JPH0564551U - ガススプリング - Google Patents

ガススプリング

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JPH0564551U
JPH0564551U JP1335892U JP1335892U JPH0564551U JP H0564551 U JPH0564551 U JP H0564551U JP 1335892 U JP1335892 U JP 1335892U JP 1335892 U JP1335892 U JP 1335892U JP H0564551 U JPH0564551 U JP H0564551U
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JP
Japan
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piston rod
pulley
cylinder
gas spring
gas
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Application number
JP1335892U
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English (en)
Inventor
シー ルドウィッグ ジョージ
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガススプリングにつき、そのピストンロッド
の摺動ストロークに対し、偶数倍の昇降ストロークが得
られ、ピストンロッドの動作をも円滑にする。 【構成】 ガススプリング本体1は、付勢用のガスを封
入したシリンダ2と、これに内装され、軸方向への摺動
が自在であるピストン3をもったピストンロッド4とで
構成する。シリンダ2と、ピストンロッド4の各外側端
部2a、4aに滑車ブロック5、6を各々固定する。各
滑車ブロック5、6に所望複数個の滑車7、8、9、1
0を同数宛軸支して紐状体13を交互に掛け渡し、その
一端13aをピストンロッド4側の滑車ブロック6に止
着し、他端13bは滑車10に掛け渡して外側に延出さ
せ、昇降体16に連結自在とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、封入したガスを利用することにより抵抗力を得るようにし、当該抵 抗力によって扉その他の昇降体につき、その降下時における昇降体荷重トルクに 対する制動力を得るようにすると共に、昇降体の上昇時においてはガスの圧力を 利用して軽く上昇させ得るようにした昇降用のガススプリングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガススプリングとしては、図4に示した如く、ガスを封入したシリンダ aと、該シリンダa内を軸方向に移動自在であるピストンbを有するピストンロ ッドcとからなるものがある。
【0003】 上記ガススプリングによるときは、シリンダaおよびピストンロッドcに圧縮 力としての外力が加えられることにより、ガスによる抵抗力を利用して、当該外 力に対する制動力を発揮させ得ることとなり、上記圧縮力としての外力が解かれ ることにより、ガスの圧力によって伸長されることとなる。
【0004】 従って、上記ガススプリングを、昇降窓や扉等のような昇降体の開閉装置に使 用した場合は、昇降体の降下時においては、制動力が発揮され、上昇時において は、ガスの圧力が作用し、かくして昇降体の緩やかにして、かつ円滑な昇降動作 (開閉動作)を保証することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記ガススプリングによるときは、伸長および縮小ストロークが、ピ ストンbの摺動ストロークによって定められているため、昇降体の大きな昇降ス トロークを得ようとすれば、当該ガススプリングに長尺のものが必要となるので 、コスト的に高くなったり、取付けスペースに制限のある場所には使用できなく なるというだけでなく、ピストンbの昇降動に際し直進的な動きが困難となって 円滑な昇降動作を保証し得なくなったり、強度の点で満足する結果が得られなく なる。
【0006】 本考案は、上記従来のガススプリングの有するこのような問題点に鑑みてなさ れたもので、ガススプリング本体のシリンダとピストンロッドの各外側端部に、 所望数個の滑車を軸支して構成された滑車ブロックを固定し、この両滑車ブロッ クの滑車にワイヤ等による紐状体を交互に掛け渡し、一端をピストンロッド側の 滑車ブロックに止着することにより、当該紐状体をガススプリング本体の長さ方 向へ複数条張設し、その他端を所要の昇降体に連結するよう構成することによっ て、ガススプリング本体のストロークに対する紐状体の張設条数倍の最大昇降ス トロークが得られるようにして、小型化できるようにするだけでなく、ピストン ロッドの直進的な作動を保証し、円滑な動きのできるようにするのが、その目的 である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、付勢用のガスが封入されたシリンダと、 該シリンダ内を軸方向に摺動自在であるピストンを有するピストンロッドとから なるガススプリング本体にあって、そのシリンダとピストンロッドの各外側端部 に、所望数個の滑車を同一数宛軸支した各滑車ブロックを周設し、当該両滑車ブ ロックの各滑車にワイヤ等の紐状体を交互に掛け渡し、その一端を前記ピストン ロット側の滑車ブロックに止着すると共に、他端を同上滑車ブロックの滑車から 外側へ延出して扉等の昇降体に連結自在としたガススプリングを提供しようとす るものである。
【0008】
【作用】
扉や窓等の昇降体が昇降自在なるよう取付けられている堅枠の上部等にあって 、ガススプリング本体を、そのシリンダが上部側となるよう固定して縦長状態に 配設し、ピストンロッド側の滑車に掛け渡して外側へ延出させた紐状体の他端を 昇降体の下端部に止着するがこの際、ガススプリング本体は伸長させ、この伸長 状態において、上記の昇降体が上昇位置にあるようにする。
【0009】 上昇位置にある昇降体に対して、外力としての降下力が加えられると、紐状体 の他端は下方へ引張られる。これにより紐状体は、その長さ方向へ滑車を介して 引き出されるので、その一端が止着されているピストンロッド側の滑車ブロック に対して、外力が押し上げ力として加えられる。これによって、ピストンロッド が押し上げられ、シリンダ内に押し込まれると、該シリンダ内に封入したガスに よる抵抗力によって昇降体の降下時における昇降体荷重トルクに対する制動力が 発揮され、当該昇降体は緩やかにして、かつ円滑に降下する。
【0010】 また、昇降体を上昇方向へ押し上げると、ガスによる膨張力によってピストン ロッドが押し下げられ、ガススプリング本体は伸長状態となる。これによって紐 状体が、上述降下時とは反対方向に引張られるので、当該昇降体を軽く、かつ円 滑に上昇させることができる。
【0011】 ガススプリング本体が最大長さに伸長された状態で昇降体は上昇限に停止され るが、この際、ガススプリング本体の伸縮ストロークをlとし、紐状体を例えば 4条張設した場合であれば、昇降体の最大昇降ストロークは4lとなり、また、 ピストンロッドは、緊張状態の紐状体によって直進的な、がたつきのない動作を 保証され、円滑な動きのガススプリングが得られる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1および図2の(A)(B)に示したように、ガススプリング本体1は、ガ スを封入したシリンダ2と、該シリンダ2内に軸方向へ摺動自在なるよう嵌挿さ れているピストン3を有するピストンロッド4により構成されている。
【0013】 上記シリンダ2内には既知の如くガスが封入され、このガスの圧力によってピ ストンロッド4は図示の如くシリンダ2から軸方向外側に押し出し付勢されてお り、これにより、当該ガススプリング本体1は図示のように軸方向へ伸長された 状態に保持されていて、この状態にあって、シリンダ2内にピストンロッド4が 押し込まれる方向に対するガスによる抵抗力が発揮される構成となっている。
【0014】 上記ガススプリング本体1におけるシリンダ2とピストンロッド4の各外側端 部2a、4aすなわち、図1および図2の(A)(B)にあって、シリンダ2の 上端部と、ピストンロッド4の下端部とに、滑車ブロック5、6が各々固定され ている。
【0015】 この各滑車ブロック5、6には、各々2個の滑車7、8、9、10が各々同軸 上に各横軸11、12により回転自在なるよう軸支されている。 さらに、シリンダ2側の滑車ブロック5の滑車7、8と、ピストンロッド4側 の滑車ブロック6の滑車9、10は、後述のように紐状体を掛け渡すため、その 軸線方向が90度、変向した状態としてある。
【0016】 上記両滑車ブロック5、6の各滑車7、8、9、10には、ワイヤ等の紐状体 13が以下の如く交互に掛け渡されるのである。 上記紐状体13は、ガススプリング本体1が図1および図2の(A)(B)に 示した伸長状態にあって、図2の(A)(B)および図3の如く、一端13aを ピストンロッド4側の滑車ブロック6に止着し、滑車8、9、7、10の順に掛 け渡され、他端13bを、滑車10から外側に延出し、当該他端13bが同上図 において下方へ引張られることで、その引張力がピストンロッドに対して、同ピ ストンロッド4がシリンダ2内に押し込まれる方向に作用するよう張設されてい る。
【0017】 また、上記紐状体13の他端13bは、図2(A)(B)に示した如く、滑車 ブロック6にあって、その一方の滑車10の外周に対抗するよう凹設した凹条溝 14に挿通して外側へ延出させてあり、この延出端に、当該紐状体13の抜け止 めを兼ねた止具15が止着され、該止具15が、上記凹条溝14の開口部に掛止 されることで、滑車10から他端13bが外れないようにして、当該紐状体13 が緊張状態に保持されるようになっている。
【0018】 上記構成のものを用いて扉、窓等の昇降体を昇降(開閉)自在なるよう取り付 けるには、図1に例示した如く、昇降体16を昇降自在なるよう取付けた竪枠1 7に、シリンダ2を取付金具18‥‥‥等により固定することで、当該ガススプ リング本体1をピストンロッド4が下側になるように縦向きに固設し、かつ紐状 体13の他端13bに連結の止具15を昇降体16の下端部に固定すればよい。
【0019】 上記の状態となれば、当該昇降体16は、図1に実線で示した上昇位置に保持 されることになるから、この上昇位置から昇降体16を引き下げると、この降下 力が紐状体13の他端13bに加えられ、紐状体13は、その長さ方向に引張ら れることにより、その一端13aが止着してある滑車ブロック6は押し上げられ ることとなり、これによってピストンロッド4は同上図に矢印Aで示した上方へ 押し上げられてシリンダ2内に押し込まれるが、この際、シリンダ2内のガスに よる抵抗力によって、昇降体16の降下時における昇降体荷重トルクに対する制 動力が発揮されることにより、昇降体16は緩やかにして、かつ円滑に降下し、 同上図に二点鎖線で示した位置へ降下して停止する。
【0020】 本実施例は、シリンダ2側とピストンロッド4側の両滑車ブロック5、6の各 滑車7、8、9、10に、紐状体13を4条だけ掛け渡した場合を示している。 従って、この場合は、ガススプリング本体1の伸縮ストロークlに対して昇降体 16の昇降ストロークLは4lとなる。 従って、もちろん上記紐状体13の掛け渡し数を2条、6条等の適当数条に設 定することで、昇降体16の昇降ストロークLを、ガススプリング本体1のスト ロークlの所望倍とすることができる。
【0021】 さらに、昇降体16を引き上げることで、ガススプリング本体1のピストンロ ッド4がガスの圧力によりシリンダ2から押し出され、このことによって、当該 昇降体16は軽く上動させることができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、ガススプリングに対して 、紐状体の掛け渡し条数の偶数倍のストロークを付与することができるから、伸 縮ストロークの小さい小型のガススプリング本体を用いて、望ましい性能を有す る昇降装置を設計することができるだけでなく、紐状体の張設によってピストン ロッドの作動が直進的になり、円滑な稼動を保証することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガススプリングの一実施例を示す
使用状態の一部切欠正面図である。
【図2】同上ガススプリングを示し、(A)は正面図、
(B)はその右側面図である。
【図3】同上実施例の各滑車に対する紐状体の掛け渡し
状態を示した略示説明図である。
【図4】従来のガススプリングを示す正面図である。
【符号の説明】
1 ガススプリング本体 2 シリンダ 3 ピストン 4 ピストンロッド 5 滑車ブロック 6 滑車ブロック 7 滑車 8 滑車 9 滑車 10 滑車 13 紐状体 13a 一端 13b 他端 16 昇降体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付勢用のガスが封入されたシリンダと、
    該シリンダ内を軸方向に摺動自在であるピストンを有す
    るピストンロッドとからなるガススプリング本体にあっ
    て、そのシリンダとピストンロッドの各外側端部に、所
    望数個の滑車を同一数宛軸支した各滑車ブロックを周設
    し、当該両滑車ブロックの各滑車にワイヤ等の紐状体を
    交互に掛け渡し、その一端を前記ピストンロット側の滑
    車ブロックに止着すると共に、他端を同上滑車ブロック
    の滑車から外側へ延出して扉等の昇降体に連結自在とし
    たガススプリング。
JP1335892U 1992-02-10 1992-02-10 ガススプリング Pending JPH0564551U (ja)

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