JPH0565519U - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JPH0565519U
JPH0565519U JP1693292U JP1693292U JPH0565519U JP H0565519 U JPH0565519 U JP H0565519U JP 1693292 U JP1693292 U JP 1693292U JP 1693292 U JP1693292 U JP 1693292U JP H0565519 U JPH0565519 U JP H0565519U
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JP
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injection molding
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cavity
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JP1693292U
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純二 浜野
浩次 伊倉
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キーパー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状の成形品の射出成形を、より少ない材料
ロス及び低い型閉力で可能とする。 【構成】 射出成形金型のノズルセンタ8と成形品1の
センタ7とをずらし、1箇所のピンゲート2によってキ
ャビティ内に溶融成形材料を直接射出するようにしてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形金型に関する。更に詳述すると、本考案は、ダストシール 等の環状シール製品を成形する射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、環状の成形品・シール製品例えばダストシールやオイルシール等を射出 成形金型によって成形する場合、図2に示すように、環状成形品101の中央に スプル102を配置し、このスプル102と成形品(換言すればキャビティ)1 01とをフィルムゲート103で繋ぐようにしている。スプル102にはノズル 104が押し当てられ溶融成形材料が射出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、環状成形品101が大きくなるに連れてフィルムゲート103 が長く広くなり過ぎて流動抵抗が大きくなる問題がある。この問題は、オイルシ ールのようなゴム製品の場合には成形不良の原因となり好ましくない。また、そ の反面ゲートを厚くして溶融成形材料の流動抵抗を低下させようとすると、成形 品101からのフィルムゲート103の切り離しが難しくなる上に材料の歩留り が極端に悪くなる問題がある。
【0004】 本考案は、環状の成形品・シール製品を成形する際に、材料ロスが少ない射出 成形金型を提供することを目的とする。更に、本考案は同じ成形品を得る場合に 従来型よりも低い型閉力で成形できる射出成形金型を提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案は、環状シール製品を成形する射出成形金 型において、ノズルセンタと成形品のセンタとをずらし、1箇所のピンゲートに よってキャビティ内に溶融成形材料を直接射出するようにしている。
【0006】 ここで、環状シール製品としては、特に限定されるものではないが、主にゴム 製シール材、より好ましくはオイルシールほどの密封性を必要としないダストシ ールなどへの適用が効果的である。
【0007】
【作用】
したがって、スプルから供給される溶融成形材料は1箇所のピンゲートを通じ て直接キャビティ内に噴射され、キャビティ内で左右に分かれて環状のキャビテ ィの反対側へ流れキャビティ内を充填する。射出成形完了後の離型時には、成形 品とスプルとはピンゲート部分で切離される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。尚、本考 案はゲート付近の型構造に特徴を有し、射出成形金型全体がどのようなパーツか ら成立するのか、あるいはどのように分割されているか等の全体的な構造は特に 重要でないので、本実施例においては型構造の図示を簡略化している。本考案の 場合、適用しようとする環状成形品そのものの構造などについては特に特徴がな いことからその具体的構成の説明は省く。
【0009】 図1に本考案の射出成形金型の一実施例を示す。この射出成形装置は、少くと も2つの型5,6に分割可能な分割型であり、それらの間に環状の成形品を形成 する空間(キャビティ)を形成すると共に一方の型5にスプル3並びに該スプル 3とキャビティとを繋ぐピンゲート2が形成され、スプル3からピンゲート2を 介して直接キャビティ内に溶融成形材料を射出注入するように設けられている。
【0010】 尚、本実施例では成形品1として補強のための金属環を有するものが図示され ているが、特にこれに限定されるものではない。
【0011】 この射出成形金型において、ノズルセンタ8は、成形品1のセンタ7からずれ て成形品(キャビティ)1部分の環状部分に配置され、1箇所においてピンゲー ト2でキャビティに繋がれている。
【0012】 以上のように構成された成形金型を用いると、図示の補強金属環を有する環状 シール製品は次のようにして成形される。
【0013】 まず、分割状態の金型のキャビティ内の所定位置に金属環をセットする。次い で、型5,6を閉じ、ノズル4を型5に押し付けて溶融成形材料を射出する。溶 融成形材料はスプル3からピンゲート2を介してキャビティ1内に直接圧入され る。そして、キャビティ内で左右(円周方向)に分配されてキャビティ内を充填 する。
【0014】 尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるも のではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例 えば、本明細書において環状成形品とは必ずしもダストシールやオイルシールな どのようなリング製品に限定されず、角形、多角形等のその他の無端環状シール 製品あるいは有端環状シール製品を含む。また、本考案の射出成形装置は、高い 密封性を要求されないダストシールなどの環状成形品に適用する場合により効果 を発揮できるが、特にこれに限定されるものではなく、オイルシールのような密 封性の高いものでも実施可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の射出成形金型は、環状シール製品を 成形する射出成形金型において、ノズルセンタと成形品のセンタとをずらし、1 箇所のピンゲートによってキャビティ内に溶融成形材料を直接射出するようにし たので、成形品(製品部分)から取り外されて排棄される部分がスプルと1箇所 のピンゲートだけとなり、極めてその量が少なく材料の歩留りを上げる。更に、 本考案によると、スプルと成形品とが1箇所でかつ小径のピンゲートによって繋 がっているだけなので、製品からの取外しが容易である。
【0016】 更に、本考案によると、同一製品であれば従来に比べて成形品の投影面積が少 なくなり、より低い型閉力で射出成形でき、バリの発生も少なく押えることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の射出成形金型の一実施例を、特に環状
成形品とスプル及びピンゲートとの関係で示す縦断面図
である。
【図2】従来の射出成形金型を、環状成形品とスプル及
びゲートとの関係で示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 成形品(環状シール製品) 2 ビンゲート 4 ノズル 7 成形品のセンタ 8 ノズルのセンタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状シール製品を成形する射出成形金型
    において、ノズルセンタと成形品のセンタとをずらし、
    1箇所のピンゲートによってキャビティ内に溶融成形材
    料を直接射出することを特徴とする射出成形金型。
JP1992016932U 1992-02-24 1992-02-24 射出成形金型 Expired - Lifetime JP2574422Y2 (ja)

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JPH0565519U true JPH0565519U (ja) 1993-08-31
JP2574422Y2 JP2574422Y2 (ja) 1998-06-11

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175011A (ja) * 1985-01-31 1986-08-06 Nok Corp 弾性シ−ル部材の成形方法
JPS61185426A (ja) * 1985-02-13 1986-08-19 Dainichi Nippon Cables Ltd シ−ルリング射出成形装置
JPH0219516U (ja) * 1988-07-25 1990-02-08

Patent Citations (3)

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