一対の回転体が陽極板の表裏面に沿って相
対的に移動するようにこの陽極板又は前記一対の回転体
を移動させる移動装置とを備えた陽極スライム除去装置
に到達した。
本発明者等は種々試行錯誤を重ねた結果、所定間隔をお
いて対向配置された少なくとも一対の回転体と、この一
対の回転体の周面に取り付けられた複数本の衝撃体と、
前記一対の回転体を前記衝撃体とともに回転させる回転
装置と、前記一対の回転体が陽極板の表裏面に沿って相
対的に移動するようにこの陽極板又は前記一対の回転体
を移動させる移動装置とを備えた陽極スライム除去装置
に到達した。
【０００９】ここで、回転体は少なくとも一対あれば足
りるが、二対以上としてもよい。回転体としては細長い
円柱状の部材が好ましいが、これに限定されるものでは
なく、細長い棒状の部材であれば使用することができ
る。また、前記衝撃体の一方の端部（基端部）は回転体
の周面に取り付けられ、他方の端部（自由端部）は自由
な状態になっているのが好ましい。前記衝撃体としては
チェーン又はスプリングを用いることができるが、例え
ば紐の先端に錘を付けたもの等、陽極板の表裏面に局部
的に衝撃力を与えることができるものであれば使用する
ことができる。また、前記衝撃体の基端部は回転体の周
面にスパイラル状に取り付けるのが好ましい。前記衝撃
体の基端部をスパイラル状に取り付ければ、陽極板の表
裏面のいずれかの箇所がいずれかの衝撃体の自由端部で
常に打撃されることになる。更に前記移動装置として
は、前記陽極板を吊り下げて前記回転体の間で移動させ
る昇降装置を用いてもよいし、また回転体を衝撃体とと
もに前記陽極板の表裏面に沿って移動させる昇降装置を
用いてもよい。
りるが、二対以上としてもよい。回転体としては細長い
円柱状の部材が好ましいが、これに限定されるものでは
なく、細長い棒状の部材であれば使用することができ
る。また、前記衝撃体の一方の端部（基端部）は回転体
の周面に取り付けられ、他方の端部（自由端部）は自由
な状態になっているのが好ましい。前記衝撃体としては
チェーン又はスプリングを用いることができるが、例え
ば紐の先端に錘を付けたもの等、陽極板の表裏面に局部
的に衝撃力を与えることができるものであれば使用する
ことができる。また、前記衝撃体の基端部は回転体の周
面にスパイラル状に取り付けるのが好ましい。前記衝撃
体の基端部をスパイラル状に取り付ければ、陽極板の表
裏面のいずれかの箇所がいずれかの衝撃体の自由端部で
常に打撃されることになる。更に前記移動装置として
は、前記陽極板を吊り下げて前記回転体の間で移動させ
る昇降装置を用いてもよいし、また回転体を衝撃体とと
もに前記陽極板の表裏面に沿って移動させる昇降装置を
用いてもよい。
【００１０】
【作用】次に、この発明の作用について説明する。ま
ず、回転装置を駆動させると回転体が回転し、この回転
体の周面に取り付けられている衝撃体が遠心力によって
外側に拡がる。この状態で、移動装置を駆動させると、
前記陽極板又は前記回転体が移動し、即ち前記回転体が
前記陽極板の表裏面に沿って相対的に移動し、陽極板の
表裏面に衝撃体の自由端部が局部的に衝突し、その衝
撃、振動及び摩擦によって陽極板の表裏面の陽極スライ
ムが陽極板の多少のでこぼこや波打ちに関わらず剥離・
除去される。
ず、回転装置を駆動させると回転体が回転し、この回転
体の周面に取り付けられている衝撃体が遠心力によって
外側に拡がる。この状態で、移動装置を駆動させると、
前記陽極板又は前記回転体が移動し、即ち前記回転体が
前記陽極板の表裏面に沿って相対的に移動し、陽極板の
表裏面に衝撃体の自由端部が局部的に衝突し、その衝
撃、振動及び摩擦によって陽極板の表裏面の陽極スライ
ムが陽極板の多少のでこぼこや波打ちに関わらず剥離・
除去される。
【００１１】
【実施例】次に、この発明の一実施例を添付図面を参照
しながら説明する。図１はこの発明の一実施例に係る陽
極スライム除去装置の斜視図である。同図において、３
０は陽極板１０を挟むように所定間隔をおいて対向配置
された一対の回転体であり、回転体３０，３０の周面に
は複数本のチェーン３２がスパイラル状に取り付けられ
ている。回転体３０，３０には、回転体３０，３０を回
転させる回転装置（図示せず）が連結されている。一対
の回転体３０，３０の中間の上方位置には陽極板１０を
吊下げて陽極板１０を昇降させる昇降装置（図示せず）
が設けられている。
しながら説明する。図１はこの発明の一実施例に係る陽
極スライム除去装置の斜視図である。同図において、３
０は陽極板１０を挟むように所定間隔をおいて対向配置
された一対の回転体であり、回転体３０，３０の周面に
は複数本のチェーン３２がスパイラル状に取り付けられ
ている。回転体３０，３０には、回転体３０，３０を回
転させる回転装置（図示せず）が連結されている。一対
の回転体３０，３０の中間の上方位置には陽極板１０を
吊下げて陽極板１０を昇降させる昇降装置（図示せず）
が設けられている。
【００１２】次に、この陽極スライム除去装置を使用し
て陽極スライムを除去する場合について説明する。ま
ず、回転装置を駆動させると、回転体３０，３０は矢印
Ｂ，Ｂに示すように回転し、各チェーン３２は回転体３
０，３０とともに回転し、自由端側は遠心力で外側に拡
がる。次に、昇降装置を駆動して陽極板１０を上方から
回転体３０，３０の間に下降させると、各チェーン３２
の自由端は陽極板１０の表裏面に順次衝突し、陽極板の
表裏面から陽極スライムが順次剥落する。
て陽極スライムを除去する場合について説明する。ま
ず、回転装置を駆動させると、回転体３０，３０は矢印
Ｂ，Ｂに示すように回転し、各チェーン３２は回転体３
０，３０とともに回転し、自由端側は遠心力で外側に拡
がる。次に、昇降装置を駆動して陽極板１０を上方から
回転体３０，３０の間に下降させると、各チェーン３２
の自由端は陽極板１０の表裏面に順次衝突し、陽極板の
表裏面から陽極スライムが順次剥落する。
【００１３】なお、実操業上、陽極スライムの析出度合
に応じてチェーン３２の自由端の衝撃力を調節する必要
があるが、これは回転体３０，３０の回転速度を調節す
ることにより調節することができる。また、上記実施例
では衝撃体としてチェーン３２を使用したが、スプリン
グを使用しても同様の効果を得ることができる。また、
上記実施例ではチェーン３２をスパイラル状に取り付け
たが、これに限定されるものではない。
に応じてチェーン３２の自由端の衝撃力を調節する必要
があるが、これは回転体３０，３０の回転速度を調節す
ることにより調節することができる。また、上記実施例
では衝撃体としてチェーン３２を使用したが、スプリン
グを使用しても同様の効果を得ることができる。また、
上記実施例ではチェーン３２をスパイラル状に取り付け
たが、これに限定されるものではない。
【００１４】次に、実操業において、従来の陽極スライ
ム除去装置と本発明に係る陽極スライム除去装置とを用
いて両者の電解電力原単位の差を求めた。即ち、実操業
の電解槽系列（１系列７２槽、１槽中陽極板３７枚、陽
極板概略寸法１．１ｍ×０．６ｍ×９ｍｍｔ）の６系列
に就いて、各系列を２ヶ月差で従来の陽極スライム除去
装置から本発明に係る陽極スライム除去装置へと切り替
えて、各系列の装置変更前後１ヶ月間の電解電力原単位
の差を求めたところ、表１に示す通りとなった。
ム除去装置と本発明に係る陽極スライム除去装置とを用
いて両者の電解電力原単位の差を求めた。即ち、実操業
の電解槽系列（１系列７２槽、１槽中陽極板３７枚、陽
極板概略寸法１．１ｍ×０．６ｍ×９ｍｍｔ）の６系列
に就いて、各系列を２ヶ月差で従来の陽極スライム除去
装置から本発明に係る陽極スライム除去装置へと切り替
えて、各系列の装置変更前後１ヶ月間の電解電力原単位
の差を求めたところ、表１に示す通りとなった。
【００１５】
【表１】
【００１６】表１に示す結果から明らかなように、本発
明に係る陽極スライム除去装置によれば従来の陽極スラ
イム除去装置と比較して亜鉛電解採取の電解電力原単位
を平均で５．１ｋＷＨ／Ｔ低下させることができた。
明に係る陽極スライム除去装置によれば従来の陽極スラ
イム除去装置と比較して亜鉛電解採取の電解電力原単位
を平均で５．１ｋＷＨ／Ｔ低下させることができた。
【００１７】なお、上記説明では亜鉛の電解採取を例に
したが、本発明を亜鉛以外の金属の電解採取にも同様に
適用できることはもちろんである。
したが、本発明を亜鉛以外の金属の電解採取にも同様に
適用できることはもちろんである。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、電解採取用の陽極板の
表裏面に析出した陽極スライムを陽極板のでこぼこや波
打ちに関わらず剥離・除去できるので、陽極スライムの
除去率を向上させ、陽極板の電気抵抗を低下させ、電解
採取の操業における電解電圧を低下させ、電解電力原単
位を良化させることができるという効果がある。
表裏面に析出した陽極スライムを陽極板のでこぼこや波
打ちに関わらず剥離・除去できるので、陽極スライムの
除去率を向上させ、陽極板の電気抵抗を低下させ、電解
採取の操業における電解電圧を低下させ、電解電力原単
位を良化させることができるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例に係る陽極スライム除去装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】従来の陽極スライム除去装置の斜視図である。
１０ 陽極板 １２ 陽極板本体 １４ 支持部 ３０ 回転体 ３２ チェーン（衝撃体）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 健蔵 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内 (72)発明者 本島 正博 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内 (72)発明者 新井 貞夫 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内 (72)発明者 中島 弘徳 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内 (72)発明者 安重 和之 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内
Claims (4)
- 【請求項１】 所定間隔をおいて対向配置された少なく
とも一対の回転体と、この一対の回転体の周面に取り付
けられた複数本の衝撃体と、前記一対の回転体を前記衝
撃体とともに回転させる回転装置と、前記一対の回転体
が陽極板の表裏面に沿って相対的に移動するようにこの
陽極板又は前記一対の回転体を移動させる移動装置とを
備えた陽極スライム除去装置。 - 【請求項２】 前記衝撃体がチェーン又はスプリングで
あることを特徴とする請求項１記載の陽極スライム除去
装置。 - 【請求項３】 前記衝撃体が前記回転体の周面にスパイ
ラル状に取り付けられていることを特徴とする請求項１
または２記載の陽極スライム除去装置。 - 【請求項４】 前記移動装置が前記陽極板を吊り下げて
前記回転体の間で昇降させる昇降装置であることを特徴
とする請求項１〜３記載の陽極スライム除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3255794A JPH0565685A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 陽極スライム除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3255794A JPH0565685A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 陽極スライム除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565685A true JPH0565685A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17283727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3255794A Pending JPH0565685A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 陽極スライム除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0565685A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100560811B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2006-03-14 | 주식회사 포스코 | 아노드 표면의 이물질 제거장치 |
| KR100572117B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2006-04-18 | 주식회사 포스코 | 전기도금용 아노드의 곡률측정 및 클리닝 장치 |
| KR100960378B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2010-05-28 | 주식회사 포스코 | 도금설비의 애노드에 형성된 피막 제거장치 |
| JP2012144757A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | 電気鉛の製造方法 |
| WO2013021507A1 (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-14 | Ｄｏｗａメタルマイン株式会社 | 非鉄金属の電解採取方法 |
| JP2017057451A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | Ｊｘ金属株式会社 | 低α線高純度亜鉛及び低α線高純度亜鉛の製造方法 |
| CN107287627A (zh) * | 2017-06-21 | 2017-10-24 | 昆明理工大学 | 一种表面陶瓷化栅栏型阳极板上阳极泥的去除方法 |
| JP2019183254A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | 住友金属鉱山株式会社 | 電解スライム回収装置及び電解スライム回収方法 |
| CN114288703A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-08 | 车强 | 一种硼酸生产结晶分离设备 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3255794A patent/JPH0565685A/ja active Pending
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