JPH0564681A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0564681A
JPH0564681A JP4012350A JP1235092A JPH0564681A JP H0564681 A JPH0564681 A JP H0564681A JP 4012350 A JP4012350 A JP 4012350A JP 1235092 A JP1235092 A JP 1235092A JP H0564681 A JPH0564681 A JP H0564681A
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ball
winning ball
winning
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示すべき識別情報を他の部分から区別して
明確に遊技者に認識させることができながらも、表示す
べき識別情報以外の部分も遊技者が窺い知ることのでき
る面白味のある可変表示装置が設けられた遊技機を提供
する。 【構成】 可変表示装置の前面が覆う前板160に、表
示すべき識別情報を遊技者が鮮明に透視できる鮮明透視
部分としての窓202,203,204と、遊技者が視
認しにくいぼやけた表示状態にするシール貼着部あるい
はぼかし部分とを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やメダ
ル遊技機等で代表される遊技機に関し、詳しくは、複数
種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置を有し、
該可変表示装置の可変停止時の表示結果が予め定められ
た特定の識別情報になった場合に所定の遊技価値が付与
可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、複数種類の識別情
報を可変表示可能な可変表示部が設けられ、その可変表
示装置を可変開始した後停止制御し、停止時の表示結果
が予め定められた特定の識別情報(たとえば777)と
なった場合に所定の遊技価値が付与可能となるように構
成されたものがあった。
【0003】そして、従来の遊技機においては、可変表
示装置の前面カバーに透明なカバー部材が設けられお
り、表示すべき識別情報を遊技者が鮮明に透視できるよ
うに構成されているとともに、前記表示すべき識別情報
以外の余分な部分はまったく遊技者が透視できないよう
に不透明部材で覆われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の弾
球遊技機においては、可変表示装置により表示すべき識
別情報は鮮明に遊技者が視認できるものの、それ以外の
部分については遊技者がまったく見えない状態に隠され
ているため、表示すべき識別情報のみを遊技者が明確に
視認できるという利点がある反面、表示すべき識別情報
以外の部分を遊技者が覗き見することができず、いまい
ち面白味のない可変表示装置となってしまう不都合があ
った。
【0005】そこで、表示すべき識別情報以外の部分も
鮮明に遊技者が視認できるように構成することも考えら
れるが、そのようにした場合には、表示すべき識別情報
を他の部分から区別して明確に遊技者に認識させにくく
なるという新たな欠点が生ずるのである。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、表示すべき識別情報を他の部分
から区別して明確に遊技者に認識させることができなが
らも、その表示すべき識別情報以外の部分も遊技者が窺
い知ることのできる面白味のある可変表示装置が設けら
れた遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数種類の識
別情報を可変表示可能な可変表示装置を有し、該可変表
示装置の可変停止時の表示結果が予め定められた特定の
識別情報となった場合に所定の遊技価値が付与可能とな
る遊技機であって、前記可変表示装置の前面側を覆うカ
バーであって、表示すべき識別情報を遊技者が鮮明に透
視できる鮮明透視部分と、遊技者が視認しにくいぼやけ
た表示状態にする不鮮明透視部分とを有するカバー部材
を含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、可変表示装置の前面側を覆う
カバー部材が、表示すべき識別情報を遊技者が鮮明に透
視できる鮮明透視部分と、遊技場が視認しにくいぼやけ
た表示状態にする不鮮明透視部とを有するため、表示す
べき識別情報が遊技者が鮮明に透視でき、それ以外の部
分は、遊技者が視認しにくいぼやけた表示状態となる。
【0009】
【発明の実施例】以下には、図面を参照して、好ましい
実施例の説明をする。 [パチンコ遊技機外観構成の説明]イ. パチンコ遊技機正面構造の説明 図2は、この発明の一実施例であるパチンコ遊技機1の
正面図である。図2に示されるパチンコ遊技機1は、い
わゆる典型的な「フィーバー」(本願出願人の有する登
録商標)タイプのものであって、可変表示装置2と、そ
の可変表示装置2の表示態様に基づいて開閉制御される
開閉板3を有する可変入賞球装置4とが、遊技盤5のほ
ぼ中央部および下方部に、それぞれ設けられている。可
変入賞球装置4は、開閉板3が前方に開いたとき、そこ
に横長の入賞開口が現われるようにされている。なお、
遊技盤5は、開閉自在に取付けられた前面枠6に装着さ
れている。遊技盤5上の、可変表示装置2の左右両側お
よび下側中央には、始動入賞孔7,8,9が設けられて
いる。遊技盤5上には、さらに、セーフ孔10,11,
12、チューリップと一般に称されているヤクモノ1
3,14が設けられている。ヤクモノ13,14の可動
片は、透光性の部材でできており、その中にランプが組
込まれている。アウト孔15、および、その他遊技盤5
の盤面に沿って落下するパチンコ球の落下に変化を与え
るための風車16や図示しない多数の釘が配設されてい
る。さらに、遊技盤5の盤面周囲に円形に、ガイドレー
ル17が配設され、遊技領域を規定している。さらに、
ガイドレール17に内接する遊技盤5の左右両側に、
「フィーバー(大当り)」時に点滅するフィーバーラン
プ(大当りランプ)20および21が設けられている。
また、前枠6の右側上部にも、フィーバーランプ(大当
りランプ)20が設けられている。
【0010】パチンコ遊技機1の前面枠6の下方部に
は、前面板22が備えられ、その表面には、賞品球放出
口23および打球供給皿24が設けられている。打球供
給皿24の、図2に向って左端下側には、斜めに、スピ
ーカ25が取付けられている。このスピーカ25は、後
述するように、予め定める遊技状態、すなわち「フィー
バー」状態のときや可変表示装置2が可変表示中である
ときに、遊技の雰囲気を盛上げるための効果音を発生す
るためのものである。前面板22のさらに下方部には、
打球ハンドル26、余剰賞品球放出口27および余剰球
受皿28が配設されている。ここで、打球供給皿24
は、賞品球放出口23から放出された賞品球および遊技
者が玉貸機等で借りたパチンコ球を一時貯留する貯留皿
として用いられるとともに、貯留されたパチンコ球を整
列して1個ずつ打球供給装置(図示せず)へ供給する働
きをする。打球ハンドル26は、それが回動されること
によって打球強さを調整して、パチンコ球を遊技盤5の
表面に打球するものである。
【0011】可変表示装置には、横1列に並んだ3つの
ドラム表示部31と、その上方に設けられた1つのディ
ジタル表示部32と、その両側にそれぞれ2個ずつ設け
られた始動入賞記憶表示ランプ211,212,21
3,214とからなっている。始動入賞孔7,8,9の
いずれかにパチンコ球が入賞すると、ドラム表示部31
の各ドラムが回転を始め、その表示が変化する。ドラム
表示部31の表示の停止、すなわち各ドラムの停止は、
所定時間経過後になされるか、またはパチンコ遊技機1
の前面板22の左下部に設けられたストップボタン33
が押圧されることによりなされる。この実施例では、表
示の停止のための所定時間およびストップボタン33が
押されてからドラム表示部31の表示が停止するまでの
時間は、各場合ごとに不規則に変化するようにされてい
る。すなわち、ドラム表示部31の表示が「フィーバ
ー」状態となるための条件に、遊技者のストップボタン
33を押すタイミング等が関与できず、偶然性の要素を
高くできるように、所定時間は不規則に各回ごとに変化
するようにされている。可変表示装置2のドラム表示部
31の表示が、図示のように、たとえば「7」が揃った
状態、いわゆる「オールセブン」の状態になったとき、
遊技における最大価値が付与され、可変入賞球装置4が
最も長い時間、たとえば最大30秒間開成状態になり、
遊技者にとって有利な第1の状態になる。さらに、ドラ
ム表示部31のすぐ上部には、左右にランプ38,39
の内蔵部が設けられている。
【0012】可変入賞球装置4は、前述のように、その
中央部に横長の大きな開閉板3を備えている。この開閉
板3が閉じられた状態では、可変入賞球装置4にパチン
コ球は入賞できないが、この開閉板3が開いた状態で
は、可変入賞球装置4には容易にパチンコ球が入賞す
る。したがって、この開閉板3が開いた状態が、この実
施例における可変入賞球装置4が遊技者にとって有利な
第1の状態になった開成状態である。逆に、開閉板3が
閉じた状態が、この実施例における可変入賞球装置4が
遊技者にとって不利な第2の状態になった閉成状態であ
る。
【0013】なお、上述した可変表示装置2および可変
入賞球装置4の詳しい構造と動きとについては、後で説
明をする。
【0014】ロ. パチンコ遊技機裏面構造の説明 図3は、パチンコ遊技機1の裏面構造を示す図であり、
遊技盤5の裏面を説明するためのものである。
【0015】図3を参照して、遊技盤5の裏面には、セ
ーフ孔10,11,12に対応し、これらセーフ孔に入
賞した入賞球をヤクモノ13,14へ導くための経路4
1,42が設けられている。始動入賞孔7,8,9の位
置する裏面側に関連して、検出スイッチ43,44,4
5が設けられている。これらの検出スイッチ43,4
4,45は、始動入賞孔7,8,9へパチンコ球が入賞
したことを検出する。そして、その出力は、後述するよ
うに、可変表示装置2の表示変化開始信号として利用さ
れる。
【0016】さらに、遊技盤5の表面のアウト孔15の
位置よりもやや上部位置に対応する裏面には、径路4
6,47が設けられている。この径路46,47は、セ
ーフ孔10,11,12、始動入賞孔7,8,9、ヤク
モノ13,14および可変入賞球装置4のいずれかへ入
賞した入賞球を、入賞球処理器48へ導くものである。
【0017】入賞球処理器48は、径路46,47によ
って導かれた入賞球を、1個ずつ間欠的に落下させる。
そして、入賞球処理器48によって落下された入賞球
は、蛇行状径路49を通過する際に、パチンコ球の自重
で賞品球払出機構50(図4参照)に連結された作動レ
バー51(図4参照)を作動させる。これによって、賞
品球払出機構50は、1個の賞品球につき1回の賞品球
払出動作を行なう。なお、賞品球払出機構50として、
電動式のものを用いることもできる。この場合は、入賞
球処理器48が入賞球を1個ずつ落下するために回動す
る動作に連動して、閉成される入賞球検出スイッチ(図
示せず)を設ける。そして、入賞球検出スイッチの出力
によって、賞品球払出機構50が電気的に駆動されて所
定数の賞品球を払出すようにすればよい。
【0018】図2に示す打球ハンドル26の取付位置に
対応する裏面側には、電動式打球機構52が設けられて
いる。この電動式打球機構52は、モータ53の回転力
で打球カム54を回転させ、打球カム54の回転によっ
て、打球杆55を動かし、パチンコ球を打球するもので
ある。
【0019】ハ. 機構板の構造の説明 図4は、図3に示される裏面構造の上にさらに装着され
る機構板61の構造を示す図である。 機構板61の上
部には、賞品球タンク62が取付けられている。賞品球
タンク62には、補給樋(図示せず)から補給球が供給
される。賞品球タンク62の下方には、前述の賞品球払
出機構50が設けられている。賞品球払出機構50と賞
品球タンク62との間には、整列径路63が傾斜して配
置されている。整列径路63は、景品球タンク62に貯
留されているパチンコ球を複数列に整列させて賞品球払
出機構50へ供給するものである。賞品球払出機構50
の下方には、合流樋64が設けられている。合流樋64
は、賞品球払出機構50から払出された賞品球を賞品球
払出口65へ導く樋66、余剰賞品球を余剰賞品球放出
口27へ導く樋67、およびアウト球を下方へ導く樋6
8が、たとえば合成樹脂で、一体的に成形された構成と
なっている。なお、図において、矢印A,B,C,D,
Eは、それぞれ、パチンコ球の流れを示す矢印である。 [可変入賞球装置の説明]図5は、可変入賞球装置4の
斜視図であり、左手前から見た図である。図6は、可変
入賞球装置4の分解斜視図である。図7は、右手前から
見た可変入賞球装置4の斜視図であり、開閉板3を駆動
するためのリンク機構を説明するために部分的に切欠か
れた図である。図8は、可変入賞球装置4の後方左側か
ら見た斜視図である。
【0020】次に、図5ないし図8を参照して、可変入
賞球装置4の構造について説明をする。
【0021】可変入賞球装置4は、横長のベース板71
を含む。ベース板71の中央上部には、横長の略長方形
の開口72が形成されている。開口72の左右両側に
は、入賞孔を形成する孔73および74が設けられてい
る。ベース板71の裏面側で、孔73および74を取囲
む球受部材75および76が、ベース板71に一体的に
取付けられている。孔73および74のさらに両外側に
は、円形のランプ孔77および78が形成されている。
このランプ孔77,78には、それぞれ、ベース板71
の裏面側からランプ79,80が挿嵌される。
【0022】ベース板71の表面側で、孔73およびラ
ンプ孔77に対応して、カバー部材81が取付けられて
いる。また、孔74およびランプ孔78に対応して、カ
バー部材82が取付けられている。カバー部材81とカ
バー部材82とは、左右対称の形状であり、たとえば赤
色に着色された透明の合成樹脂で形成されている。カバ
ー部材81,82の厚みは、パチンコ球の直径寸法より
もやや大きなものに選ばれている。
【0023】カバー部材81,82のさらに前面側に
は、前面飾り板83が取付けられている。飾り板83
は、その表面に、図示しない遊技者の興趣をそそる飾り
模様が描かれた板である。飾り板83の中央上側は切欠
かれており、後述する開閉板3の開閉の妨げにならない
ようにされている。さらに、前面飾り板83の左右両側
端部には、窓孔84および85が形成されている。そし
て、これら窓孔84および85ならびに透明なカバー部
材81および82を通して、ランプ79および80の発
光が見えるようにされている。このため、前面飾り板8
3は、その表面に描かれた飾り模様だけでなく、窓孔8
4および85の点滅によって、その装飾効果を盛上げる
ものになっている。
【0024】ベース板71の裏面側には、アーチ形の開
閉板取付部材86が取付けられている。開閉板取付部材
86は、開口72の上縁および左右両側縁を覆うように
位置している。開閉板取付部材86の垂直方向に延びる
左右板部87および88のほぼ中央部前方側には、小突
片89および90が形成されていて、その内側に、軸受
孔91および92が、それぞれ形成されている。そし
て、開閉板3は、この開閉板取付部材86の内側に配置
され、軸受孔91,92とともに、軸93によって貫通
され、回動自在に保持されている。
【0025】開閉板3は、図5および図6に示されるよ
うに、本体板94と、本体板の左右両端縁から後方に延
びる補強部材95および96との一体構成でできてい
る。本体板94の裏面側、すなわち、図5または図6に
示されるように、開閉板3が開成された状態における上
面側には、その下方部に三角形状の小突起97が、平行
に多数配置されている。これら小突起97は、パチンコ
球を所定の方向へ導く働きをするものである。図5およ
び図6において、右側の補強部材96の外側には、係合
ピン98が突出している。
【0026】次に、主として図7を参照して、係合ピン
98と、それに係合される駆動リンク機構100との係
合関係について説明をする。
【0027】補強部材96から突出する係合ピン98
は、開閉板取付部材86の右側板部88に形成されたガ
イド孔101に挿通され、板部88の外側からその一部
が突出する。そして、係合ピン98の突出部分に、長手
の作動リンク102の一端に形成された係合孔103が
係合する。長手の作動リンク102の他方端には支点挿
通孔104が形成され、支点挿通孔104は、板部88
の後方から外側に突出する支点軸105に挿通されてい
る。したがって、作動リンク102は、支点挿通孔10
4を中心に回動自在であり、作動リンク102が回動す
ることにより、その一方端に形成された係合孔103と
係合する係合ピン98が、ガイド孔101に沿って動作
し、開閉板3が開成される。
【0028】作動リンク102の中央部やや後方寄りの
位置から、図において右外側に突出するように、係合ピ
ン106が取付けられている。係合ピン106の先端
は、連結部材107を介して、駆動ソレノイド108の
プランジャ109と嵌合されている。駆動ソレノイド1
08は、電気的に付勢状態のときに、そのプランジャ1
09を上方向に引上げる。電気的に消勢状態のときに
は、プランジャ109は、復帰ばね110によって下方
向に下がるようになっている。よって、駆動ソレノイド
108の付勢/消勢により、プランジャ109が上下
し、係合ピン106を介して作動リンク102が回動さ
れ、係合ピン98を介して開閉板3が開閉される。
【0029】さらに、図5ないし図8を参照して、特
に、図6を参照して、可変入賞球装置4に含まれる特定
領域としてのVポケット装置111および入賞球集合部
材112の構造等について説明をする。 Vポケット装
置111は、水平に配置された検出基板取付部材113
と、該検出基板取付部材113の下方にはV入賞集合樋
114,115が突出している。V入賞集合樋114,
115は、共に、やや内側に向って傾斜が付けられた部
材で、その名称から明らかなように、パチンコ球を中央
に寄せ集める働きをするものである。V入賞集合樋11
4,115の中央には、V入賞検知板116が取付けら
れている。V入賞検知板116は、その後方に一体的に
なった検知部材117を含む。検知部材117には、透
孔118が形成されていて、ここにピン等が通され、V
入賞検知板116およびそれと一体的になった検知部材
117は、検出基板取付部材113に対して揺動自在に
軸支されて取付けられている。
【0030】パチンコ球がV入賞集合樋114,115
によって中央に導かれると、パチンコ球によってV入賞
検知板116の先端が後方に揺動され、V入賞検知板1
16およびそれと一体的になった検知部材117が揺動
して、後述するような機構(第13図を参照して説明す
る)により、V入賞球が検知される。
【0031】検出基板取付部材113の上部には、図に
は現われないフォトレフレクタを含む検出基板119が
取付けられている。検出基板119に設けられた図示し
ないフォトリフレクタに、下方から光が入射可能なよう
に、検出基板取付部材113の中央には、透孔120が
形成されている。
【0032】入賞球集合部材112は、たとえば透明樹
脂で形成されており、裏カバー板121を含む。裏カバ
ー板121はベース板71に対して平行に取付けられて
いる。また、裏カバー板121の上部中央は、前述した
Vポケット装置111が嵌合するための切欠部122が
形成されている。裏カバー板121の前面には、中央に
向って緩かな下向き傾斜が付けられた球寄せ樋123お
よび124が取付けられている。球寄せ樋123,12
4は、ベース板71の開口72に開閉板3によって導か
れて入賞したパチンコ球を導くための樋である。開口7
2に入賞したパチンコ球は、開口72の中央奥に設けら
れたVポケット装置111を通り、あるいは通らずに下
方に落下し、球寄せ樋123,124によって所定の通
路に導かれる。
【0033】裏カバー板121の下方には、計数器取付
板125が設けられている。計数器取付板125は、上
記球寄せ樋123,124の間に位置する部分は切欠か
れている。計数器取付板125上に、入賞球計数器12
6が取付けられる。入賞球計数器126は、透孔127
を有するセンサ部と、回路内蔵部128とが一体的に構
成された、偏平形状の計数器である。透孔127の周囲
には、コイルが配置されていて、回路内蔵部128に内
蔵された回路からコイルに所定の電流が流されている。
そして、透孔127には磁束が生じるようにされてい
る。したがって、球寄せ樋123,124で導かれたパ
チンコ球がその間隙から下に落下し、入賞球計数器12
6の透孔127を通過することにより、磁束が変化す
る。この磁束の変化は、回路内蔵部128に内蔵された
電気回路により検出され、入賞球が計数されることにな
る。この計数出力は、リード線129を介して所定の制
御部に与えられる。
【0034】可変入賞球装置4には、さらに、ランプ7
9,80に接続されるリード線130,131、検出基
板119に接続されるリード線132等が含まれる。図
8の裏面構造斜視図に示されているように、これら各リ
ード線129〜132は、それぞれ、所定のリード線処
理ボス133や処理カバー134〜137などによって
処理されている。すなわち、入賞球計数器126から延
びるリード線129は、リード線処理ボス133に少な
くとも1回巻付けられ、所定の回路方向に配置されてい
る。また、ランプ79から延びるリード線130は、ベ
ース板71に一体的に、その裏面側に形成されたリード
線処理カバー134、135に通されて、所定の回路に
延ばされている。同様に、ランプ80から延びるリード
線131は、リード線処理カバー136および137に
通されて、所定の方向に延ばされている。このように、
リード線処理ボス133やリード線処理カバー134,
135,136および137を設けたことにより、可変
入賞球装置4に付帯する数多くのリード線を邪魔になら
ぬよう、かつ扱いやすいようにとりまとめることができ
る。特に、これによって、組立時に、弾球遊技機1の遊
技盤5の所定箇所に可変入賞球装置4を取付ける際に、
リード線が邪魔にならず、組立やすさの点で大きな利点
がある。
【0035】図9ないし図14は、さらに、可変入賞球
装置4の主として動作を説明するための図面である。図
9は、開閉板3が開成状態における可変入賞球装置4の
上面図、図10は、開閉板3が閉成状態における可変入
賞球装置4の正面図、図11は、図9に示された可変入
賞球装置4を、線XI−XIに沿って切断した状態の正
面図、図12は、図11の円XIIで囲まれた部分の拡
大図である。さらに、図13は、可変入賞球装置4が遊
技盤5に取付けられ、その中央部で上下に切断された状
態の側断面図である。図14は、可変入賞球装置4が遊
技盤5に取付けられた状態において、遊技盤5の裏面側
から見た斜視図である。
【0036】開閉板3が閉成状態では、可変入賞球装置
4には、左右両側に、2つの入賞孔73および74があ
るだけである。すなわち、入賞孔73および74で囲ま
れた中央の領域は、開口72が開閉板3で塞がれてお
り、かつ、開閉板3の表面は、ベース板71の表面とほ
ぼ同一平面となっている。したがって、この部分に落下
するパチンコ球は、単にベース板71と前面飾り板83
との間を通過して、下方に落下するだけである。
【0037】ところが、開閉板3が開成すると、図9に
示されるように、ベース板71の開口72から、開閉板
3が前方に旋回して開くので、上から見ると、この領域
に落下するパチンコ球は、すべて、開閉板3によって、
開口72内に導かれる。
【0038】このとき、落下するパチンコ球の動きにつ
いて説明をする。図11に示されるように、上方から落
下してきたパチンコ球は、たとえばP1のように、開口
72の右から3分の1程度のところに落下し、そのまま
奥下に落下して、球寄せカバー124で誘導され、入賞
球計数器126を通過して、さらに下方に落下するとい
う径路を辿る。また、開口72の中央部に落下したパチ
ンコ球P2は、中央に設けられたVポケット装置111
を通り、V入賞検知板116によって検知され、さら
に、その下方の入賞球計数器126を経て、下に落下す
る。さらに、たとえば、開口72の左端部に落下してき
たパチンコ球P3は、開閉板3の端部に一体的に形成さ
れた補強部材95に衝突し、その後開口72内に転動す
る。
【0039】この場合、図12の拡大図で示すように、
この実施例では、補強部材95の上端面138は、内側
に向って低くなるように傾斜が付けられている。そし
て、この傾斜角度は、所定の角度となるようにされてい
る。したがって、この部分にパチンコ球P3が衝突する
と、この傾斜によって、パチンコ球P3は、矢印のよう
にその落下方向が開口72の中央方向に変えられる。よ
って、落下してきたパチンコ球P3が、補強部材95の
上端面138の傾斜作用によって、Vポケット装置11
1へと導かれやすくされているのである。これによっ
て、パチンコ球P3の動きが、遊技者の興味をそそる。
【0040】開閉板3の右側に取付けられた補強部材9
6についても、同様の構成となっており、その上端面1
39は、内側方向に向って低くなるように傾斜が付けら
れている。
【0041】なお、図示のように、2段にされた斜面で
あってもよいし、1枚斜面で滑かな斜面でもよい。
【0042】次に、主として図13を参照して、開閉板
3が開成状態の可変入賞球装置4に、パチンコ球Pが入
賞すると、パチンコ球Pは、図示の矢印のように落下す
る。この際、開口72の中央部にパチンコ球Pが入賞
し、Vポケット装置111を通過するときには、V入賞
検知板116が矢印のように後方に揺動され、これに応
じて、検知部材117が揺動する。このとき、検知部材
117の一部には、反射板140が貼り付けられてい
る。そして、パチンコ球PによってV入賞検知板116
が揺動され、応じて検知部材117が揺動されたとき
に、反射板140は、検出基板119に取付けられてい
るフォトリフレクタ141に対応する位置に動くように
されている。このため、フォトリフレクタ141では、
反射板140によって反射された光を受光し、V入賞を
検出する出力を生じることになる。
【0043】以上のようにして、V入賞したパチンコ球
Pが検出される。開口72に入賞したパチンコ球Pは、
上述のようにVポケット装置111を介して、あるい
は、Vポケット装置111を通ることなく、下側に落下
し、前述した球寄せカバー123,124で導かれて、
入賞球計数器126の透孔127を通過する。そして、
この通過の際に、入賞球計数器126によってパチンコ
球の数が計数される。さらに、下方に落下したパチンコ
球は、ベース板71の下方端部の裏面側に突出して設け
られた変流突起142と衝突し、その流れる方向に変化
が加えられる。変流突起は、落下するパチンコ球の流れ
を変えるための部材である。変流突起142は、図示の
ように、ベース板71と、一体的に形成されたものが好
ましい。
【0044】変流突起142を設けた理由は次のとおり
である。すなわち、パチンコ球が直接真下に落下し、遊
技盤5にぶつかるとする。この場合、この落下地点の遊
技盤は、図13からわかるように、薄い厚みしかない。
なぜならば、この部分のすぐ下には、アウト孔15が形
成されているからである(図3参照)。したがって、こ
の部分の遊技盤143に直接パチンコ球Pを衝突させ
て、遊技盤5の裏面側にパチンコ球Pが流れ落ちるよう
にした場合、遊技盤の当該部分143は、短期間の使用
により割れたり、欠けたりする可能性が高い。したがっ
て、このような事態を予防するために、変流突起142
が設けられ、直接パチンコ球Pが、上記部分143に衝
突しないように工夫されている。 [入賞球計数器126の説明]次に、図15および図1
6を参照して、入賞球計数器126の回路構成について
説明をする。入賞球計数器126は、透孔127をパチ
ンコ球が通過することにより、その周囲に巡らされたコ
イルの磁束に変化が生じ、それによってパチンコ球の通
過、言い換えればパチンコ球の数を検出することができ
るものである。
【0045】図15は、この入賞球計数器126の基本
原理を示す回路図である。図において、コイルL1およ
びL2は、入賞球計数器126の透孔127周囲に巡ら
されたコイルである。すると、透孔127をパチンコ球
が通過すれば、コイルL1およびL2の磁束に変化が生
じ、コイルL1およびL2に逆起電力が発生する。この
ため、コイルL1の逆起電力に基づく電流I1 がトラン
ジスタQ1のコレクタに流れ、コイルL2の逆起電力に
基づく電流I2 がトランジスタQ1のベースに流れる。
したがって、トランジスタQ1がオンする。このよう
に、コイルL1およびL2をパチンコ球が横切るときに
生じる逆起電力を利用して、トランジスタをオン/オフ
させるようにすれば、パチンコ球を検出することができ
るのである。
【0046】図16は、上記図15に示した基本回路の
原理を用いたこの実施例に用いられている入賞球計数器
126の具体的な回路図である。
【0047】図16を参照して、パチンコ球検出回路の
トランジスタQ1とQ2とは発振回路を構成しており、
通常は、発振状態にあって、トランジスタQ1はオンし
ている。そのため、バッファ回路のトランジスタQ3が
オンし、スイッチング回路のトランジスタQ4もオンで
ある。したがって、入力端子INから流れ込む電流は、
抵抗R6およびトランジスタQ4を介して出力端子OU
Tに流れている。ところが、パチンコ球が、入賞球計数
器126の透孔127を通過すると、コイルL2および
L1に逆起電力が生じ、この逆起電力によって電流I2
およびI1 が流れる。この電流は、トランジスタQ1の
発振を妨げる方向、すなわち、トランジスタQ1をオフ
させる方向に流れ、瞬間的にトランジスタQ1はオフす
る。よって、トランジスタQ3のベース電位が上がり、
トランジスタQ3がオフし、トランジスタQ4もオフす
る。したがって、入力端子INから流れ込む電流は、ト
ランジスタQ4によって一時的に遮断され、出力OUT
の電圧が下がる。パチンコ球がコイルL2およびL1の
近傍を通過した後は、コイルL2およびL1に生じる逆
起電力はすぐになくなるので、再びトランジスタQ1は
オンし、トランジスタQ4もオンして、入力端子INか
らの電流は、トランジスタQ4を介して出力端子OUT
に流れる。したがって、この回路によれば、パチンコ球
の通過の瞬間ごとに、出力電位にパルス状のローレベル
電位が表われることになる。よって、このパルスの数に
基づいて、入賞球の数を計数することができる。 [ドラム状可変表示部材の説明]図17ないし図22
は、可変表示装置2(図2参照)に含まれるドラム状可
変表示部材151の具体的な構造を説明するための図で
ある。
【0048】図17は、ドラム状可変表示部材151の
裏面側から見た外観斜視図である。図17に示されるよ
うに、ドラム状可変表示部材151は、収納ボックス1
52を備えており、主要な構成部材は、該収納ボックス
152内に収められている。収納ボックス152の一方
側面、図において、左側の側面には、モータ153およ
び歯車ケース154が取付けられている。モータ153
は、歯車ケース154内に設けられた歯車機構を介し
て、収納ボックス152内の回転ドラムを駆動する。
収納ボックス152の背面上部には、手動調整孔155
が形成されている。この手動調整孔155は、収納ボッ
クス152内の回転ドラムを手動で動かすことのできる
ように設けられた孔である。この孔155は、次のよう
な場合に必要である。すなわち、当該ドラム状可変表示
部材151を遊技盤5(図1参照)に組込み、弾球遊技
機が完成された後、ドラム状可変表示部材151の表示
態様が所定の表示態様となったとき、弾球遊技機の制御
動作が予定通り行なわれるかどうかの検査をする必要が
ある。その際、モータ153を回転させて偶然に所望す
る組合せができるのを待つのでは不合理であるから、強
制的に、手動によって、回転ドラムを所望の組合せにす
る必要があるからである。
【0049】また、パチンコ遊技機では、新製品の完成
時において、その製品を販売する前に、公安委員会の許
可検定を受けなければならない。その際に、このような
手動調整孔155を形成しておけば、許可検定時に、回
転ドラムを所望の位置で停止させ、所定の表示態様とす
ることが簡単にできる。
【0050】なお、従来では、このような手動調整孔1
55は設けられておらず、ドライバでビスを外し、前板
等を外す必要があった。
【0051】手動調整孔155には、カバー部材156
が嵌合され、手動調整孔155は、該カバー部材156
によって塞がれる。そして、その上には、シール157
が貼り付けられ、上述のように、必要な場合以外に、簡
単にカバー部材156が取外され、不正な手動調整がで
きないようにされている。
【0052】図18は、収納ボックスおよび歯車ケース
154を透して描いた斜視図であり、ドラム状可変表示
部材151の内部構造を裏面側から描いた図である。図
19は、収納ボックス152を省略して描いた、ドラム
状可変表示部材151の上面図である。さらに、図20
は、正面右側より見たドラム状可変表示部材151の分
解斜視図である。図21は、ドラム状可変表示部材15
1が遊技盤5に取付けられた状態の側断面図である。
図18ないし図21を参照して、収納ボックス152
は、上板158、下板159、右側板160、左側板1
61、後板162および前板163によって構成されて
いる。右側板160の外側には、歯車164および16
5が取付けられ、その外側は、前述のように、歯車ケー
ス154で覆われている。右側板160の内側には、カ
バー166に収められた受光器167が取付けられてい
る。受光器167は、横方向に隣接して設けられた2つ
の受光部168および169を含む。
【0053】左側板161の外側には、発光器170が
取付けられ、その上は、カバー171で覆われている。
発光器171は、受光器167と対応して設けられてお
り、やはり2つの発光部172および173を含んでい
る。各発光部172,173は、たとえば発光ダイオー
ドで構成されており、各受光部168,169は、たと
えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等で構成さ
れている。各発光部172,173から発せられた光
は、左側板の内側に設けられた方向決め孔174および
175を介して、受光部168および169に向けられ
るようにされている。
【0054】後板162の内側には、3つのソレノイド
176、177および178が取付けられている。ま
た、後板162には、取付けられたソレノイド176、
177および178が発する熱を逃がすために、縦方向
に平行に、多数のスリット179が形成されている。各
ソレノイド176,177,178の上部から突出する
プランジャ180,181,182には、それぞれ、ス
トップレバー183,184,185が結合されてい
る。各ストップレバー183,184,185には、共
通的に1本のストップレバー軸186が挿通されてい
る。各ストップレバー183,184,185は、結合
された各ソレノイド176,177,178によって駆
動され、ストップレバー軸186を中心に、前後に回動
されるようになっている。なお、ストップレバー軸18
6の両端は、それぞれ、右側板160および左側板16
1によって保持されている。
【0055】収納ボックス152の中には、3個の回転
ドラム187,188,189が備えられている。各回
転ドラム187,188,189は、ドラム軸190に
挿通されて、回転可能に設けられている。ドラム軸19
0は、その左端はベアリング191を介して左側板16
1に支えられ、その右端は、右側板160に形成された
丸孔192を介して伝達歯車164に連結されている。
したがって、モータ153の回転は、駆動歯車165お
よび伝達歯車164を介してドラム軸190に伝達さ
れ、ドラム軸190が回転される。
【0056】ドラム軸190から各回転ドラム187,
188,189への回転の伝達は、コイルばね193等
を含むスリップ機構(図示せず)により達成される。そ
れゆえ、回転ドラム187,188,189に一定の負
荷がかかったときには、ドラム軸190の回転にかかわ
らず、回転ドラム187,188,189の回転は停止
されるように構成されている。
【0057】さらに、各回転ドラム187,188,1
89の右側面には、円周に近い半径のラチェット歯車1
96,197,198が、それぞれ設けられている。そ
して、各ラチェット歯車196,197,198と、前
述したストップレバー183,184,185とが、そ
れぞれ噛合うようにされている。
【0058】今、回転ドラム187について説明する
と、ラチェット歯車196に関連してストップレバー1
83がストップレバー軸186によって回動可能に支持
され、ストップレバー183は、ソレノイド176のプ
ランジャ180に連結されている。これによって、ソレ
ノイド176が付勢されている間は、ストップレバー1
83がラチェット歯車196から外れ、回転ドラム18
7がドラム軸190の回転に応じ回転する。ソレノイド
176が消勢されると、プランジャ180は復帰ばね1
99で復帰され、応じてストップレバー183がラチェ
ット歯車196に噛合い、直ちに回転ドラム187の回
転を停止させる。他の回転ドラム188および189に
ついても同様に動作するようにされている。
【0059】収納ボックス152の前板163は、断面
半円弧形状の曲成された板で、たとえば透明の合成樹脂
によって形成されている。そして、その中央突出部に横
方向に、3つの窓202,203,204が形成されて
いる。各窓202,203,204の部分は、他の部分
よりも肉厚にされており、その部分が凸レンズを構成す
るようにされている。そして、前板163の内部に位置
して回転する回転ドラム187,188,189の周面
に表示された表示内容が、この窓202,203,20
4を通して大きく映るように構成されている。この窓2
02〜204により、表示すべき識別情報を遊技者が鮮
明に透視できる鮮明透視部分が構成されている。さら
に、窓202,203,204以外の部分には、シール
が貼られたり、ぼかしが付けられたりして、その部分に
位置する回転ドラム187,188,189の模様等
は、外からは見えにくいようにされている。このシール
が貼られた部分あるいはぼかしが付された部分により、
遊技者が視認しにくいぼやけた表示状態にする不鮮明透
視部分が構成されている。
【0060】上述した回転ドラム187,188,18
9の周面に、等間隔に描かれる情報は、たとえば、図2
2に示されるような模様になっている。この実施例で
は、第22図に示される情報のうち、「7」が窓20
2,203,204に横一列に並んだとき、または「B
AR」が窓202,203,204に横一列に並んだと
きに、予め定める所定の遊技状態となる。図22の表示
より、その確率を計算すると、左ドラム189では、
「7」が3つあり、「7」が現われる確率は「3/1
0」であり、中ドラム188および右ドラム187で
は、「7」は、それぞれ1つずつであり、それらの現わ
れる確率は、それぞれ「1/10」である。よって、
「7」が3つ揃う確率は、各確率を乗算した「3/10
00」ということになる。
【0061】また、「BAR」の現われる確率は、同様
に、「1/10」、「2/10」、「1/10」である
から、それが揃う確率は、「2/1000」である。こ
れら2つの確率、「3/1000」と「2/1000」
とを加えた確率が、この実施例において、全体として予
め定める遊技状態になる確率であり、「1/200」で
ある。なお、不鮮明透視部分を、中トラム188におけ
る上段と下段の図柄表示部分に対応した前板部分のみに
してもよい。
【0062】次に、ドラム状可変表示部材151が停止
したとき、表示される回転ドラムの組合せに応じて出力
される信号、すなわち遊技状態の種類を表わす信号を出
力するための機構およびその動作について、図23、図
24および図25を参照して説明をする。
【0063】各回転ドラム187,188,189に、
多数の透孔205,206,207が、それぞれ形成さ
れている。これらの透孔205,206,207は、各
回転ドラム187,188,189の各側壁において、
2つの同心円に沿って分布している。すなわち、透孔2
05,206,207は、それぞれ、外側の円周上にあ
る透孔205a ,206a ,207a と、内側の円周上
にある透孔205b ,206b ,207b とに分類され
る。これら透孔の円周上での位置は、前述した模様(回
転ドラム187,188,189の周面に描かれた模
様)の位置と180度ずれた領域に対応して選ばれ、こ
の各領域においては、模様の種類に応じて、外側の透孔
205a ,206a ,207a と内側の透孔205b ,
206b ,207b とが設けられる場合と、外側の透孔
205a ,206a ,207a のみが設けられる場合
と、内側の透孔205b ,206b ,207b のみが設
けられる場合と、さらにいずれの透孔も設けられない場
合とが適宜に選択される。これらの透孔は、各回転ドラ
ム187,188,189が絶対的な位置に対して、お
よび他のドラムに対してどのような相対的な位置で停止
されたかを検出するために用いられる。そのために、各
ドラム187,188,189に対する停止位置におけ
る透孔の位置に対応して、前述した2つの発光部17
2,173と、2つの受光部168,169とが回転ド
ラムの半径方向に配列されて固定されている。
【0064】発光部172および173の発した光は、
前述した方向決め孔172,173を介して出力され
る。そして、受光部168,169がそれぞれ受光した
とき、各受光部168,169から出力があるとすれ
ば、各回転ドラム187,188,189の停止位置に
よって、次の組合せが考えられる。すなわち、受光部1
68および169の双方から出力がある場合、受光部1
68のみから出力がある場合、受光部169から出力が
ある場合ならびに受光部168および169の両方から
出力がない場合である。よって、各回転ドラム187,
188,189の停止したときの組合せは、これら受光
部168,169の出力の組合せに基づいて判定するこ
とができる。すなわち、受光部168,169の出力の
組合せによって、遊技状態が、前述した「7」が揃った
か、「BAR」が揃ったかの、予め定める遊技状態にな
ったか否かを検出することができる。
【0065】発光部172,173の発光タイミング
と、回転ドラム187,188,189の回転停止タイ
ミングとは、以下のように規定されている。すなわち、
回転ドラム189は、ストップボタン33(図2参照)
が押されてから、ランダムに選ばれる所定の時間経過後
に停止するか、または、ストップボタン33が押されな
い場合でも、予め定められている複数の時間の中からラ
ンダムに選ばれた時間経過後に停止する。そして、さら
に一定時間後に回転ドラム188の回転が停止する。そ
して、さらに一定時間経過後に、回転ドラム187が停
止するようになっている。発光部172および173の
発光は、中ドラム188の回転が停止した後になされ、
右ドラム187が停止し、受光部168,169が光を
受光した後に、直ちに消灯されるように構成されてい
る。これらの時間タイミングは、後述するように、中央
の制御部からの制御指令によって行なわれている。
【0066】さて、図2に戻って、可変表示装置2の全
体構成について、もう少し説明を加える。可変表示装置
2の中央部には、上述したドラム状可変表示部材151
の窓202,203,204が並んでいる。そして、そ
の上には、先に述べたディジタル表示部32が設けられ
ている。この実施例では、ディジタル表示部32は、予
め定める遊技状態を付与するための表示手段としては働
いていない。ディジタル表示部32は、2つの表示機能
を有している。その1つは、可変入賞球装置4の開閉板
3が1回開成しているときに、開口72(図5参照)に
入賞したパチンコ球が入賞球計数器126(図5参照)
で計数されるが、その計数値を表示する働きをする。そ
して、この実施例では、可変入賞球装置4の1回の開成
において、最大10個のパチンコ球の入賞が許されるだ
けで、それ以上のパチンコ球の入賞は許されていないの
で、それをわかりやすく表示するように、ディジタル表
示部32が活躍する。
【0067】ディジタル表示部32のもう1つの表示機
能は、可変入賞球装置4の開成回数の継続が何回行なわ
れているかの表示である。これは、後述するように、可
変入賞球装置4のVポケット装置111(図6参照)に
パチンコ球が入賞した場合、可変入賞球装置4の開成状
態が継続されるが、それは、最大10回まで継続される
ように定められているので、その回数を表示するもので
ある。この表示の内容の切換は、後述する制御装置によ
ってなされる。
【0068】ディジタル表示部32の左右両側に、それ
ぞれ2個ずつ設けられたランプ211〜214は、前述
したように、始動入賞孔7,8,9にパチンコ球が入賞
したことに応じて、それを知らせるために点灯するラン
プである。始動入賞孔7,8,9にパチンコ球が入賞す
ると、可変表示装置2のドラム表示部31の表示状態が
変化し、それが停止したとき、予め定める遊技状態か否
かの判別がなされる。可変表示装置2の表示が変化して
いない状態では、始動入賞孔7,8,9のいずれかにパ
チンコ球が入賞すると、直ちに可変表示装置2の表示が
変化し始め、始動入賞孔7,8,9のいずれかにパチン
コ球が入賞したことがわかるが、可変入賞球装置2の表
示態様が変化中に、あるいは予め定める遊技状態のと
き、つまり「フィーバー」中に、始動入賞孔7,8,9
のいずれかにパチンコ球が入賞した場合、その入賞がわ
からない。また、その入賞によって可変表示装置2の表
示が変化せず、その入賞が無駄になってしまうのでは、
遊技者にとって興味を削ぐことになる。このため、この
実施例では、可変表示装置2の表示が変化中に始動入賞
孔7,8,9のいずれかにパチンコ球が入賞した場合、
その入賞を最大4つまで保持できるようにし、それを知
らせるために、ランプ211,212,213,214
が設けられている。ランプ211,212,213,2
14は、左側から順次点灯表示するようにされている。
【0069】ロ. 可変表示装置の他の実施例 上述の実施例では、可変表示装置2として、特に、予め
定める遊技状態に関与する表示部として、ドラム表示部
31を取上げて説明したが、このようなドラム表示部3
1に限らず、予め定める遊技状態に関与する表示部を、
ディジタル表示部で構成してもよい。すなわち、電気的
に表示が可変される表示セグメントを用いて、セグメン
トを選択的に発光させることにより、電気的にディジタ
ル表示をさせ、そのディジタル表示の組合せによって、
予め定める遊技状態が与えられるようにすることもでき
る。その際、電気的なディジタル表示は、各セグメント
の表示内容が0〜9の10の数字に変化し、表示される
数字の組合せに基づいて予め定める遊技状態が与えられ
るようにすることができる。また、数字の組合せに限ら
ず、多数の枡目を同心円状または放射状に形成してお
き、予め定める所定の枡目が点灯したときに、予め定め
る遊技状態が与えられるようにし、点灯する枡目を変化
させるような可変表示部とすることもできる。 [制御装置の説明]イ. 構成ブロック図の説明 図1は、この発明の一実施例の制御回路構成ブロック図
である。
【0070】図1を参照して、制御回路は、制御中枢と
してのマイクロコンピュータ221を含む。マイクロコ
ンピュータ221は、たとえば1チップのLSIで構成
されており、その中には、制御動作を所定の手順で実行
することのできるCPUと、そのCPUの動作プログラ
ムを格納するROMとが含まれている。この実施例で
は、ROMは、その内容の書換え、すなわち、必要が生
じた場合にはその中に格納されたプログラムを変更する
ことができるように、プログラマブルROMが用いられ
ている。そして、CPUはROM内に格納されたプログ
ラムに従って、かつ、以下に述べる各制御信号の入力に
応答して、上述した可変表示装置2、可変入賞球装置
4、スピーカ5、各種ランプに対して制御信号を与え
る。
【0071】マイクロコンピュータ221には、入力信
号として、次のような信号が与えられる。
【0072】まず、始動入賞孔7,8,9(図2参照)
に対応する裏面側に設けられた検出スイッチ43,4
4,45(図3参照)のいずれかのオンに応答して、始
動入賞回路222から入賞信号が与えられる。Vポケッ
ト装置(図6参照)のフォトリフレクタ(図13参照)
の信号は、V入賞検出回路223に与えられ、マイクロ
コンピュータ221にV検出信号として与えられる。ス
トップボタン33(図2参照)が押されると、ストップ
回路224からマイクロコンピュータ221にストップ
信号が与えられる。入賞球計数器126(図6,図8お
よび図13参照)で検出された計数信号は、10カウン
ト検出回路225に与えられ、10カウント検出回路2
25で入賞球計数器126の信号が10数えられると、
10カウント信号が与えられる。受光器167,168
(図20参照)の出力は、絵柄判定回路226を介し
て、絵柄判定信号としてマイクロコンピュータ221に
与えられる。割込クロック回路227からは、割込クロ
ック信号がマイクロコンピュータ221に与えられる。
マイクロコンピュータ221は、この割込クロック信号
によって、後述するように、割込制御ルーチンの動作を
実行する。さらに、アドレスデコード回路、暴走防止回
路228、暴走リセット回路229、パワーオンリセッ
ト回路230、アドレスデコード回路231等から、そ
れぞれ、所定の信号が、マイクロコンピュータ221に
与えられる。なお、暴走防止回路228、暴走リセット
回路229、パワーオンリセット回路230、アドレス
デコード回路231は、この発明の特徴となる制御動作
には特に関与していないので、これ以上の説明は省略す
る。
【0073】マイクロコンピュータ221は、以下の回
路および装置に制御信号を与える。まず、始動入賞記憶
表示回路232に、入賞記憶表示信号を与える。始動入
賞記憶表示回路232では、その信号を最大4つ記憶す
ることかできるようにされている。そして、信号が1つ
記憶されると、前述したように、それに対応してたとえ
ばLEDで構成されたランプ211,212,213,
214(図2参照)が1つずつ順次点灯する。 マイク
ロコンピュータ221は、音信号を音回路233に与
え、該音回路233によってスピーカ25(図2参照)
が鳴動される。
【0074】マイクロコンピュータ221から出力され
たディジタル表示信号は、ディジタル表示回路234に
与えられ、ディジタル表示部32(図2参照)が表示制
御される。
【0075】マイクロコンピュータ221は、ドラム回
転制御信号をドラム回転制御回路235に与え、ドラム
状可変表示部材151(図18参照)のモータ153が
回転され、また、各回転ドラムの回転,停止をさせるソ
レノイド176,177,178が制御される。
【0076】マイクロコンピュータ221は、開成制御
信号を開成制御回路236に与え、この回路236の出
力によって可変入賞球装置4の駆動ソレノイド108が
駆動される。
【0077】さらに、マイクロコンピュータ221は、
ランプ信号をランプ回路237に与え、ランプ回路23
7の出力によって、第2図に示されるパチンコ遊技機1
の各種ランプが点灯される。すなわち、V入賞ランプ7
9,80、予め定める遊技状態を表わす「フィーバー」
ランプ20,21,29、やはり「フィーバー」時に点
滅されるチューリップランプ34,35,36,37並
びに38および39が点滅される。なお、後述する繰返
し継続条件が成立した旨の報知をスピーカ25により行
なってもよい。
【0078】なお、上記構成の各回路には、電源回路2
38から所定の直流電圧が供給されている。
【0079】ロ. フローチャートの説明 図26ないし図29は、図1に示す制御回路の動作を示
すフロー図である。
【0080】次に、図26ないし図29の流れに従っ
て、図1に示す制御回路の動作を説明する。
【0081】制御回路の電源がオンされると、マイクロ
コンピュータ221は、始動入賞記憶表示回路232の
記憶内容をイニシャライズし(ステップS1)、次の信
号を待つ。
【0082】パチンコ遊技機1(図2参照)でゲームが
始められ、パチンコ球が始動入賞孔7,8,9のいずれ
かに入賞すると、検出スイッチ43,44,45のいず
れかがその入賞球を検出し、始動入賞回路222からマ
イクロコンピュータ221に入賞信号が与えられる。マ
イクロコンピュータ221は、この信号に基づいて、入
賞記憶表示信号をV入賞記憶表示回路232に与える。
そして、それとともに、ランプ回路237にランプ信号
を与え、回転時ランプを点滅させる(ステップS3)。
また、音回路233に信号を与え、回転時の音を発生さ
せる(ステップS4)。さらに、ドラム回転制御信号を
ドラム回転制御回路235に与え、回転ドラム187,
188,189(図2,図19参照)の回転を開始させ
る(ステップS5)。
【0083】そして、ステップS6において、回転ドラ
ムの回転が開始してから、5.055秒経ったか否かを
判別し、5.055秒経っている場合は、9種類の時間
の中から、ランダムに1つの時間を選択する。たとえ
ば、53.28ms、106.496ms、163.840
ms、217.088ms、274.432ms、327.6
80ms、380.680ms、438.272ms、49
1.520msの中から、ランダムに1つの時間を選ぶ。
そして、ステップS10に進む。
【0084】なお、最初から5.x 1 s ,5.x 2 s,
5.x 3 s ,…,5.x n s の時間の中からランダムに
1つを選択し、その時間が経過するか否かを判別するよ
うにしてもよい。
【0085】ステップS6において、回転ドラムの回転
がスタート開始後、5.055s 経っていない場合に
は、マイクロコンピュータ221は、ストップボタンが
オンしたかの判別をする(ステップS7)。すなわち、
ストップ回路224からストップ信号が入力されたか否
かの判別をする。ストップ信号が入力されていない場合
は、ステップS6とステップS7との制御動作を繰返
す。
【0086】ストップ信号を受けた場合は、ステップS
8で、5種類の時間の中から、ランダムに1つの時間を
選択する。たとえば、196.608ms、397.31
2ms、598.016ms、798.720ms、946.
179msの中から1つの時間をランダムに選択し、次の
ステップS10に進む。
【0087】ステップS10では、ステップS8または
ステップS9において選択された時間だけ、次の制御に
移るのを待つ。そして、選択された時間経過後に、ステ
ップS11へと進む。
【0088】ステップS11では、上記時間経過後に、
まず、左回転ドラム189の停止をさせる。これは、マ
イクロコンピュータ221がドラム回転制御信号をドラ
ム回転制御回路235に与え、ソレノイド178を消勢
させることによって行なわれる。
【0089】その後、中回転ドラム188が停止される
までの時間を所定時間あけるためにタイマを設定して
(ステップS12)、たとえば、1.21秒経過するま
で待ち(ステップS13)、中回転ドラム188を停止
させる(ステップS14)。
【0090】中回転ドラム188の回転が停止すると、
ドラム回転制御回路235によって発光部172,17
3(図20参照)がオンされる。そして、ステップS1
6では、右回転ドラム187を停止させるためにタイマ
が設定され、たとえば1.21秒経過を待ち(ステップ
S17)、右回転ドラム187の回転を停止させる(ス
テップS18)。なお、左回転ドラム189の回転停止
から中回転ドラム188の回転停止まで、およびそれか
ら右回転ドラム187の回転停止までは、必ずしも同一
時間とする必要はなく、かつ、その時間も任意に変更で
きる。
【0091】そして、この状態で、絵柄判定回路226
(図1参照)の出力に基づいて、回転ドラム187,1
88,189の表示態様が「7」の3つ揃った状態、ま
たは「BAR」が3つ揃った状態の、「フィーバー」状
態か否かを判別する(ステップS19)。
【0092】「フィーバー」状態でない場合には、発光
部172,173をオフし(ステップS20)、音回路
233によってスピーカ25(図1参照)から出力され
る音を小当り音に切換え(ステップS21)、小当り開
成処理を行なう(ステップS22)。たとえば、開閉板
3(図2,図5参照)を約0.2秒間開成処理する。そ
して、各ランプをオフし(ステップS23)、始動入賞
記憶表示回路232(図1参照)に記憶されている始動
入賞回数を1ディクリメントし、ステップS22に戻
る。
【0093】ステップS19において、マイクロコンピ
ュータ221が「フィーバー」を判別した場合は、発光
部172,173をオフし(ステップS25)、音回路
233に対して音信号を与え、スピーカ25からフィー
バー音を出力させる。また、各「フィーバー」ランプ2
0,21,29,34〜39を点滅させる(ステップS
26)。
【0094】次いで、ステップS27で、可変入賞球装
置4の開閉板3を開成させる。これは、マイクロコンピ
ュータ221が、開成制御回路236に信号を与え、駆
動ソレノイド108(図5参照)が付勢されることによ
ってなされる。そして、ディジタル表示回路234に信
号を与え、ディジタル表示部32(図2参照)によっ
て、「フィーバー」回数を1.5秒間表示させる。「フ
ィーバー」回数とは、可変入賞球装置4の開閉板3が何
回目の開成状態になったかを示すものである。
【0095】もし、1回目であれば、1.5秒間「1」
が表示される(ステップS28)。そして、ステップS
29ないしS34の制御が、所定時間または入賞球が所
定個、たとえば10個入賞するまで繰返される。すなわ
ち、開閉板3が開成してから、30秒経ったか否かが判
別され(ステップS29)、30秒経っていなければ、
入賞球計数器126(図5参照)によって10個の入賞
球が計数されたか否かの判別がなされる(ステップS3
0)。入賞球が10個に満たない場合は、入賞球が検出
されるごとに、それを累積計数し、かつ、その数をディ
ジタル表示部32に表示させる(ステップS31)。
【0096】さらに、「フィーバー」が10回目か否か
を判別し(ステップS32)、10回目でなければ、V
入賞があったか否かの判別がされる(ステップS3
3)。打玉が前記特定領域に入賞して繰返し継続条件が
成立したことが、V入賞検出回路223(図1参照)か
ら与えられたV検出信号に基づいてS33により判別さ
れた場合には、V入賞ランプが点灯される(ステップS
34)。このランプは、可変入賞球装置4の開閉板3両
側に設けられた、前面飾り枠83(図6参照)の窓孔8
4,85を介して発光されるランプ79,80の点灯に
よってなされる。なお、繰返し継続制御が上限回数(1
0回)に達している場合にはステップS32によりYE
Sの判断がなされるために、繰返し継続条件が成立した
としてもステップS34による報知は行なわれない。
【0097】ステップS29またはステップS30にお
いて、開閉板3の開成時間が30秒になったか、または
その間に入賞球が10個計数された場合には、制御動作
はステップS35に進む。
【0098】ステップS35では、開閉板3を閉成し、
「フィーバー」状態を終え、「フィーバー」が10回目
か否かの判別をする(ステップS36)。10回目でな
ければ、Vポケット装置111(図13参照)のフォト
リフレクタ141から、V入賞検出回路223を介し
て、V検出信号が与えられるか否かを、たとえば1.8
秒間待つ。すなわち、開閉板3が閉成後であっても、V
検出信号が与えられるか否かを、1.8秒間待つことに
なる(ステップS37)。これは、可変入賞球装置4の
開口72内に入賞したパチンコ球が、何らかの原因で引
掛かり、一時的に停止して、Vポケット装置111で検
出されるのに時間がかかることを考慮したものである。
たとえば、最後にパチンコ球が可変入賞球装置4の中央
部に入賞し、遊技客がV入賞があったと感じた場合で、
たまたまパチンコ球が引掛かったりした場合に、「フィ
ーバー」状態が継続されないことになると、遊技客と、
このパチンコ遊技機1を配設しているパチンコホール係
員との間でトラブルが生じるが、そのようなトラブルを
未然に防止するようにしたものである。 そして、ステ
ップS38で、V入賞検出回路223からV検出信号が
与えられたか否かを判別し、V入賞していると判別され
たときは、音回路233を制御してフィーバー音を切換
え、休止中音を出力し、休止時間処理を行なう(ステッ
プS40)。休止時間処理は、所定時間、たとえば2秒
間開閉板3を閉成状態にすることである。そして、その
間は、V入賞ランプ79,80をオフする。
【0099】そして、引続き、ステップS26からの動
作を継続する。ステップS36において、マイクロコン
ピュータ221が、「フィーバー」状態が10回連続し
てあったと判別した場合は、スピーカからの音を消し、
ランプや表示を消して、「フィーバー」状態を終了し
(ステップS42)、始動入賞記憶表示回路232に記
憶されている始動入賞があれば、そこから1ディスクリ
メントし、ステップS2からの処理を続行する。
【0100】マイクロコンピュータ221は、上述した
一連の処理を行なうとともに、割込クロック回路227
(図1参照)から4msごとに割込まれる信号に基づい
て、ステップS51〜S54の処理を行なっている。
【0101】すなわち、遊技中のパチンコ球が、始動入
賞孔7,8,9のいずれかに入賞したか否かを、始動入
賞回路222(図1参照)からの信号に基づいて判別
し、いずれかの始動入賞孔7,8,9にパチンコ球が入
賞した場合には、さらに、始動入賞記憶表示回路232
に「5」が記憶されているか否かを判別し(ステップS
52)、「5」が記憶されていなければ、その値を1イ
ンクリメントする(ステップS53)。そして、それに
応答して、ディジタル表示部32の両側に設けられてい
るランプ211,212,213,214を、左側から
右側に向って順次点灯させる。すなわち、これらランプ
211〜214は、前述したように、V入賞記憶表示回
路232に記憶されている記憶数値の数を表示してい
る。そして、この割込処理終了後、ステップS1〜S4
3のルーチンに戻る。
【0102】前記ステップS19,S26〜S33,S
35〜S41により、予め定められた特定遊技状態が発
生したことに基づいて前記可変入賞球装置を第1の状態
に駆動制御した後第2の状態に変動制御し、予め定めら
れた繰返し継続条件の成立に基づいて、前記第2の状態
になった可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し駆動
する繰返し継続制御を行ない、該繰返し継続制御の回数
が予め定められた上限回数に達した場合にその上限回数
の繰返し継続制御を最後に該繰返し継続制御を終了させ
る駆動制御手段が構成されている。また、前記S34,
V入賞ランプ79,80により、前記繰返し継続条件が
成立した場合にその旨を報知可能な報知手段が構成され
ている。
【0103】ハ. 他の制御回路構成の説明 図30および図31は、この発明の他の制御構成ブロッ
ク図を示し、図1に示されるようにマイクロコンピュー
タ221を用いたものではなく、ディスクリートな回路
で構成した場合のブロック図である。図30および図3
1では、図1で説明した制御回路との対応をわかりやす
くするために、相当する機能を有するブロックには、同
一の番号が付されている。次に、図30および図31を
主として参照し、必要に応じて図2〜図25を参照しな
がら、このディスクリートな制御回路の構成と動作とに
ついて説明をする。
【0104】まず、図30において、スイッチ43,4
4,45は、パチンコ機1の裏面側に設けられた始動入
賞孔7,8,9に対応して設けられた検出スイッチであ
る。始動入賞孔7,8,9のいずれかにパチンコ球が入
賞すると、これら検出スイッチ43,44,45のいず
れかが瞬間的にオンし、オアゲート251を介して駆動
回路252およびタイマ回路253に信号が与えられ
る。駆動回路252では、この信号に基づいて、ソレノ
イド176,177,178をオンし、3つの回転ドラ
ム187,188,189(図18参照)を回転可能状
態とし、その後所定の時間、たとえば、0.25秒後
に、モータ153の回転を開始させる。これにより、モ
ータ153の立ち上がり時の負荷を軽くすることができ
る。
【0105】タイマ253は、所定の時間経過後に、駆
動回路252に停止信号を与えるように構成されてい
る。このとき、停止信号を与えるまでの時間は、前述し
た場合と同様に、複数の相互に異なる時間の中から、ラ
ンダムに1つの時間を選択されるようにされている。ま
た、ストップボタン33(図2参照)が押された場合
も、駆動回路252に回転ドラム停止信号が与えられ
る。この場合、ストップボタン33だけが簡単に描かれ
ているが、ストップボタン33が押されて後、予め設定
された相互に異なる複数の時間のいずれかが経過後に、
駆動回路252から各ソレノイド176,177,17
8に消勢信号が与えられるように構成されることが好ま
しい。このようにすれば、回転ドラム187,188,
189は、ストップボタン33の押圧時とランダムに選
択される所定の時間だけずれて停止するので、遊技者が
回転ドラムを所定の組合せになるように故意にストップ
ボタン33を押すタイミングを計っても、そのようなこ
とが無駄になり、回転ドラム187,188,189の
表示態様の組合せが、偶然的要素に支配されるように構
成され、遊技の興趣を盛上げるようになる。このこと
は、前記実施例でも説明した通りである。
【0106】駆動回路252の出力は、また、表示状態
判定回路226に与えられている。表示状態判定回路2
26では、センサ168,172およびセンサ169,
173の出力に基づいて、すなわち、受光器172,1
73からの出力が与えられるか否かに基づいて、回転ド
ラム187,188,189の表示状態を判定してい
る。そして、組合せ設定部254で設定された組合せに
なったか否かを判定回路253で判定し、すなわち、
「フィーバー」状態か否かが判定回路253で判定さ
れ、その出力は、駆動制御回路236およびフリップフ
ロップ255のセット入力として与えられる。
【0107】「フィーバー」状態のときは、駆動制御回
路236は、駆動ソレノイド108(図5参照)を付勢
して、可変入賞球装置4の開閉板3(図2,図5参照)
を開成状態とする。
【0108】また、駆動制御回路236は、所定入賞球
数検出回路126からの出力を受ける。所定入賞球数検
出回路126は、前述したように、可変入賞球装置の開
口72に入賞する全パチンコ球の数を検出計数する回路
であり、その計数値が、10個になったときは、駆動制
御回路236に信号が与えられる。駆動制御回路236
は、この信号に基づいてソレノイド108を消勢する。
【0109】所定入賞球数検出回路126の出力は、数
値情報表示駆動回路234に与えられ、ディジタル表示
部32(図2参照)には、所定入賞球数検出回路126
で検出されたパチンコ球数が表示される。すなわち、可
変入賞球装置4に何個のパチンコ球が入賞しているか
が、ディジタル表示部32で表示される。
【0110】判定回路253の出力は、所定価値付与状
態検出回路254′にも与えられる。所定価値付与状態
検出回路254′は、たとえばタイマ回路であり、所定
価値付与時間として、30秒が設定されている。そし
て、判定回路253からの出力を受けた後、30秒が経
ったときは、タイムアップ出力を導出するようになって
いる。所定価値付与状態検出回路254からタイムアッ
プ出力が導出されると、その出力は、フリップフロップ
255のリセット入力として与えられ、また、駆動制御
回路236にも与えられる。駆動制御回路236では、
この出力に基づいて、ソレノイド108を消勢する。ま
た、フリップフロップ255のセット出力によって駆動
されていた効果音発生回路256および大当り表示器2
57は、リセット出力に基づいて、その駆動を停止し、
「フィーバー」の状態を盛上げるための効果音や表示が
停止される。
【0111】図31は、図30に示されている、所定入
賞球数検出回路126ならびに駆動制御回路236およ
び所定価値付与状態検出回路254のより詳細なブロッ
ク図である。
【0112】次に、図31を主として参照して、「フィ
ーバー」状態を表わす信号が与えられると、フリップフ
ロップ261がセットされ、そのセット出力は、オアゲ
ート266を介してタイマ267に与えられる。タイマ
267では、この出力を所定時間保持し、所定時間出力
を導出する。そして、この出力はトランジスタ281お
よびオアゲート280を介してドライバ279に与えら
れ、駆動ソレノイド108が付勢される。そして、可変
入賞球装置4の開閉板3(図2参照)が、タイマ267
の定める所定時間開く。開閉板3が開成中に、可変入賞
球装置4のVポケットに入賞球があると、それは、Vポ
ケット装置111によって検出される。そして、フリッ
プフロップ264がセットされ、そのセット出力がアン
ドゲート265の1入力として与えられる。アンドゲー
ト265は、他に2つの入力端子を備えていて、そのう
ちの1つは、フリップフロップ262からのセット出力
が与えられる。このセット出力は、10回連続して「フ
ィーバー」状態でないときに与えられるものである。さ
らに、もう1つの出力は、単安定マルチバイブレータ2
70の出力である。よって、可変入賞球装置4の開閉板
3が開成中にV入賞があると、アンドゲート265の出
力が導出され、タイマ267が再セットされ、「フィー
バー」状態が繰返されることになる。なお、この場合、
フリップフロップ262が、所定のタイミングでセット
/リセットされるようにしておけば、「フィーバー」状
態の途中でタイマ267が更新されず、「フィーバー」
状態が終了後にタイマが更新されるようにできる。
【0113】所定入賞球数検出回路126は、可変入賞
球装置4に入賞したすべてのパチンコ球を検出するため
のセンサ273を備え、このセンサの出力は、アンドゲ
ート275を介してカウンタ276に与えられる。カウ
ンタ276では、センサからのパルスを計数する。そし
て、その出力は、設定部274で設定された値と、比較
回路277で比較される。たとえば、設定部274に設
定された数値が「10」の場合、カウンタ276の出力
が「10」になったときは比較回路277から出力が導
出され、カウンタ276はリセットされるとともに、そ
の出力はインバータ278を介してトランジスタ281
のベースに与えられる。このため、トランジスタ281
はオフし、その結果、ソレノイド108は消勢される。
また、カウンタ276の出力は、数値情報表示回路23
4に与えられ、ディジタル表示部32(図2参照)に表
示される。
【0114】以上のようにして、可変入賞球装置4の開
閉板が開成状態で、タイマ267に定められる時間、た
とえば30秒が経過するか、あるいは、所定入賞球数検
出回路126が「10」個のパチンコ球を計数するかの
早い方の出力に基づいて、ソレノイド108が消勢さ
れ、「フィーバー」状態が停止するようになっている。
【0115】このように、この発明の一実施例の制御回
路は、ディスクリートな回路によっても構成することが
できる。
【0116】なお、これら回路は、単に一例として示し
ただけで、設計上の変形等は自由に行なうことができる
ことを付言しておく。
【0117】図32は、上述した実施例のように回転ド
ラム187,188,189によって可変表示部材を構
成するのではなく、電気的に表示態様が変化されるディ
ジタル表示装置によって、可変表示部材を構成した場合
の一実施例の回路構成ブロック図である。
【0118】図32を参照して、始動入賞球検出器4
3,44,45によって始動入賞球の入賞が検出される
と、入賞記憶回路301でその入賞が記憶され、出力が
カウンタ駆動回路303に与えられる。そして、カウン
タ駆動回路303は、プリセットカウンタ305,30
6,307およびデコーダ308,309,310を介
して、それぞれ、3つのディジタル可変表示器311,
312,313の表示を変化させる。そして、所定時間
経過後に、プリセットカウンタ305,306,307
の出力が停止し、この停止した出力によって、ディジタ
ル可変表示器311,312,313の表示が所定の態
様で停止される。
【0119】プリセットカウンタ305,306,30
7の停止出力は、判定回路314にも与えられ、判定回
路でその組合せが判断される。そして、「フィーバー」
状態が判別されたときは、タイマ315を介して、所定
の時間可変入賞球装置4の開閉板3を開成するために、
駆動ソレノイド108が付勢される。
【0120】可変入賞球装置4の開閉板3が開成中に、
Vポケット装置111によって、V入賞が検出される
と、その出力はタイマ回路318に与えられる。そし
て、所定時間経過後その出力が導出され、さらに、引続
いて、ソレノイド108が付勢されることになる。
【0121】確率設定回路316および317は、プリ
セットカウンタ305,306,307のプリセット値
を調整して、可変表示器311,312,313で表示
される表示態様の組合せ確率を設定するものである。す
なわち、確率設定回路316は、ディジタル可変表示器
311,312,313の表示が、「7」が揃う確率を
設定するもので、たとえば、1/300、1/200、
1/100の3つに変えることができるようにされてい
る。また、確率設定回路317は、そのような表示が、
所定時間、たとえば1日に、3回、4回、または5回の
いずれかになるように設定する回路である。この回路を
調整することにより、ディジタル可変表示器311,3
12,313によって得られる「フィーバー」状態の確
率を変えることができ、営業面での操作が可能である。
【0122】また、前述した実施例と同様に、「フィー
バー」状態には、効果音発生器256の出力が増幅器3
20を介してスピーカに与えられるようになっている。
【0123】上述した実施例は、弾球遊技機の代表的な
例として、パチンコ遊技機を取上げて説明したが、この
発明の構成は、パチンコ遊技機だけではなく、メタル遊
技機や、スロットゲームマシン等の、他の弾球遊技機に
対しても簡単な設計変更のみによって応用でき、それら
の遊技機も、この発明は対象として創作されていること
を、念のために付言しておく。
【0124】
【発明の効果】本発明では、表示すべき識別情報は鮮明
透視部分をとおして遊技者が鮮明に透視でき、それ以外
の部分は不鮮明透視部分によりぼやけた表示状態となる
ために、表示すべき識別情報を他の部分から区別して明
確に遊技者に認識させることができながらも、それ以外
の部分を不鮮明透視部分をとおして遊技者が窺い知るこ
とができ、面白味のある可変表示装置が設けられた遊技
機を提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の制御回路構成ブロック図
であり、マイクロコンピュータを用いて構成した制御回
路の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例のパチンコ遊技機の正面図
である。
【図3】パチンコ遊技機の遊技盤裏面構造を説明するた
めの背面図である。
【図4】パチンコ遊技機の背面に設けられた機構板の構
造を説明するための背面図である。
【図5】この実施例に適用される可変入賞球装置の斜視
図である。
【図6】可変入賞球装置の分解斜視図である。
【図7】可変入賞球装置の開閉板の駆動リンク機構を説
明するための一部切開き斜視図である。
【図8】可変入賞球装置の裏面側から見た斜視図であ
る。
【図9】可変入賞球装置が開成状態において、それを上
から見た上面図である。
【図10】可変入賞球装置が閉成状態における正面図で
ある。
【図11】図9の線XI−XIに沿う断面正面図であ
る。
【図12】図11の円XIIで囲んだ部分の拡大図であ
る。
【図13】遊技盤に取付られた状態での可変入賞球装置
の側断面図である。
【図14】可変入賞球装置が取付られた部分の遊技盤を
裏面側から見た斜視図である。
【図15】可変入賞球装置に入賞した入賞球を検出する
検出回路の基本回路図である。
【図16】この実施例に用いられている入賞球計数器の
具体的な回路図である。
【図17】この実施例の可変表示装置に含まれるドラム
状可変表示部材の外観斜視図である。
【図18】ドラム状可変表示部材の内部構造を示す斜視
図である。
【図19】ドラム状可変表示部材の収納ボックスを除い
た内部構造を示す上面図である。
【図20】ドラム状可変表示部材の分解斜視図である。
【図21】遊技盤にドラム状可変表示部材が取付られた
状態における側断面図である。
【図22】回転ドラムの周面に描かれる表示情報の一例
を示す図である。
【図23】回転ドラムの組合せによって表示態様がどの
ように検出されるかを説明するための図である。
【図24】回転ドラムの組合せによって表示態様がどの
ように検出されるかを説明するための図である。
【図25】回転ドラムの組合せによって表示態様がどの
ように検出されるかを説明するための図である。
【図26】この発明の1実施例の動作を説明するための
フロー図である。
【図27】この発明の1実施例の動作を説明するための
フロー図である。
【図28】この発明の1実施例の動作を説明するための
フロー図である。
【図29】この発明の1実施例の動作を説明するための
フロー図である。
【図30】この発明の他の実施例の制御回路構成を示す
ブロック図であり、ディスクリートな回路で構成した場
合の制御回路の一例を示す図である。
【図31】この発明の他の実施例の制御回路構成を示す
ブロック図であり、ディスクリートな回路で構成した場
合の制御回路の一例を示す図である。
【図32】可変表示部材をデジタル可変表示器で構成し
た場合のその制御回路構成の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、2は可変表示装置、3は開閉板、
4は可変入賞球装置、5は遊技盤、7,8,9は始動入
賞孔、43,44,45は始動入賞孔に対応して設けら
れた検出スイッチ、71はベース板、72は開口、9
5,96は補強部材、108は駆動ソレノイド、111
はVポケット装置、114,115はV入賞集合樋、1
23,124は球寄せ樋、126は入賞球計数器、14
1はフォトリフレクタ、142は変流突起、151はド
ラム状可変表示部材、152は収納ボックス、155は
手動調整孔、167は受光器、170は発光器、18
7,188,189は回転ドラム、221はマイクロコ
ンピュータ、31はドラム表示部、32はディジタル表
示部、33はストップボタン、202,203,204
は窓である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の識別情報を可変表示可能な可
    変表示装置を有し、該可変表示装置の可変停止時の表示
    結果が予め定められた特定の識別情報となった場合に所
    定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、 前記可変表示装置の前面側を覆うカバーであって、表示
    すべき識別情報を遊技者が鮮明に透視できる鮮明透視部
    分と、遊技者が視認しにくいぼやけた表示状態にする不
    鮮明透視部分とを有するカバー部材を含むことを特徴と
    する、遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002323704B2 (en) * 2001-12-21 2006-05-04 Konami Gaming Incorporated Video gaming machine, and a computer readable recording medium storing image processing program

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