JPH0565603U - キャスター - Google Patents

キャスター

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JPH0565603U
JPH0565603U JP1636792U JP1636792U JPH0565603U JP H0565603 U JPH0565603 U JP H0565603U JP 1636792 U JP1636792 U JP 1636792U JP 1636792 U JP1636792 U JP 1636792U JP H0565603 U JPH0565603 U JP H0565603U
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JP
Japan
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wheel
slide pipe
spring
cam
brake pad
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Pending
Application number
JP1636792U
Other languages
English (en)
Inventor
真一 斉藤
Original Assignee
関東自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】床面に高低差があっても自己調整して接地し、
家具等の床面接地物体の平行接地状態と安定した静止状
態を確保可能とする。 【構成】テーパ凹部11aを形成した軸受部材11を取
付けプレート10に固着し、スライドパイプ12を摺動
自在に挿通し、その一端に車輪17を軸支したハブプレ
ート15をスプリング16により常に押し下げ力を付与
して回転自在に取付け、スライドパイプの外周面に嵌装
されたスプリング20により常にテーパ凹部と離間する
アンロック方向に押圧し、かつカム21による押動によ
ってテーパ凹部に嵌合してスライドパイプの軸方向の移
動をロックするテーパコーン19よりなるスライドパイ
プのロック装置と、車輪の外周面に接触するブレーキパ
ッド24を有し、ブレーキパッドを車輪から離間させる
スプリング28とブレーキパッドを車輪に押圧するカム
29を設けた車輪用ブレーキ装置とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、机、キャビネット等の床面に載置される物体を床面に高低差があっ ても自己調整して安定した接地を可能とするキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図7で示すように、机1の脚部2にブレーキ4を備えたキャスター3 を4個所に取付けたものがある。このものは、最も単純であるが、机1を定置あ るいは移動させるために、4個所のキャスター3のブレーキ4を机1の回りを1 回りして操作しなければならない。また、床面に高低差がある場合ではガタツキ が生じる。
【0003】 このような問題を解消するために、図6で示すように、机1の脚部2にハンド ル5によって昇降可能にしたキャスター3と、ねじによって昇降調整されるアタ ッチメント7とを設け、机1の移動の際には、キャスター3を下降して床6に接 地し、アタッチメント7を持ち上げた状態とし、机1を定置するときは、キャス ター3を上昇してアタッチメント7を床6に接地するようにしたものが提供され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図6で示すように、アタッチメント7が接地する床6に窪み6 aが存在するときには、アタッチメント7を調整する作業が必要である。また、 キャスター3の他にアタッチメント7を装備するため、部品点数が増大し、コス トアップにもなっている。
【0005】 本考案の目的は、床面の高低差を自己調整可能とし、上記従来の問題を解決し たキャスターを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の要旨は、一端面にテーパ凹部を形成した 軸受部材が板面に対して直交する軸線方向で固着されている取付けプレートと、 前記軸受部材に摺動自在に挿通したスライドパイプと、このスライドパイプの一 端にスライドパイプの軸線回りに回転自在に取付けられスプリングにより常に押 し下げ力が付与されたハブプレートと、このハブプレートに回転可能に軸支した 車輪と、前記軸受部材のテーパ凹部と対面して前記スライドパイプの外周面に嵌 装されスプリングにより常に前記テーパ凹部と離間するアンロック方向に押圧し 、かつカムによる押動によって前記テーパ凹部に嵌合してスライドパイプの軸方 向の移動をロックするテーパコーンよりなるスライドパイプのロック装置と、前 記スライドパイプ内に摺動可能に挿通したロッドの一端に前記車輪の外周面に接 触するブレーキパッドを有し、他端には前記ブレーキパッドを車輪から離間させ るスプリングとブレーキパッドを車輪に押圧するカムを設けた車輪用ブレーキ装 置とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、スライドパイプのロック装置をアンロック状態にしておく ことによって、ハブプレートと一体の車輪はスプリングによる押し下げ力により 常に全部のキャスターが床面に接し、かつ窪みに対しても自己調整する。そして 、ロック装置でスライドパイプをロックすることにより全部のキャスターが一挙 にロックされ定置状態となる。また、車輪用ブレーキ装置も全部のキャスターの 車輪の制動並びに制動解除する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、10は取付け プレートであり、例えば、机の脚部に取付けられる。11は前記取付けプレート 10に固着された軸受部材であり、その上端面にはテーパ凹部11aが形成され ている。
【0009】 前記軸受部材11にはスライドパイプ12が上下方向に摺動自在に挿通され、 このスライドパイプ12の下端に車輪17を車軸18によって回転自在に軸支し たハブプレート15がベアリング13を介してスライドパイプ12の軸線回りに 回転自在に取付けられている。14はベアリングケースであり、このベアリング ケース14と軸受部材11との間にスプリング16が介装され、このスプリング 16によりハブプレート15は常に押し下げ力が付与されている。
【0010】 前記軸受部材11のテーパ凹部11aと対面して前記スライドパイプ12の外 周面にテーパコーン19が嵌装されている。このテーパコーン19は、取付けプ レート10との間に介装されたスプリング20により常に前記テーパ凹部11a と離間するアンロック方向に押圧され、かつカム21による押動によって前記テ ーパ凹部11aに嵌合してスライドパイプ12の軸方向の移動をロックするスラ イドパイプ12のロック装置を構成している。22は前記ロック装置のケーシン グである。
【0011】 前記スライドパイプ12内にはロッド23が軸線方向に摺動可能に挿通されて いる。このロッド23の下端には前記車輪17の外周面に接触するブレーキパッ ド24を有し、上端にはカム受け25が形成されている。前記カム受け25とケ ーシング26のプレート27との間に前記ブレーキパッド24を車輪17から離 間させるスプリング28が介装され、カム受け25上にはブレーキパッド24を 車輪17に押圧するカム29が設けられ、車輪用ブレーキ装置を構成している。 30はスライドパイプ12とロッド23との摺動面に介装したスライドブッシュ である。
【0012】 図2は前記車輪用ブレーキ装置のカム29の作動機構を示すものであり、カム 軸29aにワイヤー連結アーム31が固着され、これにワイヤー32の一端が連 結される。
【0013】 図3は前記スライドパイプ12のロック装置のカム21の作動機構を示し、一 対のカム軸21aにそれぞれワイヤー連結アーム33が固着され、この一対のワ イヤー連結アーム33間をワイヤー34で連結して連動し、一方のワイヤー連結 アーム33にワイヤー35の一端が連結される。尚、36はカム戻し用のスプリ ングを示す。
【0014】 図4で示す机1の脚部2に上記構成よりなる本考案のキャスター50を取付け た場合、脚部2と机1の天板とのヒンジ部40のヒンジ軸41にレバー42を設 け、このレバー42に前記ワイヤー32、35の他端を結合して、天板の回転作 動によってカム29、21を作動させることができる。尚、キャスター50を取 付けるキャビネットやその他の物体に応じて、専用のハンドルを設け、これにワ イヤー32、35の他端を結合しても良い。
【0015】 本考案は上記の通りの構造であるから、図1で示すように、スライドパイプ1 2のロック装置をアンロック状態とし、車輪用ブレーキ装置のブレーキパッド2 4を車輪17から離間した状態では、車輪17はスプリング16による押し下げ 力により常に床面に接する。従って、この状態で机等を移動し、定置場所の床面 に窪みがあっても、この窪みに対して自己調整する。
【0016】 そして、ロック装置のカム21によりテーパコーン19を押圧して軸受部材1 1のテーパ凹部11aに嵌装することにより、スライドパイプ12は、その上下 移動が拘束されてロックされ、また、車輪用ブレーキ装置のカム29でロッド2 3を押し下げることにより、ブレーキパッド24が車輪17の外周面に押圧接触 して車輪17を制動状態とし、机等は床面に安定した状態で定置する。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によるキャスターは、テーパ凹部を形成した軸受部材を取 付けプレートに固着し、前記軸受部材にスライドパイプを摺動自在に挿通し、前 記スライドパイプの一端に車輪を軸支したハブプレートをスプリングにより常に 押し下げ力が付与してスライドパイプの軸線回りに回転自在に取付け、前記軸受 部材のテーパ凹部と対面して前記スライドパイプの外周面に嵌装されスプリング により常に前記テーパ凹部と離間するアンロック方向に押圧し、かつカムによる 押動によって前記テーパ凹部に嵌合してスライドパイプの軸方向の移動をロック するテーパコーンよりなるスライドパイプのロック装置と、前記スライドパイプ 内に摺動可能に挿通したロッドの一端に前記車輪の外周面に接触するブレーキパ ッドを有し、他端には前記ブレーキパッドを車輪から離間させるスプリングとブ レーキパッドを車輪に押圧するカムを設けた車輪用ブレーキ装置とを備えた構成 であるから、スライドパイプのロック装置によるスライドパイプをアンロック状 態で、車輪用ブレーキ装置による車輪の非制動状態では、車輪は常に床面に弾機 接触状態となり、床面に高低差があっても、その高低差と対応するキャスターの 車輪は自己調整して接地され、この自己調整したキャスターを含む全てのキャス ターのスライドパイプをロック装置により一挙にロックし、同時に車輪用ブレー キ装置により車輪を制動状態にして机、キャビネット、ラック、家具等の床面接 地物体の平行接地状態と安定した静止状態をキャスターのみで確保することがで きる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキャスターの断面図
【図2】車輪用ブレーキ装置のカム作動機構の斜視図
【図3】スライドパイプのロック装置のカム作動機構の
斜視図
【図4】本考案によるキャスターを机に応用した斜視図
【図5】本考案によるキャスターを机に応用した場合の
車輪用ブレーキ装置カムとスライドパイプのロック装置
のカムの作動機構を示す斜視図
【図6】従来のキャスターと床面高低差の調整装置を備
えた机の側面図
【図7】従来のキャスターを備えた机の斜視図
【符号の説明】
10 取付けプレート 11 軸受部材 11a テーパ凹部 12 スライドパイプ 13 ベアリング 15 ハブプレート 16 スプリング 17 車輪 19 テーパコーン 20 スプリング 21 カム 23 ロッド 24 ブレーキパッド 28 スプリング 29 カム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面にテーパ凹部を形成した軸受部材
    が板面に対して直交する軸線方向で固着されている取付
    けプレートと、前記軸受部材に摺動自在に挿通したスラ
    イドパイプと、このスライドパイプの一端にスライドパ
    イプの軸線回りに回転自在に取付けられスプリングによ
    り常に押し下げ力が付与されたハブプレートと、このハ
    ブプレートに回転可能に軸支した車輪と、前記軸受部材
    のテーパ凹部と対面して前記スライドパイプの外周面に
    嵌装されスプリングにより常に前記テーパ凹部と離間す
    るアンロック方向に押圧し、かつカムによる押動によっ
    て前記テーパ凹部に嵌合してスライドパイプの軸方向の
    移動をロックするテーパコーンよりなるスライドパイプ
    のロック装置と、前記スライドパイプ内に摺動可能に挿
    通したロッドの一端に前記車輪の外周面に接触するブレ
    ーキパッドを有し、他端には前記ブレーキパッドを車輪
    から離間させるスプリングとブレーキパッドを車輪に押
    圧するカムを設けた車輪用ブレーキ装置とを備えたこと
    を特徴とするキャスター。
JP1636792U 1992-02-19 1992-02-19 キャスター Pending JPH0565603U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53145238A (en) * 1977-05-23 1978-12-18 Nanshin Rubber Mfg Caster with brake
JPS6259102A (ja) * 1985-09-06 1987-03-14 テンテ−ロ−レン・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ− 操向ロ−ラ
JPS6259501B2 (ja) * 1982-08-02 1987-12-11 Ricoh Kk

Patent Citations (3)

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