JPH0565111U - 歪率測定装置 - Google Patents

歪率測定装置

Info

Publication number
JPH0565111U
JPH0565111U JP426692U JP426692U JPH0565111U JP H0565111 U JPH0565111 U JP H0565111U JP 426692 U JP426692 U JP 426692U JP 426692 U JP426692 U JP 426692U JP H0565111 U JPH0565111 U JP H0565111U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
amplifier
distortion
generator
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP426692U
Other languages
English (en)
Inventor
達夫 吉沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP426692U priority Critical patent/JPH0565111U/ja
Publication of JPH0565111U publication Critical patent/JPH0565111U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の入力波形を使用して、増幅器の短期的
過渡応答時の出力波形を測定し、歪率をパーセント表示
できる歪率測定装置を得る。 【構成】 被測定増幅器2に波形発生器1と負荷3と減
衰器4を接続し、更に測定に必要なサンプルホールド回
路5および6と、演算表示器7と、クロックパルス発生
器8と二現象オシロスコープ9を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、信号波形が印加された短期間の過渡状態における増幅器の出力応 答を評価するための歪率測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の歪率測定法を図3及び図4に示す。図3において、16は正絃波発生器 、2は被測定増幅器、3は被測定増幅器が駆動すべき実負荷又は擬似負荷、17 は歪率を測定し表示するスペクトラムアナライザである。また図4において、1 は波形発生器、2は被測定増幅器、3は被測定増幅器が駆動すべき実負荷又は擬 似負荷、18は波形記録表示装置である。
【0003】 先ず図3の動作について説明する。正絃波発生器16は実用的な範囲において 無歪でなければならない。正絃波発生器16の出力を被測定増幅器2に印加する とその出力端子には増幅された正絃波が現れ、それはスペクトラムアナライザ1 7に印加される。もし被測定増幅器2が理想増幅器であれば、正絃波発生器16 が印加した正絃波、即ち基本波成分だけがスペクトラムアナライザ17により観 測されることになり、この場合の歪は零である。現実の増幅器は某かの歪を伴う のでスペクトラムアナライザ17には基本波成分のほかに、第2次、第3次とい うような高調波成分が観測される。この観測値から、例えば第2次高調波成分− 20デシベル、第3次高調波成分−15デシベルのように、歪率を表現する。も う1つの表現方法としては、第2次以上の総ての高調波成分の合成値と基本波成 分値の比をとって、例えば歪率5パーセントと表現する方法がある。 さて、増幅器は一般に内部の各増幅素子の動作点を設定するための直流バイア ス回路を設けており、増幅器に印加される信号の大きさが変化すると、それに連 れて各増幅素子の動作点が変化してしまう。この動作点変化が増幅器に歪を発生 させる要因となり、増幅器に適切な量の負帰還を施したとしても、その歪を零に することはできない。負荷3が誘導性や容量性であった場合は、この傾向が一層 増大する。このような過渡応答時の歪が特に重要視される増幅器の場合には、連 続した正絃波を印加しながら測定する図3の方法は不適当である。 増幅器の過渡状態の歪を測定するには、一般に図4に示す方法が採用される。 波形発生器1の出力としては、正絃波のほか矩形波、三角形等を使用する。波形 発生器16から波形を出力すると同時に波形記録表示装置18にスタートトリガ 10を供給する。波形記録表示装置18としては2チャンネル・デジタルストレ ージ・オシロスコープ等が使用され、被測定増幅器2の入力波形及び出力波形を 記録し表示する。この方法によれば、入力波形図と出力波形図とを比較して被測 定増幅器に特有の過渡状態の歪を知る事ができるが、何パーセントの歪率に相当 するか算出する事は容易でない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の歪率測定装置は、図3に示す構成の場合には歪率をデシベル表示又はパ ーセント表示できるが、増幅器の短期的過渡応答時の歪率を測定できないし、図 4に示す構成の場合には増幅器の短期的過渡応答時の出力波形の特徴を観測でき るが、歪率をパーセントやデシベルで表示できないという問題があった。
【0005】 この考案は上記のような課題を改善するためになされたもので、正絃波、矩形 波、三角波等の任意の入力波形を使用して、増幅器の短期的過渡応答時の出力波 形を測定し、歪率をパーセント表示できる歪率測定装置を得ることを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る歪率測定装置は、被測定増幅器の入力として任意波形を発生す る波形発生器を接続し、波形発生器の出力波形電圧値と被測定増幅器の出力波形 電圧値を同時にサンプルするサンプルホールド回路を設けるとともに、それらサ ンプル値から測定期間内の平均歪率を演算しパーセント表示するための演算表示 器を設けたものである。
【0007】
【作用】
この考案における歪率測定装置は、増幅器に信号波形が入力された直後の短期 間の過渡状態における増幅器の出力応答を多数回サンプル測定することにより、 任意の測定期間内の平均歪率をパーセント表示で求めることができる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例の構成を説明する。図1において、1は任意の測定用波形 を発生させるための波形発生器、2は被測定増幅器、3は被測定増幅器2が駆動 する擬似負荷または実負荷、4は被測定増幅器2の出力レベルを波形発生器1の 出力レベルに揃えるための減衰器、5は波形発生器1の出力に対するサンプルホ ールド回路、6は被測定増幅器2の出力に対するサンプルホールド回路、7はサ ンプルする毎に計算した歪率をもとに測定期間内の平均歪率を計算し表示する演 算表示器、8はサンプルホールド回路5とサンプルホールド回路6と演算表示器 7を同期させるためのクロックパルス発生器、9は波形発生器1と被測定増幅器 2の出力を監視するための二現象オシロスコープである。
【0009】 次に上記実施例の動作を図1及び図2を参照しながら説明する。先ず波形発生 器1において、測定に使用したい波形を選択し、連続出力状態にする。ここでは 、例として台形波を使用している。出力開始直後の波形発生器1の出力波形を1 1に示す通りであるが、被測定増幅器2の出力波形は内部の直流バイアス回路の 動作点が安定点に向おうとして変動するので、12に示すような乱れ、即ち歪が 生じる。しかし短期間の内に安定状態になるため、出力波形12は出力波形11 に殆んど一致する。二現象オシロスコープ9で両方の波形を観測しながら減衰器 4を操作して、出力波形12の最大振幅を出力波形11の最大振幅に一致させる 。15に示すAp は出力波形11の最大振幅であり、この振幅値を予め演算表示 器7に設定する。この後、波形発生器1の出力を一旦停止させる。 測定を開始するに際して、測定サンプル回数を決定する。出力波形の半サイク ル当り10回〜100回程度が実用的なサンプル回数である。図2に示す波形の 例では40回〜400回程度の測定サンプル回数が妥当である。この基準に基づ いて決定したクロック周期をクロックパルス発生器8に設定し、測定サンプル回 数をクロックパルス発生器8と演算表示器7に設定する。 波形発生器1を再スタートさせると同時にスタートトリガ10を送出し、これ によりクロックパルス発生器8が始動し、その出力であるクロックパルスにより 同期をとりながらサンプルホールド回路5とサンプルホールド回路6と演算表示 器7が作動する。サンプルホールド回路5とサンプルホールド回路6は、各出力 波形をサンプルする度にサンプル値をA/D変換し、デジタル値として演算増幅 器7に供給する。 歪率の計算方法は以下の通りである。図2において任意のサンプルk回目のサ ンプルホールド回路5のサンプル値は13に示すAk であり、サンプルホールド 回路6のサンプル値は14に示すBk である。したがって、この時の歪率は|A k −Bk |/Ap と計算される。 測定サンプル回数をNとし、測定期間内の平均歪率をD(%)とすれば、
【0010】
【数1】
【0011】 で求められ、この値がパーセント歪率として表示される。
【0012】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば増幅器に任意の信号波形が入力された直後の 短期間の過渡状態における増幅器の出力応答を多数回サンプル測定することによ り、任意の測定期間内の平均歪率をパーセント表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例による歪率測定装置の構成図
である。
【図2】実施例の動作を説明するための出力波形図であ
る。
【図3】従来の歪率測定装置の構成図である。
【図4】従来の他の歪率測定装置の構成図である。
【符号の説明】
1 波形発生器 2 被測定増幅器 3 負荷 4 減衰器 5 サンプルホールド回路 6 サンプルホールド回路 7 演算表示器 8 クロックパルス発生器 9 二現象オシロスコープ 10 スタートトリガ 11 波形発生器1の出力波形 12 被測定増幅器2の出力波形 13 サンプルk回目の波形発生器1の出力波形電圧A
k 14 サンプルk回目の被測定増幅器2の出力波形電圧
k 15 波形発生器1の出力波形電圧の最大振幅値Ap 16 正絃波発生器 17 スペクトラムアナライザ 18 波形記録表示装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形発生器と、波形発生器の波形出力電
    圧をサンプルするサンプルホールド回路と、被測定増幅
    器の波形出力電圧を減衰させる減衰器と、減衰させた波
    形出力電圧をサンプルするサンプルホールド回路と、サ
    ンプルホールド値から歪率を計算し表示する演算表示器
    と、サンプルホールド回路及び演算表示器に測定同期パ
    ルスを供給するクロックパルス発生器を備えたことを特
    徴とする歪率測定装置。
JP426692U 1992-02-06 1992-02-06 歪率測定装置 Pending JPH0565111U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP426692U JPH0565111U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 歪率測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP426692U JPH0565111U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 歪率測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0565111U true JPH0565111U (ja) 1993-08-27

Family

ID=11579742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP426692U Pending JPH0565111U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 歪率測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0565111U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2814362B2 (ja) 高精度電圧測定装置
CN110907827B (zh) 一种马达瞬态失真测量方法及系统
US20210028774A1 (en) Analog function generator with digital instrumentation methods for output signal
JP3234339B2 (ja) 電力測定装置および方法
US4258314A (en) Nonlinear distortion measurement using composite pulse waveform
US9772391B2 (en) Method for probe equalization
JPH0565111U (ja) 歪率測定装置
JPH03176678A (ja) Icテスタのac評価方法
JP6544256B2 (ja) 測定装置および材料試験機
CN1844940B (zh) 一种测试adsl线路差模噪声的装置及其方法
JPS6394170A (ja) セトリング特性測定方法
US7424406B2 (en) Filter characteristic measuring method and system
CN102539863B (zh) 45度线观测系统状态的示波器显示电路
JPH04168371A (ja) セトリング特性測定方法
GB1121324A (en) An improved method of testing dynamic response
SU1120253A1 (ru) Способ измерени нелинейных искажений электрического сигнала и устройство дл его осуществлени
JPH07209372A (ja) 電流測定装置及び方法
JP3151752B2 (ja) 部分放電測定方法
KR960010756B1 (ko) 3상 전압전류 발생회로
JPH02307074A (ja) パルス幅測定方式
JPH0712852A (ja) 波形生成機能付き波形測定装置
SU1553923A1 (ru) Устройство дл регистрации амплитудной модул ции напр жени
RU94004276A (ru) Виброметр
RU1798726C (ru) Устройство дл измерени коэффициента гармоник выходных сигналов четырехполюсников
JPH05172621A (ja) 歪測定装置