JPH0564854U - オートバイ式移動撮影システム - Google Patents

オートバイ式移動撮影システム

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JPH0564854U
JPH0564854U JP011046U JP1104692U JPH0564854U JP H0564854 U JPH0564854 U JP H0564854U JP 011046 U JP011046 U JP 011046U JP 1104692 U JP1104692 U JP 1104692U JP H0564854 U JPH0564854 U JP H0564854U
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JP
Japan
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motorcycle
camera
cameraman
seat
driver
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Application number
JP011046U
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English (en)
Inventor
一彦 須賀
Original Assignee
有限会社テストアンドドライバーシネアクション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、移動撮影した映像を無線で搬送す
ることが可能であり、中継用の映像を運転者も見ること
ができ、運転者の撮影に不必要な移動行為をさけ、カメ
ラマンに効率のよい移動撮影を行わせることができるこ
とを目的としている。 【構成】 このため、オートバイの後輪部を包含する構
造体部の上部に後ろ向きのカメラマン用座席を設けると
ともに、その構造体部の下部に固定支持させたステップ
板を前記カメラマン用座席よりも所定の距離だけ後方に
突出させ、そのステップ板の後部上面側には高さを可変
とすることの可能なカメラ台を固定支持し植立させ、そ
のカメラ台の自由端に設けたカメラ接続具にカメラを接
続し移動撮影を行える方式としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、屋外での35mmフィルムカメラやVTRカメラ、スチールカメ ラ等の移動撮影に係り、特に駆け足あるいは歩行時の人間や動物を初め、走行中 の車両、その他の各種移動物体の移動撮影において、舗装道路、凸凹の多い場所 の区別もなく広範囲な場所で活動的に且つ移動撮影中に発生するカメラの振動を 吸収し安定した撮影を実施することのできるオートバイ式移動撮影システムに関 する。
【0002】
【従来の技術】
地上における移動撮影を行う場合、例えばマラソン競技のテレビ実況中継等で は、中継用車両として市販のエンジン搭載四輪自動車の荷台を利用し、その荷台 に既存の三脚を用いてVTRカメラを据え付け、競技者の映像を無線で送ること をしている。また、映画や35mmフィルムカメラの移動撮影においても、同様 に四輪自動車にスチールカメラや35mmフィルムカメラを据え付け目的の移動 物体をとらえている。
【0003】 このような移動撮影を行う場合に最も重要なことは、揺れない映像、つまり一 般に言われている”ブレ”のない映像を作ることである。そのために、特にVT Rカメラやスチールカメラの振動防止の手段として、あらかじめドーリの軌道を 撮影する移動範囲内に敷設し、このドーリにスチールカメラやVTRカメラを積 載固定することにより移動撮影を行っている。
【0004】 また、前述したマラソン競技者のような移動物体を撮影する場合には、完全に 舗装された道路が必要条件となる。従って、移動撮影を行う場合には、特定の移 動撮影条件を満足する場所に制約されているのが現状である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、従来の移動撮影システムでは、四輪自動車の荷台をカメラの据え付 け場所として利用するか、映画作りのように、スチールカメラを据え付けたドー リの軌道をあらかじめ計画された移動撮影の場所に敷設するかの方法を採用して いる。
【0006】 この結果、前者では、比較的速度変化の少ない移動物体、例えばマラソン競技 大会の実況中継において競技者の映像を連続的に撮影する場合には、あらかじめ 計画された道路を移動するので、移動撮影上の特に大きな問題点は発生しないが 、計画された道路に沿って移動せざるを得ないという不都合があるばかりか、悪 路での撮影はかなり難しいものとなる。また、かなりの速度をもち自由に方向を 変える移動物体の場合には、車両運転者が中継の映像を直接観察することのでき るモニタを具備していないため、その運転者はその移動物体を迅速に追跡するこ とができないという不都合がある。さらに、運転者とカメラマンとの距離がある ため、車両の移動方向や速度増減を運転者に伝達指示するためのその他複数名の 同乗者が不可欠となる。
【0007】 後者の場合においても、同様にあらかじめ計画されたきわめて狭い軌道内だけ しか移動撮影を行うことができないという不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、オートバイの後輪部を包 含する構造体部の上部に後ろ向きのカメラマン用座席を設けるとともに、その構 造体部の下部に固定支持させたステップ板を前記カメラマン用座席よりも所定の 距離だけ後方に突出させ、そのステップ板の後部上面側には高さを可変とするこ との可能なカメラ台を固定支持し植立させ、そのカメラ台の自由端に設けたカメ ラ接続具にカメラを接続し移動撮影を行える方式としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上述の如く考案したことにより、運転者とカメラマンの二人だけで35mmフ ィルムカメラやVTRカメラ、スチールカメラ等による移動撮影が可能である。 また、カメラ台の防振装置により、舗装道路、凸凹の多い場所の区別もなく広範 囲な場所で活動的に移動撮影ができるばかりか、移動撮影中に発生するカメラの 振動を吸収し揺れのない安定した映像を作ることができる。
【0010】 −方、移動撮影した映像を逐次無線で搬送することが可能であり、また中継用 の映像を運転者も見ることができるので、運転者は撮影に不必要な移動行為を避 けることができる。
【0011】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1はこの考案の実施例を示すものである。図1において、2は移動撮影シス テムの概観を示すもので、4はオートバイ、6は運転者、8はカメラマン、10 はカメラである。前記オートバイ4は、その構造を概略すると、一般のオートバ イと同様に構造フレーム部12、構造体部14とからなる一次構造体部の前記構 造フレーム12にエンジン16が搭載され、前記構造フレーム部12には、前方 に前輪部18とハンドル20が付設されており、その構造フレーム部12の上部 にはガソリン燃料のタンク22と運転者用座席24が付設されている。また、前 記構造体部14には、後輪部26が付設されている。従って、その構造体部14 は雨天走行中の泥避け効果をも発揮することができる。なお、後輪部の後輪の数 は、本実施例では1輪の場合であるが、2輪としても差し支えない。
【0013】 −方、前記構造体部14の上部には、後ろ向きのカメラマン用座席28を設け 、このカメラマン用座席28には、カメラマンの走行中の安全性を考慮し安全ベ ルト29を付属させている。また、構造体部14の下部の両側には、ステップ板 30の一端部両側から前方(図1において左側)に延長された剛性の高い支持フ レーム32を機械的に接続固定させる。なお、前記ステップ板30は、カメラマ ン8が乗降時に体重を掛けるところでありかなり強固に製作することが必要であ る。
【0014】 このステップ板30の自由端側後部上面側には、前記カメラ10を取り付ける ためのカメラ台34を固定支持し植立させる。また、このカメラ台34は高さを 可変とすることが可能な構造となっている。従って、この考案は、オートバイを 利用しているので、特に地上から低い位置で移動する移動物体を撮影の対象とす る場合にはきわめて有効となる。
【0015】 なお、移動撮影の場所が、例えば舗装道路のような完全に整地された場所の場 合には、走行中カメラに大きな振動が伝達されることはなく、従って揺れのない 映像、いわゆる一般に”ブレ”のない映像が確保できるので、この場合には、前 記カメラ台34には防振装置を付属させる必要はなく、真っ直ぐの支柱をカメラ 台としてもよい。ただし、凸凹の多い場所では、防振装置を具備したカメラ台3 4は、”ブレ”のない映像を作るために有効となる。このような防振装置は、一 般に”ステディカム”と呼称されているもので、現在市販されているものを利用 することが可能である。また、前記カメラ台34には、テレビ用のVTRカメラ や映画用のスチールカメラの他に35mmフィルムカメラをも取り付けることが 可能である。
【0016】 次に、本考案はテレビの中継用カメラとしても使用することができるが、その 実施例について以下に概略する。ただし、スチールカメラや35mmフィルムカ メラの場合には、以下の実施例を省略することができる。
【0017】 前記カメラマン用座席28と前記運転者用座席24との間の空間部Sには、映 像を無線で搬送するための中継用のアンテナ36を具備したアンテナ用ポール3 8を開設する。このアンテナ用ポール38の下部の端部は、構造体部14の上部 に固定されている。
【0018】 そのアンテナ用ポール38の下部に位置し且つ前記オートバイの両側には、中 継用機材等を格納するための格納箱40を配設する。この格納箱40は、前記構 造体部14とアンテナ用ポール38とに接続固定されている。
【0019】 −方、オートバイの前記構造フレーム部12の前方上部にモニタ取り付け具4 2の一端部を固着し、そのモニタ取り付け具42の他端部をオートバイの前記ハ ンドル20中央部前方に誘導し位置決めし、そのモニタ取り付け具42の他端部 にモニタ44を取り付ける。
【0020】 従って、運転者6は、カメラマン8が撮影している中継の映像を前記モニタ4 4を介して見ることができる。このような移動撮影システムを導入することによ り、運転者は、撮影に不必要な移動行為をさけ、カメラマンに効率のよい移動撮 影を行わせることが実現できる。
【0021】 次に作用について説明する。
【0022】 最初に、カメラマンは、カメラ台に使用カメラを取り付け、必要に応じて防振 装置とカメラとのバランス調整を行ったあと、ステップ台板からカメラマン用座 席に腰掛けそして安全ベルトを着用する。
【0023】 次に、運転者はオートバイを走行させて移動撮影を開始する。このとき、運転 者は、カメラマンが目的の移動物体を撮影しているときに、カメラマンの要求す る撮影が行えるように、撮影中の映像をモニタを通して見ながらオートバイの走 行方向、速度をコントロールし運転することができる。
【0024】 また、その映像を中継用のアンテナを介して無線で搬送することができる構成 となっている。
【0025】 これにより、特にテレビ中継の場合には、中継用の映像を運転者も見ることが できるので、運転者は撮影に不必要な移動行為を避け、カメラマンに効率のよい 移動撮影を行わせることができ実用上有利である。
【0026】 また、カメラ台に具備した防振装置により、舗装道路、凸凹の多い場所での区 別もなく広範囲な場所で活動的に移動撮影ができるばかりか、移動撮影中に発生 するカメラの振動を吸収し揺れのない安定した映像を作ることができ実用上有利 である。
【0027】 さらに、このような防振効果とオートバイの優れた機動性を考慮すると、これ まで限定され実現でき得なかった複雑に移動する物体の移動撮影をも期待でき、 そうすると、ディレクターやカメラマンの独創的な能力を充分に発揮させられる ことが可能となりきわめて有用である。
【0028】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、オートバイの運転者の背後側にカ メラマン用座席とステップ板を配設し、そのステップ板にカメラを取り付けるた めに設けたカメラ台を固定し、また運転者用座席とカメラマン用座席との間の空 間部にはアンテナ用ポールを、さらにはハンドル中央部前方にモニタを配設した 移動撮影システムにより、移動撮影した映像を無線で搬送することが可能であり 、中継用の映像を運転者も見ることができるので、運転者は撮影に不必要な移動 行為をさけ、カメラマンに効率のよい移動撮影を行わせることができ、実用上有 利である。
【0029】 さらに、カメラ台に具備した防振装置により、舗装道路、凸凹の多い場所での 区別もなく広範囲な場所で活動的に移動撮影ができるばかりか、移動撮影中に発 生するカメラの振動を吸収し揺れのない安定した映像を作ることができ実用上有 利である。従って、このような防振効果とオートバイの優れた機動性を考慮する と、これまで限定され実現できなかった複雑に移動する物体の移動撮影をも期待 でき、そうすると、ディレクターやカメラマンの独創的な能力を充分に発揮させ られることが可能となりきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すオートバイ式移動撮影
システムの概観図である。
【符号の説明】
4 オートバイ 8 カメラマン 28 カメラマン用座席 30 ステップ板 34 カメラ台 36 アンテナ 38 アンテナ用ポール 40 格納箱 44 モニタ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートバイの後輪部を包含する構造体部
    の上部に後ろ向きのカメラマン用座席を設けるととも
    に、その構造体部の下部に固定支持させたステップ板を
    前記カメラマン用座席よりも所定の距離だけ後方に突出
    させ、そのステップ板の後部上面側には高さを可変とす
    ることの可能なカメラ台を固定支持し植立させ、そのカ
    メラ台の自由端に設けたカメラ接続具にカメラを接続し
    移動撮影を行える方式としたことを特徴とするオートバ
    イ式移動撮影システム。
  2. 【請求項2】 前記オートバイの運転者用座席と前記カ
    メラマン用座席との間の空間部に映像を無線で搬送する
    ためのアンテナ用ポールを開設し、そのアンテナ用ポー
    ルの下部に位置し且つ前記オートバイの両側には中継用
    の無線機材等を格納するための格納箱を取り付け、一方
    前記オートバイの構造フレームにモニタ取り付け具の一
    端部が固着され、そのモニタ取り付け具の他端部を前記
    オートバイのハンドル中央部前方に誘導し位置決めさ
    せ、そのモニタ取り付け具の他端部にモニタを取り付け
    オートバイの運転者が中継用の映像を見ることができる
    機構を備えたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のオートバイ式移動撮影システム。
  3. 【請求項3】 前記カメラ台に防振装置を備え付けるこ
    とにより、揺れのない映像を作ることのできる機構を備
    えたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載のオートバイ式移動撮影システム。
JP011046U 1992-02-04 1992-02-04 オートバイ式移動撮影システム Pending JPH0564854U (ja)

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JPH0564854U true JPH0564854U (ja) 1993-08-27

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ID=11767098

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098935A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Honda Motor Co Ltd ナビゲーションシステム搭載鞍乗り型車両
JP2005199851A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Honda Motor Co Ltd 表示装置を搭載した自動二輪車および車両

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