JP2001065307A - タービン制御装置のテスト装置 - Google Patents

タービン制御装置のテスト装置

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JP2001065307A
JP2001065307A JP23942699A JP23942699A JP2001065307A JP 2001065307 A JP2001065307 A JP 2001065307A JP 23942699 A JP23942699 A JP 23942699A JP 23942699 A JP23942699 A JP 23942699A JP 2001065307 A JP2001065307 A JP 2001065307A
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JP
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valve
piston
test
pilot valve
stroke
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JP23942699A
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English (en)
Inventor
Tokuji Miyazaki
篤司 宮崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気弁の動作試験中に弁体の閉動作時間を任
意に変えられるようにしたタービン制御装置のテスト装
置を提供する。 【解決手段】 テスト装置は主蒸気止め弁の動作を試験
するテスト弁16、テスト弁用電磁弁15、パイロット
弁14およびフローティングレバー19を備えている。
これらの主要な構成に加えて、テスト装置はパイロット
弁14のピストン20のストロークを調節する調節手段
23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタービン制御装置に
おける蒸気弁の動作を試験するためのテスト装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービンの主蒸気系統には蒸気ター
ビンが過速状態に陥るなどの異常発生時に蒸気タービン
への蒸気の流入を遮断する主蒸気止め弁が備えられる。
この主蒸気止め弁は、図3に示すように、弁ケーシング
1内に弁体2が収められており、弁体2は弁ケーシング
1の下部に設置された案内片3の内側を上下方向に摺動
する弁棒4と共に動作するように構成されている。
【0003】弁棒4はカップリング5を介して油筒6の
ピストンロッド7と接続されている。ピストンロッド7
に設置されたバネ8は常に弁体2を押し下げる方向の力
を作用させている。油筒6のシリンダ9に制御油が供給
されると、その油圧はピストン10に作用し、ピストン
10をバネ力に逆らって押し上げる。このため、押し上
げ力がピストンロッド7を介して弁棒4に作用し、弁体
2が上方に押し上げられるようになっている。
【0004】上記構成において、通常運転時は、まず、
タービンリセット後に、非常油が確立すると、高圧の非
常油がリレーダンプ弁11のポートaから供給され、そ
の圧力でリレーピストン12がバネ13の反発力に逆ら
って押し上げられ、それぞれポートbおよびポートcが
開く。このとき、パイロット弁14のポートdから制御
油がリレーダンプ弁11に供給され、油筒6のポートe
からシリンダ9に流入し、その油圧によりピストン10
がバネ8の反発力に逆らって押し上げられ、弁体2が開
方向に動作する。
【0005】一方、緊急時は、図4に示すように、非常
油がリレーダンプ弁11のドレンポートから逃がされ、
リレーピストン12がバネ13の復元力によって押し下
げられ、ポートbが閉じ、このとき、パイロット弁14
のポートdからの制御油はシリンダ9に流れず、シリン
ダ9内の制御油がポートeからポートcに流入し、バネ
8の復元力によって弁体2が急閉する。
【0006】緊急時には蒸気タービンが過速状態に陥る
のを防ぐために蒸気タービンに流入する蒸気をできるだ
け早く遮断する必要があり、主蒸気止め弁は上記動作に
よって蒸気の流入を遮断することが可能である。このよ
うに主蒸気止め弁は蒸気タービンの安全性を保つうえで
最も重要な装置であり、1週間に1回はこの装置が正常
に動作するか、否かを試験することを義務づけられてい
る。
【0007】この主蒸気止め弁の動作を確認する試験は
タービン制御装置に組み込まれたテスト装置を用いて次
のように行われる。すなわち、図5において、図示しな
い蒸気弁テスト用押しボタンを押し、テスト用電磁弁1
5を励磁させ、テスト弁16のポートfおよびポートg
を開く。ポートgから駆動用空気が供給され、その空気
圧によりピストン17がバネ18の力に逆らって作動
し、フローティングレバー19に接触して上方に移動す
る。
【0008】パイロット弁14のピストン20はロッド
でフローティングレバー19と連結されており、フロー
ティングレバー19の移動に連れてピストン20も上方
に動き、パイロット弁14のポートdとドレンポートh
とが連通する。この連通により主蒸気止め弁の油筒6の
シリンダ9内を満たした制御油がポートeからリレーダ
ンプ弁11のポートc、bを通り、パイロット弁14の
ドレンポートhから流出し、弁体2がバネ8の復元力で
徐々に閉方向に動作する。
【0009】このとき、ドレン配管の面積はパイロット
弁14のポート面積よりも小さいので、緊急時のように
弁体2が急閉することはない。弁体2が全閉位置に達す
ると、リミットスイッチ21によってその位置が検出さ
れ、作動信号によりテスト用電磁弁15が再び無励磁と
なり、主蒸気止め弁は開方向に動作する。なお、図中、
符号22はパイロット弁バネを示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した主蒸気止め弁
の動作を確認する試験は蒸気タービンの運転中に実施さ
れ、主蒸気止め弁の閉動作中は蒸気タービンに流入する
蒸気量が減少するために出力が低下し、あるいは主蒸気
管内の圧力が上昇するなど、蒸気タービンの運転に好ま
しくない影響が生じる。この試験では、主蒸気止め弁の
弁体2の閉動作時間が短くなればなる程、流入する蒸気
量の変動も大きくなる。これを回避するには弁体2の閉
動作時間を引き延ばすことを考慮しなけばならない。
【0011】しかしながら、現状のテスト装置はこの弁
体2の閉動作時間を変えるための手段を備えてなく、固
定した時間の中で試験することを強いられ、試験中、速
過ぎる閉動作により蒸気流量の急変などの好ましくない
変化が生じても、効果的に対処することができない。
【0012】そこで、本発明の目的は蒸気弁の動作試験
中に弁体の閉動作時間を任意に変えられるようにしたタ
ービン制御装置のテスト装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は蒸気弁の弁体を
駆動するシリンダに作動油を導く系統にフローティング
レバーと連結するパイロット弁を有し、蒸気タービンの
運転中に蒸気弁の弁体の動作を試験するにあたり、フロ
ーティングレバーを上方に変位させるように、テスト弁
に駆動用空気を送り、フローティングレバーと結ぶパイ
ロット弁のピストンを同一方向に移動させ、作動油をシ
リンダからパイロット弁のポートに導いて蒸気弁の弁体
を閉動作させるように構成してなるタービン制御装置に
おいて、フローティングレバー上にパイロット弁のピス
トンの上端と係合するストローク調節手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0014】上記構成からなるテスト装置においては蒸
気弁の動作試験時、ストローク調節手段を用いてパイロ
ット弁のピストンのストロークを調節する。すなわち、
弁体の閉動作が速過ぎ、時間を引き延ばすことを求めら
れる場合、フローティングレバーと連結したパイロット
弁のピストンのストロークを短くする。こうして、パイ
ロット弁のピストンの移動量を減少させ、パイロット弁
のポートの開口面積をより小さくし、蒸気弁と結ぶ油筒
のシリンダからの制御油の排出速度をより緩やかにして
弁体の閉動作時間を遅くする。
【0015】本発明は、望ましくは、ストローク調節手
段が位置決め用ストッパと、このストッパと螺合し、ス
トッパをパイロット弁ピストンと係合する位置に保持す
る調節ナットとから構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1において、テスト装置は主蒸気止め
弁の動作を試験するテスト弁16、テスト弁用電磁弁1
5、パイロット弁14およびフローティングレバー19
を備えている。これらの主要な構成に加えて、テスト装
置はパイロット弁14のピストン20のストロークを調
節する調節手段23を有する。
【0017】このストローク調節手段23は様々な手段
を用いて構成することが可能であるが、本実施の形態に
おいては、図2に示すように、ストローク調節手段23
は位置決め用ストッパ24と、このストッパ24と螺合
して所定の位置に保持する調節ナット25とから構成さ
れる。位置決め用ストッパ24はそれの下端がピストン
20と係合しており、ピストン20のストロークを望ま
しい値に保持することができる。
【0018】本実施の形態は上記構成からなり、主蒸気
止め弁の動作を試験するにあたり、テスト用電磁弁15
を励磁させ、テスト弁16のポートfおよびポートgを
開く。ポートgから空気がピストン17の下部に流れ、
ピストン17と結ぶフローティングレバー19が上方に
移動する。フローティングレバー19が上方に移動する
と、パイロット弁14のピストン20も上方に移動し、
パイロット弁14のポートdとドレンポートhとが連通
する。
【0019】このポートd、hの連通によりシリンダ9
内の制御油がリレーダンプ弁11のポートc、dを通っ
てパイロット弁14のドレンポートhから排出され、弁
体2がある時間を掛けて閉方向に動作する。弁体2が全
閉位置に達すると、リミットスイッチ21によってその
位置が検知され、作動信号によりテスト用電磁弁15が
再び無励磁となり、主蒸気止め弁は開方向に動作する。
【0020】この試験中、弁体2の閉動作時間が速くな
り過ぎ、適切な動作時間を保てないとき、弁体2の閉動
作時間を遅らせるべく、ストローク調節手段23で調節
する。調節ナット25を緩め、位置決め用ストッパ24
を下方に変位させ、その位置で調節ナット25を締めて
固定する。これにより、フローティングレバー19と連
結したピストン20のストロークが変化し、すなわち、
それまでよりもパイロット弁ピストン20の移動量が減
少し、この結果、パイロット弁14のポートdの開口面
積がより小さくなるためにシリンダ9内の制御油の排出
速度がより緩やかになり、弁体2の閉動作時間が遅くな
る。
【0021】かくして、弁体2の閉動作時間を変えるこ
とが可能になり、試験中、蒸気流量の急変により蒸気タ
ービンの出力が変動するなどの好ましくない影響が発生
するの防ぐことができる。
【0022】また、このストローク調節手段23による
ストロークの調節はストッパ24の位置を変えるだけで
簡単に行うことができ、特殊な工具等を使用することも
なく、短時間のうちに作業を終了させることが可能であ
る。また、ストローク調節手段23は極めて簡素な構造
であり、既存のテスト装置に組み込むにあたり、装置の
大幅な改造も不要で、安価に構成することができる。
【0023】このように本実施の形態によれば、弁体2
の閉動作が速過ぎ、時間を引き延ばすことを求められる
とき、確実にパイロット弁14のピストン20のストロ
ークを変化させ、閉動作時間を遅くすることが可能にな
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、フローティングレバー
上にパイロット弁のピストンの上端と係合するストロー
ク調節手段を設けているので、蒸気弁の動作試験中、パ
イロット弁のピストンのストロークを変化させ、弁体の
閉動作時間を遅くすることができ、蒸気量の減少など、
蒸気タービンの運転に好ましくない影響が及ぶのを防ぐ
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテスト装置の実施の形態を示す構
成図。
【図2】本発明に係るストローク調節手段の詳細を示す
構成図。
【図3】従来のテスト装置を備えたタービン制御装置の
一例を示す構成図。
【図4】従来の装置による緊急時の制御油の挙動を示す
図。
【図5】従来の装置による蒸気弁動作試験時の制御油の
挙動を示す図。
【符号の説明】
2 弁体 6 油筒 9 シリンダ 11 リレーダンプ弁 14 パイロット弁 16 テスト弁 19 フローティングレバー 23 ストローク調節手段 24 ストッパ 25 調節ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気弁の弁体を駆動するシリンダに作動
    油を導く系統にフローティングレバーと連結するパイロ
    ット弁を有し、蒸気タービンの運転中に該蒸気弁の弁体
    の動作を試験するにあたり、前記フローティングレバー
    を上方に変位させるように、テスト弁に駆動用空気を送
    り、前記フローティングレバーと結ぶ該パイロット弁の
    ピストンを同一方向に移動させ、作動油を前記シリンダ
    から前記パイロット弁のポートに導いて前記蒸気弁の該
    弁体を閉動作させるように構成してなるタービン制御装
    置において、前記フローティングレバーに前記パイロッ
    ト弁の該ピストンの上端と係合するストローク調節手段
    を設け、前記蒸気弁の動作試験時、前記パイロット弁の
    該ピストンのストロークを調節することにより前記弁体
    の閉動作時間を変えられるようにしたことを特徴とする
    タービン制御装置のテスト装置。
  2. 【請求項2】 前記ストローク調節手段が位置決め用ス
    トッパと、このストッパと螺合し、該ストッパを前記パ
    イロット弁の該ピストンと係合する位置に保持する調節
    ナットとからなることを特徴とする請求項1記載のター
    ビン制御装置のテスト装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111927572A (zh) * 2020-06-18 2020-11-13 华电电力科学研究院有限公司 一种汽轮机调节阀门总关闭时间测量系统及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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