JPH056565U - 接点開閉装置 - Google Patents

接点開閉装置

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JPH056565U
JPH056565U JP5090691U JP5090691U JPH056565U JP H056565 U JPH056565 U JP H056565U JP 5090691 U JP5090691 U JP 5090691U JP 5090691 U JP5090691 U JP 5090691U JP H056565 U JPH056565 U JP H056565U
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JP
Japan
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contact
movable
movable spring
tip
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5090691U
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English (en)
Inventor
常弘 北村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接触初期の接点溶着を確実に強制引外しするこ
とができる接点開閉装置を提供する。 【構成】先端部11よりも中央寄りの位置に可動接点1
2を有して基端部10が保持された可動ばね1と、可動
接点12に対向する固定接点9と、可動ばね1の基端部
10と可動接点12との間を押圧して可動接点12を固
定接点9に接触させ可動接点12が固定接点9に接触し
た状態で可動ばね1をさらに所定の最終位置まで押圧し
て可動接点12に接点圧を付与する駆動手段3と、中間
部が軸支されて駆動手段3に押圧される押圧受け部16
を一端に有しその押圧受け部16が駆動手段3に押圧さ
れることにより可動接点12が固定接点9に接触した当
初の可動ばね1の先端部11の位置から前記最終位置で
の可動ばね1の先端部11の位置にいたる軌跡上を逆移
動して前記最終位置の可動ばね1の先端部11に接近す
る引外し部17を他端に有する引外し部材4とを備えて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電磁継電器等に適用される接点開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例を図4に示す。すなわち、この接点開閉装置は、先端部に可動接点50 を有して基端部51が保持された可動ばね52と、可動接点50に対向する固定 接点53と、可動ばね52の基端部51と可動接点50との間を押圧して可動接 点50を固定接点53に接触させ可動接点50が固定接点53に接触した状態で 可動ばね52をさらに所定の最終位置まで押圧して可動接点50に接点圧を付与 する駆動手段54とを備えている。
【0003】 図4(a)は駆動手段54の押圧により可動ばね52が動作して可動接点50 が固定接点53に接触した状態、同図(b)は駆動手段54が可動ばね52を最 終位置まで押圧して可動接点50に接点圧を付与した状態である。コンデンサ負 荷の場合、図4(a)で接触するとたとえば図5に示すように図4(a)の状態 に対応する時点T0 で突入電流が流れ、接触時の接点バウンスにより接点間にア ークが発生し、ピーク付近の時点T1 で接点溶着が生じる。図4(c)は可動接 点50をオフにするときであり、駆動手段54を復帰動作させると、復帰用引外 し部55により可動ばね52を引くので、可動接点50の溶着が復帰用引外し部 55により強制的に引外される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、可動接点50と固定接点53との間の溶着はアークエネルギにより接 点部材が溶融してその後冷えて固まるが、冷却固化により溶着力が非常に大きく なり引外しが困難になる場合がある。 また図5に示すような非常に時間の短い突入電流の場合、可動接点50が接触 した時点T0 から可動接点50が最終位置に押し込まれる時点T2 (その間約数 100μsec 程度) までに突入電流は減少し溶着されてしまうため、可動ばね5 2が最終位置に押されても可動接点50は溶着により接触初期に近い状態に保持 されたままとなり、可動接点50が図4の(a)から(b)に至る過程で接点接 触面をローリングすることができず、そのためローリングによる接点溶着の防止 は、突入電流が大きくかつ時間が短い場合には全く効果がないことになる。
【0005】 したがって、この考案の目的は、接触初期の接点溶着を確実に強制引外しする ことができる接点開閉装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の接点開閉装置は、先端部よりも中央寄りの位置に可動接点を有して 基端部が保持された可動ばねと、前記可動接点に対向する固定接点と、前記可動 ばねの前記基端部と前記可動接点との間を押圧して前記可動接点を前記固定接点 に接触させ前記可動接点が前記固定接点に接触した状態で前記可動ばねをさらに 所定の最終位置まで押圧して前記可動接点に接点圧を付与する駆動手段と、中間 部が軸支されて前記駆動手段に押圧される押圧受け部を一端に有しその押圧受け 部が前記駆動手段に押圧されることにより前記可動接点が前記固定接点に接触し た当初の前記可動ばねの前記先端部の位置から前記最終位置での前記可動ばねの 前記先端部の位置にいたる軌跡上を逆移動して前記最終位置の前記可動ばねの前 記先端部に接近する引外し部を他端に有する引外し部材とを備えたものである。
【0007】
【作用】
この考案の構成によれば、駆動手段を動作させると可動ばねが押圧されて可動 接点が固定接点に接触する。この接触状態から駆動手段が可動ばねを最終位置ま で押圧する過程で可動ばねを弾性変形して可動接点に接点圧を付与する。このと き、可動ばねの先端部は可動接点を支点として駆動手段の押圧方向と反対向きに 移動する。一方、駆動手段は引外し部材の押圧受け部を押すため、引外し部が可 動ばねの先端部に接近するように回動する。これにより引外し部は可動接点の固 定接点への接触当初の可動ばねの先端部の位置を越えて可動ばねの先端部の最終 位置の近傍まで逆移動する。したがって、可動接点が固定接点に溶着しないとき は引外し部は可動接点の先端部を押すことなく最終位置の可動ばねの先端部に接 近したままとなり、可動ばねによる可動接点の接点圧に影響はない。これに対し て可動接点が固定接点に接触して溶着が発生した場合はその溶着により可動ばね の先端部が最終位置まで変位しなくなるが、このとき引外し部により強制的に引 外されるので溶着が冷えて固まるまでに溶着を分離することができる。このため 、接触初期の接点溶着を確実に強制引外しすることができる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図3により説明する。すなわち、この接点開 閉装置は、可動ばね1と、固定接点板2と、駆動手段3と、引外し部材4とを有 する。 可動ばね1は、基端部10がベース5の貫通孔6に貫着される端子板7にかし め突起8により固着されて保持され、この可動ばね1の先端部11よりも中央寄 りの位置に可動接点12を設けている。
【0009】 固定接点板2は、可動接点12に対向する固定接点9を有する。実施例の固定 接点板2はベース5の貫通孔20に貫着される端子板である。 駆動手段3は、可動ばね1の基端部10と可動接点12との間を押圧して可動 接点12を固定接点9に接触させ可動接点12が固定接点9に接触した状態で可 動ばね1を所定の最終位置までさらに押圧して可動接点12に接点圧を付与する 。この駆動手段3はたとえば電磁石を用い、電磁石のプランジャ13の先端部に 係合溝14を形成し、係合溝14を可動ばね1に係合している。またプランジャ 13の先端部に引外し押圧部15を設けている。
【0010】 引外し部材4は、中間部が軸支されて両端に押圧受け部16と引外し部17を 有する。押圧受け部16は駆動手段3に押圧されるものであり、引外し部17は その押圧受け部16が駆動手段3に押圧されることにより、可動接点12が固定 接点9に接触した当初の可動ばね1の先端部11の位置から可動ばね1の最終位 置での可動ばね1の先端部11の位置にいたる軌跡上を逆移動して、前記最終位 置の可動ばね1の先端部11に接近するものである。実施例ではベース5に軸1 8を立設し、軸18に嵌合する軸孔19を引外し部材4に形成し、引外し部材4 の両端部にそれぞれ押圧受け部16および引外し部17を曲面形成している。そ して、可動ばね1の先端部11の移動範囲と引外し部材4の引外し部17の移動 範囲の前記関係は引外し部材4のてこ比により設定される。
【0011】 図1(a)は、可動接点12の開離状態である。同図(b)は駆動手段3を動 作させてプランジャ13で可動ばね1を押圧して、これにより可動接点12が固 定接点9に接触した状態であり、同図(c)は可動ばね1をさらに押圧し弾性変 形して可動接点12に接点圧を付与すると同時に、引外し押圧部15で押圧受け 部16を押し始めた状態であり、引外し部材4が軸18を中心に回動する。同図 (d)は駆動手段3により可動ばね1を最終位置に押し込んだ状態であり、この とき可動接点12の接点圧、可動ばね1の先端部11の最終の位置、引外し部1 7の最終の位置がそれぞれ決まる。
【0012】 可動接点12が固定接点9に接触したとき、コンデンサ負荷では突入電流が流 れ、接点バウンスによりアークが発生し、そのアークエネルギにより接点同士が 溶着することがおこる。すなわち、図1(b)の可動接点12が固定接点9に接 触した時に図3(a)に示すような突入電流が流れ、プランジャ13の最終位置 の付近でほとんど減少するような突入電流が流れた場合、図3(b)のように接 点間電圧がなくなるが、接点バウンス等によりアーク電圧Vのアークが発生し、 そのとき接点溶着は突入電流のピークを過ぎた時点T1 当たりで始まり、これに より可動ばね1の先端部11が動かなくなるが、その前後から引外し部材4が動 作して、時点T3 当たりで引外し部17の逆移動により可動ばね1の先端部11 が押圧されるので、まだ溶融したまま冷えていない状態で可動接点12は強制的 に固定接点9上を摺動ないしローリングする。この場合、溶着が冷却されない間 に強制分離されるので溶着分離が容易である。
【0013】 なお、軸18を引外し部材4に設け、軸孔19をベース5に形成してもよい。
【0014】
【考案の効果】
この考案の接点開閉装置によれば、可動ばねを駆動する駆動手段に押圧されて 可動接点の接触当初の溶着後の可動ばねの先端部を開離方向に引外しできる引外 し部材を設けたため、接触初期の接点溶着を確実に強制引外しすることができる という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の動作説明図である。
【図2】その接点開閉装置の部分分解斜視図である。
【図3】突入電流および接点間電圧の波形図である。
【図4】従来例の動作説明図である。
【図5】従来例の突入電流による溶着ポイントを説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 可動ばね 3 駆動手段 4 引外し部材 9 固定接点 10 基端部 11 先端部 12 可動接点 16 押圧受け部 17 引外し部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 先端部よりも中央寄りの位置に可動接点
    を有して基端部が保持された可動ばねと、前記可動接点
    に対向する固定接点と、前記可動ばねの前記基端部と前
    記可動接点との間を押圧して前記可動接点を前記固定接
    点に接触させ前記可動接点が前記固定接点に接触した状
    態で前記可動ばねをさらに所定の最終位置まで押圧して
    前記可動接点に接点圧を付与する駆動手段と、中間部が
    軸支されて前記駆動手段に押圧される押圧受け部を一端
    に有しその押圧受け部が前記駆動手段に押圧されること
    により前記可動接点が前記固定接点に接触した当初の前
    記可動ばねの前記先端部の位置から前記最終位置での前
    記可動ばねの前記先端部の位置にいたる軌跡上を逆移動
    して前記最終位置の前記可動ばねの前記先端部に接近す
    る引外し部を他端に有する引外し部材とを備えた接点開
    閉装置。
JP5090691U 1991-07-02 1991-07-02 接点開閉装置 Pending JPH056565U (ja)

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