JPH0565289A - チエノピリジン誘導体 - Google Patents
チエノピリジン誘導体Info
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- JPH0565289A JPH0565289A JP4048446A JP4844692A JPH0565289A JP H0565289 A JPH0565289 A JP H0565289A JP 4048446 A JP4048446 A JP 4048446A JP 4844692 A JP4844692 A JP 4844692A JP H0565289 A JPH0565289 A JP H0565289A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 式(I)
(式中、A及びBは異なって、−S−又は−CH=を表わ
し、Xは、−O−又は−NH−を表わし、R1 は水素又は
低級アルキルを表わし、R2 は低級アルキルを表わし、
nは0又は1を表わす)で表わされるチエノピリジン誘
導体又はその薬理上許容される塩。 【効果】 式(I)又はその薬理上許容される塩は、セ
ロトニン−3拮抗作用を有し、抗癌剤による嘔吐抑制剤
等として有用である。
し、Xは、−O−又は−NH−を表わし、R1 は水素又は
低級アルキルを表わし、R2 は低級アルキルを表わし、
nは0又は1を表わす)で表わされるチエノピリジン誘
導体又はその薬理上許容される塩。 【効果】 式(I)又はその薬理上許容される塩は、セ
ロトニン−3拮抗作用を有し、抗癌剤による嘔吐抑制剤
等として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チエノピリジン誘導体
に関する。該チエノピリジン誘導体はセロトニン−3
(以下、5−HT3 という)拮抗活性を示し、医薬品と
して有用である。
に関する。該チエノピリジン誘導体はセロトニン−3
(以下、5−HT3 という)拮抗活性を示し、医薬品と
して有用である。
【0002】
【従来の技術】5−HT3 拮抗剤は、嘔吐抑制、抗不
安、精神障害抑制、片頭痛抑制作用等を持つことが知ら
れている〔Trends Pharmacol. Sci., 8,501(198
7)〕。特に、5−HT3 拮抗剤は既存の嘔吐抑制作用
を有するドーパミン拮抗剤では無効といわれるシスプラ
チン等制がん剤の副作用による嘔吐に対して効果を有す
ることから、新らしいタイプの嘔吐抑制剤として期待さ
れている〔Br. J. Cancer, 56,159(198
7)〕。
安、精神障害抑制、片頭痛抑制作用等を持つことが知ら
れている〔Trends Pharmacol. Sci., 8,501(198
7)〕。特に、5−HT3 拮抗剤は既存の嘔吐抑制作用
を有するドーパミン拮抗剤では無効といわれるシスプラ
チン等制がん剤の副作用による嘔吐に対して効果を有す
ることから、新らしいタイプの嘔吐抑制剤として期待さ
れている〔Br. J. Cancer, 56,159(198
7)〕。
【0003】チエノピリジン誘導体としては、4−ヒド
ロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン−6−オン骨格を
有する化合物(A)が J. Chem. Res.(S), 214(19
85)及びJ. Chem. Res.(S), 122(1986)に記載されて
いる。
ロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン−6−オン骨格を
有する化合物(A)が J. Chem. Res.(S), 214(19
85)及びJ. Chem. Res.(S), 122(1986)に記載されて
いる。
【0004】
【化2】
【0005】(式中、Rは水素又はメチルを表わし、Y
は水素又はエトキシカルボニルを表わす) また、7−ヒドロキシチエノ〔3,2−b〕ピリジン−
5−オン骨格を有する化合物(B)が J. Chem. Res.
(S),6(1980)及びJ. Chem. Res.(S), 84(198
4)に記載されている。
は水素又はエトキシカルボニルを表わす) また、7−ヒドロキシチエノ〔3,2−b〕ピリジン−
5−オン骨格を有する化合物(B)が J. Chem. Res.
(S),6(1980)及びJ. Chem. Res.(S), 84(198
4)に記載されている。
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Rは水素又はメチルを表わし、Y
は水素、エトキシカルボニル、ニトリル、アセチル他を
表わす) いずれの化合物(A)及び(B)共に、その薬理作用に
ついては知られていない。
は水素、エトキシカルボニル、ニトリル、アセチル他を
表わす) いずれの化合物(A)及び(B)共に、その薬理作用に
ついては知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明により、低毒性
で5−HT3 拮抗活性を有する新規4−ヒドロキシチエ
ノ〔2,3−b〕ピリジン−6−オン誘導体及び7−ヒ
ドロキシチエノ〔3,2−b〕ピリジン−5−オン誘導
体が提供される。
で5−HT3 拮抗活性を有する新規4−ヒドロキシチエ
ノ〔2,3−b〕ピリジン−6−オン誘導体及び7−ヒ
ドロキシチエノ〔3,2−b〕ピリジン−5−オン誘導
体が提供される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、A及びBは異なって、−S−又は
−CH=を表わし、Xは、−O−又は−NH−を表わし、R
1 は水素又は低級アルキルを表わし、R2 は低級アルキ
ルを表わし、nは0又は1を表わす)で表わされるチエ
ノピリジン誘導体〔以下、化合物(I)という〕又はそ
の薬理上許容される塩に関する。式(I)の各基の定義
において、低級アルキルとしては、直鎖または分岐状の
炭素数1〜6のアルキルを意味し、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシル等が挙げられる。
−CH=を表わし、Xは、−O−又は−NH−を表わし、R
1 は水素又は低級アルキルを表わし、R2 は低級アルキ
ルを表わし、nは0又は1を表わす)で表わされるチエ
ノピリジン誘導体〔以下、化合物(I)という〕又はそ
の薬理上許容される塩に関する。式(I)の各基の定義
において、低級アルキルとしては、直鎖または分岐状の
炭素数1〜6のアルキルを意味し、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシル等が挙げられる。
【0012】化合物(I)の薬理上許容される塩は、酸
付加塩、金属塩等を包含し、酸付加塩としては、塩酸
塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、酢酸塩、マレイン
酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機酸塩
が挙げられ、金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等
のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩が挙げ
られる。
付加塩、金属塩等を包含し、酸付加塩としては、塩酸
塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、酢酸塩、マレイン
酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機酸塩
が挙げられ、金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等
のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩が挙げ
られる。
【0013】つぎに化合物(I)の製造法について説明
する。なお、以下に示した製造方法において、定義した
基が実施方法の条件下変化するか又は方法を実施するの
に不適切な場合、有機合成化学で常用される方法、例え
ば官能基の保護、脱保護等の手段に付すことにより容易
に実施することができる。
する。なお、以下に示した製造方法において、定義した
基が実施方法の条件下変化するか又は方法を実施するの
に不適切な場合、有機合成化学で常用される方法、例え
ば官能基の保護、脱保護等の手段に付すことにより容易
に実施することができる。
【0014】化合物(I)は、下記式で示される化合物
(II)と
(II)と
【0015】
【化5】
【0016】(式中、Lは脱離基を意味し、A,B及び
R1 は前記と同義である) 下記式で示される化合物(III)とを、
R1 は前記と同義である) 下記式で示される化合物(III)とを、
【0017】
【化6】
【0018】(式中、X、R2 及びnは前記と同義であ
る) 好ましくは塩基の存在下に反応させることにより得るこ
とができる。ここで、Lで表される脱離基としては、塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メトキシ、エトキ
シ等のアルコキシ基、フェノキシ等のアリールオキシ
基、プロピオニルオキシ等のアルカノイルオキシ基、ベ
ンゾイルオキシ等のアロイルオキシ基が挙げられる。
る) 好ましくは塩基の存在下に反応させることにより得るこ
とができる。ここで、Lで表される脱離基としては、塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メトキシ、エトキ
シ等のアルコキシ基、フェノキシ等のアリールオキシ
基、プロピオニルオキシ等のアルカノイルオキシ基、ベ
ンゾイルオキシ等のアロイルオキシ基が挙げられる。
【0019】使用する塩基としては、例えば、重炭酸ナ
トリウム、重炭酸カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸
塩、水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金
属アルコキシド、ブチルリチウム等のアルカリ金属塩が
挙げられる。
トリウム、重炭酸カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸
塩、水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金
属アルコキシド、ブチルリチウム等のアルカリ金属塩が
挙げられる。
【0020】反応に使用される溶媒は、本反応に関与し
なければ特に制限はなく、例えば、テトラヒドラフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、塩化メ
チレン、クロロホルム、二塩化エタン等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸エチル等のエステル類、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類及びジメチルスル
ホキシド等が単独又は混合して用いられる。
なければ特に制限はなく、例えば、テトラヒドラフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、塩化メ
チレン、クロロホルム、二塩化エタン等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸エチル等のエステル類、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類及びジメチルスル
ホキシド等が単独又は混合して用いられる。
【0021】反応は−30〜200℃、好ましくは−1
0〜100℃で行われ、通常は30分〜20時間で終了
する。なお、原料化合物(II)は、公知の方法〔J. Che
m. Rec.(S),6(1980);同,84(1984);
同,214(1985);J. Chem. Res.(M), 113(198
0);同771(1984);同2501(1985)〕もしく
はそれに準じた方法により合成することができる。
0〜100℃で行われ、通常は30分〜20時間で終了
する。なお、原料化合物(II)は、公知の方法〔J. Che
m. Rec.(S),6(1980);同,84(1984);
同,214(1985);J. Chem. Res.(M), 113(198
0);同771(1984);同2501(1985)〕もしく
はそれに準じた方法により合成することができる。
【0022】上記製造法における目的化合物は有機合成
化学で常用される精製法、例えば、濾過、抽出、洗浄、
乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等に付し
て単離精製することができる。化合物(I)の塩を取得
したいとき、化合物(I)が塩の形で得られる場合に
は、そのまま精製すればよく、また遊離の形で得られる
場合には、化合物(I)を適当な溶媒に溶解又は懸濁さ
せて、適当な酸又は塩基を加えることにより塩を形成さ
せればよい。
化学で常用される精製法、例えば、濾過、抽出、洗浄、
乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等に付し
て単離精製することができる。化合物(I)の塩を取得
したいとき、化合物(I)が塩の形で得られる場合に
は、そのまま精製すればよく、また遊離の形で得られる
場合には、化合物(I)を適当な溶媒に溶解又は懸濁さ
せて、適当な酸又は塩基を加えることにより塩を形成さ
せればよい。
【0023】また、化合物(I)及びその塩は、水又は
各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、これ
ら付加物も本発明に包含される。さらに、化合物(I)
は光学異性体を含め、全ての可能な立体異性体及びそれ
らの混合物も包含される。上記製法によって得られる化
合物(I)の具体例を第1表及び第2表に示す。
各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、これ
ら付加物も本発明に包含される。さらに、化合物(I)
は光学異性体を含め、全ての可能な立体異性体及びそれ
らの混合物も包含される。上記製法によって得られる化
合物(I)の具体例を第1表及び第2表に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】次に、化合物(I)の薬理作用について試
験例で説明する。
験例で説明する。
【0027】試験例1. 5−HT3 受容体結合試験 ラット神経芽腫細胞の一種であるグリオーマ雑種細胞N
G108−15の膜画分を用いて5−HT3 受容体に対
する試験化合物の結合活性を検討した。NG108−1
5細胞の膜画分は Neijtらの方法〔Naunyn−Schmiedebe
rg'sArch. Pharmacol., 337 , 493(1988)〕に従い
調製した。
G108−15の膜画分を用いて5−HT3 受容体に対
する試験化合物の結合活性を検討した。NG108−1
5細胞の膜画分は Neijtらの方法〔Naunyn−Schmiedebe
rg'sArch. Pharmacol., 337 , 493(1988)〕に従い
調製した。
【0028】受容体結合試験は、5−HT3 受容体に特
に親和生の高い〔 3H〕quipazine〔J. Neurochem.,5
2,1787(1989)〕を放射性リガンドとして用い行
なった。4×105 個のNG108−15細胞から得られ
る膜画分を154mM塩化ナトリウム1mlを含む20mMト
リス−塩酸緩衝液(以下、緩衝液という)(pH7.5)に懸
濁し、2nM〔 3H〕quipazine(2519.7GBq/mmol;N
EN社)及び各種濃度の試験化合物を加えて37℃で6
0分間反応させた。反応終了後4mlの氷冷した緩衝液を
加え、GF/Cガラス繊維濾紙(ワットマン社)上で吸
引濾過した。ガラス繊維濾紙を緩衝液で洗浄した後、バ
イアルビンに移し、シンチゾールEX−H(和光純薬工
業)を加え、濾紙上の放射能を液体シンチレーションカ
ウンター(TRI −CARB 2200CA;パッカード社)で測定
した。
に親和生の高い〔 3H〕quipazine〔J. Neurochem.,5
2,1787(1989)〕を放射性リガンドとして用い行
なった。4×105 個のNG108−15細胞から得られ
る膜画分を154mM塩化ナトリウム1mlを含む20mMト
リス−塩酸緩衝液(以下、緩衝液という)(pH7.5)に懸
濁し、2nM〔 3H〕quipazine(2519.7GBq/mmol;N
EN社)及び各種濃度の試験化合物を加えて37℃で6
0分間反応させた。反応終了後4mlの氷冷した緩衝液を
加え、GF/Cガラス繊維濾紙(ワットマン社)上で吸
引濾過した。ガラス繊維濾紙を緩衝液で洗浄した後、バ
イアルビンに移し、シンチゾールEX−H(和光純薬工
業)を加え、濾紙上の放射能を液体シンチレーションカ
ウンター(TRI −CARB 2200CA;パッカード社)で測定
した。
【0029】試験化合物による〔 3H〕quipazine 結合
に対する阻害率を次式から求めた。
に対する阻害率を次式から求めた。
【0030】
【数1】
【0031】全結合は薬物の非存在下での〔 3H〕quip
azine 結合放射能であり、非特異的結合は5−HT3 拮
抗剤MDL72222〔Naunyn−Schmiedeberg's Arch.
Pharmacol., 326, 36(1984)〕10μM存在下での〔 3
H〕quipazine 結合放射能である。結果を第3表に示
す。
azine 結合放射能であり、非特異的結合は5−HT3 拮
抗剤MDL72222〔Naunyn−Schmiedeberg's Arch.
Pharmacol., 326, 36(1984)〕10μM存在下での〔 3
H〕quipazine 結合放射能である。結果を第3表に示
す。
【0032】
【表3】
【0033】試験例2. シスプラチン誘発嘔吐に対する
作用 体重23〜68gの雌雄スンクス(Suncus murinus) 1
群5〜10匹を試験に用いた。松木らの方法〔Japan J.
Pharmacol.,48, 303(1988) 〕に従い、スンクスを金網
製のケージ(幅15cm×長さ21cm×高さ15cm)に一匹ずつ
隔離放置し、1時間後に試験化合物または生理食塩水を
10μl/体重(g)の容量で腹腔内投与(i.p.) し
た。さらに化合物投与30分後に、シスプラチン40mg
/kgを腹腔内投与した。シスプラチン投与後、投与後5
分間に生じる嘔吐は除外して、最初の嘔吐発現までの時
間(ラテンシー)及び投与後120分までに生じる嘔吐
の発現回数を測定した。試験化合物投与群のラテンシー
及び嘔吐の発現回数をコントロール群(生理食塩水投与
群)の値と比較して、嘔吐抑制効果を判定した。なお検
定は Studentのt−testにより行った。 結果を第4表
に示す。
作用 体重23〜68gの雌雄スンクス(Suncus murinus) 1
群5〜10匹を試験に用いた。松木らの方法〔Japan J.
Pharmacol.,48, 303(1988) 〕に従い、スンクスを金網
製のケージ(幅15cm×長さ21cm×高さ15cm)に一匹ずつ
隔離放置し、1時間後に試験化合物または生理食塩水を
10μl/体重(g)の容量で腹腔内投与(i.p.) し
た。さらに化合物投与30分後に、シスプラチン40mg
/kgを腹腔内投与した。シスプラチン投与後、投与後5
分間に生じる嘔吐は除外して、最初の嘔吐発現までの時
間(ラテンシー)及び投与後120分までに生じる嘔吐
の発現回数を測定した。試験化合物投与群のラテンシー
及び嘔吐の発現回数をコントロール群(生理食塩水投与
群)の値と比較して、嘔吐抑制効果を判定した。なお検
定は Studentのt−testにより行った。 結果を第4表
に示す。
【0034】
【表4】
【0035】試験例3. 急性毒性 試験化合物をdd−Y系マウス雄体重20〜25gに投
与した。最少致死量(MLD)は投与7日後の死亡率を
測定して判定した。結果を第5表に示す。
与した。最少致死量(MLD)は投与7日後の死亡率を
測定して判定した。結果を第5表に示す。
【0036】
【表5】
【0037】化合物(I)は、試験例に見られるように
優れた5−HT3 拮抗活性を有し、しかも低毒性であり
悪心および嘔吐のような症状、特に、癌化学療法及び放
射線療法に伴なう症状の治療、不安、精神障害(例え
ば、精神分裂症及びそう病)の治療、片頭痛及び痛み、
乱用薬物及び物質の依存症、うつ病、痴呆及びその他の
知覚障害等の治療等に有用である。
優れた5−HT3 拮抗活性を有し、しかも低毒性であり
悪心および嘔吐のような症状、特に、癌化学療法及び放
射線療法に伴なう症状の治療、不安、精神障害(例え
ば、精神分裂症及びそう病)の治療、片頭痛及び痛み、
乱用薬物及び物質の依存症、うつ病、痴呆及びその他の
知覚障害等の治療等に有用である。
【0038】化合物(I)又はその薬理上許容される塩
は、そのままあるいは各種の製薬形態で使用することが
できる。本発明の製薬組成物は、活性成分として有効な
量の化合物(I)又はその薬理上許容される塩を、薬理
上許容される担体と均一に混合して製造できる。これら
の製薬組成物は、経口的又は注射による投与に対して適
する単位服用形態にあることが望ましい。
は、そのままあるいは各種の製薬形態で使用することが
できる。本発明の製薬組成物は、活性成分として有効な
量の化合物(I)又はその薬理上許容される塩を、薬理
上許容される担体と均一に混合して製造できる。これら
の製薬組成物は、経口的又は注射による投与に対して適
する単位服用形態にあることが望ましい。
【0039】経口服用形態にある組成物の調製において
は、何らかの有用な薬理的に許容しうる担体が使用でき
る。例えば、懸濁剤及びシロップ剤のような経口液体調
製物は、例えば水、シュークロース、ソルビトール、フ
ルクトース等の糖類、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコール類、ゴマ油、オリーブ
油、大豆油等の油類、p−ヒドロキシ安息香酸エステル
類等の防腐剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミント
等のフレーバー類などを使用して製造できる。粉剤、丸
剤、カプセル剤及び錠剤は、例えば、ラクトース、グル
コース、シュークロース、マンニトール等の賦形剤、で
ん粉、アルギン酸ソーダ等の崩壊剤、ステアリン酸マグ
ネシウム、タルク等の滑沢剤、ポリビニルアルコール、
ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン等の結合剤、
脂肪酸エステル等の表面活性剤、グリセリン等などの可
塑剤などを用いて製造できる。錠剤およびカプセル剤は
投与が容易であるという理由で、最も有用な単位経口投
与剤である。錠剤やカプセル剤を製造する際には固体の
製薬担体が用いられる。
は、何らかの有用な薬理的に許容しうる担体が使用でき
る。例えば、懸濁剤及びシロップ剤のような経口液体調
製物は、例えば水、シュークロース、ソルビトール、フ
ルクトース等の糖類、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコール類、ゴマ油、オリーブ
油、大豆油等の油類、p−ヒドロキシ安息香酸エステル
類等の防腐剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミント
等のフレーバー類などを使用して製造できる。粉剤、丸
剤、カプセル剤及び錠剤は、例えば、ラクトース、グル
コース、シュークロース、マンニトール等の賦形剤、で
ん粉、アルギン酸ソーダ等の崩壊剤、ステアリン酸マグ
ネシウム、タルク等の滑沢剤、ポリビニルアルコール、
ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン等の結合剤、
脂肪酸エステル等の表面活性剤、グリセリン等などの可
塑剤などを用いて製造できる。錠剤およびカプセル剤は
投与が容易であるという理由で、最も有用な単位経口投
与剤である。錠剤やカプセル剤を製造する際には固体の
製薬担体が用いられる。
【0040】また、注射用の溶液は、蒸留水、塩溶液、
グルコース溶液または塩水とグルコース溶液の混合物か
ら成る担体を用いて調製することができる。化合物
(I)又はその薬理上許容される塩の有効容量及び投与
回数は、投与形態、患者の年齢、体重、症状等により異
なるが、単位投与量あたり0.01〜25mg/kgを1日3〜4
回投与するのが好ましい。
グルコース溶液または塩水とグルコース溶液の混合物か
ら成る担体を用いて調製することができる。化合物
(I)又はその薬理上許容される塩の有効容量及び投与
回数は、投与形態、患者の年齢、体重、症状等により異
なるが、単位投与量あたり0.01〜25mg/kgを1日3〜4
回投与するのが好ましい。
【0041】その他、化合物(I)又は薬理上許容され
る塩はエアロゾル、微粉化した粉末もしくは噴霧溶液の
形態で吸入によっても投与することができる。エアロゾ
ル投与に対しては、本化合物を適当な製薬学的に許容し
得る溶媒、例えば、エチルアルコール又は混和性溶媒の
組合せに溶解し、製薬学的に許容し得る噴射基剤と混合
することができる。この様なエアロゾル組成物を、加圧
された組成物を放出するために適するエアロゾル・バル
ブを備えた耐圧容器に充填して使用する。エアロゾル・
バルブは前もって決められたエアロゾル組成物の有効投
薬量を放出する計量バルブが好ましい。
る塩はエアロゾル、微粉化した粉末もしくは噴霧溶液の
形態で吸入によっても投与することができる。エアロゾ
ル投与に対しては、本化合物を適当な製薬学的に許容し
得る溶媒、例えば、エチルアルコール又は混和性溶媒の
組合せに溶解し、製薬学的に許容し得る噴射基剤と混合
することができる。この様なエアロゾル組成物を、加圧
された組成物を放出するために適するエアロゾル・バル
ブを備えた耐圧容器に充填して使用する。エアロゾル・
バルブは前もって決められたエアロゾル組成物の有効投
薬量を放出する計量バルブが好ましい。
【0042】以下に、本発明の実施例、参考例及び製剤
例を示す。
例を示す。
【0043】
実施例1. エンド−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1
〕オクト−3−イル)−4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロ
キシ−5−オキソチエノ〔3,2 −b〕ピリジン−6−カ
ルボキサミド(化合物1) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチル〔J. Che
m. Res.(S),6 (1980);J. Chem. Res.(M), 113(1980)
〕1.20g(5.01ミリモル)と3α−アミノ−8−メチ
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オクタン〔J. Am. Che
m. Soc.,79, 4194(1957)〕0.98g(6.99ミリモル)のト
ルエン溶液30mlを5時間加熱還流した。冷却後、1規定
水酸化ナトリウム水溶液に注入し、クロロホルムで2回
洗浄した。水層に6規定塩酸水溶液を加え酸性にした
後、少量のイソプロピルアルコールを含むクロロホルム
で3回抽出した。抽出層は少量の水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下に留去した。
残渣にn−ヘキサン40mlを加え攪拌し、生成した白色結
晶を濾取乾燥させて、化合物1を1.05g(収率63%)
得た。
〕オクト−3−イル)−4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロ
キシ−5−オキソチエノ〔3,2 −b〕ピリジン−6−カ
ルボキサミド(化合物1) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチル〔J. Che
m. Res.(S),6 (1980);J. Chem. Res.(M), 113(1980)
〕1.20g(5.01ミリモル)と3α−アミノ−8−メチ
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オクタン〔J. Am. Che
m. Soc.,79, 4194(1957)〕0.98g(6.99ミリモル)のト
ルエン溶液30mlを5時間加熱還流した。冷却後、1規定
水酸化ナトリウム水溶液に注入し、クロロホルムで2回
洗浄した。水層に6規定塩酸水溶液を加え酸性にした
後、少量のイソプロピルアルコールを含むクロロホルム
で3回抽出した。抽出層は少量の水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下に留去した。
残渣にn−ヘキサン40mlを加え攪拌し、生成した白色結
晶を濾取乾燥させて、化合物1を1.05g(収率63%)
得た。
【0044】化合物1を0.30g(0.90ミリモル)含むイ
ソプロピルアルコール溶液6mlにフマル酸 0.105g(0.
90ミリモル)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減
圧下留去し、n−ヘキサン10mlと酢酸エチル5mlを加え
室温で攪拌した。生成した白色結晶を濾取乾燥させて、
化合物1のフマル酸塩0.39g(収率96%)を得た。
ソプロピルアルコール溶液6mlにフマル酸 0.105g(0.
90ミリモル)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減
圧下留去し、n−ヘキサン10mlと酢酸エチル5mlを加え
室温で攪拌した。生成した白色結晶を濾取乾燥させて、
化合物1のフマル酸塩0.39g(収率96%)を得た。
【0045】融点:279.0 −283.6 ℃ MS(EI)m/e:333(M+ ) IR(KBr) cm-1:3400(br),1643, 1571, 1412, 802, 654 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) :11.1−11.3(1H, br), 8.10
(1H, d, J=1.6Hz), 7.09(1H, d, J=1.6Hz), 6.59(2
H, s), 4.12(1H, q, J=2.2Hz), 3.72(2H, m), 2.60(3
H, s), 1.90−2.51(8H, m)
(1H, d, J=1.6Hz), 7.09(1H, d, J=1.6Hz), 6.59(2
H, s), 4.12(1H, q, J=2.2Hz), 3.72(2H, m), 2.60(3
H, s), 1.90−2.51(8H, m)
【0046】実施例2. エンド−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オク
ト−3−イル4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オ
キソチエノ〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボキシレー
ト(化合物2) 3α−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1
〕オクタンの代わりにトロピンを用い、実施例1の方
法に準じて化合物2を得(収率19%)、次いでフマル酸
塩とした(収率40%)。
ト−3−イル4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オ
キソチエノ〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボキシレー
ト(化合物2) 3α−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1
〕オクタンの代わりにトロピンを用い、実施例1の方
法に準じて化合物2を得(収率19%)、次いでフマル酸
塩とした(収率40%)。
【0047】MS(EI)m/e:334(M+ ) IR(KBr) cm-1:3400(br),1640, 1622, 1563, 1483, 14
55, 1359, 1242, 1026,805, 760 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 7.70(1H, d, J=5.3Hz), 6.
88(1H, d, J=5.3Hz),6.61(2H, s), 5.07(1H, m), 3.8
1(2H, m), 2.70(3H, s), 1.8 〜2.8(8H, m)
55, 1359, 1242, 1026,805, 760 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 7.70(1H, d, J=5.3Hz), 6.
88(1H, d, J=5.3Hz),6.61(2H, s), 5.07(1H, m), 3.8
1(2H, m), 2.70(3H, s), 1.8 〜2.8(8H, m)
【0048】実施例3. エンド−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1
〕オクト−3−イル)−4−(n−ブチル)−4,5-
ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ〔3,2 −
b〕ピリジン−6−カルボキサミド(化合物3) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に参考例1で得られる化合物aを用い、実施例1の方法
に準じて化合物3を得(収率63%)、次いでフマル酸塩
とした(収率79%)。
〕オクト−3−イル)−4−(n−ブチル)−4,5-
ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ〔3,2 −
b〕ピリジン−6−カルボキサミド(化合物3) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に参考例1で得られる化合物aを用い、実施例1の方法
に準じて化合物3を得(収率63%)、次いでフマル酸塩
とした(収率79%)。
【0049】融点:211.6 −213.5 ℃ MS(EI)m/e:389(M+ ) IR(KBr) cm-1:3080(br),1716, 1676, 1642, 1563, 14
24, 1276, 1234, 1171,803, 646 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 17.06(1H, s), 11.39(1H,
d, J=5.1Hz), 8.57(1H,d, J=5.1Hz), 7.81(1H, d,
J=1.7Hz), 6.95(2H, s), 4.21(3H, m), 3.89(2H, m),
2.53(3H, s), 1.92〜2.89(8H, m), 1.66(2H, m), 1.40
(2H, m), 0.91(3H, t, J=7.5Hz)
24, 1276, 1234, 1171,803, 646 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 17.06(1H, s), 11.39(1H,
d, J=5.1Hz), 8.57(1H,d, J=5.1Hz), 7.81(1H, d,
J=1.7Hz), 6.95(2H, s), 4.21(3H, m), 3.89(2H, m),
2.53(3H, s), 1.92〜2.89(8H, m), 1.66(2H, m), 1.40
(2H, m), 0.91(3H, t, J=7.5Hz)
【0050】実施例4. エンド−8−メチル−8−アザビジクロ〔3.2.1 〕オク
ト−3−イル4−(n−ブチル)−4,5−ジヒドロ−7
−ヒドロキシ−5−オキソチエノ〔3,2 −b〕ピリジン
−6−カルボキシレート(化合物4) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に参考例1で得られる化合物aを3α−アミノ−8−メ
チル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタンの代わりに
トロビンを用い、実施例1の方法に準じて化合物4を得
(収率99%)、次いでフマル酸塩とした(収率91%)。
ト−3−イル4−(n−ブチル)−4,5−ジヒドロ−7
−ヒドロキシ−5−オキソチエノ〔3,2 −b〕ピリジン
−6−カルボキシレート(化合物4) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に参考例1で得られる化合物aを3α−アミノ−8−メ
チル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタンの代わりに
トロビンを用い、実施例1の方法に準じて化合物4を得
(収率99%)、次いでフマル酸塩とした(収率91%)。
【0051】融点:179.7 −184.5 ℃ MS(EI)m/e:390(M+ ) IR(KBr) cm-1:3082,1703, 1598, 1398, 1257, 1025,
782 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 10.58(1H, br), 8.22(1H,
d, J=5.6Hz), 7.40(1H,d, J=5.6Hz), 6.64(2H, s),
5.23(1H, brs), 4.12(2H, t, J=7.3Hz), 3.85(2H,
m), 2.67(3H, s), 2.06-2.65(8H, m), 1.57(2H, m), 1.
34(2H, m), 0.91(3H,t, J=7.3Hz)
782 NMR(DMSO-d6 ) δ(ppm) : 10.58(1H, br), 8.22(1H,
d, J=5.6Hz), 7.40(1H,d, J=5.6Hz), 6.64(2H, s),
5.23(1H, brs), 4.12(2H, t, J=7.3Hz), 3.85(2H,
m), 2.67(3H, s), 2.06-2.65(8H, m), 1.57(2H, m), 1.
34(2H, m), 0.91(3H,t, J=7.3Hz)
【0052】実施例5. エンド−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1
〕オクト−3−イル)−7−(n−ブチル)−6,7−
ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ〔2,3−
b〕ピリジン−5−カルボキサミド(化合物5) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に参考例2によって得られる化合物bを用い、実施例1
の方法に準じて化合物5を得(収率79%)、次いでフマ
ル酸塩とした(収率90%)。
〕オクト−3−イル)−7−(n−ブチル)−6,7−
ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ〔2,3−
b〕ピリジン−5−カルボキサミド(化合物5) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に参考例2によって得られる化合物bを用い、実施例1
の方法に準じて化合物5を得(収率79%)、次いでフマ
ル酸塩とした(収率90%)。
【0053】融点:155.5 −158.2 ℃ MS(EI)m/e:389(M+ ) IR(KBr) cm-1:3180(br),1666, 1553, 1425, 1276, 12
32, 1212, 1004, 922, 647 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 16.65(1H, s), 10.89(1H,
d, J=6.7Hz), 7.42(1H,d, J=5.5Hz), 7.34(1H, d,
J=5.5Hz), 6.64(2H, s), 4.06 −4.18(3H, m),3.89(2
H, m), 2.69(3H, s), 2.01 −2.66(8H, m), 1.70(2H,
m), 1.37(2H, m),0.93(3H, t, J=7.3Hz)
32, 1212, 1004, 922, 647 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 16.65(1H, s), 10.89(1H,
d, J=6.7Hz), 7.42(1H,d, J=5.5Hz), 7.34(1H, d,
J=5.5Hz), 6.64(2H, s), 4.06 −4.18(3H, m),3.89(2
H, m), 2.69(3H, s), 2.01 −2.66(8H, m), 1.70(2H,
m), 1.37(2H, m),0.93(3H, t, J=7.3Hz)
【0054】実施例6. エンド−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オク
ト−3−イル 7−(n−ブチル)−6,7−ジヒドロ−
4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−5−カルボキシレート(化合物6) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルに代え参
考例2で得られる化合物bを、3α−アミノ−8−メチ
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オクタンに代えてトロ
ピンを用い、実施例1の方法に準じて化合物6を得(収
率86%)、次いでフマル酸塩とした(収率87%)。
ト−3−イル 7−(n−ブチル)−6,7−ジヒドロ−
4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−5−カルボキシレート(化合物6) 4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルに代え参
考例2で得られる化合物bを、3α−アミノ−8−メチ
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オクタンに代えてトロ
ピンを用い、実施例1の方法に準じて化合物6を得(収
率86%)、次いでフマル酸塩とした(収率87%)。
【0055】融点:154.4 −157.5 ℃ MS(EI)m/e:390(M+ ) IR(KBr) cm-1:3370(br),1634, 1540, 1425, 1391, 13
71, 1316, 1277, 1237,1205, 1065, 1024 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 10.58(1H, br), 7.37(1H,
d, J=5.6Hz), 7.32(1H,d, J=5.6Hz), 6.64(2H, s),
5.23(1H, brs), 4.01(2H, t, J=7.3Hz), 3.86(2H,
m), 2.67(3H, s), 2.05−2.65(8H, m), 1.67(2H, m),
1.35(2H, m), 0.93(3H, t, J=7.4Hz)
71, 1316, 1277, 1237,1205, 1065, 1024 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 10.58(1H, br), 7.37(1H,
d, J=5.6Hz), 7.32(1H,d, J=5.6Hz), 6.64(2H, s),
5.23(1H, brs), 4.01(2H, t, J=7.3Hz), 3.86(2H,
m), 2.67(3H, s), 2.05−2.65(8H, m), 1.67(2H, m),
1.35(2H, m), 0.93(3H, t, J=7.4Hz)
【0056】実施例7. エンド−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1
〕オクト−3−イル)−6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロ
キシ−6−オキソチエノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カ
ルボキサミド(化合物7) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に、6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエ
ノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボン酸エチル〔J.Ch
em.Res.(S), 214(1985);J.Chem.Res.(M), 2501(198
5)〕を用い、実施例1の方法に準じて化合物7を得(収
率63%)、次いでフマル酸塩とした(収率90%)。
〕オクト−3−イル)−6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロ
キシ−6−オキソチエノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カ
ルボキサミド(化合物7) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に、6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエ
ノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボン酸エチル〔J.Ch
em.Res.(S), 214(1985);J.Chem.Res.(M), 2501(198
5)〕を用い、実施例1の方法に準じて化合物7を得(収
率63%)、次いでフマル酸塩とした(収率90%)。
【0057】融点:296.9 −298.2 ℃ MS(EI)m/e:333(M+ ) IR(KBr) cm-1:1651, 1546, 1531, 1444, 1359, 1246,
805, 777, 675, 663, 561, 468 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 7.08-7.20(2H. m), 6.55(2
H, s), 4.12(1H, m), 3.72(2H, m), 2.61(3H, s), 2.00
−2.69(6H, m), 1.88 −1.93(2H, m)
805, 777, 675, 663, 561, 468 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 7.08-7.20(2H. m), 6.55(2
H, s), 4.12(1H, m), 3.72(2H, m), 2.61(3H, s), 2.00
−2.69(6H, m), 1.88 −1.93(2H, m)
【0058】実施例8. エンド−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オク
ト−3−イル 6,7−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オ
キソチエノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボキシレー
ト(化合物8) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ
〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボン酸エチルを、3α
−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オ
クタンの代わりにトロピンを用い、実施例1の方法に準
じて化合物8を得(収率66%)、次いでフマル酸塩とし
た(収率84%)。
ト−3−イル 6,7−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オ
キソチエノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボキシレー
ト(化合物8) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ
〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボン酸エチルを、3α
−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オ
クタンの代わりにトロピンを用い、実施例1の方法に準
じて化合物8を得(収率66%)、次いでフマル酸塩とし
た(収率84%)。
【0059】融点:194.4 −197.6 ℃ MS(EI)m/e:334(M+ ) IR(KBr) cm-1:1637, 1541, 1416, 1384, 1323, 1230,
1191, 1026, 823, 666,558 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 7.05 −7.20(2H, m), 6.57
(2H, s), 5.16(1H, m), 3.79(2H, m), 2.64(3H, s), 2.
00-2.67(6H, m), 1.80-1.86(2H, m)
1191, 1026, 823, 666,558 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 7.05 −7.20(2H, m), 6.57
(2H, s), 5.16(1H, m), 3.79(2H, m), 2.64(3H, s), 2.
00-2.67(6H, m), 1.80-1.86(2H, m)
【0060】実施例9. エンド−N−(9−メチル−9−アザビシクロ〔3.3.1
〕ノナ−3−イル)−6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキ
シ−6−オキソチエノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カル
ボキサミド(化合物9) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ
〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボン酸エチルを、3α
−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オ
クタンの代わりに3α−アミノ−9−メチル−9−アサ
ビシクロ〔3.3.1 〕ノナン〔特開昭59−67284号
公報〕を用い、実施例1の方法に準じて化合物9を得
(収率68%)、次いでフマル酸塩とした(収率77%)。
〕ノナ−3−イル)−6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキ
シ−6−オキソチエノ〔2,3 −b〕ピリジン−5−カル
ボキサミド(化合物9) 4,5 −ジヒドロ−7−ヒドロキシ−5−オキソチエノ
〔3,2 −b〕ピリジン−6−カルボン酸エチルの代わり
に6,7 −ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソチエノ
〔2,3 −b〕ピリジン−5−カルボン酸エチルを、3α
−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1 〕オ
クタンの代わりに3α−アミノ−9−メチル−9−アサ
ビシクロ〔3.3.1 〕ノナン〔特開昭59−67284号
公報〕を用い、実施例1の方法に準じて化合物9を得
(収率68%)、次いでフマル酸塩とした(収率77%)。
【0061】融点:237.4 −240.8 ℃ MS(EI)m/e:347(M+ ) IR(KBr) cm-1:1664, 1419, 1276, 1231, 1007, 927, 6
48 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 7.13-7.25(2H, m), 6.62(2
H, s), 4.03(1H, q, J=6.9Hz), 3.53-3.61(2H, m), 2.7
9(3H, s), 2.50-2.61(4H, m), 1.81-2.09(4H, m),1.67-
1.76(2H, m)
48 NMR(DMSO-d 6 )δ(ppm) : 7.13-7.25(2H, m), 6.62(2
H, s), 4.03(1H, q, J=6.9Hz), 3.53-3.61(2H, m), 2.7
9(3H, s), 2.50-2.61(4H, m), 1.81-2.09(4H, m),1.67-
1.76(2H, m)
【0062】参考例1. 4−(n−ブチル)−4,5−ジヒドロ−7−ヒドロキシ
−5−オキソチエノ〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボ
ン酸エチル(化合物a)
−5−オキソチエノ〔3,2−b〕ピリジン−6−カルボ
ン酸エチル(化合物a)
【0063】A)3−アミノチオフェン−2−カルボン
酸メチル15.7g(0.100 モル)と炭酸カリウム15.2g
(0.110 モル)のN,N−ジメチルホルムアミド200
ml溶液に、n−ブチルアイオダイド34.1ml(0.300 モ
ル)を25℃で加え、120℃で10時間攪拌した。冷
却後、溶媒を減圧下に留去し、酢酸エチル200mlを加
え無機塩を濾別した。濾液を再び減圧下で濃縮し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢
酸エチル/n−ヘキサン=1/9)で精製し、3−(n
−ブチル)アミノチオフェン−2−カルボン酸メチル
(化合物a−1)10.2g(収率48%)を得た。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.35(1H, d, J=5.3Hz), 7.01
−7.30(1H, br), 6.98(1H, d, J=5.3Hz), 3.83(3H,
s), 3.28(2H, m), 1.21−1.88(4H, m), 0.95(3H,t, J
=7.5Hz)
酸メチル15.7g(0.100 モル)と炭酸カリウム15.2g
(0.110 モル)のN,N−ジメチルホルムアミド200
ml溶液に、n−ブチルアイオダイド34.1ml(0.300 モ
ル)を25℃で加え、120℃で10時間攪拌した。冷
却後、溶媒を減圧下に留去し、酢酸エチル200mlを加
え無機塩を濾別した。濾液を再び減圧下で濃縮し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢
酸エチル/n−ヘキサン=1/9)で精製し、3−(n
−ブチル)アミノチオフェン−2−カルボン酸メチル
(化合物a−1)10.2g(収率48%)を得た。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.35(1H, d, J=5.3Hz), 7.01
−7.30(1H, br), 6.98(1H, d, J=5.3Hz), 3.83(3H,
s), 3.28(2H, m), 1.21−1.88(4H, m), 0.95(3H,t, J
=7.5Hz)
【0064】B)化合物a−1の10.0g(46.9ミリモ
ル)を1,2−ジクロロエタン90mlと1,4−ジオキサン9
mlとの混合溶媒に溶解し、25℃でクロロギ酸トリクロ
ロメチル16.9ml(0.141 モル)を滴下し、75℃で7時
間攪拌した。やや冷却した後、活性炭0.50gを添加し、
窒素気流下1時間還流した。冷却後、活性炭を濾別し、
濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル15ml
とn−ヘキサン50mlを加え攪拌した。析出した白色結
晶を濾取、乾燥して4−(n−ブチル)−5H−チエノ
〔3,2−d〕オキサジン−5,7(4H)−ジオン(化合
物a−2)を6.96g(収率66%)得た。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.95(1H, d, J=5.0Hz), 6.97
(1H, d, J=5.0Hz), 4.01(2H, t, J=7.2Hz), 1.17-
1.98(4H, m), 0.98(3H, t, J=7.4Hz)
ル)を1,2−ジクロロエタン90mlと1,4−ジオキサン9
mlとの混合溶媒に溶解し、25℃でクロロギ酸トリクロ
ロメチル16.9ml(0.141 モル)を滴下し、75℃で7時
間攪拌した。やや冷却した後、活性炭0.50gを添加し、
窒素気流下1時間還流した。冷却後、活性炭を濾別し、
濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル15ml
とn−ヘキサン50mlを加え攪拌した。析出した白色結
晶を濾取、乾燥して4−(n−ブチル)−5H−チエノ
〔3,2−d〕オキサジン−5,7(4H)−ジオン(化合
物a−2)を6.96g(収率66%)得た。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.95(1H, d, J=5.0Hz), 6.97
(1H, d, J=5.0Hz), 4.01(2H, t, J=7.2Hz), 1.17-
1.98(4H, m), 0.98(3H, t, J=7.4Hz)
【0065】C)氷冷下、マロン酸エチル67.4ml(0.44
4 モル)に水素化ナトリウム552mg(24.0ミリモル)
を加え、25℃で30分間攪拌した。その混合溶液に化
合物a−2を5.00g(22.2ミリモル)加え、150℃で
1時間攪拌した。冷却後、水を300ml加え、クロロホ
ルムで2回洗浄し、水層に6規定塩酸水溶液を加え析出
した結晶を濾取、乾燥して化合物aを3.33g(収率51
%)得た。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.69(1H, d, J=5.0Hz), 7.02
(1H, d, J=5.0Hz), 4.18(2H, q, J=7.0Hz), 3.64(2
H, t, J=7.5Hz), 1.08−1.76(4H, m), 1.22(3H, t, J
=7.0Hz), 0.91(3H, t, J=6.1Hz)
4 モル)に水素化ナトリウム552mg(24.0ミリモル)
を加え、25℃で30分間攪拌した。その混合溶液に化
合物a−2を5.00g(22.2ミリモル)加え、150℃で
1時間攪拌した。冷却後、水を300ml加え、クロロホ
ルムで2回洗浄し、水層に6規定塩酸水溶液を加え析出
した結晶を濾取、乾燥して化合物aを3.33g(収率51
%)得た。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.69(1H, d, J=5.0Hz), 7.02
(1H, d, J=5.0Hz), 4.18(2H, q, J=7.0Hz), 3.64(2
H, t, J=7.5Hz), 1.08−1.76(4H, m), 1.22(3H, t, J
=7.0Hz), 0.91(3H, t, J=6.1Hz)
【0066】参考例2. 7−(n−ブチル)−6,7−ジヒドロ−4−ヒドロキシ
−6−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボ
ン酸エチル(化合物b)
−6−オキソチエノ〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボ
ン酸エチル(化合物b)
【0067】A)2−アミノチオフェン−3−カルボン
酸メチルエステル〔Chem. Ber., 98,3571(1965)〕を3
−アミノチオフェン−2−カルボン酸メチルに代え、参
考例1−Aの方法に準じて2−(n−ブチル)アミノ−
3−チオフェンカルボン酸メチル(化合物b−1)を得
た(収率23%)。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) :7.08−7.36(1H, br), 7.03(1H,
d, J=5.5Hz),6.14(1H, d, J=5.5Hz), 3.83(3H,
s), 3.23(2H, q, J=6.2Hz), 1.22−1.90(4H, m),0.96
(3H, t, J=7.4Hz)
酸メチルエステル〔Chem. Ber., 98,3571(1965)〕を3
−アミノチオフェン−2−カルボン酸メチルに代え、参
考例1−Aの方法に準じて2−(n−ブチル)アミノ−
3−チオフェンカルボン酸メチル(化合物b−1)を得
た(収率23%)。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) :7.08−7.36(1H, br), 7.03(1H,
d, J=5.5Hz),6.14(1H, d, J=5.5Hz), 3.83(3H,
s), 3.23(2H, q, J=6.2Hz), 1.22−1.90(4H, m),0.96
(3H, t, J=7.4Hz)
【0068】B)化合物a−1の代わりに化合物b−1
を用い、参考例1−Bの方法に準じて7−(n−ブチ
ル)−6H−チエノ〔2,3−d〕オキサジン−4,6(7
H)−ジオン(化合物b−2)を得た(収率80%)。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.59(1H, d, J=5.2Hz), 6.30
(1H, d, J=5.2Hz), 3.97(2H, t, J=7.0Hz), 1.15−
1.93(4H, m), 0.96(3H, t, J=7.4Hz)
を用い、参考例1−Bの方法に準じて7−(n−ブチ
ル)−6H−チエノ〔2,3−d〕オキサジン−4,6(7
H)−ジオン(化合物b−2)を得た(収率80%)。 NMR(CDCl3 )δ(ppm) : 7.59(1H, d, J=5.2Hz), 6.30
(1H, d, J=5.2Hz), 3.97(2H, t, J=7.0Hz), 1.15−
1.93(4H, m), 0.96(3H, t, J=7.4Hz)
【0069】C)化合物a−2の代わりに化合物b−2
を用い、参考例1−Cの方法に準じて化合物bを得た
(収率92%)。 NMR(DMSO-d6 )δ(ppm) : 7.34(1H, d, J=5.7Hz), 7.
29(1H, d, J=5.7Hz),4.32(2H, q, J=7.0Hz), 3.97
(2H, t, J=7.3Hz), 1.60−1.71(2H, m), 1.30(3H, t,
J=7.1Hz), 1.26−1.40(2H, m), 0.92(3H, t, J=7.3H
z)
を用い、参考例1−Cの方法に準じて化合物bを得た
(収率92%)。 NMR(DMSO-d6 )δ(ppm) : 7.34(1H, d, J=5.7Hz), 7.
29(1H, d, J=5.7Hz),4.32(2H, q, J=7.0Hz), 3.97
(2H, t, J=7.3Hz), 1.60−1.71(2H, m), 1.30(3H, t,
J=7.1Hz), 1.26−1.40(2H, m), 0.92(3H, t, J=7.3H
z)
【0070】製剤例1. 錠剤 常法により、次の組成からなる錠剤を作成する。 化合物1 10mg 乳 糖 30mg 馬鈴薯でんぷん 15mg ポリビニルアルコール 1.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
【0071】製剤例2. カプセル剤 常法により、次の組成からなるカプセル剤を作成する。 化合物1 10mg 乳 糖 100mg ステアリン酸マグネシウム 2.5mg これを混合し、ゼラチンカプセルに充填する。
【0072】製剤例3. 注射剤 常法により、次の組成からなる注射剤を作成する。 化合物1 10mg 塩化ナトリウム 20mg これを水に加えて全量5mlとする(1アンプル分)な
お、水はあらかじめ蒸留し、オートクレーブ中滅菌して
ある。
お、水はあらかじめ蒸留し、オートクレーブ中滅菌して
ある。
【0073】
【発明の効果】本発明により、5−HT3 拮抗作用を有
するチエノピリジン誘導体が提供される。
するチエノピリジン誘導体が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 495/04 105 A 7329−4C (72)発明者 市川 俊司 静岡県田方郡函南町肥田825 (72)発明者 三木 一郎 静岡県駿東郡長泉町本宿29−8 暁ハイツ 202
Claims (1)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、A及びBは異なって、−S−又は−CH=を表わ
し、Xは、−O−又は−NH−を表わし、R1 は水素又は
低級アルキルを表わし、R2 は低級アルキルを表わし、
nは0又は1を表わす)で表わされるチエノピリジン誘
導体又はその薬理上許容される塩。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-46266 | 1991-03-12 | ||
JP4626691 | 1991-03-12 |
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---|---|
JPH0565289A true JPH0565289A (ja) | 1993-03-19 |
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---|---|---|---|
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DK (1) | DK0503844T3 (ja) |
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AR038117A1 (es) * | 2002-01-14 | 2004-12-29 | Upjohn Co | Agentes antivirales derivados de la 4- oxo-4,7 -dihidrofuro [2,3-b]piridin-5-carboxamida |
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AU2007334321B2 (en) | 2006-12-18 | 2012-03-08 | Amgen Inc. | Azaquinolone based compounds exhibiting prolyl hydroxylase inhibitory activity, compositions, and uses thereof |
US7569726B2 (en) | 2007-04-18 | 2009-08-04 | Amgen Inc. | Indanone derivatives that inhibit prolyl hydroxylase |
ES2442847T3 (es) | 2007-04-18 | 2014-02-13 | Amgen, Inc | Quinolonas y azaquinolonas que inhiben la prolil hidroxilasa |
EP2150251B9 (en) * | 2007-05-04 | 2013-02-27 | Amgen, Inc | Thienopyridine and thiazolopyridine derivatives that inhibit prolyl hydroxylase activity |
EP2155746A2 (en) | 2007-05-04 | 2010-02-24 | Amgen, Inc | Diazaquinolones that inhibit prolyl hydroxylase activity |
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1992
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