JPH0564401U - 塞止弁のテスト装置 - Google Patents

塞止弁のテスト装置

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JPH0564401U
JPH0564401U JP1290092U JP1290092U JPH0564401U JP H0564401 U JPH0564401 U JP H0564401U JP 1290092 U JP1290092 U JP 1290092U JP 1290092 U JP1290092 U JP 1290092U JP H0564401 U JPH0564401 U JP H0564401U
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JP
Japan
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valve
trip
main
test
main blocking
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Withdrawn
Application number
JP1290092U
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English (en)
Inventor
隆雄 市川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タービン運転中に行われる主塞止弁トリップ
テストにおいて、危急遮断機能本来の性能を損うことな
く、主塞止弁トリップテスト用三方弁の操作速度によっ
てトリップ事故が発生してしまう可能性をなくすこと。 【構成】 主塞止弁トリップテスト用三方弁5と危急遮
断機構6とを接続するトリップ油圧ライン7にオリフィ
ス付逆止弁18を設け、タービン正常運転時及び主塞止
弁トリップテスト後の復帰時にはオリフィス19を介し
て圧油を流すようにすることでトリップ油圧ライン7の
急激な油圧低下を防止し、タービントリップ時にはオリ
フィス付逆止弁18は全開となるよう作用して危急遮断
機構6の本来の性能を維持するようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蒸気タービン等へ供給する蒸気を遮断する塞止弁を一時的に作動さ せてその機能を確認するためのテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蒸気タービンの塞止弁には、運転中に異常事態が発生すると直ちに蒸気の供給 を遮断してその運転を停止する危急遮断(トリップ)機構が設けてある。
【0003】 通常、蒸気タービンでは、トリップ機能の信頼性を向上させるため、運転中に 塞止弁を蒸気の供給量に影響のない範囲で部分的に塞閉方向へ移動させて塞止弁 のスティックを防止するとともに、トリップ機能の作動を確認する塞止弁トリッ プテスト装置を備えることがある。
【0004】 図4はこの塞止弁トリップテスト装置の従来の構成による系統の一例を示して いる。図4において、符号1は主塞止弁、2はこの主塞止弁1に装備された主塞 止弁トリップテスト装置、3はタービン、4は主塞止弁危急遮断油筒、5は主塞 止弁トリップテスト用三方弁、6は危急遮断機構、7はトリップ油圧ライン、8 はタービン停止押釦、9はタービン復帰釦、10は加速度危急遮断子、11は電 磁弁、12は圧力スイッチ、13は電子ガバナ、14は電油変換器、15は調節 弁をそれぞれ示している。
【0005】 塞止弁トリップテスト時は、タービン運転中に、主塞止弁1に装備した主塞止 弁トリップテスト装置2により主塞止弁1の閉塞方向への移動量を制限した後、 主塞止弁トリップテスト用三方弁5を矢印16の方向に流路が開放するよう操作 することにより主塞止弁危急遮断油筒4の圧油をドレンに排出し、主塞止弁危急 遮断油筒4の動きが主塞止弁1に伝わって主塞止弁1をトリップ作動させる。こ れにより、主塞止弁1はタービン3への蒸気の供給量に影響のない範囲内ではあ るがトリップ機能の作動を確認することができる。
【0006】 この作動確認を完了した後は、主塞止弁トリップテスト用三方弁5を矢印17 の方向に圧油が流れるよう操作し、主塞止弁危急遮断油筒4に圧油を注入して主 塞止弁1の掛金を復帰し、主塞止弁1を全開の位置に戻し、主塞止弁トリップテ スト装置2による制限を解除して復帰作業を完了する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、化学プラント用API規格の蒸気タービンでは、危急遮断機能の信 頼性を向上させるため、タービンロータの加速度等の異常状態が発生した時、蒸 気の供給を遮断するため、図4の例のように、主塞止弁1の閉止と共に調整弁1 5も同時に閉止する機能を備える義務がある。
【0008】 図4によれば、調整弁15の危急閉止は、たとえば加速度危急遮断子10によ る危急遮断機構6の作動によってトリップ油圧ライン7の油圧が低下すると、こ れを圧力スイッチ12で検出し、このトリップ信号により電子ガバナ13が調整 弁操作信号を出力し、電油変換器14によって調整弁15を閉止させるようにし ている。
【0009】 このように調整弁15の危急閉止にトリップ油圧ライン7の油圧変化を用いて いる。このため、正常運転時はもちろん主塞止弁トリップテスト実施時において も、トリップ油圧ライン7の圧油は許容範囲以下に低下することは決して許され ない。
【0010】 しかし、従来のテスト装置においては、主塞止弁1の作動確認後の復帰時に、 主塞止弁トリップテスト用三方弁5を切換えて圧油が矢印17の方向に流れるよ うになるが、この操作速度が速過ぎると、主塞止弁危急遮断油筒4への圧油注入 が急激に行われ、トリップ油圧ライン7の油圧が許容値以下に低下してトリップ 事故を引き起こすおそれがあった。
【0011】 これに対し、圧力スイッチの検出感度をたとえばオリフィス等により低くする 等、種々の方法が考えられるが、これらは、タービン危急遮断機能の時間応答性 能を悪化させることとなる。
【0012】 本考案は上記事情にかんがみてなされたもので、タービン危急遮断機構の本来 の性能を損わずに、主塞止弁トリップテスト時にトリップ油圧ラインの油圧が許 容範囲以下に低下してトリップ事故が発生することを防止するようにしたテスト 装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的に対し、本考案によれば、蒸気タービンの正常運転時に危急遮断機構 からのトリップ油圧ラインを介して供給される圧油で主塞止弁に対し蒸気タービ ンへ蒸気を供給するように作動させ、主塞止弁トリップテスト時は前記トリップ 油圧ラインに設けた三方弁によりこの下流側の圧油を排出させることで主塞止弁 を部分的に閉塞方向へ作動させる塞止弁のテスト装置において、前記危急遮断弁 と前記三方弁との間のトリップ油圧ラインにオリフィス付逆止弁を設けたことを 特徴とする塞止弁のテスト装置が提供される。
【0014】
【作用】
上記手段によれば、主塞止弁トリップテストにてトリップ機能の作動確認後の 復帰時には、三方弁は切換えられて正常運転時の位置に戻されるが、オリフィス 付逆止弁が介在しているため、その三方弁側の油圧は徐々に上昇することになり 、トリップ油圧ラインの急激な油圧低下はなくなる。
【0015】
【実施例】
以下図1ないし図3に例示した本考案の好適な実施例について詳述する。なお 、これらの図において、図4に示したものと同一の要素には同一の符号を付して ある。
【0016】 図1及び図2によれば、主塞止弁トリップテスト用三方弁5と危急遮断機構6 とを結ぶトリップ油圧ライン7にオリフィス付逆止弁18が設けられている。オ リフィス付逆止弁18は図3にその一例を示したように、オリフィス19を有し 、正常運転時及びテスト復帰時には矢印17の方向に対して流量を制限するよう 作用し、一方、タービントリップ時には、圧油の流れ方向は矢印20で示した方 向となるが、この流れ方向に対してはオリフィス付逆止弁18は流路を開放する よう作用する。
【0017】 タービン正常運転中は、主塞止弁トリップテスト用三方弁5は矢印17で示す 方向となっており、オリフィス付逆止弁18のオリフィス19を通った圧油が主 塞止弁危急遮断油筒4へ注入されている。
【0018】 タービン運転中のトリップテスト時には、主塞止弁トリップテスト用三方弁5 を矢印16の流れ方向に操作して主塞止弁危急遮断油筒4の圧油を排出し、主塞 止弁1のトリップテストを行った後、主塞止弁トリップテスト用三方弁5は矢印 17の流れ方向に操作され、主塞止弁危急遮断油筒4に圧油を供給する。この復 帰時には、オリフィス付逆止弁18は閉じているので、三方弁の操作速度に関係 なく、圧油の供給はオリフィス19によって小量に制限されることになり、した がってトリップ油圧ライン7の圧力低下は発生せず、主塞止弁トリップテスト中 でのトリップ事故の可能性はなくなる。
【0019】 タービントリップ時は、オリフィス付逆止弁18が開くために、主塞止弁危急 遮断油筒4の圧油は矢印20の方向に迅速に流れ、危急遮断機構6を介して排出 される。この流れは、従来のテスト装置と何ら変らず、したがって危急遮断機能 本来の性能はまったく損われない。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、タービン運転中に塞止弁トリップテストを行う際に、主塞止 弁トリップテスト用三方弁の操作に起因するトリップ事故の可能性を完全に解消 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による塞止弁のテスト装置を含むタービ
ン危急遮断系統を示す図である。
【図2】本考案による塞止弁のテスト装置の構成を示し
た図である。
【図3】オリフィス付逆止弁の一例を示す拡大断面図で
ある。
【図4】従来の塞止弁のテスト装置を含むタービン危急
遮断系統を示す図である。
【符号の説明】
1 主塞止弁 2 主塞止弁トリップテスト装置 4 主塞止弁危急遮断油筒 5 主塞止弁トリップテスト用三方弁 6 危急遮断機構 7 トリップ油圧ライン 18 オリフィス付逆止弁 19 オリフィス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気タービンの正常運転時に危急遮断機構
    からのトリップ油圧ラインを介して供給される圧油で主
    塞止弁に対し蒸気タービンへ蒸気を供給するように作動
    させ、主塞止弁トリップテスト時は前記トリップ油圧ラ
    インに設けた三方弁によりこの下流側の圧油を排出させ
    ることで主塞止弁を部分的に閉塞方向へ作動させる塞止
    弁のテスト装置において、前記危急遮断弁と前記三方弁
    との間のトリップ油圧ラインにオリフィス付逆止弁を設
    けたことを特徴とする塞止弁のテスト装置。
JP1290092U 1992-02-06 1992-02-06 塞止弁のテスト装置 Withdrawn JPH0564401U (ja)

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JP1290092U JPH0564401U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 塞止弁のテスト装置

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JP1290092U JPH0564401U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 塞止弁のテスト装置

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JPH0564401U true JPH0564401U (ja) 1993-08-27

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ID=11818261

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JP1290092U Withdrawn JPH0564401U (ja) 1992-02-06 1992-02-06 塞止弁のテスト装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101401152B1 (ko) * 2006-10-20 2014-05-29 제너럴 일렉트릭 캄파니 터보기계 셧다운 시퀀스 동안 과속도 방지 시스템을 시험하는 방법 및 시스템
CN107462413A (zh) * 2017-09-18 2017-12-12 广州华润热电有限公司 一种试验检测装置
US10550719B2 (en) 2015-12-17 2020-02-04 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Trip system for steam turbine
US11352899B2 (en) 2015-12-17 2022-06-07 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Emergency shut-off device

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Effective date: 19960606