JPH0565210U - 時計バンドの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価でしかも在庫管理の必要がない形状等の
変更が容易な飾り部材を用いた時計バンドの構造を提供
することにある。 【構成】 本考案の時計バンドの構造においては、板材
を折り曲げて形成した飾り部材４を使用している。板材
は加工し易く、また形状等を容易に変更することが可能
である。従って、この飾り部材４は、即座に加工あるい
は形状変更することができるので、予め複数の飾り部材
を形成して保管しておく必要がない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、連結リングにより連結される駒の間に飾り部材を介在させた時計バ ンドの構造に関するものであり、特にその飾り部材の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の時計バンドにおいては、図６に示すような、異形材からなる飾 り部材を使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来例のような異形材からなる飾り部材は、高価であり、またその形状や 寸法を容易に変更することができないので、各種のバンドに適応する飾り部材を 予め複数形成し、それを保管しておかなければならなかった。

【０００４】 本考案は上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、安価でしかも在庫管理 の必要がない形状等の変更が容易な飾り部材を用いた時計バンドの構造を提供す ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の時計バンドの構造は、連結リングにより連結される駒の間にバンド幅 方向に伸びる棒状の飾り部材を介在してなる時計バンドにおいて、前記飾り部材 として、板材を折り曲げて形成した飾り部材を用いている。

【０００６】

【作用】

本考案の時計バンドの構造においては、板材を折り曲げて形成した飾り部材を 使用している。このように板材を折り曲げた飾り部材は、板材が加工し易くかつ 簡単な折り曲げで形成することができるものであるため、迅速に形成することが でき、また形状等を容易に変更することが可能である。また、同一の板材を使用 しても曲げ方により各種形状の飾り部材を形成することができる。従って、この 飾り部材は、即座に加工あるいは形状変更することができるので、予め複数の飾 り部材を形成して保管しておく必要がなくなる。

【０００７】

【実施例】

図１は本考案の一実施例に係る時計バンドを示す斜視図、図２はその分解斜視 図である。 本実施例における時計バンドは、駒１と、これと同一形状の隣接する駒２とを 、連結リング３で連結し、この駒１、２間に飾り部材４を挟み込んだ構造となっ ている。

【０００８】 この駒１、２は、それぞれ３つの駒部１ａ、２ａと、各駒部間に設けられた各 ２本の棒状の連結部１ｂ、１ｃ、２ｂ、２ｃとから構成されている。

【０００９】 また、連結リング３は、駒１、２の連結部１ｃ、２ｂに引っ掛けられて、バン ドの裏面側で折り曲げられて駒１、２を連結する構造となっている。

【００１０】 飾り部材４は、板材を折り曲げて棒状にしたものであり、連結リング３で駒１ 、２を連結する際に、駒１、２の間に挿入されると共に連結リング３内に挟み込 まれるものである。この飾り部材４の表面の連結リング３に対応する位置には、 連結リング３が適合する幅の凹部４ａが設けられている。図１及び図２に示す飾 り部材４は、内部に隙間があかないように板材を略Ｃ状に折り曲げ、バンド長手 方向の両端部を突き合わせることにより形成されている。 また、凹部４ａは、板材を折り曲げる前に予め凹部あるいは切欠部を形成する か、又は板材を折り曲げた後押圧することにより形成される。

【００１１】 図３乃至図５は上記飾り部材４の形状を変更した例を示す斜視図である。 図３に示す飾り部材４は、内部に隙間があかないように板材を略逆Ｕ状に折り 曲げて形成したものである。

【００１２】 また、図４に示す飾り部材４は、板材のバンド長手方向の両端部を内方に折り 曲げて、表面側に２つの山を形成したものである。

【００１３】 更に、図５に示す飾り部材４は、内部に芯材５を巻き込んだものである。この ように芯材５を入れることにより、バンド長手方向の寸法や高さ等を容易に変更 することが可能となる。

【００１４】 上記のように折り曲げ方等を変えるだけで外形の異なる飾り部材を形成するこ とが可能である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案によれば、異形材からなる飾り部材に比べて板材を折り曲げた飾り部材 は安価であるため、飾り部材を設けることによる価格の上昇を抑えることができ る。 また、本考案における飾り部材は、簡単かつ迅速に形成することができるので 、従来の飾り部材のように予め形成し保管する必要がない。特に、本考案におい ては、板材の折り曲げ方により各種形状の飾り部材を形成することが可能である ため、必要に応じて形状の異なる飾り部材をその都度用意することが可能である 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る時計バンドを示す斜視
図である。

【図２】図１に示す時計バンドの分解斜視図である。

【図３】飾り部材の形状を変更した例を示す斜視図であ
る。

【図４】飾り部材の形状を変更した例を示す斜視図であ
る。

【図５】飾り部材の形状を変更した例を示す斜視図であ
る。

【図６】従来の飾り部材を示す斜視図である。

【符号の説明】

１、２ 駒 ３ 連結リング ４ 飾り部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 連結リングにより連結される駒の間にバ
   ンド幅方向に伸びる棒状の飾り部材を介在してなる時計
   バンドにおいて、前記飾り部材として、板材を折り曲げ
   て形成した飾り部材を用いることを特徴とする時計バン
   ドの構造。