JPH0564292A - 超音波振動子 - Google Patents
超音波振動子Info
- Publication number
- JPH0564292A JPH0564292A JP24677191A JP24677191A JPH0564292A JP H0564292 A JPH0564292 A JP H0564292A JP 24677191 A JP24677191 A JP 24677191A JP 24677191 A JP24677191 A JP 24677191A JP H0564292 A JPH0564292 A JP H0564292A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- feeding point
- acoustic lens
- circular
- small hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Air Humidification (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円板形超音波振動子の超音波放射面に音響レ
ンズが接合可能で、またその音響レンズを介して円形状
対称性のある超音波放射パターンを具現できる超音波振
動子を提供すること。 【構成】 円板形超音波振動子を使い、その中心に小さ
な貫通穴を設け、その上面穴付近にプラス側またはグラ
ンド側給電点を、その下面に金属板を接着し金属板の前
記穴位置に他方側給電点を、それぞれ設け、それぞれの
リード線は上面側におよばせる。
ンズが接合可能で、またその音響レンズを介して円形状
対称性のある超音波放射パターンを具現できる超音波振
動子を提供すること。 【構成】 円板形超音波振動子を使い、その中心に小さ
な貫通穴を設け、その上面穴付近にプラス側またはグラ
ンド側給電点を、その下面に金属板を接着し金属板の前
記穴位置に他方側給電点を、それぞれ設け、それぞれの
リード線は上面側におよばせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は超音波の分野で利用され
る。本発明は強力超音波発生のために使われる超音波振
動子に関し、詳しくは医療分野のハイパーサーミア装置
ないし加温装置に使われ、音響レンズと接合して用いら
れる円形状超音波振動子に関し、とくにその改良された
給電構造に関する。
る。本発明は強力超音波発生のために使われる超音波振
動子に関し、詳しくは医療分野のハイパーサーミア装置
ないし加温装置に使われ、音響レンズと接合して用いら
れる円形状超音波振動子に関し、とくにその改良された
給電構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来例は図３と図４とに例示されてい
る。図３のものによれば、円板形超音波振動子１０の上
面１２及び下面１４共に銀蒸着をそれぞれ周縁部を除い
た全面に施して、上面側でプラス側給電点を、また下面
側でグランド（ＧＮＤ）側給電点を、それぞれ設けてい
る。
る。図３のものによれば、円板形超音波振動子１０の上
面１２及び下面１４共に銀蒸着をそれぞれ周縁部を除い
た全面に施して、上面側でプラス側給電点を、また下面
側でグランド（ＧＮＤ）側給電点を、それぞれ設けてい
る。
【０００３】図４のものによれば、図３のものと同様に
円板形超音波振動子１０の上面１２及び下面１４共にそ
れぞれほとんどの全面に銀蒸着を施しており、しかしそ
の上面１２の周縁部に湾部を設け、これを下面より接続
させて折り返し電極部とし、ここにグランド（ＧＮＤ）
給電点を構成している点で違っている。
円板形超音波振動子１０の上面１２及び下面１４共にそ
れぞれほとんどの全面に銀蒸着を施しており、しかしそ
の上面１２の周縁部に湾部を設け、これを下面より接続
させて折り返し電極部とし、ここにグランド（ＧＮＤ）
給電点を構成している点で違っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来例の図３のもので
は、振動子からの超音波の放射面にも給電点（電極リー
ド線）があるので、音響レンズ等の接着ができない。
は、振動子からの超音波の放射面にも給電点（電極リー
ド線）があるので、音響レンズ等の接着ができない。
【０００５】また、図４のものでは、上記の問題は解消
されるが、折り返し電極部が振動子全体にとって非対称
性を生み出し、それが振動モードに悪影響をもたらす結
果となる。なお、実験において超音波の放射パターンが
折り返し電極部で乱れていることが確認されている。
されるが、折り返し電極部が振動子全体にとって非対称
性を生み出し、それが振動モードに悪影響をもたらす結
果となる。なお、実験において超音波の放射パターンが
折り返し電極部で乱れていることが確認されている。
【０００６】本発明の目的は、超音波の放射面に音響レ
ンズなどがなんの障害もなく接着可能で、またその音響
レンズを介して超音波の放射パターンが円形の対称性で
具現される、超音波振動子を提供することである。
ンズなどがなんの障害もなく接着可能で、またその音響
レンズを介して超音波の放射パターンが円形の対称性で
具現される、超音波振動子を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記した目的は、円板形
超音波振動子において、その中心に貫通孔を有し、その
上面孔付近にプラス側またはグランド側給電点を、その
下面に重合された金属板の前記貫通孔位置に他方側給電
点を、それぞれ設けることにより、達成される。
超音波振動子において、その中心に貫通孔を有し、その
上面孔付近にプラス側またはグランド側給電点を、その
下面に重合された金属板の前記貫通孔位置に他方側給電
点を、それぞれ設けることにより、達成される。
【０００８】
【作用】レンズ効果を考慮した超音波振動子は非常に高
額なものとなる。従って、コスト面においても円板形を
使うのは妥当である。そして、その円板形において上記
の問題を解決するために円形という対称性をくずさない
部位として、中心部又はその付近に給電点を設ける。
額なものとなる。従って、コスト面においても円板形を
使うのは妥当である。そして、その円板形において上記
の問題を解決するために円形という対称性をくずさない
部位として、中心部又はその付近に給電点を設ける。
【０００９】これにより、超音波振動子の超音波放射面
が解放され、音響レンズ等の接着が可能、かつ、円形と
いう対称性が維持され、放射パターンが乱れない。
が解放され、音響レンズ等の接着が可能、かつ、円形と
いう対称性が維持され、放射パターンが乱れない。
【００１０】
【実施例】本発明の好適な実施例は、図１と図２とに基
づいて説明される。図１はその１実施例を示した平面図
と正面断面図である。水晶、ＰＺＴ（ジルコン酸・チタ
ン酸鉛）などの円板形超音波振動子１０の中心に円形の
小穴１８を設ける。そのサイズとしては例えば超音波振
動子１０のサイズが直径１２０ｍｍならば、直径１０ｍ
ｍ以下が妥当である。なお、１２が上面、１４が下面、
２４が超音波放射面をそれぞれ示している。
づいて説明される。図１はその１実施例を示した平面図
と正面断面図である。水晶、ＰＺＴ（ジルコン酸・チタ
ン酸鉛）などの円板形超音波振動子１０の中心に円形の
小穴１８を設ける。そのサイズとしては例えば超音波振
動子１０のサイズが直径１２０ｍｍならば、直径１０ｍ
ｍ以下が妥当である。なお、１２が上面、１４が下面、
２４が超音波放射面をそれぞれ示している。
【００１１】超音波振動子１０のグランド側（Ｇ側）銀
電極部には薄い金属板１６（例えばコバール）が接合さ
れており、その中心にグランド側給電点２０ｂが設けて
ある。そのリード線２２ｂは小穴１８を通して反対側に
抜けている。
電極部には薄い金属板１６（例えばコバール）が接合さ
れており、その中心にグランド側給電点２０ｂが設けて
ある。そのリード線２２ｂは小穴１８を通して反対側に
抜けている。
【００１２】一方、プラス側（＋側）給電点２０ａは上
面銀電極上で小穴１８のごく近傍に設けてある。このよ
うな構成により、超音波振動子１０からの超音波放射パ
ターンは円形の対称性を有するものとして維持される。
なお、事実、実験において放射パターンが乱れないこと
が確認された。
面銀電極上で小穴１８のごく近傍に設けてある。このよ
うな構成により、超音波振動子１０からの超音波放射パ
ターンは円形の対称性を有するものとして維持される。
なお、事実、実験において放射パターンが乱れないこと
が確認された。
【００１３】図２は他の実施例を示した要部正面断面図
である。図示のように、プラス側（＋側）給電点２０ａ
をグランド側（Ｇ側）のものと同様に金属板１６’を介
して設け、超音波振動子１０の中心にくるように設定す
る。他の構成は図１のものと変わらない。
である。図示のように、プラス側（＋側）給電点２０ａ
をグランド側（Ｇ側）のものと同様に金属板１６’を介
して設け、超音波振動子１０の中心にくるように設定す
る。他の構成は図１のものと変わらない。
【００１４】
【効果】超音波振動子の超音波放射面が解放されるので
自由にその面が利用でき、音響レンズとの接着加工が容
易となり、また、この音響レンズを介して超音波振動子
からの超音波パターンの円形状対称性が維持されるの
で、放射パターンが乱れることがない。
自由にその面が利用でき、音響レンズとの接着加工が容
易となり、また、この音響レンズを介して超音波振動子
からの超音波パターンの円形状対称性が維持されるの
で、放射パターンが乱れることがない。
【００１５】
【図１】本発明の１実施例を示した平面図と概略正面断
面図。
面図。
【図２】他の実施例を示した要部正面断面図。
【図３】従来例を示した平面図と正面図とを含んだ給電
説明図。
説明図。
【図４】他の従来例を示した平面斜視図。
１０ 円板形超音波振動子 １２ 上面 １４ 下面 １６ 金属板 １８ 小穴 ２０ 給電点 ２２ リード線 ２４ 超音波放射面
Claims (1)
- 【請求項１】 円板形超音波振動子において、その中心
に貫通孔を有し、その上面孔付近にプラス側またはグラ
ンド側給電点を、その下面に重合された金属板の前記貫
通孔位置に他方側給電点を、それぞれ設けていることを
特徴とする、超音波振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3246771A JP2882119B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 医療用超音波振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3246771A JP2882119B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 医療用超音波振動子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564292A true JPH0564292A (ja) | 1993-03-12 |
| JP2882119B2 JP2882119B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=17153426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3246771A Expired - Lifetime JP2882119B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 医療用超音波振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2882119B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1127798A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-29 | S C:Kk | 超音波振動の発生方法 |
| JP2011047905A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 超音波振動子の設置方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60251798A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-12 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 超音波探触子用圧電振動子 |
| JPH02114800A (ja) * | 1988-10-25 | 1990-04-26 | Nec Corp | 圧電振動板 |
| JPH04203994A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波探触子 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3246771A patent/JP2882119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60251798A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-12 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 超音波探触子用圧電振動子 |
| JPH02114800A (ja) * | 1988-10-25 | 1990-04-26 | Nec Corp | 圧電振動板 |
| JPH04203994A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波探触子 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1127798A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-29 | S C:Kk | 超音波振動の発生方法 |
| JP2011047905A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 超音波振動子の設置方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2882119B2 (ja) | 1999-04-12 |
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